JPH0777326B2 - アンテナリフレクタ - Google Patents
アンテナリフレクタInfo
- Publication number
- JPH0777326B2 JPH0777326B2 JP62289884A JP28988487A JPH0777326B2 JP H0777326 B2 JPH0777326 B2 JP H0777326B2 JP 62289884 A JP62289884 A JP 62289884A JP 28988487 A JP28988487 A JP 28988487A JP H0777326 B2 JPH0777326 B2 JP H0777326B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna reflector
- laminated
- skin material
- reinforced plastic
- reinforcing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Aerials With Secondary Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば人工衛星搭載用のアンテナリフレタ
クに関するものである。
クに関するものである。
第3図は、例えばNatl SAMPE Symp Exhib VOL.26 PAGE.
848-860 '81 「High precision graphite/epoxy antenn
as for communications satellites」に示された従来の
アンテナリフレクタを示す斜視図であり、図において、
(1)はアルミニウムハニカムコア等のコア材、(2)
は表皮材で、強化繊維(3)を一方向に配向させた複数
層の繊維強化プラスチック層(4)を、強化繊維(3)
が0°および90°に配向するように積層して形成されて
いる。
848-860 '81 「High precision graphite/epoxy antenn
as for communications satellites」に示された従来の
アンテナリフレクタを示す斜視図であり、図において、
(1)はアルミニウムハニカムコア等のコア材、(2)
は表皮材で、強化繊維(3)を一方向に配向させた複数
層の繊維強化プラスチック層(4)を、強化繊維(3)
が0°および90°に配向するように積層して形成されて
いる。
従来のアンテナリフレクタにおいては、表皮材(2)
は、繊維強化プラスチック層(4)が上記の方向で積層
され、例えば一方向強化プリプレグを0°/90°/90°/0
°の順に4層積層して構成していた。
は、繊維強化プラスチック層(4)が上記の方向で積層
され、例えば一方向強化プリプレグを0°/90°/90°/0
°の順に4層積層して構成していた。
しかるに上記のような従来の0°と90°に配向させた構
成では、表皮材(2)の剛性が方向により異なるため、
成形時の高温から常温にもどすことによる温度歪が剛性
の最も弱い+45°または−45°方向に集中し、大きな変
形を生じるという問題点があった。
成では、表皮材(2)の剛性が方向により異なるため、
成形時の高温から常温にもどすことによる温度歪が剛性
の最も弱い+45°または−45°方向に集中し、大きな変
形を生じるという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、成形時の高温から常温にもどした時の表皮材
の変形を少なくすることが可能なアンテナリフクタを得
ることを目的とする。
たもので、成形時の高温から常温にもどした時の表皮材
の変形を少なくすることが可能なアンテナリフクタを得
ることを目的とする。
この発明に係るアンテナリフレクタは、コア材の両側に
表皮材を積層してサンドイッチ構造としたアンテナリフ
レタクにおいて、強化繊維を互いに直交するように織っ
たクロスを強化材とする繊維強化プラスチック層を、上
記強化繊維が(0°/90°)と(±45°)の方向に配向
するように積層した表皮材を用いたものである。
表皮材を積層してサンドイッチ構造としたアンテナリフ
レタクにおいて、強化繊維を互いに直交するように織っ
たクロスを強化材とする繊維強化プラスチック層を、上
記強化繊維が(0°/90°)と(±45°)の方向に配向
するように積層した表皮材を用いたものである。
この発明においては、強化繊維が0°,90°,±45°に
配向するように繊維強化プラスチック層が積層された表
皮材を用いるため、剛性の方向による違いが減らされ、
これにより、熱膨張係数が同じになり、成形時の高温か
ら常温にもどした状態における変形が防止される。一方
向繊維の層は繊維の方向およびこれと交差する方向では
熱膨張係数が大幅に相違し、また内層と外層ではモーメ
ントの差により繊維にかかる力が異なるため、このよう
な一方向繊維の層を方向を変えて積層すると、方向によ
って各層毎の熱膨張係数に差が生じ、このため温度変化
により内部応力が発生して変形が生じ、最悪の場合は層
間剥離が生じるが、織物を用いることにより、このよう
な点は改善される。
配向するように繊維強化プラスチック層が積層された表
皮材を用いるため、剛性の方向による違いが減らされ、
これにより、熱膨張係数が同じになり、成形時の高温か
ら常温にもどした状態における変形が防止される。一方
向繊維の層は繊維の方向およびこれと交差する方向では
熱膨張係数が大幅に相違し、また内層と外層ではモーメ
ントの差により繊維にかかる力が異なるため、このよう
な一方向繊維の層を方向を変えて積層すると、方向によ
って各層毎の熱膨張係数に差が生じ、このため温度変化
により内部応力が発生して変形が生じ、最悪の場合は層
間剥離が生じるが、織物を用いることにより、このよう
な点は改善される。
第1図はこの発明の一実施例を示す斜視図、第2図はそ
の断面図であり、図において、第3図と同一符号は同一
または相当部分を示す。表皮材(2)は炭素繊維等の強
化繊維(3)を互いに直交するように織ったクロスを強
化材とし、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂をマトリック
スとする繊維強化プラスチック層(4)を、強化繊維
(3)が(0°/90°),(±45°),(0°/90°)の
順に配向するように積層して形成されている。(5)は
コア材(1)と表皮材(2)を接着する接着剤(例えば
フィルム状エポキシ接着剤)である。
の断面図であり、図において、第3図と同一符号は同一
または相当部分を示す。表皮材(2)は炭素繊維等の強
化繊維(3)を互いに直交するように織ったクロスを強
化材とし、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂をマトリック
スとする繊維強化プラスチック層(4)を、強化繊維
(3)が(0°/90°),(±45°),(0°/90°)の
順に配向するように積層して形成されている。(5)は
コア材(1)と表皮材(2)を接着する接着剤(例えば
フィルム状エポキシ接着剤)である。
上記のように構成されたアンテナリフレクタにおいて
は、表皮材(2)は2層目の±45°の繊維強化プラスチ
ック層(4)によって剛性の方向による違いを抑え、成
形時の高温から常温への熱歪による変形が防止される。
は、表皮材(2)は2層目の±45°の繊維強化プラスチ
ック層(4)によって剛性の方向による違いを抑え、成
形時の高温から常温への熱歪による変形が防止される。
ところで、上記説明では、この発明をアンテナリフレタ
クの表皮材として利用する場合について述べたが、その
他のFRPによるサンドイッチ板の構成にも利用できるこ
とはいうまでもない。
クの表皮材として利用する場合について述べたが、その
他のFRPによるサンドイッチ板の構成にも利用できるこ
とはいうまでもない。
この発明は、以上説明したとおり、アンテナリフレクタ
の表皮材として、強化繊維が互いに直交するクロスを強
化材とする繊維強化プラスチック層を45°ずらして積層
することにより、成形時の変形を防止できるとともに、
一方向繊維を45°ずつずれるように積層して配向する場
合に比べて、表皮材内で厚さ方向における層毎の熱膨張
係数の差が発生せず、このため変形や層間剥離のおそれ
がなくなる効果がある。
の表皮材として、強化繊維が互いに直交するクロスを強
化材とする繊維強化プラスチック層を45°ずらして積層
することにより、成形時の変形を防止できるとともに、
一方向繊維を45°ずつずれるように積層して配向する場
合に比べて、表皮材内で厚さ方向における層毎の熱膨張
係数の差が発生せず、このため変形や層間剥離のおそれ
がなくなる効果がある。
第1図はこの発明の一実施例を示す斜視図、第2図はそ
の断面図、第3図は従来例を示す斜視図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、(1)
はコア材、(2)は表皮材、(3)は強化繊維、(4)
は繊維強化プラスチック層、(5)は接着剤である。
の断面図、第3図は従来例を示す斜視図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、(1)
はコア材、(2)は表皮材、(3)は強化繊維、(4)
は繊維強化プラスチック層、(5)は接着剤である。
Claims (1)
- 【請求項1】コア材の両側に表皮材を積層してサンドイ
ッチ構造としたアンテナリフレクタにおいて、強化繊維
を互いに直交するように織ったクロスを強化材とする繊
維強化プラスチック層を、上記強化繊維が(0°/90
°)と(±45°)の方向に配向するように積層した表皮
材を用いたことを特徴とするアンテナリフレクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62289884A JPH0777326B2 (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | アンテナリフレクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62289884A JPH0777326B2 (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | アンテナリフレクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01130605A JPH01130605A (ja) | 1989-05-23 |
JPH0777326B2 true JPH0777326B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=17749018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62289884A Expired - Lifetime JPH0777326B2 (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | アンテナリフレクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0777326B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5685408A (en) * | 1979-12-12 | 1981-07-11 | Takeisa Ogura | Regeneration of used cotton |
JPS57199303A (en) * | 1981-06-01 | 1982-12-07 | Mitsubishi Electric Corp | Manufacture for reflector for surface antenna |
JPS59140509U (ja) * | 1983-03-10 | 1984-09-19 | 東洋化成工業株式会社 | 繊維補強プラスチツク製アンテナリフレクタ |
JPS6113701A (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-22 | Fujitsu Ltd | サンドイツチ形アンテナ反射鏡体の製造方法 |
-
1987
- 1987-11-17 JP JP62289884A patent/JPH0777326B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01130605A (ja) | 1989-05-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070816 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080816 Year of fee payment: 13 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080816 Year of fee payment: 13 |