JPH077933U - 強化シート - Google Patents

強化シート

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Publication number
JPH077933U
JPH077933U JP4274993U JP4274993U JPH077933U JP H077933 U JPH077933 U JP H077933U JP 4274993 U JP4274993 U JP 4274993U JP 4274993 U JP4274993 U JP 4274993U JP H077933 U JPH077933 U JP H077933U
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JP
Japan
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paper
reinforced sheet
natural
woven fabric
sheet
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Pending
Application number
JP4274993U
Other languages
English (en)
Inventor
末信 道免
Original Assignee
株式会社明々道
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 障子紙等のように建築用の紙として使用でき
ることは当然として、更には印刷等も容易な強化シート
を提供する。 【構成】 天然紙11の両面に合成樹脂を原料とする薄
い不織布12、13を接合して強化シート10を構成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、不織布によって補強する強化シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
日本風の建築物においては、襖や障子が使用されているが、襖紙や障子紙は破 れ易く、壊れ易いという欠点がある。また、一般の天然紙においても、破れ易い 等の欠点がある。そこで、破れ難い不織布あるいは合成紙を用いて障子紙を構成 することが考えられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、単に障子紙として、不織布あるいは合成紙を使用した場合には 、色が同じであっても微視的に見ると繊維自体が円筒状であるので、光沢等が異 なり、違和感があるという問題点があった。 また、通常の不織布の場合には、天然紙等に比較して繊維の直径が大きく、更 に微小円筒状であるので、繊維密度が疎に成りやすく、結果として部分的に透け て見えるという欠点があった。 そして、不織布のみからなる紙の場合には、インクの接合性が悪く、特殊なイ ンクを使用する必要があるという問題点があった。 本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、障子紙等のように建築用の紙と して使用できることは当然として、更には印刷等も容易な強化シートを提供する ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の強化シートは、天然紙の両面に合成樹脂を原料 とする薄い不織布を接合して構成されている。 なお、以上において前記天然紙には日本紙を含み、その他のパルプ等を原料し て製造された紙も含む。
【0005】
【作用】
請求項1記載の強化シートは、天然紙の両面に合成樹脂を原料とする薄い不織 布を接合しているので、該強化シートを見た場合、表面の不織布が透けて内部の 紙が見え、結果として紙質に近い強化シートとなる。内側の紙は、天然紙を使用 しているので、透けて見えることがない。 そして、紙の両面には合成樹脂を原料とする薄い不織布が接合されているので 、強度が著しく向上し、更には水に対しても強い強化シートとなる。 また、印刷等を行うと、表面の薄い不織布を浸透して内側の紙にインクが染み るので、印刷性が向上する。 なお、表裏の不織布の色を変えることによって、表面から見た場合、裏面から 見た場合、更には透かして見た場合の色を変えることが可能となる。
【0006】
【実施例】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施例につき説明し 、本考案の理解に供する。 図1は、本考案の一実施例に係る強化シート10の部分断面を示すが、図に示 すように、天然紙の一例である日本紙11の両面に不織布12、13を接合して いる。
【0007】 前記不織布12、13としては、極めて薄く(0.1mm以内)比較的強度を 有する合成樹脂繊維が使用され白色、または赤、青、緑、黄あるいは橙色等に着 色されており、必要に応じて模様を印刷することも可能である。そして、前記接 着剤としては、ホットメルト接着剤が使用され、予め日本紙11、不織布12、 13及び接着剤フィルムをロール状に巻いて、連続的に重合、加熱して該強化シ ート10を製造するようになっている。 なお、前記接着剤を使用することなく、不織布の有する性質(例えば、熱可塑 性)を利用して、前記日本紙に熱溶着することも可能である。 以上の実施例において使用できる不織布としては、可塑性アセテート、ナイロ ン、ポリエステル、ビニロン、ポリプロピレン、ビスコースレーヨン等がある。 また、前記日本紙11は、通常の楮、三椏を原料とする日本紙からなって、そ の厚みは0.1mm以内であるが、更に厚くすることも可能である。
【0008】 この強化シート10の用途は、通常の障子紙は当然として、カーテン、壁紙、 印刷物、絵画用紙等に利用できる。更には、該強化シートを用いて包装用袋、あ るいは適当な吊り下げ紐を取付けて手提げ袋等を作ることも可能であり、十分な 強度を有し、折り畳めば極めて小さくなるので、携帯に便利である。
【0009】
【考案の効果】
請求項1記載の強化シートは、日本紙を含む天然紙の両面に薄い不織布を接合 しているので、中央の紙が補強される。 また、中央に天然紙が配置されているので、透けて見えることがなく、従って 、部屋の仕切り等としても使用できる。 そして、中央に天然紙が配置されているので、インクの滲みが良く、印刷性が 向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る強化シートの部分断面
図である。
【符号の説明】
10 強化シート 11 日本紙(天然紙) 12 不織布 13 不織布

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然紙の両面に合成樹脂を原料とする薄
    い不織布を接合したことを特徴とする強化シート。
JP4274993U 1993-07-07 1993-07-07 強化シート Pending JPH077933U (ja)

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JP4274993U JPH077933U (ja) 1993-07-07 1993-07-07 強化シート

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Family

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61500697A (ja) * 1983-12-15 1986-04-10 レ−ザ−パス・コ−ポレイション 電気回路
WO2004087411A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-14 Oji Paper Co., Ltd. 積層体、記録材料及びそれらの製造方法
CN100402276C (zh) * 2003-03-31 2008-07-16 王子制纸株式会社 层积体、记录材料及其制造方法
WO2011122625A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 大王製紙株式会社 吸収性物品の製造装置及び製造方法

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