JPH0775441A - きのこ類の栽培方法 - Google Patents

きのこ類の栽培方法

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JPH0775441A
JPH0775441A JP5215607A JP21560793A JPH0775441A JP H0775441 A JPH0775441 A JP H0775441A JP 5215607 A JP5215607 A JP 5215607A JP 21560793 A JP21560793 A JP 21560793A JP H0775441 A JPH0775441 A JP H0775441A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 きのこ類の栽培方法を、針葉樹、広葉樹等を
問わず培地材料を採用した場合にも栽培期間中に種々の
病原菌や雑菌が発生し難い栽培方法であって、簡単な設
備で安全にかつ殺菌処理時間を効率良く短縮して栽培で
きるようにする。 【構成】 木質系培地材料を150〜300℃、1.0
×103 〜3.0×103 kg/cm2 で1〜5分間加
熱加圧処理し、さらにこの培地材料を、高周波誘電加熱
装置を用いて150〜300℃で10〜15分間加熱
し、次いで90〜100℃の熱水を加えて表面を殺菌す
ると共に膨潤させ、袋に密封して種菌を接種して栽培す
るきのこ類の栽培方法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、食用きのこを主とす
るきのこ類の栽培方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食用きのこ類であるエノキタケ、
ヒラタケ、ブナシメジ、ナメコ、マイタケなどの栽培
は、原木に種菌を摂取して主に屋外で原木内に菌糸を蔓
延させてきのこを発生させる原木栽培が行われていた
が、このような原木栽培法は、原木の運搬に多大な労力
を要し、また近年は良質の原木が入手困難となったこと
もあり衰退の一途をたどっている。
【0003】一方、このような原木栽培法に代えて菌床
栽培法が広く採用されるようになってきたが、一般的な
菌床栽培法では、おが屑に米ぬか、ふすまなどの栄養剤
を混合して含水率が60〜63%となるように調製した
培地を、合成樹脂フィルム製の袋または耐熱ガラス製容
器等に収容し、これを加圧条件または常圧条件にて殺菌
釜内で殺菌し、次いで所要温度に冷却し、滅菌室内で種
菌を接種して栽培している。
【0004】このような栽培方法においては、培地の殺
菌状態が不完全である場合に、培地に雑菌が繁殖してき
のこ類が全く栽培できなくなるので、前記した高圧また
は常圧にて殺菌工程を充分に行なう必要があり、前者の
高圧殺菌方法では専用の殺菌釜を設けて1.2kg/c
2 程度の加圧状態で120℃程度に培地内部を昇温
し、この温度条件で1〜1.5時間保持して殺菌処理を
行なっていた。一方、後者の常圧殺菌方法では、容器内
の培地温度が95〜100℃に達してから2〜3時間保
持して殺菌処理を行なうようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した菌床
栽培法では、培地に対する殺菌処理が充分であるとはい
えず、栽培期間中にトリコデルマ等の病原菌や青かび等
の雑菌の発生率が高いという問題点がある。
【0006】このような雑菌が発生する原因の一つは、
培地材料として広葉樹ばかりでなく、テルペンその他の
菌糸の生長阻害物質を多く含んでその分解および熟成の
速度が遅いことが知られた針葉樹を代替品として使用し
ている現状にもあると考えられる。
【0007】そして、種々の樹木から調製された培地に
対して、前記の高圧殺菌法で対処しようとすると、具体
的には、蒸気発生用のボイラー、重油貯留用タンクなど
の付帯設備が必要であり、培地入りの栽培瓶を3000
本収容した高圧殺菌釜を用いた場合には、所定の培地温
度および圧力条件とするために4時間を要し、さらに殺
菌処理に1時間、減圧・冷却処理に5時間という極めて
長時間の処理工程が必要となる。さらに、前記した高圧
高熱条件で行なうため、作業上の安全性が確保できない
という問題点もある。
【0008】そこで、この発明は、上記した問題点を解
決し、きのこ類の栽培方法を、針葉樹、広葉樹等を問わ
ず培地材料を採用した場合にも栽培期間中に種々の病原
菌や雑菌が発生し難い栽培方法であって、簡単な設備で
安全にかつ殺菌処理時間を効率良く短縮して栽培できる
ようにすることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、木質系培地材料を150〜3
00℃、1.0×103 〜3.0×103 kg/cm2
で1〜5分間加熱加圧処理し、次いで培地材料に90〜
100℃の熱水を加えた後、種菌を接種して栽培する手
段を採用したのである。
【0010】または、手段を木質系培地材料を150〜
300℃、1.0×103 〜3.0×103 kg/cm
2 で1〜5分間加熱加圧処理し、さらにこの培地材料
を、高周波誘電加熱装置を用いて150〜300℃で1
0〜15分間加熱し、次いで90〜100℃の熱水を加
えた後、種菌を接種して栽培する手段を採用したのであ
る。
【0011】
【作用】この発明のきのこ類の栽培方法に用いる培地
は、主要材料となる木質系材料を、150〜300℃、
1〜5分間という比較的高温かつ短時間の条件で前処理
したことにより、油脂やテルペン、フェノール化合物そ
の他の菌糸の生長を阻害する成分が減少しているので、
広葉樹以外の植物質材料を広く採用できるものとなる。
【0012】また、前記した高温処理にて変性した培地
材料を1.0×103 〜3.0×103 kg/cm2
高圧で処理すると、材料が軟化して光学顕微鏡下でも組
織の破壊が観察できるほどになる。このような物理・化
学的変化が相まって、リグニンやセルロースなどが部分
的に破壊され、短期間で菌が生長し易い優れた培地とな
る。またこのような培地は、加熱・加圧処理によって、
かびやバクテリアなどの微生物が死滅しかつ乾燥してい
るので、長期間保存可能であり、かつ低体積で輸送性に
優れている。
【0013】そして、さらに培地材料を高周波誘電加熱
装置によって所定の内部温度に加熱することにより、短
時間で内部の殺菌処理が終了する。次に所定温度の熱水
を加えると、培地の表面の殺菌が行なえると共に必要な
含水率となるまで吸水させて培地を適当に膨潤させるこ
とができる。
【0014】その後は、種菌を接種し、通常の培養にて
完熟の菌床が得られる。このようにすると、培地の木質
材料は高圧加熱殺菌した場合よりもよく分解されている
ので、子実体発生にも好影響を与えることができる。
【0015】
【実施例】この発明に用いる木質系材料としては、ぶ
な、けやき、こなら等の諸種の広葉樹の他、杉、からま
つ、とどまつ等の針葉樹であってよい。原材料の形態と
しては、製材時の副産物であるおがくず、チップ、又は
きのこ栽培に使用した後の原木や廃菌床が挙げられる。
また、木質系材料に、米ぬか、ふすま等の栄養剤を添加
すれば、より好ましいのは勿論である。
【0016】そして、上記の木質系材料を150〜30
0℃の温度条件および1.0×103 〜3.0×103
kg/cm2 の圧力条件で1〜5分間処理する。なぜな
ら、150℃未満の低温では、生長阻害成分の蒸散を充
分に行ない得ず、したがって、きのこ類の生長率の改善
がみられない。また、300℃を越える高温では、原材
料の着火点を越えることとなり、有用成分まで熱変性ま
たは燃焼することとなるからである。また、圧力条件の
1.0×103 kg/cm2 未満の低圧力では、リグニ
ンやセルロースなどを所要の程度に破壊できない。逆
に、3.0×103 kg/cm2 を越える高圧では、菌
の生長率をこれ以上改善できず実用性に欠けることとな
る。
【0017】また、この発明で栽培の対象となるきのこ
類は、子実体の形が大きい担子菌類もしくは子嚢菌類に
属する菌類、あるいはその子実体であって、特に限定さ
れるものでなく、シイタケ、ブナシメジ、エノキタケ、
ナメコ、ヒラタケ、マイタケ等の食用菌類を主とし、そ
の他薬用等のきのこ類であってもよい。
【0018】この発明で用いる高周波誘電加熱装置は、
化学工業、食品工業、木材加工などで用いられる通常の
加熱装置を採用し、実験的手法により、その周波数を決
定してものを用いることができる。具体的には高周波誘
電加熱装置は、3〜5MHz以上の周波数であってよ
く、2450MHz程度の周波数のいわゆる電子レンジ
を使用することもできる。
【0019】このような高周波誘電加熱装置を用いた殺
菌処理では、乾燥状態の培地を内部温度150〜300
℃で10〜15分間加熱殺菌する。このときの温度条件
が150℃未満の低温では10〜15分といった短時間
で効率よく充分な殺菌が行ない得ず、300℃を越える
高温では、原材料の着火点を越えることになり不適当で
ある。
【0020】そして、次に培地に加える熱水の温度は、
常圧にて90〜100℃である。なぜなら、90℃未満
の低温では、充分な殺菌が行なうことができないからで
ある。
【0021】[実施例1]ブナその他の広葉樹を主要材
料とするおが屑を、回転式の熱乾燥機に収容し、150
℃で3〜5分間乾燥し、このおが屑に米ぬかとふすまを
重量比で6:4に混合した栄養剤を乾燥重量比で20%
添加混合した。
【0022】そして、この混合物を押出成形機(高橋製
作所製:木質燃料成形機)に供給して300℃に加熱し
ながら1.5kg/cm2 の圧力を1分間かける条件
(90cm/分の製造速度)で円筒状に成形し、これを
約460gの重さ毎に切断して、それぞれを培地材料A
1 とした。
【0023】次に、培地材料A1 230gを、クリーン
ベンチ内で予めエチレンオキシドによりガス殺菌した通
気孔付きのきのこ類栽培用ポリプロピレン製袋に入れ、
最終含水率が62%となるように100℃の熱水(常圧
沸騰水)380ミリリットルを袋内に注入して、従来の
おが屑製0.6kg菌床培地に相当する重量の膨潤した
殺菌処理済の培地A2 を得た。
【0024】このようにして得られた培地A2 (培地内
温度20℃)100菌床に対し、それぞれシイタケ菌
(北研産業社製:北研600号)を1袋当たり25ミリ
リットルを接種し、袋口をヒートシールして密閉し、2
2℃、湿度65%の培養室に入れて培養した。
【0025】以上のような栽培工程において、常圧沸騰
水の注入前の培地材料の殺菌状態を調べるため、円筒状
の培地材料A1 の外周面、内部、内周面の3箇所からそ
れぞれ5gの試料の15例を無菌的に取り出し、無菌水
を加えてPDA培地に接種し、これを22℃のインキュ
ベータ内に静置して雑菌繁殖状況を観察し、これらの結
果を表1に示した。
【0026】また、培地A2 に接種した当初より48日
目までの菌糸(20菌床)の平均日成長量(mm)およ
び接種当初より90日目までの雑菌発生累積数(100
菌床例中の菌床数)を測定し、これらの結果を表2また
は表3に示した。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】〔実施例2〕実施例1において、培地材料
1 の460gを電子レンジ(ナショナル社製:NE−
KC80)で10分間加熱したものを50菌床、15分
加熱したものを50菌床(合計100菌床)とし、次
に、培地材料A1 460gを、クリーンベンチ内で予め
エチレンオキシドによりガス殺菌した通気孔付きのきの
こ類栽培用ポリプロピレン製袋に入れ、最終含水率が6
2%となるように100℃の熱水(常圧沸騰水)760
ミリリットルを袋内に注入して、従来のおが屑製1.2
kg菌床培地に相当する重量の膨潤した殺菌処理済の培
地A2 を得た。
【0031】このようにして得られた培地A2 (培地内
温度20℃)100菌床に対し、実施例1と全く同様に
して、シイタケ菌を摂取し栽培し、菌糸の平均日成長量
(mm)および雑菌発生累積数(菌床数)を測定し、こ
れらの結果をそれぞれ表2または表3に併記した。
【0032】〔比較例1〕実施例1と全く同様にして調
製した培地材料A1 の460gをきのこ類栽培用ポリプ
ロピレン製袋に入れ、最終含水率が62%となるように
常温の水道水760ミリリットルを袋内に注入して膨潤
させた。
【0033】この培地を高圧殺菌釜で1.2kg/cm
2 の圧力をかけ、容器内培地温度が120℃に達してか
ら1時間殺菌して、従来のおが屑製1.2kg菌床培地
に相当する重量の膨潤した殺菌処理済の培地A3 を得
た。
【0034】このようにして得られた培地A3 (培地内
温度20℃)100菌床に対し、実施例1と全く同様に
して、シイタケ菌を摂取し栽培し、菌糸の平均日成長量
(mm)および雑菌発生累積数(菌床数)を測定し、こ
れらの結果をそれぞれ表2または表3に併記した。
【0035】〔比較例2〕実施例2において、培地材料
1 の460gを電子レンジ(ナショナル社製:NE−
KC80)で5分間加熱したものを培地材料としたこと
以外は、実施例2と全く同様にして培地A2 を得た。
【0036】このようにして得られた培地A2 (培地内
温度20℃)100菌床に対し、実施例2と全く同様
に、シイタケ菌を摂取し栽培したが、菌糸の発育状況は
悪く、また殆どの菌床に雑菌が発生したため、栽培実験
を中止した。
【0037】以上述べた実施例1、2および比較例1の
測定および観察の結果を、“雑菌の発生”と“菌糸の生
育”の各項目に分けて以下に説明する。
【0038】“雑菌の発生”表1に示すように、常圧沸
騰水の注入前の培地材料A1 からは、雑菌が検出されな
かった。このことから、固形で乾燥状態の培地材料A1
を長期保存することが可能であること、および実施例お
よび比較例に用いた培地材料がいずれも同じ条件であっ
たことが明らかである。
【0039】次に、表3の結果から、実施例1および実
施例2のかび類等の雑菌発生状況は、比較例とほぼ同率
であり、このことから常圧沸騰水の栽培袋内への注入、
または高周波誘電加熱の併用により、培地は従来の高圧
殺菌法とほぼ同じ殺菌状態となることが明らかである。
【0040】“菌糸の生育”表2に示すように、実施例
1および実施例2のシイタケ菌の菌糸の成長量は、実験
当初より48日までほぼ一貫して比較例1と同様であ
り、実施例1、2における培地材料への熱水の注入およ
び高周波誘電加熱が、菌糸の成長量を阻害していないこ
とが明らかである。
【0041】
【効果】この発明は、以上説明したように、木質系培地
材料として所定の加熱加圧処理したものを採用し、熱水
を加え、さらには高周波誘電加熱装置を用いて加熱した
後、種菌を接種して栽培する方法としたから、針葉樹、
広葉樹等を問わずに培地材料を採用した場合にも栽培期
間中に種々の病原菌や雑菌が発生し難い栽培方法とな
り、簡単な設備で安全にかつ殺菌処理時間を効率良く短
縮して栽培できるようになる利点がある。
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、木質系材料を乾燥した状態で
150〜300℃、1.0×103 〜3.0×103
g/cm2 で1〜5分間加熱加圧処理し、得られた培地
材料に90〜100℃の熱水を加えて膨潤・殺菌処理し
た後、種菌を接種して栽培する手段を採用したのであ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】または、木系材料を乾燥した状態で15
0〜300℃、1.0×103 〜3.0×103 kg/
cm2 で1〜5分間加熱加圧処理し、得られた培地材料
を、高周波誘電加熱装置を用いて150〜300℃で1
0〜15分間加熱し、次いで90〜100℃の熱水を加
て膨潤・殺菌処理した後、種菌を接種して栽培する手
段を採用したのである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】そして、さらに培地材料を高周波誘電加熱
装置によって所定の内部温度に加熱することにより、短
時間で内部の殺菌処理が終了する。次に所定温度の熱水
を加えると、培地の表面の殺菌が行なえると共に必要な
含水率となるまで雑菌を含まない水を吸水させて培地を
適当に膨潤させることができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】そして、この混合物を押出成形機(高橋製
作所製:木質燃料成形機)に供給して300℃に加熱し
ながら1.5×10 3 kg/cm2 の圧力を1分間かけ
る条件(90cm/分の製造速度)で円筒状に成形し、
これを約460gの重さ毎に切断して、それぞれを培地
材料A1 とした。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】
【効果】この発明は、以上説明したように、木質系培地
材料として所定の加熱加圧処理したものを採用し、熱水
を加えるか、または高周波誘電加熱装置を用いて加熱
、次いで90〜100℃の熱水を加えた後、種菌を接
種して栽培する方法としたから、針葉樹、広葉樹等を問
わずに培地材料を採用した場合にも栽培期間中に種々の
病原菌や雑菌が発生し難い栽培方法となり、栽培現場に
おいて長時間を要する特別の殺菌処理を必要としない
か、または簡単な設備で安全にかつ殺菌処理時間を効率
よく短縮して栽培できるようになる利点がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質系培地材料を150〜300℃、
    1.0×103 〜3.0×103 kg/cm2 で1〜5
    分間加熱加圧処理し、次いで培地材料に90〜100℃
    の熱水を加えた後、種菌を接種して栽培することからな
    るきのこ類の栽培方法。
  2. 【請求項2】 木質系培地材料を150〜300℃、
    1.0×103 〜3.0×103 kg/cm2 で1〜5
    分間加熱加圧処理し、さらにこの培地材料を、高周波誘
    電加熱装置を用いて150〜300℃で10〜15分間
    加熱し、次いで90〜100℃の熱水を加えた後、種菌
    を接種して栽培することからなるきのこ類の栽培方法。
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