JPH0777794A - 位相シフトマスク - Google Patents

位相シフトマスク

Info

Publication number
JPH0777794A
JPH0777794A JP15576891A JP15576891A JPH0777794A JP H0777794 A JPH0777794 A JP H0777794A JP 15576891 A JP15576891 A JP 15576891A JP 15576891 A JP15576891 A JP 15576891A JP H0777794 A JPH0777794 A JP H0777794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase shift
mask
light
parts
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15576891A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Shimizu
秀夫 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP15576891A priority Critical patent/JPH0777794A/ja
Priority to US07/890,003 priority patent/US5733686A/en
Publication of JPH0777794A publication Critical patent/JPH0777794A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/28Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof with three or more diverse phases on the same PSM; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/30Alternating PSM, e.g. Levenson-Shibuya PSM; Preparation thereof

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ネガ型マスクにもポジ型マスクにも具体化で
き、かつ、形成容易に、しかも透過率や密着性の低下な
どの問題を生じさせることなく製造することができる位
相シフトマスクの提供。 【構成】透明基板1の一方の面1a及び他方の面1bの
双方の面に透過光の位相をシフトさせる位相シフト部を
備えている位相シフトマスクであって、例えば、一方の
面1aの位相シフト部11の少なくとも一部が、他方の
面1bの位相シフト部11の少なくとも一部と重なって
いる構成の位相シフトマスク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本出願の各発明は、位相シフトマ
スクに関する。本出願の各発明は、各種パターン形成技
術等に用いる位相シフトマスクとして利用することがで
き、例えば半導体装置製造プロセスにおいてレジストパ
ターンを形成する場合のマスクなどとして用いる位相シ
フトフォトマスクとして利用できる。
【0002】
【従来の技術】フォトマスクを利用して形成するもの、
例えば半導体装置等は、その加工寸法が年々微細化され
る傾向にある。このような背景で、微細化した半導体装
置を得るフォトリソグラフィーの技術において、その解
像度を更に向上させるため、マスクを透過する光に位相
差を与え、これにより光強度プロファイルを改善するい
わゆる位相シフト技術が脚光を浴びている。
【0003】従来の位相シフト技術については、特開昭
58−173744号公報や、MARC D.LEVE
NSON 他“Improving Resoluti
onin Photolithography wit
h a Phase−Shifting Mask”I
EEE TRANSACTIONS ON ELECT
RON DEVICES.Vol.ED−29 No.
12,DECEMBER 1982,P1828〜18
36、また、MARC D.LEVENSON 他“T
he Phase−Shifting MaskII:
Imaging Simulations and S
ubmicrometer Resist Expos
ures”同誌 Vol.ED−31,No.6,JU
NE1984,P753〜763に記載がある。
【0004】また、特公昭62−50811号には、透
明部と不透明部とで形成された所定のパターンを有し、
不透明部をはさむ両側の透明部の少なくとも一方に位相
部材を設け、該両側の透明部に位相差を生ずる構成とし
た位相シフトマスクが開示されている。
【0005】従来より知られている位相シフト技術につ
いて、図5を利用して説明すると、次のとおりである。
例えばライン・アンド・スペースのパターン形成を行う
場合、通常の従来のマスクは、図5(a)に示すよう
に、石英基板等の透明基板1上に、Cr(クロム)やそ
の他金属、金属酸化物などの遮光性の材料を用いて遮光
部10を形成し、これによりライン・アンド・スペース
の繰り返しパターンを形成して、露光用マスクとしてい
る。この露光用マスクを透過した光の強度分布は、図5
(a)に符号A1で示すように、理想的には遮光部10
のところではゼロで、他の部分(透過部12a,12
b)では透過する。1つの透過部12aについて考える
と、被露光材に与えられる透過光は、光の回折などによ
り、図5(a)にA2で示す如く、両側の裾に小山状の
極大をもつ光強度分布になる。透過部12bの方の透過
光A2′は、一点鎖線で示した。各透過部12a,12
bからの光を合わせると、A3に示すように光強度分布
はシャープさを失い、光の回折による像のぼけが生じ、
結局、シャープな露光は達成できなくなる。これに対
し、上記繰り返しパターンの光の透過部12a,12b
の上に、1つおきに図5(b)に示すように位相シフト
部11a(シフターと称される。SiO2 やレジストな
どの材料が用いられる)を設けると、光の回折による像
のぼけが位相の反転によって打ち消され、シャープな像
が転写され、解像力や焦点裕度が改善される。即ち、図
5(b)に示す如く、一方の透過部12aに位相シフト
部11aが形成されると、それが例えば180°の位相
シフトを与えるものであれば、該位相シフト部11aを
通った光は符号B1で示すように反転する。それに隣合
う透過部12bからの光は位相シフト部11aを通らな
いので、かかる反転は生じない。被露光材に与えられる
光は、互いに反転した光が、その光強度分布の裾におい
て図にB2で示す位置で互いに打ち消し合い、結局被露
光材に与えられる光の分布は図5(b)にB3で示すよ
うに、シャープな理想的な形状になる。
【0006】上記の場合、この効果を最も確実ならしめ
るには位相を180°反転させることが最も有利である
が、このためには、 (nは位相シフト部の屈折率、λは露光波長)なる膜厚
Dで膜形成した位相シフト部11aを設ける。
【0007】なお露光によりパターン形成する場合、縮
小投影するものをレティクル、1対1投影するものをマ
スクと称したり、あるいは原盤に相当するものをレティ
クル、それを複製したものをマスクと称したりすること
があるが、本発明においては、このような種々の意味に
おけるマスクやレティクルを総称して、マスクと称する
ものである。
【0008】
【発明が解決しようとする問題点】従来の上記のような
位相シフト技術には、次のような問題点がある。即ち、
この種の位相シフトマスクは、図6に示すように、位相
シフト量0°と180°の境界部分(図にEで示す部
分)で光強度が著しく低くなるため、光の透過部分がつ
ながっているポジ型のマスクには適用することができな
かった。この問題を解決するために、図7に示す如く光
の位相を90°シフトさせる90°位相シフト部11A
(90°シフター)を設け、これを位相シフト量0°の
部分と180°の部分(180°位相シフト部11A)
との境界に配置することにより、ポジ型マスクにも位相
シフト技術を適用しようとする提案がなされている(5
1回秋季応用物理学会予稿集(1990年)492頁掲
載の27p−ZG−6)。しかしこの構造のマスクは作
成が困難で、実用化は難しい。例えば、EB露光すると
き露光量を制御したり、あるいは更に、EB露光・現像
後に、部分的にエッチングを行って90°シフターを形
成するなどの手段が考えられるが、いずれも実際に実用
化して用いようとするのはきわめて困難である。上記提
案ではネガ型レジストを位相シフト材料に用いて、この
ネガ型レジストへのEBドーズ量を変えることによっ
て、現像時の残膜量に変化をつけ、90°シフターを得
るようにしているが、このコントロールは難しい。ま
た、レジストをシフター材料として位相シフト部を形成
したとき、洗浄が難しいなどの実用上使用しにくい場合
が出るが、このような場合はSOGやCVDSiO2
どの無機材料を用いたいわゆるハードシフターを形成す
るのが望ましいことがある。しかしかかるハードシフタ
ーを2段にするのは更に困難である。例えば、エッチン
グにより2段にするためには、選択比を確保する必要が
あり、ストッパーをはさんだサンドイッチ構造にした
り、あるいは、1段目と2段目を異なる材料にするなど
しなければならない。しかしこれらの手段では、透過率
が落ちる、異なる材料間での密着性が悪いなど、いろい
ろ問題点があり、結局、シフターを2段に形成すること
は実用上きわめて困難である。
【0009】
【発明の目的】本発明は上記問題点を解決して、ネガ型
マスクにもポジ型マスクにも具体化でき、かつ、形成容
易に、しかも透過率や密着性の低下などの問題を生じさ
せることなく製造することができる位相シフトマスクを
提供しようとするものである。
【0010】
【問題点を解決するための手段及びその作用】本出願の
請求項1の発明は、透明基板の一方の面及び他方の面の
双方の面に透過光の位相をシフトさせる位相シフト部を
備えている位相シフトマスクであって、これにより上記
目的を達成するものである。
【0011】本出願の請求項2の発明は、一方の面の位
相シフト部の少なくとも一部が、他方の面の位相シフト
部の少なくとも一部と重なっている請求項1に記載の位
相シフトマスクであって、これにより上記目的を達成す
るものである。
【0012】請求項1の発明によれば、マスク基板の双
方の面に位相シフト部を形成するので、必要な位相シフ
ト部のパターンを容易に得ることができる。
【0013】特に請求項2の発明によれば、マスク基板
の双方の面に形成した位相シフト部の重なり部分及び重
なり合わない部分を用いて、任意の位相シフターを形成
でき、例えば、重なり合わない部分を90°シフターと
し、重なり部分を180°シフターとすることにより、
容易に位相シフト量0°と180°との間に90°シフ
ターを形成できるので、ポジ型レジスト用のマスクとし
ても容易に形成でき、きわめて汎用性に富むものであ
る。
【0014】本出願の各発明において、位相シフト部と
は、透過光に対して位相をシフトさせて光を透過するも
のをいう。遮光部とは、使用する露光光についてその光
の透過を遮るものである。位相シフト量0°で光を透過
する光透過部は、使用する露光光を透過するものであ
る。遮光部、光透過部は、それぞれ光遮断性、及び光透
過性が大きいものが望ましいが、必ずしも完全ないしそ
れに近く光を遮り、あるいは透過しなくても、必要なパ
ターン形成が可能な程度に光を遮断し、あるいは透過す
るものであればよい。位相シフト部も、光透過部と同
様、光の透過率が大きいことが望まれるが、必要な位相
シフトと露光を行えるものであればよい。
【0015】遮光部の材料としては、クロムや、その他
酸化クロム、もしくは高融点金属(W、Mo、Be等)
全般、及びその酸化物などを用いることができる。
【0016】光透過部は、遮光部や位相シフト部が形成
されていない透明な基板部分をそのまま用い、ここから
光を透過させるように構成することができる。
【0017】透明基板としては、石英、通常のガラス、
適宜各種成分を含有させたガラス、その他適宜のものを
用いることができる。
【0018】本出願の各発明において、一般に、位相シ
フト部は、基板の双方の面上に位相シフト部を構成する
材料をパターニングして得ることができる。位相シフト
部の材料としては、例えば一般に、次のようなものを用
いることができる。即ち、フォトレジストとして用いる
ことができる各種有機物質を用いることができ、例えば
EB用レジスト(ネガまたはポジレジスト)を用いて、
EB描画装置におけるレジスト機能を兼ねさせることが
できる。あるいは、SiO,SiO2 ,シリコン窒化物
を用いることができる。但し位相シフト部は所望の位相
シフトが達成されればよいのであるから、基板のいずれ
かの面、または一方の面の一部にパターン状に屈折率を
変えるような物質をドープすることによって、各面の位
相シフト部を形成するようにしてもよい。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。但し
当然ではあるが、本発明は以下に述べる実施例により限
定されるものではない。
【0020】実施例1 本実施例の位相シフトマスクは、図1(a)に示すよう
に透明基板の一方の面1a(これを表面とする)に透過
光の位相をシフトさせる位相シフト部11を備え、図1
(b)に示すように他方の面1b(裏面とする)にも透
過光の位相をシフトさせる位相シフト部11を備える構
成になっている。
【0021】特に本実施例の位相シフトマスクは、一方
の面1aの位相シフト部11の少なくとも一部が、他方
の面1bの位相シフト部11の少なくとも一部と重なっ
ている構成のものであって、具体的には本例では各面の
位相シフト部11,11は位相シフト量を90°にした
ものであるので、図2に示すように、両面の位相シフト
部11,11が重なる部分が180°位相シフト部11
Aを構成し、両面の位相シフト部11,11が重ならな
い部分は90°位相シフト部11Bを構成するものであ
る。即ち図2に示すように、本例の位相シフトマスク
は、ポジ型レジスト用のマスクであって、しかも位相シ
フト量0°の部分と180°の部分との境界が位相シフ
ト90°の位相シフト部になっているものである。
【0022】本実施例の位相シフトマスクは、次のよう
に容易に得ることができる。図3に製造工程例を示す。
【0023】石英等の透明基板1にクロム等の遮光材料
により遮光部10を形成する。これは通常のマスク製造
の場合と全く同様にしてよいが、ただ、本例における後
工程のSOGエッチングのストッパ膜7として、シリコ
ンナイトライド(SixNy膜)あるいは透明導電膜
(ITO膜等)を遮光部材料であるクロム等の下部にあ
らかじめ形成しておく。その状態で本例の位相シフト材
料膜2であるSOGをスピンコートし、次いでレジスト
3を塗布し、図3(a)の構造とする。その後位相シフ
ト部形成用のパターンを描画し、現像して、レジストパ
ターン31を形成し、図1(b)の構造とする。
【0024】次にエッチングによって、位相シフトパタ
ーン21を形成する。このパターン21が一方の面の位
相シフト部11を形成することになるが、ここで、位相
シフト材料であるSOGの膜厚は、通常の位相シフト膜
の半分となるようにする。即ち、90°位相シフトが達
成されるように形成する。このときの構造を図1(c)
に示す。
【0025】ここで、マスクを反転させて、他方の面
(裏面)に再び位相シフト材料であるSOGを塗布して
位相シフト材料膜3を形成し、更にレジスト4を塗布す
る。これにより図1(d)の構造とする。表面と同様に
して、レジスト4を描画してレジストパターン41を形
成する。更にエッチングして、位相シフト材料パターン
31を形成し、図1(e)の構造を得る。この時実用上
重要なのは、表面と裏面のパターンのアライメントであ
るが、例えばEB描画機では裏面からのアライメントが
とれないような場合には、レーザー描画装置を使えばよ
い。即ちその場合は、遮光材料であるクロムのついた面
の描画はEBによるものでもかまわないが、裏面は、レ
ーザーで描画する必要が出て来る。
【0026】図1(e)のレジストパターン41をマス
クにして位相シフト材料膜3をパターニングし、位相シ
フト材料パターン31を得る。これにより図1(f)の
構造が得られる。図1(f)において得られた位相シフ
ト材料パターン31が裏面の位相シフト部11を形成す
ることになるが、本例ではこれも表面における位相シフ
ト部11と同様、位相シフト量は90°になるようにす
る。
【0027】この結果、図1(g)に断面を示し、図2
に位相シフト量の挙動を示す本実施例の位相シフトマス
クが得られる。これら各図からも理解されるように、一
部90°シフター(90°位相シフト部11B)を含む
180°シフター(180°位相シフト部)11Aが形
成されることになる。なお、ライン・アンド・スペース
・パターンの90°シフターの場合、大きさはそれほど
厳密なものでなくてよいので、アライメントの多少のズ
レは許容される。
【0028】上記のように、本実施例の位相シフトマス
クは、特段困難なプロセスが不要で、しかも無機材料に
より90°位相シフト部を容易に得ることができ、ポジ
型マスクとして適用が可能なものである。
【0029】本例(及び後記例)において、使用するレ
ジストはレーザー描画用としては、例えばi線レジスト
が使用可能である。例えば、PFI−15(住友化
学)、NPRA−18SHR(長瀬産業)などのポジレ
ジストを使用することができる。本例において、位相シ
フト膜を構成するSOGは、特に薄い膜になり、例え
ば、KrFエキシマレーザー用露光用マスクとして構成
する場合なら、0.15μm程度になる。よってこのた
め、薄膜の得られる、例えばAlied Signal
社のX−11シリーズ中の111を用いる。
【0030】実施例2 これは同様な構造の位相シフトマスクを、別の製造方法
により作成する例である。工程を図4に示す。
【0031】本例においては図4(A)に示すように、
基板1上に形成した遮光部10の上にレジストパターン
5を先に形成し、そこに位相シフト材料61としてスパ
ッタSiO2 をつけて、図4(B)の構造とし、その後
レジストパターン5除去と同様に核レジストパターン5
上の位相シフト材料61をリフトオフすることにより位
相シフト部11を形成するものである。この例の場合
は、位相シフト材料6はスパッタSiO2 であり、これ
がそのまま位相シフト部11となるが、これはエッチン
グで形成する場合と異なり、若干のテーパーがついてし
まう(図4(B)(C)参照)が、位相シフト量180
°と90°との間、また90°と0°の境界部分にはテ
ーパーがあってもかまわない。
【0032】本例により得られる位相シフトマスクは、
前記例に比して、エッチングストッパー7が不要なの
で、透過率が良くなるという利点がある。これは特に波
長の短い光(KrFエキシマレーザー、248nm)の
場合に有利である。
【0033】
【発明の効果】本発明の位相シフトマスクは、ネガ型マ
スクにも、ポジ型マスクにも具体化できるものであり、
よって汎用性に富むものであり、かつ、形成容易に、し
かも透過率や密着性の低下などの問題を生じさせること
なく、製造することができるものであるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の位相シフトマスクの一方の面(表
面)及び他方の面(裏面)の平面図である。
【図2】実施例1の位相シフトマスクの構成を示す図で
あり、特にその位相シフト挙動を示す図である。
【図3】位相シフトマスクの製造工程例を示す図であ
る。
【図4】位相シフトマスクの製造工程の別例を示す図で
ある。
【図5】位相シフトマスクの原理を説明する図である。
【図6】従来技術の問題点を示す図である。
【図7】従来技術の問題点を示す図である。
【符号の説明】
1・・・透明基板 1a・・・(基板の)一方の面(表面) 1b・・・(基板の)他方の面(裏面) 10・・・遮光部 11・・・位相シフト部 12・・・光透過部 11A・・・位相シフト部の重なっている部分(180
°位相シフト部) 11B・・・位相シフト部の重なっていない部分(90
°位相シフト部)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【図1】
【図2】
【図3】
【図6】
【図4】
【図5】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板の一方の面及び他方の面の双方の
    面に透過光の位相をシフトさせる位相シフト部を備えて
    いる位相シフトマスク。
  2. 【請求項2】一方の面の位相シフト部の少なくとも一部
    が、他方の面の位相シフト部の少なくとも一部と重なっ
    ている請求項1に記載の位相シフトマスク。
JP15576891A 1991-05-30 1991-05-30 位相シフトマスク Pending JPH0777794A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15576891A JPH0777794A (ja) 1991-05-30 1991-05-30 位相シフトマスク
US07/890,003 US5733686A (en) 1991-05-30 1992-05-29 Phase-shifting mask

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15576891A JPH0777794A (ja) 1991-05-30 1991-05-30 位相シフトマスク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0777794A true JPH0777794A (ja) 1995-03-20

Family

ID=15612989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15576891A Pending JPH0777794A (ja) 1991-05-30 1991-05-30 位相シフトマスク

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5733686A (ja)
JP (1) JPH0777794A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW353157B (en) * 1998-06-25 1999-02-21 United Microelectronics Corp Double faced mask
GB0215243D0 (en) * 2002-07-02 2002-08-14 Koninkl Philips Electronics Nv Mask and manufacturing method using mask
CN113296352B (zh) * 2020-02-22 2023-01-24 长鑫存储技术有限公司 应用于半导体光刻工艺中的掩膜图形及光刻工艺方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3374452D1 (en) * 1982-04-05 1987-12-17 Ibm Method of increasing the image resolution of a transmitting mask and improved masks for performing the method
JP2710967B2 (ja) * 1988-11-22 1998-02-10 株式会社日立製作所 集積回路装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5733686A (en) 1998-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3105234B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3417798B2 (ja) 露光用マスク
KR20180029877A (ko) 포토마스크의 제조 방법, 포토마스크, 및 표시 장치의 제조 방법
JPH08292550A (ja) 位相シフトマスク及びその製造方法
KR0152267B1 (ko) 노광마스크
JPH06289589A (ja) 位相シフトマスクとその製造方法そしてそれに用いるブランク
KR101742358B1 (ko) 포토마스크의 제조 방법, 포토마스크 및 패턴 전사 방법
JP2897299B2 (ja) 位相シフトマスク,位相シフトマスクの製造方法,及び位相シフトマスクを用いた半導体装置の製造方法
JP3928895B2 (ja) 位相シフトマスク及びその製造方法
JPH07253649A (ja) 露光用マスク及び投影露光方法
JPH0777794A (ja) 位相シフトマスク
JPH0683032A (ja) 位相シフト露光方法及び位相シフトマスクの作製方法
JPH06250376A (ja) 位相シフトマスク及び位相シフトマスクの製造方法
JP2946567B2 (ja) メモリ半導体構造及び位相シフトマスク
JPH052259A (ja) フオトマスク
JPH0619107A (ja) セルフアライン位相シフトマスクの製造方法
JP2000010255A (ja) ハーフトーン型位相シフトマスク、ハーフトーン型位相シフトマスク用ブランク及びハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法
JP3110801B2 (ja) フォトマスクの製造方法及びフォトマスク
JP2002156739A (ja) 位相シフトマスクブランク及び位相シフトマスク
JP3018403B2 (ja) 位相シフトマスクの製造方法
JPH0627633A (ja) 位相シフトマスク
JP3235115B2 (ja) 位相シフトマスクの製造方法
JPH10123694A (ja) 位相シフトマスクの製造方法、位相シフトマスクおよび位相シフトマスクを用いたパターン形成方法
JPH0440455A (ja) 位相シフトマスクの製造方法
JPH0445446A (ja) 位相シフトマスク及び位相シフトマスクの製造方法