JPH0777576B2 - 内視鏡の付属品及び内視鏡 - Google Patents
内視鏡の付属品及び内視鏡Info
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- JPH0777576B2 JPH0777576B2 JP3087890A JP8789091A JPH0777576B2 JP H0777576 B2 JPH0777576 B2 JP H0777576B2 JP 3087890 A JP3087890 A JP 3087890A JP 8789091 A JP8789091 A JP 8789091A JP H0777576 B2 JPH0777576 B2 JP H0777576B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balloon
- tube
- visual tube
- endoscope
- visual
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/00064—Constructional details of the endoscope body
- A61B1/00071—Insertion part of the endoscope body
- A61B1/0008—Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
- A61B1/00082—Balloons
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Pathology (AREA)
- Radiology & Medical Imaging (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消化管、特に大腸、小
腸等への挿入手技を簡便化する工夫を施した内視鏡の付
属品及び内視鏡に関する。
腸等への挿入手技を簡便化する工夫を施した内視鏡の付
属品及び内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的に採用されている下部消化
管用内視鏡は、ゴム風船のように容易に伸展し易い消化
管、たとえば大腸の管腔内においては視管の硬度、同視
管の先端に設けた首振操作部の折曲及び腸内への送・脱
気を利用して挿入するものであった。すなわち、送気に
より腸を膨張させてスコープで覗き易くし乍ら視管の先
端を前進し、急カーブ等によって覗き難くなったときに
腸壁への引掛け場所を探し且つ視管の首をU状に折曲し
て当該引掛け場所に引掛け、この引掛け状態のままで視
管を引き戻して当該引掛け個所よりも後方の腸管を畳み
込むと共に上記急カーブ等部分の直線化または緩いカー
ブ状化とをなすことによって前方を再び覗き易くするも
のであって、送気による膨脹、視管の前進及び引掛け引
き戻し等による腸管の畳み込みもしくは直線化または緩
いカーブ状化を適宜に繰返し行い乍ら、肛門の外から視
管の硬度を利用して押込み進む方式のものであった。
管用内視鏡は、ゴム風船のように容易に伸展し易い消化
管、たとえば大腸の管腔内においては視管の硬度、同視
管の先端に設けた首振操作部の折曲及び腸内への送・脱
気を利用して挿入するものであった。すなわち、送気に
より腸を膨張させてスコープで覗き易くし乍ら視管の先
端を前進し、急カーブ等によって覗き難くなったときに
腸壁への引掛け場所を探し且つ視管の首をU状に折曲し
て当該引掛け場所に引掛け、この引掛け状態のままで視
管を引き戻して当該引掛け個所よりも後方の腸管を畳み
込むと共に上記急カーブ等部分の直線化または緩いカー
ブ状化とをなすことによって前方を再び覗き易くするも
のであって、送気による膨脹、視管の前進及び引掛け引
き戻し等による腸管の畳み込みもしくは直線化または緩
いカーブ状化を適宜に繰返し行い乍ら、肛門の外から視
管の硬度を利用して押込み進む方式のものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て述べた方式のものには次のような欠陥があった。 a.見易くするために多くの送気が必要であった。 b.視管の先端をうまく引掛けるための引掛け場所は比
較的少なく探す煩わしさがあった。 c.送気による腸の膨張で腹がばんばんに張る等の苦痛
を患者に与える。 d.送気が却ってヘアピンカーブをつくり、視管の先端
による過度の伸展で穿孔を招く危険性がある。 e.視管の先端の腸壁への引掛け、或いは上記膨張等に
よる苦痛を和らげるために麻酔剤、麻薬等痛み除去剤を
強く効く状態で使用しなけばならず、生命の危険さえあ
った。 f.帰路観察のときには、畳み込まれた腸管がズルッと
一挙に抜け易いために往路で認めた病変部すらも見落と
してしまうことがあった。
て述べた方式のものには次のような欠陥があった。 a.見易くするために多くの送気が必要であった。 b.視管の先端をうまく引掛けるための引掛け場所は比
較的少なく探す煩わしさがあった。 c.送気による腸の膨張で腹がばんばんに張る等の苦痛
を患者に与える。 d.送気が却ってヘアピンカーブをつくり、視管の先端
による過度の伸展で穿孔を招く危険性がある。 e.視管の先端の腸壁への引掛け、或いは上記膨張等に
よる苦痛を和らげるために麻酔剤、麻薬等痛み除去剤を
強く効く状態で使用しなけばならず、生命の危険さえあ
った。 f.帰路観察のときには、畳み込まれた腸管がズルッと
一挙に抜け易いために往路で認めた病変部すらも見落と
してしまうことがあった。
【0004】尚、実開平2−96153号公報および特
開昭58−65129号公報によってバルーンとバルー
ンに送排気する送排気用パイプと吸引用パイプとを視管
に着脱可能とした内視鏡が、また吸引用パイプをバルー
ンのすぐ後方に設けるようなことが開示されているが、
これ等公報に開示のものはバルーンが腸内で滑りを起し
易いこともあって、特に上記f等において述べたような
欠陥を依然として有していた。 また、特開平2−141
657号公報、実公昭56−46721号公報、特開昭
54−79986号公報によって自走して腸内を前進す
る装置を以て内視鏡を進める本発明とは全く異なる形式
のものが開示されているが、これ等は半径の小さいカー
ブをスムーズに進みにくく患者に過大の苦痛を与える等
欠陥があり、上 記a〜fの欠陥を全て解決できるもので
はなかった。
開昭58−65129号公報によってバルーンとバルー
ンに送排気する送排気用パイプと吸引用パイプとを視管
に着脱可能とした内視鏡が、また吸引用パイプをバルー
ンのすぐ後方に設けるようなことが開示されているが、
これ等公報に開示のものはバルーンが腸内で滑りを起し
易いこともあって、特に上記f等において述べたような
欠陥を依然として有していた。 また、特開平2−141
657号公報、実公昭56−46721号公報、特開昭
54−79986号公報によって自走して腸内を前進す
る装置を以て内視鏡を進める本発明とは全く異なる形式
のものが開示されているが、これ等は半径の小さいカー
ブをスムーズに進みにくく患者に過大の苦痛を与える等
欠陥があり、上 記a〜fの欠陥を全て解決できるもので
はなかった。
【0005】本発明は上記a〜fの欠陥の全てを解決す
る新規の内視鏡の付属品及び内視鏡を提供することを目
的とする。
る新規の内視鏡の付属品及び内視鏡を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係わる内視鏡の付属品は、視管の先端部のま
わりに視界を妨げない状態で着脱可能としたバルーン
と、バルーンに対して視管の外端側から送排気する状態
で視管に着脱可能とした送排気用パイプと、腸管内で膨
張されたバルーンのすぐ後方に存する空気及び糞汁等を
外に排除する状態で視管に着脱可能とした吸引用パイプ
と、バルーンの後半部分の外面に引き抜く方向に対して
逆立つ向きとして設けた滑止用凹凸部とを備えたもので
あり、
に本発明に係わる内視鏡の付属品は、視管の先端部のま
わりに視界を妨げない状態で着脱可能としたバルーン
と、バルーンに対して視管の外端側から送排気する状態
で視管に着脱可能とした送排気用パイプと、腸管内で膨
張されたバルーンのすぐ後方に存する空気及び糞汁等を
外に排除する状態で視管に着脱可能とした吸引用パイプ
と、バルーンの後半部分の外面に引き抜く方向に対して
逆立つ向きとして設けた滑止用凹凸部とを備えたもので
あり、
【0007】上記目的を達成するための本発明に係わる
内視鏡は、視管の先端部のまわりに視界を妨げない状態
で設けたバルーンと、バルーンに対して視管の外端側か
ら送排気する状態で視管に設けた送排気用パイプと、腸
管内で膨張されたバルーンのすぐ後方に存する空気及び
糞汁等を外に排除する状態で視管に設けた吸引用パイプ
と、バルーンの後半部分の外面に引き抜く方向に対して
逆立つ向きとして設けた滑止用凹凸部とを備えたもので
ある。
内視鏡は、視管の先端部のまわりに視界を妨げない状態
で設けたバルーンと、バルーンに対して視管の外端側か
ら送排気する状態で視管に設けた送排気用パイプと、腸
管内で膨張されたバルーンのすぐ後方に存する空気及び
糞汁等を外に排除する状態で視管に設けた吸引用パイプ
と、バルーンの後半部分の外面に引き抜く方向に対して
逆立つ向きとして設けた滑止用凹凸部とを備えたもので
ある。
【0008】
【実施例】図1〜図3に示す第1実施例は、内視鏡1の
視管2の先端部のまわりに視界を妨げない状態でバルー
ン3を着脱可能の状態として設けると共に視管2に沿う
状態で送排気用パイプ4及び吸引用パイプ5を接着テー
プ6により着脱可能の状態として止着し、送排気用パイ
プ4の先端をバルーン3に当該バルーン3内に送排気可
能の状態で連結し且つ当該送排気用パイプ4の基端(使
用時に外に出る端)に注射器7の連結口部材8を取付
け、また吸引用パイプ5の先端を視管2のバルーン3の
すぐ後の個所として当該先端部の側面に多数個の吸引孔
9を明け且つ当該吸引用パイプ5の基端(使用時に外に
出る端)に足下のバケツ10等への滴下用ゴムチューブ
11を連結したものであり、バルーン3の後側約3分の
1個所の外面には多数個の滑止用突部12を点在配置及
び後方に傾いた向きとして突設したものである。
視管2の先端部のまわりに視界を妨げない状態でバルー
ン3を着脱可能の状態として設けると共に視管2に沿う
状態で送排気用パイプ4及び吸引用パイプ5を接着テー
プ6により着脱可能の状態として止着し、送排気用パイ
プ4の先端をバルーン3に当該バルーン3内に送排気可
能の状態で連結し且つ当該送排気用パイプ4の基端(使
用時に外に出る端)に注射器7の連結口部材8を取付
け、また吸引用パイプ5の先端を視管2のバルーン3の
すぐ後の個所として当該先端部の側面に多数個の吸引孔
9を明け且つ当該吸引用パイプ5の基端(使用時に外に
出る端)に足下のバケツ10等への滴下用ゴムチューブ
11を連結したものであり、バルーン3の後側約3分の
1個所の外面には多数個の滑止用突部12を点在配置及
び後方に傾いた向きとして突設したものである。
【0009】図4及び図5に示す第2実施例は滑止用突
部12に工夫を施してバルーン全体が松笠形状を呈する
ようにしたものであり、また図6及び図7に示す第3実
施例はバルーンの後側に複数段の環紋状凹凸の滑止部1
3を設けたものである。
部12に工夫を施してバルーン全体が松笠形状を呈する
ようにしたものであり、また図6及び図7に示す第3実
施例はバルーンの後側に複数段の環紋状凹凸の滑止部1
3を設けたものである。
【0010】本発明は、バルーン、送排気用パイプ及び
吸引用パイプを予め視管に一体的に組み込んだ内視鏡と
して提供する場合もあり、第3実施例における環紋状凹
凸の滑止部13を空気の送入・排出によって傘のように
開閉する1段だけとすることもできる。
吸引用パイプを予め視管に一体的に組み込んだ内視鏡と
して提供する場合もあり、第3実施例における環紋状凹
凸の滑止部13を空気の送入・排出によって傘のように
開閉する1段だけとすることもできる。
【0011】
【作用】例えば、視管2の先端を図11の位置から図1
2の位置、図12の位置から図13の位置、図13の位
置から図14の位置、または図14の位置から図15の
位置へと押し進めるには次のようにする。先ずゴムチュ
ーブ11の先端を大気中に開放する。この開放状態のと
きには前の操作で畳まれた蛇腹状個所16が刺激によっ
て生じた蠕動波の出現により蛇腹状を維持する。然るの
ち、視管2に押込操作を加えてバルーン3の装着部分を
進める。この押し進めの場合に上記蛇腹状個所16が一
緒に進むような事態が生じたときにはゴムチューブ11
の先端から注射器で空気を入れたり抜いたりして、バル
ーンより後方の腸管内の圧力を調節して蛇腹状個所16
の一緒に進むことを解除する。また当該押し進めの際に
はバルーン3の存在によって腸管17が視管2の先端の
すぐ前方においてブラック・ホール状に見える個所を頂
点にもつ円錐形を呈する。そこで視管2の先端部をブラ
ック・ホール状個所に向く方向に適宜に曲げて当該視管
2を押し進め、ブラック・ホール状個所が腸管のカーブ
のために消えたときに視管2に引き戻し操作を加えて当
該カーブ部分18を直線化又は緩いカーブ状化し、よっ
て再びブラック・ホール状個所をもつ円錐形部分15を
つくる。
2の位置、図12の位置から図13の位置、図13の位
置から図14の位置、または図14の位置から図15の
位置へと押し進めるには次のようにする。先ずゴムチュ
ーブ11の先端を大気中に開放する。この開放状態のと
きには前の操作で畳まれた蛇腹状個所16が刺激によっ
て生じた蠕動波の出現により蛇腹状を維持する。然るの
ち、視管2に押込操作を加えてバルーン3の装着部分を
進める。この押し進めの場合に上記蛇腹状個所16が一
緒に進むような事態が生じたときにはゴムチューブ11
の先端から注射器で空気を入れたり抜いたりして、バル
ーンより後方の腸管内の圧力を調節して蛇腹状個所16
の一緒に進むことを解除する。また当該押し進めの際に
はバルーン3の存在によって腸管17が視管2の先端の
すぐ前方においてブラック・ホール状に見える個所を頂
点にもつ円錐形を呈する。そこで視管2の先端部をブラ
ック・ホール状個所に向く方向に適宜に曲げて当該視管
2を押し進め、ブラック・ホール状個所が腸管のカーブ
のために消えたときに視管2に引き戻し操作を加えて当
該カーブ部分18を直線化又は緩いカーブ状化し、よっ
て再びブラック・ホール状個所をもつ円錐形部分15を
つくる。
【0012】このようにブラック・ホール状個所に向け
て視管2を押し進める操作及び引き戻して再びブラック
・ホール状個所をつくる操作を繰返し行って視管2の先
端部を進める。押し込み操作のときには視管2の弾性に
抗する腸壁の応力によって当該視管2が半径の大きい弧
状を呈して進み、引き戻し操作のときには直線的に戻ろ
うとして押し込み時よりも大きい半径の弧状を辿るよう
に戻るので、押し込み操作及び引き戻し操作の繰返を重
ねる度に腸管の直線化が更に進み後続の押し込み操作及
び戻し操作を楽にし且つ患者の苦痛を軽くする。
て視管2を押し進める操作及び引き戻して再びブラック
・ホール状個所をつくる操作を繰返し行って視管2の先
端部を進める。押し込み操作のときには視管2の弾性に
抗する腸壁の応力によって当該視管2が半径の大きい弧
状を呈して進み、引き戻し操作のときには直線的に戻ろ
うとして押し込み時よりも大きい半径の弧状を辿るよう
に戻るので、押し込み操作及び引き戻し操作の繰返を重
ねる度に腸管の直線化が更に進み後続の押し込み操作及
び戻し操作を楽にし且つ患者の苦痛を軽くする。
【0013】上記したようにして肛門から回盲弁まで挿
入したのちに回盲弁でバルーンを萎ませ、回盲弁の蠕動
による自然開口を利用して回盲弁を越える操作を行って
から回腸内を押し進めることも可能である。
入したのちに回盲弁でバルーンを萎ませ、回盲弁の蠕動
による自然開口を利用して回盲弁を越える操作を行って
から回腸内を押し進めることも可能である。
【0014】上記のようにして腸管の奥まで押し込んだ
のちに帰路観察を行う場合には、バルーンを適宜に膨ら
ませて急速に抜けない状態とすることが可能であり、し
かもバルーン3のすぐ後に存する腸管がバルーン3に引
掛った状態となっていること及び腸管が蛇腹状に畳まれ
ていること等が相挨って、腸管がズルッと一挙に抜ける
ことを阻止する。
のちに帰路観察を行う場合には、バルーンを適宜に膨ら
ませて急速に抜けない状態とすることが可能であり、し
かもバルーン3のすぐ後に存する腸管がバルーン3に引
掛った状態となっていること及び腸管が蛇腹状に畳まれ
ていること等が相挨って、腸管がズルッと一挙に抜ける
ことを阻止する。
【0015】尚、帰路観察のときには、必要に応じて、
ゴムチューブ11の先端から注射器で空気を入れたり抜
いたりして、バルーン3より後方の腸管内の圧力を調節
する等を適宜に加えることもできる。
ゴムチューブ11の先端から注射器で空気を入れたり抜
いたりして、バルーン3より後方の腸管内の圧力を調節
する等を適宜に加えることもできる。
【0016】
【考案の効果】本発明は上記のような構成であるので大
腸、回腸の観察を容易にする効果の他に次のような効果
を奏する。 A、押し進め、引き戻り操作の場合にはバルーンの存在
によって、腸管が視管の先端のすぐ前において頂点にブ
ラク・ホール状に見える個所をもつ円錐形を呈するの
で、見易くするための送気は必ずしも必要としない。 B、押し進めるときにはブラック・ホールに視管の先端
を向け、目標にして進むことができるので押込み操作が
容易である。 C、バルーンに対する腸壁の圧着力とバルーンのすぐ後
の腸管内圧力の調節と滑止用凹凸部への係合によって視
管の先端部が腸管に係止するようにしたので、上記従来
方式において述べたような引掛け場所を苦労して探す必
要がなく、余程の不都合な場所でない限り何処でも任意
に係止することができる便利さがある。 D、送気による腸の膨張で腹がばんばんに張る等の耐難
い苦痛を患者に与えることがない。 E、送気によるヘアビンカーブができる心配がなく、視
管の先端による過度の伸展で穿孔を招く危惧がなく、安
全である。 F、視管の先端部をU字状に折曲して腸壁に引掛けるこ
とや上記膨張等による苦痛を和らげるための麻薬等痛み
除去剤を弱く効く状態で使用すれば足りるのでこれ等使
用による生命の危険は全くない。 G、上記従来方式において生じていた帰路観察の際に腸
管がズルッと一挙に抜けるような状態は解決でき、半月
弁の裏側に存する微小で平坦な病変部等観察盲点の発見
に有利である。 H、吸引、牽引効率がよいので用手整腹がほとんど不必
要で肥満患者にも有効である。 I、有頚性ポリープや易出血性の隆起性病変等を越えて
深部に挿入したのち抜去する場合においてバルーンの摩
擦による千切れや出血を配慮せねばならないときや、バ
ルーンが生検を邪魔するときにはバルーンをワンタッチ
で萎ませることができて便利である。
腸、回腸の観察を容易にする効果の他に次のような効果
を奏する。 A、押し進め、引き戻り操作の場合にはバルーンの存在
によって、腸管が視管の先端のすぐ前において頂点にブ
ラク・ホール状に見える個所をもつ円錐形を呈するの
で、見易くするための送気は必ずしも必要としない。 B、押し進めるときにはブラック・ホールに視管の先端
を向け、目標にして進むことができるので押込み操作が
容易である。 C、バルーンに対する腸壁の圧着力とバルーンのすぐ後
の腸管内圧力の調節と滑止用凹凸部への係合によって視
管の先端部が腸管に係止するようにしたので、上記従来
方式において述べたような引掛け場所を苦労して探す必
要がなく、余程の不都合な場所でない限り何処でも任意
に係止することができる便利さがある。 D、送気による腸の膨張で腹がばんばんに張る等の耐難
い苦痛を患者に与えることがない。 E、送気によるヘアビンカーブができる心配がなく、視
管の先端による過度の伸展で穿孔を招く危惧がなく、安
全である。 F、視管の先端部をU字状に折曲して腸壁に引掛けるこ
とや上記膨張等による苦痛を和らげるための麻薬等痛み
除去剤を弱く効く状態で使用すれば足りるのでこれ等使
用による生命の危険は全くない。 G、上記従来方式において生じていた帰路観察の際に腸
管がズルッと一挙に抜けるような状態は解決でき、半月
弁の裏側に存する微小で平坦な病変部等観察盲点の発見
に有利である。 H、吸引、牽引効率がよいので用手整腹がほとんど不必
要で肥満患者にも有効である。 I、有頚性ポリープや易出血性の隆起性病変等を越えて
深部に挿入したのち抜去する場合においてバルーンの摩
擦による千切れや出血を配慮せねばならないときや、バ
ルーンが生検を邪魔するときにはバルーンをワンタッチ
で萎ませることができて便利である。
【図1】第1実施例を示す全体の斜視図である。
【図2】第1実施例の要部を示すバルーンを膨らませた
状態の側面図である。
状態の側面図である。
【図3】第1実施例の要部を示すバルーンを萎ませた状
態の側面図である。
態の側面図である。
【図4】第2実施例の要部を示すバルーンを膨らませた
状態の側面図である。
状態の側面図である。
【図5】第2実施例の要部を示すバルーンを萎ませた状
態の側面図である。
態の側面図である。
【図6】第3実施例の要部を示すバルーンを膨らませた
状態の側面図である。
状態の側面図である。
【図7】第3実施例の要部を示すバルーンを萎ませた状
態の側面図である。
態の側面図である。
【図8】進入中のバルーンの形状を示す側面図である。
【図9】停止中のバルーンの形状を示す側面図である。
【図10】後退中のバルーンの形状を示す側面図であ
る。
る。
【図11】挿入初期の状態を示す正面図である。
【図12】S状結腸まで挿入した状態を示す正面図であ
る。
る。
【図13】下行結腸まで挿入した状態を示す正面図であ
る。
る。
【図14】横行結腸まで挿入した状態を示す正面図であ
る。
る。
【図15】上行結腸まで挿入した状態を示す正面図であ
る。
る。
1 内視鏡 2 視管 3 バルーン 4 送排気用パイプ 5 吸引用パイプ 6 接着テープ 7 注射器 8 連結口部材 9 吸引孔 10 バケツ 11 滴下用ゴムチューブ 12 滑止用突部 13 滑止部 15 円錐形部分 16 蛇腹状個所 17 腸管 18 カーブ部分
Claims (2)
- 【請求項1】 視管の先端部のまわりに視界を妨げない
状態で着脱可能としたバルーンと、バルーンに対して視
管の外端側から送排気する状態で視管に着脱可能とした
送排気用パイプと、腸管内で膨張されたバルーンのすぐ
後方に存する空気及び糞汁等を外に排除する状態で視管
に着脱可能とした吸引用パイプと、ババーンの後半部分
の外面に引き抜く方向に対して逆立つ向きとして設けた
滑止用凹凸部とを備えたことを特徴とする内視鏡の付属
品。 - 【請求項2】 視管の先端部のまわりに視界を妨げない
状態で設けたバルーンと、バルーンに対して視管の外端
側から送排気する状態で視管に設けた送排気用パイプ
と、腸管内で膨張されたバルーンのすぐ後方に存する空
気及び糞汁等を外に排除する状態で視管に設けた吸引用
パイプと、バルーンの後半部分の外面に引き抜く方向に
対して逆立つ向きとして設けた滑止用凹凸部とを備えた
ことを特徴とする内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3087890A JPH0777576B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 内視鏡の付属品及び内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3087890A JPH0777576B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 内視鏡の付属品及び内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04297219A JPH04297219A (ja) | 1992-10-21 |
JPH0777576B2 true JPH0777576B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=13927478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3087890A Expired - Lifetime JPH0777576B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 内視鏡の付属品及び内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0777576B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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