JPH0777728B2 - 金型加熱冷却装置 - Google Patents
金型加熱冷却装置Info
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- JPH0777728B2 JPH0777728B2 JP2039790A JP3979090A JPH0777728B2 JP H0777728 B2 JPH0777728 B2 JP H0777728B2 JP 2039790 A JP2039790 A JP 2039790A JP 3979090 A JP3979090 A JP 3979090A JP H0777728 B2 JPH0777728 B2 JP H0777728B2
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- JP
- Japan
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- oil
- mold
- pipe
- tank
- low temperature
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Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C35/00—Heating, cooling or curing, e.g. crosslinking or vulcanising; Apparatus therefor
- B29C35/007—Tempering units for temperature control of moulds or cores, e.g. comprising heat exchangers, controlled valves, temperature-controlled circuits for fluids
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はブロー成形や射出成形などの成形において媒体
油を金型へ送って金型を急速に加熱、冷却する金型加熱
冷却装置に関するものである。
油を金型へ送って金型を急速に加熱、冷却する金型加熱
冷却装置に関するものである。
例えばブロー成形において、射出装置のノズルから金型
のキャビティ内へ中空状態で射出された溶融樹脂は、そ
の中空部へエアを送入することによって膨張し、冷却さ
れて固化することにより中空容器などの製品となり、型
開された金型から取出される。
のキャビティ内へ中空状態で射出された溶融樹脂は、そ
の中空部へエアを送入することによって膨張し、冷却さ
れて固化することにより中空容器などの製品となり、型
開された金型から取出される。
このようなブロー成形において、樹脂が射出されている
ときに樹脂の温度が下がって固化が始まると、樹脂が金
型の隅々にまで行き渡らないことがあって製品の品質が
低下するので、高温の媒体油を金型に送って金型を加熱
することが行われる。また、樹脂の射出充填が終ってか
らは、樹脂の固化を促進してサイクルタイムを短縮する
ために、低温の媒体油を金型に送って冷却を促進させる
ことが行われている。
ときに樹脂の温度が下がって固化が始まると、樹脂が金
型の隅々にまで行き渡らないことがあって製品の品質が
低下するので、高温の媒体油を金型に送って金型を加熱
することが行われる。また、樹脂の射出充填が終ってか
らは、樹脂の固化を促進してサイクルタイムを短縮する
ために、低温の媒体油を金型に送って冷却を促進させる
ことが行われている。
このような金型加熱冷却装置は従来、次のように構成さ
れている。すなわちこの装置は、ヒータで加熱される高
温油が蓄えられた温油タンクと、クーラで冷却される低
温油が蓄えられた冷油タンクとを備えており、これら両
方のタンクは、ポンプと切替弁を備えた配管で金型に接
続されている。
れている。すなわちこの装置は、ヒータで加熱される高
温油が蓄えられた温油タンクと、クーラで冷却される低
温油が蓄えられた冷油タンクとを備えており、これら両
方のタンクは、ポンプと切替弁を備えた配管で金型に接
続されている。
このように構成されていることにより、樹脂の射出中、
切替弁を温油タンク側に切替えてポンプを始動すると、
高温油が金型に送られて金型が加熱される。射出充填後
は高温油を温油タンクへ戻したのち、切替弁を冷油タン
ク側に切替えてポンプを始動すると、低温油が金型に送
られて金型が冷却される。この加熱冷却装置は、ブロー
成形機だけでなく射出成形機にも実施されるが、ブロー
成形の場合には、必要に応じてこの加熱冷却が繰返して
行われる。
切替弁を温油タンク側に切替えてポンプを始動すると、
高温油が金型に送られて金型が加熱される。射出充填後
は高温油を温油タンクへ戻したのち、切替弁を冷油タン
ク側に切替えてポンプを始動すると、低温油が金型に送
られて金型が冷却される。この加熱冷却装置は、ブロー
成形機だけでなく射出成形機にも実施されるが、ブロー
成形の場合には、必要に応じてこの加熱冷却が繰返して
行われる。
しかしながら、このような従来の金型加熱冷却装置にお
いては、上記のように切替弁を高温側から低温側に切替
えて金型の冷却を開始する場合、配管内に高温油が残っ
ているので、この高温油が低温油に混って金型へ送られ
ることになり、冷却効率が悪いという問題がある。ま
た、切替弁を低温側から高温側に切替えて金型の加熱を
開始する場合にも同様に低温油が高温油に混って加熱効
率が悪いという問題がある。
いては、上記のように切替弁を高温側から低温側に切替
えて金型の冷却を開始する場合、配管内に高温油が残っ
ているので、この高温油が低温油に混って金型へ送られ
ることになり、冷却効率が悪いという問題がある。ま
た、切替弁を低温側から高温側に切替えて金型の加熱を
開始する場合にも同様に低温油が高温油に混って加熱効
率が悪いという問題がある。
このような課題を解決するために本発明に係る金型加熱
冷却装置は、金型との間がポンプと切替弁とを有する配
管で接続される高温油用の温油タンクと低温用の冷油タ
ンクとを備えており、エアブロー装置を設けてこれを開
閉弁を備えた配管で金型に接続するとともに、金型から
の油戻り口を備えた高温側、低温側の膨張タンクを温油
タンクと冷油タンクにそれぞれ連通させて設け、かつこ
れら両膨張タンク間をオーバフロー管で連通させるよう
に構成したものである。
冷却装置は、金型との間がポンプと切替弁とを有する配
管で接続される高温油用の温油タンクと低温用の冷油タ
ンクとを備えており、エアブロー装置を設けてこれを開
閉弁を備えた配管で金型に接続するとともに、金型から
の油戻り口を備えた高温側、低温側の膨張タンクを温油
タンクと冷油タンクにそれぞれ連通させて設け、かつこ
れら両膨張タンク間をオーバフロー管で連通させるよう
に構成したものである。
本発明によれば、樹脂の射出中、切替弁を温油タンク側
に切替えてポンプを始動すると、高温油が金型に送られ
て金型が加熱される。射出充填後は、切替弁の切替えと
開閉弁の開放とによりエアブロー装置と金型と高温側の
膨張タンクとを連通させると、エアブローにより配管内
の高温油が高温側の膨張タンクを経て温油タンクに戻さ
れ、エアはタンク上部から外部へ排出される。そして、
配管内の高温油は完全になくなる。
に切替えてポンプを始動すると、高温油が金型に送られ
て金型が加熱される。射出充填後は、切替弁の切替えと
開閉弁の開放とによりエアブロー装置と金型と高温側の
膨張タンクとを連通させると、エアブローにより配管内
の高温油が高温側の膨張タンクを経て温油タンクに戻さ
れ、エアはタンク上部から外部へ排出される。そして、
配管内の高温油は完全になくなる。
そこで、切替弁を冷油タンク側に切替えてポンプを始動
すると、低温油が金型に送られて金型が冷却される。冷
却後は、切替弁の切替えと開閉弁の開放とによりエアブ
ロー装置と金型と低温側の膨張タンクとを連通させる
と、エアブローにより配管内の低温油が低温側の膨張タ
ンクを経て冷油タンクに戻され、エアはタンク上部から
外部へ排出される。そして、配管内の低温油は完全にな
くなる。
すると、低温油が金型に送られて金型が冷却される。冷
却後は、切替弁の切替えと開閉弁の開放とによりエアブ
ロー装置と金型と低温側の膨張タンクとを連通させる
と、エアブローにより配管内の低温油が低温側の膨張タ
ンクを経て冷油タンクに戻され、エアはタンク上部から
外部へ排出される。そして、配管内の低温油は完全にな
くなる。
また、両方の膨張タンクは、オーバーフロー管で連通さ
れているので、油が外部に溢れることがない。
れているので、油が外部に溢れることがない。
第１図は本発明に係る金型加熱冷却装置をブロー成形機
に実施した例を示す油圧回路図である。第１図におい
て、型開状態で示す金型１と金型２との内部には、加熱
冷却用の通路が設けられており、また、金型1,2には、
カプラ３を備えた給油用の配管４と、カプラ５を備えた
排油用の配管６とがそれぞれ接続されている。一方、金
型1,2の近傍には、高温油７が蓄えられこの高温油７を
加熱するヒータ８を備えた温油タンク９と、低温油10が
蓄えられこの低温油10を冷却するクーラ11を備えた冷油
タンク12とが並設されている。13は温油タンク９に付設
されてこれと連通する膨張タンクであって、その上面に
は、オイルトラップ14と油戻り口15とが設けられてい
る。また、16は冷油タンク12に付設されてこれと連通す
る膨張タンクであって、その上面にはエアブリーザ付き
のオイルトラップ17と油戻り口18とが設けられており、
これら両方の膨張タンク13,16の中央より少し上の箇所
はオーバフロー管19で連通されている。
に実施した例を示す油圧回路図である。第１図におい
て、型開状態で示す金型１と金型２との内部には、加熱
冷却用の通路が設けられており、また、金型1,2には、
カプラ３を備えた給油用の配管４と、カプラ５を備えた
排油用の配管６とがそれぞれ接続されている。一方、金
型1,2の近傍には、高温油７が蓄えられこの高温油７を
加熱するヒータ８を備えた温油タンク９と、低温油10が
蓄えられこの低温油10を冷却するクーラ11を備えた冷油
タンク12とが並設されている。13は温油タンク９に付設
されてこれと連通する膨張タンクであって、その上面に
は、オイルトラップ14と油戻り口15とが設けられてい
る。また、16は冷油タンク12に付設されてこれと連通す
る膨張タンクであって、その上面にはエアブリーザ付き
のオイルトラップ17と油戻り口18とが設けられており、
これら両方の膨張タンク13,16の中央より少し上の箇所
はオーバフロー管19で連通されている。
前記配管４は、電磁切替弁43の手前で温油タンク９と連
通された配管20と、冷油タンク12に連通された配管21と
に分岐されており、これらの配管20,21内にはチエック
弁22,23と、モータ24,25に接続されたポンプ26,27がそ
れぞれ設けられている。さらに、配管20からは開閉弁28
を備え温油タンク９に開口するバイパス管29が分岐され
ており、また、配管21からは開閉弁30を備え冷油タンク
12に開口するバイパス管31が分岐されている。
通された配管20と、冷油タンク12に連通された配管21と
に分岐されており、これらの配管20,21内にはチエック
弁22,23と、モータ24,25に接続されたポンプ26,27がそ
れぞれ設けられている。さらに、配管20からは開閉弁28
を備え温油タンク９に開口するバイパス管29が分岐され
ており、また、配管21からは開閉弁30を備え冷油タンク
12に開口するバイパス管31が分岐されている。
金型1,2に接続された前記配管６は電磁切替弁32によっ
て配管33と配管34とに分岐されており、このうちの配管
33は、電磁切替弁35により、前記バイパス管29に接続さ
れた配管36と、前記油戻り口15に接続された配管37とに
分岐されている。また、他方の配管34は、切替弁38によ
り、前記バイパス管31に接続された配管39と、前記油戻
り口18に接続された配管40とに分岐されている。41,42
は配管36,39内にそれぞれ設けられたチェック弁であ
る。
て配管33と配管34とに分岐されており、このうちの配管
33は、電磁切替弁35により、前記バイパス管29に接続さ
れた配管36と、前記油戻り口15に接続された配管37とに
分岐されている。また、他方の配管34は、切替弁38によ
り、前記バイパス管31に接続された配管39と、前記油戻
り口18に接続された配管40とに分岐されている。41,42
は配管36,39内にそれぞれ設けられたチェック弁であ
る。
さらに、金型1,2に接続された前記給油用の配管４内に
は、この配管４が一方のポートに接続された電磁切替弁
43が設けられており、この電磁切替弁43の他方のポート
に接続された配管44は、加圧エアを送り出すエアブロー
装置45に接続されている。配管44内には、流量調整用の
絞り弁46と、開閉弁47と、ドレン抜き48、およびチエッ
ク弁49が設けられている。
は、この配管４が一方のポートに接続された電磁切替弁
43が設けられており、この電磁切替弁43の他方のポート
に接続された配管44は、加圧エアを送り出すエアブロー
装置45に接続されている。配管44内には、流量調整用の
絞り弁46と、開閉弁47と、ドレン抜き48、およびチエッ
ク弁49が設けられている。
以上のように構成された金型加熱冷却装置の動作を説明
する。金型1,2が型締されるのに先立って、先ず、電磁
切替弁43が第１図に示すように配管20側に切替えられ、
開閉弁28が閉じられるとともに、電磁切替弁32が第１図
に示すように配管33側に切替えられ、電磁切替弁35が第
１図に示すように配管36側に切替えられるので、ヒータ
８で加熱されて温油タンク９内にいっぱい満たされてい
る高温油７は、ポンプ26の作用により電磁切替弁43を経
て金型1,2に供給されて金型1,2を加熱し、また、型締後
にブロー成形している樹脂を加熱する。加熱後の高温油
７は、電磁切替弁32,35および配管36を経て温油タンク
９に戻される。
する。金型1,2が型締されるのに先立って、先ず、電磁
切替弁43が第１図に示すように配管20側に切替えられ、
開閉弁28が閉じられるとともに、電磁切替弁32が第１図
に示すように配管33側に切替えられ、電磁切替弁35が第
１図に示すように配管36側に切替えられるので、ヒータ
８で加熱されて温油タンク９内にいっぱい満たされてい
る高温油７は、ポンプ26の作用により電磁切替弁43を経
て金型1,2に供給されて金型1,2を加熱し、また、型締後
にブロー成形している樹脂を加熱する。加熱後の高温油
７は、電磁切替弁32,35および配管36を経て温油タンク
９に戻される。
樹脂が金型1,2に充填されたのちは、例えば１分のよう
に適宜設定しておいた加熱時間がタイムアウトすると、
開閉弁28が切替えられて第１図に示すように開状態にな
り、電磁切替弁43が第１図に示した状態から配管44側に
切替えられ、電磁切替弁35が第１図に示した状態から配
管37側に切替えられるとともに、開閉弁47が開くので、
エアブロー装置45を作動させると、管路中に残っていた
高温油７と加圧エアは、配管44,4と金型1,2および電磁
切替弁32,35と配管37とを経て油戻り口15から膨張タン
ク13内へ入り、高温油７は温油タンク９内に戻され、エ
アはオイルトラップ14から外部に排出される。このと
き、温油タンク９内の高温油７は開閉弁28とバイパス管
29を介して温油タンク９に循環するように戻され続けて
いる。
に適宜設定しておいた加熱時間がタイムアウトすると、
開閉弁28が切替えられて第１図に示すように開状態にな
り、電磁切替弁43が第１図に示した状態から配管44側に
切替えられ、電磁切替弁35が第１図に示した状態から配
管37側に切替えられるとともに、開閉弁47が開くので、
エアブロー装置45を作動させると、管路中に残っていた
高温油７と加圧エアは、配管44,4と金型1,2および電磁
切替弁32,35と配管37とを経て油戻り口15から膨張タン
ク13内へ入り、高温油７は温油タンク９内に戻され、エ
アはオイルトラップ14から外部に排出される。このと
き、温油タンク９内の高温油７は開閉弁28とバイパス管
29を介して温油タンク９に循環するように戻され続けて
いる。
次いで、例えば10秒のように適宜設定しておいたブロー
時間がタイムアウトしたら、開閉弁47を閉じ、電磁切替
弁43を第１図に示すように配管21側に切替えるととも
に、電磁切替弁32を配管34側に切替え、電磁切替弁38を
第１図に示すように配管39側に切替える。そして、開閉
弁30を閉じれば、クーラ11で冷却された冷油タンク12内
の低温油10は、ポンプ27の作用で電磁切替弁43を経て金
型1,2に供給され、金型1,2およびその内部の樹脂を冷却
する。冷却後の低温油10は、電磁切替弁32,38および配
管39を経て冷油タンク12に戻される。
時間がタイムアウトしたら、開閉弁47を閉じ、電磁切替
弁43を第１図に示すように配管21側に切替えるととも
に、電磁切替弁32を配管34側に切替え、電磁切替弁38を
第１図に示すように配管39側に切替える。そして、開閉
弁30を閉じれば、クーラ11で冷却された冷油タンク12内
の低温油10は、ポンプ27の作用で電磁切替弁43を経て金
型1,2に供給され、金型1,2およびその内部の樹脂を冷却
する。冷却後の低温油10は、電磁切替弁32,38および配
管39を経て冷油タンク12に戻される。
冷却によって樹脂の固化が促進されて樹脂が固化し終
り、例えば２分のように適宜設定しておいた冷却時間が
タイムアウトすると、開閉弁30が切替えられて第１図に
示す閉状態となり、電磁切替弁43が第１図に示した状態
から配管44側に切替えられ、電磁切替え弁38が第１図に
示した状態から配管40側に切替えられるとともに、開閉
弁47が開くので、エアブロー装置45を作動させると、管
路中に残っていた低温油10と加圧エアは、配管44,4と金
型1,2および電磁切替弁32,38と配管40とを経て油戻り口
18から膨張タンク16内へ入り、低温油10は冷油タンク12
内に戻され、エアはオイルトラップ17から外部に排出さ
れる。このとき、低温タンク12内の低温油10は、開閉弁
30とバイパス管31とを介して低温タンク10内に循環する
ように戻されつづけている。樹脂の固化によって得られ
た中空状の製品は金型1,2を開いたのち外部に取出され
る。なお、例えば10秒のように適宜設定しておいたこの
ブロー時間がタイムアウトしたら、再び前述したよう
に、加熱のために高温油７を金型1,2内に供給する。
り、例えば２分のように適宜設定しておいた冷却時間が
タイムアウトすると、開閉弁30が切替えられて第１図に
示す閉状態となり、電磁切替弁43が第１図に示した状態
から配管44側に切替えられ、電磁切替え弁38が第１図に
示した状態から配管40側に切替えられるとともに、開閉
弁47が開くので、エアブロー装置45を作動させると、管
路中に残っていた低温油10と加圧エアは、配管44,4と金
型1,2および電磁切替弁32,38と配管40とを経て油戻り口
18から膨張タンク16内へ入り、低温油10は冷油タンク12
内に戻され、エアはオイルトラップ17から外部に排出さ
れる。このとき、低温タンク12内の低温油10は、開閉弁
30とバイパス管31とを介して低温タンク10内に循環する
ように戻されつづけている。樹脂の固化によって得られ
た中空状の製品は金型1,2を開いたのち外部に取出され
る。なお、例えば10秒のように適宜設定しておいたこの
ブロー時間がタイムアウトしたら、再び前述したよう
に、加熱のために高温油７を金型1,2内に供給する。
このようにして行われるブロー成形においては、前述し
たように、溶融樹脂の冷却に先立ち、エアブロー装置45
が作動して配管4,6,33,36内および金型1,2内の高温油７
がエアとともに温油タンク９へ戻されているので、高温
油７が溶融樹脂の冷却を妨げることがない。また、溶融
樹脂の加熱に先立ち、エアブロー装置45が作動して配管
4,6,34,40内および金型1,2内の低温油10がエアとともに
冷油タンク12へ戻されているので、低温油10によって溶
融樹脂が冷却されることがない。
たように、溶融樹脂の冷却に先立ち、エアブロー装置45
が作動して配管4,6,33,36内および金型1,2内の高温油７
がエアとともに温油タンク９へ戻されているので、高温
油７が溶融樹脂の冷却を妨げることがない。また、溶融
樹脂の加熱に先立ち、エアブロー装置45が作動して配管
4,6,34,40内および金型1,2内の低温油10がエアとともに
冷油タンク12へ戻されているので、低温油10によって溶
融樹脂が冷却されることがない。
さらに、エアブロー装置45からのエアと配管内の高温油
と低温油とは、温油タンク９や低油タンク12へ直接戻さ
れることがなく、膨張タンク13,16に戻されて一度大気
開放し、油からエアを抜いたのち両タンク9,12に戻され
るので、エアの混入によりポンプ26,27がキャビテーシ
ョンを起こしたり熱交換の効率が低下したりすることが
ない。また、各膨張タンク13,16にエアブリーザ付きの
オイルトラップ14,17を付設したので、エアブロー時に
油が蒸気となってタンク13、16外へ飛散したりすること
がなく、エアのみが確実に外部に排出される。
と低温油とは、温油タンク９や低油タンク12へ直接戻さ
れることがなく、膨張タンク13,16に戻されて一度大気
開放し、油からエアを抜いたのち両タンク9,12に戻され
るので、エアの混入によりポンプ26,27がキャビテーシ
ョンを起こしたり熱交換の効率が低下したりすることが
ない。また、各膨張タンク13,16にエアブリーザ付きの
オイルトラップ14,17を付設したので、エアブロー時に
油が蒸気となってタンク13、16外へ飛散したりすること
がなく、エアのみが確実に外部に排出される。
さらに、両方の膨張タンク13,16がオーバフロー管19で
連結されているので、両タンク13,16の油面レベルに落
差が生じて油が溢れたり油が欠乏したりすることがな
い。すなわち、一方の膨張タンク13（16）に高温油７
（低温油10）が一度に多く戻って溢れようとした場合、
その一部が連通管であるオーバフロー管19を通って、他
方の膨張タンク16（13）側に流れるので、オーバブロー
することがなく、順調に作動が続けられる。
連結されているので、両タンク13,16の油面レベルに落
差が生じて油が溢れたり油が欠乏したりすることがな
い。すなわち、一方の膨張タンク13（16）に高温油７
（低温油10）が一度に多く戻って溢れようとした場合、
その一部が連通管であるオーバフロー管19を通って、他
方の膨張タンク16（13）側に流れるので、オーバブロー
することがなく、順調に作動が続けられる。
なお、本実施例は本発明をブロー成形機に実施した例を
示したが、射出成形機等にも同様に実施することがで
き、同様の効果が得られる。
示したが、射出成形機等にも同様に実施することがで
き、同様の効果が得られる。
以上説明したように本発明に係る金型加熱冷却装置によ
れば、金型との間がポンプと切替弁とを有する配管で接
続される高温油用の温油タンクと低温油用の冷油タンク
とを備え、エアブロー装置を設けてこれを開閉弁を備え
た配管で金型に接続するとともに、金型からの油戻り口
を備えた高温側、低温側の膨張タンクを温油タンクと冷
油タンクにそれぞれ連通させて設け、かつこれら両膨張
タンク間をオーバフロー管で連通させるように構成した
ので、溶融樹脂の冷却に先立ち、エアブロー装置が作動
して配管内および金型内の高温油が高温側の膨張タンク
を経て温油タンクへ全部確実かつ容易に戻されるので、
そのあとで低温油を管路や金型内に供給することがで
き、高温油が溶融樹脂の冷却を妨げることがなく、冷却
効率が向上する。
れば、金型との間がポンプと切替弁とを有する配管で接
続される高温油用の温油タンクと低温油用の冷油タンク
とを備え、エアブロー装置を設けてこれを開閉弁を備え
た配管で金型に接続するとともに、金型からの油戻り口
を備えた高温側、低温側の膨張タンクを温油タンクと冷
油タンクにそれぞれ連通させて設け、かつこれら両膨張
タンク間をオーバフロー管で連通させるように構成した
ので、溶融樹脂の冷却に先立ち、エアブロー装置が作動
して配管内および金型内の高温油が高温側の膨張タンク
を経て温油タンクへ全部確実かつ容易に戻されるので、
そのあとで低温油を管路や金型内に供給することがで
き、高温油が溶融樹脂の冷却を妨げることがなく、冷却
効率が向上する。
また、溶融樹脂の加熱に先立ち、エアブロー装置が作動
して配管内および金型内の低温油が低温側の膨張タンク
を経て冷油タンクへ全部確実かつ容易に戻されるので、
そのあとで高温油を管路や金型内に供給することがで
き、低温油によって溶融樹脂が冷却されることなく、温
度効率が向上する。
して配管内および金型内の低温油が低温側の膨張タンク
を経て冷油タンクへ全部確実かつ容易に戻されるので、
そのあとで高温油を管路や金型内に供給することがで
き、低温油によって溶融樹脂が冷却されることなく、温
度効率が向上する。
そして、本発明によれば、上述したように加熱、冷却と
もに効率よく行われるので、成形品の品質が向上し、サ
イクルタイムが短くなり、生産性が向上する。
もに効率よく行われるので、成形品の品質が向上し、サ
イクルタイムが短くなり、生産性が向上する。
特に、本発明によれば、エアブロー装置からのエアと配
管内の高温油と低温油とを、高温側、低温側の膨張タン
クにそれぞれ戻し、一度大気に開放して油からエアを抜
いたのち、温油、冷油両タンクに戻すようにしているの
で、エアの混入によりポンプがキャビティションを起こ
したりすることがなく、ポンプの耐久性が向上し、かつ
熱交換効率が向上する。なお、上述した膨張タンクにオ
イルトラップを付設しておけば、エアブロー時に油が蒸
気となってタンク外へ飛散したりすることがなく、油を
浪費することがないし、またエアを油から充分に分離し
て外部に排出することが可能である。
管内の高温油と低温油とを、高温側、低温側の膨張タン
クにそれぞれ戻し、一度大気に開放して油からエアを抜
いたのち、温油、冷油両タンクに戻すようにしているの
で、エアの混入によりポンプがキャビティションを起こ
したりすることがなく、ポンプの耐久性が向上し、かつ
熱交換効率が向上する。なお、上述した膨張タンクにオ
イルトラップを付設しておけば、エアブロー時に油が蒸
気となってタンク外へ飛散したりすることがなく、油を
浪費することがないし、またエアを油から充分に分離し
て外部に排出することが可能である。
さらに、本発明によれば、両方の膨張タンクをオーバフ
ロー管で連結しているので、両タンクの油面レベルに落
差が生じて油が溢れたり、油が欠乏したりすることがな
く、効果的である。
ロー管で連結しているので、両タンクの油面レベルに落
差が生じて油が溢れたり、油が欠乏したりすることがな
く、効果的である。
第１図は本発明に係る金型加熱冷却装置の１実施例を示
す油圧回路図である。 1,2……金型、４、６、20,21,36,37,39,40……配管、７
……高温油、９……温油タンク、10……低温油、12……
冷油タンク、13,16……膨張タンク、14,17……オイルト
ラップ、15,18……油戻り口、26・27……ポンプ、32,35
・38・43……切替弁、28,30,47……電磁開閉弁、45……
エアブロー装置。
す油圧回路図である。 1,2……金型、４、６、20,21,36,37,39,40……配管、７
……高温油、９……温油タンク、10……低温油、12……
冷油タンク、13,16……膨張タンク、14,17……オイルト
ラップ、15,18……油戻り口、26・27……ポンプ、32,35
・38・43……切替弁、28,30,47……電磁開閉弁、45……
エアブロー装置。
Claims (1)
- 【請求項１】高温油が蓄えられた温油タンクと低温油が
蓄えられた冷油タンクとを備え、これら各タンクと金型
との間を、ポンプと切替弁とを有する配管で接続した金
型加熱冷却装置において、 エアブロー装置を設けてこれを開閉弁を備えた配管で前
記金型に接続するとともに、 金型からの油戻り口を備えた高温側、低温側の膨張タン
クを前記温油タンクと冷油タンクにそれぞれ連通させて
設け、かつこれら両膨張タンク間をオーバフロー管で連
通させたことを特徴とする金型加熱冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2039790A JPH0777728B2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | 金型加熱冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2039790A JPH0777728B2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | 金型加熱冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03244512A JPH03244512A (ja) | 1991-10-31 |
| JPH0777728B2 true JPH0777728B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=12562744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2039790A Expired - Lifetime JPH0777728B2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | 金型加熱冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0777728B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003145542A (ja) * | 2001-11-07 | 2003-05-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | 金型の熱交換装置 |
| WO2019111117A1 (en) * | 2017-12-07 | 2019-06-13 | Green Box Srl | Temperature control device or circuit for moulds or moulding systems |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60178014A (ja) * | 1984-02-25 | 1985-09-12 | Mitsuboshi Belting Ltd | スラッシュ成形用金型の加熱冷却方法およびその装置 |
-
1990
- 1990-02-22 JP JP2039790A patent/JPH0777728B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03244512A (ja) | 1991-10-31 |
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