JPH077723U - ミスト処理装置 - Google Patents

ミスト処理装置

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JPH077723U
JPH077723U JP3698093U JP3698093U JPH077723U JP H077723 U JPH077723 U JP H077723U JP 3698093 U JP3698093 U JP 3698093U JP 3698093 U JP3698093 U JP 3698093U JP H077723 U JPH077723 U JP H077723U
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JP
Japan
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mist
recovery
filter
supply port
tank
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Pending
Application number
JP3698093U
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English (en)
Inventor
源基 一色
Original Assignee
株式会社東設
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Publication date
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  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄槽等のような、有機溶剤のミストを大気
中に放出する装置に用い、同ミストの大気中放散による
公害を防止し、有機溶剤の放散による損害を防止するミ
スト処理装置の提供、又効果的に回収でき、かつ回収し
た上記ミストをフィルタを通し直ちに洗浄槽等の使用装
置に用いることのできるミスト処理装置の提供。 【構成】 回収槽内で、ミストの供給口の上部に、水平
面に対し傾斜した多孔板を設け、その上端部に対応し
て、同多孔板上に液膜を形成する供給口を設け、該供給
口と上記回収槽内の底部の貯溜部とをポンプを介して連
通させ、同貯溜部に採取通路を設け、上記回収槽の上部
に、フィルタを介してガスの回収室を設け、該回収室
に、水噴射による接触層及び回収部を設け、上記回収部
の上にフィルタを介して吸引装置を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は例えば有機溶剤を用いて電子部品の洗浄を行う洗浄槽等に連結して 、同洗浄槽等から散逸するミスト等を回収するミスト処理装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記の電子部品を有機溶剤を用いて洗浄する洗浄槽等においては、その 電子部品を洗浄槽に入れる入口、又は洗浄した電子部品を取り出す取り出し口等 から、有機溶剤のミストが大気中に散逸する。
【0003】 なおこの考案においてはガスもミストに含むものとする。そして上記のように 大気中に散逸したミストは公害をもたらすと共に洗浄剤の減少を来し、かつ洗浄 剤は通常高価であり、損害となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記のような問題を解決しようとするもので、その目的は洗浄槽等 のような大気中に溶剤等の液体のミストを発生する装置に連結して用い、それら のミストを回収し、それによって公害の発生を防止し、かつ洗浄剤散逸の損害を 防止しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するこの考案について述べるとそれは、本体1に設けられた 、下部に回収液の貯溜部2を有し、上部に水平面に対し傾斜して設けられた多孔 板3を有する回収槽4;該回収槽4の上部に設けられた上記多孔板3に対して回 収ミストと同一の液体を液膜として供給する供給口5;該供給口5と、上記貯溜 部2とを連通させる、ポンプ6を有する連通路7;上記回収槽4の、多孔板3と 貯溜部2との間に形成されたミスト供給口8;上記貯溜部2に設けられた回収液 の採取通路2a;上記回収槽の上部にフィルタ9を介して設けられた回収室10 ;該回収室10に設けられた、ガイド11に連通する水槽12;上記ガイド11 上に設けられた、水を噴射するノズル13に対応する接触層14;上記ノズル1 3上にフィルタ15を介して設けられた吸引装置16;から成るミスト処理装置 である。
【0006】
【作用】
この考案は上記のように構成されたことにより、回収するミストと同一の液体 を多孔板3上に供給して液膜を形成し、吸引装置16の吸引により上記ミストを 吸引して同液膜中を通過させ、これによって同液膜中にミストを回収するもので ある。
【0007】 このため、回収したミストは直ちにフィルタを通し回収前の装置、例えば洗浄 機等にそのまま使用することができる。 又ミストと同一の液体を液膜として使用するため、接触による回収は相溶性が良 好のため効果的に回収することができる。
【0008】 従って又ミストの大気中に放散されることによる公害を防止でき、かつ洗浄液 等の減少による損害を防止することもできる。
【0009】
【実施例】
図1において、1はミスト処理装置の本体であり、その下部に回収槽4が設け られている。同槽4はその下部に回収液の貯溜部2が形成され、同貯溜部2の上 には多孔板3が、水平に対して若干傾斜して設けられている。そして同多孔板3 はその上面に液膜を形成するものであり、一例として鉄板を用いたパンチングメ タルである。
【0010】 そしてその複数が図示のように互に反対方向に傾斜して設けられており、これ によりその上面に液膜を形成する長さを長く形成されている。 5は上記多孔板3の上部に対応して形成された液膜の供給口であり、ポンプ6を 有する連通路7によって上記貯溜部2と連通されている。8はガスの供給口であ り、上記回収槽4の、多孔板3と貯溜部2との間に開口して形成されている。な お5aは液膜形成部材であり、上記多孔板3の面に対応して開口するスリット5 bが形成されている。
【0011】 5cは多孔板3と平行して設けられたガイド板を示す。 これにより多孔板3上に貯溜部2のミスト回収液が液膜を形成して供給されるよ うになっている。2aは上記貯溜部2に設けられた、回収液の採取通路を示す。 9は上記回収槽4の上部に設けられた液切り用のフィルタであり、一例として籠 状の容器中に工作機械の切削等によって生じるいわゆる切粉状の金属片が収容さ れている。なおこのフィルタ9はその他合成繊維をランダムにからみ合せたもの 、又は合成樹脂の連続多孔体等、回収するミストに冒されないものであれば、そ の他の公知のフィルタを任意に用いて差支えない。
【0012】 10は該フィルタ9上に形成された回収室であり、同回収室10はミスト回収 後のガス回収を行うもので、屋根状のガイド11及び水槽12が設けられており 、又上記ガイド11の上部に、水を噴射するノズル13に対応して接触層14が 設けられている。この接触層14は一例として金属により形成された籠状の容器 に、前記の、いわゆる切粉状の金属片を収容したもので、同層14において気液 接触を行なわせるものである。
【0013】 前記フィルタ9を通過したガスは上記接触層14に入り、同層14に対し上記 ノズル13から噴射された水13aと接触し、この水13aに含有させられて上 記ガイド11上に落下し、かつ同ガイド11に案内されて水槽12に入り、オー バーフローによりドレン18に至るようになっている。又上記水槽12に回収さ れた、ガスを含有した水は第二ポンプ12aにより上記ノズル13に供給され、 このようにして循環させられるようになっている。
【0014】 次に15は液切り用のフィルタであり、その上部に吸引装置16が設けられて いる。同装置16はモータ19に連結したファン20から成っている。21は排 気口を示す。又22はミストの供給管、23は同ミスト入口、24は給水源、2 5は回収槽、26はタンク27に至る通路、28、29はそれぞれスイッチを示 す。
【0015】 ガスを含むミストはミスト供給口8から回収槽4に供給され、本体1の上部に 設けられた吸引装置16により上方に吸引される。この場合前記多孔板3上には 供給口5から上記ミストと同一の液体が供給され、多孔板3上で液膜を形成しつ つ流下している。このため上記ミストはこの液膜中を上方に通過するうちにこの 液膜中に吸収され回収される。
【0016】 ミストを失った残りのガスはそのまま上昇し、フィルタ9を通り回収室10に 入り、ガイド11上に出、接触層14に入り、同層14においてノズル13から 噴射される水13aに接し、この水13aに吸収され、上記ガイド11上に落下 し、かつ水槽12に入り、ドレン18に排出される。こうしてミスト及びガスを 失った清浄空気は排気口21から大気中に放出される。
【0017】
【考案の効果】
この考案は前記のように構成されたことにより有機溶剤のミストを大気中に放 出して公害の生じるのを防止することができる。 又洗浄槽等から溶剤が大気中に散逸することによって生じる損害を防止すること ができる。しかもミスト回収に用いる材料はミストと同一の液体を用いるため相 溶性が良好であり従って効果的に回収することができる。又回収液はミストと同 一のため、回収したミストはフィルターを通し洗浄液として使用することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示し、ミスト処理装置の概
略を示す図である。
【符号の説明】
1 本体 2 貯溜部 3 多孔板 4 回収槽 5 供給口 6 ポンプ 7 連通路 8 ミスト供給口 9 フィルタ 10 回収室 11 ガイド 12 水槽 13 ノズル 14 接触層 15 フィルタ 16 吸引装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 46/10 E 7446−4D 47/06 A

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体1に設けられた、下部に回収液の貯
    溜部2を有し、上部に水平面に対し傾斜して設けられた
    多孔板3を有する回収槽4;該回収槽4の上部に設けら
    れた、上記多孔板3に対して回収ミストと同一の液体を
    液膜として供給する供給口5;該供給口5と、上記貯溜
    部2とを連通させる、ポンプ6を有する連通路7;上記
    回収槽4の、多孔板3と貯溜部2との間に形成されたミ
    スト供給口8;上記貯溜部2に設けられた回収液の採取
    通路2a;上記回収槽4の上部にフィルタ9を介して設
    けられた回収室10;該回収室10に設けられた、ガイ
    ド11に連通する水槽12;上記ガイド11上に設けら
    れた、水を噴射するノズル13に対応する接触層14;
    上記ノズル13上にフィルタ15を介して設けられた吸
    引装置16;から成るミスト処理装置。
JP3698093U 1993-07-06 1993-07-06 ミスト処理装置 Pending JPH077723U (ja)

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JPH077723U true JPH077723U (ja) 1995-02-03

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ID=12484907

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015077572A (ja) * 2013-10-18 2015-04-23 株式会社大丸テクノ フィルタの洗浄装置および洗浄方法
WO2020045694A1 (ko) * 2018-08-28 2020-03-05 한국에너지기술연구원 고체 및 가스상 먼지 동시 저감용 정전분무 스크러버

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