JPH0777685B2 - 工作機械 - Google Patents

工作機械

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JPH0777685B2
JPH0777685B2 JP61075878A JP7587886A JPH0777685B2 JP H0777685 B2 JPH0777685 B2 JP H0777685B2 JP 61075878 A JP61075878 A JP 61075878A JP 7587886 A JP7587886 A JP 7587886A JP H0777685 B2 JPH0777685 B2 JP H0777685B2
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JP
Japan
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tool head
head
magazine
gripping device
tool
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JP61075878A
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Inventor
嘉明 ▲ばん▼沢
俊行 菖池
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株式会社日平トヤマ
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複数個の交換用工具ヘッドを保持するマガジ
ンを備え、工具ヘッドを自動交換可能な工作機械に関す
る。
従来技術 一般に、この種の工作機械は、複数個の工具ヘッドを保
持している工具ヘッド保持装置を割出し回転させ、送り
ユニットとの結合位置に停止させ、結合された工具ヘッ
ドを送りユニットにより前進させ所定の加工を完了させ
る一方で、この加工中に次に必要とする工具ヘッドを予
め交換位置に割出させ、工具ヘッド交換に要する準備時
間を加工時間と平行させることにより、工作機械の稼働
効率を高めるようにしている。
従来では、この種のものに水平回転型の工具ヘッドマガ
ジンが用いられ、このマガジンと保持装置との間の工具
ヘッドの受渡しは水平面上でなされていた。そして、こ
のような工作機械を加工ライン上の各加工ステーシヨン
にそれぞれ設置した設備においては定められた加工ライ
ンスペース内に何台も並設しなければならない。しか
し、このような従来の水平回転型マガジンではそれぞれ
の加工ラインを構成する工作機械自体が加工ラインに向
って横方向に幅広いものとなるため、加工ライン全体で
は非常に広い設置スペースが必要であった。したがっ
て、このように加工ライン上に複数台並設した場合、隣
接する工作機械間に形成される作業空間が非常に狭くな
って作業性が悪く、さらに作業者がマガジン上の横方向
にのびた工具ヘッドにつかえるような危険性もあり、作
業の安全性が欠除していた。
発明の目的 ここに、本発明の目的は工作機械全体を幅狭に構成する
ことにより、各加工ステーションを構成する機械自体の
設置スペースをとらず、さらに作業者の作業空間に余裕
をもたせ、作業の安全性を高めることにある。
発明の概要 そこで、本発明は、複数個の交換用工具ヘッドを保持す
るマガジンを加工ユニットによる加工送りの前後方向と
平行でかつ鉛直な面を割出し回転するように配設すると
ともに、さらにこのマガジンと把持装置との間の工具ヘ
ッドの受渡しを鉛直な面に沿って行うようにしたもので
ある。
発明の構成 以下、本発明の構成を図面に基づいて具体的に説明す
る。
第1図は本発明工作機械1の側面図で、第2図はこの工
作機械1を加工ラインLに沿って各加工ステーションに
並設したときの正面図である。工作機械1は、基枠2、
把持装置3、結合ヘッド4を搭載した送りユニット5、
垂直回転型のマガジン6および受渡し装置7からなり、
上記把持装置3とマガジン6間の工具ヘッド8の受渡し
を、第3図に詳しく示すように上記受渡し装置7によっ
て垂直面上で行うように構成されている。
上記基枠2の前面部には、上記保持装置3が水平な軸9
を中心に回動自在に取付けられ、また上記基枠2の下部
には上記送りユニット5が送り用モータ10によって加工
送り方向に(第1図の矢印C方向)前後に進退移動自在
に取付けられている。
上記把持装置3は、第5図乃至第8図に示すように構成
されている。軸9の外周には回動筒11が遊敢され、この
回動筒11が軸受12、12を介して基枠2に対し回動自在に
取付けられている。そして、この回動筒11の先端部に把
持装置3の中央枠13が軸方向に摺動自在にかつキー11a
を介して回動方向に固定されて装着され、この中央枠13
は前面枠19を介して上記軸9に一体的に取付けられてい
る。
14は、回転検出装置を備えた割出し回転用モータで、減
速機31を介して軸15を回転させ、この軸15にキーを介し
て固定されたギヤ16、およびこのギヤ16と噛合し上記回
動筒11の後端部にキーを介して固定されたギヤ17を介し
て回転筒11を回転させ、把持装置3が180゜正転反転で
きるようになっている。
また、上記軸9の後端には進退用シリンダ18が連結さ
れ、後述する動作により工具ヘッド8の把持および解除
を行うようになっている。
上記中央枠13の前面と両側面には前面枠19および溝付き
側枠20、20がそれぞれ一体に取り付けられ、中央枠13を
挟んで左右2箇所にヘッド取付面Aが形成されている。
上記前面枠19の両側部にはそれぞれ2個のシリンダ21、
21が形成され、この各シリンダ室21、21によって進退動
作されるピストンロッド22、22の後部は、中央枠13内に
形成されているばね収納孔23、23に延び、そして各ロッ
ド22、22後端部に設けたばね受け座22a、22aとばね収納
孔23、23との間に縮設させたばね24、24により各ロッド
22、22は常時後退方向に附勢されている。
また、この各ロッド22、22の中間部に形成された係合溝
22b、22bには、第6図で示すように工具ヘッド8側面に
当接してクランプするためのクランパー25、25の一端が
摺動可能に係合されている。この各クランパー25、25の
一端は支点ピン26、26を中心に摺動自在に支持され、他
端のクランプ端は工具ヘッド8にそれぞれ当接し工具ヘ
ッドをクランプする。
したがって、上記ばね23、23はロッド22、22を後退方向
に、かつクランパー25、25をクランプ方向に附勢してお
り、第8図で示すように軸9内に穿設された油路27を通
って各シリンダ21、21内に油が供給されると、ロッド2
2、22は前進され、クランパー25、25のクランプ端をた
がいに引き合うように作動してアンクランプ方向に回動
せしめるものである。
また、上記各ロッド22、22のそれぞれに対応して基枠2
上に近接スイッチ28、28が設けられ、ロッド22、22の進
退動作を検知することによってクランパー25、25のクラ
ンプ、アンクランプの確認が行われる。
また、上記各側枠20、20は、第6図で示すように、工具
ヘッド8の両側面に突出されている前後2個ずつの被把
持片29、29が摺動案内される把持溝30がそれぞれ内側を
開口し前後方向に貫通形成されている。また、一方の溝
壁20aの中間部は、受渡し装置7からの工具ヘッド8の
装着時被把持片29による移動軌跡Sに当る部分のみ切欠
かれており、工具ヘッド8は、把持装置3全体の後退移
動により第6図のように、2個の被把持片29、29は両溝
壁20a、20bに挟まれて、より確実に把持される位置に定
着する。
そして、工具ヘッド8は各ヘッド取付面Aにおいて、上
記クランパー25のクランプ力によって各把持溝30aの側
壁20aに圧着され把持装置3に強固にクランプ保持され
る。
そして、この把持装置3によって把持された工具ヘッド
8は上記割出し回転用モータ14によって把持装置3を回
転させることにより上記結合ヘッド4と結合される係合
位置P1とこれと180゜反対側すなわち上方の交換位置P2
とに交換されるようになっている。
上記送りユニット5は、結合ヘッド4およびこの結合ヘ
ッド4に設けた駆動軸33、この駆動軸33を回転駆動する
回転モータ34を搭載しており、基枠2の下部に固定され
た案内台35上を加工送り方向Cと一致する前後方向に摺
動自在に設けられ、送り用モータ10によって前進および
後退移動される。
第9図は上記結合ヘッド4の前面図である。駆動軸33の
先端部外縁には工具ヘッド8側に形成された図示しない
被結合歯と噛み合う結合歯36が形成され、また結合ヘッ
ド4の周縁部には工具ヘッド8と定位相にて結合するよ
うに例えばツースカップリング等の結合歯37が形成され
ている。そのさらに外縁部には工具ヘッド8との密着用
のシール38が貼着されている。さらに、駆動軸33を中心
とした2位置にそれぞれ羽根状のクランプ片39が、軸40
を中心に回動自在に設けられている。
第10図で示すように、上記軸40は結合ヘッド本体41内に
軸受部材42、軸受部43によって回動自在にかつ軸方向に
摺動自在に支持されている。また、この軸40の後方にお
いてシリンダ44が設けられ、軸40はこのシリンダ44内に
挿入されたピストンロッド45の先端に接触されている。
また、後端をばね押え32によって軸40に対し規制され軸
40に対し摺動自在に嵌合した皿ばね47が、その前端をス
ラスト軸受46に係止して縮設されており、この皿ばね47
により軸40は常時後方向へ附勢されている。
また、軸40の一側部にはピン48が突設され、このピン48
は、ユニット枠41に固定された上記軸受部材42に穿設さ
れている螺旋状の案内孔49に嵌合されている。これによ
り、シリンダ44および皿ばね47による軸40の前進、後退
時、その進退動作に伴って軸40が上記案内孔49により所
定角度だけ案内回動され、先端のクランプ片39を第9図
で示すように実線から二点鎖線へ、また二点鎖線から実
線へと回動させる。
すなわち、第10図は工具ヘッド8を結合ヘッド4にクラ
ンプした状態を示している。工具ヘッド8の後部にはク
ランプ片39の長手方向より狭い幅の挿入空間50cを開け
て一対のL形の係合突片50a、50bが突設されており、ク
ランプ片39はこの係合突片50a、50b間に入り込むことが
可能である。
つまり、係合位置P2にある工具ヘッド8が結合ヘッド4
と結合する際、シリンダ44によって軸40は前進限にあ
り、クランプ片39は第9図二点鎖線の状態のまま、送り
ユニット5の前進によって工具ヘッド8の係合突片50
a、50b間の挿入空間50cに挿入される。その後、把持装
置3のシリンダ21によってロッド22が後退されクランパ
ーがアンクランプ方向に回動される。そして、工具ヘッ
ド8は保持装置3からクランプ解除される。次に、シリ
ンダ44が逆作動しかつ皿ばね47による附勢力も伴って軸
40は後退し、同時にピン48と案内孔49との摺合により軸
40と一体のクランプ片39が回動し、第10図で示すように
両係合突片50a、50bを強く結合ヘッド4側に引き込む。
このようにして、クランプ片39を所定のクランプ力をも
って工具ヘッド8をクランプ保持するようになってい
る。両クランプ片39、39とも同一の動作が行われる。
工具ヘッド8が結合ヘッド4と結合されると、さらに送
り用モータ10が作動され、送りユニット5の前進によっ
て工具ヘッド8を把持装置3から前方へ引き抜き、加工
位置のワークWに向って前進させ、所定の加工プログラ
ムに応じた加工送りが行われる。工具ヘッド8側の各工
具軸Tの回転は上記駆動軸33の結合歯36を介して回転モ
ータ34の動力が伝達され所定の加工を行わせる。
ワークWは、第1図で示すように例えばトランスファバ
ー51によって第2図に示す加工ラインLに沿って各加工
ステーションへ順次搬送され、加工時は各加工ステーシ
ョンにおける治具52およびクランプ装置53により加工位
置にクランプ保持されている。
この加工時において、把持装置3の上方側の交換位置P2
で工具ヘッド8の交換が行われる。この交換動作は後に
て説明する。
マガジン6は、基枠2の上部に突設されたブラケット54
に回動自在に支持され、水平な割出し回転軸55を中心
に、上記加工方向と平行な垂直面上を回転するように設
けられている。上記割出し回転軸55はマガジン回転用モ
ータ80により公知の割出し手段によって回転駆動され
る。そして、その外周面に等分割複数箇所ここでは6箇
所に交換用工具ヘッド8を着脱自在に保持するヘッド取
付面Bを有している。
このマガジン6は第2図のように正面前方から見ると、
横方向に広がらず、ヘッド取付面Bの幅寸法と略一致す
る非常に幅狭な形状となる。したがって、各加工ステー
ションに対応して並設した工作機械1間に作業空間を充
分にとることが可能である。
第11図は上記ヘッド取付面Bを示し、このヘッド取付面
Bには2位置において上記結合ヘッド4に設けられてい
る前記クランプ片39と同一形状のクランプ片57が2個回
動自在に設けられ、同様なクランプ駆動機構が備えられ
ている。
また、外周部にはシール58が貼着され、さらにその外側
に4箇所の座部61が形成され、そのうち2箇所にはロケ
ートピン62が突設されている。これに対し、工具ヘッド
8側に形成されている4箇所の座部59のうち2箇所に上
記ロケートピン62と係合するロケート孔60が設けられて
いる。
そして、第12図で示すように、工具ヘッド8は上記ロケ
ートピン62、62により定位に位置決めされ、クランプ片
57、57によってクランプ保持される。
また、このマガジン6の上記把持装置3に対する自動交
換用の割出し位置P3は第1図で示すように上記交換位置
P2とも最も近接した前方下方位置に設定されている。ま
た、マガジン6の後方位置は作業者による工具ヘッド8
の取換えや補充する位置P4として設定され、基枠2後部
上方に突設した案内枠63上に工具ヘッド8を摺動させて
取換可能としている。
次に、受渡し装置7は第3図で示すように、上記把持装
置3とマガジン6との中間位置に設けられ、把持装置3
或はマガジン6からの工具ヘッド8を把持する左右一対
の揺動アーム64を有している。
第4図で示すように、基枠2に設けたアーム駆動用の駆
動モータ65に連結されて所定角度回動される左右水平方
向のアーム軸66が、上記基枠2に軸受67、68を介して回
動自在に支持されている。このアーム支軸66に上記両揺
動アーム64の基端部64aがそれぞれ一体に固着されてい
る。
また、この両揺動アーム64の先端部64bにおいて、工具
ヘッド8の両側面に突設された係合突部69に回止めキー
70aを介して嵌着し工具ヘッド8を両側よりチャッキン
グするための把持部70が設けられている。
この把持部70は、揺動アーム64に対し回動自在にかつチ
ャック方向に進退自在に取付けられ、内部にシリンダ71
を形成して揺動アーム64側の固定ピストン72を内装して
いる。上記シリンダ71には、図示しない油路を通って油
が供給され、これにより把持部70がチャック方向に進退
されて工具ヘッド8に対し着脱動作されるようになって
いる。また、この把持部70には連動ギヤ73が一体に設け
られている。
上記連動ギヤ73に対応するように、上記揺動アーム64の
基端部64aに位置して上記基枠2側に、上記アーム支軸6
6と同心的な固定ギヤ74が一体に設けられている。
また、中間部材として上記連動ギヤ73と固定ギヤ74との
間に噛合する中間ギヤ75が、上記揺動アーム64の中間部
より突設された軸76を中心に回動自在に取付けられてい
る。この中間ギヤ75は、第3図で示すように、円形のギ
ヤの両側部分を切欠き対角状の2箇所の歯部75a、75bの
みを残したいわゆるセクタギヤであり、その両歯部75
a、75bは少くとも次に述べる工具ヘッド8の振り回動に
必要な歯数を有している。
そして、この受渡し装置7には、工具ヘッド8を把持装
置3例の交換位置P2における垂直なヘッド取付面Aから
マガジン6側の割出し位置P2におけるやや下向きのヘッ
ド取付面Bへ、またその逆へ受渡しするために、揺動ア
ーム64の回動とともに工具ヘッド8の向きも変換(振り
運動)されるようになっている。すなわち、揺動アーム
64が回動されると、この動作に連動して、固定ギヤ74と
歯部75aにて噛合されている中間ギヤ75が軸76を中心に
反対方向に回動され、これによりこの中間ギヤ75の歯部
75bに噛合されている連動ギヤ73が回動されるため、把
持部70は揺動アーム64に対し予め設定された振り角度α
回動される。
この振り角度αは、上記交換位置P2と上記割出し位置P3
の両位置における揺動アーム64に対する工具ヘッド8の
取付け位相β、βの差異β−βにて設定されて
いる。そして、この振り角度αは上記3個のギヤ74、7
5、73のそれぞれの歯数を変化させることにより容易に
変更できる。
このようにして、上記ヘッド取付面Aから上記ヘッド取
付面Bへ、またその逆へ工具ヘッド8を搬送と同時にそ
の向きを変換して装着できるようになっている。
発明の作用 ワークW加工中において、把持装置3の交換位置P2にあ
る既に加工の終わった工具ヘッド8とマガジン6との間
で次の加工に用いる新らたな工具ヘッド8に交換する動
作を説明する。
まず、揺動アーム64は図示しない制御装置からの工具交
換指令に基づき、把持装置3の交換位置P2へ向って下方
に揺動され、交換位置P2にある工具ヘッド8の係合突部
69に揺動アーム64の把持部70が対向する把持位置に停止
される(第1図および第3図実線)。
この位置でシリンダ71に油が供給されると、把持部70は
工具ヘッド8の側方に向って前進し、工具ヘッド8の係
合突部69に嵌着して工具ヘッド8を両側よりチャッキン
グする(第4図)。
このとき、把持装置3のクランパー25はアンクランプ状
態にあり、この状態で、把持装置3の進退用シリンダ18
が働き把持装置3を前方へ移動させる。これにより、工
具ヘッド8の被把持片28、29は両側枠20の溝壁20aから
逃げ、把持装置3から引き抜き可能な状態となる(第6
図二点鎖線)。
一方マガジン6は、回転軸55により垂直面上で割出し回
転されて工具ヘッド8を有しない空ヘッド取付面Bを割
出し位置P3へ移動させ、待機している。
そして、工具ヘッド8を把持した揺動アーム64がアーム
支軸66を中心にマガジン6へ向って第1図および第2図
中時計方向へ所定角度揺動される。工具ヘッド8は把持
装置3から抜き取られ、さらに上方のマガジン6へ搬送
される。このとき、揺動アーム64の揺動により、基枠2
側の固定ギヤ74、揺動アーム64側の中間ギヤ75および把
持部70の連動ギヤ73による伝動作用によって把持部70は
所定の振り角度α回動され、工具ヘッド8はその向きを
変換されながらマガジン6の割出し位置P3へ移動される
(第1図および第3図二点鎖線)。
そして、割出し位置P3でのヘッド取付面Bに設けられて
突出しロケートピン62、62が揺動アーム64に把持された
工具ヘッド8のロケート孔60に挿入する。これと同時
に、クランプ片57、57も工具ヘッド8の係合突片50a、5
0b間の挿入空間50cに挿入され、その後クランプ片57、5
7が回動して両突片50a、50bに係合し、工具ヘッド8は
ヘッド取付面Bの定位置にクランプ保持される(第12
図)。
この状態で受渡し装置7の把持部70のシリンダ71の他方
側へ油が供給され、把持部70はチャック方向から後退し
工具ヘッド8の係合突部69、69から離れ、工具ヘッド8
をマガジン6へ受渡す。
続いて、マガジン6は制御装置からの指令に基いて次の
加工に用いる新らたな工具ヘッド8を割出し位置P3に割
出す。マガジン6が停止されると、受渡し装置3の把持
部70が上記動作の逆動作が実公昭されてチャック方向に
突出し、新らたな工具ヘッド8をチャッキングする。
この状態で、ヘッド取付面B側のクランプ片57、57が逆
回動されて工具ヘッド8の両突片50a、50bとの係合が解
かれ挿入空間50aから抜き出し可能になり、割出し位置P
3での工具ヘッド8のクランプが解除される。
そして、揺動アーム64が工具ヘッド8を把持したまま把
持装置3へ向って第1図および第3図中反時計方向に所
定角度揺動される。工具ヘッド8はマガジン6から抜き
取られ把持装置3側の交換位置P2へ搬送される。このと
き、揺動アーム64の揺動により、固定ギヤ74、中間ギヤ
75および連動ギヤ73の伝動作用によって把持部70は所定
の振り角度α、前記動作とは反対方向に回動され、工具
ヘッド8は向きを変換されながら把持装置3の交換位置
P2へ移動される(第1図および第3図実線)。
そして、交換位置P2での把持装置3側に設けられた両側
枠20、20の把持溝30、30に工具ヘッド8の被把持片29、
29がそれぞれ挿入され、定位置に位置決めされる。
そして、進退用シリンダ18によって把持装置3が後退移
動され、被把持片29、29を把持溝30の両側壁20a、20bに
より挟み、さらに前面枠19のシリンダ21、21の前方側に
油が供給されてロッド22、22が後退され、クランパー2
5、25がたがいに開くように回動され、ばね23、23の作
用を伴って工具ヘッド8を押圧クランプする(第6図実
線)。
このようにして次の加工に用いる新らたな工具ヘッド8
が把持装置3にクランプ保持されると、受渡し装置7の
把持部70、70がシリンダ71を介して後退されて工具ヘッ
ド8の係合突部69、69から離れ、工具ヘッド8を把持装
置3へ受渡す。
そして、揺動アーム64は再び時計方向に回動され、待機
位置或はマガジン6側へ移動し停止される。
送りユニット5に搭載された工具ヘッド8による所定の
加工が終了すると、送りユニット5は送り用モータ10に
よって後退され、工具ヘッド8は把持装置3の係合位置
P1に戻され定位置に保持される。そのとき、把持装置3
はクランパー25をアンクランプ状態に保持しており工具
ヘッド8の受入れを可能としている。また、上方の交換
位置P2ではクランパー25がアンクランプになっても両側
の把持溝30によって把持状態が維持されている。
その後、クランプ片39は第10図の状態からシリンダ44の
作動により前進され、ピン48と案内孔49との摺合によっ
て軸40に所定角度の回転が与えられ、クランプ片39は第
9図仮想線の如く挿入空間50aを通過可能な状態に回動
される。この状態で送りユニット5が後退され、クラン
プ片39は工具ヘッド8から抜け出され、同時にカップリ
ング37および結合歯36も工具ヘッド8から解放される。
このとき、把持装置3はクランバー25、25をクランプ状
態に回動させ、両工具ヘッド8を強固にクランプ保持す
る。
この状態で、把持装置3は180゜回転し、加工の終えた
工具ヘッド8を交換位置P2へ、次の加工に用いる新らた
な工具ヘッド8を総合位置P1へ交換する。係合位置P1
の新らたな工具ヘッド8は前述の動作により結合ヘッド
4に連結されて次の加工を行う。
以上の動作が繰り返され、この加工ステーションでの加
工プログラムが全て終了すると、ワークWはトランスフ
ァバー51によって次の加工ステーションへ搬送される。
なお、上記受渡し装置7において、揺動アーム6先端部
の把持部70を振り運動させるための伝動機構に、中間部
材として両側部を切欠いた形状の中間ギヤ75を用いた構
造を説明したが、中間ギヤ75はこの形状に限らず、例え
ば第13図に示すような3個の小径ギヤ77、78、79を組合
せたもので構成することもでき、また、固定ギヤ74およ
び連動ギヤ73をそれぞれ固定スプロケットおよび連動ス
プロケット73で置き換え、両スプロケット間に中間部材
として伝動チェーンを掛け渡すことによって、揺動アー
ム64の揺動動作に連動して把持部70を振り回動させるよ
うに構成することもできる。
発明の効果 以上説明したように、本発明の工作機械は複数個の交換
用工具ヘッドを保持するマガジンを送りユニットによる
加工送り方向と平行でかつ鉛直な面を割出し回転するよ
うに基枠に対し回転自在に支持し、このマガジンと把持
装置との間の工具ヘッドの受渡しを鉛直な面に沿って行
うように構成したので、工作機械自体を幅狭に形成する
ことができ、このため、加工ライン上の各加工ステーシ
ョンの構成に広い設置スペースを必要とせず、しかも隣
接される工作機械間に充分な作業空間が得られ、作業性
を高めるとともに、マガジン上の工具ヘッドが水平方向
に旋回されることがないため、作業者に工具ヘッドが当
って事故をおこすようなおそれもなく、作業性の安全性
が向上される。
しかも、工具ヘッドは受渡し装置によってその向きも変
換されながら搬送されるため、マガジンと把持装置間の
工具ヘッド搬送空間が狭くとも、受渡し装置の小角度の
揺動動作でかつ工具ヘッドを受渡し可能な姿勢に変えて
受渡しできるので装置全体をコンパクトに形成できる。
さらに、マガジン上の工具ヘッドは垂直方向に回動され
るため、工具ヘッドに付着した切粉や切削剤等が自然落
下されて容易に除去される。
また、加工中において、一方で次の加工に用いる工具ヘ
ッドを受渡し装置によって交換しておくことができるた
め、工具ヘッド交換時間が省け稼働効率が高められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の工作機械を加工ライン上に設置した状
態を示す側面図、第2図は同上正面図、第3図は受渡し
装置の受渡し動作を示す概略図、第4図は第3図のX−
X矢視断面図、第5図は把持装置の一部を切欠いた正面
図、第6図は第5図のY−Y矢視断面図、第7図は第6
図のZ−Z矢視断面図、第8図は第7図の要部を示す拡
大図、第9図は結合ヘッドの正面図、第10図は第9図の
V−V矢視断面図、第11図はマガジンのヘッド取付面を
示す正面図、第12図は同上工具ヘッドを取付けた状態の
側面図、第13図は中間ギヤの変形例を示す簡略図であ
る。 1……工作機械、2……基枠、3……把持装置、4……
結合ヘッド、5……送りユニット、6……マガジン、7
……受渡し装置、8……工具ヘッド、P1……係合位置、
P2……交換位置、P3……割出し位置、A、B……ヘッド
取付面、W……ワーク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基枠と、この基枠の前面部に回動自在に取
    付けられ工具ヘッドを着脱自在に保持する把持装置と、
    この把持装置に保持された工具ヘッドと結合可能な結合
    ヘッドを前面部に搭載して前後方向に摺動自在に設けら
    れた送りユニットと、この送りユニットの上方で上記基
    枠に取付けられ外周に複数の工具ヘツドを着脱自在に保
    持する複数のヘッド取付面を有して上記前後方向と平行
    でかつ鉛直な面を割出し回転するマガジンと、上記把持
    装置とマガジンとの中間位置において上記基枠にマガジ
    ンと平行な面で摺動自在に取付けられ先端部で工具ヘッ
    ドの向きを変換させながら上記把持装置からマガジンへ
    或はマガジンから把持装置へ工具ヘッドを搬送する受渡
    し装置とを具備したことを特徴とする工作機械。
JP61075878A 1986-04-02 1986-04-02 工作機械 Expired - Lifetime JPH0777685B2 (ja)

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ATE51556T1 (de) * 1982-09-28 1990-04-15 Yang Tai Her Automatisches werkzeugwechselsystem fuer werkzeugmaschinen.

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