JPH0775349A - 空気調和機のインバータ装置 - Google Patents

空気調和機のインバータ装置

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JPH0775349A
JPH0775349A JP5221097A JP22109793A JPH0775349A JP H0775349 A JPH0775349 A JP H0775349A JP 5221097 A JP5221097 A JP 5221097A JP 22109793 A JP22109793 A JP 22109793A JP H0775349 A JPH0775349 A JP H0775349A
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JP
Japan
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compressor
temperature
power transistor
value
operating frequency
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Pending
Application number
JP5221097A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Ito
伊藤  晋
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パワートランジスタの温度上昇を防止し、よ
りきめこまかい空調をすることのできる空気調和機のイ
ンバータ装置を提供することを目的とする。 【構成】 圧縮機6に接続されるパワートランジスタ5
の温度を検出する温度センサー7と、この温度センサー
7の検出値により前記圧縮機6の運転周波数を可変する
信号をパワートランジスタ5に出力して制御する制御部
8を設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機に使用され
るインバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、空気調和機の制御は、きめこまか
い空調を行うため、圧縮機の運転・停止による制御を避
け、圧縮機の運転周波数による制御を行う傾向にある。
【0003】従来、パワートランジスタの温度上昇に対
してはパワートランジスタにサーマルリードスイッチを
取り付け、ある設定値以上になると、圧縮機を停止する
という制御を行っていた。以下、その構成について、図
4および図5を参照しながら説明する。図に示すよう
に、商用電源101に接続された整流器102と、この
整流器102に接続されたリアクター103と、このリ
アクター103に接続された電解コンデンサー104
と、パワートランジスタ105と、このパワートランジ
スタ105に接続された圧縮機106と、前記パワート
ランジスタ105を制御する制御部107と、前記パワ
ートランジスタ105の温度により作動するサーマルリ
ードスイッチ108とで構成され、制御部107がパワ
ートランジスタ105に信号を出力して圧縮機106を
運転させていた。
【0004】上記構成において、圧縮機106の運転に
より、前記パワートランジスタ105の温度T6が上昇
し、さらに過負荷運転等によりサーマルリードスイッチ
108の設定温度T4以上になると、サーマルリードス
イッチ108が作動し、制御部107からパワートラン
ジスタ105へ停止信号が送られていた。また、圧縮機
106の停止により、パワートランジスタ105の温度
T6が、前記サーマルリードスイッチ108の復帰温度
T5まで下がると、前記制御部107からパワートラン
ジスタ105へ運転信号が送られていた。
【0005】また、パワートランジスタの温度上昇を防
止してインバータ運転を続行させるものとして実開平4
−27334号公報に示される考案が提案されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の空気
調和機のインバータ装置の構成では、前者においては過
負荷運転等により、パワートランジスタ105の温度が
上昇したときに、圧縮機106が運転・停止を繰り返す
ため、きめこまかい空調ができないという問題があっ
た。また、後者においてはパワートランジスタの温度を
温度センサーで検出し、検出値に応じて室外ファンの回
転数を制御するものであった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、パワ
ートランジスタの温度上昇時に、圧縮機の運転周波数を
制御することにより、温度上昇を防止し、よりきめこま
かい空調をすることのできる空気調和機のインバータ装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機のイ
ンバータ装置は、上記目的を達成するために第1の手段
は、圧縮機に接続されるパワートランジスタと、このパ
ワートランジスタの温度を検出する温度センサーと、こ
の温度センサーの検出値により前記圧縮機の運転周波数
を可変する信号を前記パワートランジスタに出力して制
御する制御部とを備え、前記温度センサーからの検出値
が第1設定値を越えると前記圧縮機の運転周波数を一定
値下げるという動作を繰り返し、前記第1設定値に対
し、より低い第2設定値よりも温度センサーからの検出
値が下回ると圧縮機の運転周波数を一定値上昇させる動
作を繰り返す構成とする。
【0009】また、第2の手段は第1手段の制御部を温
度センサーからの検出値が第1設定値を越えると、圧縮
機の運転周波数の算出式の定数を変更して運転周波数を
下げ、第2設定値よりも検出値が下回ると定数をもとの
値に戻す構成とする。
【0010】
【作用】本発明は上記した第1手段の構成により、制御
部において温度センサーからの検出値が第1設定値を越
えると、圧縮機の運転周波数を一定値下げる動作を繰り
返し行い、第2設定値よりも温度センサーからの検出値
が下回ると圧縮機の運転周波数を一定値上昇させ、運転
周波数許容範囲内でこの動作が繰り返し行われるので、
圧縮機の運転を停止させることなくパワートランジスタ
の温度が下げられることとなる。
【0011】また、第2手段の構成により、制御部にお
いて、温度センサーからの検出値が第1設定値を越える
と、圧縮機の運転周波数の算出式の定数を変更して運転
周波数を下げ、第2設定値よりも検出値が下回ると定数
をもとの値に戻すので、圧縮機の運転を停止することな
くパワートランジスタの温度が下げられることとなる。
【0012】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1実施例につ
いて、図1および図2を参照しながら説明する。図に示
すように、商用電源1に整流器2が接続され、この整流
器2に接続されたリアクター3と、このリアクター3に
接続された電解コンデンサー4とパワートランジスタ5
と、このパワートランジスタ5に接続された空気調和機
に設けた圧縮機6と、前記パワートランジスタ5の温度
を検出する温度センサー7と、この温度センサー7の検
出値により前記圧縮機6の運転周波数を可変する信号を
前記パワートランジスタ5に出力して圧縮機6を制御す
る制御部8を設けた構成とする。
【0013】上記構成において、圧縮機6の運転によ
り、パワートランジスタ5の温度が上昇し、さらに過負
荷運転等によりパワートランジスタ5の温度を検出する
温度センサー7の検出温度T3が、パワートランジスタ
5の許容温度等により、あらかじめ定められた第1設定
値となる周波数下降設定温度T1よりも上昇すると、圧
縮機6の運転周波数を現状の運転周波数よりも2Hz程
度(H1)下降させ、以下この動作をパワートランジス
タ5の検出温度T3が周波数下降設定温度T1よりも低
くなるまで繰り返される。
【0014】つぎに検出温度T3が周波数下降設定温度
T1よりも低く、さらに第2設定値となる周波数復帰温
度T2よりも低くなると、現状の運転周波数よりも2H
z程度(H1)上昇させ、運転周波数許容範囲内でこの
動作を繰り返すこととなる。
【0015】このように、本発明の第1実施例の空気調
和機のインバータ装置によれば、圧縮機6の運転を停止
することなく、パワートランジスタ5の温度を下げるこ
とができることとなる。
【0016】(実施例2)以下、本発明の第2実施例に
ついて図3および図4を参照しながら説明する。なお、
第2実施例は第1実施例に対し制御部の構成が異なるも
ので、第1実施例と同一部分には同一符号をつけて詳細
な説明は省略する。
【0017】図に示すように、制御部8aは温度センサ
ー7からの検出値が第1設定値を越えると、圧縮機6の
運転周波数の算出式の定数を変更して運転周波数を下
げ、第2設定値よりも検出値が下回ると定数をもとの値
に戻す構成とする。
【0018】上記構成において、圧縮機6の運転周波数
は空気調和機の設定温度と部屋の温度との差から定めら
れた周波数決定変数Hmと、あらかじめ定められた定数
A1との積により定められている。
【0019】そして、圧縮機6の運転により、前記パワ
ートランジスタ5の温度が上昇し、さらに過負荷運転等
によりパワートランジスタ5の温度を検出する温度セン
サー7の検出温度T3が、パワートランジスタ5の許容
温度等により、第1設定値となるあらかじめ定められた
周波数下降設定温度T1よりも上昇すると、前記圧縮機
6の運転周波数は、前記周波数決定変数Hmと、前記定
数A1よりも小さい値の定数A2の積により算出される
こととなり、圧縮機6の運転周波数は低くなる。
【0020】また、前記検出温度T3が第2設定値とな
る周波数復帰温度T2よりも低くなるまでこの周波数で
運転される。さらに検出温度T3が周波数復帰温度T2
よりも低くなると、前記圧縮機6の運転周波数は、前記
周波数決定変数Hmと前記定数A1との積により算出さ
れることになり、もとの運転周波数に戻ることとなる。
【0021】このように本発明の第2実施例の空気調和
機のインバータ装置によれば、圧縮機6の運転を停止す
ることなく、パワートランジスタ5の温度を下げること
ができることとなる。
【0022】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば圧縮機に接続されるパワートランジスタと、
このパワートランジスタの温度を検出する温度センサー
と、この温度センサーの検出値により前記圧縮機の運転
周波数を可変する信号を前記パワートランジスタに出力
して制御する制御部を設けているので、パワートランジ
スタの温度が上昇しても、圧縮機の運転を停止すること
なく、運転周波数を下げることにより、パワートランジ
スタの温度を下げ、きめ細かい空調ができる空気調和機
のインバータ装置を提供できる。
【0023】また、パワートランジスタの許容温度範囲
に対し、低い温度領域で制御することができるため、パ
ワートランジスタの寿命をのばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の空気調和機のインバータ
装置の構成を示す回路図
【図2】同インバータ装置の制御部の動作チャート
【図3】同第2実施例の空気調和機のインバータ装置の
構成を示す回路図
【図4】同インバータ装置の制御部の動作チャート
【図5】従来の空気調和機のインバータ装置の構成を示
す回路図
【図6】同インバータ装置の制御部の動作チャート
【符号の説明】
5 パワートランジスタ 6 圧縮機 7 温度センサー 8 制御部 8a 制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機に接続されるパワートランジスタ
    と、このパワートランジスタの温度を検出する温度セン
    サーと、この温度センサーの検出値により前記圧縮機の
    運転周波数を可変する信号を前記パワートランジスタに
    出力して制御する制御部とを備え、前記温度センサーか
    らの検出値が第1設定値を越えると前記圧縮機の運転周
    波数を一定値下げるという動作を繰り返し、前記第1設
    定値に対し、より低い第2設定値よりも温度センサーか
    らの検出値が下回ると圧縮機の運転周波数を一定値上昇
    させる動作を繰り返す構成とした空気調和機のインバー
    タ装置。
  2. 【請求項2】 温度センサーからの検出値が第1設定値
    を越えると、圧縮機の運転周波数の算出式の定数を変更
    して運転周波数を下げ、第2設定値よりも検出値が下回
    ると定数をもとの値に戻す構成とした請求項1記載の空
    気調和機のインバータ装置。
JP5221097A 1993-09-06 1993-09-06 空気調和機のインバータ装置 Pending JPH0775349A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007225226A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Orion Mach Co Ltd 冷却装置の制御方法
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JP2012127650A (ja) * 2012-04-02 2012-07-05 Daikin Industries Ltd 冷凍装置

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