JPH0778561B2 - バックライト装置 - Google Patents
バックライト装置Info
- Publication number
- JPH0778561B2 JPH0778561B2 JP62157141A JP15714187A JPH0778561B2 JP H0778561 B2 JPH0778561 B2 JP H0778561B2 JP 62157141 A JP62157141 A JP 62157141A JP 15714187 A JP15714187 A JP 15714187A JP H0778561 B2 JPH0778561 B2 JP H0778561B2
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- Japan
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- sheet
- fine
- liquid crystal
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、産業用および事務用機器におけるディスプレ
イ、液晶を利用した表示装置などとして有用な、バック
ライト装置に関するものである。
イ、液晶を利用した表示装置などとして有用な、バック
ライト装置に関するものである。
（従来技術とその問題点） 従来の液晶またはディスプレイ表示用のバックライト装
置には、第４図に示すように、液晶またはディスプレイ
ａの下方に白色すりガラス、白色プラスチックシートな
どの光拡散フィルターｂを介して凹面反射鏡ｃを設け、
その中心部に冷陰極管ｄを配したものや、第５図に示す
ように、大型の液晶ディスプレイａの下方に上記したよ
うな光拡散フィルターｂ、複数本の冷陰極管ｄ……、平
面反射鏡ｅを順次設けたものなどが知られている。
置には、第４図に示すように、液晶またはディスプレイ
ａの下方に白色すりガラス、白色プラスチックシートな
どの光拡散フィルターｂを介して凹面反射鏡ｃを設け、
その中心部に冷陰極管ｄを配したものや、第５図に示す
ように、大型の液晶ディスプレイａの下方に上記したよ
うな光拡散フィルターｂ、複数本の冷陰極管ｄ……、平
面反射鏡ｅを順次設けたものなどが知られている。
しかし、前者の装置では液晶の中央部のみがとくに明る
く周縁部が暗いので、全体を明るくしようとすると、凹
面反射鏡ｃの凹部を深くして焦点距離を大きくしなけれ
ばならず、その結果として装置全体が厚くなるという欠
点があり、また後者の装置では光源を数多く使用するた
め、電力消費量が多く発熱し易いという問題があった。
く周縁部が暗いので、全体を明るくしようとすると、凹
面反射鏡ｃの凹部を深くして焦点距離を大きくしなけれ
ばならず、その結果として装置全体が厚くなるという欠
点があり、また後者の装置では光源を数多く使用するた
め、電力消費量が多く発熱し易いという問題があった。
このため、リニアフレネルプリズム板の下方に平面鏡を
鋭角をなすように一端をリニアフレネルプリズム板に接
するとともに他端を離反させてＶ字型に配置し、その開
口位置に光源を設置した照明装置が提案された（特開昭
61-158367号公報）。この装置は反射面の輝度をほぼ均
一にすると共に明るさのむらを減らすことができるが、
リニアフレネルプリズム板を精度よく製作することが難
しく、射出成形で作るには金型代が嵩み、切削・研磨に
よって作るには多くの時間を必要とし、製造コストが嵩
む難点があった。
鋭角をなすように一端をリニアフレネルプリズム板に接
するとともに他端を離反させてＶ字型に配置し、その開
口位置に光源を設置した照明装置が提案された（特開昭
61-158367号公報）。この装置は反射面の輝度をほぼ均
一にすると共に明るさのむらを減らすことができるが、
リニアフレネルプリズム板を精度よく製作することが難
しく、射出成形で作るには金型代が嵩み、切削・研磨に
よって作るには多くの時間を必要とし、製造コストが嵩
む難点があった。
（問題点を解決するための手段） 本発明は、反射層とシリコーンラバーからなる透明層と
を交互に平行に積層一体化した後、その積層面を横切る
任意の角度でスライスして得られる微細すだれ状シート
を反射タイプのバックライト装置として利用すると、こ
れらの問題が容易に解決できることに着目し達成された
もので、反射層とシリコーンラバーからなる透明層とを
交互に平行に積層一体化した後、その積層面を横切る任
意の角度でスライスして得られる微細すだれ状シート
の、一方の側に液晶またはディスプレイを設けると共
に、他方の側に平面反射鏡を前記微細すだれ状シートの
積層面と同方向に傾けて設け、その下降端近傍に光源を
配設してなるものとしたことを要旨とするものである。
を交互に平行に積層一体化した後、その積層面を横切る
任意の角度でスライスして得られる微細すだれ状シート
を反射タイプのバックライト装置として利用すると、こ
れらの問題が容易に解決できることに着目し達成された
もので、反射層とシリコーンラバーからなる透明層とを
交互に平行に積層一体化した後、その積層面を横切る任
意の角度でスライスして得られる微細すだれ状シート
の、一方の側に液晶またはディスプレイを設けると共
に、他方の側に平面反射鏡を前記微細すだれ状シートの
積層面と同方向に傾けて設け、その下降端近傍に光源を
配設してなるものとしたことを要旨とするものである。
以下、本発明の詳細を第１図ないし第３図に示した実施
例に基づいて説明する。第１図によるバックライト装置
は、反射層１と透明層２とが交互に平行に積層一体化さ
れている微細すだれ状シート３の下方に平面反射鏡４を
微細すだれ状シート３の積層面と同じ方向に傾けて設
け、シート１の直下から外れた側方、平面反射鏡４の下
降端近傍に光源としての冷陰極管５を配設したもので、
この装置の直上に液晶６を配置している。この装置では
光源からの光が減衰することなく均一に拡散され、液晶
全体に同一方向から一様に照射されるので、光源が一個
で済むという利点がある。第２図は同様の装置の上方に
液晶６に代えてディスプレイ７を配置したもので、光源
からの光を全部反射拡散させ、ディスプレイ７に照射し
ようとするものである。
例に基づいて説明する。第１図によるバックライト装置
は、反射層１と透明層２とが交互に平行に積層一体化さ
れている微細すだれ状シート３の下方に平面反射鏡４を
微細すだれ状シート３の積層面と同じ方向に傾けて設
け、シート１の直下から外れた側方、平面反射鏡４の下
降端近傍に光源としての冷陰極管５を配設したもので、
この装置の直上に液晶６を配置している。この装置では
光源からの光が減衰することなく均一に拡散され、液晶
全体に同一方向から一様に照射されるので、光源が一個
で済むという利点がある。第２図は同様の装置の上方に
液晶６に代えてディスプレイ７を配置したもので、光源
からの光を全部反射拡散させ、ディスプレイ７に照射し
ようとするものである。
これを第３図に基づいてさらに詳しく検討すると、ここ
で用いられる微細すだれ状シート３は反射層１として厚
さ12μｍの透明ポリエチレンフタレートの表面に厚さ40
0Åのアルミニウム蒸着を施したものを用い、透明層２
に厚さ150μｍの透明シリコーンラバーを用いた、シー
トとしての厚さが300μｍで屈折率が1.58のもので、同
図（ａ）のものは微細すだれ状シート３の幅方向の中心
と冷陰極管５との中心を結ぶ線のシート面に対する角度
が８°の場合で、このときには積層面の傾斜が19.4°あ
れば全部の光がシート３の上側に出ることになる。同様
に、同図（ｂ）は上記の角度が22°の場合で、このとき
には積層面の傾斜が18°となり、同図（ｃ）は角度が57
°のときには、積層面の傾斜が10°でよいことを示して
いる。
で用いられる微細すだれ状シート３は反射層１として厚
さ12μｍの透明ポリエチレンフタレートの表面に厚さ40
0Åのアルミニウム蒸着を施したものを用い、透明層２
に厚さ150μｍの透明シリコーンラバーを用いた、シー
トとしての厚さが300μｍで屈折率が1.58のもので、同
図（ａ）のものは微細すだれ状シート３の幅方向の中心
と冷陰極管５との中心を結ぶ線のシート面に対する角度
が８°の場合で、このときには積層面の傾斜が19.4°あ
れば全部の光がシート３の上側に出ることになる。同様
に、同図（ｂ）は上記の角度が22°の場合で、このとき
には積層面の傾斜が18°となり、同図（ｃ）は角度が57
°のときには、積層面の傾斜が10°でよいことを示して
いる。
上記の微細すだれ状シート３において透明層２を形成す
る材料はシリコーンラバーからなり、反射層を形成する
材料はこのシリコーンラバーの表面にアルミニウム、錫
などによる金属の膜または箔の被覆を施したもの、酸化
チタンなどの白色顔料やガラスビーズなどの再帰反射性
材料を均一にプラスチック中に分散させたシートなどが
挙げられる。
る材料はシリコーンラバーからなり、反射層を形成する
材料はこのシリコーンラバーの表面にアルミニウム、錫
などによる金属の膜または箔の被覆を施したもの、酸化
チタンなどの白色顔料やガラスビーズなどの再帰反射性
材料を均一にプラスチック中に分散させたシートなどが
挙げられる。
微細すだれ状シート３は、例えば上記の透明層形成材料
と反射層形成材料とを、それぞれフィルム状で積層ピッ
チを30〜200μｍとして交互に平行に多重積層一体化
し、得られた積層ブロック体を、その積層面を横切る任
意の角度でスライスすることにより得ることができる。
と反射層形成材料とを、それぞれフィルム状で積層ピッ
チを30〜200μｍとして交互に平行に多重積層一体化
し、得られた積層ブロック体を、その積層面を横切る任
意の角度でスライスすることにより得ることができる。
この積層ブロック体の形成に際し、透明層形成材料がシ
リコーンラバーからなるため、加熱加圧するだけで反射
層を形成する材料と十分に接着させることができる。
リコーンラバーからなるため、加熱加圧するだけで反射
層を形成する材料と十分に接着させることができる。
一方、スライスされた上記のシートは切断面が光学的に
艶消し状となるため、その片面または両面に上記のよう
な透明プラスチック、ゴム、またはこれらのアロイ、さ
らにはその混合物、あるいは無機または有機のガラスを
貼付けてもよいし、またスライスの厚みやその角度を変
えることによって反射の範囲や指向性を変えることがで
きる。
艶消し状となるため、その片面または両面に上記のよう
な透明プラスチック、ゴム、またはこれらのアロイ、さ
らにはその混合物、あるいは無機または有機のガラスを
貼付けてもよいし、またスライスの厚みやその角度を変
えることによって反射の範囲や指向性を変えることがで
きる。
（発明の効果） 本発明によるバックライト装置によれば、 微細すだれ状シートの透明層がシリコーンラバーから
なるため、 透明性・耐油性・シール性が向上する； 可撓性・柔軟性に富んでいるので半円筒状等の曲面加
工が可能であり、液晶、ディスプレイ表面（裏面）に密
着するので、エアを挟み込んで生ずる界面反射がない； 自己接着性があるので反射層を形成する材料と密着
し、層間剥離等の恐れがなく、バックライト装置全体と
しての耐久性が向上する；また 平面反射鏡が前記微細すだれ状シートの積層面と同方
向に傾けて設けられているため、光の利用率を高め表示
装置の明暗のむらが少なく明瞭になる； など表示装置としての特性が向上するのでその工業的価
値が著しく大である。
なるため、 透明性・耐油性・シール性が向上する； 可撓性・柔軟性に富んでいるので半円筒状等の曲面加
工が可能であり、液晶、ディスプレイ表面（裏面）に密
着するので、エアを挟み込んで生ずる界面反射がない； 自己接着性があるので反射層を形成する材料と密着
し、層間剥離等の恐れがなく、バックライト装置全体と
しての耐久性が向上する；また 平面反射鏡が前記微細すだれ状シートの積層面と同方
向に傾けて設けられているため、光の利用率を高め表示
装置の明暗のむらが少なく明瞭になる； など表示装置としての特性が向上するのでその工業的価
値が著しく大である。
第１図ないし第３図は本発明の実施例にかかわるもの
で、第１図および第２図はそれぞれ異なる態様のバック
ライト装置についての説明図、第３図（ａ）、（ｂ）、
（ｃ）はそれぞれ異なる態様のバックライト装置におけ
る、微細すだれ状シートの積層面の傾斜角度と光源の位
置との関係を示す説明図、第４図および第５図はそれぞ
れ異なる態様の従来例についての説明図である。 （主要な符号の説明） １……反射層、２……透明層、３……微細すだれ状シー
ト、５……光源、６……液晶、７……ディスプレイ。
で、第１図および第２図はそれぞれ異なる態様のバック
ライト装置についての説明図、第３図（ａ）、（ｂ）、
（ｃ）はそれぞれ異なる態様のバックライト装置におけ
る、微細すだれ状シートの積層面の傾斜角度と光源の位
置との関係を示す説明図、第４図および第５図はそれぞ
れ異なる態様の従来例についての説明図である。 （主要な符号の説明） １……反射層、２……透明層、３……微細すだれ状シー
ト、５……光源、６……液晶、７……ディスプレイ。
Claims (1)
- 【請求項１】反射層とシリコーンラバーからなる透明層
とを交互に平行に積層一体化した後、その積層面を横切
る任意の角度でスライスして得られる微細すだれ状シー
トの、一方の側に液晶またはディスプレイを設けると共
に、他方の側に平面反射鏡を前記微細すだれ状シートの
積層面と同方向に傾けて設け、その下降端近傍に光源を
配設してなることを特徴とするバックライト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62157141A JPH0778561B2 (ja) | 1987-06-24 | 1987-06-24 | バックライト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62157141A JPH0778561B2 (ja) | 1987-06-24 | 1987-06-24 | バックライト装置 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS64904A JPS64904A (en) | 1989-01-05 |
| JPH01904A JPH01904A (ja) | 1989-01-05 |
| JPH0778561B2 true JPH0778561B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=15643086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62157141A Expired - Fee Related JPH0778561B2 (ja) | 1987-06-24 | 1987-06-24 | バックライト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0778561B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH073719Y2 (ja) * | 1989-09-28 | 1995-01-30 | 沖電気工業株式会社 | 電気機器の操作入力部構造 |
| JPWO2003034103A1 (ja) * | 2001-10-12 | 2005-02-03 | ダイセル化学工業株式会社 | 光制御シートおよびその製造方法 |
| JP2005338259A (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Toppan Printing Co Ltd | フレネルレンズ、透過型スクリーン及び背面投射型ディスプレイ装置 |
| CN109774589A (zh) * | 2019-03-21 | 2019-05-21 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 换挡灯光面板模组 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6083001A (ja) * | 1983-10-12 | 1985-05-11 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 透過光を制御できる透光板 |
| JPS61158367A (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-18 | シャープ株式会社 | 照明装置 |
-
1987
- 1987-06-24 JP JP62157141A patent/JPH0778561B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS64904A (en) | 1989-01-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |