JPH0777085A - エンジンのガバナ制御装置 - Google Patents

エンジンのガバナ制御装置

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Publication number
JPH0777085A
JPH0777085A JP22566893A JP22566893A JPH0777085A JP H0777085 A JPH0777085 A JP H0777085A JP 22566893 A JP22566893 A JP 22566893A JP 22566893 A JP22566893 A JP 22566893A JP H0777085 A JPH0777085 A JP H0777085A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
actuator
throttle valve
generator
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP22566893A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsugunori Hata
継徳 畑
Tomoaki Imamura
友昭 今村
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0777085A publication Critical patent/JPH0777085A/ja
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低負荷時の発電機の負荷遮断時のエンジンの
回転異常上昇を防ぐとともに、異常警報を送出可能にし
てメンテナンス時期を知らせるようにする。 【構成】 発電機1を駆動するエンジン2の空燃混合器
3のスロットル弁4を復帰ばね5により閉弁方向Vに作
動可能にするとともに、アクチュエータ制御部7でアク
チュエータ6を制御して上記復帰ばね5に抗して開弁方
向Uに作動可能に構成する。 アクチュエータ制御部7
を、発電機1の負荷Lの減少開始時刻Mから予め設定し
た遅延時間T1を経過した後でエンジン2の回転数Nの
低下を検知しない場合には、アクチュエータ6への制御
信号Sの送出を強制的に遮断して、復帰ばね5により前
記スロットル弁4を閉弁作動させるとともに、異常警報
Wを送出可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのガバナ制御
装置に関し、特に発電機又はコージェネレーションシス
テムなどを駆動するエンジンのガバナ制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】発電機又はコージェネレーションシステ
ムなどを駆動するエンジンのガバナ制御装置は、従来技
術では、例えば図4に示すように、次のように構成され
たものがある。すなわち、発電機1を駆動するエンジン
2の空燃混合器3のスロットル弁4を復帰ばね5により
閉弁方向Vに作動可能にするとともに、そのスロットル
弁4をアクチュエータ6で上記復帰ばね5に抗して開弁
方向Uに作動制御可能に構成する。さらに、上記スロッ
トル弁4の復帰ばね5は、例えばそのスロットル弁4の
弁レバー4bの一端と上記エンジン2の固定部2aとの
間に架設され、また、上記アクチュエータ6は、例えば
比例ソレノイドを使用してリンク6aで上記弁レバー4
bの他端に係合される。そして、上記スロットル弁4の
復帰ばね5の作用力Frとそれに拮抗する上記アクチュ
エータ6の作用力Faとが、そのスロットル弁4の弁軸
4aを中心として上記弁レバー4bの両端にほぼ同一方
向へ作用するように構成する。さらに、例えばアクチュ
エータ制御部7は、上記発電機1の負荷電流を電流検出
器8で検出した負荷Lと、上記エンジン2の回転センサ
9で検出した回転数Nとに基づく制御信号Sで、上記ア
クチュエータ6を制御して上記スロットル弁4を開閉作
動させることにより、上記エンジン2の回転数Nを制御
するように構成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では次
の問題がある。前記スロットル弁4の復帰ばね5と前記
アクチュエータ6とが、そのスロットル弁4の弁レバー
4bの両端にほぼ同一方向へ作用するように構成されて
いて、上記スロットル弁4は、上記復帰ばね5の閉弁方
向Vへの作用力Frと上記アクチュエータ6の開弁方向
Uへの作用力Faとが釣り合う位置に保持される。前記
発電機1の負荷Lが重くて上記スロットル弁4の開度が
比較的大きい状態では、上記復帰ばね5の張力すなわち
上記作用力Frが大きく、これに釣り合うアクチュエー
タ6の作用力Faも大きい。しかし、前記発電機1の負
荷Lが軽くて上記スロットル弁4の開度が小さい状態で
は、上記復帰ばね5が復帰状態に近く張力が小さくなる
ため、そのスロットル弁4をさらに閉弁方向Vに作動さ
せる作用力Frが小さく、これに釣り合うアクチュエー
タ6の開弁方向U(閉弁方向Vも同じ)への作用力Fa
も小さい。また、低負荷時は上記スロットル弁4の下流
側の圧力が低いため、弁軸4aが軸受けに押し付けられ
る力が作用して弁軸4aのフリクションが大きくなる。
さらに、上記弁軸4aの動きが少ない比較的安定した軽
負荷運転が長時間続いて、吸気中の塵埃やオイルスラッ
ジが上記弁軸4a付近に堆積すると、ますます弁軸4a
のフリクションが大きくなる。このように、低負荷時に
前記発電機1の負荷Lが遮断されて、前記アクチュエー
タ制御部7が前記アクチュエータ6により前記スロット
ル弁4を閉弁方向Vに制御しても、前記復帰ばね5の作
用力Faが小さく弁軸4aのフリクションが大きい場合
は、そのスロットル弁4の作動が遅れてすぐに全閉にな
らない場合があり、上記弁軸4a周辺などのメンテナン
スを行う必要がある。もし、上記スロットル弁4の作動
遅れが起きた場合は、前記エンジン2の回転数Nが異常
に上昇して耐久性が低下する。本発明は、低負荷時の発
電機の負荷遮断時のエンジンの回転異常上昇を防ぐとと
もに、異常警報を送出してメンテナンス時期を知らせる
ようにすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
において、上記課題を達成するために、例えば図1乃至
図3に示すように、次の改良構造を追加したものであ
る。 ○第1発明(図1・図2参照) アクチュエータ制御部7を、発電機1の負荷Lの減少開
始時刻Mから予め設定した遅延時間T1を経過した後で
エンジン2の回転数Nの低下を検知しない場合には、ア
クチュエータ6への制御信号Sの送出を強制的に遮断し
て、復帰ばね5によりスロットル弁4を閉弁作動させる
とともに、異常警報Wを送出可能に構成する。 ○第2発明(図3参照) 前記第1発明のエンジンのガバナ制御装置において、前
記アクチュエータ制御部7を、システム停止指令Qの非
入力時には、エンジン2の回転数Nが予め設定した過回
転設定値Nuを越えた時点から予め設定した警報遅延時
間T3を経過した後で、前記異常警報Wを送出可能にさ
せ、上記システム停止指令Qの入力時には、上記過回転
設定値Nuを越えた時点から予め設定した警報遅延時間
T4を経過した後で、上記異常警報Wを送出可能にさせ
るように構成する。
【0005】
【発明の作用及び効果】本発明は、上記のように構成さ
れ、次のように作用して、効果を奏する。 ○第1発明(図1・図2参照) アクチュエータ制御部7は、発電機1の負荷Lの減少開
始時刻Mから予め設定した遅延時間T1を経過した後で
もエンジン2の回転数Nの低下を検知しない場合には、
アクチュエータ6への制御信号Sの送出を強制的に遮断
して、復帰ばね5によりスロットル弁4を閉弁作動させ
るとともに、異常警報Wを送出可能にする。これによ
り、低負荷時の発電機の負荷遮断時のエンジンの回転異
常上昇を防ぐとともに、異常警報を送出可能にしてメン
テナンス時期を知らせるようにすることができる。 ○第2発明(図3参照) 前記アクチュエータ制御部7は、前記第1発明における
異常警報Wの送出時に、システム停止指令Qの非入力時
には、エンジン2の回転数Nが予め設定した過回転設定
値Nuを越えた時点から予め設定した警報遅延時間T3
を経過した後で、前記異常警報Wを送出可能にする。そ
して、上記システム停止指令Qの入力時には、上記過回
転設定値Nuを越えた時点から予め設定した警報遅延時
間T4を経過した後で、上記異常警報Wを送出可能にす
る。これにより、前記第1発明と同じく、低負荷時の発
電機の負荷遮断時のエンジンの回転異常上昇を防ぐとと
もに、異常警報を送出可能にしてメンテナンス時期を知
らせるようにすることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面で説明する。 ○第1発明実施例(図1・図2参照) 図1(A)はエンジンのガバナ制御装置の空燃混合器と
アクチュエータとの係合状態を示す図、図1(B)はエ
ンジンのガバナ制御装置の作動説明図、図2(A)はア
クチュエータ制御部のブロック図、図2(B)はアクチ
ュエータ強制遮断及び警報送出のフローチャートであ
る。図において、発電機1(図示しない)を駆動するエ
ンジン(例えばガスエンジン又はガソリンエンジン)2
の空燃混合器3のスロットル弁4を復帰ばね5により閉
弁方向Vに作動可能にするとともに、そのスロットル弁
4をアクチュエータ6で上記復帰ばね5に抗して開弁方
向Uに作動制御可能に構成してある。さらに、上記スロ
ットル弁4の復帰ばね5を、例えばそのスロットル弁4
の弁レバー4bの一端と上記エンジン2の固定部2aと
の間に架設し、また、上記アクチュエータ6として、例
えば比例ソレノイドを使用してリンク6aで上記弁レバ
ー4bの他端に係合してある。そして、上記復帰ばね5
の作用力Frとそれに拮抗する上記アクチュエータ6の
作用力Faとが、そのスロットル弁4の弁軸4aを中心
として上記弁レバー4bの両端にほぼ同一方向へ作用す
るように構成してある。
【0007】さらに、アクチュエータ制御部7を、例え
ば図2(A)に示すように、次のように構成してある。
すなわち、前記発電機1の負荷Lを電流検出器8で電流
値として検出し、その電流値をA/V変換回路11で電
圧値に変換した後、PID制御回路12を介して加算回
路13に入力する。一方、前記エンジン2の回転数Nを
回転センサ9で周波数値として検出し、その周波数値を
F/V変換回路14で電圧値に変換した後、PID制御
回路15を介して上記加算回路13に入力する。上記P
ID制御回路15は、上記エンジン2の回転数Nを設定
する回転数設定手段16を備えている。そして、前記加
算回路13は、前記PID制御回路12の出力と前記P
ID制御回路15の出力とを加算し、出力手段17を介
して制御信号Sを出力して前記アクチュエータ6として
の比例ソレノイドを比例制御する。そのアクチュエータ
6が上記制御信号Sを受けて、前記スロットル弁4を開
閉作動させることにより上記エンジン2の回転数Nを制
御し、発電機1の発電周波数を一定に保持する。
【0008】さらに、前記出力手段17を、例えば図2
(B)に示すフローチャートのように作動するアクチュ
エータ強制遮断手段18により、図1(B)に示すよう
に、次のように制御されるように構成してある。すなわ
ち、アクチュエータ強制遮断手段18は、前記発電機1
の負荷L及び前記エンジン2の回転数Nの増減を監視
し、その負荷Lの減少開始時刻Mから予め設定した遅延
時間T1を経過した後で前記エンジン2の回転数Nの低
下を検知しない場合には、例えば、予め設定した遮断時
間T2だけ、或いは、そのエンジン2の回転数Nが予め
設定した遮断解除回転数Nsに低下するまでの間だけ、
アクチュエータ6への制御信号Sの送出を強制的に遮断
するとともに、異常警報Wを送出可能にして図示しない
表示手段により例えば「ミキサ異常」などの警報表示を
させる。そして、上記アクチュエータ6の作動解除によ
り、前記スロットル弁4の復帰ばね5がそのスロットル
弁4を、上記遮断時間T2又は断解除回転数Nsに低下
するまでの間、閉弁作動させる。
【0009】○第2発明実施例(図3参照) 図3(A)は図1(B)に相当する図、図3(B)は警
報送出のフローチャートである。この第2発明実施例で
は、前記アクチュエータ強制遮断手段18は、前記第1
発明における異常警報Wの送出時に、システム停止指令
Qの非入力時には、エンジン2の回転数Nが予め設定し
た過回転設定値Nuを越えた時点から予め設定した警報
遅延時間T3(例えば約1秒)を経過した後で、上記異
常警報Wを送出可能にさせて、例えば図示しない表示手
段により「ミキサ異常」などの警報表示をさせる。そし
て、上記システム停止指令Qの入力時には、上記過回転
設定値Nuを越えた時点から予め設定した警報遅延時間
T4(例えば約3秒)を経過した後で、上記異常警報W
を送出可能にさせる。この場合、上記システム停止指令
Qの入力により前記エンジン2が先に停止するので、実
際上は上記異常警報Wが発生する事はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明実施例を示し、図1(A)はエンジン
のガバナ制御装置の空燃混合器とアクチュエータとの係
合状態を示す図、図1(B)はエンジンのガバナ制御装
置の作動説明図である。
【図2】第1発明実施例を示し、図2(A)はアクチュ
エータ制御部のブロック図、図2(B)はアクチュエー
タ強制遮断及び警報送出のフローチャートである。
【図3】第2発明実施例を示し、図3(A)は相当する
図、図3(B)は警報送出のフローチャートである。
【図4】従来例を示し、図4(A)はエンジン発電機の
ガバナ制御装置の系統図、図4(B)は図1(A)に相
当する図である。
【符号の説明】
1…発電機、2…エンジン、3…空燃混合器、4…スロ
ットル弁、5…復帰ばね、 6…アクチュエータ、7…アクチュエータ制御部、L…
負荷、M…減少開始時刻、 N…回転数、Nu…過回転設定値、Q…システム停止指
令、S…制御信号、T1…遅延時間、T3・T4…警報
遅延時間、U…開弁方向、V…閉弁方向、W…異常警
報。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機(1)を駆動するエンジン(2)の空
    燃混合器(3)のスロットル弁(4)を復帰ばね(5)により
    閉弁方向(V)に作動可能にするとともに、そのスロット
    ル弁(4)をアクチュエータ(6)で上記復帰ばね(5)に抗
    して開弁方向(U)に作動制御可能に構成し、 アクチュエータ制御部(7)が、上記発電機(1)の負荷
    (L)と上記エンジン(2)の回転数(N)とに基づく制御信
    号(S)で、上記アクチュエータ(6)を制御して上記スロ
    ットル弁(4)を開閉作動させることにより、上記エンジ
    ン(2)の回転数(N)を制御するように構成したエンジン
    のガバナ制御装置において、 前記アクチュエータ制御部(7)を、前記発電機(1)の負
    荷(L)の減少開始時刻(M)から予め設定した遅延時間
    (T1)を経過した後で前記エンジン(2)の回転数(N)の
    低下を検知しない場合には、前記アクチュエータ(6)へ
    の前記制御信号(S)の送出を強制的に遮断して、前記復
    帰ばね(5)により前記スロットル弁(4)を閉弁作動させ
    るとともに、異常警報(W)を送出可能に構成したことを
    特徴とするエンジンのガバナ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータ制御部(7)を、シス
    テム停止指令(Q)の非入力時には、前記エンジン(2)の
    回転数(N)が予め設定した過回転設定値(Nu)を越えた
    時点から予め設定した警報遅延時間(T3)を経過した後
    で、前記異常警報(W)を送出可能にさせ、 上記システム停止指令(Q)の入力時には、上記過回転設
    定値(Nu)を越えた時点から予め設定した警報遅延時間
    (T4)を経過した後で、上記異常警報(W)を送出可能に
    させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載
    のエンジンのガバナ制御装置。
JP22566893A 1993-09-10 1993-09-10 エンジンのガバナ制御装置 Pending JPH0777085A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6007758A (en) * 1998-02-10 1999-12-28 Lucent Technologies Inc. Process for forming device comprising metallized magnetic substrates
JP2009121239A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Nikki Co Ltd エンジン回転数制御装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6007758A (en) * 1998-02-10 1999-12-28 Lucent Technologies Inc. Process for forming device comprising metallized magnetic substrates
US6153078A (en) * 1998-02-10 2000-11-28 Lucent Technologies Inc. Process for forming device comprising metallized magnetic substrates
JP2009121239A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Nikki Co Ltd エンジン回転数制御装置

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