JPH0775113B2 - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JPH0775113B2
JPH0775113B2 JP15875988A JP15875988A JPH0775113B2 JP H0775113 B2 JPH0775113 B2 JP H0775113B2 JP 15875988 A JP15875988 A JP 15875988A JP 15875988 A JP15875988 A JP 15875988A JP H0775113 B2 JPH0775113 B2 JP H0775113B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、不使用時に本体ケース内のテープリールの
回り止めを図るリールブレーキ手段に特徴を有するテー
プカートリッジに係り、このリールブレーキ手段の配設
部位に防塵対策を講じたものである。
〔従来の技術〕
本発明の従来技術を添付図面を参照して説明すると、本
体ケース1の内部に、テープ2が巻かれる左右一対のフ
ランジ付きテープリール3・3と、図るリールブレーキ
手段14とが装備されていること、リールブレーキ手段14
が本体ケース1の底壁15上に摺動自在に装着されるスト
ッパー21と、該ストッパー21をブレーキ位置に摺動付勢
する手段とを含んでいること、ストッパー21からは左右
テープリール3・3のフランジ外周に係合する左右一対
のブレーキ片24・24を片持ち状に一体連出してあるこ
と、本体ケース1の底壁15に該ストッパー21をブレーキ
解除位置に後退摺動させる操作孔16を明けてあること
は、実公昭63−12451号公報に公知である。
ここで使用されているリールブレーキ手段14のストッパ
ー21は、第8図に示すごとくプラスチック製の摺動台23
の前端部23aの左右から前方に一対のブレーキ片24・24
を片持ち状に連出したものとなっている。そこではブレ
ーキ解除のためにストッパー21を後退摺動させると、第
7図に示すように左右のブレーキ片24・24が本体ケース
1の縦リブ20の先端部20aに接当して互いに内側に弾性
変形する。この際、各ブレーキ片24の基部に大きい曲げ
応力が発生し、長時間にわたり繰り返し使用されている
うちにクリープ現象によってブレーキ片24が元のブレー
キ姿勢に十分復帰しなくなるおそれがあった。
そこで、ブレーキ片24の基部における弾性融通を大きく
とるために、第9図に示すように摺動台23の前端部23a
に左右のブレーキ片24を隔絶するスリット32を形成した
ストッパー21が開発された。このストッパー21によると
ブレーキ片24を長時間にわたって確実に機能させること
が可能となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記ストッパー21の摺動台23の下方には、第4
図および第5図に示すごとくケース底壁15に明けた操作
孔16があり、本体ケース1内のテープリール収容部が前
記スリット32および該操作孔16を介して外気に連通す
る。そのため、大気中に含まれる浮塵が本体ケース1内
のテープリール収容部に侵入してテープ2に触れ、悪影
響を及ぼすことに気付いた。内蔵テープ2が蒸着テープ
の場合は大気中の有害物質で磁性層が酸化腐食するの
で,特にこの点が問題になる。
本発明は、このような実情に着目して提案されたもので
あり、ストッパー21におけるブレーキ片24の耐久性を高
めながら、前述の操作孔16およびスリット32を介して本
体ケース1内に浮塵が侵入するのを有効確実に防止する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前述の基本構成からなるテープカートリッジにおいて、
ストッパー21には左右のブレーキ片24・24の連出基部に
両ブレーキ片24・24を隔絶する縦長のスリット32を形成
し、このスリット32の中間に、左右に小間隙34・34を残
して防塵用の縦壁33を設けたものである。
〔作用〕
スリット32の中間に設けた縦壁33は、本体ケース1の底
壁15に明けた操作孔1から侵入して来る浮塵がストッパ
ー前部のスリット32を通って本体ケース1内に直通状態
で入るのを阻止する。
左右の小間隙34・34は、各ブレーキ片24連出基部が内側
に弾性変形するのを容易にするように働く。
〔発明の効果〕
本発明によれば、スリット32に残存する小間隙34・34で
ストッパー21における各ブレーキ片の24の耐久性を高め
るものでありながら、ケース底壁15の操作孔16ついで該
スリット32を介しての大気中の浮塵が本体ケース1内に
侵入するのを縦壁33にて有効確実に防止することができ
る。
〔実施例〕
第1図ないし第7図は本発明に係るテープカートリッジ
の実施例として、8mmビデオ用を例示している。
第6図および第7図において、これの本体ケース1はプ
ラスチッグ製の上下ケース1a・1bを蓋合わせ状にねじ結
合してなり、本体ケース1の内部左右にテープ2が巻か
れるフランジ付きテープリール3・3を回転自在に収容
配備してある。本体ケース1の前方左右にはテープガイ
ド部材4・4が設けられ、これらガイド部材4・4を介
してテープ2は一方のテープリール3からケース前面に
繰り出されて他方のテープリール3に巻き取られる。
本体ケース1の前面にはビデオデッキ側のテープ引き出
しピンが下方から係入するポケット5が凹設されてい
る。また本体ケース1にこれの前面を開閉自在に閉合す
る裏蓋7付きの前蓋6が枢着されており、不使用時には
ガイド部材4・4間に巻き掛けたテープ部分を前蓋6と
裏蓋7とで覆って磁性面を保護する。デッキに装着した
ときには、前蓋6および裏蓋7が上向きに開放されてポ
ケット5に下方から挿入されるデッキ側のテープ引き出
しピンでテープ2がケース前方に引き出し可能となる。
各テープリール3はハブ9の上下にフランジ10・11を有
し、下フランジ11の外周に係合歯12が連続形成されてお
り、上ケース1aの内面に固定したリール押えばね13でリ
ール回転中心が押し下げ付勢されている。
本体ケース1内の後方の左右中央部位には、不使用時に
各テープリール3の回り止めを図るリールブレーキ手段
14が組み込まれている。すなわち、下ケース1b側の該当
部位には、第4図および第5図に示すごとく本体ケース
1の底壁15に前後に長い操作孔16を明け、このケース底
壁15の内面上に該操作孔16をはさんで左右平行に走る前
後向きのガイド17・17と、両ガイド17の外側をこれと平
行に走る前後向きの受け18・18とをそれぞれ一体に立設
し、両ガイド17の対向する内面上端に抜け止め突条19を
張り出し形成してある。これらガイド17および受け18の
各前端は、リール中心を曲率中心として底壁15から立設
された円弧状の縦リブ20に接続してある。
下ケース1bに組みつけられるリールブレーキ手段14の構
成部材としては、ストッパー21とコイルばね22とがあ
る。
ストッパー21は、第3図に示すごとくブロック状の摺動
台23と、該摺動台23の前端左右から前方に先拡がり片持
ち状に突設されたブレーキ片24・24と、摺動台23の上面
の左右中央部位に突設された前後向きのリブ25と、該リ
ブ25の上下中間部から左右に張り出し形成した水平板部
26とを有するプラスチック成形品である。摺動台23の下
面に前記操作孔16を介してデッキ側のブレーキ解除部材
の係入を許す係合穴27が形成されている。
このストッパー21は下ケース1bにテープリール3・3を
組み込んだのち、前記摺動台23を左右のガイド17・17間
に上方から押し込み嵌合する。このとき両ガイド17・17
は左右外側方に弾性変形して摺動台23の押し込み嵌合を
許す。ストッパー21を完全に装着した状態において,第
5図に示すごとく水平板部26の下面が両受け18・18の上
端で前後摺動自在に吊り下げ状態で受け止め支持される
とともに、摺動台23の上面の左右に両ガイド17・17の突
条19・19が近接対向してストッパー21の上方への抜け出
しを接当規制する。
また、摺動台23の後面に形成した凹部28には、第4図に
示すごとくコイルばね29を嵌装し得る突起30を設けてあ
り、この突起30にコイルばね29を予め組みつけた状態で
両ガイド17・17間に摺動台23を押し込み装着しながら、
該ばね29を下ケース1bの後側壁31の内側との間に組み込
む。
次にリールブレーキ手段14の作動を説明すると、ストッ
パー21はその摺動台23が両ガイド17・17に案内されてブ
レーキ片24・24の先端が左右のテープリール3・3の下
フランジ外周の係合歯12に接当係合する前方のブレーキ
位置と、ブレーキ片24・24の先端が係合歯12から外れる
後方のブレーキ解除位置とにわたって直線的に前後摺動
自在であり、常態ではコイルばね29で前方のブレーキ位
置に向けて常に押圧付勢されている。従って、テープカ
ートリッジの不使用時には左右のブレーキ片24・24の先
端がこれ自体の弾性で左右の各テープリール3側に拡開
付勢されて、その先端が下フランジ外周の係合歯12に常
に係合し、各テープリール3がテープ繰り出し方向に回
転するのを阻止し、かつコイルばね29によるストッパー
21の前方への進出付勢力で各ブレーキ片24・24が各テー
プリール3を常にテープ巻き取り方向に回転させるよう
に作用する。
テープカートリッジをデッキに装填すると、摺動台23に
設けた係合穴27が操作孔16に常に臨んでいるので、デッ
キ側のブレーキ解除部材が操作孔16を介して係合穴27に
係入し、これでストッパー21これ全体がコイルばね29に
抗してブレーキ解除位置に後退摺動し、各ブレーキ片24
・24は後方への移動につれて縦リブ20の先端部20aとの
摺接で互いに内側に押圧変形され、ブレーキ片24の先端
が各テープリール3のフランジ外周から外れ、各リール
3が自由回転状態となる。
本発明は,かかるリールブレーキ手段14において、スト
ッパー21を次のように改良した点に特徴を有する。
すなわち、第1図ないし第3図において、摺動台23の前
端部23aには左右のブレーキ片24・24を隔絶するための
縦長のスリット32を形成し、以て各ブレーキ片24・24が
左右に弾性変形する際の基部における弾性融通を大きく
して応力の拡散を図る。かくして、このスリット32の左
右中央に、前方に向けて先細り断面形状の縦壁33を上壁
面から垂設する。この際、縦壁33と摺動台23の前端部23
aとの間には、該前端部23aの内方への弾性変形を許す小
間隙34・34を左右にそれぞれ残してあり、かつこの小間
隙34・34はスリット32と係合穴27とを前後に直通的に短
絡しないよう第2図の横断平面視でラビリンス状に構成
し、操作孔16を介して係合穴27に入ってきた浮塵が前記
スリット32を通してケース内部に容易に侵入しないよう
にした。
図示例の全容は以上のようになっているが、テープカー
トリッジの形態によってはリールブレーキ手段14が本体
ケース1内の前方の左右中央部位に配されていてもよ
い。前記ばね29はストッパー21から舌片状に一体連出さ
れていてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明の実施例を示しており、 第1図はリールブレーキ手段のストッパーを下面側から
見た斜視図、 第2図は該ストッパーの前部における横断平面図、 第3図はリールブレーキ手段の分解斜視図、 第4図はリールブレーキ手段の縦断側面図、 第5図は第4図におけるV−V線断面図、 第6図はテープカートリッジの上ケース取外し状態での
全体平面図、 第7図はリールブレーキ手段の拡大平面図である。 第8図は従来例におけるストッパー前部の横断平面図で
ある。 第9図は更に改良された別の従来例のストッパー前部の
横断平面図である。 1……本体ケース、 2……テープ、 3……テープリール、 11……テープリールのフランジ、 14……リールブレーキ手段、 15……本体ケースの底壁、 16……操作孔、 21……ストッパー、 24……ブレーキ片、 29……ばね、 32……スリット、 33……縦壁、 34……小間隙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース1の内部に、テープ2が巻かれ
    る左右一対のフランジ付きテープリール3・3と、不使
    用時に両テープリール3・3の回り止めを図るリールブ
    レーキ手段14とが装備されており、 リールブレーキ手段14は、本体ケース1の底壁15上に摺
    動自在に装着されるストッパー21と、該ストッパー21を
    ブレーキ位置に摺動付勢する手段とを含み、ストッパー
    21からは、左右テープリール3・3のフランジ外周に係
    合する左右一対のブレーキ片24・24を片持ち状に一体連
    出してあり、 本体ケース1の底壁15に該ストッパー21をブレーキ解除
    位置に後退摺動させる操作孔16を明けてあり、 前記ストッパー21には左右のブレーキ片24・24の連出基
    部に両ブレーキ片24・24を隔絶する縦長のスリット32を
    形成してあり、 このスリット32の中間に、左右に小間隙34・34を残して
    防塵用の縦壁33が配設されていることを特徴とするテー
    プカートリッジ。
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