JPH0779124A - ゲインコントロールアンプ回路 - Google Patents

ゲインコントロールアンプ回路

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Publication number
JPH0779124A
JPH0779124A JP16062893A JP16062893A JPH0779124A JP H0779124 A JPH0779124 A JP H0779124A JP 16062893 A JP16062893 A JP 16062893A JP 16062893 A JP16062893 A JP 16062893A JP H0779124 A JPH0779124 A JP H0779124A
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JP
Japan
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signal
gain control
analog
output
input
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JP16062893A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Nagano
好昭 永野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写機やファクシミリ等の信号処理回路にお
いて、原稿の背景色等を信号の基準レベルとするように
動作するゲインコントロールアンプ回路を得る。 【構成】 信号入力端子1にその入力が接続されたゲイ
ンコントロールアンプ2と、ゲインコントロールアンプ
2の出力にその入力が接続されたアナログ・ディジタル
変換回路3と、アナログ・ディジタル変換回路3のオー
バーフロー信号の値に応じてアップカウントまたはダウ
ンカウントを行なうアップダウンカウンタ5と、前記オ
ーバーフロー信号の値に応じて異なる周期のパルスを発
生し、その出力がアップダウンカウンタ5のクロック信
号入力端子に接続されているパルス発生回路4と、前記
アップダウンカウンタの出力がその入力に接続され、そ
の出力が前記ゲインコントロールアンプ2に接続されて
いるディジタル・アナログ変換回路6とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ファクシミリ等のア
ナログ信号処理に用いられるゲインコントロールアンプ
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ等で行われていたゲ
インコントロールは、まず原稿を読む前に基準の白板等
を読み、その信号レベルによってゲインコントロールア
ンプにゲインコントロールをかけていた。
【0003】図5はこの従来のファクシミリ等における
原稿読取り部の構成を示す図である。図において、51
は書画が記入された原稿、52はこの原稿51を照明す
る光源、53はこの光源52により照明された原稿51
に記入された画像を1ライン毎に光電変換して読み取る
CCDラインセンサ、54はこのCCDラインセンサ5
3により光電変換して得られたアナログ信号を処理する
アナログ信号処理回路、55はこのアナログ信号処理回
路54の出力をA/D変換するA/D変換回路、56は
このA/D変換回路55によりA/D変換されたディジ
タル信号を処理するディジタル処理部である。
【0004】次に動作について説明する。光源52によ
って照明された原稿51面の情報はCCDラインセンサ
53により1ラインずつ読み取られ、逐次光電変換され
て画像の濃淡に応じたアナログ信号に変換される。この
アナログ信号はアナログ信号処理回路54に入力され、
所定のアナログ信号処理がなされた後、A/D変換回路
55によってディジタル信号に変換される。このディジ
タル信号はディジタル処理回路56において、照明光の
不均一による画像の濃淡を補正する等の処理が行なわ
れ、外部に出力される。
【0005】また、図6はこの図5のアナログ信号処理
回路の内部構成を示す図である。この図6において、5
41ないし543は図5のアナログ信号処理回路54の
内部構成の一例を示すもので、541は図5のCCDラ
インセンサ54からのアナログ信号をサンプルホールド
するサンプルホールド回路、542はこのサンプルホー
ルド回路541の出力を増幅するゲインコントロールア
ンプ、543はこのゲインコントロールアンプ442の
出力をクランプして図5のA/D変換回路55に出力す
るクランプ回路である。なお、CCDラインセンサ54
の出力は実際にはある信号レベルからマイナス方向に出
力されるが、この図6ではこれを反転させたものを示し
ている。
【0006】次に動作について説明する。図5の原稿5
1を読み取ったCCDラインセンサ53の出力信号をサ
ンプルホールド回路541でサンプル・ホールドし、画
素成分だけを取り出す。次にそのサンプルホールド回路
541の出力信号を、図5のA/D変換回路55に入力
するのに最適な大きさとなるようにゲインコントロール
し、黒レベルクランプ回路543により、その黒レベル
Lを図中破線で示した基準となるグランドレベル等に等
しくなるようにクランプをかけ、後段のA/D変換回路
55に出力する。
【0007】この従来のゲインコントロールアンプを用
いた原稿読取り部は、以上のように構成されており、フ
ァクシミリ等のCCD等が、原稿を読む前に、まず基準
白板等を読み、その時の信号レベルを基準レベルとして
その値が最大値となるように信号処理系のゲインコント
ロールをかけていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のファクシミリ等
の原稿読み取り部は以上のように構成されているので、
読み込む原稿が白でないような場合、すなわち、原稿に
色が付いている場合、文字の部分とその背景との信号の
大きさの差が小さくなり、文字と背景との区別がつきに
くくなることがあるという問題があった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、原稿の背景色を基準としての
文字等の信号レベルを得ることができるゲインコントロ
ールアンプ回路を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るゲインコ
ントロールアンプ回路は、アナログ信号が入力されるゲ
インコントロールアンプと、このゲインコントロールア
ンプの出力がその信号入力端に接続されたアナログ・デ
ィジタル変換回路と、ゲインコントロールアンプのゲイ
ンコントロール信号入力端子にそのアナログ信号出力が
接続されたディジタル・アナログ変換回路と、このディ
ジタル・アナログ変換回路のディジタル信号入力端子に
その信号出力が接続され、アナログ・ディジタル変換回
路のオーバーフロー信号の値に応じてアップカウントま
たはダウンカウントを行なうアップダウンカウンタと、
このアップダウンカウンタのカウントクロック入力端子
にその信号出力が接続され、アナログ・ディジタル変換
回路のオーバーフロー信号の値に応じて異なる周期のパ
ルスを発生するパルス発生回路とを設けることにより、
原稿の背景色が基準となるようにゲインコントロールを
かけるようにしたものである。
【0011】また、この発明に係るゲインコントロール
アンプ回路は、アナログ信号が入力されるゲインコント
ロールアンプと、このゲインコントロールアンプの出力
と基準電圧とを比較するコンパレータと、ゲインコント
ロールアンプのゲインコントロール信号入力端子にその
アナログ信号出力が接続されたディジタル・アナログ変
換回路と、このディジタル・アナログ変換回路のディジ
タル信号入力端子にその信号出力が接続され、コンパレ
ータの比較結果信号の値に応じてアップカウントまたは
ダウンカウントを行なうアップダウンカウンタと、この
アップダウンカウンタのカウントクロック入力端子にそ
の信号出力が接続され、コンパレータの比較結果信号の
値に応じて異なる周期のパルスを発生するパルス発生回
路とを設けることにより、原稿の背景色が基準となるよ
うにゲインコントロールをかけるようにしたものであ
る。
【0012】
【作用】この発明におけるゲインコントロールアンプ回
路は、以上のように構成されており、アナログ・ディジ
タル変換回路のオーバーフロー信号の値に応じてパルス
発生回路で発生するパルスの周期を変更し、そのパルス
をアップダウンカウンタでカウントしてこれをディジタ
ル・アナログ変換し、そのディジタル・アナログ変換結
果を制御信号としてゲインコントロールアンプのゲイン
を制御するようにしたので、原稿の背景色の信号レベル
が最大となるようにゲインコントロールがかかる。
【0013】また、この発明におけるゲインコントロー
ルアンプ回路は、以上のように構成されており、ゲイン
コントロールアンプ回路の出力と基準電圧をコンパレー
タで比較し、その比較結果の値に応じてパルス発生回路
で発生するパルスの周期を変更し、そのパルスをアップ
ダウンカウンタでカウントしてこれをディジタル・アナ
ログ変換し、そのディジタル・アナログ変換結果を制御
信号としてゲインコントロールアンプ回路のゲインを制
御するようにしたので、原稿の背景色の信号レベルが最
大となるようにゲインコントロールがかかる。
【0014】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例によるゲインコントロ
ールアンプ回路を示す。図1において、1はゲインコン
トロールアンプ回路に入力すべきアナログ信号が入力さ
れる信号入力端子、2はその入力が信号入力端子1に接
続されているゲインコントロールアンプであり、ゲイン
コントロール端子に電圧が印加されることにより、その
電圧に応じてゲインがコントロールされる。また、3は
前記ゲインコントロールアンプ2の出力が入力され、こ
の入力アナログ信号をディジタル信号に変換するアナロ
グ・ディジタル変換回路であり、その入力レンジ幅より
大きなアナログ信号が入力された時にはオーバーフロー
信号を出力する。4は前記アナログ・ディジタル変換回
路3のオーバーフロー信号出力端子がその入力に接続さ
れているパルス発生回路であり、オーバーフロー信号が
Hiの時にはLoの時に比べ短い周期のでパルスを発生
する。5はそのクロック信号入力端子に前記パルス発生
回路4の信号出力端子が接続され、アップダウンクロッ
ク信号入力端子に前記アナログ・ディジタル変換回路3
のオーバーフロー信号出力端子が接続されているアップ
ダウンカウンタ、6は前記アップダウンカウンタ5の信
号出力端子がその信号入力端子に接続され、その信号出
力端子が前記ゲインコントロールアンプ2のゲインコン
トロール端子に接続されているディジタル・アナログ変
換回路である。
【0015】図2はこの図1の各部の波形を示す図であ
り、図2(b) は図2(a) の時間経過を省略して示した図
である。また、図3は図1のパルス発生回路の回路構成
を示す図である。図において、420はアナログ・ディ
ジタル変換回路3のオーバーフロー信号が入力されるA
/Dオーバーフロー入力端子、401はアノードがこの
入力端子420に接続されたダイオード、402はカソ
ードがこの入力端子420に接続されたダイオード、4
03,404は一端が共通接続され他端がそれぞれダイ
オード401のカソードおよびダイオード402のアノ
ードに接続された抵抗、405はこの抵抗403,40
4の共通接続点と接地間に接続された容量、406,4
07,408および409,410,411はそれぞれ
電源と接地間に直列接続された分圧抵抗、414は非反
転入力が抵抗403,404の共通接続点に、反転入力
が抵抗410,411の共通接続点に、それぞれ接続さ
れたコンパレータ、415は非反転入力が抵抗406,
407の共通接続点に反転入力が抵抗403,404の
共通接続点にそれぞれ接続されたコンパレータ、417
はコンパレータ414,415の出力が入力される2入
力NOR回路、421はこのパルス発生回路の信号出力
端子、418は抵抗403,404の共通接続点と電源
419のプラス端子間に接続されインバータ422によ
り反転されたNOR回路417の出力により開閉制御さ
れるスイッチ、423は抵抗403,404の共通接続
点とスイッチ418との間に挿入された抵抗、416は
コンパレータ406の出力を反転するインバータ、40
9は抵抗406と並列に接続されインバータ416の出
力により開閉制御されるスイッチ、413は抵抗412
と並列に接続されコンパレータ414の出力で開閉制御
されるスイッチである。なお、電源419の電位はE、
スイッチ409がオン, オフの時の抵抗406と407
の接続点電位をV1',V1 、スイッチ413がオン, オ
ンの時の抵抗410と411の接続点電位をV2', V2
(但し、V1 <V1 ' <E<V2 ' <V2 )とする。ま
た、図4は原稿の1ラインとCCDの読み取り信号との
関係を示す図である。
【0016】次に動作について図1ないし図4を用いて
説明する。図1の信号入力端子1より入力されたアナロ
グ信号はゲインコントロールアンプ2を経て、アナログ
・ディジタル変換回路3に入力され、ディジタル信号に
変換されて信号出力端子7へ出力される。前記アナログ
・ディジタル変換回路3に入力された信号がその入力レ
ンジの上限を示す基準電圧Ref+より低い場合は、アナロ
グ・ディジタル変換回路3はオーバーフロー信号(オー
バーフロー信号が出力されている場合をHi、出力され
ていない場合をLoとする)を出力せず、アップダウン
カウンタ5のアップダウン信号入力端子にはLo信号が
入力される。
【0017】このとき、アップダウンカウンタ5はアッ
プカウンタとなり(このアップダウンカウンタ5はアッ
プダウン信号入力端子がLoの時、アップカウンタとな
り、Hiの時、ダウンカウンタとなる)、また、パルス
発生回路4の信号入力端子にもLo信号が入力される。
これにより、パルス発生回路4は図2のオーバーフロー
信号がLoの部分における長い周期のパルス発生回路出
力信号が出力され、これが前記アップダウンカウンタ5
の信号入力端子に入力され、そのアップダウンカウンタ
5の出力が長い間隔をおいて徐々に上昇し、このアップ
ダウンカウンタ5の出力がそのアップダウンカウンタの
出力信号ビット数と同数の信号入力を持ったディジタル
・アナログ変換回路6に入力され、このディジタル・ア
ナログ変換回路によりアナログ信号に変換される。そし
てこのアナログ信号が、前記ゲインコントロールアンプ
2のゲインコントロール端子に入力され、信号入力端子
1より入力された信号のゲインを徐々に上昇するように
コントロールする。
【0018】また、アナログ・ディジタル変換回路3に
入力された信号がアナログ・ディジタル変換回路3の入
力レンジの上限を示す基準電圧Ref+より大きな場合はこ
のアナログ・ディジタル変換回路3よりオーバーフロー
信号が出力され、そのオーバーフロー信号が前記アップ
ダウンカウンタ5のアップダウン信号入力端子およびパ
ルス発生回路4の信号入力端子に入力される。これによ
り、アップダウンカウンタ5はダウンカウンタの設定と
なり、パルス発生回路4の信号出力端子には図2のオー
バーフロー信号がHiの部分における短い周期の出力信
号が出力され、これが前記アップダウンカウンタ5の信
号入力端子に入力され、そのアップダウンカウンタ5の
出力が、オーバーフロー信号がHiとなっている期間に
おいて急激に減少し、これがディジタル・アナログ変換
回路6によりアナログ信号に変換され、前記ゲインコン
トロールアンプ2のゲインコントロール端子に入力され
て、ゲインを急激に下げる方向にゲインコントロールす
る。
【0019】このように、本ゲインコントロールアンプ
回路によれば、CCDからの出力信号が図2(a),(b) に
示すように徐々に増加する場合、そのレベルがアナログ
・ディジタル変換回路3の+側の基準信号ref+以上にな
ると、アナログ・ディジタル変換回路3からHiレベル
のオーバーフロー信号が出力され、これによりパルス発
生回路4からは図2(a),(b) に示すような、オーバーフ
ロー信号がLoレベルの場合より短い周期のゲインコン
トロールパルスが出力される。また、このオーバーフロ
ー信号はアップダウンカウンタ5のアップダウンカウン
タ設定端子に入力され、オーバーフロー信号がHiレベ
ルの場合はダウンカウンタになるように設定されてい
る。
【0020】従って、アナログ・ディジタル変換回路3
に入力される信号の大きさがRef+以上であると、アナロ
グ・ディジタル変換回路3の入力は短い周期のゲインコ
ントロールパルスにより急激に低下し、これにより、ア
ナログ・ディジタル変換回路3に入力される信号の大き
さがRef+以下になると長い周期のゲインコントロールパ
ルスにより、A/D変換器の入力は緩慢に上昇する。
【0021】ところで、図4(a) に示すように、原稿は
CCDにより1ラインずつ読み出され、その信号レベル
は通常、白い部分を読み取った場合が大きく、文字等の
黒い部分を読み取った場合に小さい信号がCCDより出
力される。すなわち、通常、背景色の方がその原稿にお
いて大きい信号レベルが出力されるように設定されてい
る。
【0022】ここで、本実施例では、最初ゲインコント
ロールアンプが最大ゲインとなるように回路定数を設定
しておく。ただし、原稿の黒の部分を白と判断しないよ
うなゲイン設定とする。
【0023】原稿を1ラインずつ読み取っていく場合、
原稿の最初の部分の信号、即ち、通常は原稿面の左側の
背景色の部分の信号をA/D変換器のref+付近になるよ
うに設定しておく。そして、1ラインを右側に向かって
読み進んでいくとともに長い周期のゲインコントロール
パルスが発生し、これによりゲインコントロールアンプ
2のゲインが増加し、アナログ・ディジタル変換回路3
の入力信号のレベルが徐々に増加していく。そしてこの
レベルがアナログ・ディジタル変換回路3のRef+を越え
ると短い周期のゲインコントロールパルスが発生し、こ
れによりゲインコントロールアンプ2のゲインが急激に
減少する。このためアナログ・ディジタル変換回路3の
入力も急激に減少し、これがアナログ・ディジタル変換
回路3のref+を下回ると、上述のような長い周期のゲイ
ンコントロールパルスが発生し、アナログ・ディジタル
変換回路3の入力信号のレベルがref+に向かって徐々に
上昇する。
【0024】このように、アナログ・ディジタル変換回
路3の入力がその基準レベルref+を上回るまではそのゲ
インを漸増させ、アナログ・ディジタル変換回路3の入
力がその基準レベルref+を越えるとそのゲインを急激に
減少させるのは次のような理由による。即ち、アナログ
・ディジタル変換回路3のオーバーフロー信号がHiか
らLoになり、ゲインコントロールアンプのゲインを減
少させる際に、その減少を緩やかに行なったとすると信
号全体のレベルが持ち上がってしまうが、このような信
号全体のレベルの持ち上がりが生じると、背景色に対応
する信号と文字等の黒色に対応する信号とのレベル差が
小さくなり、文字と背景との区別がつきにくくなってし
まい、不鮮明な光電変換が行なわれるのを防止したいた
めである。
【0025】そして、このような制御を行なうことによ
り、本ゲインコントロールアンプは、原稿の最初の部分
の信号がアナログ・ディジタル変換回路3のref+付近に
なるように設定しておくと、上述のようなゲインコント
ロール動作により、背景色に対応する部分のレベルが常
にアナログ・ディジタル変換回路3のref+付近になるよ
うな動作を行なう。
【0026】このため、アナログ・ディジタル変換回路
3の入力は図4(a) の背景色に対応する部分を読み進ん
でいる時は、図2(a) のオーバーフロー信号がHiとな
っている部分付近に相当するref+付近の信号となり、ま
た文字等の部分に対応する部分を読み進んでいる時は、
アナログ・ディジタル変換回路3の入力は図2(a) のA
/D入力が小さい時のゲインコントロールパルスが入力
されるごとに漸増する信号と同様のものになる。
【0027】そして、このような制御を行なうことよ
り、本実施例のゲインコントロールアンプ回路では、白
以外の背景色を持つ原稿を読み取っても背景色に対応す
る部分の読み取り信号のレベルが持ち上がることはな
く、背景色と文字等の黒の部分とのレベルの差が縮小せ
ず、文字と背景との区別がつきにくくなるのを防止でき
る。
【0028】ところで、この図1の回路ではパルス発生
回路4が重要な役割を持っているが、このパルス発生回
路4の動作は次のようになる。即ち、A/Dオーバーフ
ロー入力420に入力されるオーバーフロー信号がHi
になると、ダイオード401が導通し、抵抗403と容
量405で決まる時定数でこの抵抗403と容量405
の接点の電位が上昇する。この電位が上昇し、コンパレ
ータ414の反転入力端子の電位V2 以上になると、コ
ンパレータ414の出力がHiになり、スイッチ413
がオンされ、抵抗410〜412で構成された分圧回路
の出力電位がV2 からV2 ' に低下し、コンパレータ4
14の非反転入力を低くする。またコンパレータ414
から出力されたHiの出力はNOR回路417で反転さ
れて信号出力421はLoとなる。この信号出力はイン
バータ422で反転されてHiになり、スイッチ418
をオンさせる。これにより、電源419の電位E(<V
2' <V2 )が抵抗423により若干遅れてコンパレー
タ414の非反転入力に伝達される。このためコンパレ
ータ414の非反転入力が低下してゆきその値がV2 '
に等しくなったとすると、これにより、コンパレータ4
14の出力がLoになり、NOR回路417からHiが
出力される。このときスイッチ413がオフするので抵
抗410〜412で構成された分圧回路の出力電位がV
2 となり、コンパレータ414の非反転入力の電位がV
2 に上昇しようとする。また、コンパレータ414の出
力がLoになるため、スイッチ418がオフし、コンパ
レータ414の非反転入力端子のプルダウンが中断さ
れ、その電位がV2 ' より徐々に上昇する。これによ
り、コンパレータ414の出力がHiとなり、スイッチ
418がオンとなって以上の動作を繰り返し、抵抗40
3と容量405で決まる時定数でその周期が決まるパル
スを発生する。
【0029】また、逆にA/Dオーバーフロー入力42
0に入力されるオーバーフロー信号がLoになると、ダ
イオード402が導通し、抵抗404と容量405で決
まる時定数でこの抵抗404と容量405の接点の電位
が上昇する。この電位が上昇し、コンパレータ415の
非反転入力端子の電位V1 以上になると、コンパレータ
415の出力がLoになり、スイッチ409がオンさ
れ、抵抗406〜408で構成された分圧回路の出力電
位がV1 からV1 ' に上昇し、コンパレータ415の非
反転入力を高くする。またコンパレータ415から出力
されたLoの出力はNOR回路417で反転されて信号
出力421はHiとなる。この信号出力はインバータ4
22で反転されてLoになり、スイッチ418をオフさ
せる。これにより、電源419の電位E(>V1 ' >V
1 )がコンパレータ415の反転入力に伝達されるのが
中断され、このためコンパレータ415の反転入力が低
下してゆきその値がV1 ' に等しくなったとすると、こ
れにより、コンパレータ415の出力がHiになり、N
OR回路417からLoが出力される。このときスイッ
チ409がオンするので電源423はコンパレータ41
5の非反転入力をV1からV1 ' に向けて上昇させる。
以下、同様の動作を繰り返し、抵抗404と容量405
で決まる時定数でその周期が決まるパルスを発生する。
【0030】従って、抵抗404の値を抵抗403より
大きく設定することにより、オーバーフロー信号がHi
となった時にLoの時よりも短い周期のパルスを発生す
ることができる。
【0031】このように、上記実施例によれば、信号入
力端子にその入力が接続されたゲインコントロールアン
プと、ゲインコントロールアンプの出力にその入力が接
続されたアナログ・ディジタル変換回路と、アナログ・
ディジタル変換回路のオーバーフロー信号の値に応じて
アップカウントまたはダウンカウントを行なうアップダ
ウンカウンタと、前記オーバーフロー信号の値に応じて
異なる周期のパルスを発生し、その出力がアップダウン
カウンタのクロック信号入力端子に接続されているパル
ス発生回路と、前記アップダウンカウンタの出力がその
入力に接続され、その出力が前記ゲインコントロールア
ンプのゲインコントロール端子に接続されているディジ
タル・アナログ変換回路とを設けるようにしたので、ア
ナログ・ディジタル変換回路の入力がオーバーフローす
ると急激にゲインをさげてオーバーフローするのを防止
でき、原稿の背景色レベルをアナログ・ディジタル変換
回路3の入力がオーバーフローするレベルの近傍に設定
することにより、背景色信号を基準レベルとするように
動作させることができ、原稿読み取り部に適用した場合
に文字等と背景との区別がつきにくくなるのを防止でき
る。
【0032】実施例2.なお、上記実施例では、アップ
ダウンカウンタのアップダウン信号入力端子と、パルス
発生回路の信号入力端子にアナログ・ディジタル変換回
路のオーバーフロー信号を入力するようにしたものを示
したが、図3に示すように、ゲインコントロールアンプ
2の出力にコンパレータを設け、その出力を上記アップ
ダウン信号入力端子とパルス発生回路信号入力端子に入
力するような回路構成であってもよい。
【0033】図3はこの発明の第2の実施例によるゲイ
ンコントロールアンプ回路を示す。図3において、1は
ゲインコントロールアンプ回路に入力すべきアナログ信
号が入力される信号入力端子、2はその入力が信号入力
端子1に接続されているゲインコントロールアンプ、3
は前記ゲインコントロールアンプ2の出力が入力され、
この入力アナログ信号をディジタル信号に変換するアナ
ログ・ディジタル変換回路、8は前記ゲインコントロー
ルアンプ2の出力と基準電圧源9の電圧とを比較するコ
ンパレータ、9はその発生する電圧がアナログ・ディジ
タル変換回路3の入力レンジ幅の上限に相当する電圧を
発生する基準電圧源、4は前記コンパレータ3の出力端
子がその入力に接続されているパルス発生回路、5はそ
のクロック信号入力端子に前記パルス発生回路4の信号
出力端子が接続され、アップダウンクロック信号入力端
子に前記コンパレータ3の出力端子が接続されているア
ップダウンカウンタ、6は前記アップダウンカウンタ5
の信号出力端子がその信号入力端子に接続され、その信
号出力端子が前記ゲインコントロールアンプ2のゲイン
コントロール端子に接続されているディジタル・アナロ
グ変換回路である。
【0034】次に動作について説明する。図3におい
て、信号入力端子1より入力されたアナログ信号はゲイ
ンコントロールアンプ2を経て、アナログ・ディジタル
変換回路3に入力され、ディジタル信号に変換されて信
号出力端子7へ出力される。前記アナログ・ディジタル
変換回路3に入力された信号が基準電圧源9の基準電圧
より低い場合は、コンパレータ8はLoの比較結果信号
(ゲインコントロールアンプ2の出力が基準電圧源9の
基準電圧よりも大きい場合をHi、小さい場合をLoと
する)を出力し、アップダウンカウンタ5のアップダウ
ン信号入力端子にはLo信号が入力される。
【0035】このとき、アップダウンカウンタ5はアッ
プカウンタとなり(アップダウンカウンタ5はアップダ
ウン信号入力端子がLoの時、アップカウンタとなり、
Hiの時、ダウンカウンタとなる)、また、パルス発生
回路4の信号入力端子にもLo信号が入力され、図2の
オーバーフロー信号がLoの部分における長い間隔のパ
ルス発生回路出力信号が出力され、これが前記アップダ
ウンカウンタ5の信号入力端子に入力され、そのアップ
ダウンカウンタ5の出力が長い間隔をおいて徐々に上昇
し、このアップダウンカウンタ5の出力がそのアップダ
ウンカウンタの出力信号ビット数と同数の信号入力を持
ったディジタル・アナログ変換回路6に入力され、この
ディジタル・アナログ変換回路によりアナログ信号に変
換され、前記ゲインコントロールアンプ2のゲインコン
トロール端子に入力され、信号入力端子1より入力され
た信号のゲインを徐々に上昇するようにコントロールす
る。
【0036】また、アナログ・ディジタル変換回路3に
入力された信号が基準電圧源9の基準電圧より大きな場
合はこのコンパレータ8よりHiの比較結果信号が出力
され、このHiの信号が前記アップダウンカウンタ5の
アップダウン信号入力端子およびパルス発生回路4の信
号入力端子に入力され、アップダウンカウンタ5はダウ
ンカウンタの設定となり、パルス発生回路の信号出力端
子には図2のオーバーフロー信号がHiの部分における
短い間隔の出力信号が出力され、これが前記アップダウ
ンカウンタ5の信号入力端子に入力され、そのアップダ
ウンカウンタ5の出力がオーバーフロー信号がHiの部
分において急激に減少し、これがディジタル・アナログ
変換回路6によりアナログ信号に変換され、前記ゲイン
コントロールアンプ2のゲインコントロール端子に入力
されて、ゲインを急激に下げる方向にゲインコントロー
ルする。
【0037】このように、上記実施例によれば、信号入
力端子にその入力が接続されたゲインコントロールアン
プと、ゲインコントロールアンプの出力と基準電圧とを
比較するコンパレータと、このコンパレータの比較結果
信号の値に応じてアップカウントまたはダウンカウント
を行なうアップダウンカウンタと、前記比較結果信号の
値に応じて異なる周期のパルスを発生し、その出力がア
ップダウンカウンタのクロック信号入力端子に接続され
ているパルス発生回路と、前記アップダウンカウンタの
出力がその入力に接続され、その出力が前記ゲインコン
トロールアンプのゲインコントロール端子に接続されて
いるディジタル・アナログ変換回路とを設けるようにし
たので、ゲインコントロールアンプの出力が基準電圧以
上になると急激にゲインをさげて基準電圧以上になるの
を防止でき、原稿の背景色レベルをアナログ・ディジタ
ル変換回路3の入力を基準電圧レベルの近傍に設定する
ことにより、背景色信号を基準レベルとするように動作
させることができ、原稿読み取り部に適用した場合に文
字等と背景との区別がつきにくくなるのを防止できる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るゲインコ
ントロールアンプ回路によれば、アナログ信号が入力さ
れるゲインコントロールアンプと、このゲインコントロ
ールアンプの出力がその信号入力端に接続されたアナロ
グ・ディジタル変換回路と、ゲインコントロールアンプ
のゲインコントロール信号入力端子にそのアナログ信号
出力が接続されたディジタル・アナログ変換回路と、こ
のディジタル・アナログ変換回路のディジタル信号入力
端子にその信号出力が接続され、アナログ・ディジタル
変換回路のオーバーフロー信号がそのアップダウンコン
トロール端子に接続されたアップダウンカウンタと、こ
のアップダウンカウンタのカウントクロック入力端子に
その信号出力が接続され、アナログ・ディジタル変換回
路のオーバーフロー信号の値に応じたパルス間隔のパル
スを発生するパルス発生回路とを設けることにより、原
稿の背景色によりゲインコントロールをかけるようにし
たので、入力信号レベルがある一定のレベル以下の場合
はゆっくりとゲインを上げ、一定レベル以上の場合は素
早くゲインを下げるようなコントロールを常に行うこと
ができ、その背景色を含む入力信号のレベルが常にアナ
ログ・ディジタル変換回路の基準電圧付近となり、結果
として原稿の背景色を基準とした信号処理を行える効果
がある。
【0039】また、この発明に係るゲインコントロール
アンプ回路は、アナログ信号が入力されるゲインコント
ロールアンプと、このゲインコントロールアンプの出力
と基準電圧とを比較するコンパレータと、ゲインコント
ロールアンプのゲインコントロール信号入力端子にその
アナログ信号出力が接続されたディジタル・アナログ変
換回路と、このディジタル・アナログ変換回路のディジ
タル信号入力端子にその信号出力が接続され、コンパレ
ータの比較結果信号がそのアップダウンコントロール端
子に接続されたアップダウンカウンタと、このアップダ
ウンカウンタのカウントクロック入力端子にその信号出
力が接続され、コンパレータの比較結果信号の値に応じ
たパルス間隔のパルスを発生するパルス発生回路とを設
けるようにしたので、入力信号レベルがある一定のレベ
ル以下の場合はゆっくりとゲインを上げ、一定レベル以
上の場合は素早くゲインを下げるようなコントロールを
常に行うことができ、背景色を含む入力信号のレベルが
常にアナログ・ディジタル変換回路の基準電圧付近とな
り、結果として原稿の背景色を基準とした信号処理を行
える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例におけるゲインコント
ロールアンプ回路の構成を示す図である。
【図2】この発明の一実施例におけるそれぞれの信号を
示すタイムチャート図である。
【図3】図1のパルス発生回路の回路構成を示す図であ
る。
【図4】原稿の1ラインとこれに対応するCCDの読み
取り信号の一例を示す図である。
【図5】ゲインコントロールアンプ回路が用いられるフ
ァクシミリ等の原稿読み取り部の構成を示すブロック図
である。
【図6】図5のアナログ信号処理回路の内部構成を示す
ブロック図である。
【図7】この発明の第2の実施例によるゲインコントロ
ールアンプ回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 信号入力端子 2 ゲインコントロールアンプ 3 アナログ・ディジタル変換回路 4 パルス発生回路 5 アップダウンカウンタ 6 ディジタル・アナログ変換回路 7 信号出力端子 8 コンパレータ 9 基準電圧源
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】また、図6はこの図5のアナログ信号処理
回路の内部構成を示す図である。この図6において、5
41ないし543は図5のアナログ信号処理回路54の
内部構成の一例を示すもので、541は図5のCCDラ
インセンサ54からのアナログ信号をサンプルホールド
するサンプルホールド回路、542はこのサンプルホー
ルド回路541の出力を増幅するゲインコントロールア
ンプ、543はこのゲインコントロールアンプ42の
出力をクランプして図5のA/D変換回路55に出力す
るクランプ回路である。なお、CCDラインセンサ5
の出力は実際にはある信号レベルからマイナス方向に出
力されるが、この図6ではこれを反転させたものを示し
ている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【実施例】 実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例によるゲインコントロ
ールアンプ回路を示す。図1において、1はゲインコン
トロールアンプ回路に入力すべきアナログ信号が入力さ
れる信号入力端子、2はその入力が信号入力端子1に接
続されているゲインコントロールアンプであり、ゲイン
コントロール端子に電圧が印加されることにより、その
電圧に応じてゲインがコントロールされる。また、3は
前記ゲインコントロールアンプ2の出力が入力され、こ
の入力アナログ信号をディジタル信号に変換するアナロ
グ・ディジタル変換回路であり、その入力レンジ幅より
大きなアナログ信号が入力された時にはオーバーフロー
信号を出力する。4は前記アナログ・ディジタル変換回
路3のオーバーフロー信号出力端子がその入力に接続さ
れているパルス発生回路であり、オーバーフロー信号が
Hiの時にはLoの時に比べ短い周期のパルスを発生す
る。5はそのクロック信号入力端子に前記パルス発生回
路4の信号出力端子が接続され、アップダウンクロック
信号入力端子に前記アナログ・ディジタル変換回路3の
オーバーフロー信号出力端子が接続されているアップダ
ウンカウンタ、6は前記アップダウンカウンタ5の信号
出力端子がその信号入力端子に接続され、その信号出力
端子が前記ゲインコントロールアンプ2のゲインコント
ロール端子に接続されているディジタル・アナログ変換
回路である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図2はこの図1の各部の波形を示す図であ
り、図2(b) は図2(a) の時間経過を省略して示した図
である。また、図3は図1のパルス発生回路の回路構成
を示す図である。図において、420はアナログ・ディ
ジタル変換回路3のオーバーフロー信号が入力されるA
/Dオーバーフロー入力端子、401はアノードがこの
入力端子420に接続されたダイオード、402はカソ
ードがこの入力端子420に接続されたダイオード、4
03,404は一端が共通接続され他端がそれぞれダイ
オード401のカソードおよびダイオード402のアノ
ードに接続された抵抗、405はこの抵抗403,40
4の共通接続点と接地間に接続された容量、406,4
07,408および410,41,41はそれぞれ
電源と接地間に直列接続された分圧抵抗、414は非反
転入力が抵抗403,404の共通接続点に、反転入力
が抵抗410,411の共通接続点に、それぞれ接続さ
れたコンパレータ、415は非反転入力が抵抗406,
407の共通接続点に反転入力が抵抗403,404
の共通接続点にそれぞれ接続されたコンパレータ、4
17はコンパレータ414,415の出力が入力される
2入力NOR回路、421はこのパルス発生回路の信号
出力端子、418は一端が抵抗423を介して抵抗40
3,404の共通接続点とに接続され他端が電源419
のプラス端子に接続されたスイッチであり、インバータ
422により反転されたNOR回路417の出力により
開閉制御される。また、416はコンパレータ415
出力を反転するインバータ、409は抵抗406と並列
に接続されインバータ416の出力により開閉制御され
るスイッチ、413は抵抗412と並列に接続されコン
パレータ414の出力で開閉制御されるスイッチであ
る。なお、電源419の電位はE、スイッチ409がオ
ン, オフの時の抵抗406と407の接続点電位をV
1',V1 、スイッチ413がオン, オの時の抵抗41
0と411の接続点電位をV2', V2 (但し、V1 <V
1 ' <E<V2 ' <V2 )とする。また、図4は原稿の
1ラインとCCDの読み取り信号との関係を示す図であ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】次に動作について図1ないし図4を用いて
説明する。図1の信号入力端子1より入力されたアナロ
グ信号はゲインコントロールアンプ2を経て、アナログ
・ディジタル変換回路3に入力され、ディジタル信号に
変換されて信号出力端子7へ出力される。前記アナログ
・ディジタル変換回路3に入力された信号がその入力レ
ンジの上限を示す基準電圧Vref+より低い場合は、アナ
ログ・ディジタル変換回路3はオーバーフロー信号(オ
ーバーフロー信号が出力されている場合をHi、出力さ
れていない場合をLoとする)を出力せず、アップダウ
ンカウンタ5のアップダウン信号入力端子にはLo信号
が入力される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また、アナログ・ディジタル変換回路3に
入力された信号がアナログ・ディジタル変換回路3の入
力レンジの上限を示す基準電圧Vref+より大きな場合は
このアナログ・ディジタル変換回路3よりオーバーフロ
ー信号が出力され、そのオーバーフロー信号が前記アッ
プダウンカウンタ5のアップダウン信号入力端子および
パルス発生回路4の信号入力端子に入力される。これに
より、アップダウンカウンタ5はダウンカウンタの設定
となり、パルス発生回路4の信号出力端子には図2のオ
ーバーフロー信号がHiの部分における短い周期の出力
信号が出力され、これが前記アップダウンカウンタ5の
信号入力端子に入力され、そのアップダウンカウンタ5
の出力が、オーバーフロー信号がHiとなっている期間
において急激に減少し、これがディジタル・アナログ変
換回路6によりアナログ信号に変換され、前記ゲインコ
ントロールアンプ2のゲインコントロール端子に入力さ
れて、ゲインを急激に下げる方向にゲインコントロール
する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】このように、本ゲインコントロールアンプ
回路によれば、CCDからの出力信号が図2(a),(b) に
示すように徐々に増加する場合、そのレベルがアナログ
・ディジタル変換回路3の上限の基準電圧Vref+以上に
なると、アナログ・ディジタル変換回路3からHiレベ
ルのオーバーフロー信号が出力され、これによりパルス
発生回路4からは図2(a),(b) に示すような、オーバー
フロー信号がLoレベルの場合より短い周期のゲインコ
ントロールパルスが出力される。また、このオーバーフ
ロー信号はアップダウンカウンタ5のアップダウンカウ
ンタ設定端子に入力され、オーバーフロー信号がHiレ
ベルの場合はダウンカウンタになるように設定されてい
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】従って、アナログ・ディジタル変換回路3
に入力される信号の大きさがVref+以上であると、アナ
ログ・ディジタル変換回路3の入力は短い周期のゲイン
コントロールパルスにより急激に低下し、これにより、
アナログ・ディジタル変換回路3に入力される信号の大
きさがVref+以下になると長い周期のゲインコントロー
ルパルスにより、A/D変換回路の入力は緩慢に上昇す
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】原稿を1ラインずつ読み取っていく場合、
原稿の最初の部分の信号、即ち、通常は原稿面の左側の
背景色の部分の信号をA/D変換回路ref+付近にな
るように設定しておく。そして、1ラインを右側に向か
って読み進んでいくとともに長い周期のゲインコントロ
ールパルスが発生し、これによりゲインコントロールア
ンプ2のゲインが増加し、アナログ・ディジタル変換回
路3の入力信号のレベルが徐々に増加していく。そして
このレベルがアナログ・ディジタル変換回路3のVref+
を越えると短い周期のゲインコントロールパルスが発生
し、これによりゲインコントロールアンプ2のゲインが
急激に減少する。このためアナログ・ディジタル変換回
路3の入力も急激に減少し、これがアナログ・ディジタ
ル変換回路3のref+を下回ると、上述のような長い周
期のゲインコントロールパルスが発生し、アナログ・デ
ィジタル変換回路3の入力信号のレベルがref+に向か
って徐々に上昇する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】このように、アナログ・ディジタル変換回
路3の入力がその基準レベルref+を上回るまではその
ゲインを漸増させ、アナログ・ディジタル変換回路3の
入力がその基準レベルref+を越えるとそのゲインを急
激に減少させるのは次のような理由による。即ち、アナ
ログ・ディジタル変換回路3のオーバーフロー信号がH
iからLoになり、ゲインコントロールアンプのゲイン
を減少させる際に、その減少を緩やかに行なったとする
と信号全体のレベルが持ち上がってしまうが、このよう
な信号全体のレベルの持ち上がりが生じると、背景色に
対応する信号と文字等の黒色に対応する信号とのレベル
差が小さくなり、文字と背景との区別がつきにくくなっ
てしまい、不鮮明な光電変換が行なわれるのを防止した
いためである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】そして、このような制御を行なうことによ
り、本ゲインコントロールアンプは、原稿の最初の部分
の信号がアナログ・ディジタル変換回路3のref+付近
になるように設定しておくと、上述のようなゲインコン
トロール動作により、背景色に対応する部分のレベルが
常にアナログ・ディジタル変換回路3のref+付近にな
るような動作を行なう。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】このため、アナログ・ディジタル変換回路
3の入力は図4(a) の背景色に対応する部分を読み進ん
でいる時は、図2(a) のオーバーフロー信号がHiとな
っている部分付近に相当するref+付近の信号となり、
また文字等の部分に対応する部分を読み進んでいる時
は、アナログ・ディジタル変換回路3の入力は図2(a)
のA/D入力が小さい時のゲインコントロールパルスが
入力されるごとに漸増する信号と同様のものになる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】実施例2.なお、上記実施例では、アップ
ダウンカウンタのアップダウン信号入力端子と、パルス
発生回路の信号入力端子にアナログ・ディジタル変換回
路のオーバーフロー信号を入力するようにしたものを示
したが、図に示すように、ゲインコントロールアンプ
2の出力にコンパレータを設け、その出力を上記アップ
ダウン信号入力端子とパルス発生回路信号入力端子に入
力するような回路構成であってもよい。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】図はこの発明の第2の実施例によるゲイ
ンコントロールアンプ回路を示す。図において、1は
ゲインコントロールアンプ回路に入力すべきアナログ信
号が入力される信号入力端子、2はその入力が信号入力
端子1に接続されているゲインコントロールアンプ、3
は前記ゲインコントロールアンプ2の出力が入力され、
この入力アナログ信号をディジタル信号に変換するアナ
ログ・ディジタル変換回路、8は前記ゲインコントロー
ルアンプ2の出力と基準電圧源9の電圧とを比較するコ
ンパレータ、9はその発生する電圧がアナログ・ディジ
タル変換回路3の入力レンジ幅の上限に相当する電圧を
発生する基準電圧源、4は前記コンパレータ3の出力端
子がその入力に接続されているパルス発生回路、5はそ
のクロック信号入力端子に前記パルス発生回路4の信号
出力端子が接続され、アップダウンクロック信号入力端
子に前記コンパレータ3の出力端子が接続されているア
ップダウンカウンタ、6は前記アップダウンカウンタ5
の信号出力端子がその信号入力端子に接続され、その信
号出力端子が前記ゲインコントロールアンプ2のゲイン
コントロール端子に接続されているディジタル・アナロ
グ変換回路である。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】次に動作について説明する。図におい
て、信号入力端子1より入力されたアナログ信号はゲイ
ンコントロールアンプ2を経て、アナログ・ディジタル
変換回路3に入力され、ディジタル信号に変換されて信
号出力端子7へ出力される。前記アナログ・ディジタル
変換回路3に入力された信号が基準電圧源9の基準電圧
より低い場合は、コンパレータ8はLoの比較結果信号
(ゲインコントロールアンプ2の出力が基準電圧源9の
基準電圧よりも大きい場合をHi、小さい場合をLoと
する)を出力し、アップダウンカウンタ5のアップダウ
ン信号入力端子にはLo信号が入力される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号がその信号入力端に入力さ
    れるゲインコントロールアンプと、 該ゲインコントロールアンプの出力がその信号入力端に
    接続されたアナログ・ディジタル変換回路と、 上記ゲインコントロールアンプのゲインコントロール信
    号入力端子にそのアナログ信号出力が接続されたディジ
    タル・アナログ変換回路と、 該ディジタル・アナログ変換回路のディジタル信号入力
    端子にその信号出力が接続され、上記アナログ・ディジ
    タル変換回路のオーバーフロー信号の値に応じてアップ
    カウントまたはダウンカウントを行なうアップダウンカ
    ウンタと、 該アップダウンカウンタのカウントクロック入力端子に
    その信号出力が接続され、上記アナログ・ディジタル変
    換回路のオーバーフロー信号の値に応じて異なる周期の
    パルスを発生するパルス発生回路とを備えたことを特徴
    とするゲインコントロールアンプ回路。
  2. 【請求項2】 アナログ信号がその信号入力端に入力さ
    れるゲインコントロールアンプと、 該ゲインコントロールアンプの出力と基準電圧とを比較
    するコンパレータと、 前記ゲインコントロールアンプのゲインコントロール信
    号入力端子にそのアナログ信号出力が接続されたディジ
    タル・アナログ変換回路と、 該ディジタル・アナログ変換回路のディジタル信号入力
    端子にその信号出力が接続され、上記コンパレータの比
    較結果信号の値に応じてアップカウントまたはダウンカ
    ウントを行なうアップダウンカウンタと、 該アップダウンカウンタのカウントクロック入力端子に
    その信号出力が接続され、上記コンパレータの比較結果
    信号の値に応じて異なる周期のパルスを発生するパルス
    発生回路とを備えたことを特徴とするゲインコントロー
    ルアンプ回路。
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