JPH0776492A - バックホウ併用式高所作業機 - Google Patents

バックホウ併用式高所作業機

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JPH0776492A
JPH0776492A JP24862893A JP24862893A JPH0776492A JP H0776492 A JPH0776492 A JP H0776492A JP 24862893 A JP24862893 A JP 24862893A JP 24862893 A JP24862893 A JP 24862893A JP H0776492 A JPH0776492 A JP H0776492A
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JP
Japan
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basket
arm
boom
cylinder
control valve
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Application number
JP24862893A
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English (en)
Inventor
Akio Iwasaki
章夫 岩崎
Isamu Ichikawa
勇 市川
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高所作業以外に掘削等にも使用でき、年中を通
じて稼働率が高いバックホウ併用式高所作業車を提供す
る 【構成】油圧ショベルのアーム4の先端にバックホウバ
ケットの代わりに作業者が搭乗するバスケット5を着脱
自在に回動されるように取付ける。油圧ショベル本体の
油圧ユニット、旋回モータ、ブームシリンダ16、アー
ムシリンダ14および走行モータの各々の操作手段をバ
スケット5に設ける。バスケット5側の操作手段と、前
記油圧ユニット、旋回モータ、ブームシリンダ16、ア
ームシリンダ14、走行モータのコントロール弁の本体
側操作装置とを油圧ホース、ケーブル、動力伝達用ワイ
ヤのいずれかにより着脱自在に接続する。バスケット5
にその傾きを検出する水平センサ31を設け、油圧ショ
ベルのブーム3、アーム4の傾斜角度に拘らずバスケッ
トが常に水平姿勢を保持するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、果樹園業や造園業、建
設業等において高所で作業を行う際に使用する場合に好
適なバックホウ併用式高所作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、造園業における植木の剪定や、果
樹園業における整枝、花粉付け、果実の収穫等におい
て、高所で作業を行う場合には、脚立、はしご等を利用
していた。しかし、作業が広い範囲にわたる場合、脚立
の移動や作業者の上り下り等に労力および時間がかかる
という問題があった。これらの問題を解決して高所にお
ける作業を効率よく行うために、クロ−ラ式等の走行体
の上に旋回体を設け、該旋回体にア−ムを起伏自在に取
付け、該ア−ムの先端に作業者が搭乗するバスケットを
設けた専用の高所作業機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の高所作業機は、専用機であって使用する季節が限られ
るため、稼働率が低いという問題点がある。
【0004】本発明は、上記実情に鑑み、高所作業以外
に掘削等にも使用でき、年中を通じて稼働率が高いバッ
クホウ併用式高所作業機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、油圧ショベルのアームの先端にバックホウ
バケットの代わりに作業者が搭乗するバスケットを着脱
自在に、かつバケットシリンダによりリンクを介して回
動されるように取付け、油圧ショベル本体の油圧ユニッ
ト、旋回モータ、ブームシリンダ、アームシリンダおよ
び走行モータの各々の操作手段を前記バスケットに設け
ると共に、これらバスケット側の操作手段と、前記油圧
ユニット、旋回モータ、ブームシリンダ、アームシリン
ダ、走行モータのコントロール弁の本体側操作装置とを
油圧ホース、ケーブル、動力伝達用ワイヤのいずれかに
より着脱自在に接続し、前記バスケットにその傾きを検
出する水平センサを設け、該水平センサの検出回路にバ
ケットシリンダのコントロール弁の操作回路に着脱自在
に接続して油圧ショベルのブーム、アームの傾斜角度に
拘らずバスケットが常に水平姿勢を保持するように構成
したことを特徴とする。
【0006】また、本発明において、前記ブームシリン
ダおよびアームシリンダの各コントロール弁がいずれも
油圧操作式切換弁でなり、前記バスケットにブームシリ
ンダとアームシリンダとを操作する共用のバスケット昇
降用操作弁を設け、該バスケット昇降用操作弁の二次側
のバスケット上げ用管路を、ブームシリンダのコントロ
ール弁の伸長側操作室と、アームシリンダのコントロー
ル弁の収縮側操作室に第一の2位置切換弁を介して切換
可能に接続すると共に、油圧ショベル本体とブームとの
連結部に設けたブーム角度センサがブーム起立限界を検
出していない状態と検出している状態とで、それぞれ前
記第一の2位置切換弁の二次側がブームシリンダのコン
トロール弁の伸長側操作室とアームシリンダのコントロ
ール弁の収縮側操作室とに切換え接続されるように構成
し、該バスケット昇降用操作弁の二次側のバスケット下
げ用管路を、ブームシリンダのコントロール弁の収縮側
操作室と、アームシリンダのコントロール弁の伸長側操
作室に第二の2位置切換弁を介して切換可能に接続する
と共に、ブームとアームとの連結部に設けたアーム角度
センサがアーム回動下限を検出していない状態と検出し
ている状態とで、それぞれ前記第二の2位置切換弁の二
次側がアームシリンダのコントロール弁の伸長側操作室
とブームシリンダのコントロール弁の収縮側操作室とに
切換え接続されるように構成することが好ましい。
【0007】また、本発明において、前記アームの先端
の側面に前記バスケットを取付けることが好ましい。
【0008】
【作用】本発明においては、油圧ショベルのア−ムの先
端に作業者が搭乗するバスケットを着脱自在に取付けた
ので、該バスケットからの操作により旋回装置、ブ−
ム、ア−ムを作動させることにより該バスケットを上
下、左右に動かし、作業位置を変えることができる。ま
た、走行装置を作動させて場所を移動させることができ
る。また、前記第一、第二の2位置切換弁を設けたもの
においては、初めにブ−ムが起上り、ブ−ムが上限起立
位置に達した時点でア−ムが起上がり、下げ操作時に
は、初めにア−ムが下がり、ア−ムが所定の回動角に達
した時点でブ−ムが下がるので、前記バスケットの作業
半径が小さくなる。また、ア−ムの先端を前記バスケッ
トの側面に取付けことにより、さらに前記作業半径が小
さくなる。
【0009】
【実施例】図1は本発明によるバックホウ併用式高所作
業機の一実施例を示す側面図、図2は正面図である。図
1、図2に示すように、本例の高所作業機は、下部走行
体1A上に旋回装置1Bを介して上部旋回体2を設置
し、該上部旋回体2にブ−ム3、ア−ム4およびバック
ホウバケットからなるフロントアタッチメントを取付け
た油圧ショベルをベ−スマシンとし、該ア−ム4の先端
にバックホウバケットの代わりにバスケット5を取付け
たものである。前記上部旋回体2にはエンジンにより駆
動される油圧ポンプ、油タンク、コントロール弁等から
なる油圧ユニットを搭載する。
【0010】前記バスケット5は作業者50が搭乗する
もので、床部5aの周囲に格子状のフレ−ム5bを立設
してなるかご状をなす。該フレ−ム5bの側面に断面U
字形のブラケット5cをボルトで固定するかあるいは溶
接し、ブラケット5cにアーム4の先端を嵌め、ブラケ
ット5cに設けたピンボス5e、5dにア−ム4の先端
およびリンク10の先端をそれぞれピン付けすることに
よりバスケット5がア−ム4に着脱自在に取付けられ
る。前記ブラケット5cの下面には接地板5iを溶接
し、該接地板5iに該バスケット5の接地を検出するた
めの接地棒5hを後述のように接地板5iの底面より若
干下方へ突出させて上下動自在に設けている。
【0011】図3は該バスケット5の平面図であり、該
バスケット5は前記フレ−ム5bに設けた操作パネル5
fに、下部走行体1Aを制御する左右走行用レバ−40
A、40B、非常時にバスケット5を強制降下させる強
制降下スイッチ41、エンジン始動スイッチ70、非常
停止スイッチ71を設け、フレ−ム5bの側面内側にエ
ンジン燃料供給量を調整するための燃料レバ−43を設
け、床部5aに上部旋回体2の旋回およびバスケット5
の昇降をそれぞれ行うための操作弁7X、7Yを設け、
これらの操作弁7X、7Yを操作するための十字形のペ
ダル44を設けている。旋回用操作弁7Xおよび昇降用
操作弁7Yは、バスケット5の床部5aの下面に設けた
操作ボックス5g(図1、図2参照)に収容されてい
る。また、42は運転席、45は荷台をそれぞれ示す。
【0012】図4は該実施例の油圧回路図である。図4
において、6は前記上部旋回体2側に設けられている操
作弁であり、6Aはバケットシリンダ26用操作弁、6
Bはブ−ムシリンダ16用操作弁、6Cはア−ムシリン
ダ14用操作弁、6Dは旋回装置1B用操作弁をそれぞ
れ示し、符号a〜hを付記した二次側管路は図4、図7
中の同符号を付記した管路と接続されている。
【0013】11は旋回装置1B駆動用モ−タ12を制
御するコントロ−ル弁であり、該コントロ−ル弁11の
左右の操作室11a、11bにシャトル弁8A、8Bを
介して上部旋回体側の旋回用操作弁6Dとバスケット5
上の操作弁7Xの右旋回操作用管路68A、左旋回用管
路68Bがそれぞれ接続されている。また、該操作弁7
Xの旋回操作用の2つの二次側ポ−トk、m(これらは
図3のペダル44の操作位置k、mを踏み込むことによ
り圧油が供給されるポ−トである)と前記シャトル弁8
A、8Bにそれぞれつながるフロント添設管路68A、
68Bとの間にそれぞれクイックカプラ9A、9Bを設
け、迅速な着脱が行えるようにしている。
【0014】13はア−ムシリンダ14の伸縮を制御す
るコントロ−ル弁であり、該コントロ−ル弁13の左右
の操作室13a、13bにそれぞれシャトル弁8C、8
Dを介して前記上部旋回体2側のア−ムシリンダ用操作
弁6Cの操作管路f、eとバスケット5側の操作管路1
9A、19Bを接続している。15はブ−ムシリンダ1
6の伸縮を制御するコントロ−ル弁であり、該コントロ
−ル弁15の左右の操作室15a、15bにそれぞれシ
ャトル弁8E、8Fを介して前記上部旋回体2側のブ−
ムシリンダ用操作弁6Bの操作管路c、dとバスケット
5側操作管路28A、28Bを接続している。
【0015】前記昇降用操作弁7Yは、図3に示したペ
ダル44の前端を踏み込むことにより圧油が供給される
上げ用ポ−トiと、後端を踏み込むことにより圧油が供
給される下げ用ポ−トjとを有し、これらはクイックカ
プラ9C、9Dを介して着脱自在にフロント添設管路で
ある上げ用管路20Aと下げ用管路20Bにそれぞれ接
続される。
【0016】上げ用管路20Aは、電磁弁でなる第一の
2位置切換弁17を介して、ブ−ムシリンダ16用コン
トロ−ル弁15の伸長側操作室15bへの操作管路28
B、またはア−ムシリンダ14用コントロ−ル弁13の
収縮側操作室13aの操作管路19Aに切換接続される
ように構成されている。
【0017】下げ用管路20Bは、電磁弁でなる第二の
2位置切換弁18を介して、ア−ムシリンダ14用コン
トロ−ル弁13の伸長側操作室13bへの操作管路19
B、またはブ−ムシリンダ16用コントロ−ル弁15の
収縮側操作室15aの操作管路28Aに切換接続される
ように構成されている。
【0018】22はブ−ム3の起立上限を検出し、前記
第一の2位置切換弁17を切換制御するブーム角度セン
サ(マイクロスイッチ)であり、図5のブ−ム3の取付
け部の拡大図に示すように、該角度センサ22は前記旋
回体2に溶接したブラケット2aにボルト51により固
定されている。該センサ22は、ブ−ム3が上限位置ま
で起立すると切換ア−ム22aがブ−ム3の背面で押さ
れてセンサ接点がオン(閉)となり、第一の2位置切換
弁17のソレノイド17aにバッテリ53により通電さ
れて該切換弁17を切換えるものである。
【0019】21はア−ム4の回動角度を検出し、前記
第二の2位置切換弁18の切換制御を行うアーム角度セ
ンサ(マイクロスイッチ)であり、図6のア−ム4とブ
−ム3との連結部の拡大図に示すように、該角度センサ
21は、ブ−ム4の先端にボルト51で固定された本体
23とストライカ24とからなり、該本体23は突出す
るように付勢されたロッド23aの突没によりオン、オ
フするものである。該ストライカ24はア−ム4とブ−
ム3とを連結するピン25にボス部24aを回動可能に
組付け、かつ腕部24bをア−ム4にボルト51で固定
しており、ア−ム4と連動して前記ボス部24aがピン
25を中心として回動する。該ボス部24aは外周の一
部に凸部24cを形成しており、該凸部24cが前記ロ
ッド23aを作動させる切換用ア−ム21bの先端のロ
−ラ21cに圧接しており、ア−ム4が最も上がった2
点鎖線の位置からθ1(例えば60度)の範囲について
は、凸部24cがロ−ラ21cを介して切換用ア−ム2
1bを2点鎖線のように押して、センサ接点をオフ
(開)とし、θ2の範囲ではセンサ接点をオン(閉)と
するように構成されている。センサ接点23がオンとな
ると、第二の2位置切換弁18のソレノイド18aにバ
ッテリ53により通電され、該切換弁18が切換わるも
のである。
【0020】また、図4において管路Pは駆動用あるい
は操作用の油圧ポンプ(図示しない)に接続される管
路、管路Tはタンク(図示しない)に接続される管路を
それぞれ示し、前記バスケット5側へはクイックカプラ
9E、9Fを介して接続されている。
【0021】本例の高所作業機は、ブ−ム3およびア−
ム4を起伏させてバスケット5を昇降させる際のバスケ
ット5の前後方向の傾きを自動的に修正し、バスケット
5の水平を保つ水平制御回路を備えている。この水平制
御はバスケット5の傾きに対応させてバケットシリンダ
26を収縮あるいは伸長させることにより行われ、図7
の回路図に示す構成を有する。該水平制御回路図におい
て、27はバケットシリンダ26の伸縮を制御するコン
トロ−ル弁であり、該コントロ−ル弁27にシャトル弁
8G、8Hおよび減圧弁29、29を介して3位置切換
弁30を接続している。31は前記バスケット5に設け
た水平センサであり、該水平センサ31はバスケット5
の傾きに連動する油入錘(図示せず)を有し、錘と結合
したスイッチ31a、31bを内蔵し、該スイッチ31
a、31bはコネクタ32、32を介して前記3位置切
換弁30のソレノイド30a、30bに接続され、コネ
クタ33を介して上部旋回体2上のバッテリ53に接続
されている。例えば、バスケット5が前方に傾いた時に
は、該スイッチ31aが閉じることにより、ソレノイド
30aが作動し、前記3位置切換弁30が図示の中立位
置から右位置に切換わり、操作圧はシャトル弁8Gによ
り高圧選択されてソレノイド27bに加わり、コントロ
−ル弁27を図示の中立位置から左位置に切換え、バケ
ットシリンダ26を収縮させてバスケット5を後側に引
き戻す。また、バスケット5が後方に傾いた時には、ス
イッチ31bが閉じ、バケットシリンダ26を伸長させ
てバスケット5を前側に押し戻す。該水平センサ31の
電気配線はコネクタ32、33により上部旋回体2側と
接続されているので、容易に接続あるいは分離させるこ
とができる。
【0022】また、エンジン始動スイッチ70やエンジ
ン非常停止スイッチ71等バスケット5からの他の電気
配線も全てコネクタを介して旋回体2側に接続してお
り、容易に接続あるいは分離させることができる。
【0023】本例の高所作業機において、走行レバ−操
作は該バスケット5からワイヤを介して行う構成として
いる。すなわち、図8(A)の側面図と前記図3に示す
ように、前記バスケット5に設けられた左右走行用レバ
−40A、40Bはア−ム4およびブ−ム3に沿わせて
設けたワイヤ34A、34Bにより上部旋回体2側の左
右走行用レバ−35A、35Bにそれぞれ接続されてお
り、該レバ−40A、40Bの操作により、該レバ−3
5A、35Bに接続された左右走行用コントロ−ル弁
(図示しない)を制御することができる。図8(B)は
該ワイヤ34A、34Bの旋回体2側の連結部を示す正
面図、同(C)は側面図である。図8(B)、(C)に
示すように、該ワイヤ34A、34Bは非伸縮性でかつ
可撓性チュ−ブ47に挿通してなるもので、端部にはブ
ラケット36A、36Bが取付けてあり、該ブラケット
36A、36Bにロッド37A、37Bをピン付し、該
ロッド37A、37Bにパイプ38A、38Bを溶接し
ている。また、前記上部旋回体2上の右走行用レバ−3
5Aを溶接した操作用軸39に連結用のロッド39aを
溶接し、一方、左走行用レバ−35Bは前記操作用軸3
9に回動自在に外嵌した操作用パイプ46に溶接すると
共に、該操作用パイプ46に連結用のロッド46aを溶
接している。そしてこれらのロッド39a、46aに前
記パイプ38A、38Bをそれぞれ嵌め込み、ボルト5
2で締付けることにより、ワイヤ34Aを操作用軸39
に連結し、ワイヤ34Bを操作用パイプ46に連結して
いる。ワイヤ34A、34Bをそれぞれ挿通したチュ−
ブ47の端部にねじ筒48aを固定し、該ねじ筒48a
に螺合したナット54によりねじ筒48aを挿通したブ
ラケット48bを挟持し、該ブラケット48bを上部旋
回体2に溶接されたブラケット64にボルト65、ナッ
ト66により組付けている。従って、前記ボルト52を
弛めてパイプ38A、38Bをロッド39a、46aか
ら外し、ナット66を弛めてブラケット48bをブラケ
ット64から外すことにより、ワイヤ34A、34Bを
上部旋回体2側から容易に分離させることができる。
【0024】また、燃料レバ−の操作も同様にバスケッ
ト5からワイヤを介して行われ、図9(A)の側面図に
示すように、バスケット5に設けられた前記燃料レバ−
43はワイヤ55を介して上部旋回体2側の燃料レバ−
56に接続されている。すなわち、図9(B)の燃料レ
バ−56の拡大図に示すように、該ワイヤ55の端部に
はブラケット57が取付けられている。一方、燃料レバ
−56の軸56aをブラケット58とブラケット59と
で挟み、これらをボルト61、ナット62を締付けるこ
とにより、燃料レバ−56に取付け、該ブラケット58
を前記ブラケット57にピン63で連結することによ
り、ワイヤ55を燃料レバー43に接続している。ま
た、ワイヤ55を挿通したチュ−ブ47は上部旋回体2
にボルト67により固定されたブラケット48bに前記
ねじ筒48a、ナット54を介して組付けられている。
従って、ピン63を外してブラケット57をブラケット
58から外し、ボルト67を弛めてチュ−ブ47を上部
旋回体2から外すことにより、該ケ−ブル55を上部旋
回体2側から容易に分離させることができる。
【0025】図10(A)はバスケット5の床部5aの
下面に設けた降下停止装置を示す斜視図である。5jは
床部5aの下面に溶接されたブラケット5kにピン5m
により付けられたリンクであり、該リンク5jは先端部
に前記接地棒5hをピン付けしている。該接地棒5hは
前記接地板5iに上下動可能にガイドされている。ま
た、該リンク5jは中央部の上側にロッド5nを溶接し
てあり、該ロッド5nを床部5aを貫通させて前記ペダ
ル44のバスケット下降側操作部jの下面に当接させて
いる。従って、前記接地棒5hの先端部5jが接地する
と、リンク5jがピン5mを支点に押し上げられ、ロッ
ド5nがペダル44のh部の下面を押し上げ、前記昇降
用操作弁7Yを強制的に中立位置に戻す。これにより、
ペダル44のh部の足踏み操作により降下しているバス
ケット5を接地棒5hの接地と同時に停止させることが
でき、床部5aの下面に設けた前記操作ボックス5g等
の破損を防止することができる。
【0026】図10(B)は、前記バスケット5に設け
た強制降下スイッチ41の回路図である。図10(B)
に示すように、該スイッチ41は前記角度センサ21の
接点21aと並列に前記2位置切換弁18および電源5
3にコネクタ32、33を介して接続されており、前記
ペダル44のj部を足踏み操作してもバスケット5が降
下しない非常時に、該スイッチ41を手動で入れること
により、該切換弁18が図示右位置から左位置に切換わ
り、前記同様にブ−ムシリンダ16が収縮してブ−ム3
が下がりバスケット5を降下させることができる。ま
た、該スイッチ41からの配線はコネクタ32、33を
介して上部旋回体2側と接続されているので、容易に接
続あるいは分離させることができる。
【0027】次に、この作業機の運転について説明す
る。運転者50がバスケット5に乗り、エンジン始動ス
イッチ70をオンすると、上部旋回体2上のエンジンが
始動する。バスケット5が浮いた状態で右(または左)
方向に旋回させる場合は、該ペダル44のk部(または
m部)を足踏み操作する。これにより、前記旋回用操作
弁7Xの操作圧がシャトル弁8A(または8B)により
高圧選択されて前記コントロ−ル弁11の操作室11a
(または11b)に加わり、該コントロ−ル弁11が図
示中立位置から左位置(または右位置)に切換わり、前
記旋回駆動用モ−タ12が駆動し、上部旋回体2が右旋
回(または左旋回)する。
【0028】また、該バスケット5が接地された状態か
ら上昇させる場合には、前記ペダル44のi部を足踏み
操作する。これにより、前記昇降用操作弁7Yの操作圧
が前記上げ用管路20Aから前記第一の2位置切換弁1
7および管路28Bを介し、シャトル弁8Fにより高圧
選択されて前記コントロ−ル弁15の伸長側操作室15
bに加わり、該コントロ−ル弁15が図示の中立位置か
ら右位置に切換わり、ブ−ムシリンダ16が伸長してブ
−ム3が起上がり、バスケット5が上昇する。この上昇
動作中において、バスケット5の姿勢が水平センサ31
により検出され、図7の回路でバケットシリンダ26が
自動制御され、バスケット5が水平に保たれる。このブ
−ム3の起立により、図5に示すように、ブ−ム3が2
点鎖線に示す位置(ブ−ム3の上限起立位置)まで起上
がると、ブ−ム3の背面により前記角度センサ22の切
換ア−ム22aが後方に押され、そのセンサ接点が閉
じ、これにより前記第一の2位置切換弁17のソレノイ
ド17aに通電されて図示位置から左位置に切換わり、
管路20Aが管路19Aに接続され、昇降用操作弁7Y
の操作圧がシャトル弁8Cにより高圧選択されてコント
ロ−ル弁13の収縮側操作室13aに加わり、ブームシ
リンダ16のコントロ−ル弁15が図示の右位置に戻
り、ブ−ム3が停止すると共に、アームシリンダ14の
コントロ−ル弁13が図示の中立位置から左位置に切換
わり、ア−ムシリンダ14が収縮してア−ム4が上がり
始め、バスケット5が上昇する。ペダル44の踏み込み
を停止すると、バスケット5はその高さに止まる。
【0029】該バスケット5を降下させる場合には、前
記ペダル44のj部を足踏み操作する。これにより、前
記昇降用操作弁7Yの操作圧が前記管路20Bから前記
第二の2位置切換弁18および下げ用管路19Bに加わ
り、シャトル弁8Dにより高圧選択されて前記コントロ
−ル弁13の伸長側操作室13bに加わり、該コントロ
−ル弁13が図示の中立位置から右位置に切換わり、ア
−ムシリンダ14が伸長してア−ム4が下がり、バスケ
ット5が下降する。このア−ム4下げ動作において、図
6に示すように、ア−ム4が上限位置から角度θ1 まで
の間にある時は、前記ストライカ24の凸部24cの外
周部が切換ア−ム21bのロ−ラ21cと摺接してお
り、前記ロッド23aが押し込まれ、前記センサ接点が
オフの状態にある。ア−ム4がさらに下がって実線で示
す位置になると、前記ロ−ラ23cは凸部24cから外
れてロッド23aが突出し、センサ接点が閉じ、前記第
二の2位置切換弁18は図示の位置から左位置に切換わ
り、管路20Bが管路28Aに接続され、操作圧がシャ
トル弁8Eを介してブームシリンダ16用コントロ−ル
弁15の収縮側操作室15aに加わるようになる。これ
により、アームシリンダ14用コントロ−ル弁13が図
示位置に戻りア−ム4が停止すると共に、コントロ−ル
弁15が図示の中立位置から左位置に切換わり、ブ−ム
シリンダ16が収縮してブ−ム3が下がり始め、バスケ
ット5が降下する。接地棒5hが着地して接地板5iに
対して相対的に押上げられると、ペダル44の後部の操
作部jが押上げられ、接地板5iが着地した時点でペダ
ル44が中立位置に戻り、バスケット5の降下が止ま
る。
【0030】この作業機の場所の移動は、走行レバ−4
0A、40Bを操作して下部走行体1Aを作動させるこ
とにより行う。また、走行速度を変える場合には、燃料
レバ−43を操作する。何らかの異常が発生した場合に
は、非常停止ボタン71を操作してエンジンを停止させ
る。また、ペダル44を後踏みしても降下しない場合
は、ペダル44のj部の踏み込み、すなわち後踏みした
状態で強制降下スイッチ41を操作し、図10(B)に
示した回路により降下させる。
【0031】上述のように、本実施例においては、一つ
の昇降用操作弁7Yにより、ブ−ム3とア−ム4が連続
して操作され、ア−ム4の先端に取付けられたバスケッ
ト5は、初めにブ−ム3が起上がり、該ブ−ム3が最高
位置に達すると引き続いてア−ム4が起上がることによ
り上昇する。また、下げ動作においては、初めにア−ム
4が下がり該ア−ム4が設定位置まで下がると引き続い
てブ−ム3が下がることにより降下する。これにより、
バスケット5は旋回体2から大きく離れることがなく、
すなわち作業半径が小さくなるので、バスケット5の重
量でバランスを崩して転倒する恐れがない。また、一定
軌道で昇降するので、バスケット5の昇降が安定すると
共に、昇降の目やすがつけやすく、作業性が良好とな
る。また、ア−ム4の先端の側面に前記バスケット5を
取付けているので、バスケット5の位置が上部旋回体2
に近くなり、さらに作業半径が小さくなると共に、バス
ケットがバケットシリンダやリンクに干渉されず、バス
ケットの取付けが容易となる。
【0032】図11、図12は本発明による高所作業機
の他の実施例の油圧回路図である。図11、図12にお
いて、図4と同じ符号は同じ機能を発揮する部品であ
る。図11の回路においては、図4の回路から2位置切
換弁17、18を廃止し、前記昇降用操作弁7Yの一方
の前記二次側管路20A(上げ操作圧側)を直接前記ブ
−ム伸長側管路28B、ア−ム収縮側管路19Aに接続
し、それぞれ前記シャトル弁8F、8Cを介してブ−ム
シリンダ用コントロ−ル弁15の伸長側操作室15b、
ア−ムシリンダ用コントロ−ル弁13の収縮側操作室1
3aに接続し、他方の前記二次側回路20B(下げ操作
圧側)をブ−ム収縮側管路28A、ア−ム伸長側管路1
9Bに接続し、それぞれ前記シャトル弁8E、8Dを介
してブームシリンダ用コントロ−ル弁15の収縮側操作
室15a、アームシリンダ用コントロール弁13の伸長
側操作室13bに接続している。本例は油圧回路が簡略
化でき、安価に製造できる。
【0033】一方、図12の回路においては、図4の回
路から2位置切換弁17、18を廃止し、ブ−ムシリン
ダ用操作弁7V、ア−ムシリンダ用操作弁7Wを別個に
設け、ブ−ムシリンダ用操作弁7Vの二次側管路28
A、28Bを前記シャトル弁8E、8Fを介して前記コ
ントロ−ル弁15の操作室15a、15bに接続し、ア
−ムシリンダ用操作弁7Wの二次側管路19A、19B
を前記シャトル弁8C、8Dを介して前記コントロ−ル
弁13の操作室13a、13bに接続している。9G〜
9Jはこれらの操作弁7V、7Wの二次側管路28A、
28B、19A、19Bに接続するクイックカプラであ
る。本例はア−ム4の起伏とブ−ム3の起伏をそれぞれ
個別に操作できるので、安定性は図4の例より低下する
ものの、ブ−ム3およびア−ム4の操作のみによるバス
ケット5の操作位置の自由度が向上する利点がある。
【0034】このように、本発明による高所作業機にお
いて、作業者は旋回装置1Bおよびブーム3、アーム4
をバスケット5から操作することにより、水平センサ3
1等の作用でバスケット5の水平を保持したままでバス
ケット5の高さ、位置を任意に変えることができ、ま
た、走行による移動も行え、高所における作業を効率よ
く、かつ安全に行うことができる。また、該バスケット
5はア−ム4およびリンク10にピン付けしているので
容易に着脱でき、また、該バスケット5から旋回体2側
への油圧回路および電気回路は、前記クイックカプラ9
A〜9J、およびコネクタ32、33等を介して接続さ
れているので、容易に連結あるいは分離させることがで
き、かつバスケット5から旋回体2側への操作用ワイヤ
34A、34Bはピンあるいはボルトにより連結されて
いるので、旋回体2側から容易に着脱できる。従って、
バスケット5をバケット等他のアタッチメントに容易に
交換することができ、掘削作業等の各種作業に使用する
ことができるので、作業機としての稼働率を向上させる
ことができる。
【0035】なお、上記実施例において、走行レバ−操
作および燃料レバ−操作は操作用ケ−ブルを介して行う
構成としているが、旋回、昇降操作と同様に油圧回路を
用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】請求項1によれば、油圧ショベルのア−
ムにバスケットを着脱可能に取付け、また、該バスケッ
トの操作手段を油圧ショベル本体側に継手あるいはコネ
クタ等を介して、着脱可能に連結しているので、該バス
ケットをバケット等の他のアタッチメントに容易に交換
することができる。従って、高所作業以外の各種作業に
使用することができるので、稼働率を向上させることが
できる。
【0037】請求項2によれば、一つの昇降用操作弁に
より、ブ−ムとア−ムを連続して操作できるので、操作
が容易になる。また、ア−ムの先端に取付けられたバス
ケットは、初めにブ−ムが起上がり、該ブ−ムが最高位
置に達すると引き続いてア−ムが起上がることにより上
昇し、また、初めにア−ムが下がり該ア−ムが設定位置
まで下がると引き続いてブ−ムが下がることにより降下
するため作業半径が小さくなり、バスケットの重量でバ
ランスを崩して転倒する恐れがなく、また、垂直に近い
一定軌道で昇降するので、バスケットの昇降が安定する
と共に、昇降の目やすがつけやすく、作業性が良好とな
る。
【0038】請求項3によれば、バスケットをア−ムの
側面に取付けたので、さらに作業半径が小さくなり、バ
スケットの昇降が安定すると共に、バスケットがリンク
とバケットシリンダに干渉されることがなく、バスケッ
トの取付けが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバックホウ併用式高所作業機の一
実施例を示す側面図である。
【図2】該実施例の正面図である。
【図3】該実施例のバスケットの平面図である。
【図4】該実施例の油圧回路図である。
【図5】該実施例のブ−ムの取付け部を示す拡大図であ
る。
【図6】該実施例のア−ムとブ−ムとの連結部を示す拡
大図である。
【図7】該実施例のバスケットの水平制御回路図であ
る。
【図8】(A)は該実施例の走行操作系を示す側面図、
(B)は(A)のケ−ブル連結部を示す拡大正面図、
(C)は拡大側面図である。
【図9】(A)は該実施例の燃料制御系を示す側面図、
(B)は(A)のケ−ブル連結部を示す拡大側面図であ
る。
【図10】(A)は該実施例のバスケットに設けた降下
停止装置を示す斜視図、(B)は、バスケットに設けた
強制降下スイッチの関連回路図である。
【図11】本発明によるバックホウ併用式高所作業機の
他の実施例の油圧回路図である。
【図12】本発明によるバックホウ併用式高所作業機の
他の実施例の油圧回路図である。
【符号の説明】
1A 下部走行体 1B 旋回装置 2 上部旋回体 3 ブ−ム 4 ア−ム 5 バスケット 7X 旋回用操作弁 7Y 昇降用操作弁 8A〜8H シャトル弁 9A〜9J クイックカプラ 12 旋回駆動用モ−タ 13 ア−ムシリンダ用コントロ−ル弁 14 ア−ムシリンダ 15 ブ−ムシリンダ用コントロ−ル弁 16 ブ−ムシリンダ 17 第一の2位置切換弁 18 第二の2位置切換弁 21、22 角度センサ 26 バケットシリンダ 27 バケットシリンダ用コントロ−ル弁 30 3位置切換弁 31 水平センサ 32、33 コネクタ 35A、35B、40A、40B 走行用レバ− 41 強制降下スイッチ 43、56 燃料レバ− 44 操作用ペダル 53 バッテリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ショベルのアームの先端にバックホウ
    バケットの代わりに作業者が搭乗するバスケットを着脱
    自在に、かつバケットシリンダによりリンクを介して回
    動されるように取付け、 油圧ショベル本体の油圧ユニット、旋回モータ、ブーム
    シリンダ、アームシリンダおよび走行モータの各々の操
    作手段を前記バスケットに設けると共に、 これらバスケット側の操作手段と、前記油圧ユニット、
    旋回モータ、ブームシリンダ、アームシリンダ、走行モ
    ータのコントロール弁の本体側操作装置とを油圧ホー
    ス、ケーブル、動力伝達用ワイヤのいずれかにより着脱
    自在に接続し、 前記バスケットにその傾きを検出する水平センサを設
    け、該水平センサの検出出力回路をバケットシリンダの
    コントロール弁の操作回路に着脱自在に接続して油圧シ
    ョベルのブーム、アームの傾斜角度に拘らずバスケット
    が常に水平姿勢を保持するように構成したことを特徴と
    するバックホウ併用式高所作業機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ブームシリンダお
    よびアームシリンダの各コントロール弁がいずれも油圧
    操作式切換弁でなり、 前記バスケットにブームシリンダとアームシリンダとを
    操作する共用のバスケット昇降用操作弁を設け、 該バスケット昇降用操作弁の二次側のバスケット上げ用
    管路を、ブームシリンダのコントロール弁の伸長側操作
    室と、アームシリンダのコントロール弁の収縮側操作室
    に第一の2位置切換弁を介して切換可能に接続すると共
    に、 油圧ショベル本体とブームとの連結部に設けたブーム角
    度センサがブーム起立限界を検出していない状態と検出
    している状態とで、それぞれ前記第一の2位置切換弁の
    二次側がブームシリンダのコントロール弁の伸長側操作
    室とアームシリンダのコントロール弁の収縮側操作室と
    に切換え接続されるように構成し、 該バスケット昇降用操作弁の二次側のバスケット下げ用
    管路を、ブームシリンダのコントロール弁の収縮側操作
    室と、アームシリンダのコントロール弁の伸長側操作室
    に第二の2位置切換弁を介して切換可能に接続すると共
    に、 ブームとアームとの連結部に設けたアーム角度センサが
    アーム回動下限を検出していない状態と検出している状
    態とで、それぞれ前記第二の2位置切換弁の二次側がア
    ームシリンダのコントロール弁の伸長側操作室とブーム
    シリンダのコントロール弁の収縮側操作室とに切換え接
    続されるように構成したことを特徴とするバックホウ併
    用式高所作業機。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記アームの
    先端の側面に前記バスケットを取付けたことを特徴とす
    るバックホウ併用式高所作業機。
JP24862893A 1993-09-09 1993-09-09 バックホウ併用式高所作業機 Pending JPH0776492A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016199891A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 鈴健興業株式会社 作業アタッチメント及び作業機械
KR20170058125A (ko) * 2015-11-18 2017-05-26 두산인프라코어 주식회사 건설기계의 제어 방법

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