JPH0778809B2 - 設計支援方法およびその装置 - Google Patents

設計支援方法およびその装置

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JPH0778809B2
JPH0778809B2 JP4061805A JP6180592A JPH0778809B2 JP H0778809 B2 JPH0778809 B2 JP H0778809B2 JP 4061805 A JP4061805 A JP 4061805A JP 6180592 A JP6180592 A JP 6180592A JP H0778809 B2 JPH0778809 B2 JP H0778809B2
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和田  裕
高志 木口
康弘 小林
透 満田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、設計支援方法及びその
装置に係り、特に、設計基準等の制約を反映するのに好
適な設計支援方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭59−45575 号公報は、設計対象物
の表示画面と、設計パラメータの入力メニュー等の表示
画面を独立させ、分割画面あるいは複数のCRT画面に
より設計データを表示する設計支援装置を説明する。
【0003】また、特開昭59−66763 号公報に記述され
た設計支援装置は、配管経路設計用の電子計算機構成に
より配管間隔を計算して表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】設計の完了した設計対
象物は、設計基準を満足することが必要である。設計基
準は設計を行う際のルールであり、この設計基準を満足
していない設計対象物は、不良品となる。このため、設
計の完了した設計対象物が設計基準を満足しているか否
かをチェックすることは重要なことである。
【0005】前述した各従来例は、設計された設計対象
物が設計基準に違反しているか否かを判定していない。
ただ、特開昭59−66763 号公報は、設計パラメータ値を
組合わせて設計基準値との相当比較値を導出し表示して
いる。しかし、該当配管等に適用される設計基準値との
比較は、設計者自信が行う必要がある。
【0006】しかしながら、1つの設計対象物の設計に
対して複数の設計基準を適用することもあり、例えば多
数の設計基準がある程、設計者がチェックにより違反し
ている設計基準を確認ししかもそれに違反している部分
を確認することは非常に面倒である。
【0007】本発明の目的は、設計基準に違反している
部分を簡単に把握できる設計支援方法及びその装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の特徴は、入力手段によって指定された設計対象物が
当該設計対象物に適用される設計基準に違反して配置さ
れていないかを演算処理手段によって判定し、指定され
た設計対象物が該当する設計基準に違反して配置されて
いると演算処理手段によって判定された場合に、表示制
御手段によって、当該設計対象物の設計データ,適用さ
れた設計基準および違反している部分を識別できる当該
設計対象物の図形情報とを共に表示装置に表示すること
にある。
【0009】
【作用】設計対象物の図形情報が該当する設計基準に違
反している場合には、該当する設計基準、及び設計対象
物の設計データと設計基準に違反している部分を識別で
きるように図形情報を共に表示するので、設計者は、そ
れらの表示された情報を見ることによって設計された設
計対象物設計データと違反個所及び違反している設計基
準を簡単に知ることができる。このため、設計基準に違
反している部分の修正も容易に行うことができる。
【0010】
【実施例】本発明の好適な一実施例を以下に説明する。
図8は、本実施例の設計支援装置1を示している。設計
支援装置1は、プラントにおける機器及び配管のレイア
ウトの設計を支援するものであって、表示装置(CR
T)2A及び2B,画像表示制御装置3及び5,演算処
理装置(例えば、電子計算機)7,操作盤(例えば、キ
ーボード)8、及び外部記憶装置9及び10を有してい
る。
【0011】画像表示制御装置3は、画像データ記憶部
4を有しているとともに、表示装置2Aに接続されてい
る。また、画像表示制御装置5は、画像データ記憶部6
を有しているとともに、表示装置2Bに接続されてい
る。演算処理装置7は、演算部7a,処理手順記憶部7
b,中間データ記憶部7c,入力部7d,設計データ検
索コード出力部7e,設計データ入力部7f,設計基準
データ検索コード出力部7g,設計基準データ入力部7
h,画像データ出力部7i及び7j,設計データ出力部
7kより構成される。処理手順記憶部7bは、図1にフ
ローチャートで示す内容の処理手順のプログラムを記憶
している。操作盤8は、入力部7dに接続される。画像
表示制御装置3及び5は、画像データ出力部7i及び7
jに接続される。外部記憶装置9は、プラントの配管等
のレイアウトに必要な種々の設計データを記憶している
データベースであって、設計データ検索コード出力部7
e及び設計データ入力部7fに接続されている。図4〜
図6は、外部記憶装置9に記憶されている設計データの
例を示している。図4は、ラインコードHD9で示され
る系統HDに関する設計データである。プラントの他の
系統に関する設計データも同様に記憶されている。図5
及び図6は外部記憶装置9に記憶されている機器に関す
る設計データの例である。図3はコードN21−B00
3Aで示される熱交換器に関する設計データであり、図
6(A)はコードRE−10で示されるレデューサに関す
る設計データである。コードRE−10のレデューサの
設計データには、位置(X,Y及びZ)を示す値(設計
パラメータ)がついていない。これは、設計パラメータ
が、まだ未定の状態にある。すなわち、レデューサ(R
E−10)の取付け位置がまだ未定であることを示して
いる。図6(B)は、コードN21−F10で示される
仕切弁の設計データである。また図6(C)はコードA
−22で示されるタンク、図6(D)はコードN21−
B003A−7で示されるノズルのそれぞれの設計デー
タである。外部記憶装置10は、プラントの配管等のレ
イアウトに必要な種々の設計基準データを記憶している
データベースであって、設計基準検索コード出力部7g
及び設計基準データ入力部7hに接続されている。図7
は、外部記憶装置10に記憶されている設計基準データ
の例を示している。番号1,2及び3等の各設計基準デ
ータは、それぞれ制約項目,条件データ数,条件デー
タ,結論データ及び設計基準に関するデータを有してい
る。番号1及び3の設計基準データは、系統HDに関す
るものである。番号2の設計基準データは、レデューサ
に関するものである。プラントにおける他の系統及び機
器の設計基準データも、同様に記憶されている。設計基
準は、図7に示された例、例えば「高温のHD系配管
は、機器引出スペースに設置禁止」,「レデューサの前
後の直管部は配管の口径Dの3倍以上とる」及び「口径
600mmのHD配管は壁と300mm以上の間隔をとる」
から分るように設計を行うときに順守すべきルールであ
る。
【0012】図2は、処理手順記憶部7b内のメモリの
領域区分を示したものである。処理手順記憶部7bは、
図1に示す処理手順プログラムを記憶している。処理手
順記憶部7bのメモリ7b1 〜7b13は、図1に示す処
理手順プログラムのステップ11〜24に対応するプロ
グラムを記憶している。すなわち、メモリ7b1 は、設
計対象物の入力手順を示したプログラム(ステップ1
1)の記憶メモリである。メモリb2 は、設計対象物に
該当する設計データを検索する手順を示したプログラム
(ステップ12)の記憶メモリである。メモリb3 は、
設計対象物に該当する設計基準データを検索する手順を
示したプログラム(ステップ13)の記憶メモリであ
る。メモリ7d4 は、設計対象物の構造を図形に表わす
ための情報をステップ12にて選択された設計データに
基づいて求める手順のプログラム(ステップ14)の記
憶メモリである。メモリ7d5 は、設計対象物の構造に
対する制約領域を図形に表わすための情報をステップ1
3にて選択された設計基準データに基づいて求める手順
を示したプログラム(ステップ15)の記憶メモリであ
る。メモリ7d6 は、設計対象物に該当する設計データ
のうちで未決定パラメータの項目を有する設計データ及
びその項目を求める手順のプログラム(ステップ16)
の記憶メモリである。メモリ7d7 は、設計対象物に該
当する設計データ及び設計基準データを表示させるため
の情報を求める手順のプログラム(ステップ17)の記
憶メモリである。メモリ7d8 は、設計対象物に該当す
る設計データに関する未決定パラメータ項目のデータの
入力手順を示したプログラム(ステップ18)の記憶メ
モリである。メモリ7d9 は、設計対象物の構造を図形
に表わすための情報をステップ18にて入力した項目デ
ータに基づいて求める手順を示したプログラム(ステッ
プ19)の記憶メモリである。メモリ7d10は、設計対
象物の構造に対する制約領域を図形に表わすための情報
を、ステップ18にて入力した項目データに基づいて求
める手順を示したプログラム(ステップ20)の記憶メ
モリである。メモリd11は、設計対象物の構造を図形に
表わす情報が当該設計基準データに対する違反の有無を
判定する手順を示したプログラム(ステップ21)の記
憶メモリである。メモリ7d12は、違反する設計基準及
び設計対象物に関する図形の違反部分を表示するための
情報を、ステップ21で違反有りと判定された場合に、
求める手順を示したプログラム(ステップ22)の記憶
メモリである。メモリ7d13は、設計基準に違反しない
項目データ(ステップ18で入力されたもの)を、ステ
ップ21で違反なしと判定された場合にデータを外部記
憶装置9に記憶させる手順を示したプログラム(ステッ
プ23)の記憶メモリである。メモリ7d14は、まだ設
計されていない設計対象物の有無を判定する手順を示し
たプログラム(ステップ24)の記憶メモリである。
【0013】図3は、中間データ記憶部7cの各メモリ
の領域区分を示したものである。7c1〜7c8は、区分
された記憶部を示している。
【0014】系統HDの設計例を基に、設計支援装置1
の作用を以下に説明する。設計支援装置1のオペレータ
は、操作盤8を操作してこれから設計すべき対象となる
設計対象物(すなわち設計対象項目)のラインコード、
例えば系統HDのラインコードHD9及び表示装置に表
示する図形の表示形態を演算処理装置7に入力する。図
形の表示形態としては、(1)第三角法等の製図法に従
う表示、(2)等角投影法に従う表示、及び(3)透視
図法に従う表示の3つの形態がある。操作盤8から入力
した図形表示形態選択信号(本実施例では例えば(1)の
表示形態)は、中間データ記憶部7cに記憶される。ラ
インコードHD9は、演算処理装置7の入力部7dを介
して演算部7aに入力される。その時、演算部7aは、
処理手順記憶部7bに記憶されている図1に示されてい
るステップ11からなる処理手順プログラムを呼び出
す。そして、演算部7aは、そのプログラムに基づく処
理を順次実施する。図1のフローチャートに基づいて演
算部7aの作用を順次説明する。ステップ11にて設計
対象項目が入力される。すなわち、図9に示すように入
力部7dより設計対象の系統のラインコードHD9を読
込む(ステップ11A)。その後、そのラインコードHD
9は、中間データ記憶部7c内の所定のアドレス(設計
対象項目記憶アドレス)のメモリ部7c1 に一時的に記
憶される(ステップ11B)。演算部7aでは、次に、
図10に詳細に示した関連設計データの検索(ステップ
12)が行われる。すなわち、演算部7aは、中間デー
タ記憶部7c内のメモリ部7c1 に記憶された該当する
ラインコードすなわち、ラインコードHD9を呼出し
(ステップ12A)、当該ラインコードHD9を設計デ
ータ検索コード出力部7eから外部記憶装置9に送る
(ステップ12B)。そして、演算部7aは、外部記憶
装置9に記憶されている設計データのうち、ラインコー
ドHD9に関する設計データ(図3に示す設計データ)
を検索し、その設計データを設計データ入力部7fを介
して演算処理装置7内に取込み、中間データ記憶部7c
内の所定のアドレス(設計データ記憶アドレス)のメモ
リ部7c2 に記憶させる(ステップ12c)。中間デー
タ記憶部7c内のメモリ部7c2 に記憶されたラインコ
ードHD9の設計データの中から、コード(ラインコー
ドは除く)検索する(ステップ12D)。このステップ
にて、図3の設計データの中から、A−22,N21−
B003A,RE−10及びN21−F10の各コード
が検索される。コードとコードでない情報を区別するた
め、コードはある特定のルールに基づいて表示する必要
がある。例えば、コードとは先頭の文字がアルファベッ
トであってアルファベットと数字の両方で示されるもの
であるとの定義が必要である。ステップ12Dで検索さ
れた各コードに関連する設計データを、外部記憶装置9
から取出して中間データ記憶部7c内のメモリ部7c2
に記憶する(ステップ12E)。すなわち、前述の図3
に示すA−22,N21−B003A,RE−10及び
N21−F10のコードに対応する各設計データ(図
5,図6(A),(B)及び(C)の設計データ)が、検
索されて中間データ記憶部7c内のメモリ部7c2 に記
憶される。
【0015】ステップ12D,12E及び12Fは、設
計対象項目の範囲内で検索された設計データに含まれる
コードがなくなるまで繰返えされる。すなわち、ステッ
プ12Fでは、中間データ記憶部7cのメモリ部7c2
内に記憶されているコードで、設計データが検索を行わ
れていないコードの有無を判定する。設計データの検索
されていないコードがある場合にはステップ12D及び
ステップ12Eの処理が実行される。このような処理
は、ステップ12Cで記憶された設計データだけでなく
ステップ12Eで記憶された設計データに含まれるコー
ドがなくなるまで繰返えされる。本実施例で言えば、中
間データ記憶部7cに記憶されたN21−B003Aの
設計データ(図5)に、N21−B003A−7のコー
ドが含まれており、これがステップ12Dで再び検索さ
れる。そして、ステップ12Eでそのコードに対応する
設計データ(図6(D))が外部記憶装置9より検索さ
れて中間データ記憶部7c内のメモリ部7c2 に記憶さ
れる。N21−B003Aの設計データにはN21−B
003A−8のコードが含まれているが、このコードは
系統HD以外の系統に含まれているので、ステップ12
Fでそれが判定されてステップ12D及び12Eの処理
は行われない。該当する設計対象項目(ラインコード)
の範囲内で中間データ記憶部7c内のメモリ部7c2
記憶された設計データに含まれるコードがなくなったこ
とが、ステップ12Fで判定されると、図7に示すステ
ップ13の処理に移行する。
【0016】演算部7aで実施するステップ13(設計
基準データの検索)の処理手順は、図11に示すように
ステップ13A〜13Gの7つのステップからなってい
る。これらのステップ13A〜13Gの処理が順次行わ
れる。ステップ13では、ステップ12で中間データ記
憶部7cの設計データ記憶アドレスに記憶している設計
データを参照して、設計基準データ記憶装置10から該
当する設計基準データを中間データ記憶部7cの所定の
アドレス(設計基準データ記憶アドレス)に書込む。すな
わち最初に、ステップ12にて中間データ記憶部7c内
のメモリ部7c2に記憶されている設計データの系統及
び機器等のコード(HD9,A−22,N21−B00
3A,N21−F10,RE−10,……)を取出す
(ステップ13A)。次に、取出したコードを設計基準
データ検索コード出力部7gより設計基準データ記憶装
置10に送る(ステップ13B)。設計基準データ記憶
装置10に記憶している設計基準データの中から該当す
るコードを含んでいるものを選択する(ステップ13
C)。ステップ13Cで、図7の番号1〜3及びその他
の該当する設計基準データが選択される。選択した設計
基準データの番号,制約項目,条件データ数,条件デー
タ,結論データ及び設計基準を、設計基準データ入力部
7hを介して中間データ記憶部7cの所定のアドレス
(設計基準データアドレス)のメモリ部7c3 に記憶さ
せる(ステップ13D)。これらの選択された設計基準
データについて条件データをすべて満足する設計データ
の有無を判定し(ステップ13E)、条件データをすべ
て満足する場合にはその条件データを有する設計基準デ
ータに条件成立のフラグを立てる(ステップ13F)。例
えば、図4の番号1の設計基準データについて言えば、
条件データの分類,温度及び系統の3つの項目を有して
各々の項目が配管,高温及びHDである設計データ(中
間データ記憶部7cの設計データ記憶アドレスに記憶さ
れている)の有無が判定される。そして、上記3項目の
条件を満足する設計データが存在する場合には、番号1
の設計基準データの結論データのコード各項目に該当す
る設計データのコードが記入される。すなわち、番号1
の設計基準データにおいては、条件データの3項目の内
容が、図4のコードHD9の分類,温度及び系統の項目
の内容と一致するので、結論データのコード名としてH
D9が記入される。番号3の設計基準データにおいて
は、条件データの3項目の内容が図4のコードHD9の
分類,系統及び口径の項目の内容と一致するので、結論
データのコード名としてHD9が記入される。番号2の
設計基準データにおいては、条件データの2項目の内容
が図6(A)におけるコードRE−10の分類及び種類
の項目の内容と一致するので、結論データのコード名と
してRE−10が記入される。今回の設計対象項目であ
る系統HDに対しては、結論データのコード名の欄にコ
ードが記入された番号1〜3の設計基準データが、成立
する。
【0017】ステップ13の最後のステップであるステ
ップ13Gにおいて、条件の成立した設計基準データの
みが中間データ記憶部7c内のメモリ部7c3 に残さ
れ、メモリ部7c3 に記憶されている前述の条件の成立
しない設計基準データは消去される。本実施例では、図
7に示す番号1〜3以外の設計基準データが、メモリ部
7c3 より消去される。
【0018】ステップ13の処理を完了した演算部7a
は、ステップ14の処理を実施する。ステップ14は設
計対象項目の構造の図形化の処理及び表示を行うもので
あって図12〜図16に示すステップ14A,14B,
14C1〜14R1,14C2〜14J2 及び14C3〜1
4J3からなっている。まず、中間データ記憶部7c内
のメモリ部7c2 に記憶されている設計データの中から
コードの付いている設計データを選択する(ステップ1
4A)。すなわち、N21−B003A,N21−F1
0,RE−10,A−22及びN21−B003A−7
が選択される。選択されたコードの付いている設計デー
タは、中間データ記憶部7c内の新たなメモリ領域、す
なわちメモリ部7c4 に記憶される。ステップ14B
は、図形表示形態、すなわち、(1)第三角法,(2)
等角投影法及び(3)透視図法のいずれか1つを、前述
した操作盤8から入力した図形表示形態選択信号(中間
データ記憶部7cに記憶されている)に基づいて選択す
る。本実施例では、前述した入力信号に基づいて(1)
の第三角法による表示が選択される。第三角法が選択さ
れた場合には、ステップ14C1〜ステップ14R1の処
理が実施される。すなわち、選択されてメモリ部7C4
に記憶された各々のコードの付いた設計データから設置
位置座標及び寸法の両方のデータを有するコードと、そ
のコードに対応する設置位置座標及び寸法を読出す(ス
テップ14C1 )。本実施例では、ステップ14C1
おいて、N21−B003A,NF21−F10,A2
2及びN21−B003A−7が選択され、各コードの
設置位置座標及び寸法が読出される。N21−F10の
寸法は口径であり、N21−B003A−7は図6
(D)に示されていないが、その寸法が記憶されてい
る。読出されたコードの設置位置座標及び寸法データに
基づいて当該機器の所定位置に配置された平面図を作成
する(ステップ14D1 )。詳細に言えば、当該機器の
X方向及びY方向の設置位置座標及び寸法データに基づ
いて平面図の図形を構成する各々の線分となる多数の点
(線分は多数の点の集合である)X及びY座標の値を求
める。そして得られた平面図形の線分の多数の点のX及
びY座標の値は、画像データ出力部7iより画像データ
記憶部4に出力される(ステップ14E1 )。ステップ
14D1 にて得られた当該機器の平面図形のX及びY座
標の値は、画像データ記憶部4に記憶される。次に当該
機器の所定位置に配置された平面図を、設置位置座標及
び寸法データに基づいて作成する(ステップ14
1 )。すなわち、当該機器のX方向及びZ方向の設置
位置座標及び寸法データに基づいて正面図の図形を構成
する各々の線分となる多数の点のX及びZ座標を求め
る。ステップ14G1 にて、得られた線分となる多数の
点のX及びZ座標の値が、画像データ出力部7iより画
像データ記憶部4に出力される。画像データ記憶部4
は、これらの点のX及びZ座標値を記憶する。最後に、
当該機器の所定位置に配置された側面図を、設置位置座
標及び寸法データに基づいて作成する(ステップ14H
1 )。すなわち、ステップ14H1 にて、当該機器のY
方向及びZ方向の設置位置座標及び寸法データに基づい
て側面図の図形を構成する各々の線分となる多数の点の
Y及びZ座標を求める。そして、得られた線分となる多
数の点のY及びZ座標の値が、画像データ出力部7iよ
り画像データ記憶部4に出力された(ステップ14
1 )。これらの点のY及びZ座標は、画像データ記憶
部4に記憶される。
【0019】ステップ14I1 の処理が終了した時、設
置位置座標及び寸法データを有して図形化していないコ
ードの有無を判定する(ステップ14J1 )。図形化して
いないコードがある場合には、ステップ14C1〜14
1の処理を繰返して行う。本実施例では、A−22,N
21−F10,N21−B003A及びN21−B003A−
7の第三角法にてそれぞれ図形化される。RE−10
は、図6(A)には示されていないが寸法が設定されて
いる。しかし、RE−10は、設定位置が設定されてい
ない。従ってステップ14C1 で選択されず、図形化さ
れない。ステップ14J1 にて図形化していないコード
が無いと判定された場合には、ステップ14K1 の処理
を移る。すなわち、メモリ部7C4 に記憶されたコード
のうち、メモリ部7C2 に記憶されている配管の接続順
(図4参照)で、直接配管にて接続される2つのコードを
選択する。本実施例では、コードN21−B003A−
7及びN21−F10が選択される。そして選択された
2つのコードで示される各々の対象物を接続した配管系
路の平面図における線分を構成する多数の点のX及びY
座標の値を求める(ステップ14L1 )。この配管系路
は、特願昭58−187033号明細書の4頁,8行から23
頁,1行に示された手法にて求めることができる。得ら
れた配管系路の線分を構成する多数の点のX及びY座標
の値は、画像データ出力部7iより画像データ記憶部4
に出力される(ステップ14M1 )。それらの値は、画
像データ記憶部4に記憶される。正面図における当該配
管系路の線分を構成する多数の点のX及びZ座標の値を
求める(ステップ14N1 )。得られたX及びZ座標の
値は、画像データ出力部7iより画像データ記憶部4に
出力される(ステップ14O1 )。それらの値は、画像
データ記憶部4に記憶される。側面図における当該配管
系路の線分を構成する多数の点のY及びZ座標の値を求
める(ステップ14P1 )。これらの値は、画像データ
出力部7iより画像データ記憶部4に出力され(ステッ
プ14Q1 )、そこに記憶される。次に、2つのコード
を直接、接続する配管系路であって図形化していない配
管系路の有無を判定する(ステップ14R1 )。このよ
うな配管系路が存在する場合は、ステップ14L1 〜1
4R1 の処理を繰返す。ステップ14R1 にて前述の配
管系路が無いと判定された場合には、後述するステップ
15Aの処理に移る。
【0020】以上のステップによって設置位置及び寸法
が決っているコードの構造及びそれらの2つのコードを
直接的に接続する配管系路の図形化が終了する。第三角
法による図形表示について述べたが、次に等角投影法に
よる図形表示(図15)について述べる。等角投影図
は、互いに直交する三軸の投影図が120度ずつの等角
に交わる方向から見た投影図である。ステップ14Bに
て等角投影法が選択されると、以下のステップ14C2
〜14J2の処理が行われる。選択されてメモリ部7C
4 に記憶された各々のコードの付いた設計データから設
置位置座標及び寸法の両方のデータを有するコードと、
そのコードに対応する設計位置座標及び寸法を読出す
(ステップ14C2 )。読出されたコードの設置位置座
標及び寸法データに基づいて当該機器の所定位置に配置
された等角投影図の図形を作成する(ステップ14
2 )。すなわち、当該機器のX,Y及びZ方向の設置
位置座標及び寸法データに基づいて図形を構成する各々
の線分となる多数の点のX,Y及びZ座標の値を求め
る。そして、得られた図形の線分を構成する多数の点の
X,Y及びZ座標の値は、画像データ出力部7iより画
像データ記憶部4に出力される(ステップ14E2 )。
ステップ14E2 にて得られた前述のX,Y及びZ座標
の値は、画像データ記憶部4に記憶される。ステップ1
4E2 の処理が終了した後、設置位置座標及び寸法デー
タを有して図形化していないコードの有無を判定する
(ステップ14F2 )。図形化していないコードがある
場合には、ステップ14C2〜14F2の処理を繰返して
行う。ステップ14F2 にて図形化していないコードが
無いと判定された場合には、ステップ14G2 の処理を
行う。すなわち、メモリ部7C4 に記憶されたコードの
うち、メモリ部7C2 に記憶されている配管の接続順
(図4参照)で、直接、配管にて接続される2つのコー
ドを選択する。そして、選択された2つのコードで示さ
れる各々の対象物を接続した配管系路の等角投影図にお
ける線分を構成する多数の点のX,Y及びZ座標の値を
求める(ステップ14H2 )。得られた配管系路の線分
における各点のX,Y及びZ座標の値は、画像データ出
力部7iより画像データ記憶部4に出力される(ステッ
プ14I2 )。それらの値は、画像データ記憶部4に記
憶される。最後に、2つのコードを、直接、接続する配
管系路であって図形化していない配管系路の有無を判定
する(ステップ14J2 )。このような配管系路が存在す
る場合には、ステップ14G2〜14J2の処理を繰返
す。ステップ14J2 にて前述の配管系路が無いと判定
された場合には、後述の図17に示すステップ15Aに
移る。
【0021】操作盤8にて透視図法を選択する旨の信号
を入力すると、前述のステップ14B(図12)にて透視
図法が選択され、ステップ14C3〜14J3の処理が行
われる。ステップ14C3〜14J3の処理は、図16に
示す。これらのステップ14C3〜14J3 の処理は、図1
5に示す等角投影図法の場合のステップ14D2 ,14
2 及び14H2 の「等角投影図」を「透視図」に変え
たものであって、ステップ14C2〜14J2の処理とほ
ぼ同じである。ステップ14J3 にて前述の配管系路が
あると判定された場合にはステップ14C3 に移行し、
それが無いと判定された場合には、図17に示すステッ
プ15Aの処理を移行する。なお、透視図は、一点を視
点とし、物体を遠近法によって我々の目に映ると同様の
状態に描いた図である。
【0022】ステップ14の設計対象項目の構造の図形
化の処理が完了すると、演算部7aは、図1に示すステ
ップ15の処理を実行する。ステップ15は、ステップ
14にて得られた図形、すなわち設置位置及び寸法が決
っているコードの構造及びそれらの2つのコードを直接
的に接続する配管系路に対する制約領域の図形化を行う
とともにそれの表示を行うものである。ステップ15
は、図17〜図20に示すようにステップ15A〜15
C,15D1〜15M1,15D2〜15G2及び15D3
〜15G3からなっている。ステップ14にて得られた
図形に対する制約領域の図形化は、ステップ14と同様
に(1)第三角法,(2)等角投影法及び(3)透視図
法のいずれか1つを選択して行われる。
【0023】まず、ステップ14にて図形化されたコー
ドまたは配管系路に関係するすべての設計基準を、中間
データ記憶部7C内のメモリ部7C3 より選択する(ス
テップ15A)。選択したすべての設計基準を、中間デ
ータ記憶部7C内のメモリ部7C5 に記憶する(ステッ
プ15B)。本実施例では、図7に示す番号1及び3の
設計基準データに関する設計基準が選択される。次に図
形表示形態、すなわち(1)第三角法,(2)等角投影
法及び(3)透視図法のいずれか1つを、前述した操作
盤8から入力した図形表示形態選択信号に基づいて選択
する(ステップ15C)。本実施例では、前述したよう
に第三角法が選択される。
【0024】ステップ15Cにて第三角法が選択された
場合には、以下の各ステップ15D1〜15M1 の処理が
行われる。ステップ15Bにてメモリ部7C5 に記憶さ
れている1つの設計基準の制約領域(禁止区域ともい
う)の設置位置及び寸法データに基づいて所定位置に配
置された当該制約領域の平面図を作成する(ステップ1
5D1 )。本実施例では、まず図7の番号1に示す設計
基準の制約領域、すなわち機器引出スペースの平面図を
作成する。この機器引出スペースの設置位置及び寸法デ
ータは、図7に示されていないが、番号1の設計基準デ
ータ内に含まれている。番号1に示す機器スペースの設
置位置は、コードN21−B0030Aの熱交換器と関
連して定められている。平面図を作成するとは、詳細に
言えば、当該制約領域の平面図形を構成する各々の線分
となる多数の点のX及び座標の値を求めることである。
ここで、前述の機器引出しスペースの平面図が作成され
る。次にステップ15E1 において、当該制約領域(前
述の機器引出スペース)の平面図形の線分を構成する多
数の点のX及びY座標の値に色及び輝度を指定するデー
タが付与される。色は、コードが付されている機器等の
構造物及び配管系路の色と異なっている。本実施例で
は、制約領域は黄色で表示される。前述の各点のX,Y
座標値、色及び輝度を指定するデータが、画像データ出
力部7iより画像データ記憶部4に出力される(ステッ
プ15F1 )。ステップ15D1 にて得られた当該制約
領域の平面図形のX及びY座標の値及びステップ15E
1 にて付与された色及び輝度のデータは、画像データ記
憶部4に記憶される。次に当該制約領域(前述の機器引
出スペース)の所定位置に配置された正面図を、設置位
置座標及び寸法データに基づいて作成する(ステップ1
5G1 )。すなわち、当該制約領域のX寸法及び2方向
の設置位置座標及び寸法データに基づいて正面図の図形
を構成する各々の線分となる多数の点のX及びZ座標を
求める。ステップ15H1 にて当該制約領域の正面図形
の線分を構成する多数の点のX及びZ座標の値に、色
(例えば黄色)及び輝度を指定するデータが付与され
る。前述の各点のX,Z座標値、色及び輝度を指定する
データが画像データ出力部7iより画像データ記憶部4
に出力される(ステップ15I1 )。画像データ記憶部
4は、これらの点のX及びZ座標値、色及び輝度を指定
するデータを記憶する。最後に、当該制約領域の所定位
置に配置された側面図を、設置位置座標及び寸法データ
に基づいて作成する(ステップ15J1 )。すなわち、
ステップ15J1 にて、当該制約領域のY方向及びZ方
向の設置位置座標及び寸法データに基づいて側面図の図
形を構成する各々の線分となる多数の点のY及びZ座標
を求める。そして、得られた線分となる多数の点のY及
びZ座標の値に、色(例えば黄色)及び輝度を指定する
データを付与する(ステップ15K1 )。前述の多数の
点のY及びZ座標の値、色及び輝度を指定するデータ
が、画像データ出力部7iより画像データ記憶部4に出
力される(ステップ15L1 )。これらの点のY及びZ
座標は、画像データ記憶部4に記憶される。
【0025】ステップ15L1 の処理が終了した時、ス
テップ15Bにてメモリ部7C5 に記憶された設計基準
の制約領域のうち図形化していない制約領域を含む設計
基準の有無を判定する(ステップ15M1 )。図形化し
ていない制約領域を有する設計基準がある場合には、ス
テップ15D1〜15M1の処理を繰返して行う。本実施
例では、図6の番号3の設計基準が存在するので、それ
に対してステップ15D1〜15M1 の処理が再度実施され
る。図7の番号3の設計基準は、設計対象項目を配置す
る領域の壁との関係での制約領域を規定するものであ
る。このような壁の図形に関する線分を構成する各点の
座標値は、図1のステップ11の処理を開始する前に演
算処理装置7にて求められ、画像データ記憶部4にあら
かじめ記憶されている。従って、図7の番号3の設計基
準に対する制約領域は、「壁から300mm以上離す」と
いう寸法データと「壁の設置位置」に基づいて、平面
図,正面図及び側面図にそれぞれ図形化される。そし
て、各々の図形を構成する線分の各点の座標値が画像デ
ータ記憶部4に出力され、そこに記憶される。
【0026】ステップ15M1 にて図形化していない制
約領域を含む設計基準がないと判断された場合には、後
述のステップ16Aの処理が移る。
【0027】ステップ15Cにおいて等角投影法が選択
された場合には、図19に示す以下のステップ15D2
〜15G2の処理が行われる。ステップ15Bにてメモ
リ部7C5 に記憶されている1つの設計基準の制約領域
の設置位置座標及び寸法データに基づいて当該制約領域
の所定位置に配置された等角投影図の図形を作成する
(ステップ15D2 )。すなわち、当該制約領域のX,
Y及びZ方向の設置位置座標及び寸法データに基づいて
図形を構成する各々の線分となる多数の点のX,Y及び
Z座標の値を求める。そして、得られた図形の線分を構
成する多数の点のX,Y及びZ座標の値に、色(例えば
黄色)及び輝度を指定するデータを付与する(ステップ
15E2 )。前述の各点のX,Y及びZ座標の値、色及
び輝度を指定するデータが、画像データ出力部7iより
画像データ記憶部4に出力される(ステップ15
2 )。ステップ15F2 にて得られた前述のX,Y及
びZ座標の値は、画像データ記憶部4に記憶される。ス
テップ15F2 の処理が終了した後、ステップ15Bに
てメモリ部7C5 に記憶された設計基準の制約領域のう
ち図形化していない制約領域を含む設計基準の有無を判
定する(ステップ15G2 )。図形化していない制約領域
を含む設計基準がある場合には、ステップ15D2〜1
5G2 の処理を繰返して行う。ステップ15G2 にて図
形化していない制約領域を含む設計基準が無いと判定さ
れた場合には、後述のステップ16Aの処理を行う。
【0028】操作盤8にて透視図法を選択する旨の信号
を入力すると、前述のステップ15C(図17)において透
視図法が選択され、図20に示すステップ15D3〜1
5G3の処理が行われる。これらの、ステップ15D3
15G3の処理は、図19に示す等角投影図法の場合の
ステップ15D2 の「等角投影図」を「透視図」に変え
たものであってステップ15D2〜15G2の処理とほぼ
同じである。ステップ15G3 にて前述の制約領域を含
む設計基準があると判定された場合にはステップ15D
3 の処理に、そしてそれが無いと判定された場合には、
図21に示すステップ16Aの処理に移行する。
【0029】ステップ14の第三角法,等角投影法及び
透視法の各々の図形に対しても、ステップ15と同様に
図形の各点の座標値に色及び輝度の指定データを付与し
て画像データ記憶部に出力する。
【0030】ステップ15の処理が完了した後、演算部
7aはステップ16、すなわち未決定パラメータを有す
る設計データの表示を実施する。ステップ16は、図1
3に示すようにステップ16A,16B及び16Cから
なっている。まず、中間データ記憶部7C内のメモリ部
7C2 に記憶されている設計データの中から未決定パラ
メータ(例えば設置位置座標及び寸法)を有する設計デ
ータのコード及び未決定パラメータの項目(設置位置,
寸法)を検索する(ステップ16A)。そして、そのコ
ード及び未決定パラメータの項目をすべて中間データ記
憶部7Cのメモリ部7C6 に記憶する(ステップ16
B)。本実施例では、「RE−10」及び未決定パラメ
ータの項目である「設置位置」がメモリ部7C5 に記憶
される。図6(A)においてRE−10の寸法が図示さ
れていないが、その寸法は設計データとして外部記憶装
置9に記憶されている。次のステップ16Cは、メモリ
部7C6 に記憶されているすべてのコード及びそれらの
未決定パラメータの項目を、画像データ出力部7iより
画像データ記憶部4に出力する。これらのコードは、画
像データ記憶部4に記憶される。
【0031】図22は、図8に示すステップ17の詳細
を示すものである。ステップ17は、ステップ17A〜
17Dからなり、設計対象項目に対する設計データ及び
設計基準の表示を行う。演算部7aは、ステップ16の
処理を実施した後に、ステップ17の処理を行う。ステ
ップ17Aは、中間データ記憶部7Cのメモリ部7C2
記憶されている当該設計対象項目の設計データを読出
す。読出されたその設計データは、画像データ出力部7
jより画像データ記憶部6に出力される(ステップ17
B)。本実施例では、コードHD9の配管系の設計デー
タ(図4)が、ステップ17Bにて画像データ記憶部6
に出力される。画像データ記憶部6は、当該設計対象項
目の設計データを記憶する。その後、中間データ記憶部
7Cのメモリ部7C3 に記憶されている当該設計対象項
目に関する設計基準を読出す(ステップ17C)。そし
て、読出された設計基準は、画像データ出力部7jより
画像データ記憶部6に出力される(ステップ17D)。
画像データ記憶部6は、当該設計対象項目の設計基準を
記憶する。本実施例のステップ17Dでは、図7に示す
番号1〜3の各々の設計基準が画像データ出力部7jよ
り出力されて画像データ記憶部6に記憶される。
【0032】画像表示制御装置3は、ステップ14〜1
6にて画像データ記憶部4に記憶された画像の座標値、
色及び輝度を指定するデータを読込み、表示装置2Aに
それらの画像を順次表示させる。図23は、その表示例
であって、ステップ14〜16の処理を終了した後に、
表示装置2Aに表示された画像である。すなわち、ステ
ップ14及び15によって得られた設計対象項目(系統
HD)の平面図形の表示例である。すなわちノズル(コ
ード:N21−B003A−7)37を有する熱交換器
(コード:N21−B003A)36,仕切弁(コー
ド:N21−F10)38,タンク(コード:A−2
2)40及びノズル37と仕切弁38を連絡する配管4
1Aが表示されている。熱交換器36,ノズル37,仕
切弁38及びタンク40の図形は、前述したステップ1
4C1〜14E1によって得られた。配管41Aの図形
は、前述のステップ14L1〜14Q1によって得られ
た。35は、前述の各機器を配置する区域にある壁であ
る。壁35の図形は、あらかじめ求められて画像データ
記憶部4内に記憶されている。制約領域42は、図6に
示す番号1の設計基準に対応したものである。また、制
約領域43は、図7に示す番号3の設計基準に対応した
ものである。これらの制約領域は、前述のステップ15
1〜15F1にて求められたものである。46に示す未
決定パラメータは、前述のステップ16A〜16Cによ
って求められたものである。
【0033】画像表示制御装置5は、ステップ17にて
画像データ記憶部6に記憶された画像の座標値、色及び
輝度を指定するデータを読込み、表示装置2Bに該当す
る画像を表示させる。図24は、その表示例であって、
ステップ17A〜17Dによって得られた設計データ及
び設計基準の表示画像である。
【0034】次に、オペレータは、表示装置2Aに表示
されている画像(図23)に示されている未決定パラメ
ータを含むコードで示された当該機器に関する未決定パ
ラメータの項目に対するデータをコードとともに操作盤
8より入力する。表示装置2Aに未決定パラメータを含
む機器等のコードと未決定パラメータの項目が表示され
ているので、オペレータは、未決定パラメータを含む機
器とその未決定パラメータの項目を容易に把握でき、該
当するデータを短時間に入力することができる。図23
に示す画像の未決定パラメータの欄には、「RE−10
(設定位置)」と表示されているので、オペレータは、レ
デューサ(RE−10)の設置位置のX,Y及びZ座標
値をコード「RE−10」とともに操作盤8により入力
する。また、表示装置2Aに制約領域42,43が表示
されているので、レデューサの設置位置座標値を入力す
る場合に、オペレータは、制約領域42,43に入らず
に、しかも表示装置2Bに表示された設計基準2を満足
するようにレジューサの設置位置の座標値を短時間に入
力することができる。
【0035】特に表示装置2Bの画像(図24)に設計
データと設計基準が表示されているので、その設計基準
を満足するようにオペレータが未決定パラメータを含む
コードの対象物を位置決めすることがひじょうに容易に
なる。このため、設計に要する時間が短縮される。
【0036】ステップ17の処理が終了すると、演算部
7aは、図7に示すステップ18(設計データの未決定
パラメータのデータ入力)の処理を実施する。ステップ
18は、図25に示すように、ステップ18A及び18
Bからなっている。前述したようにオペレータが操作盤
8より入力した未決定パラメータを含むコードと該当す
る未決定パラメータの項目のデータが、入力部7dより
演算処理装置7内に取込まれる(ステップ18A)。取
込まれたコードと当該未決定パラメータの項目のデータ
は、中間データ記憶部7Cのメモリ部7C7 に記憶され
る(ステップ18B)。
【0037】演算部7aは、引続いて図1に示すステッ
プ19の処理、すなわち、未決定パラメータが入力され
た対象物及びそれに接続される配管系路の図形化及び表
示を行う。このステップ19は、図26〜図30に示さ
れているように、ステップ14Bからなっている。
【0038】演算部7aは、まず、ステップ14Bの図
形表示形態を選択する。本実施例では、第三角法が選択
される。そして、メモリ部7C7 に記憶されている対象
物のコード及び当該コードの対象物の寸法及び設置位置
のデータを取出す(ステップ19A1 )。RE−10の
寸法及び設置位置のデータが取出される。ステップ14
と同様にステップ19においても、ステップ14D1
14I1の処理が行われる。すなわち、ステップ19に
おけるステップ14D1〜14I1によって、レデューサ
(RE−10)の平面図,正面図及び側面図の各図形が
求められ、それらの図形の線分の各点の座標値が画像デ
ータ記憶部4に出力される。画像データ記憶部4は、そ
れらの座標値を記憶する。ステップ19B1 において、
メモリ部7C1 に記憶されているコードで図形化してい
ないコードの有無を判別する。図形化していないコード
があれば、ステップ19におけるステップ14D1 〜14
I1及び19B1 の処理を繰返して行う。ステップ19B
1 にて図形化していないコードが無いと判定されると、
ステップ19C1 の処理に移行する。
【0039】ステップ19C1 にて、メモリ部7C2
記憶されている配管の接続順(図4)を参考にし、メモリ
部7C7 に記憶されているコードと、当該コードと配管
にて直接され、しかもメモリ部7C4 に記憶されている
コードとが選択される。本実施例においては、RE−1
0とA−22が選択される。その後、ステップ14L1
14Q1 の処理がステップ19においても実施される。
該当する2つのコード(本実施例ではRE−10及びA
−22)の対象物を直接結ぶ配管系路の平面図,正面図
及び側面図の各図形が求められ、それらの図形を構成す
る線分の各点の座標値が画像データ記憶部4に出力され
る。配管系路は、前述したように特願昭58−187033号明
細書の手法にて求められる。ステップ19D1 におい
て、メモリ部7C7に記憶されているコードと、メモリ
部7C4に記憶されており、しかも前記コードに接続さ
れるコードとを直接接続する配管系路で図形化されてい
ないものの有無を判定する。このような配管系路が存在
する場合は、ステップ19C1,14L1〜14Q1及び
19D1 の処理を繰返す。ステップ19D1 にて前述の
配管系路がないと判定された場合には、後述する図31
に示すステップ20Aの処理に移行する。本実施例で
は、RE−10とN21−F10が接続されているの
で、ステップ19C1 ,14L1〜14Q1及び19D1
の処理が繰返される。ステップ19におけるステップ1
4Bで等角投影図を選択した場合の処理を、図29によ
り説明する。まず、メモリ部7C7 に記憶されている対
象物のコード及び当該コードの対象物の寸法及び設置位
置のデータを取出す(ステップ19A2)。次にステップ1
9においてステップ14D2 及び14E2 の処理が実施
される。メモリ部7C7 に記憶されているコードで図形
化していないコードの有無を判別する(ステップ19B
2 )。ステップ19B2 にて「有り」と判定された場合
には、ステップ19A2 ,14D2 ,14E2 及び19
2 の処理が繰返される。ステップ19B2 にて「無
し」と判定された場合には、ステップ19C2 の処理に
移る。ステップ19C2 の処理内容は、ステップ19C
1 と同じである。ステップ19においても、ステップ1
4H2 及び14I2 の処理が行われる。最後にステップ
19D1 と同じ内容のステップ19D2 が実施される。
ステップ19D2において「有り」と判定された場合には、
ステップ19C2,14H2,14I2及び19D2 の処
理が繰返される。ステップ19D2 において「無し」と
判定された場合には図31のステップ20Aの処理に移
る。
【0040】ステップ19のステップ14Bで透視図が
選択された場合は、図30に示す処理が実施される。す
なわち、ステップ19A3 ,14D3 ,14E3 ,19
3,19C3,14H3,14I2 及び19D3 の処理
がなされる。図30に示す透視図法のステップは、図2
9に示す等角投影図法のステップでステップ14D2
14E2 及び14H2 の「等角投影図」を「透視図」に
変えたものである。ステップ19D3 にて「無し」と判
定された場合、図31のステップ20Aに移行する。
【0041】設計対象項目において未決定パラメータを
与えた部分の図形化及び表示を行うステップ19の処理
が完了すると、図1に示すステップ20の処理が演算部
7aでなされる。ステップ20(未決定パラメータを与
えた部分に関係する制約領域の図面化及び表示」の処理
の詳細を図31〜図34に示す。ステップ20は、ステ
ップ20Aから始まる。ステップ20Aにおいては、ス
テップ19で図形化されたコードまたは配管系路に関係
するすべての設計基準を、中間データ記憶部7Cのメモ
リ部7C3 より選択する。以下、ステップ20において
も、ステップ15B及び15Cの処理が順次なされる。
そしてステップ20のステップ15D1〜15M1 の処理
がステップ20の15Cで第三角法が選択された時に実
施される。ステップ20のステップ15Cで等角投影図
法が選択された場合には、図33のステップ15D2
15G2の処理が、そのステップ15Cで透視図法が選
択された場合には図34のステップ15D3〜15G3
処理が行われる。
【0042】図32のステップ15M1 、図33のステ
ップ15G2 または図34のステップG3 で「無し」と
判定された場合には、図1のステップ21の処理に移行
する。本実施例では、ステップ20Aで図7の番号2の
設計基準が選択され、その設計基準に基づく制約領域が
第三角法にて図形化される。
【0043】画像表示制御装置3は、ステップ19及び
20に求められてしかも画像データ記憶部4に記憶され
ている図形のデータを読込み、表示装置2Aにそれらの
図形を表示する。図35が、ステップ19及び20の処
理を行った後に表示装置2Aに写し出された画像であ
る。35がレデューサ(RE−10)である。配管41B
及び41Cがレデューサ39と仕切弁38及びタンク4
0とをそれぞれ接続している。制約領域44及び45
は、図7の番号2の設計基準に基づくものである。未決
定パラメータがなくなったので、図23に46で示す未
決定パラメータの表示はなくなる。
【0044】次に演算部7aは、図1に示すステップ2
1の処理を行う。ステップ21は、ステップ18にて未
決定パラメータを入力したコードの対象物に関して、設
計基準違反の有無を判定する。すなわち、メモリ部7C
7 に記憶しているコードに関係する対象物及びこの対象
物に、直接接続される配管系路の図形の各点の座標値を
読出す(ステップ21A)。当該コードに関連する設計
基準により得られた制約領域の図形の各点の座標を読出
す(ステップ21B)。ステップ19では述べなかった
が、ステップ19にて得られた各図形の各点の座標値
は、中間データ記憶部7Cにも記憶されている。ステッ
プ14で得られた図形及びステップ15及び20にて得
られた制約領域の図形の各点の座標値も、中間データ記
憶部7Cに記憶されている。そして、当該コードの対象
物と設計基準で示された制約領域との位置関係を求める
(ステップ21C)。当該コードの対象物の該当する設
計基準に対する違反の有無を判定する(ステップ21
D)。その判定結果を中間データ記憶部7Cのメモリ部
7C8 に記憶する(ステップ21E)。最後に、メモリ
部7C7 に記憶されているコードで違反の有無を判定し
ていないコードの有無を判定する(ステップ21F)。
ステップ21Fで「有り」と判定された場合には、ステ
ップ21Fの処理を繰返す。ステップ21Fで「無し」
と判定された場合には、ステップ22または23の処理
に移る。
【0045】本実施例では、ステップ21で次のような
具体的な処理が行われる。本実施例では、未決定パラメ
ータを含むコードとしてRE−10がメモリ部7C7
記憶されている。このRE−10に関して入力した未決
定パラメータが設計基準を違反しているか否かの判定を
行った。レジューサ(RE−10)39に関連する設計
基準は、図7の番号2のものである。この設計基準に基
づく制約領域の図形の各点の座標値(特に配管口径Dの
3倍の値が重要)とレジューサ39に接続される配管4
1B及び41Cの図形の座標値が比較される。配管41
B及び41Cの曲管部が制約領域44及び45の外側に
あれば、レジューサ39の位置が設計基準に違反してい
ないと判定される。逆にそれらの曲管部が各制約領域内
にあれば、レジューサ39の位置が設計基準に違反して
いると判定される。
【0046】ステップ21Dの判定にて設計基準に違反
している対象物があった場合には、ステップ22の処理
に移行する。ステップ22の処理は演算部7aにて実施
される。ステップ22は、違反している設計基準及び図
形の違反部分の表示を行う。図形の違反部分について
は、ステップ19及び20で求めて中間データ記憶部7
Cに記憶している図形の各点の座標値のうちで、違反し
ている座標値を選択して表示装置2Aの画面上にその旨
を表示する。すなわち、演算部7aにて選択した図形の
違反部分の座標値に違反を示す色(または輝度)のコー
ドを付して画像データ記憶部4に出力される。この違反
部分は、所定の色(または輝度)で表示装置2Aに表示
される。このような違反部分の表示は、制約領域の図形
に対してだけ、または設計対象項目の図形に対してだけ
行ってもよい。設計基準についても、同様に演算部7a
で違反を示す色(または輝度)のコードを付して画像デ
ータ記憶部6に出力され、所定の色(または輝度)で表
示装置2Bに表示する。ステップ21の処理によって、
表示装置2Aに表示された図形上に違反部分が直接表示
されるので、オペレータは図形の違反している部分を適
格に知ることができる。
【0047】オペレータは、ステップ22に基づく違反
部分が表示された画面を見て違反の原因となった対象物
の未決定パラメータの項目のデータを操作盤8により修
正する。この修正値が、前述のステップ18Aにて演算
処理装置7に取込まれ、ステップ21にて違反が無いと
判定されるまでステップ18〜22の処理が繰返えされ
る。しかしながら、違反の原因となった対象物の未決定
パラメータの項目のデータを修正する際にも、表示装置
2Bに設計データ及び設計基準が表示されているので、
オペレータはその画面からそれらの情報を把握した上で
未決定パラメータの項目のデータの修正を適切に実施す
ることができる。
【0048】ステップ21による判定は、ステップ18
にて未決定パラメータが入力されたコードの対象物に関
連するものだけでなく、確認のために該当する設計対象
項目に関係するすべての対象物に対して行ってもよい。
この場合は、ステップ21Aにてメモリ部7C7 に記憶
されているものだけでなくメモリ部7C2 に記憶されて
いるコードに関係する対象物に関するデータが読出され
る。そして前述のステップ21B〜21Eの処理がなさ
れ、ステップ21Fでメモリ部7C2及び7C7に記憶さ
れている対象物がすべて違反の有無が判定されたと判断
されるまで繰返される。このようなステップ21及び前
述のステップ22の処理は、ステップ15とステップ1
6との間で行われる。
【0049】ステップ21で設計基準に違反している対
象物がないと判定された場合には、ステップ18Aで入
力された未決定パラメータの項目のデータが該当するコ
ードの設計データとして登録される(ステップ23)。
すなわち、演算部7aは、中間データ記憶部7Cのメモ
リ部7C8 に記憶されている判定結果のうち、「違反無
し」と判定されたものに関してステップ18Aで入力さ
れた未決定パラメータの項目のデータを該当するコード
とともに読出し、そして設計データ出力部7kより外部
記憶装置9に出力する。外部記憶装置9は、入力した未
決定パラメータの項目に関するデータを記憶する。ステ
ップ21の実施により、設計基準に違反しない設計デー
タの新たなデータを外部記憶装置9に記憶して蓄積でき
るので、その新たなデータを次回以降における設計に有
効に利用できる。
【0050】ステップ21及び22の処理が前述のよう
にステップ15とステップ16との間で実施されてステ
ップ21にて修正データに違反がないと判断された場合
には、その修正データ(設計データの修正値)もステッ
プ23にて外部記憶装置9に記憶される。
【0051】ステップ23の処理の終了によって1つの
設計対象項目(前述の例では系統HD)の設計が終了す
る。そして、ステップ24の判定が演算部7aにてなさ
れる。すなわち、設計の対象となる設計対象項目がまだ
存在しているか否かが判定される。設計すべき設計対象
項目がある場合には、演算部7aは、中間データ記憶部
7Cに記憶されている残りの設計対象項目を検索して出
力部7jから画像データ記憶部6に出力する。この残り
の設計対象項目は、画像表示制御装置5によって、画像
データ記憶部6より取出されて表示装置2Bに表示され
る。この残りの設計対象項目が表示される時には、図2
4に示す画像は消去される。オペレータは、表示装置2
Bに表示された設計対象項目のうちから1つを選択して
そのラインコードを操作盤8より演算処理装置7内に入
力する。これにより図1に示すステップ11〜24の処
理が演算部7aで再び実行される。ステップ24で設計
の対象となる設計対象項目が存在しないと判定された場
合には、演算部7aは「設計対象項目無し」のメッセー
ジを出力部から画像データ記憶部6に出力する。このメ
ッセージは、画像表示制御装置5によって表示装置2B
に表示する。この表示により全設計対象項目の設計が完
了する。
【0052】本実施例によれば、設計基準に基づく制約
領域を画面上に表示できるので、オペレータはその制約
領域を適格に把握できるので、その制約領域に対象物が
入らないように能率よく対象物の配置を設計することが
できる。従って、対象物の配置設計において、設計基準
の制約項目の違反を著しく低減することができ、しかも
設計時間を著しく短縮することができる。
【0053】本実施例は、ステップ21及び22の処理
を実行するので、設計対象物の図形データが該当する設
計基準に違反する場合に、該当する設計基準、及び設計
対象物に含まれる部分であってその設計基準に違反して
いる部分を表示できる。このため、オペレータは、これ
らの表示情報を見ることによって、設計された設計対象
物の違反個所及び違反している設計基準を簡単に知るこ
とができる。従って、オペレータは、設計基準に違反し
ている部分の修正を簡単に行うことができ、その修正の
方針を簡単に立てることができる。
【0054】更に、本実施例には、ステップ23の処理
を実行するので、設計基準を満足する状態での設計対象
物のデータを記憶することができる。
【0055】本発明の他の実施例を以下に説明する。本
実施例は、前述した実施例の表示装置2B、画像表示制
御装置5及び画像データ記憶部6を取除いたものであ
る。このため出力部7jから出力された情報は、画像デ
ータ記憶部4に記憶され、画像表示制御装置3によって
表示装置2Aに表示される。本実施例において表示装置
2Aに表示された画像の例を図36に示す。前述の実施
例で表示装置2A及び2Bに表示されていた画像が、1
つの表示装置2Aに同時に表示される。本実施例におい
ても、前述の実施例と同じ効果を得ることができる。さ
らに、前述した如く一部のハード構成が不要なので、設
計支援装置のシステムが単純化される。以上述べた各実
施例は、化学プラントを始めとして原子力発電プラン
ト,火力発電プラント等のプラントにおける機器及び配
管の配置設計に、さらにはビル内における機器及び配管
の設計に適用することができる。さらには、半導体チッ
プにおける素子及び結線回路の配置を設計する場合に
も、適用できる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、設計対象物の図形情報
が該当する設計基準に違反している場合には、該当する
設計基準、及び設計対象物に含まれる部分であってその
設計基準に違反している部分を表示されるので、設計者
は、それらの表示された情報を見ることによって設計さ
れた設計対象物の違反個所及び違反している設計基準を
簡単に知ることができる。このため、設計基準に違反し
ている部分の修正も容易に行うことができる。
【0057】また、本発明の他の特徴によれば、設計基
準を満足した設計対象物のデータを保存することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図8の本発明の実施例の設計支援装置で実行さ
れる処理手順のフローチャートを示す説明図である。
【図2】図8の処理手順記憶部7b内のメモリ部の説明
図である。
【図3】図8の中間データ記憶部7C内のメモリ部の説
明図である。
【図4】図8の外部記憶装置9に記憶されている設計デ
ータの例の説明図である。
【図5】図8の外部記憶装置9に記憶されている設計デ
ータの例の説明図である。
【図6】図8の外部記憶装置9に記憶されている設計デ
ータの例の説明図である。
【図7】図8の外部記憶装置10に記憶されている設計
基準データの例の説明図である。
【図8】本発明の実施例である設計支援装置の構成図で
ある。
【図9】図1のステップ11の詳細な処理手順のフロー
チャートを示す説明図である。
【図10】図1のステップ12の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図11】図1のステップ13の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図12】図1のステップ14の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図13】図1のステップ14の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図14】図1のステップ14の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図15】図1のステップ14の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図16】図1のステップ14の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図17】図1のステップ15の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図18】図1のステップ15の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図19】図1のステップ15の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図20】図1のステップ15の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図21】図1のステップ16の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図22】図1のステップ17の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図23】図1のステップ14〜16によって得られた
情報を表示した表示装置2Aの画像の説明図である。
【図24】図1のステップ17によって得られた図形を
表示した表示装置2Bの画像の説明図である。
【図25】図1のステップ18の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図26】図1のステップ19の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図27】図1のステップ19の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図28】図1のステップ19の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図29】図1のステップ19の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図30】図1のステップ19の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図31】図1のステップ20の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図32】図1のステップ20の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図33】図1のステップ20の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図34】図1のステップ20の詳細な処理手順のフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図35】図1のステップ14,15,19及び20に
よって得られた図形を表示した表示装置2Aの画像の説
明図である。
【図36】本発明の他の実施例において図1のステップ
14,15,17,19及び20によって得られた図形
を表示した表示装置2Aの画像の説明図である。
【符号の説明】
1…設計支援装置、2A,2B…表示装置、3,5…画
像表示制御装置、4,6…画像データ記憶部、7…演算
処理装置、7a…演算部、7b…処理手順記憶部、7c
…中間データ記憶部、7d…入力部、7i,7j…画像
データ出力部、8…操作盤、9,10…外部記憶装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 満田 透 茨城県日立市森山町1168番地 株式会社 日立製作所 エネルギー研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−163665(JP,A) 特開 昭58−209141(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の構成物をそれぞれ設計対象物とし、
    各設計対象物毎の設計データ、及び前記各設計対象物に
    適用されるそれぞれの設計基準を記憶しているメモリか
    ら、入力手段によって指定された設計対象物に関する前
    記設計データ及び前記設計基準を、演算処理手段によっ
    て選択し、選択された前記設計データ及び前記設計基準
    に基づいた前記指定された設計対象物の配置設計を、前
    記演算処理手段によって行い、配置設計後の前記指定さ
    れた設計対象物の図形情報を表示制御手段によって表示
    装置に表示する設計支援方法において、前記設計対象物
    が当該設計対象物に適用される設計基準に違反して配置
    されていないかを演算処理手段によって判定し、前記設
    計対象物が前記設計基準に違反して配置されていると前
    記演算処理手段によって判定された場合に、表示制御手
    段によって、当該設計対象物の設計データ,適用された
    設計基準および違反している部分を識別できる当該設計
    対象物の図形情報とを共に前記表示装置に表示すること
    を特徴とする設計支援方法。
  2. 【請求項2】 複数の構成物をそれぞれ設計対象物とし、
    各設計対象物毎の設計データに基づき得られる図形情報
    を表示して前記設計対象物の配置設計を行う設計支援装
    置において、設計対象物毎の設計データを格納する第1
    のメモリと,設計対象物毎に配置の規制条件を定めるデ
    ータを含む設計基準データを格納する第2のメモリと,
    指定された前記設計対象物を入力する入力手段と,前記
    両メモリのデータを取込み配置設計すべき前記指定され
    た設計対象物と規制条件の画像データを出力すると共
    に、前記配置設計すべき設計対象物が当該設計対象物に
    適用される設計基準に違反していないかを判定する演算
    処理手段と,前記画像データに基づき前記表示装置の表
    示制御を行う表示制御手段とを具備し、前記表示制御手
    段は、前記演算処理手段が設計基準に違反していると判
    定した際には違反していると判定された当該設計対象物
    の設計データ,適用された設計基準および違反している
    部分を識別できる当該設計対象物の図形情報とを共に前
    記表示装置に表示させることを特徴とする設計支援装
    置。
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