JPH077921U - 中空体閉塞側成形用金型 - Google Patents

中空体閉塞側成形用金型

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JPH077921U
JPH077921U JP3903193U JP3903193U JPH077921U JP H077921 U JPH077921 U JP H077921U JP 3903193 U JP3903193 U JP 3903193U JP 3903193 U JP3903193 U JP 3903193U JP H077921 U JPH077921 U JP H077921U
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hollow
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王明 山本
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関西チューブ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中空体成形後、金型より抜き取りの際に、中
空部に空気を供給して真空つぶれを防止する金型スリー
ブの自重による動作を抑制する構造を提供すること。 【構成】 スリーブの自重による動作をマグネットによ
り抑制。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、チューブ状容器など一端が開放され、他端が閉塞される中空体の閉 塞側の成形用金型の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一方端が開放されて、他端側がキャップ用の口部を含んだ肩部を有するラミネ ートチューブなどの中空体の成形法は公知である。たとえば特公昭64−785 0号公報に開示された方法が広く知られている。 この方法では回転テーブル上を8つの作業ステーションに区分し、順次各ステ ーションを通過しながら、チューブ本体に肩部を成形し、さらにそのねじ付き口 部にキャップを取付け、最後にマンドレルとその端部の雄型(公報ではポンチ) から製品を抜き取るまでの工程が説明されている。
【0003】 まず、チューブ本体が肩部成形用金型(ポンチ)を先端に配設した水平に位置 するマンドレルに装着される(ステーション1)。次に肩部成形用樹脂材料が押 出し機から回転テーブル上に設置されている雌型内に挿入される(ステーション 2)。ステーション3ではチューブ本体が装着されたマンドレルが水平位置から 回動して垂直に移動し、雌型内の樹脂を圧縮して肩部(チューブヘッド)を成形 する。ステーション4〜6で冷却されマンドレルは再び垂直位置から水平位置に 復帰する。そしてステーション7では成形された肩部のねじ付口部にキャップを 取付け、最後のステーション8で完成されたチューブをマンドレルから抜き取る というものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ここで一つの問題がある。すなわち、チューブ本体に肩部が成形され、かつキ ャップが取付けられた後、その完成チューブがマンドレルから取外されるとき、 その取外しがす早く行なわれるためマンドレルから取外されたチューブ本体部分 の内部が減圧状態となり、チューブの壁が薄いこともあって変形を受け易く、あ るいは崩壊することもある(図2)。
【0005】 この問題の解決のため、マンドレル端部に配設される金型を図3に示すように 中心部の固定部1とその周囲部のスリーブ2から構成し、該スリーブを固定部に 対して若干前後動可能に構成することが考えられる。完成チューブ3をマンドレ ルより抜き取る際に該スリーブはそのチューブの動きに伴い固定部の前方に動き 、その際抜き取られつつあるチューブの中空部内に空気を供給して減圧を補填し 、抜き取り作業を円滑にし、チューブの変形を防止することができる。
【0006】 しかしながら、この手段にも問題がある。それは肩部成形時、マンドレルは水 平位置から回動して垂直位置をとるがそのときスリーブがその自重により正常位 置から固定部の前方向に下がった状態で肩部の成形が行なわれるおそれがあるこ とである。該スリーブは正常な状態ではマンドレルに装着されたチューブ本体3 a内面により後退した正常位置に保持されている。そしてその状態のまま垂直位 置に回動し、肩部成形のため樹脂材料が充填されているダイ(雌型)内に下降す るのであるが、しかし、実際のチューブ本体はその内径が必ずしも設計どおりの 一定値になくばらつきがあり、内径が大きい場合にはこの垂直状態にあるとき、 スリーブが図4aに示す正常位置からその自重により前方位置に下がり、その状 態で肩部が成形されることになる。この場合には図4bに示すようにスリーブ内 の空気の供給部に樹脂が入り込み成形不良を発生させたり、スリーブとマンドレ ルの間に樹脂がつまりスリーブが動作しなくなってしまい、前述のように完成チ ューブ抜き取りの際にトラブルを発生する。また肩部のガスバリヤー性を高める ためにこの部分にガス不透過性のメンブラン4を装着する場合には図5aに示す ように金型固定部にメンブランをはめ込みその弾性力で固定した上で肩部の樹脂 成形が行われる。このときスリーブが正常位置から下がるとそれにつれて上記の ように弱く位置決めされていたメンブランが金型から脱落してしまうといったこ とも生じる(図5b)。
【0007】 本考案はこうした実情の下に、ラミネートチューブなどチューブ状容器のよう に一方端が開放され、他端が閉塞される中空体形状の該閉塞側の成形用金型であ って、中空部を支持するマンドレルの先端部に配設される金型において成形後中 空体を抜き取る際に該中空部に空気を供給してその変形、崩壊を防止するスリー ブがこうした本来の作用を安定して発揮できるように、スリーブが垂直位置にあ るときその自重により動くことのないように改良された構造を提供することを目 的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、鋭意検討した結果、スリーブの自重による動きを磁力により抑制 することが上記課題解決のために有効であることを知見し、本考案を完成するに 至った。 すなわち、本考案は、一方端が開放され、他端が閉塞される中空体の該閉塞側 の成形用金型であって、前記中空体の中空部を支持するマンドレルの端部に配設 され、かつマンドレルに中空部を支持した水平位置から垂直位置に回動して閉塞 側を成形する金型において、該金型が金型固定部とその周囲部を形成する固定部 に対して前後に摺動可能なスリーブとから構成され、かつ該スリーブが前記垂直 位置にあるときその自重による動作をマグネットにより抑制されることを特徴と する中空体閉塞側成形用金型を要旨とするものである。
【0009】 本考案にかかる成形用金型は、一方端が開放され、他端が閉塞される中空体の 閉塞側を成形するものであり、中央の固定部とその周囲部を構成するスリーブか らなっており、中空部を支持するマンドレルの先端部に配設される。 そして、そのスリーブは、固定部に対して前後に摺動可能とされ、閉塞側を成 形後中空体をマンドレルから取外すとき、その動きにつれて金型固定部の前方に 摺動し、マンドレルに設けた空気供給溝からスリーブ内部を経て空気を中空部に 補填し、中空部が減圧となって変形、崩壊するのを防止する。
【0010】 成形後の中空体をマンドレルから抜き取った後、再び中空体がマンドレルに装 着され、それにつれてスリーブは中空体の内面に接触しながら元の位置に復帰す る。そしてマンドレルが水平位置から垂直位置へ回転し、所定の閉塞側の成形工 程に移行した際にも、スリーブは前記正常位置に中空体の内面により保持される 。このとき、中空体の内径が大きいとその内面がスリーブを保持できず、スリー ブの自重により正常位置より下がった位置に移動しようとする。本考案は、この スリーブの自重による位置ずれをマグネットを利用して防止するものである。
【0011】
【実施例】
以下に図面に基づき本考案の実施例を説明する。図1は、本考案をラミネート チューブの肩部(チューブ ヘッドピース)成形用金型に適用した場合の実施例 を示すもので、該金型の一部断面説明図である。図1中、1は金型固定部、2は スリーブ、5はラミネートチューブを支持するマンドレル、6は空気供給溝、7 はマグネットである。
【0012】 図1はスリーブが固定部に対して前進した状態を示している。これは、完成チ ューブを抜き取る際、チューブの動作につれてスリーブがマグネット6の磁力に 抗して前方へ移動した状態である。このとき図1に矢印にて示すように減圧状態 となる抜き取られた中空部に向って、マンドレルに設けた空気供給溝5より空気 がスリーブと固定部の間のすきまから供給され、チューブの変形、崩壊が防止で きる。 そして、スリーブは、次の成形サイクルにおいて肩部未成形チューブ本体が装 着されるとき、マンドレル側に押されてマグネットに引きつけられ復帰する。
【0013】 次いでマンドレルに装着されたチューブに肩部を成形する工程に移り、このと きマンドレルは垂直状態とされるが、スリーブはその自重に抗してマグネットに よりその正常位置に確実に保持される。したがって、装着されたチューブの内径 が大きい場合であってもスリーブは位置ずれを生じることはない。 スリーブを保持する手段としてはマグネットの他に、スプリングなども考えら れる。しかしスプリングでは常時正常位置に復帰させようとする力がスリーブに かかることになり、成形後中空体を抜き取る際に中空部の減圧を補填するに十分 な空気を供給する前にスリーブが正常位置に復帰してしまうことがあり、所定の 作用を確実に果すことができない。
【0014】 この実施例ではマグネットをリング7として設けたが、別の態様としてマンド レル端部をマグネットで構成するもの、あるいはスリーブ又はマンドレル端部に 小さなマグネットを埋め込んだ構成とすることもできる。 以上本考案をラミネートチューブの成形を実例として説明したが、本考案の技 術思想はもちろんこれに制限されるものではなく、単層構成のチューブ状容器は もとより一方が開放され、他方が閉塞される中空体形状の該閉塞側を成形するも のであって、成形後型より抜き取る際に上記に説明したような中空部の減圧によ る変形、崩壊が問題となるすべての成形に適用できることは容易に理解できるで あろう。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、一方端を閉塞した中空体を成形後金型 より抜き取る際、減圧となる中空部に空気を供給するスリーブは、成形品抜き取 り時は確実に前方に動き所定の作用をなし、そして金型が垂直状態にあるときは マグネットにより位置ずれを生ずることなく正常位置に安定して保持される。し たがって、スリーブは常に正常位置にて閉塞部を成形することができるので、成 形不良を起こすこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案成形用金型の実施例を示す部分断面説明
図。
【図2】スリーブが動かない場合に、チューブ内が減圧
となり変形、崩壊する状態の説明図。
【図3】スリーブが動作してチューブ内に空気が供給さ
れて減圧状態を解消して正常な抜き取りが行なわれる状
態の説明図。
【図4】金型が垂直状態で雌型に挿入されたとき、スリ
ーブが正常位置(a)、及び自重により位置ずれを起し
て下がった位置(b)にある場合の説明図。
【図5】メンブランを金型固定部に装着した場合で、
(a)は正常、(b)はスリーブが下がってメンブラン
が脱落する状態の説明図。
【符号の説明】
1 金型固定部 2 スリーブ 3 チューブ 3a チューブ本体 4 メンブラン 5 マンドレル 6 空気供給溝 7 マグネット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方端が開放され、他端が閉塞される中
    空体の該閉塞側の成形用金型であって、前記中空体の中
    空部を支持するマンドレルの端部に配設され、かつマン
    ドレルに該中空体の中空部を支持した水平位置から垂直
    位置に回動して閉塞側を成形する金型において、該金型
    が金型固定部とその周囲部を形成する固定部に対して前
    後に摺動可能なスリーブとから構成され、かつ該スリー
    ブが前記垂直位置にあるときその自重による動作をマグ
    ネットにより抑制されることを特徴とする中空体閉塞側
    成形用金型。
  2. 【請求項2】 中空体がチューブ状容器である請求項1
    記載の中空体閉塞側成形用金型。
JP1993039031U 1993-07-16 1993-07-16 中空体閉塞側成形用金型 Expired - Lifetime JP2596262Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JPH077921U true JPH077921U (ja) 1995-02-03
JP2596262Y2 JP2596262Y2 (ja) 1999-06-07

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50117777U (ja) * 1974-03-07 1975-09-26
JPS50124268U (ja) * 1974-03-25 1975-10-11
WO2007043198A1 (ja) * 2005-10-12 2007-04-19 Kansai Tube Co., Ltd. 閉鎖型チューブの頭部形成方法、閉鎖型チューブの製造方法及び閉鎖型チューブ容器

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