JPH0775502A - 菓子とその製造方法 - Google Patents

菓子とその製造方法

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JPH0775502A
JPH0775502A JP5248857A JP24885793A JPH0775502A JP H0775502 A JPH0775502 A JP H0775502A JP 5248857 A JP5248857 A JP 5248857A JP 24885793 A JP24885793 A JP 24885793A JP H0775502 A JPH0775502 A JP H0775502A
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JP
Japan
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confectionery
rice
cocoa powder
seasoning
sweet
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Pending
Application number
JP5248857A
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English (en)
Inventor
Takeshi Matsuyama
健 松山
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Abstract

(57)【要約】 [目的]砂糖の量を少なくすることができ、美容あるい
は健康に悪影響を及ぼしにくく、被覆材料の水分が菓子
の表面に滲み出にくいような、異なる二つの味が融合し
た独特の風味をもつ菓子とその製造方法を提供する。 [構成]菓子Aは、球状にまるめた甘味材料であるあん
1を有している。あん1は、被覆材料である飯2でくる
んである。飯2の表面には、調味材料であるココア粉3
が均一にまぶしてある。なお、ココア粉3は被覆材料2
の表面を一旦ココア粉3が湿らない程度に乾燥させた後
でまぶしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、甘味と苦味を融合させ
た独特の風味をもつ菓子とその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】従来から、もち米、うるち米およびその他
の殿粉を蒸してつくった餅であんを包んだ菓子として、
桜餅やうぐいす餅、大福餅、大仏餅等様々なものがあ
る。上記菓子には様々な種類の形、色のものがあるが、
味については基本的には甘味のみである。また、あん等
を飯や餅等でくるんだ菓子は、表面の飯や餅等が乾きや
すいので、これを防止するためにきな粉等をまぶすこと
も行なわれている。
【0003】
【従来技術の課題点】けれども上記したような従来の菓
子には次のような課題があった。 (a)菓子の製造にあたっては砂糖を多量に使用するの
で美容あるいは健康によいとはいえない。 (b)菓子の表面にきな粉等をまぶしたものは、あん等
をくるむ飯や餅等の表面に水気を有するため、店頭に並
べてから時間が経ってくると、きな粉が湿って変色する
ため見映えがせず、また味も落ちるので商品価値が著し
く下がる。
【0004】
【本発明の手段】上記課題点を解決するために講じられ
た本発明の手段は次の通りである。第1の手段は、あん
等の甘味材料と、甘味材料をくるむ飯、餅等の被覆材料
と、被覆材料の表面に付着させてあるココア等の苦みを
有する粉状または粒状の調味材料と、を含む菓子であ
る。
【0005】第2の手段は、甘味材料を被覆材料でくる
み、被覆材料の表面を調味材料が湿らない程度に乾燥さ
せた後、調味材料を付着させた、菓子の製造方法であ
る。
【0006】甘味材料があんである場合は、豆類、栗、
芋類等を使用したこしあん、つぶあん等、各種のものが
使用できる。被覆材料としては、飯、餅の他、求肥(ぎ
ゅうひ:白玉粉に砂糖と水飴を加えて練った菓子)ある
いはそれに類似するものを使用してもよい。調味材料と
しては、ココアに限定するものではなく、例えばコーヒ
ー、抹茶、紅茶等を使用してもよい。
【0007】
【作用】本発明にかかる菓子を食すると、最初は表面に
まぶした苦みを有する調味材料を舌で味わい、その後で
甘味を有する甘味材料を味わうことになり、異なる二つ
の味が融合した独特の風味を楽しむことができる。ま
た、後で味わう甘味材料は先に味わう調味材料の苦味に
よって甘味が引きたてられることになり、甘味が実際よ
り甘く感じられる。従って、菓子の製造にあたって砂糖
の量を少なくすることができるので、美容あるいは健康
に悪影響を及ぼしにくい。更に、製造にあたって被覆材
料の表面を調味材料が湿らない程度に乾燥させた後に調
味材料を付着させるようにしたので、被覆材料の水分が
菓子の表面に滲み出すことがなく、変色等による商品価
値の低下は起こりにくい。
【0008】
【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は本発明にかかる菓子の一実施例を
示す斜視図、図2は断面図である。符号Aは菓子で、球
状にまるめた甘味材料であるあん1を有している。あん
1は、被覆材料である飯2でくるんである。飯2の表面
には、調味材料であるココア粉3が均一にまぶしてあ
る。なお、ココア粉3は被覆材料2の表面を一旦ココア
粉3が湿らない程度に乾燥させた後でまぶしてある。
【0009】(作用)図1、図2を参照して本実施例の
作用を説明する。菓子Aを食すると、最初は表面にまぶ
した苦みを有するココア粉3を舌で味わい、その後で甘
味を有するあん1を味わうことになる。これにより、異
なる二つの味が融合した独特の風味を楽しむことができ
る。後で味わうあん1の甘味は、先に味わうココア粉3
の苦味によって引きたてられることになり、あん1の甘
味が実際よりいっそう甘く感じられる。
【0010】また、製造にあたって飯2の表面をココア
粉3が湿らない程度に乾燥させた後にココア粉3を付着
させてあるので、飯2の水分が菓子の表面に滲み出すこ
とがない。従って、通常の販売時間内ではココア粉3の
変色も起こらず、味も落ちないので、商品価値が低下し
ない。なお、従来の単にあん1を餅や飯2でくるんだ菓
子に比べ、脂肪、タンパク質、ミネラル等を豊富に含ん
だココア粉2をまぶすことにより栄養価が高くなってお
り、子供のおやつ等として好ましい。
【0011】
【考案の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明にかかる菓子を食すれば、苦味を有する調
味材料と甘味を有する甘味材料が融合した、いままでに
ない独特の風味を楽しむことができる。 (b)後で味わう甘味材料の甘味は、先に味わう調味材
料の苦味によって引きたてられることになり、甘味材料
は実際よりいっそう甘く感じられる。従って、菓子の製
造にあたって砂糖の量を少なくすることができるので、
美容あるいは健康に悪影響を及ぼすこともない。 (c)製造にあたって調味材料は被覆材料の表面を調味
材料が湿らない程度に乾燥させた後に付着させてあるの
で、被覆材料の水分が菓子の表面に滲み出すことがな
い。従って、通常の販売時間内では調味材料が乾いた状
態を維持でき、味も落ちないので商品価値が低下せず、
販売促進上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる菓子の一実施例を示す斜視図。
【図2】一実施例の断面図。
【符号の説明】
A 菓子 1 あん 2 飯 3 ココア粉

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あん等の甘味材料と、 この甘味材料をくるむ飯、餅等の被覆材料と、 この被覆材料の表面に付着させてあるココア等の苦みを
    有する粉状または粒状の調味材料と、 を含む、菓子。
  2. 【請求項2】 甘味材料を被覆材料でくるみ、この被覆
    材料の表面を調味材料が湿らない程度に乾燥させた後、
    調味材料を付着させた、菓子の製造方法。
JP5248857A 1993-09-08 1993-09-08 菓子とその製造方法 Pending JPH0775502A (ja)

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JP5248857A JPH0775502A (ja) 1993-09-08 1993-09-08 菓子とその製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008035755A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Ariake Nori:Kk 和菓子
JP2009213444A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Takeshi Matsuyama 菓子及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008035755A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Ariake Nori:Kk 和菓子
JP2009213444A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Takeshi Matsuyama 菓子及びその製造方法

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