JPH0779147A - 光siサイリスタ駆動回路及びその保護回路 - Google Patents

光siサイリスタ駆動回路及びその保護回路

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JPH0779147A
JPH0779147A JP13025694A JP13025694A JPH0779147A JP H0779147 A JPH0779147 A JP H0779147A JP 13025694 A JP13025694 A JP 13025694A JP 13025694 A JP13025694 A JP 13025694A JP H0779147 A JPH0779147 A JP H0779147A
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optical
thyristor
drive circuit
gate
transistor
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JP13025694A
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Akira Baba
晃 馬場
Kazuo Sugimura
一男 杉村
Satoshi Miwa
智 三輪
Keizo Yamamoto
慶三 山本
Masayuki Saito
雅之 斎藤
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/08Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage
    • H03K17/082Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit
    • H03K17/0824Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit in thyristor switches
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/78Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used using opto-electronic devices, i.e. light-emitting and photoelectric devices electrically- or optically-coupled
    • H03K17/79Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used using opto-electronic devices, i.e. light-emitting and photoelectric devices electrically- or optically-coupled controlling bipolar semiconductor switches with more than two PN-junctions, or more than three electrodes, or more than one electrode connected to the same conductivity region

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光リレーとして良好なスイッチング特性を有
する光SIサイリスタ駆動回路を提供するとともに、熱
暴走による素子破壊から保護する保護回路を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 ゲートとカソード間に抵抗R1 が接続された
光SIサイリスタ1と、そのゲートにドレインを接続し
たMOSトランジスタ2と、MOSトランジスタ2のゲ
ート・ソース間に接続された抵抗R2 と、抵抗R2 に並
列に接続されたフォト・ダイオードD1 乃至Dn とから
なり、光SIサイリスタ1のカソードとMOSトランジ
スタ2のソースとが共通接続されて接地され、フォト・
ダイオードD1 乃至Dn に照射されるクエンチ光LQに
よって、光SIサイリスタ1をターン・オフするように
なされたSIサイリスタ駆動回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光SI(静電誘導)サ
イリスタ駆動回路及びその保護回路に関するものであ
り、詳細に説明すると、高耐圧特性を有し、大電流を開
閉し得る光リレーとして用いられ得る光SIサイリスタ
駆動回路に係り、且つ、光SIサイリスタのターン・オ
ン電流が過剰に流れた際に、光SIサイリスタが熱破壊
されるのを防護する保護回路に係るものである。更に、
光SIサイリスタのスイッチング特性の改善や負のバイ
アス電圧を必要としない光SIサイリスタ駆動回路に係
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、光SIサイリスタは、高耐圧特
性を有し、大電流を開閉し得ることから、光リレーとし
て用いられている。図15は、従来の光SIサイリスタ
駆動回路の一例を示しており、1a,1bは光SIサイ
リスタである。光SIサイリスタ1a,1bのゲートと
カソード間にそれぞれ抵抗Ra,Rbが接続され、光S
Iサイリスタ1aのアノードは、負荷3に接続されて電
圧源E1 に接続され、そのカソードは接地されている。
光SIサイリスタ1aのゲートは光SIサイリスタ1b
のアノードに接続され、光SIサイリスタ1bのカソー
ドは負電圧源E2 に接続されている。光SIサイリスタ
1aは、トリガ光LTが入射されるとターン・オンし、
光SIサイリスタ1bはクエンチ光LQが入射されると
ターン・オンして、光SIサイリスタ1aのゲートに蓄
積された電荷が引き抜かれ、光SIサイリスタ1aはタ
ーン・オフする。
【0003】図16は、光SIサイリスタ駆動回路の他
の例を示しており、この駆動回路は、光SIサイリスタ
1aのゲートと光SIサイリスタ1bのアノード間に電
解コンデンサCが接続され、光SIサイリスタ1a,1
bのカソードは共通接続されて接地されている。光SI
サイリスタ1bのアノードは、ダーリントン接続された
光SIサイリスタ5a,5bの共通接続されたカソード
に接続されている。光SIサイリスタ5aのアノードと
光SIサイリスタ5bのゲート間に抵抗Rcが接続され
ている。光SIサイリスタ1aのアノードと電圧源E1
間に負荷3が接続され、光SIサイリスタ5aのアノー
ドと抵抗Rcとの接続点は電圧源E3 に接続されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、図15
の光SIサイリスタ駆動回路では、正負の電圧源を設け
る必要があり、駆動回路が複雑になる欠点がある。この
欠点を解消する為に、図16の光SIサイリスタ駆動回
路では、この負電圧源に置き換えて電解コンデンサCを
用いて負のバイアス電圧を発生させて、そのバイアス電
圧を光SIサイリスタ1aのゲートに印加してターン・
オフさせている。しかしながら、電解コンデンサCは外
付けにしなければならないので、部品数が増加するとと
もに、ダーリントン接続された光SIサイリスタに印加
する正の電圧源E3 を必要とするので、改善の余地があ
る。
【0005】又、光SIサイリスタを光リレーとして用
いるには、良好なスイッチング特性が要求されている。
しかしながら、これらの光SIサイリスタ駆動回路は、
ターン・オンする際にはゲートに電荷を蓄積する必要が
あり、又、ターン・オフする際には、ゲートに蓄積され
た電荷を引き抜いている。従って、図15のように光S
Iサイリスタを二段で構成してスイッチングさせること
は、光SIサイリスタ1aのスイッチング動作を遅延さ
せる要因となっている。更に、光SIサイリスタは、タ
ーン・オン電流が素子の定格以上の過電流が流れた場合
に発生熱によって、素子が破壊されるおそれがあり、過
剰電流による保護回路を必要とする。
【0006】本発明は、上述のような欠点に鑑みなされ
たものであり、光リレーとして良好なスイッチング特性
を有する光SIサイリスタ駆動回路を提供するととも
に、熱暴走による素子破壊から保護する保護回路を提供
することを目的とするものである。更に、本発明は、外
付けの負のバイアス電圧源を必要としない光SIサイリ
スタ駆動回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
なされたものであり、本発明の光SIサイリスタ駆動回
路(請求項1)は、光SIサイリスタと、光起電力素子
からの光電流による電圧によってバイアスされ、前記光
SIサイリスタのゲートに蓄積された電荷を引き抜くM
OSトランジスタとを備えることを特徴とするものであ
る。又、本発明の光SIサイリスタ駆動回路(請求項
2)は、光SIサイリスタと、前記光SIサイリスタの
ゲート・カソード間に接続されたMOSトランジスタ
と、前記MOSトランジスタのゲート・ソース間に接続
された抵抗と、光起電力素子と、前記光起電力素子から
の光電流が充電されるコンデンサと、前記光起電力素子
からの光電流と前記コンデンサの充電電流を前記抵抗に
供給するフォト・カップラーとからなることを特徴とす
るものである。又、請求項3に於いて、前記光SIサイ
リスタのゲートと前記MOSトランジスタのドレイン間
又は前記光SIサイリスタのカソードと前記MOSトラ
ンジスタのソース間に、インダクターを具備することを
特徴とする光SIサイリスタ駆動回路である。
【0008】又、本発明に係る光SIサイリスタ駆動回
路の保護回路(請求項4)は、前記光SIサイリスタ駆
動回路が光SIサイリスタと、光起電力素子からの光電
流による電圧によってバイアスされ、前記光SIサイリ
スタのゲートに蓄積された電荷を引き抜くMOSトラン
ジスタとからなり、その保護回路が前記光SIサイリス
タのアノードとカソード間に接続されたスナバ回路と、
前記スナバ回路からの出力によって前記光起電力素子に
光を照射する発光素子とを備え、前記発光素子の発光に
基づいて前記光SIサイリスタを制御することを特徴と
するものである。
【0009】又、本発明に係る光SIサイリスタ駆動回
路(請求項5)は、光SIサイリスタと、光起電力素子
と、前記光起電力素子からの光電流によって電圧を発生
する少なくとも二つの抵抗からなる直列抵抗と、前記直
列抵抗の端子間電圧によってバイアスされて前記光SI
サイリスタのゲートに蓄積された電荷を引き抜くMOS
トランジスタと、前記MOSトランジスタのドレインと
前記抵抗の接続点間に接続されたダイオードとを備える
ことを特徴とするものである。又、本発明に係る光SI
サイリスタ駆動回路(請求項6)は、光SIサイリスタ
のゲート・カソードにノーマリ・オン型のSIトランジ
スタのドレイン・ソースが夫々接続され、前記SIトラ
ンジスタのドレイン・ソース間の抵抗値を高抵抗とし、
前記光SIサイリスタにトリガ光を照射してターン・オ
ン状態とするとともに、前記SIトランジスタのドレイ
ン・ソース間の抵抗値を低抵抗として前記光SIサイリ
スタをターン・オフ状態とすることを特徴とするもので
ある。
【0010】又、本発明に係る光SIサイリスタ駆動回
路(請求項7)は、光SIサイリスタのゲートにノーマ
リ・オン型のSIトランジスタのアノードが接続され、
前記SIトランジスタのゲートとカソードに光起電力素
子のカソードとアノードが夫々接続され、且つ、前記光
起電力素子に並列に抵抗が接続されてなることを特徴と
するものである。又、前記光SIサイリスタ駆動回路
(請求項8)が、前記光SIサイリスタのゲートと前記
SIトランジスタのドレイン間又は前記光SIサイリス
タのカソードと前記SIトランジスタのソース間に、イ
ンダクターを具備することを特徴とするものである。
又、前記光SIサイリスタ駆動回路(請求項9)が、前
記光起電力素子がフォト・ダイオードの直列回路による
ことを特徴とするものである。又、前記光SIサイリス
タ駆動回路の保護回路(請求項10)に於いて、前記光
SIサイリスタのアノード・カソード間に、スナバ回路
を設け、前記スナバ回路からの出力によって前記光起電
力素子に光を照射して光電流に基づいて電圧発生手段を
備え、前記電圧発生手段によって前記SIトランジスタ
のドレイン・ソース間の抵抗値を低抵抗とし前記て光S
Iサイリスタを制御することを特徴とするものである。
【0011】
【作用】上記の手段により、本発明に係る光SIサイリ
スタ駆動回路(請求項1)は、光SIサイリスタを一段
とし、光SIサイリスタのゲートに蓄積された電荷を、
光起電力素子による光起電力によってバイアスされたM
OSトランジスタを介して強制的に引き抜いて、ターン
・オフさせるようにしたものであり、従来必要としてい
た光SIサイリスタの負の電圧源を用いる必要がなくな
るとともに、光SIサイリスタのスイッチング特性が改
善される。更に、本発明に係る光SIサイリスタ駆動回
路(請求項2)は、光起電力発生素子に並列に接続され
たコンデンサを光電流で充電し、光SIサイリスタのタ
ーン・オフ時にコンデンサの充電電圧をバイアス電圧と
して瞬時にMOSトランジスタのゲートに印加して光S
Iサイリスタをターン・オフすることによって、スイッ
チング特性を改善している。又、本発明に係る光SIサ
イリスタ駆動回路(請求項3)は、光SIサイリスタの
ゲートとMOSトランジスタのドレイン間又は光SIサ
イリスタのカソードとMOSトランジスタのソース間に
インダクターを備えることにより、ターン・オフ後にイ
ンダクターに発生する逆起電力によって負の電圧を光S
Iサイリスタのゲートに印加してターン・オフ動作を安
定させるものであり、光SIサイリスタのスイッチング
特性が改善される。又、本発明に係る光SIサイリスタ
駆動回路(請求項4)は、光SIサイリスタのアノード
・カソード間にスナバ回路を設け、スナバ回路に所定の
電流以上の電流が流れた場合に、MOSトランジスタの
バイアス回路をクエンチ光によって制御し、光SIサイ
リスタをターン・オフするようにしたものである。
【0012】又、本発明の光SIサイリスタ駆動回路
(請求項5)は、光SIサイリスタに蓄積された電荷を
引き抜くMOSトランジスタの実質的にドレインとゲー
ト間電圧差によって、MOSトランジスタのゲートに蓄
積された電荷を引き抜くようにしてスイッチング特性を
高速化したものである。又、本発明の光SIサイリスタ
駆動回路(請求項6)は、光SIサイリスタのスイッチ
ングに際してノーマリ・オン型のSIトランジスタを用
いることによって、光SIサイリスタのゲート・カソー
ド間の抵抗値を制御することによって光SIサイリスタ
のターン・オン及びターン・オフを制御するものであ
る。又、本発明の光SIサイリスタ駆動回路(請求項
7)は、光SIサイリスタのゲートにノーマリ・オン型
のSIトランジスタのドレインが接続され、前記SIト
ランジスタのゲートとソースに光起電力素子のアノード
とカソードが夫々接続され、且つ、前記光起電力素子に
並列に抵抗が接続されており、前記SIトランジスタの
ゲートに負のバイアスを与えて前記SIトランジスタの
ドレイン・ソース間抵抗を変えることにより、光SIサ
イリスタをスイッチングするものである。
【0013】又、本発明の光SIサイリスタ駆動回路
(請求項8)は、光SIサイリスタのゲートと前記SI
トランジスタのドレイン間又は前記光SIサイリスタの
カソードと前記SIトランジスタのソース間に、インダ
クターを具備することにより、一層スイッチング動作を
安定化するものである。又、本発明の光SIサイリスタ
駆動回路(請求項9)は、前記光起電力素子がフォト・
ダイオードの直列回路によるものであり、光SIサイリ
スタが形成された半導体装置に組み込みが容易である。
又、本発明の光SIサイリスタ駆動回路の保護回路(請
求項10)は、前記光SIサイリスタのアノード・カソ
ード間に、スナバ回路を設け、前記スナバ回路から得ら
れる電流に基づいて、前記光起電力素子に光を照射し
て、前記SIトランジスタのドレイン・ソース間の抵抗
値を変えて光SIサイリスタを制御することにより、光
SIサイリスタの破壊を防止するものである。保護回路
である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の光SIサイリスタ駆動回路の
実施例について、図面を参照して説明する。図1は、本
発明の光SIサイリスタ駆動回路の一実施例を示す回路
図であり、1は光SIサイリスタ、2は電界効果形トラ
ンジスタ等のMOSトランジスタ、3は負荷である。光
SIサイリスタ1のアノードは、負荷3に接続されて電
圧源E0 に接続され、その負電極とそのカソードは接地
されている。光SIサイリスタ1のゲートとカソード間
には、抵抗R1 が接続され、そのゲートにMOSトラン
ジスタ2のドレインが接続されている。MOSトランジ
スタ2のゲートとソース間には、抵抗R2 が接続され、
抵抗R2 に並列に直列接続されたフォト・ダイオードD
1 〜Dn (光起電力素子)が接続されている。MOSト
ランジスタ2のソースは接地されている。
【0015】次に、図1の光SIサイリスタ駆動回路の
動作について、図2の波形図を参照して説明する。この
波形図は、アノード電圧が100Vであり、アノード電
流が20Aの時の波形図である。図2(a)は、光SI
サイリスタ1のアノード電圧の波形を示している。図2
(b)は、光SIサイリスタ1をターン・オフさせる為
のパルス状のクエンチ光LQの発光タイミングを示し、
図2(c)は、光SIサイリスタ1をターン・オンさせ
る為のパルス状のトリガ光LTの発光タイミングを示し
ている。
【0016】光SIサイリスタ1は、時刻t1 でトリガ
光LTが照射されると、そのゲートに電荷の蓄積が開始
され、所定のターン・オン遅延時間tdon が経過した
後、ターン・オンする。時刻t2 でクエンチ光LQをフ
ォト・ダイオードD1 〜Dn (例えば、10個のフォト
・ダイオード)に照射すると、光電流i0 が抵抗R2
流れ込み、抵抗R2 に端子間電圧が約3.9V程度の光
起電圧が発生する。この光起電圧によってMOSトラン
ジスタ2はバイアスされてオンとなる。光SIサイリス
タ1のゲート電圧は約0.6Vであり、光SIサイリス
タ1のゲートに蓄積された電荷は、MOSトランジスタ
2を介して引き抜きを開始し、所定のターン・オフ遅延
時間tdoffが経過した後に、時刻t3 で光SIサイリス
タ1はターン・オフする。
【0017】因に、実施例の光SIサイリスタ駆動回路
のスイッチング特性について、トリガ光LTを発光する
発光ダイオードに流されるLED電流を一定(約250
mA)とし、クエンチ光LQを発光する発光ダイオード
に流されるLED電流( IL)の電流値に対するスイッ
チング特性として表に示す。
【0018】
【表1】
【0019】上記の表から明らかなように、ターン・オ
ン遅延時間(tdon )及びターン・オン立ち上がり時間
(tr )はLED電流IL の電流値には変化がないが、
ターン・オフ遅延時間(tdoff)とターン・オフ立ち下
がり時間(toff )はLED電流IL の電流値が大きく
なるにつれて短縮されている。しかし、表から明らかな
ように、LED電流IL が25mAであっても、光SIサ
イリスタを光リレーとして用いたとしても、何ら支障の
ないスイッチング特性を示している。
【0020】図3は、本発明の光SIサイリスタ駆動回
路の他の実施例を示す回路図であり、図1の実施例と
は、MOSトランジスタ2のバイアス回路が異なるのみ
であり、他の回路構成は同一である。このバイアス回路
は、発光ダイオード6aとフォト・トランジスタ6bか
らなるフォト・カップラー6と、直列接続されたフォト
・ダイオードD1 〜Dn (光起電力素子)と、その直列
回路に並列に接続されたコンデンサC1 と、MOSトラ
ンジスタ2のゲート・ソース間に接続された抵抗R2
によって構成されている。
【0021】その動作を簡単に説明すれば、光SIサイ
リスタ1は、光SIサイリスタ1とフォト・ダイオード
1 〜Dn にトリガ光LT,LT′がそれぞれ照射され
てターン・オンし、フォト・ダイオードD1 〜Dn とフ
ォト・カップラー6のフォト・トランジスタ6bにクエ
ンチ光LQ′,LQがそれぞれ照射されてターン・オフ
する。
【0022】図4(a)は、トリガ光LT,LT′とク
エンチ光LQ,LQ′を発光する為の光パルス発生回路
を示す回路であり、光パルス発生回路は、カソードを共
通とする逆流防止用ダイオードDa,Dbと、逆流防止
用ダイオードDa,Dbの共通接続されたカソードにア
ノードを接続した発光ダイオードDE1と、逆流防止用ダ
イオードDaのアノードに直列接続された可変抵抗R3
と発光ダイオード6aと、逆流防止ダイオードDbのア
ノードに直列接続された可変抵抗R4 と発光ダイオード
E2とから構成され、発光ダイオード6a,DE1及びD
E2のカソードは共通接続されている。
【0023】図4(b)に示すように、光パルス発生回
路にON信号を印加すると、ダイオードDbを介して電
流IA が発光ダイオードDE1に流れてトリガ光LT′が
発光してフォト・ダイオードD1 〜Dn に照射されると
ともに、可変抵抗R4 を介して発光ダイオードDE2に電
流IB が流れてトリガ光LTが発光して光SIサイリス
タ1に照射される。光SIサイリスタ1は、ターン・オ
ンし、コンデンサC1は光電流i0 によって充電され
る。
【0024】又、図4(a)の光パルス発生回路にOF
F信号を印加すると、ダイオードDaを介して電流が発
光ダイオードDE1に流れてクエンチ光LQ′が発光して
フォト・ダイオードD1 〜Dn に照射されるとともに、
可変抵抗R3 を介して発光ダイオード6aに流れてクエ
ンチ光LQが発光してフォト・ダイオード6bに照射さ
れてオンとなる。
【0025】更に、その動作について詳細に説明する。
フォト・ダイオードD1 〜Dn にトリガ光LT′が照射
されると、光電流i0がコンデンサC1 に流れて充電さ
れるとともに、トリガ光LTが光SIサイリスタ1に照
射され、光SIサイリスタ1はターン・オンして負荷3
にターン・オン電流が流れる。続いて、クエンチ光L
Q′がフォト・ダイオードD1 〜Dn に照射されると、
光電流i0 はコンデンサC1 に流れるとともに、既に、
コンデンサC1 は充電されており、フォト・トランジス
タ6bを介して抵抗R2 に光電流i 0 と充電電流が流れ
るので、抵抗R2 に光起電圧が発生してMOSトランジ
スタ2を素早くオンとして、光SIサイリスタ1のゲー
トに蓄積された電荷を引き抜いて、光SIサイリスタ1
はターン・オフする。
【0026】図5は、図1と図3の光SIサイリスタ駆
動回路のスイッチング特性の比較を示した図であり、そ
の横軸が光SIサイリスタに流されるターン・オン電流
の電流値を示し、縦軸が遅延時間(μsec)と動作周波数
(KHZ ) をそれぞれ示している。図5の曲線1A,1
Bは、図1の実施例のスイッチング特性を示しており、
曲線2A,2Bは、図3の実施例のスイッチング特性を
示している。
【0027】図1の実施例は、ターン・オン電流が10
Aの時、ターン・オン立ち下がり時間toff は40μse
c 程度であり、動作周波数は約500HZ である。しか
し、図3の実施例では、ターン・オン立ち下がり時間t
off は約15μsec となり、動作周波数は1KHZ 以上
の特性を示しており、最大10KHZ の高周波化が可能
である。図5から明らかなように、図1の実施例によ
り、図3の実施例が動作周波数や遅延時間から比較する
と優れていることは明らかであるが、図1の光SIサイ
リスタ駆動回路であっても、光リレーとして実用上支障
のないスイッチング特性を示している。
【0028】次に、図6は、本考案に係る光SIサイリ
スタ駆動回路の保護回路の一実施例を示す回路図であ
る。図6の光SIサイリスタ駆動回路の保護回路は、図
1の光SIサイリスタ駆動回路には、スナバ回路とスナ
バ回路と連動する発光素子4とが備えられている。スナ
バ回路は、光SIサイリスタ1のアノード・カソード間
に接続されており、スナバ・コンデンサC2 とスナバ・
ダイオードDc の直列回路と、スナバ・ダイオードDc
のアノード・カソード間に接続された直列接続された分
圧補償用抵抗R5 ,R6 と、抵抗R6 の端子間に逆方向
に接続されたダイオードDd とからなり、抵抗R6 の端
子間電圧によって、発光ダイオード等の発光素子4がバ
イアスされて発光するようになされている。
【0029】次に、図7の波形図に基づいて、保護回路
の動作を説明する。図7(a)は、光SIサイリスタ1
のアノードの電圧を示す波形であり、点線はターン・オ
ン電流を示している。図7(b)に示すように、トリガ
光LTが照射されると、光SIサイリスタ1はターン・
オンして、アノード電圧が低下し、ターン・オン電流が
流れ、続いて、図7(c)に示すように、クエンチ光L
Qがフォト・ダイオードD1 〜Dn に照射されると、ア
ノード電圧は上昇し、ターン・オン電流が遮断され、図
7(a)に示すような動作波形となる。
【0030】さて、図7(e)に示すように、点線で示
したターン・オン電流が時刻tA で異常に流れ始めてス
ナバ回路に異常電流が流れると、ダイオードDcの端子
間電圧が抵抗R5 ,R6 に印加され、抵抗R6 の分圧に
よって発生素子4に電流が流れる。時刻tB で発光素子
4が発光し、クエンチ光LQ”がフォト・ダイオードD
1 〜Dn に照射される。MOSトランジスタ2はオンと
なり、光SIサイリスタ1は遮断され、過電流が流れる
のを防止する。
【0031】次に、本発明に係る光SIサイリスタ駆動
回路の他の実施例について、図8及び図9を参照して説
明する。上記実施例、例えば、図1の光SIサイリスタ
駆動回路では、光SIサイリスタ1に印加されるアノー
ドに印加されるアノード電圧が200V以上であり10
00V未満の場合には、ターン・オフが十分になされな
いおそれがあり、このような高電圧に対応した光SIサ
イリスタ駆動回路として、以下のような構成としたもの
である。図8(a)に於いて、1は光SIサイリスタ、
2は電界効果形トランジスタ等のMOSトランジスタ、
3は負荷である。光SIサイリスタ1のアノードは、負
荷3に接続されて電圧源E0 に接続され、その負電極と
そのカソードは接地されている。光SIサイリスタ1の
ゲートとカソード間には、抵抗R1 が接続され、そのゲ
ートにはインダクタンスが約1μHのインダクターL1
の一端に接続されて、その他端がMOSトランジスタ2
のドレインが接続されている。MOSトランジスタ2の
ゲートとソース間には、抵抗R2 が接続され、抵抗R2
に並列に直列接続されたフォト・ダイオードD1 〜Dn
が接続されている。MOSトランジスタ2のソースは接
地されている。又、図8(b)の実施例では、光SIサ
イリスタ1のカソードとMOSトランジスタ2のソース
間にインダクターL1 が接続されたものであり、そのイ
ンダクターL1 のインダクタンスは約1μHである。
【0032】次に、図8(a),(b)の実施例に於け
る光SIサイリスタ1のアノードに印加される電圧が高
電圧(200V〜1000V)について、図1の実施例
の動作と比較して説明する。図1の実施例に於いて、例
えば、光SIサイリスタ1のアノードに380Vが印加
された場合の動作について説明する。図9(d)に示す
ように、時刻t1 で光SIサイリスタ1にトリガ光LT
が入射されると、光SIサイリスタ1はターン・オンし
て光SIサイリスタ1のゲート・カソード間電圧は、図
9(a)に示すように、約1Vとなる。そのアノード電
圧VA は380Vから零Vとなる。
【0033】続いて、図9(d)に示すように、時刻t
2 でクエンチ光LQがフォト・ダイオードD1 〜Dn
印加されると、MOSトランジスタ2がオン状態とな
り、光SIサイリスタ1のゲートに蓄積された電荷を引
き抜いて光SIサイリスタ1をターン・オフしようとす
るが、図9(a)に示すゲート電圧波形から明らかなよ
うに、光SIサイリスタ1のゲート電圧VG が不安定と
なる。即ち、アノード電圧VA が大きくなれば、光SI
サイリスタはターン・オンし易くなり、ターン・オフし
難くなる傾向にある。図9(e)〜(g)は、図8
(a),(b)の実施例のスイッチ動作を示しおり、光
SIサイリスタ1のゲートとMOSトランジスタ2のド
レイン間又は光SIサイリスタ1のカソードとMOSト
ランジスタ2のソース間にインダクターL 1 を接続する
ことによって、ターン・オフする瞬間にインダクターL
1 から逆起電圧としてピーク値が約−4Vの負電圧を発
生する。図9(f)のゲート電流波形で示すように、十
分にゲート電流IG がMOSトランジスタ2から流れる
ので、光SIサイリスタ1のゲートに蓄積された電荷が
引き抜かれ、光SIサイリスタ1は図9(g)に示すよ
うにターン・オフさせることができる。
【0034】この実施例によれば、アノード電圧が高電
圧(200〜1000V)の場合であっても、確実にタ
ーン・オフさせることができる。例えば、アノード電圧
Aが1000Vであり、アノード電流IA が20Aの
場合、光SIサイリスタのスイッチング時間は、光SI
サイリスタ1のターン・オン遅延時間tdon が2.8μ
sec であり、ターン・オン立ち上がり時間tr が0.8
μscc 、ターン・オフ立ち下がり時間tdoffが18μse
c 、そしてターン・オフ遅延時間toff が20.5μsc
c であった。因に、インダクターL1 の値は1μHが最
適であり、これ以下の値であると逆起電力が不足してタ
ーン・オフを失敗となる。一方、インダクターL1 の値
が1.1〜5μHであるとターン・オフ時のゲート電流
が限流されてターン・オフ時間が遅くなる。又、約5μ
H以上であるとリンギングを起こし、負側へ大きくスパ
イクした電圧が次の瞬間正側に跳ね返って光SIサイリ
スタのゲートに印加され、ターン・オフを失敗する可能
性が高くなる。
【0035】このように光SIサイリスタ1のゲートと
MOSトランジスタ2のドレイン間又は光SIサイリス
タ1のカソードとMOSトランジスタ2のソース間に、
インダクターL1 を備えることにより、インダクターL
1 から発生する逆起電力による負の電圧を発生させて、
光SIサイリスタ1のゲートに印加することによって、
光SIサイリスタ1を確実にターン・オフさせるもので
あり、負の電圧源を設ける必要がない。
【0036】次に、本発明に係る光SIサイリスタ駆動
回路の他の実施例について、図10を参照して説明す
る。図10(a)の実施例は、図1の実施例と略同一の
回路構成となっている。相違点としては、図1の実施例
がMOSトランジスタ2のゲート・ソース間に抵抗R2
が接続されているのに対し、図10(a)の実施例で
は、MOSトランジスタ2のゲート・ソース間に抵抗R
10とR11が直列に接続され、且つ、抵抗R10とR11との
接続点P1 にダイオードD0 のアノードが接続され、そ
のカソードがMOSトランジスタ2のドレインに接続さ
れている。この実施例のSIサイリスタ駆動回路の動作
については、先の実施例で説明したように、光SIサイ
リスタ1は、トリガ光LTを照射してターン・オンさせ
る。一方、ターン・オフさせる為には、フォト・ダイオ
ードD1 〜Dn にクエンチ光LQを照射して、バイアス
電圧を発生させてMOSトランジスタ2をターン・オン
させて、光SIサイリスタ1のゲートに蓄積された電荷
を引き抜いてターン・オフさせる。その際、クエンチ光
LQを照射した後、如何に早くMOSトランジスタ2の
ゲートに蓄積された電荷を引き抜くかがスイッチング速
度の高周波化に寄与する。
【0037】図10(a)の実施例では、抵抗R10とR
11の接続点P1 とMOSトランジスタ2のドレインにダ
イオードD0 のカソードとアノードを夫々接続した構成
となっており、MOSトランジスタ2のゲートに蓄積さ
れた電荷はダイオードD0 を介してMOSトランジスタ
2のドレイン電流として引き抜かれ、MOSトランジス
タ2がオフするまでに要する時間を短縮するものであ
る。図10(b)にその動作波形を示している。図10
(b)に基づいて詳細に説明すると、クエンチ光LQが
フォト・ダイオードD1 〜Dn に照射されると、MOS
トランジスタ2のゲート・ソース間電圧Vgsは徐々に上
昇して、直列接続された抵抗R10,R11に光電流i0
流れ込み、抵抗R10,R11間に発生する電圧によってM
OSトランジスタ2がバイアスされてオン状態となる。
クエンチ光LQがフォト・ダイオードD1 〜Dn に照射
されている期間T0 、MOSトランジスタ2のゲート・
ソース間電圧Vgsは上昇して、MOSトランジスタ2が
動作し、クエンチ光LQの照射が終了すると、MOSト
ランジスタ2のドレイン電圧が低下するので、MOSト
ランジスタ2のゲートに蓄積された電荷が抵抗R10及び
ダイオードD0 を介してオン状態(低インピーダンス)
のMOSトランジスタ2を介して急速に流れる。因に、
抵抗R10の抵抗値を2〜10KΩとし、抵抗R11の抵抗
値を100KΩ以上の値に設定するようにして、接続点
1 とMOSトランジスタ2のドレイン電極の電位差に
よってダイオードD0 を介して電荷が放電し易いように
設定している。
【0038】図10(b)の(イ)は実施例からダイオ
ードD0 を外した場合のMOSトランジスタ2のゲート
・ソース間電圧Vgsの波形を示し、(ロ)はダイオード
0を付加した場合のMOSトランジスタ2のドレイン
・ソース間電圧Vgsの波形を示している。この波形から
明らかなように、ダイオードD0 を付加した場合は、M
OSトランジスタ2のゲートに蓄積された電荷はダイオ
ードD0 を介して急速に引き抜かれる。電荷引き抜き時
間(放電時間)T1 ,T2 は、波形図からも明らかなよ
うに、T1 ≫T2 の関係にあり、放電時間はダイオード
0 を付加したものは、ダイオードD0 を付加しない場
合より短縮できる。且つ、波形の立ち上がりも抑えら
れ、この実施例によれば、スイッチングにおける高周波
特性を少なくとも10倍程度向上させることができる。
更に、この実施例ではクエンチ光LQの照度が低下した
後も、ダイオードD0に流れる放電電流(順方向電流)
によって、MOSトランジスタ2のゲート電圧を一定に
保つ働きをし、確実にMOSトランジスタ2のゲートに
蓄積された電荷が引き抜かれるので、光SIサイリスタ
1のスイッチング動作が安定する。
【0039】次に、本発明に係る光SIサイリスタ駆動
回路の他の実施例について、図11乃至図14を参照し
て説明する。この実施例は、外付けの負の電圧源を必要
としない光SIサイリスタ駆動回路であり、図11
(a)に於いて、1は光SIサイリスタ、20はノーマ
リ・オン型のSIトランジスタ(以下、SIT)であ
り、光SIサイリスタ1のアノードは、負荷3に接続さ
れて電圧源E0 に正電極に接続され、その負電極とその
カソードは接地される。光SIサイリスタ1のゲートに
SIT20のアノードが接続され、そのカソードは接地
される。SIT20のゲートとソース間に抵抗R2 が接
続され、抵抗R2 に並列に直列接続された光起電力素子
としてのフォト・ダイオードD11〜D1nが接続される。
フォト・ダイオードD11のカソードは、SIT20のゲ
ートと抵抗R2 の一端に接続され、フォト・ダイオード
1nのアノードが接地されている。
【0040】このノーマリ・オン型のSIT20の構成
について、その一例を図11(b)の断面図で示せば、
+ 型の半導体基板10にp型のゲート拡散層11が形
成され、n- 型の拡散層からなるチャネル領域12が形
成されている。13は絶縁膜であり、n- 型の拡散層に
はp型拡散層からなるソース拡散層14が形成され、1
5はソース電極である。16はゲート電極であり、17
はドレイン電極である。このSIT20は、図12のゲ
ート電圧VG に対するドレイン電流とドレイン電圧の特
性から明らかなように、ゲート電圧VG が零ボルトから
負電圧に低下するに連れて、ドレイン電流は低下する特
性を有する。
【0041】又、その動作原理について、図13
(a),(b)に基づいて簡単に説明すると、ノーマリ
・オン型のSITの動作は、図13(a)に示すよう
に、ゲート・ソース間電圧VGSを零に設定したとする
と、チャネル領域には空乏層の発生が無いので、SIT
のオン抵抗は50mΩ程度となる。従って、SITのド
レイン・ソース間に電流が充分に流れる。一方、図14
(b)に示すように、SITのゲート・ソース間電圧が
−3Vであれば、空乏層がチャネル領域に延びて電流の
通過を阻止するように働く。このようにゲート電極に印
加される電圧によって、ドレイン・ソース間の抵抗値が
変化する特性を有するSIT素子を用いる。従って、実
施例の構造に限定することなくこの種の特性を有するも
のであればよい。因に、図11(b)のSIT素子であ
れば、チャネル長W1 と拡散深さX1 を5μmに設定し
たとすると、7×7mmのチップサイズで充分な特性を
得ることができる。
【0042】次に、図11(a)の光SIサイリスタ駆
動回路の動作について図14(a)乃至(f)の波形図
を参照して説明する。図14(a)は光SIサイリスタ
1のアノード電圧VAKとアノード電流IAKの波形図を示
し、(b)は光SIサイリスタ1のターン・オフ電流I
GOFFの波形図を示している。(c)はSIT20のオン
抵抗値の変化を示す図であり、(d)はSIT20のゲ
ート電圧の変化を示す波形図である。(e)は光SIサ
イリスタ1をトリガする為の発光ダイオード等の発光素
子に供給されるトリガ用電流I LT1 の電流波形であり、
(f)は光起電圧素子に光を照射する発光ダイオード等
の発光素子に供給される電流ILT2 の電流波形を示して
いる。
【0043】先ず、光SIサイリスタ1のターン・オン
動作について説明する。図14(f)の電流波形に示す
ように、光SIサイリスタ1をオン状態とする前に、発
光素子に電流ILT1 を流して、フォト・ダイオードD11
〜D1n(光起電力素子)に光LT2 を照射する。フォト
・ダイオードD11〜D1nで発生した起電力により、抵抗
2 に光電流i0 を流し、抵抗R0 の端子間電圧によっ
てノーマリ・オン型のSIT20のゲート電極に負のバ
イアス電圧を印加する。図14(c)に示すように、S
IT20のドレイン・ソース間の抵抗値を通常の低抵抗
値(50mΩ)から高抵抗値(約500Ω〜1KΩ)と
するには、図14(d)に示すように、SIT20のゲ
ート電圧VG に0Vを印加した状態からSIT20のゲ
ート電圧VG に−3V〜−5Vを印加する。SIT20
のドレイン・ソース間抵抗を高抵抗とした後に、トリガ
用電流ILTを発光ダイオードに流し込み、光SIサイリ
スタ1にトリガ光LTを照射してターン・オン状態とす
る。図14(a)に示すように、光SIサイリスタ1は
20A程度のアノード電流IAKが流れる。
【0044】続いて、光SIサイリスタ1のターン・オ
フ動作について説明すると、図14(f)に示すよう
に、フォト・ダイオードD11〜D1nに光を照射する為の
発光素子に供給されていた電流ILT2 を遮断すると、S
IT20のドレイン・ソース間の抵抗値(500Ω〜1
KΩ)が徐々に低下して低抵抗値(50mΩ以下)にな
る。図14(b)に示すように、ターン・オフゲート電
流IGOOFF のピーク電流として5〜7Aの電流が流れて
光SIサイリスタ1のゲート電極に蓄積された電荷が急
速に引き抜かれ、ターン・オフ状態となる。
【0045】この実施例に於いて、光SIサイリスタ1
がターン・オフ状態では、SITのドレイン・ソース間
が低抵抗であり、光SIサイリスタ1のゲート・カソー
ド間がショート状態となっており、光SIサイリスタ1
のdv/dt耐量が向上し、誤動作防止にも効果的であ
る。又、光SIサイリスタのゲート・カソード間に、ノ
ーマリ・オン型のSITを備えることによって、光起電
力素子から光電流I0 を抵抗に流し込み、この抵抗間に
負のバイアス電圧を発生させてSITを制御することに
より、従来必要としていた外付けの負の電圧源を必要と
しない光SIサイリスタ駆動回路とするものである。
【0046】上述のように、本発明は、MOSトランジ
スタ或いはSITのバイアス回路として、フォト・ダイ
オード(光起電力素子)による光電流を抵抗に流し込ん
で、抵抗の端子間に発生する端子間電圧をバイアスとし
て用いているが、これに限定するものではなく、フォト
・トランジスタ等であってもよし、フォト・トランジス
タをダイオード接続したとしてもよい。しかし、これら
の回路を半導体集積化する為には、構造が簡単なことも
あって、フォト・ダイオードが最も適している。又、逆
起電力を発生するインダクターは半導体基板に形成して
もよく、ハイブリッド化或いは外部に接続するようにし
てもよく、更に、インダクターを用いてその逆起電圧に
よって負の電圧を発生させてスイッチング動作を安定す
ることは、上記実施例の全てに適応することができるこ
とは明らかである。更に、上記実施例の全てに於いて、
光SIサイリスタのアノード・カソード間にスナバ回路
を備え、スナバ回路からの電流によって光SIサイリス
タをターン・オフすることにより、熱暴走による破壊か
ら素子を保護する保護回路を設ける全ての実施例に適応
できることは明らかである。
【0047】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、光SI
サイリスタによるスイッチング特性の良好な光リレーを
提供できる利点がある。即ち、光SIサイリスタをター
ン・オフする為に、従来、外付けの負電圧源を必要とし
ていたが、光電流による光起電圧によってバイアスされ
るMOSトランジスタを設けて、光SIサイリスタのゲ
ートに蓄積された電荷を強制的に引き抜いて、光SIサ
イリスタをターン・オフしており、負の電圧源を省くこ
とができるので、光SIサイリスタ駆動回路を簡略化す
ることができる。又、光SIサイリスタ駆動回路を簡略
化され、光SIサイリスタのターン・オフ時に必要とし
たバイアス電圧を必要としないので、スイッチング特性
を改善することができる利点があるとともに、従来のも
のより動作周波数の高周波化が実現できる利点がある。
【0048】無論、本来、光SIサイリスタに備わった
特性である800ボルト以上の高耐圧特性が生かせると
ともに、20アンペア以上の大電流の開閉に適した光リ
レーが提供できる利点があり、而も、電気的・熱的安定
性が良好であり、信頼性の高い光SIサイリスタ駆動回
路を提供できる利点がある。更に、光SIサイリスタの
アノード・カソード間にスナバ回路を設けて所定電流値
以上の異常電流が流れた場合に、光SIサイリスタをタ
ーン・オフさせて、過電流による素子の破壊を防止し
て、一層信頼性を高めることができる。更に、光SIサ
イリスタ駆動回路では、光SIサイリスタのゲートとM
OSトランジスタのドレイン間又は光SIサイリスタの
カソードとMOSトランジスタのソース間に、インダク
ターを備えることによって、逆起電圧による負の電圧を
発生させて、確実にターン・オンさせることができる利
点がある。
【0049】又、本発明は、MOSトランジスタのゲー
ト電極に蓄積された電荷をダイオードを用いて引き抜く
ことによって、スイッチング特性を改善することができ
る利点があり、一層高周波化が可能である利点がある。
又、本発明は、光SIサイリスタの制御素子としてノー
マリ・オン型のSITを用いることにより、外付けの負
のバイアス電圧を設ける必要がなく、構成を極めて簡略
化することができる利点があるとともに、ノーマリ・オ
ン型のSITを用いた光SIサイリスタ駆動回路では、
dv/dt耐量が向上し、誤動作防止にも効果的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光SIサイリスタ駆動回路の一実
施例を示す回路図である。
【図2】図1の光SIサイリスタ駆動回路の動作を状態
を示す波形図であり、(a)は光SIサイリスタのアノ
ード電圧の波形図を示し、(b)はパルス状のクエンチ
光の波形図を示し、(c)はパルス状のトリガ光の波形
図を示している。
【図3】本発明に係る光SIサイリスタ駆動回路の他の
実施例を示す回路図である。
【図4】(a)は光パルス発生回路であり、(b)はO
N信号とOFF信号の波形を示す波形図である。
【図5】図1と図3の実施例のターン・オン電流に対す
る遅延時間と動作周波数特性を示す図である。
【図6】本発明に係る光SIサイリスタ駆動回路の保護
回路の一実施例を示す回路図である。
【図7】図6の光SIサイリスタ駆動回路の保護回路の
動作を示す波形図であり、(a)は光SIサイリスタの
アノード電圧とターン・オン電流の波形図を示し、
(b)はパルス状のトリガ光の波形図を示し、(c)は
パルス状のクエンチ光の波形図を示し、(d)パルス状
のクエンチ光の波形図を示し、(e)は異常時のアノー
ド電圧とターン・オン電流の波形図を示している。
【図8】(a),(b)は、本発明に係る光SIサイリ
スタ駆動回路の他の実施例である。
【図9】(a)乃至(g)は、図8(a),(b)の実
施例を説明する為の波形である。
【図10】(a)は本発明の光SIサイリスタ駆動回路
の他の実施例であり、(b)はその動作の特性を示す波
形図である。
【図11】(a)は本発明の光SIサイリスタ駆動回路
の他の実施例であり、(b)はそのSIT素子の断面図
である。
【図12】SIT素子の特性を示す図である。
【図13】SIT素子の原理を説明する図である。
【図14】(a)〜(f)は、図11(a)の光SIサ
イリスタ駆動回路の動作を示す波形図である。
【図15】従来の光SIサイリスタ駆動回路の一例を示
す回路図である。
【図16】従来の光SIサイリスタ駆動回路の他の例を
示す回路図である。
【符号の説明】
1 光SIサイリスタ 2 MOSトランジスタ 3 負荷 4 発光素子 6 フォト・カップラー 6a 発光ダイオード 6b フォト・トランジスタ 20 SIトランジスタ C1 コンデンサ C2 スナバ・コンデンサ D1 〜Dn フォト・ダイオード D11〜D1n フォト・ダイオード Dc スナバ・ダイオード Da,Db 逆流防止用ダイオード DE1,DE2 発光ダイオード R1 ,R2 ,R5 ,R6 ,R10,R11 抵抗 R3 ,R4 可変抵抗 E0 電圧源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 慶三 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 (72)発明者 斎藤 雅之 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光SIサイリスタ駆動回路に於いて、 光SIサイリスタと、光起電力素子からの光電流による
    電圧によってバイアスされ、前記光SIサイリスタのゲ
    ートに蓄積された電荷を引き抜くMOSトランジスタと
    を備えることを特徴とする光SIサイリスタ駆動回路。
  2. 【請求項2】 光SIサイリスタ駆動回路に於いて、 光SIサイリスタと、前記光SIサイリスタのゲート・
    カソード間に接続されたMOSトランジスタと、前記M
    OSトランジスタのゲート・ソース間に接続された抵抗
    と、光起電力素子と、前記光起電力素子からの光電流が
    充電されるコンデンサと、前記光起電力素子からの光電
    流と前記コンデンサの充電電流を前記抵抗に供給するフ
    ォト・カップラーとからなることを特徴とする光SIサ
    イリスタ駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記光SIサイリスタのゲートと前記M
    OSトランジスタのドレイン間又は前記光SIサイリス
    タのカソードと前記MOSトランジスタのソース間に、
    インダクターを具備することを特徴とする請求項1又は
    2に記載の光SIサイリスタ駆動回路。
  4. 【請求項4】 光SIサイリスタ駆動回路の保護回路に
    於いて、 前記光SIサイリスタ駆動回路が光SIサイリスタと、
    光起電力素子からの光電流による電圧によってバイアス
    され、前記光SIサイリスタのゲートに蓄積された電荷
    を引き抜くMOSトランジスタとからなり、その保護回
    路が前記光SIサイリスタのアノードとカソード間に接
    続されたスナバ回路と、前記スナバ回路からの出力によ
    って前記光起電力素子に光を照射する発光素子とを備
    え、前記発光素子の発光に基づいて前記光SIサイリス
    タを制御することを特徴とする光SIサイリスタ駆動回
    路の保護回路。
  5. 【請求項5】 光SIサイリスタ駆動回路に於いて、 光SIサイリスタと、光起電力素子と、前記光起電力素
    子からの光電流によって電圧を発生する少なくとも二つ
    の抵抗からなる直列抵抗と、前記直列抵抗の端子間電圧
    によってバイアスされて前記光SIサイリスタのゲート
    に蓄積された電荷を引き抜くMOSトランジスタと、前
    記MOSトランジスタのドレインと前記抵抗の接続点間
    に接続されたダイオードとを備えることを特徴とする光
    SIサイリスタ駆動回路。
  6. 【請求項6】 光SIサイリスタ駆動回路に於いて、 光SIサイリスタのゲート・カソードにノーマリ・オン
    型のSIトランジスタのドレイン・ソースが夫々接続さ
    れ、前記SIトランジスタのドレイン・ソース間の抵抗
    値を高抵抗とし、前記光SIサイリスタにトリガ光を照
    射してターン・オン状態とするとともに、前記SIトラ
    ンジスタのドレイン・ソース間の抵抗値を低抵抗として
    前記光SIサイリスタをターン・オフ状態とすることを
    特徴とする光SIサイリスタ駆動回路。
  7. 【請求項7】 光SIサイリスタ駆動回路に於いて、 光SIサイリスタのゲートにノーマリ・オン型のSIト
    ランジスタのドレインが接続され、前記SIトランジス
    タのゲートとソースに光起電力素子のアノードとカソー
    ドが夫々接続され、且つ、前記光起電力素子に並列に抵
    抗が接続されてなることを特徴とする光SIサイリスタ
    駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記光SIサイリスタのゲートと前記S
    Iトランジスタのドレイン間又は前記光SIサイリスタ
    のカソードと前記SIトランジスタのソース間に、イン
    ダクターを具備することを特徴とする請求項6又は7に
    記載の光SIサイリスタ駆動回路。
  9. 【請求項9】 前記光起電力素子がフォト・ダイオード
    の直列回路によることを特徴とする請求項1乃至7の何
    れかに記載の光SIサイリスタ駆動回路。
  10. 【請求項10】 前記光SIサイリスタのアノード・カ
    ソード間に、スナバ回路を設け、前記スナバ回路からの
    出力によって前記光起電力素子に光を照射して光電流に
    基づく電圧発生手段を備え、前記電圧発生手段によって
    前記SIトランジスタのドレイン・ソース間の抵抗値を
    低抵抗として前記光SIサイリスタを制御することを特
    徴とする請求項6又は7に記載の光SIサイリスタ駆動
    回路の保護回路。
JP13025694A 1993-07-12 1994-06-13 光siサイリスタ駆動回路及びその保護回路 Pending JPH0779147A (ja)

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