JPH077921Y2 - 血圧計 - Google Patents

血圧計

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JPH077921Y2
JPH077921Y2 JP900193U JP900193U JPH077921Y2 JP H077921 Y2 JPH077921 Y2 JP H077921Y2 JP 900193 U JP900193 U JP 900193U JP 900193 U JP900193 U JP 900193U JP H077921 Y2 JPH077921 Y2 JP H077921Y2
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pressure
cylinder
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piston
air
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JP900193U
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JPH0568503U (ja
Inventor
康重 山岸
Original Assignee
コパル電子株式会社
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Publication date
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の考案は血圧計に関す
る。更に詳しくいえば血圧計の作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されている血圧計には手動
式と電動式との二種がある。以下添付図面を参照して、
その概要を説明する。図3において、ゴム球状32を圧
縮させて、空気を導管34を介して患者の着用する腕帯
36に送り、通常約180mmHg位まで空気圧を上げ、腕
帯36を介して血圧計着用者の腕の大動脈を強く圧迫す
る。圧力による圧迫が最高に達した時点(約180mmHg
〜200mmHg)で、ゴム球体32よりの空気の供給を停
止する。通常人体の腕の大動脈壁に対する最大圧力(心
臓収縮時)は120mmHg位であるから、この圧力よりも
高い圧力を設定することとなる。供給停止と同時に空気
は球体32の近傍の導管34に設けたにがし弁40より
排出される。にがし弁40よりの排気速度は予め設定さ
れており、通常2−5mmHg/秒になるように調整されて
いる。にがし弁40より空気が排出し、腕帯36の空気
圧が、腕大動脈における心臓収縮時の圧力(これを最高
血圧という)並びに心臓弛緩時の血圧(これを最低血圧
という)に相当する圧力に達した際に、前記最高血圧並
びに最低血圧はそれぞれ腕帯36とにがし弁40との間
の導管34に取り付けた圧力ケージ38によりアナログ
またはデジタル値として表示される。
【0003】図4は電動式血圧計の略線図である。シリ
ンダ42内を往復摺動自在のピストン44にその端部が
枢着されたピストンロッド46は、モータ48の回転用
クランク50に連結されてなり、スタートボタンを押圧
することによりモータ48は作動を開始し、その回転に
より、クランク50、ピストンロッド46を介して、ピ
ストン44はシリンダ42内を矢印の方向に往復摺動す
るので、空気は導管34を介して腕帯36に送り込まれ
る。腕帯に送りこまれる空気最高圧力が、予め設定され
た圧力(通常180mmHg)に達するまで、モータ48は
回転を継続し、クランク50、ピストンロッド46、ピ
ストン44を介して空気をシリンダ42、導管34を経
て腕帯36内に注入圧縮するように、モータ制御回路5
2により駆動制御がなされる。制御回路52は導管34
に、パイプ54によりシリンダ42と連結した圧力セン
サ56に接続される。モータ制御回路52には、モータ
48の駆動によりシリンダ42,導管34を経て腕帯3
6に設定すべき圧力、例えば180mmHg又は200mmHg
等に予め設定するための切替スイッチ53を装備してい
る。従ってモータ制御回路52は、モータ48の作動に
よりシリンダ42内に送りこまれ腕帯36に達する圧力
値が、切替スイッチ53で予め設定してある圧力に到達
するまでモータ48の作動を規制する。モータ48の回
転により、シリンダ42を経て腕帯36に送り込まれた
空気の圧力が予め切替スイッチ53により設定された数
値に達すると、モータ48の回転は停止してピストン4
4によるシリンダ42内への空気の送りこみを中止す
る。圧縮された高圧の空気は、予め排気速度(通常2−
5mmHg/秒)が設定されたにがし弁58より徐々に排出
される。次に図3の従来例について説明したと同様に、
腕帯36着用者の最高血圧、最低血圧が、圧力センサ5
6に接続され、圧力センサ56内に設けた圧力表示器6
0に表示される。尚符号62は、シリンダ42に連結し
た逆止弁でシリンダ42内への空気の流入を可能となし
又64は腕帯36よりのエアの逆流防止用の弁である。
【0004】
【考案の解決すべき課題】従来の手動式血圧計において
は、次のような問題点があった。 1.手動であるために血圧測定に時間がかかる。 2.加えた空気圧力が、図5に図示のように、階段状に
脈動しつつ急激に上昇する。 3.エアケージを見ながら加圧作業をしなければならな
い等の煩瑣性があり、従って正確な空気圧力の設定は困
難である。 更に手動式に代えて、電動式とした場合には、上記の問
題点1,3は解決できるけれども加えた空気圧力の脈動
上昇や正確な空気圧力の設定等は依然として解消できな
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は前記の課
題を解決すべくなされたもので、実施例に対応する図
1,図2を参照して、以下に説明する。モータの作動に
より、ピストン(4)をシリンダ(2)内で往復摺動
し、シリンダ(2)より腕帯(36)に供給する流体に
所定圧力を発生させ、流体がにがし弁(16)より排出
する際に腕帯(36)着用者の最高血圧、最低血圧を測
定するようになした血圧計において、シリンダ(2)内
をリニア方向にピストン(4)を往復摺動するリードス
クリュシャフト(8)とこのリードスクリュシャフト
(8)を駆動するステップモータ(24)とこのモータ
(24)のパルスをカウントすることにより、ステップ
モータ(24)の駆動を制御する手段を有する血圧計で
ある。
【0006】
【作用】本考案においては、新しい電動式血圧計の作動
装置を提供する。従来例のクランク50,ピストンロッ
ド46を具えたモータ46を使用せずして、端部にピス
トンを装着したリードスクリュシャフトをモータにより
作動させ、シリンダ内をリニア方向にピストンを往復摺
動せしめる手段を採用した。モータの駆動によりリード
スクリュシャフトは端部に設けたピストンと共にシリン
ダ内をリニア方向に摺動し、予め設定された圧力に到達
するまで血圧計内の圧力を上昇させる。前記圧力は従来
例のようにステップ状の変化をもたらすことなく、徐々
に上昇するので、空気圧力による血圧の最高値、最低値
の測定を正確且つ容易となした。
【0007】
【実施例】以下添付図面を参照して本考案の実施例を説
明する。図1においてモータ10の回転に応じて矢印方
向に移動するリードスクリュシャフト8の端部にピスト
ン4を装着する。ピストン4はリードスクリュシャフト
8の移動と共にシリンダ2内をリニア方向に往復摺動す
る。腕帯36は導管6によりシリンダ2と連結される。
16はシリンダ2に設けたにがし弁であり、通常徐々に
空気を排出するもので、その排気速度は約2−5mmHg/
秒に設定される。圧力センサ12はパイプ11によりシ
リンダ2に連結される。モータ制御回路14にはシリン
ダ4をへて腕帯36に供給する空気圧を所定値例えば1
80mmHg〜200mmHg等に設定するための圧力設定用ス
イッチ15を装備する。従ってモータ制御回路14は、
モータ10を駆動させリードスクリュシャフト8、ピス
トン4を介して、シリンダ4より腕帯36に供給する空
気圧を予め設定した所定圧力に達するまでモータ10を
駆動せしめるように、その回転を制御する。符号18は
圧力センサ12に接続した圧力表示器である。モータ1
0が回転してリードスクリュシャフト8を矢印方向にピ
ストン4と共に移動し、ピストン4はシリンダ2内を往
復摺動し、空気を導管34を介して腕帯36に送りこ
み、送りこまれた空気圧が予め設定した圧力に到達した
際モータ制御回路14によりモータ10は回転を中止
し、空気の送りこみを停止する。上記のように所定圧力
に設定された空気は、にがし弁16より所定の排出速度
で徐々に排出される。この際、従来例で説明したと同一
原理により、腕帯36着用者の最高血圧、最低血圧が圧
力センサ12に接続した圧力表示器18に表示される。
リードスクリュシャフト8、ピストン4のリニア方向の
移動によりシリンダ2をへて腕帯36に供給される空気
圧力の上昇カーブは図6に図示のように徐々に上昇し、
従来のようなステップ状の状態を示さない。
【0008】図2はリードスクリュシャフト8をリニア
方向に移動させるために、ステップモータ24を採用し
た血圧計の略線図である。ステップモータ24は、所定
圧力を達成するのに必要とするステップモータ24の回
転数に対応したパルスのカウントを可能となしたモータ
制御回路26により制御されることにより、所定の設定
圧力に達するまでのその回転を継続する。前述のパルス
の設定は、ステップモータ24の定格回転数,1回転の
ステップ数,リードスクリュシャフト8の回転による移
動ピッチ,シリンダ2の内径,シリンダの移動距離に依
存する1秒間のエア吐出量等を考慮に入れて、所定圧力
を達成するために必要なステップモータの回転数を決定
し、この回転数に1回転で必要とするパルスを乗じて得
られる。ステップモータ24は勿論正逆回転可能であ
り、リードスクリュシャフト8をピストン4と共にシリ
ンダ2内を往復摺動せしめる。予め設定されたパルス数
は、モータ制御回路26においてカウントされ、その設
定数に達するまでステップモータ24はその回転を継続
し、所定の圧力設定が完了することによりその回転を停
止する。勿論所定の圧力の設定はモータ制御回路26の
圧力設定切替スイッチ27により行われる。この構成に
おいては、ステップモータ24のパルスをカウントする
ことを可能としたモータ制御回路26によりステップモ
ータ24の回転制御を行い、リードスクリュシャフト8
は円滑にリニア方向にピストン4を伴ってシリンダ2内
を往復摺動をなし、極めて容易に且つ自動的に正確な所
定空気圧をシリンダ2や腕帯36内に設定することがで
きる。所定圧力に設定された後、にがし弁16より空気
が排出する際には、既に説明した原理と同様に、最高血
圧、最低血圧は、シリンダ2とパイプ20を介して連結
されている圧力センサ22に接続するようにセンサに設
けられた圧力表示器23によって表示される。設定圧力
の発生状況は既に図6において説明したとおり徐々に上
昇する。又ステップモータ24は、その回転パルスをカ
ウントする制御回路26によりコントロールされるので
正確な圧力設定を可能とする。
【0009】
【効果】本考案においては、リニア方向へのピストンの
駆動によりシリンダより腕帯へ供給する空気に所定の圧
力を発生させる構成であるから、圧力の発生状態は徐々
に、非段階状に行われると共に予め設定した圧力の目標
値に達するまでの装置の作動は容易に正確に行うことが
できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るピストン駆動装置を装備した血圧
計の略線図。
【図2】ピストン駆動装置の一部にステップモータを採
用した別の実施例の略線図。
【図3】従来例のピストン駆動装置を具えた血圧計の略
線図。
【図4】従来例のピストン駆動装置を具えた血圧計の略
線図。
【図5】従来例の装置による空気圧力発生状態図。
【図6】本考案の装置による空気圧力発生状態図。
【符号の説明】
2 シリンダ 4 ピストン 6 導管 8 リードスクリュシャフト 10 モータ 12 圧力センサ 14 モータ制御回路 15 圧力設定切替スイッチ 16 にがし弁 18 圧力表示器 22 圧力センサ 23 圧力表示器 24 ステップモータ 26 モータ制御回路 27 圧力設定切替スイッチ 36 腕帯

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの作動により、ピストンをシリン
    ダ内で往復摺動し、シリンダより腕帯に供給する流体に
    所定圧力を発生させ、流体がにがし弁より排出する際に
    腕帯着用者の最高血圧、最低血圧を測定するようになし
    た血圧計において、シリンダ内をリニア方向にピストン
    を往復摺動するリードスクリュシャフトとこのリードス
    クリュシャフトを駆動するステップモータとこのモータ
    のパルスをカウントすることにより、ステップモータの
    駆動を制御する手段を有する血圧計。
JP900193U 1993-02-09 1993-02-09 血圧計 Expired - Lifetime JPH077921Y2 (ja)

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JP900193U JPH077921Y2 (ja) 1993-02-09 1993-02-09 血圧計

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JP900193U JPH077921Y2 (ja) 1993-02-09 1993-02-09 血圧計

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Publication Number Publication Date
JPH0568503U JPH0568503U (ja) 1993-09-17
JPH077921Y2 true JPH077921Y2 (ja) 1995-03-01

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ID=11708441

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JP900193U Expired - Lifetime JPH077921Y2 (ja) 1993-02-09 1993-02-09 血圧計

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WO2003085263A1 (fr) * 2002-04-08 2003-10-16 Kmc Ltd. Pompe a piston

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