JPH077731A - 画像デ−タの順序付けとフォ−マッティング及び部分的画像の再構成 - Google Patents

画像デ−タの順序付けとフォ−マッティング及び部分的画像の再構成

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JPH077731A
JPH077731A JP5106049A JP10604993A JPH077731A JP H077731 A JPH077731 A JP H077731A JP 5106049 A JP5106049 A JP 5106049A JP 10604993 A JP10604993 A JP 10604993A JP H077731 A JPH077731 A JP H077731A
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チャールズ・エイチ・コールマン
Sidney D Miller
シドニー・デー・ミラー
Peter Smidth
ピーター・スミズ
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Ampex Systems Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スナッチにより表される情報を、表示されるべ
き画像を規定する情報の全てより少ない情報から認識可
能な画像を再構成するのに使用できるように、ビデオ画
像を表す画像信号を順序付けフォ−マットするデ−タ圧
縮技術を使用して、画像デ−タを圧縮する技術を提供す
ること。 【構成】ビデオ画像のビデオデ−タ成分はライン単位で
一組の画像ブロックに変換され、生成された画像ブロッ
クは離散的余弦変換(dct)を受けて対応する一組の
dct係数ブロックが生成される。dct係数は最低の
ビジビリティ係数から最高のビジビリティ係数までのラ
ンクにより順序付けられる。dct係数のデ−タセット
が通信チャンネルに送り出される前に、あるいは磁気テ
−プに記録される前に量子化され、エントロピ−符号化
され、フォ−マットされ、同期化され、そしてエラ−符
号化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は信号の圧縮と伸長(dec
ompression) に関し、特にはデジタル情報信号を圧縮し
ながら、例えば通信チャンネルを介して伝送するとき或
いは記録媒体に記録するときに圧縮信号がそれらにスペ
−スが割当てられているものなら何にでも伝送でき或い
は記録できるように、また情報が伸長信号の完全な或い
は不完全なセグメントから再構成する方法で信号が伸長
できるように、デジタル情報信号の順序付けとフォ−マ
ッティングに関する。ここでは、情報信号をデジタル画
像信号として開示する。
【0002】
【従来の技術】画像を表す信号のような信号を圧縮する
理由は、(a)通信チャンネルを介してある地点から他
の地点へ最少量のデ−タを送信することが可能である、
或いは(b)最少量のデ−タを記憶媒体に記録すること
が可能であることである。信号圧縮の目的を達成する一
つの方法は不必要若しくは冗長なデ−タを送信しないこ
とである。例えば、デジタルビデオ画像のような画像は
本来かなりの冗長さを有しているのでデ−タ圧縮にうっ
てつけの対象である。送信機でデジタル画像信号の一部
を除去することにより、(a)通信チャンネルを介して
伝送されるか若しくは(b)記憶媒体に記録されるデ−
タの量を相当に低減できる。画像は、(a)伝送の場合
には受信機で、(b)記録の場合には再生用電子装置で
冗長さを再導入することにより再構成できる。
【0003】デジタルビデオテ−プレコ−ダとともに使
用するデ−タ圧縮には、幾つかの独特の要件があり、使
用されるどの圧縮方法にも特別の制約を課す。この特別
の制約は一般にビデオテ−プレコ−ダの独特の使用形態
と画像デ−タは一般に、例えば直接家庭の聴視者に送信
されるのと異なり、後での使用のために磁気テ−プのよ
うな記録媒体に記録されるという事実とから生じる。
(この明細書中で使用される“画像デ−タ”という用語
なり表現は表示されるべき画像を規定するデ−タ或いは
情報のことをいう。)ビデオテ−プレコ−ダが記録情報
の編集を可能にするように構成されるべきであるという
ことはテレビジョン業界の共通の要求である。実際に
は、これは2フィ−ルドのテレビジョンフレ−ムの1フ
ィ−ルドに対する蓄積デ−タがテ−プ上で整数個のトラ
ックを占めるかテ−プ上の予測可能な場所若しくはトラ
ックでビデオデ−タの規定された画像ブロックを占める
かのどちらかを通常意味する。これは1フィ−ルドのデ
−タ或いは1画像ブロックのデ−タの長さが一定である
べきであるという制約を課す。ほとんどの画像は統計的
に非一様な確率密度関数を持っているので、このような
一見簡単な制約によりどんな圧縮法も厳格な設計条件が
負わされることになる。情報量が変動するデジタル信号
に対する1つの設計上の解決法は符号化されたデ−タの
レ−ト(速度)を画像内容に応じて一時的にフレ−ム単
位またはフィ−ルド単位で変えることができるようにす
ることであろう。しかしながら、編集のために、符号化
デ−タ速度は可変になされるよりはむしろ一般にはチャ
ンネルデ−タ速度の上限に固定される。
【0004】最近、デジタルビデオ圧縮に関する多くの
研究がエネルギ圧縮性とデジタル回路を使用して比較的
容易に実現できるために選択適応コ−ディングビ−クル
(vehicle)として使用される二次元離散的余弦
変換(discrete cosine transf
orm; dct)に集中している。例えば、N.Ah
medその他による“離散的余弦変換”と題する論文を
参照のこと(IEEETransaction on
Computers,Vol.C−23,No.1(1
974年1月)90−93頁)。ビデオ画像に変換を施
すには、画像が先ず複数の画素ブロック(例えば、各ブ
ロックは16列16行画素か8行8列画素の正方配列か
らなる)に分割され、そして1組の余弦変換係数に変換
される。余弦変換領域では、大きい振幅係数は一般に低
周波成分に集中される。これは零周波数成分、すなわち
直流成分を含む低周波成分は大きな振幅係数を持つ傾向
があり、高周波成分の多くは零か零に近い振幅係数を持
つ傾向があることを意味する。
【0005】圧縮はdct係数値を基準化、すなわち、
量子化し、そして量子化dct係数をハフマン(Huf
fman)コ−ダのようなエントロピ−コ−ダを使用し
て符号化することにより達成される。この技法を効果的
に行わせる際の重要な要素は量子化処理である。量子化
をあまりに細かくやると、ハフマンコ−ダにより生成さ
れたデ−タがチャンネルの(場合によりレコ−ダの)デ
−タ速度を越えてしまうし、逆に量子化があまりに粗す
ぎると受入れ難い歪みや雑音が生じる。適切な量子化パ
ラメ−タを決定する技術には出力バッファメモリを監視
し、量子化レベルを調整するためのフィ−ドバック技法
を使用してバッファのデ−タのつりあいを維持するとい
うものがある。例えば、W−H ChenとWK.Pr
attによる論文に記述された方法(“Scene A
daptive Coder”,IEEE Trans
actions on Computers,Vol.
Com−32,No.3(1984年3月)225−2
32頁)を参照のこと。また、例えば、米国特許第4,
302,775号を参照のこと。さらに、過去に使用さ
れたビット割当方法は圧縮されるべきデ−タにより規定
される画像の種類が広範囲にわたる場合には望ましい画
質を作り出すことはない。この問題に対するdct解決
法については、Peter Smith他により出願さ
れ、この出願の譲り受人に譲渡された“Method
and Apparatus forShufflin
g and Decompressing Data”
と題する米国特許出願No.07/654,719を参
照のこと。
【0006】前に触れたように、レコ−ダの編集機能は
デ−タ圧縮法に特別の制約を課す。例えば、編集モ−ド
では、記録済みの情報は一般には重ね書きされることに
より編集中新しい情報で置換される。この制約により置
換されるべき情報の最小単位に記録デ−タフォ−マット
の中で一定のスペ−スを割当てることが必要になる。例
えば、テレビジョン信号を取扱う場合には、情報の最小
単位は一般には単一のフィ−ルドであろう。単一フィ−
ルドに一定スペ−スを割当てることはビデオ信号のどん
な単位をも同じビデオ信号で大きさが等しい信号単位ま
たは別のビデオ信号で大きさが等しい信号単位で置換す
ることができるようにすることと等価である。最大記録
効率を維持し、記録オバ−ランに伴うギャップを最小に
するためには、元の未圧縮情報に対して一定の短い期間
を有する記録フォ−マットを使用することが望ましい。
これは、通信チャンネルから受信したまたは記録媒体か
ら再生したデ−タ列に規則性のある構造と期待構造とを
与えることよりデ−タデフォ−マッタの設計を簡単にす
る。あるパタ−ンをエラ−として識別し無視して良いた
めにこの規則性構造は画像デ−タのインテリジェントな
デフォ−マッティングを可能にする。
【0007】編集は比較的高い輸送速度をも必要とす
る。例えば、テレビジョン放送業界ではビデオテ−プレ
コ−ダが通常の記録/再生用テ−プ輸送速度より高速で
画像を再生できることが要求されている。これは業界内
で“シャトル内画像(picture−in−shut
tle)”モ−ドとときに呼ばれている。シャトル内画
像モ−ドが通常の再生速度の60倍の速度で動作するこ
とは珍しいことではない。非常に高いシャトル内画像再
生速度の結果として、トラックに記録されたデ−タのほ
んの一部だけが一般に再生される。この事実により、テ
−プ上に記録される圧縮デ−タを、画像の少なくとも一
部が再生される小さいが完全なる情報セグメント中に格
納することが必要になる。再生される一部のことを業界
ではときに“スナッチ(snatch)”と呼んでい
る。この“スナッチ”なる用語は、表示されるべき画像
を規定する情報の全てを速く再生しようとしても実際に
は画像を規定する情報の必ずしも全てではないいくらか
が再生されるだけであるという事実を反映している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって問題は、ス
ナッチによって表わされる情報を使用して部分的だが識
別可能な画像を表示されるべき画像を規定するデジタル
情報の全てより少ない情報から再構成することができる
ように、伝送されつつあるまたは記録媒体に記憶しよう
とするデ−タを順序付けそしてフォ−マットすることで
ある。さらに、部分画像の再構成をタイミング良く、ま
たチャンネルを介して伝送されるか記録媒体に記録され
る情報を特にシャトル内画像モ−ドで効率良く編集でき
るように行うことが望ましい。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】これらの及び他
の問題は、デ−タ圧縮中スナッチによって表わされる情
報を使用して部分的だが識別可能な画像を表示されるべ
き画像を規定するデジタル情報の全てより少ない情報か
ら再構成することができるように、画像デ−タの順序付
け及びフォ−マッティングを含むデ−タ圧縮に関するこ
の発明の原理により解決される。
【0010】圧縮中、画像信号が受信され、複数の画像
ブロックに分割される。各画像ブロックは所定の大きさ
を有し、画像信号の各部分を規定する画像信号からの画
像デ−タを含んでいる。各画像ブロックは実施例では離
散的余弦変換を使用して変換されてそれぞれの変換係数
ブロックを得る。変換係数ブロック内のdct係数は、
実施例では最低dct周波数(一般には直流(dc)す
なわち零周波数である)から最高dct周波数へビジビ
リティ順序付け(visibilty ordere
d)られる。画像変換係数のビジビリティ順序付けされ
たブロックは通信媒体、実施例では伝送リンクまたは記
録媒体、に所定の大きさのセグメントとして送られる。
【0011】展開中、dct変換係数のスナッチが通信
媒体から取り出される。各スナッチは変換係数の1つ以
上のランク順序付けられた(rank ordere
d)グル−プを含み、各ランク順序付けグル−プは複数
の同じように有効な変換係数を含む。1のスナッチは画
像の一部を再構成できる複数の画像ブロックに相当する
場合がある。例えば、1つのスナッチは画像の左上隅を
表わす画像ブロックに相当し、他のスナッチは画像の左
下隅を表わす画像ブロックに相当し、さらに他のスナッ
チが画像の右中央部分を表わす画像ブロックに相当する
場合がある。
【0012】一例において、直流変換係数が9番目の係
数より高いビジビリティ尺度を持っているものとする。
すると1つの順序付けグル−プはデ−タセットを構成す
る複数の変換ブロックのおのおの毎に¥(0)輝度dc
t変換係数を含むことになろう。次に続く順序付けグル
−プはこのデ−タセットを構成する当該複数の変換ブロ
ックのおのおの毎に¥(9)輝度dct変換係数を含む
ことになろう。
【0013】ところで、少なくとも幾つかの直流(零周
波数)dct変換係数がスナッチに取出されるのが好ま
しいと言えるかもしれない。さもないと部分的に再構成
された画像が非直流変換係数の重大なクリッピングを起
こす可能性のあるタイミングの悪いdcオフセットのた
めに受入れられなくなる場合がある。
【0014】スナッチからの部分的dct変換係数ブロ
ックを逆変換して対応する複数の画像ブロックを得るこ
とができる。1つ以上の変換係数ブロックを含むスナッ
チを取出すことができるので、対応する1つ以上の画像
ブロックは画像全体ではなく画像の一部だけを表す可能
性がある。これに関連して、2種類の部分的取り出しが
あると言うのは意味のあることである。1つは単一の画
像ブロックを規定するdct変換係数の全てではなくそ
の幾つかを取出すことである。他は画像の全領域に対す
る全てのブロックではなく画像の一部の領域に対する1
つ以上のブロックを取出すことである。いずれの場合
も、部分的取出しがあり、したがって画像の部分的再構
成だけがあり得る。
【0015】上述のことを考慮すると、変換係数ブロッ
クの全ての変換係数が取出されなかった場合、画像の画
素を完全に再構成するのに必要な全ての情報が利用でき
なくなる可能性があり、かなり不完全に再構成された画
像が得られることになる。一般には、ビジビリティ順序
付けられたdct係数のグル−プがいくつかの画像ブロ
ックを再構成するために取出される。取出されるdct
係数が少ないと、画像の全領域が再構成できても、取出
される空間周波数項が少ないために、画質の尖鋭度が低
下することになる。その結果、部分的な(不完全な)画
像が表示されることになるが、これは、例えば、編集の
目的のためには十分である。さらに、取出されたスナッ
チに相当する部分的に再構成された画像は元の画像と同
じぐらいに鮮明ではっきりしているわけではないが、編
集者をして通信媒体の完全な画像を規定する情報が位置
している場所を特定させるのに十分なほどには鮮明では
っきりしている。
【0016】
【実施例】図1にテレビジョン画像100を示す。画像
100の左上の隅部にはここで画像ブロック113と呼
ばれるものが示されている。画像全体100は複数の画
像ブロックに電子的に分割できる。画像ブロックは実際
に見える必要はないが、ここではこの発明の実施例の説
明の都合上画像ブロックとして示してある。複数の画像
ブロック113のおのおのは画像の対応部分を画像10
0の対応する空間的位置に構成し再構成するのに、すな
わち規定するのに十分なデ−タを含んでいる。各画像ブ
ロックは所定数の画素に対する画像デ−タからなり、こ
れら画素は表示されているか表示されるべき画像の一部
である部分画像を形成する。
【0017】実施例では、ビデオ画像100はCCIR
−601成分カラ−テレビジョン規格からなり、したが
って、ビデオ画像は3つの成分により規定される。これ
ら成分はCCIR−601成分カラ−テレビジョジョン
規格のカラ−ビデオ信号、すなわち、輝度成分(Y)と
2つの相補色信号(R−Y),(B−Y)から成る。各
成分はそれ自身の画像ブロックを有する。一例では、輝
度画像ブロックは4画素行(row)と8画素列(co
lumn)から成り、この明細書中4x8画素アレイ、
サブアレイ、画像ブロックと呼ぶ場合がある。色画像ブ
ロックは4画素行と4画素列から成り、同様に4x4画
素アレイ、サブアレイ、画像ブロックと呼ぶ場合があ
る。画像100がカラ−表示される場合、色成分(R−
Y),(B−Y)毎に画像ブロック113があり、同様
に輝度(Y)成分に対しても画像ブロック113があ
る。
【0018】選定された変換およびコ−ディング技法に
合わせて、画像ブロックの大きさがビデオ画像を正確に
表すように選択される。たとえば、画像ブロックのサイ
ズは、テレビジョン画像を構成する大多数の画像ブロッ
クのデ−タに相関がなくなる程大きくならないように、
また隣接画像ブロックの大部分の間に強い相関が生じる
程小さくならないように、また更に各画像ブロックの2
方向の相関をほぼ等しくするように選択される。これを
指針として、この実施例では、輝度成分の画像ブロック
を垂直方向に4画素(各画素列に4画素行がある)、水
平方向に8画素(各行に8画素列がある)の大きさ、す
なわち、4x8画像ブロックに選択する。一方、色成分
(R−Y),(B−Y)の画像ブロックは垂直方向に4
画素、水平方向に4画素の大きさ、すなわち、4x4画
像ブロックに選択される。
【0019】ところで、テレビジョンの1フレ−ムは2
フィ−ルドからなるので、2つの飛越しフィ−ルドのお
のおのに対する4x8画像ブロックはフレ−ムの8x8
画像と等価になる。更に、1フレ−ムの2フィ−ルド間
に動きがあることがあり、これがあるとフレ−ムの隣接
ライン間、すなわち、フレ−ムの2フィ−ルド間の相関
を低減することになるので各フィ−ルドは別々に圧縮さ
れる。更にまた、色成分は輝度成分のサンプリング速度
の半分の速度で水平方向にサンプルされるので、各色成
分に対する4x4画像ブロックは輝度成分の4x8画像
ブロックと同じ空間領域をカバ−することができる。
【0020】各成分の画像ブロックサイズは違っていて
もよいのであるが、以下の説明では輝度成分(Y)の画
像ブロックサイズを4画素行8画素列、色成分(R−
Y),(B−Y)のそれを4画素行4画素列とする。た
だし、これは例示的なものにすぎず、この発明は他の成
分や他の画像ブロックサイズを持つ画像信号にも適用で
きるものである。
【0021】この発明の原理の理解を助けるために、こ
の原理の圧縮と伸長の面に関連した両方向対称性を中心
にして説明する。
【0022】図2には、情報を順序付けフォ−マットす
る圧縮装置のブロック図が示されている。順序付けられ
フォ−マットされた情報は、情報を通信チャンネルを介
して伝送するために若しくは情報を記録媒体に記録する
ために配列される。ここでは特に情報を記録する場合に
ついて説明するが、どちらの機能もこの発明の原理に従
っている。
【0023】ビデオ画像100の輝度成分(Y)がケ−
ブル205−1を介してラスタ走査順にライン単位でブ
ロック化メモリ400−1に入力され、色成分(R−
Y)、(B−Y)が交互にケ−ブル205−2を介して
ブロック化メモリ400−2に入力される。ブロック化
メモリ400−1、400−2は同じもので良いので以
下ブロック化メモリ400として記述する。このメモリ
400については図4を参照して後で説明する。
【0024】各ブロック化メモリはライン−ブロック変
換記憶装置を備えており、これによりラスタ走査順のテ
レビジョンフィ−ルドのデジタル画像デ−タをライン単
位でラスタ走査順の画像ブロック単位のデジタル画像デ
−タに変換し、画像ブロックをケ−ブル215−1、2
15−2を介して対応する離散的余弦変換回路220−
1、220−2に出力する。これら変換回路は単一の変
換画像ブロックのdct係数の代わりに変換画像ブロッ
クグル−プの輝度及び色dct係数をそれぞれ提供す
る。尚、ブロック化メモリ400のかなり複雑な操作は
後で説明する。dct回路220−1、220−2は、
Thomson CSFが提供している離散的余弦変換
回路STV 3200により実現できるものであるが、
変換画像ブロックに対するdct係数をケ−ブル225
−1、225−2を介してビジビリティによる順序付け
(visibility ordering)メモリ5
00に送る。ここで、変換画像ブロックグル−プの輝度
および色dct係数(¥とCh)が多重化され、ついで
最高のビジビリティ係数(最低のdct周波数係数に相
当する)から最低のビジビリティ係数(最高のdct周
波数係数に相当する)までにランク付け(rank o
rdered)される。後でより明白になるが、ここ
で、入力ブロックが行方向にdct回路220−1、2
20−2に入力され、出力ブロックが列方向に出力され
ることを除いてdct回路220−1、220−2はそ
れぞれの入力ブロックと同じサイズの二次元ブロックに
グル−プ化される一組の出力dct周波数係数を出力す
るものであるということを述べておく。
【0025】ところで、dct回路を一回通過する間に
dct変換される画像ブロックグル−プのことをここで
は“デ−タセット”という。デ−タセットを構成する画
像ブロックの数は設計パラメ−タであり、この実施例で
は15個の画像ブロックがデ−タセットを構成するもの
とする。さらに、ビデオ画像100の輝度成分(Y)に
対するデ−タセットがあり、2つの色成分(R−Y),
(B−Y)のおのおのに対するデ−タセットがある。3
つのデ−タセットが図5に示すビジビリティ順序付けメ
モリ500のフロントエンドにあるマルチプレクサ52
0により後述するように結合されるといわゆる“色成分
デ−タセット”を形成する。デ−タセットおよび色成分
デ−タセットの概念は後程さらに明らかになるが、差当
たっては、15個の輝度成分ブロック(それぞれ4x8
輝度画素サブアレイを含む)が輝度(Y)デ−タセット
を構成し、15個の(B−Y)色成分画像ブロック(そ
れぞれ4x4(B−Y)色画素サブアレイを含む)が色
(B−Y)デ−タセットを構成し、15個の(R−Y)
色成分画像ブロック(それぞれ4x4(R−Y)色画素
サブアレイを含む)が色(R−Y)デ−タセットを構成
し、そして輝度(Y)デ−タセット、色(B−Y)デ−
タセットと色(R−Y)デ−タセツトの組合わせが色成
分デ−タセットを構成すると述べるだけで十分である。
【0026】また、デ−タセットのdct係数が、この
発明の原理に従って、ある尺度に対する重要度の順にラ
ンク付けされる。その尺度は、例えば、人間の目によっ
て知覚される画像の再構成の質に相当する。変換デ−タ
セットの成分に対するこのようなランク付けはいわゆる
ビジビリティの規定された尺度に相当する順序付けと考
えることができる。“ビジビリティ”なる用語はこの発
明の原理の範囲を人間の目に見える(visible)
だけのものに限定するものと理解してはならずむしろこ
の発明の実施例を説明するのに便利な言葉である。ビジ
ビリティによる順序付けの例としては変換dct係数を
最高のビジビリティを規定する尺度から最低のビジビリ
ティを規定する尺度までランク付けすることがある。デ
−タは最も目に見えるものから最も目に見えないものへ
と順序付けられる。すなわち、再構成画像の認識性に最
も寄与するdct係数は順序付けの最も早い段階で出現
し、一番寄与しないものは遅れて出現する。したがっ
て、この点につき、ビジビリティを画像を提供する際の
特別のdct関数の相対的重要度の尺度であると理解す
べきである。ビジビリティ順序付けは最低dct周波数
係数(低いdct周波数係数ほど高いビジビリティ尺度
を持つ)から最高dct周波数係数(高いdct周波数
係数ほど低いビジビリティ尺度を持つ)への順序付けに
必要ではないが厳密に一致することがある。二次元空間
周波数を扱うためにここで周波数を規定することに問題
があるかもしれない。例えば、水平が垂直か斜めかに優
先することをどう定義すべきであろうか?とにかく、ビ
ジビリティ順序付けは周波数による順序付けとは少し違
う場合があることに注意すべきである。何故なら、前に
述べた理由の他に水平や垂直の輪郭に対する人間の目の
感度が斜めの輪郭に対する感度より高いからである。ま
た、人工的でないシ−ンでは、斜めの方向のエネルギか
らなる像は殆どない。斜めの方向には殆どエネルギがな
いという事実はNTSC規格のカラ−情報の伝送に使用
されている。以上のことを考慮し、説明を容易にするた
めに、そしてdct係数が最低dct周波数係数から最
高dct周波数係数までランク付けされることについて
のまぎらわしさを回避するために、以下の説明は変換係
数の“ビジビリティ順序付け”によって行う。係数は周
波数によってまたはいくつかの他の尺度のうちのいずれ
かによっても必要ではないが順序付けできることに再度
注意すべきである。この発明の原理によれば周波数以外
による順序付けも可能であるので、ここでは“ビジビリ
ティ順序付け”なる語を使用して重要度の順の概念を包
含させる。ここで、“重要度(importanc
e)”なる言葉は周波数尺度のような、または鮮明で美
しい再構成画像に対する他の貢献度のような尺度または
それどころか他の幾つかの尺度のどれにも相当する。こ
こではこれらのどれもが“ビジビリティ尺度”なる用語
によって言及される。
【0027】最低dct係数は最高ビジビリティ尺度と
見なすこともできるが、零周波数を有する直流係数にた
とえることができる。ここで、余弦変換の分野では、大
振幅dct係数は一般に低い周波数に、すなわちこの説
明の枠組み内でより正しくは高いビジビリティ成分に集
中しており、このことは低ビジビリティ成分は小さい振
幅係数を持つ傾向があり高ビジビリティ成分(低い周波
数に相当)は大きい振幅係数を持つ傾向があることを意
味することが思い起こされる。ここで、少なくとも幾つ
かの直流(dc)変換成分がスナッチに復元されている
ことが好ましいと言うことができる。さもないと部分的
な再構成画像が非直流変換係数の重大なクリッピングを
引起こすことになるタイミングの良くないdcオフセッ
トのため受け入れられなくなる可能性がある。
【0028】説明の都合上、各dct回路220−1、
220−2が整数個rの離散的余弦変換係数を提供する
ものとする。後でより明瞭になるように、上述のことを
考慮すると、rより小さいある整数個sのdct係数を
使用することによりdct係数のあるサブセットから、
すなわち、全てではないdct係数から部分的にビデオ
画像を再構成することが可能である。ところで、“部分
的に”なる用語は元の画像の細部の全てがdct係数の
サブセットを使用して再構成されるわけではないという
意味で使用しており、画像の領域が変更されるという意
味ではない。もちろん、r個のdct係数の全てよりむ
しろある個数(例えば、s個)のdct係数を使用して
再構成したビデオ画像の質は低下して画像の細部や鮮鋭
度が多少失われることがある。それにも拘らず、高速シ
ャトル内画像モ−ドで編集を行っているときに特定のシ
−ンを探し出すような使用目的には、s個のdct係数
を使用して再構成された画像でもたとえその細部や鮮鋭
度が劣化したとしてもまあまあ申し分のない画質が得ら
れる。
【0029】デ−タセットのdct係数はビジビリティ
尺度によりランク付けされた後ケ−ブル235を介して
量子化器240に送られる。ここでカラ−成分デ−タセ
ットのビジビリティ順序付けられたdct係数が量子化
係数Qによって正規化される。量子化係数Qは量子化推
定器295により供給されるが、小さくてエントロピ−
符号器250が一定のサイズのフォ−マットに入り切ら
ない程の大量のデ−タを供給することがないように、ま
た大きくて符号器250がフォ−マットには少なすぎる
デ−タを供給することがないように設定される。符号器
が大量のデ−タを供給すると、情報がオ−バフロ−して
失われて再構成画像の質が劣化し、一方デ−タが少なす
ぎるとフォ−マットのデ−タが不足してやはり再構成画
像の質が低下することになる。正規化値は量子化器24
0からケ−ブル245を介してエントロピ−符号器(例
えば、ハフマン符号器)250に送られる。エントロピ
−符号化されたdct係数はビジビリティ順序でケ−ブ
ル255を介してフォ−マッタ260に送られ、ここで
量子化係数Qといろいろな補助デ−タAUX DATA
(例えば、デジタルオ−ディオ信号や埋込み時間コ−ド
を表す補助デ−タ)と結合される。フォ−マッタ260
はまたケ−ブル290上のビデオタイミング信号に応答
してエラ−訂正符号器285からのエラ−訂正情報と共
に同期情報を挿入してフォ−マットされた画像デ−タ信
号を生成する。こうしてフォ−マットされたエラ−訂正
符号化(ECC)画像デ−タ信号がケ−ブル265を介
してフォ−マッタ260から記録プリプロセッサ270
に送られ前処理される。その後、前処理された画像ブロ
ックデ−タは所定セグメント長の情報としてケ−ブル2
75を介して受信器に至る通信チャンネルかここで図示
するようにビデオレコ−ダ280に送られて、磁気テ−
プのような記録媒体に記録される。
【0030】図2の圧縮装置は次のような機能を行う。
【0031】(a)複数の画像デ−タセツトからなるテ
レビジョン画像をdct変換すること。各デ−タセット
は複数の画像ブロックから成り、各画像ブロックは所定
の画像ブロックサイズを有する。
【0032】(b)変換画像デ−タセットをビジビリテ
ィによりランク付けすること。
【0033】(c)デ−タセットのビジビリティ順の係
数を正規化すること。
【0034】(d)変換され正規化された画像デ−タを
符号化すること。これにより画像デ−タが圧縮される。
【0035】(e)圧縮デ−タを復元するために同期情
報を提供すること。
【0036】(f)同期化画像デ−タをフォ−マットす
ること。
【0037】(g)フォ−マットされた画像デ−タを所
定のサイズのセグメントの形でチャンネルを介して伝送
するか記録媒体に記録すること。
【0038】図2の圧縮装置の幾つかの性格をさらに記
述したCプログラム言語によるプログラムを補遺Aとし
てつけてあるので参照されたい。
【0039】図2の装置により行われる機能と逆の機能
を行う伸長と再構成のための装置については図3を参照
すること。これにはブロック図形式で通信チャンネルか
ら若しくはここで特に図示するように記録媒体から所定
セグメント長の情報として受信されるビジビリティ順序
付けられフォ−マットされた情報を伸長するための装置
が示されている。色ビデオデ−タ成分(R−Y),(B
−Y)のおのおのの画像ブロックを図2に示したのと同
等の装置により同様に処理できることを念頭に入れて、
ビデオ画像100の輝度成分(Y)と色成分(R−
Y),(B−Y)の圧縮され、順序付けられフォ−マッ
トされた画像ブロックデ−タが所定のセグメント長の情
報として受信器から或いは図示するようにビデオ信号再
生装置380からケ−ブル375を介して再生プロセッ
サ370に送られる。プロセッサ370はこの情報を圧
縮され、順序付けられ、フォ−マットされ、ECC符号
化された画像ブロックデ−タを表す直列のデ−タストリ
−ムに変換する。直列デ−タストリ−ムはケ−ブル36
5を介してデフォ−マッタ360とエラ−訂正デコ−ダ
/訂正器385に送られてデフォ−マットされエラ−訂
正されて複数のコ−ドワ−ドを生成する。複数の画像ブ
ロックから成るこうしてデフォ−マットされたデ−タセ
ットのコ−ドワ−ドはケ−ブル355を介してエントロ
ピ−デコ−ダ350に送られ、ここでコ−ドワ−ドはデ
コ−ドされて正規化され、ビジビリティ順序付けられた
係数を生成する。係数はケ−ブル345を介して乗算器
340に送られ、ここで圧縮処理で正規化係数として使
用された量子化係数Qと乗算される。量子化係数QはA
UX DATAと量子化係数をケ−ブル395を介して
マルチプレクサ390に供給するデフォ−マッタ360
に応答してマルチプレクサ390から与えられる。乗算
器340の出力はビジビリティ順の一組の量子化係数で
あってケ−ブル335を介してdct画像ブロック変換
メモリ330に送られる。ここで係数組は一組のdct
係数画像ブロックに変換され、ついでケ−ブル325を
介して逆dct回路320に送られる。ここでdct係
数はラスタ走査順画像ブロックデジタルデ−タに逆変換
される。逆dct回路320からの逆変換係数はケ−ブ
ル315を介して第2のブロック化メモリ310に送ら
れる。このメモリはブロック−ライン変換記憶装置を具
備し、ラスタ走査順画像ブロックデジタル画像デ−タを
ラスタ走査のフィ−ルド順のデジタル画像デ−タに変換
する。これはケ−ブル305を介してビデオ画像100
のビデオデ−タ成分としてケ−ブル305を介して出力
される。
【0040】ここでより具体的に説明するために、磁気
テ−プから復元されたデ−タが完全であり、不完全に復
元される周波数順序付けデ−タセットが無い通常速度で
の再生についてまず述べることにする。
【0041】記録されたデ−タは再生されると再生プリ
プロセッサ370から受信され、それからケ−ブル36
5を介してデフォ−マッタ360に送られる。デフォ−
マッタはフォ−マットされたデ−タストリ−ムから同期
情報を抽出し、エラ−訂正シンドロ−ムを計算してエラ
−訂正デコ−ダ385に送る。このデコ−ダはエラ−箇
所と訂正内容をデフォ−マッタに戻す。デフォ−マッタ
は訂正内容をケ−ブル355を介してエントロピ−デコ
−ダ350に送られる前のデ−タに加える。デフォ−マ
ッタはまた量子化値Qをデ−タストリ−ムから分離し、
適当な期間遅らせてその値をケ−ブル395を介してマ
ルチプレクサ390に出力する。デフォ−マッタはさら
にフォ−マットされた周波数順序付け係数の各グル−プ
からセット識別子(図6の610)を分離し、これをケ
−ブル395を介してマルチプレクサ390に送る。こ
の識別子はマルチプレクサ390の出力387を介して
第2のマルチプレクサ392にそしてさらにケ−ブル3
12を介してブロック−ライン変換メモリ310に送ら
れる。
【0042】オ−ディオのような補助デ−タがマルチプ
レクサ392により選択されてAUX DATA出力に
送られて、図示しない他の回路素子の処理に供される。
【0043】エントロピ−デコ−ダはエントリピ−コ−
ド化量子化係数値をデコ−ドし、ケ−ブル345を介し
て乗算器340に送る。乗算器340は所定の係数群の
各量子化係数にQとその係数のインデックスの関数であ
る値を乗じて正規化係数のストリ−ムを形成する。この
ストリ−ムはケ−ブル335を介してdctブロック変
換メモリ330に送られる。
【0044】dctブロック変換メモリは周波数順位の
係数の各グル−プをdct係数ブロックのグル−プに並
べ変える。dct変換ブロックはブロック変換メモリか
らコラム(列)毎のラスタ走査順に読み出され、一連の
係数により形成されるデ−タストリ−ムはケ−ブル32
5を介して逆dct回路320に送られる。ここでdc
t係数の各ブロックは逆変換されてロ−(行)毎のラス
タ走査順に配置された画素のブロックを生成する。逆d
ct回路によって形成された一連の画素はケ−ブル31
5を介してブロック−ライン変換メモリ310に送られ
る。ブロック−ライン変換メモリはその入力における画
素ブロックを逆dct回路から送られたままにケ−ブル
312を介して供給される識別子により決定される場所
とメモリ内部の画素カウンタに読み込み、その出力に画
像の画素をラインに基づいたラスタ走査順序に供給す
る。一般に、ライン順のラスタ走査画像はケ−ブル30
5を介してフレ−ム蓄積メモリやリアルタイム表示装置
に送られる。
【0045】シャトル内画像モ−ドにおいて、テ−プが
通常の再生速度より速く再生されると、再生プリプロセ
ッサ370によりレコ−ダ380から復元されるデ−タ
は不完全である。すなわち、復元されたデ−タストリ−
ムは再生ヘッドがテ−プ上の記録デ−タトラック間にあ
る時に生じる雑音の多い不正確なデ−タでインタリ−ブ
された正確なデ−タのスナッチから成る。したがって、
再生装置の目的は有効デ−タのスナッチを無効デ−タか
ら分離し、有効デ−タのスナッチをデコ−ドすることに
より部分画像を作成することである。
【0046】有効デ−タを無効デ−タから分離するため
には、どのデ−タが有効でどのデ−タが有効でないかを
決定する方法が必要になる。斯界では多くの方法が知ら
れており、いずれもこの点に関して多少とも信頼でき
る。復元された有効デ−タの量と有効と仮定したデ−タ
が本当に有効であるという確実性の程度との間には妥協
がある。例えば、再生ヘッドが記録トラックの中心から
外れると、再生波形の振幅が低下することが知られてい
る。もし再生波形の所定の振幅以下で受信したデ−タを
無効とみなすとすると、しきい値によっては有効デ−タ
だけを供給するためのこの方法の信頼性は変わることに
なる。再生波形、エラ−訂正デコ−ダによって測定され
るようなエラ−レ−ト等を含む手段を結合したもっと複
雑な方法を組み合わせれば再構成のための有効デ−タを
選択するための信頼性の高い方法が得られる可能性があ
る。
【0047】以下の説明では有効なデ−タスナッチがデ
フォ−マッタに特定され、無効デ−タが0にセットされ
るものと仮定している。
【0048】テ−プから復元される無効デ−タについて
は2つの場合がある。無効デ−タがビジビリティ順序付
けられたデ−タセットの相当数の高ビジビリティ項、特
に、dc項にまたがるか識別子が壊れている場合には、
残りのものから認識可能な画像を再構成することは不可
能である。一方、無効デ−タが低ビジビリティ項に生じ
る場合には、再生デ−タに相当する画像を再構成するこ
とは可能であり望ましいことである。
【0049】再構成可能なビジビリティ順序付デ−タセ
ットが伝送媒体から復元されるときには、エントロピ−
デコ−ダがエントロピ−コ−ド化量子化係数をデコ−ド
し、これらをケ−ブル345を介して乗算器340に供
給する。無効デ−タはデコ−ドされる前にデフォ−マッ
タにより0にセットされるか無効としてフラグが立てら
れる。無効である値は量子化dct係数振幅にデコ−ド
されるときに0に置換えられる。
【0050】乗算器340は所定の係数グル−プの各量
子化係数にQと係数のインデックスの関数である値を乗
じて正規化係数のストリ−ムを形成する。これら正規化
係数はケ−ブル335を介してdctブロック変換メモ
リ330に送られる。dctブロック変換メモリは周波
数順序付係数の各グル−プを再配列する。dct係数ブ
ロックはブロック変換メモリからラスタ走査のコラム順
に読出され、係数列によって形成されたデ−タストリ−
ムはケ−ブル325を介して逆dct回路320に送ら
れる。逆dct回路により形成された画素列はケ−ブル
315を介してブロック−画像ライン変換メモリ310
に送られる。ブロック−画像ライン変換メモリは逆dc
t回路から送られたままの画素のブロックをケ−ブル3
12を介して供給される識別子により決定される場所と
メモリ内部の画素カウンタに読込み、ラスタ走査のライ
ン順に画像画素をその出力にケ−ブル305を介して供
給する。
【0051】識別子は復元されなかったデ−タブロック
に対しては送られない。それ故、シャトル内画像動作モ
−ドでは、新しい画素で更新される画像部分だけが復元
されたデ−タスナッチからのビジビリティ順序付デ−タ
セットの部分的または完全なる再構成が可能となった部
分である。
【0052】新しい画素で更新されない画像の場所は前
の画像情報を表示し続ける。このようにして、古い画像
ブロックは新しい画像ブロックでテ−プから取出された
ブロック位置に対応する有効デ−タとして置換えられ
る。
【0053】デ−タセットの有効なスナッチから復元さ
れたブロックの画像尖鋭度と明瞭度はビジビリティ順序
付けデ−タセットを構成する係数のうち幾つが取り出さ
れるかによる。
【0054】用途によっては復元ブロックの全てに対し
て一定数の高ビジビリティ係数を使用して画像ブロック
を再構成することが望ましいことがある。こうすると、
画像全体の大体の見た感じは尖鋭なブロックとぼやけた
ブロックが混じり合ったものというよりはむしろむらの
ないものとなる。さらに画像の水平または垂直の条片か
ら取ったブロックから順序付デ−タセットを形成するこ
とが望ましいことがある。こうするとシャトル内画像は
個々のブロックをランダムに置換えることによってとい
うよりはむしろ条片により更新されることになる。
【0055】上述した方法で、図3の伸長装置は、変換
され、ビジビリティ順序付けられ、正規化され、圧縮さ
れ、同期化され、フォ−マットされた画像デ−タブロッ
クを再生し、画像デ−タ画像ブロック係数をデフォ−マ
ットし、デコ−ドし、逆変換して画像ブロックデ−タか
らテレビジョン画像を部分的にか或いは完全に再構成さ
せることができる。その上、そしてすぐに明らかとなる
ように、シャトル内画像モ−ドでは普通である非常に高
い再生速度では、磁気テ−プの各トラック上のデ−タの
一部だけが通常復元できる。上述したように、シャトル
内画像モ−ドでレコ−ダから再生されるビジビリティ順
序付けられ、フォ−マットされたデ−タセットの係数の
うちの必ずしも全てではない幾つかを復元できる。高い
シャトル内画像速度で復元された圧縮デ−タのスナッチ
を使用して不完全だが見分け可能な画像を再構成するこ
とができる。“不完全な画像”とか“部分的画像”なる
用語は画像が全てのdct係数を用いずに再構成され、
このため画像についての情報の全てが再構成に使用され
ていないことを意味することを伝えるためのものであ
る。換言すると、部分的なdct係数、すなわち、画像
を規定するdct係数の全数ではなく数個を用いて画像
が再構成されるということである。これはまた十分な情
報がスナッチに回収されて画像ブロックの全画素を再構
成することを意味する。しかしながら、全てのdct係
数が回収されるわけではないので、画素によって表され
る画像の細部は劣化しがちである。ここでテレビジョン
画像を表示されるべき画像を規定する全てのデジタル情
報より少ない情報を使用して再構成でき、この意味で画
像の部分的再構成というものがあるということを繰返し
ておく。その結果、画像の全領域が再構成されたとして
も、画像を規定するdct係数の全てを部分的再構成に
使用している訳ではないので細部や尖鋭度が失われるこ
とになる。
【0056】再生装置の速度が通常速度に向かって低下
するにつれて、より大きなスナッチ、より多くのビジビ
リティ順序付係数が復元でき、完全とまではいかないが
良好のビデオ画像を再構成することができる。一般的に
言って、復元されるビジビリティ順序付係数の個数が多
ければ多いほど、画質は良くなる。結局、再生装置の速
度がその通常の動作速度に低下すると、復元される情報
スナッチは完全なビジビリティ順序付係数組から成るこ
とになる。画像デ−タが完全に復元できるので、完全な
ビデオ画像を再構成することが可能となる。こうして、
編集者はシャトル内画像モ−ドで再生速度を上げたり下
げたりして特定のシ−ンや画像、例えば、特定のフィ−
ルドやフレ−ムを磁気テ−プに記録された画像ブロック
の順序付けられ、フォ−マットされ、変換されたデ−タ
セットから分けることができる。ここで、この発明の原
理をより詳細に理解するために、テレビジョン画像10
0、CCIR−601規格と複数の画像ブロックを関連
付けて説明しよう。テレビジョンフレ−ムには2フィ−
ルドがあるので、1フィ−ルドについてはCCIR−6
01規格は水平方向、すなわち、x軸方向に720画
素、垂直方向、すなわち、y軸方向には244画素から
成る画像デ−タのマトリクスアレイを考えている。原点
(0、0点)がテレビジョン表示装置の左上隅に位置す
るx、y座標系を想定する。二次元グラフのx軸上の点
のように、水平方向の行(row)における画素は幾列
(column)にも並んでいるように見ることがで
き、これら列を左から右へ列0から列19と番号付ける
ことができる。同様に、垂直方向の列における画素は幾
行にも並んでいるように見ることができ、これら行は上
から下に向かって行0から行243と番号付けることが
できる。テレビジョン画像100の1フィ−ルドを構成
する各画素は画素アレイPにおけるそれぞれの座標位置
により一意に識別することができる。画素P(i,j)
が画素アレイPのi番目の行とj番目の列に位置してい
るものとする。数学的記号を使用すると、画素アレイP
は以下の形式で書くことができる。
【0057】
【数1】 ところで、代数的図表は(x,y)座標により記述され
るということは明らかなことである。マトリクス表記法
は(行、列)表記法を使用していることも同じくらい一
般的である。これは(x,y)表記法というより(y,
x)表記法のように見える。ここでの説明では、代数的
表記法よりむしろマトリクス表記法を用いることにす
る。したがって、要素P(i,j)は、行を表示装置の
上から下に向かって取り、列を左から右へ向かって取っ
た場合i行j列によって表される座標位置での画素を意
味する。
【0058】上述したように、画像ブロック113のよ
うに輝度ビデオデ−タ成分(Y)の画像ブロックは垂直
方向に4画素、水平方向に8画素から成るものとする。
したがって、各画像ブロックはx軸方向に8画素分の幅
をもつことになるので、水平方向には729/8=90
の画像ブロックがあり、またy軸方向に4画素分の高さ
をもつことになるので、垂直方向には244/4=61
の画像ブロックがあることになる。
【0059】他の番号付け方法も可能であることは明ら
かである。例えば、上記のことを考慮すると、61x9
0=5490個の画像ブロックがあり、画像ブロックに
0から5489までの番号を付けることによりフィ−ル
ドの各画像ブロックを一意に識別できることになる。こ
の発明の以下の説明ではマトリクス表記法を使用する
が、これは例示的なものであり、これに限定されるもの
ではない。この方法では、各画像ブロックは二次元画像
ブロックマトリクス状アレイの1要素として一意に識別
できる。
【0060】ここで式(1)によって表される第1の2
44x720画素アレイPをそれぞれが画像ブロックに
相当する複数の4x8画素サブアレイに分割して式
(5)によって表される第2の61x90画像ブロック
アレイBを形成することができることを考える。こうし
て、画像ブロックアレイBは複数の画像ブロックを具備
し、アレイBのm行n列を意味する画像ブロック座標位
置(m,n)に空間的に位置付けられた画像ブロックは
画像ブロックB(m,n)というラベルが付けられ、各
画像ブロックは第1の画素アレイPの4x8画素サブア
レイから成る。このことをさらに理解するために、テレ
ビジョン画像100の左上隅の第1の画素アレイPの4
x8画素サブアレイを考える。図1の画像ブロック11
3は画像ブロックB(0,0)と記述され、式(2)に
示すように式(1)からの32画素P(i,j)から構
成される。
【0061】
【数2】 同様に、画像ブロックB(m,n)のおのおのは第1画
素アレイPの4x8分割サブアレイとして以下のように
生成できる。
【0062】
【数3】 以下同様に
【0063】
【数4】 上の表記法を使用すると、式(2)によって表される画
像ブロックは画像ブロック座標位置(0,0)に空間的
に位置し、式(3)によって表される画像ブロックが座
標位置(0,1)に空間的に位置し、式(4)によって
表される画像ブロックは座標位置(60,89)に空間
的に位置する。
【0064】上の表記法を使用すると、式(1)により
表される第1の244x720画素アレイPは第2の6
1x90画像ブロックアレイBに以下のように書直され
る。
【0065】
【数5】 ここで式(5)の画像ブロックアレイBの各要素B
(m,n)は式(1)の画素アレイPの4x8画素サブ
アレイである。
【0066】したがって、次のように言うことができ
る。
【0067】(i)式(5)に画像ブロックアレイBの
各画像ブロックB(m,n)は4行8列の画素から成
る。
【0068】(ii)画像ブロックアレイBの各画像ブ
ロックB(m,n)は32個の画素から成る。
【0069】(iii)画像ブロックアレイBの各画像
ブロックB(m,n)は式(2),(3),(4)に関
連して述べたように生成することができる。
【0070】ここでブロックとデ−タセットの間の関係
についてさらに考察する。
【0071】先ず、デ−タセットは15個の画像ブロッ
クから成ると仮定していることを思い起こして欲しい。
前述したように、水平方向には90個の画像ブロックが
ある。したがって、水平方向には6個のデ−タセットが
ある。整数15が被除数“90個の画像ブロック”の除
数として選ばれて商として水平方向に6個のデ−タセッ
トを得ていることに注意すべきである。デ−タセット当
りの画像ブロックの個数は15に限定されず、例えば、
30であっても良い。
【0072】第2に、この発明の実施例ではデ−タセッ
トが水平方向に連続した15個の画像ブロックから成る
ものとしているが、画像ブロックをごちゃ混ぜにした
り、無作為化したり、調整し直したりしてデ−タセット
を生成することもできる。例えば、画像デ−タをごちゃ
混ぜ(shuffle)にしまた元に戻す(deshu
ffle)する装置に対する1991年2月13日付け
の米国特許出願No.654,710を参照のこと。
【0073】第3に、この発明の圧縮技術の実施例で
は、行当り720画素をライン単位、すなわち、行単位
で変換器記憶装置に1画像ブロックを構成する行数が記
憶されるまで記憶することを考えている。(ここでは1
画像ブロックは4行から成る。)第1の実施例では、ビ
デオ画像100の4画素行のグル−プを行単位に図4の
ライン−ブロック変換器メモリ440、442に書込
む。この様な処理は次のような手順で行われる。
【0074】先ず、i画素行を構成する720個の画素
P(i,j)を画素列j=0,…,719としてライン
−ブロック変換メモリに書込む。
【0075】次に、(i+1)画素行を構成する720
個の画素P(i+1,j)をライン−ブロック変換メモ
リに画素列j=0,…,719として書込む。
【0076】次に、(i+2)画素行を構成する720
個の画素P(i+2,j)をライン−ブロック変換メモ
リに画素列j=0,…,719として書込む。
【0077】次に、(i+3)画素行を構成する720
個の画素P(i+3,j)をライン−ブロック変換メモ
リに画素列j=0,…,719として書込む。
【0078】画素列j=0,…,719に対する画素P
(i,j)の行i=0,1,…,243のおのおのがラ
イン−ブロック変換メモリに書込まれてしまうまで、す
なわち、テレビジョン画像100の一部を構成する1フ
ィ−ルド全体が書込まれてしまうまで上の4つのステッ
プで表せられる処理を繰返す。
【0079】フィ−ルド全体がライン−ブロック変換メ
モリ440、442に書込まれた後、4画素行から成る
1行のブロックがメモリから読み出される。各行のブロ
ックのことをブロック行とも呼ぶ。変換器メモリからの
読出しについては、先ず、ブロックはブロック単位でブ
ロック列0から89まで(n=0,…,89)左から右
への方向に読出され、次ぎに、ブロックはブロック行単
位でブロック行0から60まで(m=0,…、60)上
から下への方向に読出される。
【0080】この実施例では、ブロックが読出されるこ
とを、1ブロック行が左から右への方向に読出されるこ
ととブロック行が上から下への方向に読み出されること
とにより記述する。ブロックが左から右への方向だけで
なく右から左への方向にも読出すことができ、ブロック
行が上から下へだけでなく下から上に向かって読出すこ
とができることは明らかである。同様に、画素は行単位
だけでなく列単位で記憶できる。他の変形も容易であ
る。
【0081】ブロック行mの各画像ブロックB(m,
n)は4画素行、8画素列の画像デ−タを有する。画素
は、画像ブロックの8画素列が1画素行から読出され、
ついで8画素列が次ぎの画素行から読出されるように、
すなわち、画素が変換メモリ内の第1のブロックから画
素行単位で読出され、ついで第2のブロックから読出さ
れるように、読出す。各ブロックはこのように読出され
た後それに続く処理を受ける。
【0082】この実施例では、ビデオ画像100の画像
ブロックB(m,n)の4画素行のうちの1行を構成す
る8列を読出し、ついで4画素行の次の行を構成する8
列を読み出す。m番目のブロック行を構成するn個のブ
ロックB(m,n)(n=0,1,…,89)のおのお
のを読出す処理は次ぎのように記述できる。
【0083】先ず、ブロックB(m,n)の画素行i,
画素列j=k,k+1,…,k+7に相当する8個の画
素P(i,j)をライン−ブロック変換メモリから読出
す。ついで、ブロックB(m,n)の画素行i+1,画
素列j=k,k+1,…,k+7に相当する8個の画素
P(i+1,j)をライン−ブロック変換メモリから読
出す。
【0084】ついで、ブロックB(m,n)の画素行i
+2,画素列j=k,k+1,…,k+7に相当する8
個の画素P(i+2,j)をライン−ブロック変換メモ
リから読出す。
【0085】ついで、ブロックB(m,n)の画素行i
+3,画素列j=k,k+1,…,k+7に相当する8
個の画素P(i+3,j)をライン−ブロック変換メモ
リから読出す。
【0086】nを増加することにより上の4つの工程を
ブロックアレイBのブロック行mの次のブロックが読出
されるまで繰返す。すなわち、nを増加し、B(m,
n)をn=0,1,…,89についてm番目のブロック
行の最後の画像ブロック(B(m,89))が読出され
るまで読出す。
【0087】mを増加しながら、上の5つの工程を画像
ブロックアレイBの次のブロック行について繰返す。す
なわち、mを増加し、0から60までのブロック行mに
つきB(m,n)を読出す。
【0088】左から右へ読み出すことは画像ブロックB
(0,0)の画像デ−タの4画素行のおのおのを構成す
る8画素を1つづつ予め定められた方向に読み出すこと
を意味する。ついで画像ブロックB(0,1)を構成す
る4画素行のおのおのの8画素を読み出す。以下同様で
ある。すなわち、ビデオ画像の最初のブロック行m=0
を構成する90画像ブロックが変換メモリから読出され
dct処理に供せられるまでブロックB(0,n)をn
=0,1,…,89につき読み出す。ついで2番目のブ
ロック行m=1について処理を繰返して画像ブロックB
(1,n)をn=0,1,…,89として読出す。つい
で、3番目のブロック行m=2についてn=0,1,
…,89としてB(2,n)を読出す。こうして61ブ
ロック行のすべてが読出され、dct処理に供せられ
る。
【0089】変換メモリへの書込み処理とそこからの読
出し処理との間の相違について注意すること。特に、書
込み処理においては、まるまる1行を構成する720画
素の全てが変換メモリへ書込まれてから次の行が書込ま
れることに注意すること。読出し処理はそうではない。
1行の画素は画像ブロック単位に分割されており、この
ため行全体は一度には読出されない。むしろ画像ブロッ
クの幅を規定する数の画素だけが一度に読出されるので
ある。この実施例では、行は8画素幅の画像ブロックに
分割されており、したがって720画素の行全体が読出
されるというよりは、8画素だけが一つの行から読出さ
れ、その後、次の行から8画素が読出される。このよう
に、変換メモリはライン−ブロック変換器としても機能
する。
【0090】すでに記憶された最初の画像ブロックグル
−プが第1のライン−ブロック変換メモリから読出され
ている間に、例えば、画像ブロックB(0,n)(n=
0,1,…,89)がブロック単位で読出されている間
に、ビデオ画像からの次の画素グル−プを第2のライン
−ブロック変換メモリに書込むことができる。例えば、
画像ブロックB(1,n)(n=0,1,…,89)を
構成する画素を画素行単位で第2のライン−ブロック変
換メモリに書込むことができる。4画素行(画像ブロッ
ク)の最初のグル−プが第1のライン−ブロック変換メ
モリから読出され、第2の画像ブロックグル−プが第2
のライン−ブロック変換メモリに書込まれ記憶される
と、変換メモリの機能を反転することができる。すなわ
ち、第3の画像ブロックグル−プが到来すると、4画素
行の第2のグル−プが第2のライン−ブロック変換メモ
リから読み出されブロック単位でdct処理に供せられ
ている間に第3のグル−プは第1のライン−ブロック変
換メモリに画素行単位で第1のライン−ブロック変換メ
モリに書込み記憶できる。処理は1ブロック行(例え
ば、m番目のブロック行)の90画像ブロックの読出し
(または書込み)と他のブロック行(例えば、m+1番
目のブロック行)の90画像ブロックの書込み(または
読出し)との間を行き来し、しかもこれは61ブロック
行の間ずつと続く。
【0091】上述のことを考えると、情報は画素行単位
でライン−ブロック変換メモリに書込まれ(画像行当た
り720個の画素がある)、そして情報はブロック行単
位でライン−ブロック変換メモリから読出される(各画
像ブロックの行当たり8個の画素があり、ブロック行当
たり90個の画像ブロックがある)ことが理解されよ
う。画像ブロックの読出しと書込みを交互に行う上述の
機能と結び付けられるのはこの発明の圧縮技術である。
【0092】ついでに触れておくが、圧縮デ−タを受信
し処理するための変換と圧縮方式の代表的なものが“D
ata Compression Using A F
eedforward Quantization E
stimator”と題する1990年7月31日付け
の米国特許出願No.07/560,606,“Met
hod and Apparatus for Shu
ffling andDeshuffling Dat
a”と題する1991年2月13日付けの米国特許出願
No.07/654,710と、“Method an
d Apparatus for Determini
ng a Quantizing Factor fo
r Multi−Generation Data”と
題する1991年4月18日付けの米国特許出願No.
07/688,923に記述されている。
【0093】図4に図2のブロック化メモリ400−
1、400−2として使用可能なブロック化メモリ40
0を示す。アナログ画像信号の輝度成分(Y)は輝度チ
ャンネル205−1に供給される。色信号を圧縮する場
合には(R−Y)と(B−Y)の色成分が色チャンネル
205−2に交互に供給される。色チャンネルは輝度チ
ャンネルと同様であってもそうでなくとも良い。色チャ
ンネルは2つの交番色成分信号(R−Y),(B−Y)
を処理するのに使用される。各色成分は輝度成分の帯域
幅のほぼ半分の帯域幅を持つので、サンプリング速度、
変換メモリ等は半分で良い。
【0094】図4において、画像信号成分はケ−ブル2
05−1か205−2のどちらかに相当するケ−ブル2
05を介してブロック化メモリ400に供給される。こ
のメモリもブロック化メモリ400−1か400−2の
どちらかに相当する。このメモリにおいては、信号はサ
ンプルホ−ルド(S/H)回路420でクロック入力4
22により例えば、13.5MHzの速度でサンプリン
グされる。サンプル信号はケ−ブル426を介してアナ
ログ−デジタル(A/D)変換器424に供給される。
実際には、S/H回路420はA/D変換器424と一
体である。デジタル画像信号はバス430を介してブロ
ック化メモリ400の他の装置へ送られてさらに処理さ
れる。ブロック化メモリ400により処理されたライン
−ブロック変換画像デ−タは8ビットのバスケ−ブル2
15を介してdct回路220−1または220−2、
ビジビリティ順序付けメモリ500等へ送られる。この
ように、ライン−ブロック変換画像デ−タが供給される
システムは画像ブロックデ−タを空間時間領域から空間
周波数領域へ変換し、変換画像ブロックデ−タをビジビ
リティ尺度で順序付け、圧縮画像デ−タを符号化し、そ
して圧縮画像デ−タをフォ−マットするための構造化手
段を具備している。順序付けられ、圧縮され、符号化さ
れ、フォ−マットされた画像デ−タはその後受信器に送
るために伝送チャンネルに供給されるか割当デ−タ同期
ブロック内の画像デ−タの連続セグメントとしてレコ−
ダ280により記録媒体に記録される。どちらの場合で
も、画像デ−タは受信器でか再生装置から再構成されて
適切に再構成されたビデオ画像を提供できる。
【0095】ブロック化メモリ400は一対のライン−
ブロック変換メモリ440と442を具備しており、こ
れらメモリはラスタ走査デジタル画像デ−タをケ−ブル
205を介して受信し、ブロック化画像デ−タを8ビッ
トデジタルサンプルフォ−マットでケ−ブル215を介
して送出する。
【0096】前に述べたフィ−ルド単位に基づいた実施
例においては、ビデオ画像100の244x720画素
の1のフィ−ルドが第2のライン−ブロック変換器44
2(440)からブロック単位で読出されつつある間に
第2の244x720画素フィ−ルドが第1のライン−
ブロック変換器440(442)に読込まれている。メ
モリ440と442はフィ−ルド速度で交互に切替えら
れる。
【0097】これから述べるブロック行単位の第2の実
施例では、メモリ440と442とは交互に18,75
0ライン(1億3千500万サンプル÷720サンプル
/秒)/秒(18.75KHz)のライン速度の1/4
で切替えられる。これは1ブロック行当り4行あること
と一致し、メモリ440と442間の交互切り替えは1
秒当り約4,687回起こり交番フィ−ルドよりむしろ
交番ブロックを蓄積し復元できることを意味する。(各
ブロック行には4画素行あることを思い起こすこと。)
このようにして、画像ブロックB(m+1,n)(n=
0,…,89)の(m+1)番目の行がライン単位でラ
イン−ブロック変換メモリ442(440)に書込まれ
ている間に画像ブロックB(m,n)(n=0,…,8
9)のm番目のブロック行がブロック単位でライン−ブ
ロック変換器440(442)から読出されている。
(ビデオには帰線消去時間があり、帰線消去を含める
と、1ライン当り720個の画素ではなく実際には1ラ
イン当り858個の画素があることになるので真のライ
ン切替え速度は18.75KHzではなく約15.73
4KHzであることに注意すること。)ライン−ブロッ
ク変換画像デ−タはケ−ブル215を介して一連の4x
8画像ブロックとして供給される。各画像ブロックは3
2個の画素をもち、輝度成分からなる4x8画像ブロッ
クの1つか、(R−Y)の成分からなる4x4画像ブロ
ックと(B−Y)成分からなる4x4画像ブロックかの
いずれかである。2つの4x4色成分は1つの4x8色
ブロックを形成する。
【0098】この目的を達するために、この第2の実施
例では、デジタル入力画像デ−タはケ−ブル430を介
してライン−ブロック変換メモリ440と442の両方
へ供給される。各メモリは輝度成分(Y)か色成分(R
−Y)と(B−Y)かに対する、特に画像デ−タの交替
ブロック行を記憶する記憶場所を具備する。タイミング
発生器444はどのメモリを読込みのために起動すべき
か、どのメモリを書込みのために起動すべきかを制御す
る。タイミング発生器444はライン452上の図示し
ないシステム制御装置から供給される垂直帰線消去信号
(V sync)に応答してメモリ制御信号を発生す
る。タイミング発生器444は読込み/書込み(R/
W)ライン446、447に読込み/書込み信号を出
し、OEライン448、449にイネ−ブル信号を出
す。図示するように、R/Wライン446とOEライン
448はメモリ440に接続され、R/Wライン447
とOEライン449はメモリ442に接続される。R/
W及びOE制御信号はライン447と449を介してメ
モリ442に供給される前にインバ−タ450によって
反転される。このため、一方のメモリが行単位で書込ま
れているときには他方のメモリはブロック単位で読出さ
れている。画素デ−タの4ライン、すなわち、4行がメ
モリ440(442)に書込まれ、他方のメモリ442
(440)からブロックの1ブロック行が読出された
後、2つのメモリの機能的役割が逆転する。
【0099】この発明の原理によれば、メモリ440と
442は交互にかつ連続して画像順次フォ−マットの画
像デ−タを受信し記憶し、ついで連続して画像ブロック
化フォ−マットの画像デ−タをブロック行単位で(すな
わち、4画素列x8画素列単位で)読出し供給する。こ
の目的を達するため、一方において、書込みアドレス発
生器454が画像デ−タを変換メモリにラスタ走査順に
書込むためのアドレスを制御し、他方において読出しア
ドレス発生器456がブロック化フォ−マットの画像デ
−タをメモリから読出すための読出しアドレスを制御す
る。画像ブロックデ−タの読出しは現在書込みがなされ
ていないメモリから行われるということを思い起こすこ
と。ビデオ帰線消去信号452に応答して書込み、読出
しアドレス発生器454、456はタイミング発生器か
らリセット信号をライン458、460を介して受信す
る。これに応答して、アドレス発生器454、456は
書込み、読出しアドレス信号をライン−ブロック変換メ
モリ440、442の一方あるいは他方へメモリ交替方
式で供給する。
【0100】この目的を達するため、書込みアドレス発
生器454のアドレス出力はバス462を介してメモリ
440と442にそれぞれ対応付けられた一対のマルチ
プレクサ464と466のそれぞれのAとB入力に供給
される。書込みアドレス発生器454のアドレス出力に
応答して、マルチプレクサ464または466は、メモ
リ440または442にデ−タを所望の順序で記憶する
ための書込みアドレスを供給する。ここでは、ビデオの
サンプルとラインを走査する順序、すなわち、テレビジ
ョンラスタ走査シ−ケンシャルフォ−マット順である。
【0101】タイミング発生器444によって起動さ
れ、読出しアドレス発生器456により供給された読出
しアドレスは同様にマルチプレクサ464、466の
B、A入力にバス468を介してそれぞれ供給される。
読出しアドレスは画像ブロックのサイズと所望のシ−ケ
ンシャルな順序で決まる記憶場所に相当する。ここで
は、例えば、空間的シ−ケンシャル順の4x8画像ブロ
ックである。
【0102】マルチプレクサ464はそのB入力の読出
しアドレスとそのA入力の書込みアドレスのうち今アク
ティブなものをアドレスバス470を介してメモリ44
0に供給する。同様に、マルチプレクサ466はそのB
入力の書込みアドレスとそのA入力の読出しアドレスの
うち今アクティブなものをアドレスバス472を介して
メモリ442に供給する。タイミング発生器444は個
々のマルチプレクサを制御して読出しアドレスか書込み
アドレスかをそれぞれのメモリに供給するようにする。
タイミング発生器444は帰線消去信号452に応答し
て制御信号(垂直同期信号と水平同期信号)をそれぞれ
バス474、476を介してマルチプレクサ464、4
66の選択(Not A)/B入力に供給する。
【0103】読出しアドレス発生器456はアドレスを
順次蓄積された画像デ−タがメモリ440、442から
画像ブロック順に読出されるように発生する。例えば、
2つのメモリのうちの1つ、例えば、第1のメモリが4
行が蓄積されるまでライン毎に書込まれる。すると第1
のメモリの機能が書込みから読出しに変り、このメモリ
の1ブロック行の全てのブロックがブロック毎に読み出
される。記号的には、これは第1のメモリが式(1)の
画素アレイPの最初の4行を表す画素P(i,j)で書
込まれることにより説明できる。
【0104】
【数6】 式(1)の画素アレイPの最初の4行は式(6)に示さ
れている。式(6)の画素アレイPの最初の4行はまた
式(5)のブロックアレイBの最初の行を表し、これは
次のように書直すことができる。
【0105】
【数7】 輝度(Y)ブロックのおのおのはブロックアレイBのブ
ロックB(m,n)のようなどんなブロックでも良いの
であるが、この説明では32画素P(i,j)を含む4
x8画素サブアレイから成るものとしている。少し異な
る新しい数学的表記法を使用すると、ブロックB(m,
n)の32個の輝度(Y)画素P(i,j)のおのおの
は輝度画素Y(k)として書くことができ、これは今度
は以下の4x8マトリクス画素サブアレイのアレイ表記
法を用いて書くことができる。
【0106】
【数8】 任意の輝度ブロックB(m,n)の各輝度画素P(i,
j)は新しい表記法ではY(k)として示されるが、整
数k=0,1,…,31により一意に識別することがで
きる。式(2),(3),(4)とそれに関する記述を
参照のこと。これら式は式(8)の形式に書直すことが
できる。
【0107】上記の表記法を念頭に置くと、また先に述
べたように、ブロック化メモリ400からの1ブロック
行内の任意の輝度ブロックB(m,n)の読出しはブロ
ックB(m,n)内で行単位で行われる。このため、ブ
ロックB(m,n)の輝度画素Y(k)は行方向に読出
され、下記の式(9)により表される32要素の直列の
シ−ケンスとしてケ−ブル215−1を介して送り出さ
れる。
【0108】
【数9】 同様に、(R−Y)または(B−Y)の色ブロックはど
れも16個の画素P(i,j)を含む4x4画素サブア
レイから成る。記号Y(k)に類似した表記法を用いる
と、ブロックB(m,n)の16色画素P(i,j)の
おのおのは画素Ch(k)として書くことができ、これ
が今度は下記の4x8マトリクス画素サブアレイのアレ
イフォ−マットで書くことができる。
【0109】
【数10】 任意のブロックB(m,n)のCh(k)としても示さ
れる各色画素P(i,j)は整数k=0,1,…,15
によって識別することができる。別の表記法として、記
号Cr−y(k)は(R−Y)色成分を意味し、Cb−
y(k)は(B−Y)色成分を意味する。したがって、
Ch(k)の“h”は“R−Y”または“B−Y”で置
換えることができる。
【0110】上記の表記法を念頭に置くと、また先に述
べたように、ブロック化メモリ400からの1ブロック
行内の任意の色ブロックB(m,n)の読出しはブロッ
クB(m,n)内で行単位で行われる。このため、色ブ
ロックB(m,n)の色画素Ch(k)は行方向に読出
され、下記の式(11)により表される16要素の直列
のシ−ケンスとしてケ−ブル215−2を介して送り出
される。
【0111】
【数11】 上述の例から、ブロック化メモリ400は画像デ−タを
書込みアドレス発生器454により指定される記憶場所
に式(1)と(6)によって示された順序のような第1
のシ−ケンシャルな順序で記憶し、ついでメモリ400
は読出しアドレス発生器456により指定される記憶場
所から記憶デ−タを式(9)か式(11)かのいずれか
により示された順序のような第2のシ−ケンシャルな順
序で供給することを理解すべきである。
【0112】図2に戻ると、先に説明したように、dc
t回路220−1または220−2は画像ブロックに対
するdct係数をケ−ブル225−1または225−2
を介してビジビリティ順序付けメモリ500に供給す
る。メモリ500ではデ−タセットが形成され演算され
て画像ブロックdct係数をビジビリティ尺度によりラ
ンク付けられた順序で供給する。
【0113】式(8)に示されたブロックB(m,n)
の行−列構造を参照のこと。dct回路220−1は式
(9)に示された直列行方向順序による読出し式(8)
よりむしろ式(12)に示された直列列方向の順序でd
ct輝度(Y)係数をケ−ブル225−1に出す。すな
わち、式(8)に示された輝度画素ブロックに相当する
輝度係数ブロック(Y)が列単位で読み出されて式(1
2)に示される列方向順の輝度dct係数Y(k)を得
る。
【0114】
【数12】 このようにdct回路220−1は(画素)ライン−
(dct係数ブロック)列変換器としても機能する。
【0115】同様に、式(10)に示された画素の色ブ
ロックB(m,n)の行−列構造を参照のこと。dct
回路220−2は式(11)に示された行方向順でとい
うより式(13)で示すような列方向順にdct色係数
をケ−ブル225−2上に出す。
【0116】
【数13】 このようにdct回路220−2は(画素)ライン−
(dct係数ブロック)列変換器としても機能する。
【0117】式(12)と(13)により示された係数
のシ−ケンシャルな順序付けはデ−タの時間的順序付け
をラスタ走査で表したものであると言うこともできる。
【0118】ビジビリティ順序付けメモリ500につい
て詳しく説明する前に、3種類のアレイ、すなわち、デ
−タセットアレイDS、ブロックアレイBと画素アレイ
Pの間の関係を明確にする。
【0119】式(1)によって表せられる第2の244
x720画素アレイPはそれぞれが画像ブロックに相当
する複数の4x8画素サブアレイに区分されて式(5)
により表されるような第2の61x90画像ブロックア
レイBを形成することができる。同様に、第2の61x
90画像ブロックアレイBはそれ自身それぞれがいわゆ
る“デ−タセット”に相当する複数のブロックサブアレ
イに区分されて第3の61x6デ−タセットアレイDS
を形成することができる。デ−タセットアレイDSにつ
いて次に説明する。
【0120】デ−タセットアレイDSが複数のデ−タセ
ットから成り、デ−タセットアレイDSのu行、v列を
意味するデ−タセット座標位置(u,v)に空間的に位
置するデ−タセット要素がデ−タセットDS(u,v)
とラベルが付けられるものとする。また、各デ−タセッ
トが第2の画像ブロックアレイBの1ブロック行の15
個の連続する画像ブロックから構成されるものとする。
これをより明確にするために、1のデ−タセット要素D
S(0,0)を
【0121】
【数14】 と考えよう。DS(0,0)が第2の画像ブロックアレ
イBのブロック行0(m=0)から連続する15個の画
像ブロックB(m,n)から成ることに注目すること。
同様に、DS(0,1),DS(0,2),DS(0,
3),DS(0,4)とDS(0,5)はそれぞれ第2
の画像ブロックアレイBのブロック行0(m=0)から
の第2(式(15))、第3(式(16))、第4(式
(17))、第5(式(18))と第6(式(19))
の15個の連続する画像ブロックB(m,n)グル−プ
から成る。さらに、第3のデ−タセットアレイDSのデ
−タセット要素DS(u,v)のおのおのが第2のブロ
ックアレイBのブロック行それぞれの各1x15区分サ
ブアレイから生成できる。これを数学的に表記すると、
【0122】
【数15】 となる。
【0123】上の表記法を使用すると、式(14)によ
って表されるデ−タセットは第3のデ−タセットアレイ
DSのデ−タセット座標位置(0,0)に空間的に位置
付けられ、式(15)によって表されるデ−タセットは
デ−タセット座標位置(0,1)に空間的に位置付けら
れ、以下同様で最後に式(20)によって表されるデ−
タセットはデ−タセット座標位置(60,5)に空間的
に位置付けられる。
【0124】上の表記法を使用すると、式(1)により
表される第1の244x720画素アレイPが式(5)
により表される第2の61x90画像ブロックアレイB
に区分され、これが今度は式(14)乃至(20)によ
り表される第3の61x6デ−タセットアレイDSに区
分されており、式(21)の形式に書くことができる。
【0125】
【数16】 ここで各デ−タセット要素DS(u,v)は式(5)に
より表される第2の画像ブロックアレイBの1ブロック
行から始まる15個の連続する画像ブロックのサブアレ
イグル−プから成り、各画像ブロックB(m,n)は4
画素行8画素列から成り、画像ブロックアレイBの各画
像ブロックは32個の画素から成る。
【0126】dct回路220−1、220−2はケ−
ブル225−1、225−2を介してビジビリティ順序
付けメモリ500へ画像デ−タの輝度、色成分の各ブロ
ックに対するdct係数(¥、Ch)を提供する。メモ
リ500では以下の処理が行われる。
【0127】(a)先ず、ケ−ブル225−1上の輝度
(Y)dct係数(¥)がマルチプレクサ520により
ケ−ブル225−2上の色(B−Y)、(R−Y)dc
t係数(C)と多重化されてdct係数の第3の変換色
成分デ−タセットアレイDSを形成する。
【0128】(b)次に第3の変換色成分デ−タセット
アレイDSを構成するdct係数がビジビリティ尺度に
より順序付けられ、ケ−ブル235を介して量子化器2
40に送られる。
【0129】ビジビリティ順序付けメモリ500が図5
に詳細に示されている。dct変換画像ブロックのdc
t係数(¥、Ch)が直列に輝度(Y)成分と色(C
h)成分に対する式(12)と式(13)に示された列
方向順にそれぞれdct回路220−1、220−2か
らケ−ブル225−1、225−2を介してビジビリテ
ィ順序付けメモリ500に送られる。メモリ500にお
いては、マルチプレクサ520でケ−ブル225−1上
の輝度(Y)dct係数がケ−ブル225−2上の色
(B−Y)dct係数(Cb−y)とCb−yブロック
の16dct係数が使い尽くされるまで多重化され、つ
いで輝度dct係数がCr−yブロックの16dct係
数が使い尽くされるまでケ−ブル225−2上の色(B
−Y)dct係数と多重化される。より詳しくは、dc
t係数を多重化すると次のようなdct係数順から成る
順次多重化デ−タストリ−ムが得られる。
【0130】
【数17】 1ブロックB(m,n)に対する青の色差dct係数C
b−y(k)(k=0,1,…,15)が輝度dct係
数¥(k)(k=0,1,…,15)と青の色差成分d
ctブロックの係数が使い尽くされるまで多重化され、
ついで赤の色差成分dctブロック係数Cr−y(k)
(k=0,1,…,15)がブロックの全て(輝度と両
色を意味する)の成分が使い尽くされるまで残りの輝度
成分dct係数¥(k)(k=16,17,…,31)
と多重化される。ビデオ画像の1フィ−ルドを構成する
ブロックの全てがdct変換され多重化されるまでこの
処理が繰り返される。
【0131】こうして多重化されたdct係数(¥とC
h)による式(22)に示されたデ−タストリ−ムはマ
ルチプレクサ520からケ−ブル525を介して一対の
dct−ビジビリティ順序付け変換器メモリ540、5
42へ送られる。これらメモリは交互にケ−ブル525
を介して多重化dct係数(¥とCh)を受信し書き込
みして第3の色成分dct係数デ−タセットDSを生成
するか色成分デ−タセットDSのビジビリティ順序付け
られたdct係数を読出してビジビリティ順序付け色成
分多重化dct係数デ−タセットのデ−タストリ−ムと
してケ−ブル235を介して量子化器240に送る。
【0132】図5のビジビリティ順序付けメモリの動作
を説明する前に、このメモリの機能についてより具体的
に説明する。このメモリは変換画像ブロックグル−プの
輝度dct係数と色dct係数(単一の変換画像ブロッ
クのdct係数ではない)を多重化するだけでなくビジ
ビリティ尺度を用いて輝度(Y)dct係数(¥)と色
(R−YとB−Yの両方)dct係数(Ch)を最大の
ビジビリティ係数から最小のビジビリティ係数までラン
ク付けすることを思い起こすこと。別の表現で言うと、
ビジビリティ順序付けメモリ500はdct係数(¥と
Ch)を再構成画像に対する視覚的重要性の点で最も重
要なものから最も重要でないものへランク付けするもの
であると言うことができる。
【0133】変換記憶装置540、542は第3のデ−
タセットアレイDSのdct係数の1カラ−成分デ−タ
セットを記憶する。1カラ−成分デ−タセットは15個
の輝度dct係数(¥)ブロックから成る1輝度デ−タ
セット、15個の色dct係数(Cb−y)ブロックか
ら成る1色(B−Y)デ−タセットと15個の色dct
係数(Cr−y)ブロックから成る1色(R−Y)デ−
タセットから成る。したがって、ビジビリティ順序付け
メモリ500は輝度および色dct係数(¥とCh)の
多重化された画像ブロックをケ−ブル525を介してマ
ルチプレクサ520から受信し、dct係数の画像ブロ
ックをdct係数のデ−タセットに構造化し、そしてd
ct係数のビジビリティ順序デ−タセットをケ−ブル2
35に送り出す。他のビジビリティ順序付けが可能であ
るが、下記の式(23)は輝度成分(Y)の32dct
係数(¥)と2つの色成分(B−Y)、(R−Y)のお
のおのに対する16dct係数(Ch)のシ−ケンシャ
ルなビジビリティ順序付けの一例を示している。式(2
3)の理解を助けるために、この式に示された各dct
係数は本当はその係数のデ−タセットであることを思い
起こすこと。これは式(23)は二次元で示されている
が、本当は第3の次元が式(23)の左右方向に垂直と
考えられる3次元空間にあることを意味する。第3の次
元すなわち深さはデ−タセットを構成するブロックに相
当するdct係数(ここでは15係数)のデ−タセット
を具備する。この点については後でさらに明確に説明す
る。
【0134】DS(0,0)を考える。輝度成分Yに対
するDS(0,0)があり、2つの色成分のおのおのに
対するDS(0,0)がある。式(14)から各DS
(0,0)は15個の画像ブロックB(0,0),B
(0,1),…,B(0,14)から成ることが分か
る。また式(8)から各DS(0,0)の各輝度ブロッ
クB(m,n)が32個の画素P(i,j)またはY
(k)から成り、各DS(0,0)の各色ブロックB
(m,n)は16個の画素P(i,j)、Cr−y
(k)またはCb−y(k)から成ることが分かる。ビ
ジビリティ順序付けメモリは各成分の15ブロックから
のdct変換係数を再構成画像の重要度の順に係数グル
−プ(例えば、周波数順序付けグル−プ)に順序付け
る。
【0135】この例においては、グル−プ化はすでに述
べたようにデ−タセット別に、また各デ−タセットが1
5デ−タブロックから成るものとして行って良い。この
場合、各ブロックは式(2),(3)と(4)に示した
画素ブロックに似ているが画素P(i,j)はdct係
数(¥(k),Cb−y(k)またはCr−y(k))
で置換えられる。各デ−タセットには15個のブロック
があるので、各ブロックに1つの15個の(0,0)輝
度項がある。ビジビリティ順序付けメモリ500はした
がって最初の輝度デ−タセットの各ブロックにつき1個
の計15個の(0,0)輝度dct係数(¥(0))、
続いて色デ−タセットの各ブロックにつき1個の計15
個の(0,0)B−Y色dct係数、続いて15個のR
−Y色dct係数Cr−y(0)、15個の(0,1)
¥(1)係数、15個のB−Y(0,1)係数Cb−y
(1)、15個のR−Y(0,1)係数Cr−y
(1)、15個の(1,0)輝度係数¥(8)などを提
供する。その結果、各dct係数につき15のデ−タセ
ットグル−プが順次ケ−ブル235に送出される。
【0136】式(23)はこのようなdct係数のビジ
ビリティ順序付けを示しており、各dct係数につき次
のdct係数が送出されないうちに順次送出されるdc
t係数のデ−タセットがある。すなわち、15個の¥
(0)dct係数のデ−タセットが送出され、続いて1
5個のCb−y(0)dct係数のデ−タセットが送出
され、つぎに15個のCr−y(0)のデ−タセットが
送出され、その後15個の¥(1)dct係数のデ−タ
セットが送出される。
【0137】
【数18】 上の例では合計64個のdct係数があることは明らか
なはずである。すなわち、32個の輝度dct係数¥
(k)(k=0,1,…,31)、2つの色差成分のお
のおのにつき16個のdct係数Cb−y(k)、Cr
−y(k)(k=0,1,…,15)である。また上の
例の各係数につき15ブロック(それ故深さ方向に15
dct係数)から成るデ−タセットがあることも明らか
なはずである。すなわち、式(23)は各dct係数に
つき深さを持ち、深さはデ−タセットにおけるブロック
の数(ここでは15)を示している。言い変えると、式
(23)は1つの輝度(Y)ブロックと2つの色ブロッ
ク(R−Y)、(B−Y)のグル−プに対するdct係
数を示しており、深さ方向には15個のこのようなグル
−プがあり、式(23)はデ−タセットの横断面を示し
ている。
【0138】変換デ−タセットのビジビリティ順序付け
の目的は、デ−タセットの不完全な、すなわち、部分的
な一部がシャトル内画像モ−ドで例えば磁気テ−プから
スナッチに復元されるときでもこのデ−タセットを構成
するブロックのグル−プ全体を再構成することを可能に
することであることを思い起こすこと。さらに、シャト
ル内画像モ−ドでは、テ−プから再生された画像が記憶
されるフレ−ムバッファが更新される周波数と画像を構
成する更新ブロックの尖鋭度または視覚的明瞭度との間
には得失がある。すなわち、シャトル内画像モ−ドの
間、ビデオフレ−ムの部分は各時点でテ−プから取り出
された画像ブロックで更新される。その結果、再構成画
像は新しい情報による更新待ちの古い画像ブロックとテ
−プから読み出された新しい画像ブロックから構成され
ることになる。
【0139】上述のことを考慮すると、もし画像ブロッ
クグル−プがdct回路220−1、220−2から出
力されるのと同じ順序で磁気テ−プに記録され、また情
報スナッチがテ−プから読出される場合には、そのとき
は完全に再構成される画像ブロックは比較的少数である
ということは残念である。高速では、その数は一般に少
ないのでスナッチ間でのテ−プ走行量は比較的大きい。
このため、編集が行われるべきテ−プの特定の部分、例
えば、編集が行われるべき表示シ−ンを表す特定の場所
を分離することが困難となる。
【0140】この発明の方法の1つの利点は、デ−タを
dct係数の周波数のようなビジビリティ尺度に基づい
て順序付けると、画像ブロックの各色成分デ−タセット
を各スナッチで読出すことができ、画像を構成するdc
t係数の幾つかを使って画像をもっと頻繁に再構成する
ことが可能になるということである。たとへ再構成画像
が低画質のものでも、例えば、細部が欠けていたりまた
雑音が多かったりすることがあっても、それはまだシャ
トル内画像モ−ドで編集を行うべきテ−プ部分を急いで
探し出したい人の目的に役立つのに十分な画質を持つ。
【0141】ここで図5の装置の詳細な説明に戻る。こ
の実施例では、変換メモリ540、542は交互に
【0142】
【数19】 に比例した速度で切替えられる。ここでNyは1輝度画
像ブロック当りの列数(この例ではNy=8)、Myは
1輝度画像ブロック当りの行数(この例ではMy=
4)、Kyは1デ−タセット当りの輝度画像ブロック数
(この例ではKy=15)、Ncは1色画像ブロック当
りの列数(ここではNc=4)、Mcは1色画像ブロッ
ク当りの行数(ここではMc=4)、Kcは1デ−タセ
ット当りの各タイプの色差dct係数ブロックの数(こ
こではKc=16)、そしてFcは係数クロック周波数
(ここではFc=2千700万サンプル/秒)である。
【0143】メモリ540と542間の切替えは15d
ct係数のブロックの交替デ−タセットを記憶し復元す
るためである(輝度成分(Y)デ−タセットには15の
画像ブロックがあり、色成分(R−Y)と(B−Y)の
おのおののデ−タセットには15の画像ブロックがあ
る)。この目的を達するために、これから述べる実施例
では、dct変換輝度画像デ−タとdct変換色差画像
デ−タ(B−Yとこれに続くR−Ydct係数の交替ブ
ロック)のデジタル入力がマルチプレクサ520に印加
される。ケ−ブル225−1、225−2上の入力スト
リ−ムのおのおのはCCIR−601の1秒当り約1千
350万ワ−ド(Mワ−ド/秒)の係数デ−タ転送速度
を持つ。(普通、1ワ−ドは12ビットから成る。)マ
ルチプレクサ520は式(23)に示した多重化構造に
従ってアクティブなビデオ期間中輝度dct係数と色d
ct係数とを交互に選択する。マルチプレクサ520の
出力デ−タ転送速度はしたがって約27Mワ−ド/秒で
ある。画素デ−タの多重化dct係数ストリ−ムはケ−
ブル525を介してdct−ビジビリティ順序変換メモ
リ540と542とに供給される。メモリ540と54
2のおのおのは輝度成分(Y)と色成分のdct係数
(¥とCh)をデ−タセット形式で記憶する対応する記
憶場所を具備する。タイミング発生器544は、R/W
ライン546、547上の読出し/書込み信号とOEラ
イン548、547上のイネ−ブル信号に従ってどのメ
モリが読出し用に起動されるかまたどのメモリが書込み
用に起動されるかを制御する。図示のように、R/Wラ
イン546とOEライン548はメモリ540に、R/
Wライン547とOEライン549はメモリ542に接
続される。R/W,OE制御信号はメモリ542に供給
される前にインバ−タ550により反転される。したが
って、一方のメモリがdct係数の1デ−タセットを書
込まれている間他方のメモリは1デ−タセットが読出さ
れている。1デ−タセットが書込まれるか読出された
後、メモリ540と542の書込みと読出しの機能的役
割が逆転する。タイミング発生器544はシステムコン
トロ−ラ(図示せず)からライン552を介して供給さ
れる垂直(V sync)と水平(H sync)帰線
消去信号に応答してメモリ制御信号を生成する。
【0144】この発明の原理によれば、メモリ540と
542はその機能的役割が交替するが、変換輝度画像ブ
ロックを変換色画像ブロックと1対1で多重化したもの
であるdct変換画像デ−タを連続して受信し記憶し、
そして画像デ−タをビジビリティ順のデ−タセット形式
でデ−タセット毎に、すなわち、15dctブロックグ
ル−プ毎に連続して供給するために使用される。この目
的を達するには、書込みアドレス発生器554が第1の
メモリに書込みアドレスを、アドレス発生器556が第
2のメモリに読出しアドレスを供給する。1デ−タセッ
トのdct係数が第1のメモリに書込まれ、1デ−タセ
ットが第2のメモリから読出された後、第1のメモリか
らデ−タセットが読出され、第2のメモリにはデ−タセ
ットが書込まれる。特に、アドレス発生器554と55
6はそれぞれライン552を介してタイミング発生器5
44に入力されるV syncおよびH sync信号
に応答してそれぞれライン558および560を介して
タイミング発生器からリセット信号を受信する。リセッ
ト信号に応答してアドレス発生器554、556はメモ
リ540、542の各1つへ書込みアドレスか読出しア
ドレスのいずれかを交互に供給する。
【0145】書込みアドレス発生器554のアドレス出
力はバス562を介してマルチプレクサ564と566
のそれぞれのAとB入力に供給される。書込みアドレス
発生器554の書込みアドレス出力に応答して、各マル
チプレクサ564または566は各メモリ540または
542にdct係数デ−タをマルチプレクサ520から
出力された順序で、すなわち、インタリ−ブ転置画像ブ
ロック走査順フォ−マットでロ−ドする。すなわち、d
ct係数は輝度(¥)dct係数と色(Ch)dct係
数とが多重化されたものとして到来し、dct係数の輝
度マトリクスと色マトリクスの列順によるラスタ走査の
dct係数は式(25)と(26)により示される。
【0146】
【数20】 式(8)、(10)と式(25)、(26)との間の違
いは式(8)、(10)はアレイの要素として画素に係
わり、式(25)、(26)はアレイの要素としてdc
t係数に係わることである。
【0147】ところで、輝度変換マトリクスのdct係
数が式(25)に示すように指標付けされる場合、dc
t係数はdct回路220−1から¥(0)から始まる
列単位のラスタ走査順の式(25)のdctマトリクス
を読取る順序で出力される。同様に、色係数マトリクス
Chのdct係数が式(26)に示すように指標付けさ
れる場合、dct係数はCh(0)から始まる列単位の
ラスタ走査順に出力される。この実施例では、青の色差
dct変換係数が赤の色差dct係数の前に現れ多重化
されると仮定している。これはただ例証のつもりであ
り、限定のためではない。例えば、青の色差dct変換
係数のマトリクス全体(16個のdct係数の全て)が
現れ、続いて同様に順序付けられた赤の色差dct変換
係数のマトリクス全体(16個のdct係数の全て)が
現れる。
【0148】多重化後のビジビリティ順序付けメモリへ
のdct係数の順序は2つの係数ストリ−ムが単に介在
(interleave)したもので、一例が式(2
7)に示される。
【0149】
【数21】 タイミング発生器544によって起動され、読出しアド
レス発生器556により供給される読出しアドレスはバ
ス568を介してマルチプレクサ564と566それぞ
れのAとB入力に供給される。読出しアドレスはdct
変換画像ブロックのサイズにより、デ−タセットのサイ
ズにより、そしてビジビリティ順序付けの順序により決
まるような記憶場所、例えば、対角ジグザグ走査順の4
x8輝度dct変換画像ブロックに対応する。これにつ
いては式(28)、(29)、(30)に関連して後で
述べる。
【0150】マルチプレクサ564はアドレスバス57
0を介してメモリ540に読出しアドレスか書込みアド
レスか各時点でアクティブなものを供給する。同様に、
マルチプレクサ566はアドレスバス572を介してメ
モリ542に読出しアドレスか書込みアドレスか各時点
でアクティブなものを供給する。タイミング発生器54
4はマルチプレクサ564、566のA/B入力にそれ
ぞれ結合されたバス574、576を介してV syn
cとH syncに応答してこのマルチプレクサを制御
して読出し、書込みアドレスを起動する。
【0151】読出しアドレス発生器556は、順次記憶
された多重化被変換色成分画像デ−タの係数ブロックが
メモリ540、542から必要な被変換色成分デ−タセ
ットのビジビリティ順に読み出されるようにアドレスを
発生する。この順序は式(23)に示されている。例え
ば、CCIR 601成分テレビジョン規格の場合と同
様にビデオの輝度成分のラインには720個のサンプル
があり、輝度変換ブロック係数¥(k)色差成分の変換
ブロック係数Ch(k)とが交互に現れる出力が場所
(0)の最初の輝度ブロックの直流係数、すなわち、¥
(0)で始まるマルチプレクサ520から出力される順
序で記憶される。15ブロックからなるデ−タセットD
Sをメモリから読み出さなければならない場合、最初の
ブロック行におけるc=0デ−タセットのdct係数デ
−タに対するアドレスは最初のデ−タセット(各画像ブ
ロックには8列がある)の最初の15個の輝度直列項に
ついては0,64,128,192,…,896であ
り、つづいて最初のデ−タセット行の15個の(B−
Y)dct係数ブロックに対する直流項がメモリのアド
レス1,65,129,193,…,897から読出さ
れ、続いて最初のデ−タセットの15個の(R−Y)d
ct係数ブロックに対する直流項がメモリのアドレス3
3,97,161,…,897から読出される。特定の
種類の変換成分係数の記憶場所に対する式が(28),
(29),(30)により与えられる。kを0乃至36
5の範囲にある画像信号フィ−ルドのデ−タセット番号
とする。mを0乃至14の範囲にあるデ−タセット内の
ブロックであるとする。NyまたはNcを式(24)に
より定義される係数インデックスとする。Ylをメモリ
の輝度dct係数のアドレスとする。Cbをメモリの青
の色差dct係数のアドレスとする。Crをメモリの赤
色差dct係数のアドレスとする。そうすると、もし多
重化の順序が先に説明した通りであり、また使用される
最初の記憶場所が0であれば、アドレスは以下の式によ
り決まる。
【0152】
【数22】 ここでfloorは括弧内の引数より大きくない最小の
整数を意味し、modはmoduloを意味し、そして
m=0,1,…,14,k=0,1,…,365,Ny
=8,Nc=4である。
【0153】各係数のアドレスにより指定される場所が
1つのdct係数を通常12ビットのワ−ドで保持して
いるとすると、上の3式はdct変換画像係数のメモリ
540、542内の場所をフィ−ルド単位で正確に識別
する。次のビジビリティにより順序付けられた色成分変
換デ−タセットは同じ記憶場所アドレスを使用して他の
ビジビリティ順序付けメモリから読出される。式(2
3)に与えられた係数のビジビリティ順序付けを使用し
て必要な係数のアドレスが式(28)、(29)、(3
0)から計算できる。式(28)、(29)、(30)
に与えられた各係数については、インデックスNyまた
はNcは式(24)で定義されており、インデックスm
はその範囲にわたって増加される。例えば、問題の成分
が輝度成分の場合、輝度係数のアドレスに対する式がそ
の式のNyを式(24)に与えられたインデックスに等
しくして用いられる。これら式は、マルチプレクサ52
0からのデ−タが場所0から始まるメモリ540、54
2の順次的な記憶場所に記憶され、カラ−成分dct変
換デ−タのブロックサイズが輝度成分に対しては4x8
であり、色成分に対しては4x4であり、各成分に対す
る1デ−タセットが15ブロックから成るという仮定に
基づいて導かれている。
【0154】ビジビリティ順序付けメモリ回路500の
出力に所望のビジビリティ順のdct係数ストリ−ムを
生成するために使用される一連のメモリアドレスは読出
し専用メモリとしてのメモリ素子内の読出しアドレス発
生器556に記憶される。カウンタのような数列発生器
を使用して一連の数を発生してビジビリティ順序付けメ
モリ540、542に対するアドレス列を作ることもで
きる。
【0155】ビジビリティ順序付けの順序は、入力画素
を人間の目の感度に関係付けられた量に変換しなければ
ならない離散的余弦変換や他の適当な変換の性質を加味
した視覚感度の一般的原則から得られる。また、デコ−
ド処理を完全な変換デ−タのサブセットに対して行うの
が望ましい。さらに、低解像度のシャトル画像の再構成
のために保持される項が完全な画像デ−タを記憶するた
めに使用される総デ−タ記憶スペ−スの比較的小部分を
占めることが望ましい。
【0156】例えば、式(23)に与えられる順序付け
は以下の規則を使用して得られる。 (a)直流成分は画像再構成のために最も重要である。
【0157】(b)急速に変化するシ−ンをそのカラ−
内容から見分けるようにするために多少の低周波数のカ
ラ−情報を保存することが必要である。
【0158】(c)変換画像の水平と垂直の空間周波数
成分は画像を認識する上で斜め周波数より重要である。
【0159】(d)変換画像の低い空間周波数成分は認
識可能な画像を再生する上で最も重要である。
【0160】(e)変換画像の低い空間周波数の斜め成
分は画像を再構成する上で最高周波数の水平、垂直成分
より重要である。
【0161】(f)高い空間周波数の色成分は画像認識
のための画像再構成に重要ではない。このような規則を
使えばいくかの異なるビジビリティ順序付け方法が可能
である。画像は空間周波数分が変動し、いろいろな観察
者は別々の基準を用いて画像を識別するので、ビジビリ
ティ順序付けの選択については厳しく考えることはない
が、最も重要なのは上に概説した主要な規則である。式
(23)に与えられたビジビリティ順序付けを作り出す
にあたっては同程度に重要でしかも順序のなかで整理さ
れなければならない周波数があった。この場合、決定は
諮意的であり、適当に選択された。
【0162】こでの例ではビジビリティ順序付けメモリ
500は、書込みアドレス発生器554により与えられ
るアドレスに応答してdct係数をビデオ画像の対応す
る画像ブロックの場所に相当するシ−ケンシャル順序で
記憶することが理解できよう。そのとき読出しアドレス
発生器556は読出しアドレスを与え、dct係数デ−
タを復元する。アドレスは式(28)、(29)、(3
0)のアルゴリズムにより決まる。
【0163】フォ−マッタ260は1つのデ−タセット
(ビジビリティ順序の¥、Cr−y、Cb−y係数の1
5のdct変換ブロックから成る)周波数により順序付
けられ、量子化され、エントロピ−符号化されたdct
係数を同期ワ−ド、セット識別子、およびエラ−訂正コ
−ドワ−ドと結合する。記録デ−タのフォ−マットが図
6に示されている。ブロックが与えられる通信媒体が磁
気テ−プであるとすると、同期ワ−ドはテ−プ上の各記
録デ−タブロックの初めに置かれる。デ−タブロックは
前に述べたように圧縮画像デ−タとオ−バヘッド情報の
1デ−タセットから成る。画像をそれが具備するデ−タ
セットから再構成するためには、各デ−タセットはデ−
タセットを構成する画像ブロックが最終的に再構成画像
の正しい場所に配置されるように一意に識別可能でなけ
ればならない。これは各記録デ−タブロックに含まれる
セット識別子の目的である。シャトル内画像モ−ドで
は、デ−タの各スナッチが1つ以上の完全な記録デ−タ
ブロックと部分的デ−タブロックを含むことがある。完
全なデ−タブロックは復元し、デフォ−マットし、デコ
−ドして15個の完全な画像ブロックを作ることができ
る。部分的復元デ−タブロックはデ−フォ−マットし、
デコ−ドして利用できる画像成分が不足しているがシャ
トル画像を再構成するのに有用な画像ブロックを作るこ
とができる。エラ−訂正方式がエラ−検出モ−ドで使用
されて部分的画像ブロックのデ−タが間違っている場所
(すなわち、正しいデ−タが終わっている場所)を特定
する。エラ−が無い領域の終りに続くデ−タは不良とし
てフラグが立てられ、そのデ−タは0にセットされハフ
マンデコ−ダで0とデコ−ドされる。最終結果は間違っ
ていたdct係数が0にセットされるということであ
る。復元されるデ−タはセット識別子の初めからビジビ
リティ順に配列されているので、最も視覚的に有用なデ
−タが不完全なデ−タブロックから復元される可能性が
高い。したがって、テ−プから復元されるデ−タブロッ
クのかなりの部分が不完全であるシャトル速度では、周
波数による順序付けが最大量の有用な画像情報を抽出す
る方法である。さらに要約すると、画像デ−タは圧縮デ
−タが伝送されるチャンネルの種類に基づいた順序でブ
ロックに形成される。例えば、ブロックは画像の同じ領
域から取ったCCIR−601カラ−信号の各成分の1
5ブロックのグル−プにある特性を与える順序に配列す
る。輝度成分のdct変換に対するブロックサイズは4
x8であり、色成分のdct変換に対するブロックサイ
ズは4x4である。各成分の15ブロックのグル−プを
デ−タセットと呼ぶ。デ−タセットは2つの別の離散的
余弦変換回路により変換される。輝度成分は1の変換回
路により変換され、色成分は他の変換回路により変換さ
れる。2つのdct回路の出力は単一のデ−タストリ−
ムに多重化される。デ−タストリ−ムは12ビットバス
を介してビジビリティ(例としては周波数)順序付けメ
モリ500に供給される。周波数順序付けメモリは各成
分の15ブロックからの変換係数を再構成画像における
視覚的重要度の順にdct係数のグル−プ(周波数順序
のデ−タセット)に整理する。例えば、そのグル−プは
15の(0,0)輝度項、15のB−Y(0,0)項、
15のR−Y(0,0)項、15の(0,1)Y項、1
5のB−Y(0,1)項、15のR−Y(0,1)項、
15のY(1,0)項等を有する。グル−プの例につい
ては式(23)または(26)を参照のこと。変換デ−
タセットの周波数順序付けの目的は、シャトル内画像モ
−ドでテ−プから復元されるデ−タセットに不完全な部
分があるときでもデ−タセットを構成するブロックのグ
ル−プ全体の再構成を可能にすることにある。
【0164】変換画像デ−タのdct係数をビジビリテ
ィ順序付けることの他の利点は、dct係数デ−タを圧
縮する量子化器が十分に大きくなく、フォ−マットで記
憶用に割当てられたスペ−スに入り切らない過剰のデ−
タが作られてオ−バフロ−するときに生じる。この場
合、もしオ−バフロ−が過度でないなら、切り捨てられ
るデ−タは視覚的に重要度の少ない情報から成り、画質
は多分目立つほどには損なわれないだろう。オバ−フロ
−保護機能の効果を最大にするためには、多数の変換画
像ブロックから各デ−タセットを生成するほうが良い。
これはシャトル内画像モ−ドの場合にも役に立ち、デ−
タスナッチが復元されたときに画像の大きい領域を更新
することが可能になる。シャトル画に対する大きなデ−
タセットの有用性には限度がある。シャトル速度で復元
される最も短いデ−タスナッチのサイズがデ−タセット
のサイズの最大値を決定する。デ−タセットを構成する
ブロックの個数は、デ−タセットに相当する画像の一部
を再構成する際に使用されるエントロピ−コ−ド化係数
の平均長がシャトル速度で復元されるコ−ド化画像デ−
タのスナッチより短くなるように選択される。実際に
は、各デ−タスナッチはフォ−マットおよび同期情報を
含んでおり、このため復元デ−タに相当する画像デ−タ
部は復元デ−タスナッチより小さい。
【0165】デ−タスナッチが非常に短いときに画像を
獲得し易くするためには、直流dct係数はエントロピ
−コ−ド化されていないが、最上位ビットをデ−タセッ
トの初めに、最下位ビットをデ−タストリ−ムの後半に
置くようにして記憶することができる。このようにし
て、一般には忠実度が低下したシャトル画像が必要なと
きに、直流係数の最上位ビットといくつかの高ビジビリ
ティ項を使用して復元デ−タセットに相当する画像を再
構成することができる。直流係数のたった6または7個
の最上位ビットを使用してデ−タセットに相当する画像
を再構成するのに必要なかなり短いデ−タストリ−ムが
得られる。
【0166】シャトル内画像モ−ドでは、再生画像を記
憶するフレ−ムバッファが更新される頻度と画像を構成
する更新ブロックの尖鋭度との間には得失がある。すな
わち、シャトル内画像モ−ド中、同一のフレ−ムの部分
が異なる時点でテ−プから取り出されたブロックで更新
される。したがって、シャトル画像はもっと新しい情報
で更新されることを待っている古いブロックのグル−プ
とテ−プから復元されたばかりの新しいブロックから構
成される。
【0167】ブロックのグル−プがdct回路から出力
される順序でテ−プに書込まれる場合には、不完全なデ
−タ復元があると、完全に復元されるブロックは少な
い。しかしながら、もし多数のブロックに対するデ−タ
が周波数により順序付けられていると、ブロックのグル
−プ全体は低画質ではあるが再構成できる。
【0168】輝度画素の4x8ブロックがThomso
n CSFから提供されるモデルSTV3200離散的
余弦変換回路に入力されると、係数の期待4x8アレイ
の転置が得られる。係数は回路から列方向に出力され
る。例えば、もし画素順序がラスタ走査の行順0,0;
0,1;0,2;...とすると、周波数項はラスタ走
査の列順0,0;1,0;2,0;...に出力され
る。
【0169】dct係数はdct回路から受信される順
序と同じ順序で連続する記憶場所に記憶される。サイズ
が4x8の輝度成分の15ブロックから成るデ−タセッ
トについては、記憶場所M、ブロックbと係数(i,
j)との間の対応M(b,i,j)で示すと、ブロック
係数は0(0,0,0)1(0,1,0)2(0,2,
0)...4(0,0,1)...8(0,0,
2)..32(1,0,0)33(1,1,0)..4
48(14,0,0)..479(14,3,7)の順
で記憶される。
【0170】dct係数はメモリから15の同じ二次元
空間周波数成分のグル−プ毎に読出される。この場合、
低い二次元空間周波数成分を出力ストリ−ムの初めに配
置し、高い周波数をその終りに配置する順序付けに従
う。例えば、読出される最初の係数は(0,0,0)
(1,0,0)(2,0,0)(3,0,0)...
(14,0,0)(0,0,1)(1,0,1)...
(14,0,1)である。これらはビジビリティ順序付
けメモリに入る最初の15ブロックの直流項である。ビ
ジビリティ順の次の15係数のグル−プは(b,0,
1)である。この処理はすべての15dctブロックに
対するすべての係数が読出されてしまうまで続く。
【0171】最後のdctブロックの最後の係数が第1
のメモリから読出されると、メモリバンクの役割が逆転
する。すなわち、dct回路からの入力係数は第1のメ
モリへ送られ、ビジビリティ順序付けデ−タセットが第
2のメモリから読出される。 補遺A図2の特徴のC言語プログラムによる実現 このプログラムは、もしラン(run)が周波数項の終
りまで続く場合にはランカウントの代りに周波数コ−ド
の終りを使用するハフマンコ−ドを実現する。2等分が
等間隔のlogD値からDを選択するのに使用される。
もし選択されたD値がオ−バフロ−を起こす場合にはオ
−バフロ−係数は0にセットされる。デ−タの符号化は
テ−プについて現在提案されているフォ−マットと同じ
順序で行われる。
【0172】
【数23】
【0173】
【数24】
【0174】
【数25】
【0175】
【数26】
【0176】
【数27】
【0177】
【数28】
【0178】
【数29】
【0179】
【数30】
【0180】
【数31】
【0181】
【数32】
【0182】
【数33】
【0183】
【数34】
【0184】
【数35】
【0185】
【数36】
【0186】
【数37】
【0187】
【数38】
【0188】
【数39】
【0189】
【数40】
【0190】
【数41】
【0191】
【数42】
【0192】
【数43】
【0193】
【数44】
【0194】
【数45】
【0195】
【数46】
【0196】
【数47】
【0197】
【数48】 補遺Aの終り この発明を画像上の空間的、すなわち、二次元の場所か
ら取ったデ−タを選択し圧縮するものとして述べてきた
が、この発明は時空的、すなわち、三次元の場所から取
ったデ−タを圧縮する場合にも適用できる。例えば、時
間次元に冗長さがあるので、時間という第3の次元を使
用する圧縮を三次元離散的余弦変換(dct)処理に使
用することができる。このような技法においては、三次
元圧縮画像ブロック(立方体)は多フレ−ムシ−ケンス
のいくつかのフレ−ム内の同じ場所から取ったいくつか
の二次元画像ブロックから成ることになろう。この場
合、圧縮は三次元立方体のグル−プからデ−タセットを
形成することにより行うことができる。したがって、こ
の発明は開示された実施例に限定されず、特許請求の範
囲内の変更はこの発明に含まれるものである。
【0198】
【発明の効果】テレビジョンテープは、通常の再生スピ
ードの60倍の高速シャトル内画像で動作する。その結
果、スナッチと呼ばれる画像データ部分のみが一般に再
生される。そのため、低周波の離散的余弦変換("dct")
係数のスナッチを使用して、編集用にテープを容易に位
置付けることができるように、部分的だが認識可能な画
像を再構成する。
【0199】データ圧縮の間、画像信号は、画像の部分
を規定する所定サイズの画像ブロックに変換される。画
像ブロックは、dct係数ブロックにdct変換され
る。dct係数は、ビジビリティに基づいて、最小のd
ct周波数から最高のdct周波数へランク付けされ、
定まったセグメントとしてテープに書き込まれる。
【0200】データの伸長の間では、変換係数のスナッ
チがテープから検索され、各スナッチは変換係数の1以
上のランク付けされたグループを含んでいる。スナッチ
は部分画像ブロックを再構成するために逆変換される。
スナッチは全部ではないが変換係数ブロックの幾つかの
変換係数を通常含んでいるので、再構成された画像ブロ
ックは画像の部分のみを表現し、全体の画像を示さな
い。オペレータは部分画像を使用して、テープを編集す
るために位置付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビデオ画像をそれぞれが画像の一部を規定する
複数の画像ブロックに分割する方法を描いたビデオ画像
を示す図である。
【図2】この発明による情報を順序付けそしてフォ−マ
ットするための圧縮装置のブロック図である。
【図3】この発明による順序付けられフォ−マットされ
た情報を読出し、画像の一部を再構成する展開装置のブ
ロック図である。
【図4】図2の圧縮装置で使用されるブロック化メモリ
を示す。
【図5】図2の圧縮装置で使用されるビジビリティ順序
付けメモリを示す。
【図6】磁気テ−プに記録されるデ−タを順序付けるた
めのフォ−マットを示す。
【符号の説明】
100…ビデオ画像 220−1、220−2…離散的余弦変換回路 240…量子化器 250…エントロピ−符号器 260…フォ−マッタ 270…記録プリプロセッサ 280…ビデオレコ−ダ 285…エラ−訂正符号器 295…量子化推定器 400−1、400−2…ブロック化メモリ 500…順序付けメモリ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/92 9/804 9/808 7734−5C H04N 5/92 H 9/80 B (72)発明者 シドニー・デー・ミラー アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94041、マウンテン・ビュー、マーシー・ ストリート 113 (72)発明者 ピーター・スミズ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94025、メンロ・パーク、セブンス・アベ ニュー 465

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像信号を圧縮するための方法
    において、 画像信号を受信する工程と、 受信した画像信号を複数の画像ブロックに分割する工
    程、各画像ブロックは所定の大きさであり、画像信号の
    それぞれの部分を規定する画像信号からの画像デ−タを
    含んでいる、と、 画像信号の各画像ブロックを変換してそれぞれの変換係
    数ブロックを得る工程、各変換係数ブロックは複数の変
    換係数を具備し、各変換係数ブロックのそれぞれの変換
    係数が画像信号の対応する部分を再構成するのに使用可
    能である、と、 変換係数ブロックの複数の変換係数を所定のビジビリテ
    ィ順序に構造化する工程と、 ビジビリティにより順序付けられた変換係数から順序付
    けられた画像変換係数のブロックを生成する工程と、 変換係数の順序付けられたブロックを通信媒体へ所定の
    大きさのセグメントとして供給する工程と、 を具備する方法。
  2. 【請求項2】 複数の順序付けられた変換係数のブロッ
    クのおのおのを量子化する工程と、量子化された複数の
    順序付けられた変換係数のブロックのおのおのを所定の
    大きさのセグメントにフォ−マットする工程とをさらに
    具備する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 変換工程が各画像ブロックを離散的余弦
    変換(dct)法を使用して変換する工程から成る請求
    項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 構造化工程と生成工程が複数のdct変
    換係数ブロックを多重化する工程と各dct変換係数ブ
    ロックのdct変換係数をビジビリティ順序付け尺度に
    したがってランク付けする工程とから成る請求項3記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 構造化工程と生成工程が複数の変換係数
    ブロックを多重化する工程と各dct変換係数ブロック
    のdct変換係数をビジビリティ順序付け尺度にしたが
    ってランク付けする工程とから成る請求項1記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 ランク付け工程が各変換係数ブロックの
    変換係数を最高のビジビリティ尺度から最低のビジビリ
    ティ尺度までランク付けする工程から成る請求項5記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 ランク付け工程が各変換係数ブロックの
    変換係数を最低の周波数成分から最高の周波数成分まで
    ランク付けする工程から成る請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 ランク付け工程が各dct変換係数ブロ
    ックのdct変換係数を最高のビジビリティ尺度から最
    低のビジビリティ尺度までランク付けする工程から成る
    請求項4記載の方法。
  9. 【請求項9】 ランク付け工程が各dct変換係数ブロ
    ックのdct変換係数を最低の周波数成分から最高の周
    波数成分までランク付けする工程から成る請求項8記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 構造化工程と生成工程とが各dct変
    換係数ブロックのdct変換係数を最低の周波数成分か
    ら最高の周波数成分までランク付けする工程から成る請
    求項3記載の方法。
  11. 【請求項11】 順序付けられた変換係数のブロックを
    磁気媒体に所定の大きさのセグメントとして記録する工
    程をさらに具備する請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 順序付けられた変換係数のブロックを
    通信媒体に所定の大きさのセグメントとして送信する工
    程をさらに具備する請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 デジタル画像信号を圧縮するための方
    式において、 画像信号を受信する手段と、 受信した画像信号を複数の画像ブロックに分割する手
    段、各画像ブロックは所定の大きさであり、画像信号の
    それぞれの部分を規定する画像信号からの画像デ−タを
    含んでいる、と、 画像信号の各画像ブロックを変換して対応する変換係数
    ブロックを得る手段、各変換係数ブロックは対応する変
    換係数の組を具備し、これら変換係数が画像信号の一部
    分を再構成するのに使用可能である、と、 所定のビジビリティ尺度に応答して順序付けられた画像
    変換係数のブロックを生成する手段と、 変換係数の順序付けられたブロックを通信媒体へ所定の
    大きさのセグメントとして供給する手段と、 を具備する方式。
  14. 【請求項14】 変換手段が各画像ブロックを離散的余
    弦変換(dct)法を使用して変換する手段から成る請
    求項13記載の方式。
  15. 【請求項15】 生成手段が複数のdct変換係数ブロ
    ックを多重化する手段と各dct変換係数ブロックのd
    ct変換係数をビジビリティ順序付け尺度にしたがって
    ランク付けする手段とから成る請求項14記載の方式。
  16. 【請求項16】 ランク付け手段が各変換係数ブロック
    の変換係数を最高のビジビリティ尺度から最低のビジビ
    リティ尺度までランク付けする手段から成る請求項15
    記載の方式。
  17. 【請求項17】 ランク付け手段が各変換係数ブロック
    の変換係数を最低の周波数成分に相当する最高ビジビリ
    ティ尺度から最高周波数成分に相当する最低ビジビリテ
    ィ尺度までランク付けする手段をさらに具備する請求項
    16記載の方式。
  18. 【請求項18】 生成手段が各変換係数ブロックの変換
    係数を最高のビジビリティ尺度から最低のビジビリティ
    尺度までランク付けする手段から成る請求項13記載の
    方式。
  19. 【請求項19】 順序付けられた変換係数のブロックを
    磁気媒体に所定の大きさのセグメントとして記録する手
    段をさらに具備する請求項13記載の方式。
  20. 【請求項20】 順序付けられた変換係数のブロックを
    通信媒体に所定の大きさのセグメントとして送信する手
    段をさらに具備する請求項13記載の方式。
  21. 【請求項21】 デジタル画像信号を圧縮する方法にお
    いて、 (a)画像信号を受信する工程と、 (b)複数の画像ブロックを複数の係数ブロックに変換
    する工程、各画像ブロックは画像の一部を表し、各係数
    ブロックは画像ブロックにより表される画像の部分を再
    構成するのに使用可能な変換係数を含む、と、 (c)係数ブロックのデ−タセットを生成する工程と、 (d)デ−タセットの各係数ブロックからi番目の位置
    からi番目の変換係数を選択する工程と、 (e)変換係数のi番目のグル−プを生成する工程、i
    番目の変換係数グル−プの各変換係数はデ−タセットの
    各係数ブロックのi番目の位置にある変換係数から成
    る、と、 (f)工程(d)と(e)を係数ブロックのデ−タセッ
    トを構成する各係数ブロックの各変換係数毎に繰返す工
    程と、 (g)変換係数のグル−プをビジビリティ尺度を被選択
    変換係数の各グル−プに適用することによりランク付け
    する工程と、 を具備する方法。
  22. 【請求項22】 ビジビリティにより順序付けられた変
    換係数の各グル−プを磁気媒体に記録する工程をさらに
    具備する請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 ビジビリティ順序付け変換係数の各グ
    ル−プを量子化する工程と、量子化された変換係数をハ
    フマン符号化する工程と、ビジビリティ順序付け変換係
    数の各グル−プを磁気媒体に記録する工程とをさらに具
    備する請求項21記載の方法。
  24. 【請求項24】 ビジビリティ順序付け変換係数の各グ
    ル−プを受信器に送信する工程をさらに具備する請求項
    21記載の方法。
  25. 【請求項25】 デジタル画像信号を圧縮する方式にお
    いて、 画像信号を受信する手段と、 複数の画像ブロックを複数の係数ブロックに変換する手
    段、各画像ブロックは画像の一部を表し、各係数ブロッ
    クは画像ブロックにより表される画像の部分を再構成す
    るのに使用可能な変換係数を含む、と、 係数ブロックのデ−タセットを生成する手段と、 変換係数の各グル−プを繰り返し生成する手段、各変換
    係数グル−プの各変換係数はデ−タセットの各係数ブロ
    ックのそれぞれの位置にある変換係数から成る、と、 変換係数のそれぞれのグル−プを各グル−プにビジビリ
    ティ尺度を適用することによりランク付けする手段と、 を具備する方式。
  26. 【請求項26】 ビジビリティにより順序付けられた変
    換係数の各グル−プを磁気媒体に記録する手段をさらに
    具備する請求項25記載の方式。
  27. 【請求項27】 ビジビリティ順序付け変換係数の各グ
    ル−プを受信器に送信する手段をさらに具備する請求項
    25記載の方式。
  28. 【請求項28】 デジタル画像信号を部分的に再構成す
    るための方法において、 変換係数のスナッチを取出す工程、このスナッチはラン
    ク付けされた変換係数の1つ以上のグル−プを含み、各
    係数の各グル−プは複数の同様に意味のある複数の変換
    係数から成り、これら複数の同様に意味のある変換係数
    は係数ブロックのデ−タセットを構成する複数の変換係
    数ブロックのおのおのからの1つの同様に意味のある変
    換係数を含み、グル−プは別々の同様に意味のある変換
    係数の複数のグル−プの間でランク付けされており、ラ
    ンク付けはビジビリティ尺度を各変換係数ブロックの変
    換係数に適用することによりなされており、各変換係数
    ブロックは変換係数ブロックの逆変換に相当する画像ブ
    ロックにより表される画像の一部を再構成するのに使用
    可能な変換係数を含んでいる、と、 デ−タセットのサイズに等しい複数の係数ブロックを生
    成する工程と、 複数の係数ブロックのおのおのに取出されたスナッチか
    らのそれぞれ対応する変換係数を付与する工程と、 複数の生成された係数ブロックを逆変換して対応する複
    数の画像ブロックを得る工程、各画像ブロックは画像の
    一部を表す、と、 複数の画像ブロックから画像を部分的に再構成する工程
    と、 を具備する方法。
  29. 【請求項29】 デジタル画像信号を部分的に再構成す
    るための方式において、 変換係数のスナッチを取出す手段、このスナッチはラン
    ク付けされた変換係数の1つ以上のグル−プを含み、各
    係数の各グル−プは複数の同様に意味のある複数の変換
    係数から成り、これら複数の同様に意味のある変換係数
    は係数ブロックのデ−タセットを構成する複数の変換係
    数ブロックのおのおのからの1つの同様に意味のある変
    換係数を含み、グル−プは別々の同様に意味のある変換
    係数の複数のグル−プの間でランク付けされており、ラ
    ンク付けはビジビリティ尺度を各変換係数ブロックの変
    換係数に適用することによりなされており、各変換係数
    ブロックは変換係数ブロックの逆変換に相当する画像ブ
    ロックにより表される画像の一部を再構成するのに使用
    可能な変換係数を含んでいる、と、 デ−タセットのサイズに等しい複数の係数ブロックを生
    成する手段と、 複数の係数ブロックのおのおのに取出されたスナッチか
    らのそれぞれ対応する変換係数を付与する手段と、 複数の生成された係数ブロックを逆変換して対応する複
    数の画像ブロックを得る手段、各画像ブロックは画像の
    一部を表す、と、 複数の画像ブロックから画像を部分的に再構成する手段
    と、 を具備する方式。
  30. 【請求項30】 磁気媒体に画像信号として記録された
    画像を捜し当てるための方法において、 磁気媒体から情報の第1のスナッチを取出す工程と、 取出された情報の第1のスナッチからランク付けされた
    変換係数を復元する工程、変換係数のグル−プはデ−タ
    セットを構成する複数の変換係数ブロックのおのおのか
    らの1つの変換係数を含み、各変換係数ブロックの各変
    換係数にはビジビリティ尺度が適用されている、と、 変換係数の第1のスナッチを逆変換する工程と、 変換係数の逆変換された第1のスナッチから複数の画像
    ブロックを生成する工程、各画像ブロックは取出された
    画像の一部を表すとともに画像ブロックにより表される
    画像の一部を再構成するのに使用可能な複数の画像画素
    を含んでいる、と、 第1の情報スナッチを構成する複数の画像ブロックから
    取出し画像の部分的再構成を行う工程と、 取出し画像を磁気媒体上で捜し当てるべき画像と比較す
    る工程と、 を具備する方法。
  31. 【請求項31】 磁気媒体から情報の第2のスナッチを
    取出す工程と、第1のスナッチに対して行われた工程を
    第2のスナッチに対して繰り返す工程とをさらに具備す
    る請求項30記載の方法。
  32. 【請求項32】 磁気媒体からの情報スナッチの取出し
    を繰り返す工程と、第2のスナッチに対して行われた工
    程を、比較工程が取出し画像と磁気媒体上で捜し当てる
    べき画像が一致し、これにより媒体上で探し当てるべき
    画像が探し当てられたと判断されるまで各スナッチに対
    して繰り返す工程とをさらに具備する請求項31記載の
    方法。
  33. 【請求項33】 通信媒体に画像信号として記録された
    画像を捜し当てるための方式において、 通信媒体から情報の第1のスナッチを取出す手段と、 取出された情報の第1のスナッチからランク付けされた
    変換係数を復元する手段、変換係数のグル−プはデ−タ
    セットを構成する複数の変換係数ブロックのおのおのか
    らの1つの変換係数を含み、各変換係数ブロックの各変
    換係数にはビジビリティ尺度が適用されている、と、 変換係数の第1のスナッチを逆変換する手段と、 変換係数の逆変換された第1のスナッチから複数の画像
    ブロックを生成する手段と、 第1の情報スナッチを構成する複数の画像ブロックから
    取出し画像の部分的再構成を行う手段と、 取出し画像を通信媒体上で捜し当てるべき画像と比較す
    る手段と、 を具備する方式。
  34. 【請求項34】 さらに繰返し手段を具備し、この繰返
    し手段が通信媒体から情報の少なくとも第2のスナッチ
    を取出す手段と、画像ブロック生成手段と部分的再構成
    手段とにより第1のスナッチに対して行われた機能を第
    2のスナッチに対して繰返す手段を具備する請求項33
    記載の方式。
  35. 【請求項35】 通信媒体は磁気テ−プであり、そして
    繰返し手段が磁気テ−プから情報スナッチの取出しを繰
    返す手段と、第2のスナッチに対して行われた機能を、
    比較手段が取出し画像と磁気テ−プ上で捜し当てるべき
    画像とが一致し、これによりテ−プ上で探し当てるべき
    画像が探し当てられたと判断されるまで各スナッチに対
    して繰返す手段とをさらに具備する請求項34記載の方
    式。
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