JPH0775373B2 - 信号装置 - Google Patents

信号装置

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JPH0775373B2
JPH0775373B2 JP63189175A JP18917588A JPH0775373B2 JP H0775373 B2 JPH0775373 B2 JP H0775373B2 JP 63189175 A JP63189175 A JP 63189175A JP 18917588 A JP18917588 A JP 18917588A JP H0775373 B2 JPH0775373 B2 JP H0775373B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は有線通信回線に適用する信号装置に関する。
〔従来技術及び課題〕
従来、直流ダイヤル信号方式における代表的なものとし
てはCX信号方式とDX信号方式が知られている。
DX信号方式は、第3図に示すようにA局における信号装
置30とB局における信号装置31を線路32を介して対称的
に接続し、線路32に流す直流電流を制御して各信号回路
33、34のSS接点(呼出用)とSR接点(応答用)を相対す
る方向で動作させるもので、基本的にはアースリターン
による直流信号方式を採用している。なお、信号回路3
3、34には多巻線継電器(四巻線有極リレー)を使用
し、動作方向電流と不動作方向電流の差動形として動作
する。また、線路32の片線は信号主回路に、他の1心を
地電位差補償に用いることにより、誤動作を防止してい
る。
ところで、一般に、この種の信号装置30(31も同様)に
内蔵する直流電源部35は、保安面、或は他の局設備や複
数回線で共用されることから正側を接地している。しか
し、接地抵抗は零ではなく、それぞれ別々に接地される
信号装置30と31間に地電位差Eeを生ずることが多い。こ
のため信号回路33、34内には地電位差Eeに基づく電流が
流れ、消費電力を増加させるとともに、かかる消費電力
を許容する電力容量及び許容電圧の大きい大型部品を必
要とし、例えば前述のような多巻線継電器を使用せざる
を得ない問題があった。
本発明はこのような従来技術に存在する問題点を解決し
た信号装置1の提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明は、呼出用のSS入力部21及び応答用のSR出力部22
を備えるとともに、線路12,13に接続して直流ダイヤル
信号を送受する信号回路2を備えるDX信号方式を用いた
信号装置1を構成するに際して、線路12,13間の電位状
態を検出する電位検出抵抗R1,R2と、線路電流を電位で
検出する電流検出抵抗R3と、電位検出抵抗R1,R2から得
る電位状態と電流検出抵抗R3から得る電位状態に基づい
てSR出力部22に出力を付与するコンパレータ17とを含む
信号回路2を備え、コンパレータ17の出力部とSR出力部
22を、アイソレートタイプの接続回路8により接続する
とともに、線路側を非接地状態とし、かつ正電圧源4a及
び負電圧源4bを有する電源回路4と、正電圧源4aの出力
と負電圧源4bの出力を線路12に選択的に付与するスイッ
チ23を備え、SS入力部21をアイソレートタイプの接続回
路7を介して前記スイッチ23に接続することにより、線
路側に接続された信号回路2をグランドから絶縁してな
ることを特徴とする。この場合、電源回路4には直流−
直流コンバータ11を用いる。なお、本発明で言う絶縁と
は高抵抗で接地する場合を含む概念である。
これにより、信号回路2は非接地状態となるため、地電
位差に基づく電流は流れず、地電位差に基づく電力消費
は生じない。
〔実 施 例〕
次に、本発明に係る好適な実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
まず、信号装置1の原理構成について第1図を参照して
説明する。
A局側の信号装置1において、2は信号回路である。信
号回路2は全体を非接地とし、グランドに対して絶縁状
態にする。一方、信号回路2には直流電源部3を接続す
る。この直流電源部3は例えば商用交流を整流平滑して
出力する直流出力部10と、直流出力部10の直流電圧を目
的の使用直流電圧に変換する直流−直流コンバータ11を
備える。直流−直流コンバータ11はいわばアイソレート
タイプの電源回路4を構成し、入力側は接地するが出力
側は非接地とする。この結果、信号回路2はグランドか
ら絶縁された状態で動作する。なお、アイソレートタイ
プの電源回路4としては、その他、スイッチングレギュ
レータ等の各種同効回路を利用できる。
また、信号回路2は所定の通話回路とともに線路12、13
に接続する。なお、Ra、Rbは線路12、13における線路抵
抗を示す。
他方、B局側の信号装置1aも上記したA局側と全く同様
に構成する。なお、2aは信号回路、3aは直流電源部、4a
は電源回路を示す。よって、両信号装置1と1aは線路1
2、13を介して対称的に接続し、通信回線Mを構成でき
る。この場合、第1図中、二点鎖線Pで囲んだ回路、即
ち、A局の信号回路2とB局の信号回路2a間はグランド
から絶縁された状態となり、地電位差の影響を受けな
い。
次に、信号装置1を具現化した回路の一例について第2
図を参照して説明する。
第2図において、信号回路2には線路12、13間の電位状
態を検出する電位検出抵抗R1、R2、電位検出抵抗R1、R2
によって検出した電位状態を反転出力する反転増幅器1
4、線路電流を電位で検出する電流検出抵抗R3、反転増
幅器14の出力と検出抵抗R3の出力を加算する加算器15、
基準電圧部16における予め設定した基準電圧と加算器15
の出力電圧を比較し、その比較結果によってSR出力部22
(応答側)を動作させるコンパレータ17を含む。この場
合、コンパレータ17の出力側(出力部6)はアイソレー
トされた接続回路(以下、アイソレータと記す)8を介
してSR出力部22に接続する。このアイソレータ8として
はフォトカプラ、リレー等を利用できる。また、抵抗R4
とコンデンサC1は誤動作防止回路を示す。これら各回路
素子を含む信号回路2は前述のように(直流的に)非接
地とする。なお、必要により線路12及び13は1MΩ程度以
上の高抵抗で接地してもよい。18は通話回路におけるト
ランスを示す。
一方、4は電源回路であり、正電圧源4aと負電圧源4bを
含み、前述のように直流−直流コンバータ11の出力を利
用できる。そして、各電圧源4a、4bにおける一方の極は
線路13側に、また、他方の極は線路12側に対して選択的
に接続可能なスイッチ23に接続する。なお、スイッチ23
はSS入力部21(呼出側)の動作状態によって切換わる。
この場合、SS入力部21とスイッチ23(入力部5)間には
アイソレータ7(フォトカプラ、リレー等)を介在せし
める。
このように構成する信号回路2の基本的動作は従来にお
ける多巻線継電器を用いた信号回路と同じである。以
下、その動作について説明する。
まず、A局、B局共に無発信状態にあれば、両局とも第
2図におけるスイッチ23は正電圧源4a側に切換わってい
る。このため両局間の線路電位は平衡し、線路電流は流
れない。よって、両局の加算器15の出力は負電位とな
り、両局のSR出力部22は動作しない。
今、一局において、SS入力部21が動作すれば発信状態と
なり、同局のスイッチ23を負電圧源4b側に切換える。こ
の結果、線路12、13に電流が流れ、他局における加算器
15の出力は正電位となり、同局のSR出力部22を動作させ
る。しかし、一局における加算器15の出力は負電位を維
持し、同局のSR出力部22は動作しない。
そして、他局が応答し、同局が発信状態になれば、同局
のSS入力部21が動作し、同様に一局のSR出力部22が動作
する。よって、両局間は通話状態となり、線路12、13に
おける直流電流は零となる。
以上、実施例について説明したが、本発明はこのような
実施例に限定されるものではない。例えば、信号回路の
構成は多巻線継電器を使用した回路にも適用できる。ま
た、アイソレートされた電源回路やアイソレータは他の
同様の機能を有する各種回路で置換できる。その他、細
部の構成等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
任意に変更できる。
〔発明の効果〕
このように、本発明に係る信号装置は、線路間の電位状
態を検出する電位検出抵抗と、線路電流を電位で検出す
る電流検出抵抗と、電位検出抵抗から得る電位状態と電
流検出抵抗から得る電位状態に基づいてSR出力部に出力
を付与するコンパレータとを含む信号回路を備え、コン
パレータの出力部とSR出力部を、アイソレートタイプの
接続回路により接続するとともに、線路側を非接地状態
とし、かつ正電圧源及び負電圧源を有する電源回路と、
正電圧源の出力と負電圧源の出力を線路に選択的に付与
するスイッチを備え、SS入力部をアイソレートタイプの
接続回路を介して前記スイッチに接続することにより、
線路側に接続された信号回路をグランドから絶縁してな
るため、次のような顕著な効果を奏する。
通常、この種の信号装置は一個所に多数設置され、
共通の接地線に接続されている。この接地線は、グラン
ドに対して無視できない抵抗値を有していること及び接
続されている多数の信号装置がランダムに動作すること
から、信号装置側から見た場合、地電位は常に変化して
いるが、本発明では地電位差に基づく電流が流れないた
め、各信号装置が安定に動作する。
また、この種装置の従来タイプは、接地して動作さ
せるため、信号装置を経て線路に供給する単出力の+48
ボルト接地の電源(局が備える)を、信号装置毎に抵抗
で分圧(一般的にはブリーダ抵抗として600オームと400
オームが直列に接続され、48ボルト電源の出力に接続さ
れている)することにより、+電源及び−電源を得てお
り、この結果、待機状態の信号装置1台毎に、約2〜3
ワットの電力を消費していた。本発明では+電源及び−
電源を信号装置毎に設けることにより、分圧用の抵抗を
不要としたため、消費電力の大幅な低減を図れる。
多巻線継電器(四巻線有極リレー)等の特殊な部品
を不要とし、電力容量及び消費電力の小さい部品である
オペアンプを用いた加算器やコンパレータ等の使用で足
りるため、装置全体の小型化に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明に係る信号装置の原理構成を示すブロッ
ク系統図、 第2図:同信号装置を具現化した一例を示す電器回路
図、 第3図:従来例に係る信号装置の原理構成を示すブロッ
ク系統図。 尚図面中、 1:信号装置、2:信号回路 4:電源回路、4a:正電圧源 4b:負電圧源、7,8:接続回路(アイソレータ) 11:直流−直流コンバータ 12,13:線路、17:コンパレータ 21:SS入力部、22:SR出力部 23:スイッチ、R1,R2:電位検出抵抗 R3:電流検出抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】呼出用のSS入力部及び応答用のSR出力部を
    備えるとともに、線路に接続して直流ダイヤル信号を送
    受する信号回路を備えるDX信号方式を用いた信号装置に
    おいて、線路間の電位状態を検出する電位検出抵抗と、
    線路電流を電位で検出する電流検出抵抗と、電位検出抵
    抗から得る電位状態と電流検出抵抗から得る電位状態に
    基づいてSR出力部に出力を付与するコンパレータとを含
    む信号回路を備え、コンパレータの出力部とSR出力部
    を、アイソレートタイプの接続回路により接続するとと
    もに、線路側を非接地状態とし、かつ正電圧源及び負電
    圧源を有する電源回路と、正電圧源の出力と負電圧源の
    出力を線路に選択的に付与するスイッチを備え、SS入力
    部をアイソレートタイプの接続回路を介して前記スイッ
    チに接続することにより、線路側に接続された信号回路
    をグランドから絶縁してなることを特徴とする信号装
    置。
  2. 【請求項2】電源回路には直流−直流コンバータを用い
    たことを特徴とする請求項1記載の信号装置。
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