JPH0778247B2 - ベルレス式高炉々頂ホツパ−への原料装入方法 - Google Patents

ベルレス式高炉々頂ホツパ−への原料装入方法

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JPH0778247B2
JPH0778247B2 JP61062753A JP6275386A JPH0778247B2 JP H0778247 B2 JPH0778247 B2 JP H0778247B2 JP 61062753 A JP61062753 A JP 61062753A JP 6275386 A JP6275386 A JP 6275386A JP H0778247 B2 JPH0778247 B2 JP H0778247B2
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charging
fixed
ore
coke
hopper
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莞 明田
輝久 上原
武 矢場田
維人 門田
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高炉への原料装入方法に関し、詳細には2台の
スキップカーを使って高炉固定ホッパーへコークス及び
鉄鉱石を装入する方法に関するものである。
[従来の技術] 高炉頂部へのコークスや鉄鉱石を搬送する手段として
は、スキップ式,バケット式,コンベア式等の方法が知
られている。第1図はこれらのうちスキップ式原料搬送
設備の一例を示すものである。装入原料を高炉1頂部へ
運び上げるために、地上と炉頂の間に傾斜塔3を架設
し、該傾斜塔3に沿って昇降するスキップカー2を設け
る。スキップカー2は、コークス庫8a又は鉱石庫8bから
放出される原料を受け入れてこれらを満載し、巻上機4
によって炉頂へ運び上げられる。
第2図はこうして炉頂に到着したスキップカー2−I,2
−IIから装入原料を高炉内部へ落下させている経過を示
す流通ルートの概念説明図である。スキップカー2−I,
2−II中に満載された原料は移動レシービングシュート
5(実線位置と破線位置の間を往復する)を介して2つ
の固定ホッパー6a,6bのいずれかに装入される。通常は
スキップカー2台分の積載量を1つの固定ホッパー6a又
は6bへ貯留させ、該貯留されたコークス及び鉱石は、旋
回シュート9を介して交互に高炉1内へ投入される。従
って炉内ではコークス層C及び鉱石層Oが交互に層を形
成することになる。
[発明が解決しようとする問題点] 第2図に示される様な左右2基の固定ホッパー6a,6bを
有する原料装入装置では、2基のうち例えば左側をコー
クス専用固定ホッパー6aとし、右側の固定ホッパー6bを
鉱石専用として使用するというのが従来の一般的使用法
とされていた。ところがコークスと鉱石ではその形状及
び性状が大きく異なり、特に鉱石は硬いものが多い為鉱
石専用で使用される固定ホッパーの方がコークス専用の
固定ホッパーよりも顕著に摩耗損傷が進行し、鉱石専用
固定ホッパーの寿命がいち早く尽きてしまうという不都
合があり、高炉操業の連続実施に支障を来す恐れがあっ
た。
そこで、本発明者らは、高炉の操業を阻害することがな
い様に、固定ホッパーの寿命を延ばすことができる方法
を開発すべく種々研究を積み重ねた結果、本発明を完成
させるに至った。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成し得た本発明方法とは、以下に示す方法
を要旨とするものである。即ち2台のスキップカーI,II
によって搬送されてくる鉱石及びコークスを、高炉頂部
に左右2基に分けて固設された固定ホッパーへ移動レシ
ービングシュートを介して導入するに当たり、固定ホッ
パーへの原料装入工程を次の2工程(A),(B)に分
けると共に、スキップカーI,IIから移動レシービングシ
ュートを介して固定ホッパーへ装入する工程を下記2工
程,に分けることとし、 (A)第1の固定ホッパーにコークスを導入し、第2の
固定ホッパーに鉱石を装入する工程、 (B)第1の固定ホッパーに鉱石を導入し、第2の固定
ホッパーにコークスを装入する工程、を任意の繰返しパ
ターンに従って交互に実施すると共に、 スキップカーIから前記移動レシービングシュートを
介して鉱石又はコークスのいずれかを前記(A),
(B)で選定された固定ホッパーのいずれかに装入する
工程、 スキップカーIIから前記移動レシービングシュートを
介して鉱石又はコークスのいずれかを前記(A),
(B)で選定された固定ホッパーのいずれかに装入する
工程、 上記工程(A)で,の順序で原料を装入した場合
は、上記工程(B)で,の順序で原料を装入し、上
記工程(A)で,の順序で原料を装入した場合は、
上記工程(B)で,の順序で原料を装入する点に本
発明の要旨が存在するものである。
[作用] 鉱石投入を受ける側の固定ホッパーが偏摩耗するのであ
るから、これを防止するには、比較的柔いコークスと比
較的硬い鉱石を任意の繰返しパターンに従って交互に両
方の固定ホッパーへ分けて装入する方法を採用すればよ
いはずであるとの着想が得られ、これによって2基の固
定ホッパーは寿命がほぼ等しくなり全体として長寿が保
障される。
ところがスキップカーの使用順序とコークス及び鉱石の
搬入順序が限られている場合、その原料装入手順は第1
表の様にならざるを得ない。
第1表の手順を更に詳細に述べると、まず第3図(A)
に示す様に左側の固定ホッパー6aにコークスを投入する
場合には、第1投入としてスキップカー2−Iのコーク
スを固定ホッパー6aへ投下し(実線)、次いで第2投入
としてスキップカー2−IIのコークスを同じく固定ホッ
パー6aへ投入する(破線)。以下第1投入を実線で示し
第2投入を破線で示すこととする。その後第3図(B)
に示す様に移動レシービングシュートを右側へ移動させ
ると共に、スキップカー2−I,2−IIの順で鉱石を固定
ホッパー6bに投入する。ここまでは従来法と変らない。
次にコークス及び鉱石の投入される固定ホッパーを左右
で入れ換える必要があるため、例えば第3図(D)の如
く右側の固定ホッパー6bにスキップカー2−I,2−IIの
順でコークスを投入し、次いで第3図(C)の如く左側
の固定ホッパー6aにスキップカー2−I,2−IIの順序で
鉱石を投入する。
ところがコークス投入における第3図(A)と(D)の
比較,並びに鉱石投入における第3図(B)と(C)の
比較を夫々行なってみるとスキップカーから固定ホッパ
ーに至る落下経路が第1投入で長く第2投入で短い場合
[第3図(B),(D)]と第1投入で短く第2投入で
長い場合[第3図(A),(C)]に分かれている。し
かるに落下経路が長い場合と短い場合では固定ホッパー
への原料の落下軌跡が異なり、ホッパー内原料粒度の再
分布状態に差が生ずる。このため落下経路が第1投入と
第2投入で変わる場合には固定ホッパー6a,6b内での粉
体原料積層状態が、あるときは下層側が多くの小粒径体
で占められ、他のときは上層側が多くの小粒径体で占め
られるという積層バランスの不均一が発生する。しかる
にこれらの積層原料は旋回シュートによって下層側から
上層側へ順序よく排出されていくので上記積層バランス
の不均一は高炉内での積層状態におけるアンバランスを
生じる原因ともなり、高炉操業の安定性を著しく損なう
ことが考えられる。
そこで本発明では、同じ原料を第1表に示す様な例に従
って左右2基の固定ホッパーへ交互に投入するにあた
り、スキップカーから固定ホッパーへ投入される原料を
ほぼ同一条件、同一落下経路によって装入することを保
証するために、前項で示し且つ後記実施例で詳述する方
法を採用することを創案出したのである。こうすること
によって同一原料が交互に異なる固定ホッパーへ投入さ
れる場合であっても、固定ホッパーへはほぼ同一の粒度
分布状態で原料を装入することが可能となり、高炉操業
の安定性を守ることができた。
[実施例] 本発明によってスキップカー2−I,2−IIから移動レシ
ービングシュート5を介して左右2基の固定ホッパー6
a,6bへ原料を装入する方法を第2表に示す。
まず最初のコークス及び鉱石の投入は前述の第3図
(A),(B)に示す順序で行ない、次のコークス投入
は第3図(E)に示す様に、コークスの投入先を固定ホ
ッパー6aから6bに代えて、さらにスキップカー2−I,2
−IIの投入順序も変える。これにより第3図(E)に示
す如く固定ホッパー6bへのスキップカーからの第1投入
は移動レシービングシュート5を僅かしか経ない短い系
路(スキップカー2−IIを使用)で行ない、スキップカ
ーから固定ホッパー6bへの第2投入は移動レシービング
シュート5を長く沿う系路を介して行なう(スキップカ
ー2−Iを使用)。一方鉱石を投入する第3図(F)の
例においても、第3図(B)の例に対応し第1投入を長
い系路、第2投入を短い系路をたどって行なう様に工夫
されている。即ち第3図(A)と第3図(E)を比較す
れば明らかである様にスキップカー2−I,2−IIの使用
順序を逆にすることによって原料投入系路の順序につい
て同一性を確保している。
上記説明におけるコークス及び鉱石の原料装入順序は逆
にしても同様であり、また第2表の下側に示す例の様
に、固定ホッパーを左右常に互い違いに使用する場合で
あっても適用でき、さらにスキップカーの到着点を切れ
換えるという手段を用いても構わない。
第4図(A)〜(C)は固定ホッパーにおける粒度分布
状態の例を示す実験結果であり、第4図(A)は第3図
(B)の方法によって鉱石を投入した場合の粒度分布状
態を示し、第4図(B)は第3図(C)の方法によって
鉱石を投入した場合の粒度分布状態を示す。即ちスキッ
プカーからの投入順序は変えずに左右の固定ホッパーの
みを交互に使用したときには第4図(A),(B)に示
す様に、両者の間には粒度分布に大きな差異を生じる。
これに対し第4図(C)は第3図(F)に示す方法によ
って鉱石を投入した場合の粒度分布状態を示し、第4図
(A)と同様の曲線が描かれている。つまり第3図
(B)の方法と第3図(F)の方法ではスキップカーか
らの原料投入系路が類似しているため粒度分布状態は近
似したものとなる。
第5図は前記第1表に沿って原料を装入したときの炉況
変化と、前記第2表に沿って原料を装入したときの炉況
変化を比較観察したグラフである。実線は第1表による
原料装入の場合を示し、破線は第2表による原料装入の
場合を示し、グラフ上方の6a,6b……は第2図における
固定ホッパーのコークス装入側を示す。この結果第1表
による原料装入ではかなりの炉況変動を生じているのに
対し、本発明の第2表による原料装入では安定した高炉
操業が行なわれることが分った。
[発明の効果] 固定ホッパーの使用をコークス又は鉱石専用としないの
で、固定ホッパーの偏摩耗を防止することができた。こ
のとき装入原料の粒度分布が変化しないので、安定した
高炉操業が行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図はスキップカーによる高炉への原料装入設備を示
す説明図、第2図はスキッブカーから炉内部への原料装
入系路を示す説明図、第3図(A)〜(F)はスキップ
カーから固定ホッパーへの原料装入方法を示す説明図、
第4図(A)〜(C)は固定ホッパーへの鉱石装入時の
粒度分布状態を示すグラフ、第5図は第1表及び第2表
による原料装入を行なったときの高炉炉況変化を示すグ
ラフである。 1……高炉 2,2−I,2−II……スキップカー 3……傾斜塔、4……巻上機 5……移動レシービングシュート 6a……左固定ホッパー、6b……右固定ホッパー 8a……コークス庫、8b……鉱石庫 9……旋回シュート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2台のスキップカーI,IIによって搬送され
    てくる鉱石及びコークスを、高炉頂部に左右2基に分け
    て固設された固定ホッパーへ移動レシービングシュート
    を介して導入するに当たり、固定ホッパーへの原料装入
    工程を次の2工程(A),(B)に分けると共に、スキ
    ップカーI,IIから移動レシービングシュートを介して固
    定ホッパーへ装入する工程を下記2工程,に分ける
    こととし、 (A)第1の固定ホッパーにコークスを導入し、第2の
    固定ホッパーに鉱石を装入する工程、 (B)第1の固定ホッパーに鉱石を導入し、第2の固定
    ホッパーにコークスを装入する工程、 を任意の繰返しパターンに従って交互に実施すると共
    に、 スキップカーIから前記移動レシービングシュートを
    介して鉱石又はコークスのいずれかを前記(A),
    (B)で選定された固定ホッパーのいずれかに装入する
    工程、 スキップカーIIから前記移動レシービングシュートを
    介して鉱石又はコークスのいずれかを前記(A),
    (B)で選定された固定ホッパーのいずれかに装入する
    工程、 上記工程(A)で,の順序で原料を装入した場合
    は、上記工程(B)で,の順序で原料を装入し、上
    記工程(A)で,の順序で原料を装入した場合は、
    上記工程(B)で,の順序で原料を装入することを
    特徴とするベルレス式高炉々頂ホッパーへの原料装入方
    法。
JP61062753A 1986-03-19 1986-03-19 ベルレス式高炉々頂ホツパ−への原料装入方法 Expired - Lifetime JPH0778247B2 (ja)

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JPS62218506A JPS62218506A (ja) 1987-09-25
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EP1811044A1 (en) 2006-01-20 2007-07-25 Paul Wurth S.A. Three hopper charging installation for a shaft furnace
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