JPH077857A - インバータの系統連系保護装置 - Google Patents

インバータの系統連系保護装置

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JPH077857A
JPH077857A JP5141784A JP14178493A JPH077857A JP H077857 A JPH077857 A JP H077857A JP 5141784 A JP5141784 A JP 5141784A JP 14178493 A JP14178493 A JP 14178493A JP H077857 A JPH077857 A JP H077857A
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inverter
frequency
phase
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shift amount
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JP5141784A
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English (en)
Inventor
Chihiro Okatsuchi
千尋 岡土
Kenichi Kimoto
兼一 木本
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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    • Y02E60/60Arrangements for transfer of electric power between AC networks or generators via a high voltage DC link [HVCD]

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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】逆充電を信頼性良く防ぐことができるインバー
タの系統連系保護装置を得ることにある。 【構成】直流電力を交流電力に変換するインバータ2と
交流電力系統8とを連系する系統システムにおいて、2
の出力電流と2の出力電圧の位相差を検出する位相差検
出回路221と、221からの出力をもとに位相差指令
を演算する加算回路25と、25からの位相差指令に基
づき、2の出力電流を8の電圧に同期させるPLL回路
22と、2の出力電圧の周波数から出力電流の位相シフ
ト量を決定する関数発生回路24と、24で決定された
位相シフト量を入力し、2の出力電流が2の出力電圧の
位相に対し、該位相シフト量だけ位相がずれるように制
御することにより、8が切り離されたときに2の出力周
波数を発散させて2を停止させるようにしたインバータ
の系統連系保護装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータにより直流
電力を交流電力に変換して負荷に供給すると共に、交流
電力系統に連系して運転するインバータの系統連系保護
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来装置の代表例を図6に示
し、以下に説明する。太陽電池あるいは燃料電池等から
なる直流電源1の直流電力はインバータブリッジ2によ
り交流電力に変換され、この交流電力はリアクトル3と
コンデンサ4からなるフィルタによりPWM(パルス幅
変調)制御による高周波分が除去されて負荷9に供給さ
れる。
【0003】一方、交流電力系統8からしゃ断器7と柱
上変圧器6を介して供給される一般家庭用の交流電力が
負荷9に供給されており、インバータブリッジ2の交流
電力は交流電力系統8に連系して運転する。負荷9に供
給される交流電圧は電圧検出器10によって検出され、
交流電圧と同位相の正弦波を得るため、バンドパスフィ
ルタ16を介して電流基準回路12に正弦波の信号VS
が入力される。電流基準回路12は増幅器11から出力
される制御信号VC と上記正弦波の信号VS を乗算して
電流基準I* を出力する。この電流基準I* と電流検出
器5で検出したインバータブリッジ2の出力電流Iが増
幅器13に入力されPWM制御部14、駆動部15を介
して電流偏差が零になるようにインバータブリッジ2を
PWM制御する。
【0004】電流基準I* の位相は、負荷9に供給され
る交流電圧の位相にほぼ一致しており、インバータブリ
ッジ2から高力率の交流電力が供給される。なお、直流
電源1として太陽電池を用いるとき、最大電力を取り出
すように電圧基準V* が与えられるが、本発明とは直接
関係しないので詳細説明は省略する。
【0005】このような配電系統において、柱上変圧器
6を含む負荷側の保守点検を行う場合、しゃ断器7を開
放して交流電力系統8から切り離して行われる。この場
合、電圧リレー17と周波数リレー18により負荷側の
状態を監視し、交流電力系統8から切り離されたとき異
常検出回路19によりこれを検出し、駆動部15の動作
を中止させてインバータブリッジ2を停止させるように
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、しゃ断
器7を開放して交流電力系統8から切り離したとき、イ
ンバータブリッジ2から供給する電力と、負荷9の電力
がバランスしていると異常検出回路19では異常検出が
行なわれず、インバータブリッジ2が運転を維持する場
合がある。この状態をアイランディング(island
ing)又は逆充電と呼び保守点検を行うとき危険な状
態となる。
【0007】特に負荷9に誘導電動機が接続されている
場合には、この電動機の逆起電圧により交流電力系統8
の電圧や周波数が維持される傾向となり、逆充電の検出
が困難となる。
【0008】この逆充電を防ぐ方法として以下に述べる
周波数変動方式および電力変動方式ならびに高調波電圧
監視方式の提案がなされており、以下これらについて説
明する。
【0009】<周波数変動方式>図6の電流基準回路1
2へ入力する系統参照電圧の位相にゆらぎ回路21によ
り一定量の範囲内で位相シフトをかけ、しゃ断器7が開
放されたときインバータ出力周波数の変動から逆充電を
検出する。
【0010】しかし、この方式はインバータの電力(有
効電力と無効電力を含む)と負荷8の電力が完全にバラ
ンスすると周波数も電圧も変化せず、検出することがで
きない場合がある。
【0011】<電力変動方式>図6の電流基準回路12
へ入力する系統参照電圧の位相にゆらぎ回路21により
出力する電流基準I* を一定量の範囲内で低周波で変動
させ、しゃ断器7が開放されたときインバータから出力
する電力(有効電力と無効電力)と負荷の電力のバラン
スを崩すことにより、電圧と周波数を変化させ逆充電を
検出する。
【0012】しかし、この方式でも多数台のインバータ
が並列に接続されると各インバータの電力変動の位相が
バラバラとなり、全体として電力変動がない状態となっ
て検出できない場合がある。
【0013】<高調波電圧監視方式>図6の高調波検出
回路20により負荷側電圧の高調波を監視し、しゃ断器
7が開放されたとき高調波(第3、第5、第7高調波)
が増加することにより逆充電を検出する。
【0014】しかし、この方式は、インバータエアコ
ン、テレビなどのようなコンデンサインプット形の整流
回路を持つ負荷が多数使用されると定常時に第3、第
5、第7高調波が増加して検出の信頼性が著しく低下す
る。
【0015】本発明は、これらの問題点を解決するため
なされたもので、その目的とするところは、逆充電をよ
り確実に検出することができるインバータの系統連系保
護装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、直流電力を交流電力に
変換するインバータと交流電力系統とを連系する系統シ
ステムにおいて、前記インバータの出力電流と該インバ
ータの出力電圧の位相差を検出する位相差検出手段と、
この位相差検出手段からの位相差をもとに得られる位相
差指令に基づき、前記インバータの出力電流を前記交流
電力系統の電圧に同期させる同期手段と、前記インバー
タの出力電圧の周波数から出力電流の位相シフト量を決
定する位相シフト量決定手段と、この位相シフト量決定
手段で決定された位相シフト量を入力し、前記インバー
タの出力電流が該インバータの出力電圧の位相に対し、
該位相シフト量だけ位相がずれるように制御する制御手
段と、前記交流電力系統が切り離されたときに前記イン
バータの出力周波数が発散することに基づき前記インバ
ータを停止させる停止手段と、を具備したインバータの
系統連系保護装置である。
【0017】上記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、直流電力を交流電力に変換するインバータ
と交流電力系統とを連系する系統システムにおいて、前
記インバータの出力電流と該インバータの出力電圧の位
相差を検出する位相差検出手段と、この位相差検出手段
からの出力をもとに位相差を積分する位相差積分手段
と、この位相差積分手段の出力に比例して出力し、これ
に基づき、前記インバータの出力電流を前記交流電力系
統の電圧に同期させる同期手段と、前記インバータの出
力電圧の周波数から出力電流の位相シフト量を決定する
位相シフト量決定手段と、この位相シフト量決定手段で
決定された位相シフト量を積分する積分手段と、この積
分手段で積分した位相シフト量を、前記位相差積分手段
の出力に加え、前記インバータの出力電流が該インバー
タの出力電圧の位相に対し、該位相シフト量だけ位相が
ずれるように制御する制御手段と、前記交流電力系統が
切り離されたときに前記インバータの出力周波数が発散
することに基づき前記インバータを停止させる停止手段
と、を具備したインバータの系統連系保護装置である。
【0018】上記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、請求項2記載の積分手段が、加算量を制限
し、周波数の変化幅を制限する機能を有しているインバ
ータの系統連系保護装置である。
【0019】上記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、請求項1または請求項2記載の位相シフト
量決定手段が、インバータの出力電圧の周波数が前記交
流電力系統の定格周波数より大きい場合は、前記インバ
ータの出力電流位相をインバータの出力電圧より進める
方向にシフト量を決定し、インバータの出力電圧の周波
数が前記交流電力系統の定格周波数より小さい場合は、
前記インバータの出力電流位相をインバータの出力電圧
より遅らせる方向にシフト量を決定する機能を有してい
るインバータの系統連系保護装置である。
【0020】上記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、請求項1または請求項2記載の位相シフト
量決定手段として、周波数が定格より設定値以上に上昇
した場合は、インバータ出力電流位相を進める極性と
し、周波数が定格より設定値以上に上昇した場合は、イ
ンバータ出力電流位相を遅らせる極性とし、位相シフト
量に変曲点を設ける機能を有しているインバータの系統
連系保護装置である。
【0021】
【作用】請求項1〜請求項5に対応する発明によれば、
交流電源の定格周波数が上昇すると、インバータの電流
位相を進めて更に周波数が上昇するように作用させ、ま
た定格周波数より低下した場合、インバータの位相を遅
らせることにより更に周波数を下げるように作用させ、
これにより生ずる周波数の異常状態や周波数の変化率の
異常状態などを検出してインバータの運転が停止される
ので、逆充電を信頼性良く防ぐことができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1の実施例を示すブロッ
ク図であり、図中1〜15の構成は図6と同一であるの
で、ここでは同一番号を付してその説明は省略する。
【0023】電圧検出器10で検出された交流電圧は、
PLL(Phase locked loop :位相同期ループ)回路2
2に入力され、ここで交流電源位相と同期した正弦波電
圧を得、これをD/A(ディジタル→アナログ)変換器
26に入力し、アナログ電圧Vs を得る。
【0024】電流基準回路12は増幅器11から出力さ
れる制御信号VC と上記アナログ電圧Vs を乗算するこ
とにより、交流電源に同期した電流基準I* を出力し、
インバータは、電流基準I* に一致するような電流を出
力する。
【0025】PLL回路22は、一般に、位相差検出回
路221、積分回路222、V/F(電圧→周波数)変
換器223、1/Nカウンタ224からなり、1/Nカ
ウンタ224の出力と交流電圧の位相を位相差検出回路
221で比較し、この誤差がゼロになるようなループを
構成している。
【0026】電圧検出器10で検出された交流電圧は、
周波数検出回路23に入力され、これを関数回路24に
入力して出力V24を得る。この出力V24と位相差検出回
路221の出力V221 を、積分回路222と位相差検出
回路221の間に接続されている加算回路25に入力
し、両者V24,V221 を加算し、これを積分回路222
に入力される。
【0027】また、電圧検出器10で検出された交流電
圧は、電圧リレー17、周波数リレー18、周波数変化
率リレー27により異常を検出して異常検出回路19に
よりインバータを停止させるように構成されている。
【0028】以上のように構成された第1の実施例の作
用効果について説明する。いま、負荷9とインバータ有
効分出力電流がほぼバランスしている時、しゃ断器7を
開放した場合を考える。
【0029】交流電源の周波数が定格の場合、インバー
タの出力電流IINV は、図2(a)に示すように、電圧
Vと電流IINV は同相、すなわち力率がほぼ1になるよ
うに制御される。
【0030】そして、負荷8が図2(b)に示すよう
に、遅れ力率の場合、しゃ断器7を開放すると、負荷電
流とインバータ電流がバランスして運転されるために
は、周波数が上昇してインダクタンスLの電流を減少さ
せ、力率が1に近づこうとする。この時、図1において
周波数検出回路23が検出し、関数回路24により、周
波数が上昇した時、位相が進む極性の出力V24を加算回
路25に加える。すると、PLL回路22は、加算回路
25の出力がゼロになるよう積分回路222で制御する
ので、交流電圧より進んだ正弦波電圧Vs を出力するこ
とになり、インバータ電流IINV は、少し進み電流を供
給する。このため、更にこれとバランスしようとして周
波数は上昇し、この正帰還作用により急速に上昇した周
波数や周波数変化率を周波数リレー18および周波数変
化率リレー27ならびに異常検出回路19が検出してイ
ンバータを停止する。
【0031】図2(c)の場合は、進み負荷で、この場
合しゃ断器7を開とすると、負荷電流I2 は、周波数を
下げて力率を1に近付ける方向に作用する。これを検出
し、関数発生回路24により周波数が低下すると、PL
L回路22の出力の位相を遅らせるように入力するの
で、インバータの出力電流IINV は、力率1よりやや遅
れ電流を供給し、これとバランスしようとして周波数が
低下する。以後同様にこれを検出してインバータを停止
させる。
【0032】次に、図2(d)に示すような抵抗R,リ
アクトルL,コンデンサCからなる回路で電源周波数f
0 と共振状態、すなわちI3 がほぼ力率1の場合につい
て、図3を参照して説明する。
【0033】図3に示すI3 の周波数fと位相特性は定
格の電源周波数f0 では、電圧に対して完全に同相とす
ると、周波数fが上昇すると、リアクトルLの電流が減
少し、コンデンサCの電流が増加し、やや進み電流とな
るので、右上がり特性となる。
【0034】これに対し関数発生回路24の周波数fと
位相の特性をIINV のようにI3 の特性より急な右上が
りとし、更に周波数がfが上昇すると、右下がり特性に
変化させる。周波数fの低下の場合も図3の特性とす
る。
【0035】この場合、周波数がf0 より僅かに変化す
ると、IINV とI3 の力率角は一致せず、周波数fは上
昇か、下降に向けて移動する。周波数fは上昇した場合
は、f1 でバランスすることは明らかである。すなわ
ち、電源周波数f0 は、安定点とはならない。
【0036】インバータの出力電流IINV の位相特性を
途中で反転してある理由は、負荷9に電動機などがある
場合、周波数が上昇し過ぎると、機械的に破損する危険
があるためであり、周波数異常で短時間にインバータを
停止する場合はその必要はない。
【0037】以上述べた第1の実施例によれば、逆充電
時、周波数変化を助長する方向に、PLL回路22を介
してインバータ電流の位相をシフトすることにより、周
波数を発散させる。このため、従来の方式のように、不
感帯や誤動作を心配する必要もなく、周波数、周波数変
化率および電圧の異常を、周波数リレー18、周波数変
化率リレー27、電圧リレー17ならびに異常検出回路
19により検出され、インバータ運転が停止され、従っ
て逆充電が防止され、信頼性の高いインバータの系統連
系保護装置が得られる。
【0038】次に、本発明の第2の実施例について、図
4を参照して説明するが、図1と同一部分には同一符号
を付してその説明を省略し、異なる部分のみを説明す
る。すなわち、図1の関数発生器24の出力側と加算回
路25の間に、リミット回路29が並列に接続された積
分回路28を接続し、また、PLL回路22の積分回路
222(図1の加算回路25とV/F変換器223の間
にあったもの)を、位相差検出回路221と加算回路2
5の間に接続したものである。
【0039】このように構成された第2の実施例であっ
ても前述の第1の実施例と同様な効果が得られる。図4
のリミット回路29は、積分回路28の出力をリミット
するもので、この値が周波数変動幅をリミットすること
になるのは、V/F変換器223の入力で位相シフトの
周波数分が制限されるからである。このため、関数発生
回路24で位相特性を途中で反転させなくても周波数の
暴走をリミットさせることができる。
【0040】なお、本発明は、以上述べた実施例に限定
されず、例えば次のように変形しても実施できる。図
1、図4の関数発生回路24の特性を、図5に示すa,
b,cの特性にしても同様であり、f0 近くの変化を急
にする方が、周波数変化を早く、しかも負荷特性に左右
されない特性が得られる。また、図1、図4の周波数検
出回路23としては、F(周波数)/V(電圧)変換器
やマイクロコンピュータで構成してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、交流電源
の定格周波数が上昇すると、インバータの電流位相を進
めて更に周波数が上昇するように作用させ、また定格周
波数より低下した場合、インバータの位相を遅らせるこ
とにより更に周波数を下げるように作用させ、これによ
り生ずる周波数の異常状態や周波数の変化率の異常状態
などを検出してインバータの運転を停止させるようにし
たので、逆充電を信頼性良く防ぐことができるインバー
タの系統連系保護装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインバータの系統連系保護装置の第1
の実施例を説明するためのブロック図。
【図2】図1の作用効果を説明するための図。
【図3】図1の作用効果を説明するための図。
【図4】本発明のインバータの系統連系保護装置の第2
の実施例を説明するためのブロック図。
【図5】本発明の変形例を説明するため図。
【図6】従来のインバータの系統連系保護装置の一例を
説明するためのブロック図。
【符号の説明】
1…直流電源、2…インバータブリッジ、3…リアクト
ル、4…コンデンサ、5…電流検出器、6…変圧器、7
…しゃ断器、8…交流電力系統、9…負荷、10…電圧
検出器、11,13…増幅器、12…電流基準回路、1
4…PWM制御回路、15…駆動部、16…バンドパス
フィルタ、17…電圧リレー、18…周波数リレー、1
9…異常検出回路、20…高調波検出回路、21…ゆら
ぎ回路、22…PLL回路、221…位相差検出回路、
222…積分回路、223…V/F変換回路、224…
1/Nカウンタ、23…周波数検出回路、24…関数発
生回路、25…加算回路、26…D/A変換回路、27
…周波数変化率リレー、28…積分回路、29…リミッ
ト回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木本 兼一 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電力を交流電力に変換するインバー
    タと交流電力系統とを連系する系統システムにおいて、 前記インバータの出力電流と該インバータの出力電圧の
    位相差を検出する位相差検出手段と、 この位相差検出手段からの位相差をもとに得られる位相
    差指令に基づき、前記インバータの出力電流を前記交流
    電力系統の電圧に同期させる同期手段と、 前記インバータの出力電圧の周波数から出力電流の位相
    シフト量を決定する位相シフト量決定手段と、 この位相シフト量決定手段で決定された位相シフト量を
    入力し、前記インバータの出力電流が該インバータの出
    力電圧の位相に対し、該位相シフト量だけ位相がずれる
    ように制御する制御手段と、 前記交流電力系統が切り離されたときに前記インバータ
    の出力周波数が発散することに基づき前記インバータを
    停止させる停止手段と、 を具備したインバータの系統連系保護装置。
  2. 【請求項2】 直流電力を交流電力に変換するインバー
    タと交流電力系統とを連系する系統システムにおいて、 前記インバータの出力電流と該インバータの出力電圧の
    位相差を検出する位相差検出手段と、 この位相差検出手段からの出力をもとに位相差を積分す
    る位相差積分手段と、 この位相差積分手段の出力に比例して出力し、これに基
    づき、前記インバータの出力電流を前記交流電力系統の
    電圧に同期させる同期手段と、 前記インバータの出力電圧の周波数から出力電流の位相
    シフト量を決定する位相シフト量決定手段と、 この位相シフト量決定手段で決定された位相シフト量を
    積分する積分手段と、 この積分手段で積分した位相シフト量を、前記位相差積
    分手段の出力に加え、前記インバータの出力電流が該イ
    ンバータの出力電圧の位相に対し、該位相シフト量だけ
    位相がずれるように制御する制御手段と、 前記交流電力系統が切り離されたときに前記インバータ
    の出力周波数が発散することに基づき前記インバータを
    停止させる停止手段と、 を具備したインバータの系統連系保護装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の積分手段は、加算量を制
    限し、周波数の変化幅を制限するものであるインバータ
    の系統連系保護装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の位相シフ
    ト量決定手段は、インバータの出力電圧の周波数が前記
    交流電力系統の定格周波数より大きい場合は、前記イン
    バータの出力電流位相をインバータの出力電圧より進め
    る方向にシフト量を決定し、インバータの出力電圧の周
    波数が前記交流電力系統の定格周波数より小さい場合
    は、前記インバータの出力電流位相をインバータの出力
    電圧より遅らせる方向にシフト量を決定するものである
    インバータの系統連系保護装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載の位相シフ
    ト量決定手段は、周波数が定格より設定値以上に上昇し
    た場合は、インバータ出力電流位相を進める極性とし、
    周波数が定格より設定値以上に上昇した場合は、インバ
    ータ出力電流位相を遅らせる極性とし、位相シフト量に
    変曲点を設けるものであるインバータの系統連系保護装
    置。
JP5141784A 1993-06-14 1993-06-14 インバータの系統連系保護装置 Pending JPH077857A (ja)

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JP (1) JPH077857A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007318928A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Sanken Electric Co Ltd インバータ装置
JP2012005205A (ja) * 2010-06-15 2012-01-05 Aisin Seiki Co Ltd 発電システム

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