JPH0774790A - 非線形歪補償送受信回路 - Google Patents
非線形歪補償送受信回路Info
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- JPH0774790A JPH0774790A JP21465093A JP21465093A JPH0774790A JP H0774790 A JPH0774790 A JP H0774790A JP 21465093 A JP21465093 A JP 21465093A JP 21465093 A JP21465093 A JP 21465093A JP H0774790 A JPH0774790 A JP H0774790A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 ディジタル移動通信の移動機の非線形歪補償
付き送受信回路の規模の縮小を目的とする。 【構成】 ベースバンド変調器2にて２系列化した出力
I,Q を，振幅変調し合成した直交変調器4の出力を電力
増幅器5で増幅し其の分岐出力を直交復調したベースバ
ンド信号I",Q"とベースバンド変調器の出力I,Q との加
算結果I',Q' を直交変調器へ出力する加算器3とから成
る歪補償のフィードバック系を有する送信系及び受信し
た直交変調信号を周波数変換する受信機8と,直交復調器
の２系列のベースバンド出力を１系列の受信データ11と
するベースバンド検出器10とから成る受信系とが一体と
なった非線形歪補償付き送受信回路において、電力増幅
器の分岐出力T と受信機のIF変換出力Rとを切り換える
切換スイッチ300 を設け、その切換出力を１個の直交復
調器へ入力することによって，送信系の歪補償フィード
バック系の直交復調器としても併用する。
付き送受信回路の規模の縮小を目的とする。 【構成】 ベースバンド変調器2にて２系列化した出力
I,Q を，振幅変調し合成した直交変調器4の出力を電力
増幅器5で増幅し其の分岐出力を直交復調したベースバ
ンド信号I",Q"とベースバンド変調器の出力I,Q との加
算結果I',Q' を直交変調器へ出力する加算器3とから成
る歪補償のフィードバック系を有する送信系及び受信し
た直交変調信号を周波数変換する受信機8と,直交復調器
の２系列のベースバンド出力を１系列の受信データ11と
するベースバンド検出器10とから成る受信系とが一体と
なった非線形歪補償付き送受信回路において、電力増幅
器の分岐出力T と受信機のIF変換出力Rとを切り換える
切換スイッチ300 を設け、その切換出力を１個の直交復
調器へ入力することによって，送信系の歪補償フィード
バック系の直交復調器としても併用する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は４相 PSK変調など直交変
調された無線周波数のディジタル直交変調信号を送信す
る送信機と送信された直交変調信号を受信する受信機と
を一体化した移動体通信の移動機の送受信回路の構成に
係り、特に其の送信回路の終段の高出力の電力増幅器の
電力効率を良くする為に非線形増幅した際に生ずる直交
変調波の歪分を、その直交変調波を復調した復調出力の
ベースバンドを送信の直交変調器の入力のベースバンド
に加算することで補償し、高出力の電力増幅器の入出力
特性を線形化する非線形歪補償付き送信回路をもつ直交
変調波の送受信回路に関する。
調された無線周波数のディジタル直交変調信号を送信す
る送信機と送信された直交変調信号を受信する受信機と
を一体化した移動体通信の移動機の送受信回路の構成に
係り、特に其の送信回路の終段の高出力の電力増幅器の
電力効率を良くする為に非線形増幅した際に生ずる直交
変調波の歪分を、その直交変調波を復調した復調出力の
ベースバンドを送信の直交変調器の入力のベースバンド
に加算することで補償し、高出力の電力増幅器の入出力
特性を線形化する非線形歪補償付き送信回路をもつ直交
変調波の送受信回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の直交変調信号の非線形歪補償付き
送受信回路は、図６の構成図に示す如く、其の送信系10
0は、入力の１系列の送信データTXD(1)をベースバンド
変調器MODBB(2)で２系列化して,出力のベースバンド信
号I,Qを，互に直交位相の搬送波に乗じ振幅変調した後
に合成する直交変調器QMOD(4)の出力の直交変調信号を
電力増幅器PA(5) で増幅し, 其の電力増幅器PA(5)の出
力の送信出力Poutを分波器DUP,アンテナ(12)を介し外部
へ送信するが、其の送信出力Poutの一部を分岐するカッ
プラC と, 其の分岐出力の直交変調信号に互に直交位相
の各搬送波を乗じ直交復調して２系列のベースバンド信
号I",Q"を得る直交復調器QDEM(6)と、其の復調出力のベ
ースバンド信号I",Q"を前記ベースバンド変調器MODBB
(2)からの２系列のベースバンド信号I,Qに加算し其の加
算出力I',Q'を前記直交変調器QMOD(4)へ供給する加算器
ADD(3)とから成る歪補償のフィードバック系を設けてい
る。また、其の受信系200 は、アンテナ(12)で受信した
無線の直交変調波を, 分波器DUP を介し入力した受信信
号を周波数変換する受信機RX(8) と其の出力のIF周波数
に変換した受信信号を入力し互に直交位相の搬送波を乗
じ直交復調して２系列のベースバンドI",Q"を出力する
受信側の直交復調器QDEM(9)と其の復調出力の２系列の
ベースバンド信号I",Q"を１系列の受信データRXD(11)
とするベースバンド検出器DET(10) とで構成されてい
る。すなわち、従来の非線形歪補償送受信回路には、送
信系100の送信出力の歪補償のフィードバック系の直交
復調器QDEM(6)と受信系200のベースバンド変換の直交復
調器QDEM(9)とが互に独立に設けられていた。
送受信回路は、図６の構成図に示す如く、其の送信系10
0は、入力の１系列の送信データTXD(1)をベースバンド
変調器MODBB(2)で２系列化して,出力のベースバンド信
号I,Qを，互に直交位相の搬送波に乗じ振幅変調した後
に合成する直交変調器QMOD(4)の出力の直交変調信号を
電力増幅器PA(5) で増幅し, 其の電力増幅器PA(5)の出
力の送信出力Poutを分波器DUP,アンテナ(12)を介し外部
へ送信するが、其の送信出力Poutの一部を分岐するカッ
プラC と, 其の分岐出力の直交変調信号に互に直交位相
の各搬送波を乗じ直交復調して２系列のベースバンド信
号I",Q"を得る直交復調器QDEM(6)と、其の復調出力のベ
ースバンド信号I",Q"を前記ベースバンド変調器MODBB
(2)からの２系列のベースバンド信号I,Qに加算し其の加
算出力I',Q'を前記直交変調器QMOD(4)へ供給する加算器
ADD(3)とから成る歪補償のフィードバック系を設けてい
る。また、其の受信系200 は、アンテナ(12)で受信した
無線の直交変調波を, 分波器DUP を介し入力した受信信
号を周波数変換する受信機RX(8) と其の出力のIF周波数
に変換した受信信号を入力し互に直交位相の搬送波を乗
じ直交復調して２系列のベースバンドI",Q"を出力する
受信側の直交復調器QDEM(9)と其の復調出力の２系列の
ベースバンド信号I",Q"を１系列の受信データRXD(11)
とするベースバンド検出器DET(10) とで構成されてい
る。すなわち、従来の非線形歪補償送受信回路には、送
信系100の送信出力の歪補償のフィードバック系の直交
復調器QDEM(6)と受信系200のベースバンド変換の直交復
調器QDEM(9)とが互に独立に設けられていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記の如
く、送信系100と受信系200とに独立に各直交復調器のQD
EM(6)とQDEM(9)とを設けて回路規模が大きくなる従来の
回路構成は、特に回路の小形化が要求される移動機では
問題がある。本発明の目的は、直交変調信号の TDMA (T
ime Division Multiple Access)又は TDD(Time Divisio
n Duplex)方式のディジタル移動通信の移動機の送受信
回路に適した回路規模が小さな非線形歪補償付き送受信
回路を実現することにある。
く、送信系100と受信系200とに独立に各直交復調器のQD
EM(6)とQDEM(9)とを設けて回路規模が大きくなる従来の
回路構成は、特に回路の小形化が要求される移動機では
問題がある。本発明の目的は、直交変調信号の TDMA (T
ime Division Multiple Access)又は TDD(Time Divisio
n Duplex)方式のディジタル移動通信の移動機の送受信
回路に適した回路規模が小さな非線形歪補償付き送受信
回路を実現することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この目的達成のための本
発明の基本構成は、TDMAや TDD方式の通信では送信系10
0の送信出力の動作と受信系200の受信入力の処理のタイ
ミングが時間的に異なることに注目し、図１の原理図に
示す如く、送信系100の電力増幅器(5)の出力の送信出力
の分岐出力(T)と受信系200の受信入力のミクサ(8)のIF
変換出力(R)とを切り換える切換スイッチ(300) を設
け、該切換スイッチ(300) の切換出力を,受信系200の直
交復調器(9) へ入力して, 該受信系の１個の直交復調器
(9)が,送信系100の電力増幅器(5)の出力の送信出力の歪
補償のフィードバック系の直交復調器(6)としても併用
されるように構成する。
発明の基本構成は、TDMAや TDD方式の通信では送信系10
0の送信出力の動作と受信系200の受信入力の処理のタイ
ミングが時間的に異なることに注目し、図１の原理図に
示す如く、送信系100の電力増幅器(5)の出力の送信出力
の分岐出力(T)と受信系200の受信入力のミクサ(8)のIF
変換出力(R)とを切り換える切換スイッチ(300) を設
け、該切換スイッチ(300) の切換出力を,受信系200の直
交復調器(9) へ入力して, 該受信系の１個の直交復調器
(9)が,送信系100の電力増幅器(5)の出力の送信出力の歪
補償のフィードバック系の直交復調器(6)としても併用
されるように構成する。
【０００５】
【作用】本発明では、TDMA又はTDD通信の送信系100の送
信出力の動作と受信系200の受信入力に対する処理のタ
イミングが時間的に異なるので、図１の原理図を参照
し、送信系100の直交変調信号の電力増幅器PA(5) の出
力の送信電力の分岐出力Tと，受信系の入力の直交変調
波を周波数変換する受信ミクサRX(8) のIF変換出力Rと
が, 定められた送信受信のタイミングの切換スイッチ(3
00) により切り換えられて、其の切換出力は受信系200
の１個の直交復調器QDEM(9) に入力し、直交復調の動作
をする。即ち、受信系200の１個の直交復調器QDEM(9)
は、切換スイッチ(300)の接点T,R の切換により、接点T
に接続された時は、送信側の送信出力の分岐出力T を
入力して直交復調し、ベースバンド出力I",Q" を直交変
調器QMOD(4) の入力の加算器ADD(3)に帰還し電力増幅器
PA(5) が発生した非線形歪の補償をする。又、接点R に
接続された時は、受信機RX(8)の出力の中間周波数IFの
直交変調信号を入力し直交復調し、出力のベースバンド
信号 I",Q"を得て、送信系100と受信系200の両方に併用
される。従って送信系100と受信系200とが一体化された
移動機の回路構成が簡略化されて移動機の小形化が達成
される。
信出力の動作と受信系200の受信入力に対する処理のタ
イミングが時間的に異なるので、図１の原理図を参照
し、送信系100の直交変調信号の電力増幅器PA(5) の出
力の送信電力の分岐出力Tと，受信系の入力の直交変調
波を周波数変換する受信ミクサRX(8) のIF変換出力Rと
が, 定められた送信受信のタイミングの切換スイッチ(3
00) により切り換えられて、其の切換出力は受信系200
の１個の直交復調器QDEM(9) に入力し、直交復調の動作
をする。即ち、受信系200の１個の直交復調器QDEM(9)
は、切換スイッチ(300)の接点T,R の切換により、接点T
に接続された時は、送信側の送信出力の分岐出力T を
入力して直交復調し、ベースバンド出力I",Q" を直交変
調器QMOD(4) の入力の加算器ADD(3)に帰還し電力増幅器
PA(5) が発生した非線形歪の補償をする。又、接点R に
接続された時は、受信機RX(8)の出力の中間周波数IFの
直交変調信号を入力し直交復調し、出力のベースバンド
信号 I",Q"を得て、送信系100と受信系200の両方に併用
される。従って送信系100と受信系200とが一体化された
移動機の回路構成が簡略化されて移動機の小形化が達成
される。
【０００６】
【実施例】図３と図４と図５はそれぞれ本発明の請求項
２〜請求項４の実施例の構成図であり、図２(a) は本発
明の実施例の動作を説明する為の TDMA 通信の送信(f1)
/受信(f2)の時間関係を示し、図２(b) は TDD通信の送
信(f1)/ 受信(f1)の時間関係を示す。請求項２に対応す
る図３の実施例では、本発明の切換スイッチ(300)が、
送信系100の直交変調器QMOD(4) 用の搬送波f T (13)と
受信系200の直交復調器QMOD(9) 用の搬送波f R (14)と
を切り換えるスイッチSWT 1(15) と,送信系100の電力増
幅器PA(5) の出力f Tの分岐出力T と受信系200の受信ミ
クサ(17)の出力f R (=f r -fT )のIF信号R とを切り換
えるスイッチSWT 2(18) とから構成される。そして、ス
イッチSWT 1(15) とスイッチSWT 2(18) は共に、送信時
には其のスイッチ接点の T側に接続されて,受信側の１
個の直交復調器QDEM(9) が、送信系100の電力増幅器PA
(5) の出力の送信出力f TをカップラC で分岐した分岐
出力Tを入力し,送信側の直交変調器QMOD(4) 用の搬送波
f T(13)と其の移相器φ(19)の出力とにより直交復調し
て出力のベースバンド信号I",Q" を得て,直交変調器QMO
D( 4)の入力の加算器ADD(3)へ供給する歪補償のフィー
ドバック系の直交復調器QDEMとして動作する。そして受
信時には、其のスイッチSWT 1,SWT2は共にスイッチ接点
のR 側に接続されて,１個の直交復調器QDEM(9) が、受
信側の直交変調波の受信増幅器(16)の出力f rの受信ミ
クサ(17)のIF変換出力f R (=f r -fT )を入力し, 受信
側の直交復調用の搬送波(14)f Rと其の移相器φ(19)の
出力(f R )により直交復調して、復調出力のベースバン
ド信号I",Q" を得る受信系200 の受信入力(fr )の直交
復調器QDEMとして動作する。
２〜請求項４の実施例の構成図であり、図２(a) は本発
明の実施例の動作を説明する為の TDMA 通信の送信(f1)
/受信(f2)の時間関係を示し、図２(b) は TDD通信の送
信(f1)/ 受信(f1)の時間関係を示す。請求項２に対応す
る図３の実施例では、本発明の切換スイッチ(300)が、
送信系100の直交変調器QMOD(4) 用の搬送波f T (13)と
受信系200の直交復調器QMOD(9) 用の搬送波f R (14)と
を切り換えるスイッチSWT 1(15) と,送信系100の電力増
幅器PA(5) の出力f Tの分岐出力T と受信系200の受信ミ
クサ(17)の出力f R (=f r -fT )のIF信号R とを切り換
えるスイッチSWT 2(18) とから構成される。そして、ス
イッチSWT 1(15) とスイッチSWT 2(18) は共に、送信時
には其のスイッチ接点の T側に接続されて,受信側の１
個の直交復調器QDEM(9) が、送信系100の電力増幅器PA
(5) の出力の送信出力f TをカップラC で分岐した分岐
出力Tを入力し,送信側の直交変調器QMOD(4) 用の搬送波
f T(13)と其の移相器φ(19)の出力とにより直交復調し
て出力のベースバンド信号I",Q" を得て,直交変調器QMO
D( 4)の入力の加算器ADD(3)へ供給する歪補償のフィー
ドバック系の直交復調器QDEMとして動作する。そして受
信時には、其のスイッチSWT 1,SWT2は共にスイッチ接点
のR 側に接続されて,１個の直交復調器QDEM(9) が、受
信側の直交変調波の受信増幅器(16)の出力f rの受信ミ
クサ(17)のIF変換出力f R (=f r -fT )を入力し, 受信
側の直交復調用の搬送波(14)f Rと其の移相器φ(19)の
出力(f R )により直交復調して、復調出力のベースバン
ド信号I",Q" を得る受信系200 の受信入力(fr )の直交
復調器QDEMとして動作する。
【０００７】請求項３に対応する図４の実施例では、本
発明の切換スイッチ(300) は、送信系100の電力増幅器P
A(5) の出力の送信出力の分岐出力f Tと受信系200の直
交復調器QDEM(9)用の搬送波f R(14)の移相器φ(19)を通
した出力f Rとを乗算するミクサ(20)と、其の変換周波
数(fT ± fR ) の出力T と該出力Tと同一周波数(fT ±
fr ) の受信入力Rとを切り換えるスイッチSWT 2(18) と
で構成され、該スイッチSWT 2(18) の切換出力(fT ± f
R ) と前記送信側の直交変調器QMOD(4) 用の搬送波(13)
f Tとを乗算するミクサ(17)の変換出力fR を、受信側の
復調用の搬送波(14)f Rと共に直交復調器QDEM(9) へ入
力して、直交復調出力として２系列のベースバンド信号
I",Q" を得るが、該スイッチSWT 2(18) の接点がT 側の
時は、該直交復調器QDEM(9) が送信系100 の送信出力f
Tの歪補正のフィードバック系の直交復調器(6) として
動作し、該スイッチSWT 2(18) の接点がR 側の時は、該
直交復調器QDEM(9) は、受信系200 の受信入力(fT ± f
r ) の直交復調器QDEM(9) として動作する。請求項４に
対応する図５の実施例では、本発明の切換スイッチ(30
0) は、送信側の直交変調器QMOD(4) と受信側の直交復
調器QDEM(9)とに兼用される搬送波(13)f TRによる送信
側の直交変調器QMOD(4) の出力f TRと一定周波数の搬送
波f0とを混合する送信ミクサ(20)の出力(fTR±f0) の電
力増幅器PA(5) の出力の分岐出力T と該分岐出力と同一
周波数(fTR± f0)の受信入力の増幅器(16)の出力Rとを
切り換えるスイッチSWT 2(18) として構成され、該スイ
ッチSWT 2(18) の切換出力(fTR± f0)と前記一定周波数
の搬送波f0とを混合した受信ミクサ(17)の変換出力fTR
を、前記送受信兼用の搬送波f TR(13)と其の移相器φ(1
9)を通した出力とで直交復調の動作をする受信側の直交
復調器QDEM(9) に入力して直交復調し、直交復調出力と
して２系列のベースバンド信号I",Q" を得るが、該スイ
ッチSWT 2(18) の接点がT 側の時は、該受信側の直交復
調器QDEM(9) が、送信系100 の送信出力(fTR± f0)の歪
補正のフィードバック系の直交復調器(6) として動作
し、該スイッチSWT 2(18) の接点がR 側の時は、該直交
復調器QDEM(9) が受信系200 の受信入力(fTR± fo ) の
直交復調器QDEM(9) として動作する。
発明の切換スイッチ(300) は、送信系100の電力増幅器P
A(5) の出力の送信出力の分岐出力f Tと受信系200の直
交復調器QDEM(9)用の搬送波f R(14)の移相器φ(19)を通
した出力f Rとを乗算するミクサ(20)と、其の変換周波
数(fT ± fR ) の出力T と該出力Tと同一周波数(fT ±
fr ) の受信入力Rとを切り換えるスイッチSWT 2(18) と
で構成され、該スイッチSWT 2(18) の切換出力(fT ± f
R ) と前記送信側の直交変調器QMOD(4) 用の搬送波(13)
f Tとを乗算するミクサ(17)の変換出力fR を、受信側の
復調用の搬送波(14)f Rと共に直交復調器QDEM(9) へ入
力して、直交復調出力として２系列のベースバンド信号
I",Q" を得るが、該スイッチSWT 2(18) の接点がT 側の
時は、該直交復調器QDEM(9) が送信系100 の送信出力f
Tの歪補正のフィードバック系の直交復調器(6) として
動作し、該スイッチSWT 2(18) の接点がR 側の時は、該
直交復調器QDEM(9) は、受信系200 の受信入力(fT ± f
r ) の直交復調器QDEM(9) として動作する。請求項４に
対応する図５の実施例では、本発明の切換スイッチ(30
0) は、送信側の直交変調器QMOD(4) と受信側の直交復
調器QDEM(9)とに兼用される搬送波(13)f TRによる送信
側の直交変調器QMOD(4) の出力f TRと一定周波数の搬送
波f0とを混合する送信ミクサ(20)の出力(fTR±f0) の電
力増幅器PA(5) の出力の分岐出力T と該分岐出力と同一
周波数(fTR± f0)の受信入力の増幅器(16)の出力Rとを
切り換えるスイッチSWT 2(18) として構成され、該スイ
ッチSWT 2(18) の切換出力(fTR± f0)と前記一定周波数
の搬送波f0とを混合した受信ミクサ(17)の変換出力fTR
を、前記送受信兼用の搬送波f TR(13)と其の移相器φ(1
9)を通した出力とで直交復調の動作をする受信側の直交
復調器QDEM(9) に入力して直交復調し、直交復調出力と
して２系列のベースバンド信号I",Q" を得るが、該スイ
ッチSWT 2(18) の接点がT 側の時は、該受信側の直交復
調器QDEM(9) が、送信系100 の送信出力(fTR± f0)の歪
補正のフィードバック系の直交復調器(6) として動作
し、該スイッチSWT 2(18) の接点がR 側の時は、該直交
復調器QDEM(9) が受信系200 の受信入力(fTR± fo ) の
直交復調器QDEM(9) として動作する。
【０００８】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、TD
MA又はTDD 通信の送受信の動作タイミングの違いを利用
し, 一つの直交復調器を, 送信側の送信出力の非線形歪
補償のフィードバック系の直交復調器と、受信側の受信
信号の直交復調器の両方に併用することが出来るので、
直交変調信号を用いたTDMA又はTDD 通信のディジタル移
動通信の移動機の非線形歪補償付き送信回路と受信回路
の一体化構成の移動機の回路規模を縮小し、該移動機を
小形化する効果が得られる。
MA又はTDD 通信の送受信の動作タイミングの違いを利用
し, 一つの直交復調器を, 送信側の送信出力の非線形歪
補償のフィードバック系の直交復調器と、受信側の受信
信号の直交復調器の両方に併用することが出来るので、
直交変調信号を用いたTDMA又はTDD 通信のディジタル移
動通信の移動機の非線形歪補償付き送信回路と受信回路
の一体化構成の移動機の回路規模を縮小し、該移動機を
小形化する効果が得られる。
【図１】 本発明の非線形歪補償送受信回路の基本構成
を表す原理図
を表す原理図
【図２】 本発明の動作を説明するための TDMA 通信お
よび TDD通信の送信/ 受信の時間関係を表す概念図
よび TDD通信の送信/ 受信の時間関係を表す概念図
【図３】 本発明の請求項２に対応する実施例の構成図
【図４】 本発明の請求項３に対応する実施例の構成図
【図５】 本発明の請求項４に対応する実施例の構成図
【図６】 従来の非線形歪補償送受信回路の構成図
(1) は送信入力データTXD 、(2) はベースバンド変調器
MODBB 、(3) は加算器ADD 、(4) は送信用の直交変調器
QMOD、(5) は直交変調信号の電力増幅器PA、(6)は直交
変調信号の送信出力の歪補正のフィードバック系の送信
側の直交復調器QDEM、(7) は送信出力と受信入力とを分
離する分波器DUP 、(8) は受信入力の無線周波の直交変
調信号を中間周波信号IFに変換する受信機Rx、(9) は受
信した直交変調信号を直交復調する受信側の直交復調器
QDEM、(10)はベースバンド検出器DET で,受信側の直交
復調器QDEM(9) の出力の２系列のベースバンドI",Q" を
１系列の受信データRXD(11) に変換する。(12)はアンテ
ナ、(13)は送信の直交変調器QMOD(4) 用の搬送波f T 、
(14)は受信側の直交復調器QDEM(9) 用の搬送波f R、(1
5)(18)はスイッチSWT 1,SWT 2 、(17)は受信ミクサ、(1
9)は移相器φ、(20)は送信ミクサ、100 は送信系、200
は受信系、300 は切換スイッチである。
MODBB 、(3) は加算器ADD 、(4) は送信用の直交変調器
QMOD、(5) は直交変調信号の電力増幅器PA、(6)は直交
変調信号の送信出力の歪補正のフィードバック系の送信
側の直交復調器QDEM、(7) は送信出力と受信入力とを分
離する分波器DUP 、(8) は受信入力の無線周波の直交変
調信号を中間周波信号IFに変換する受信機Rx、(9) は受
信した直交変調信号を直交復調する受信側の直交復調器
QDEM、(10)はベースバンド検出器DET で,受信側の直交
復調器QDEM(9) の出力の２系列のベースバンドI",Q" を
１系列の受信データRXD(11) に変換する。(12)はアンテ
ナ、(13)は送信の直交変調器QMOD(4) 用の搬送波f T 、
(14)は受信側の直交復調器QDEM(9) 用の搬送波f R、(1
5)(18)はスイッチSWT 1,SWT 2 、(17)は受信ミクサ、(1
9)は移相器φ、(20)は送信ミクサ、100 は送信系、200
は受信系、300 は切換スイッチである。
Claims (4)
- 【請求項１】 入力の送信データ(1)をベースバンド変
調器(2)で２系列化した出力のベースバンド信号(I,Q)
を，互に直交位相の搬送波に乗じ振幅変調して合成した
直交変調器(4)の出力の直交変調信号を電力増幅器(5)
で増幅し送信出力とする際,其の電力増幅器(5)の出力の
送信出力を分岐するカップラ(C)と其の分岐出力の直交
変調信号に互に直交位相の搬送波を乗じ直交復調して２
系列のベースバンド信号(I",Q")を出力する直交復調器
(6)と其の復調出力の２系列のベースバンド信号(I",Q")
と前記ベースバンド変調器(2)からの２系列のベースバ
ンド出力(I,Q)とを加算し其の加算結果(I',Q')を前記直
交変調器(4)へ出力する加算器(3)とから成る歪補償のフ
ィードバック系を有する送信系(100)及び受信入力の無
線の直交変調信号を周波数変換する受信機(8)と, 其の
変換信号(R)に互に直交位相の搬送波を乗じ直交復調し
て２系列のベースバンド(I",Q")を出力する直交復調器
(9)と,其の２系列のベースバンド出力(I",Q")を１系列
の受信データ(11)とするベースバンド検出器(10)とから
成る受信系(200)とが一体となった非線形歪補償付き送
受信回路において、該送信系(100)の電力増幅器(5)の出
力の分岐出力(T)と受信系(200)の受信機(8)の出力の変
換出力(R)とを切り換える切換スイッチ(300) を設け、
該切換スイッチ(300) の切換出力を,該受信系(200)の直
交復調器(9) へ入力し, 該受信系の１個の直交復調器
(9) が、送信系(100)の電力増幅器(5)の出力の歪補償の
フィードバック系の直交復調器(6)としても併用される
ことを特徴とした非線形歪補償送受信回路。 - 【請求項２】 前記の非線形歪補償送受信回路をTDMA通
信に用いた場合に、前記切換スイッチ(300) が、送信系
(100)の直交変調器(4) 用の搬送波(13, fT )と受信系(2
00)の直交復調器(9) 用の搬送波(14, fR)とを切り換え
るスイッチ(15,SWT 1)と,該送信系の電力増幅器(5) の
出力(fT )の分岐出力(T)と受信側の受信ミクサ(17)の変
換出力(fR )のIF信号(R)とを切り換えるスイッチ(18,SW
T 2)とから成り、該送信系の搬送波(13, fT)と受信系の
搬送波(14, fR)とを切り換えるスイッチ(15,SWT 1)と該
送信出力(fT)の分岐出力(T)と受信ミクサ(17)の出力
(fR)の変換信号(R)とを切り換えるスイッチ(18,SWT 2)
の両方が共に、送信時には送信側接点(T) に接続され,
受信系の１個の直交復調器(9) が、送信系の直交変調器
(4) 用の搬送波(13, fT ) と移相器(19,φ) の出力とに
より前記送信出力の歪補償のフィードバック系(100)の
直交復調器(6)として動作し、受信時には、該両方のス
イッチ(SWT 1,SWT 2)が共に受信側接点(R) に接続され
て,受信系(200)の搬送波(14, fR ) と移相器(19,φ) の
出力とにより受信信号(fr )の直交復調器(9)として動作
することを特徴とした請求項１の非線形歪補償送受信回
路。 - 【請求項３】 前記の非線形歪補償送受信回路をTDMA通
信に用いた場合に、前記切換スイッチ(300) が、送信系
(100)の電力増幅器(5) の出力の分岐出力(fT ) と受信系
(200)の直交復調器(9)用の搬送波(14, fR)の移相器（1
9,φ)を通した出力(fR )とを乗算するミクサ(20)の出力
周波数(fT ± fR ) の送信側出力(T)と該ミクサ(20)の
出力と同一の周波数(fT ± fR ) の受信入力(R)とを切
り換えるスイッチ(18,SWT 2)であって、該スイッチ(18,
SWT 2)が送信出力側(T)に接続された時は、該スイッチ
出力(fT ± fR ) と該送信系の直交変調器(4)用の搬送
波(13, fT)とを乗算するミクサ(17)の変換出力(fR ) を
前記受信側の搬送波(14,f R)の直交復調器(9) へ入力
し, 該受信側の直交復調器(9) が送信系(100)の送信出
力(fT )の歪補償のフィードバック系の直交復調器(6)と
して動作し、該スイッチ(18,SWT 2)が受信入力(R)側に
接続された時は、受信系(200)の受信信号(fT ± fR )
の直交復調器(9)として動作することを特徴とした請求
項１の非線形歪補償送受信回路。 - 【請求項４】 前記の非線形歪補償送受信回路をTDD通
信に用いた場合に、前記切換スイッチ(300) が、送信系
(100)の直交変調器(4) と受信系(200)の直交復調器(9)
とに兼用される搬送波(13, fTR)による送信系の直交変
調器(4)の出力(fTR)と一定周波数(f0)の搬送波との積を
とる送信ミクサ(20)の出力(fTR±f0)の電力増幅器(5)
による増幅出力の分岐出力T と該増幅出力の周波数と同
一周波数(fTR±f0)の受信入力(R)とを切り換えるスイッ
チ(18,SWT 2)であって、該スイッチ(18,SWT 2)が送信側
の分岐出力側(T)に接続された時は、該スイッチの切換
出力(fTR± f0)と前記一定周波数(f0)の搬送波とを乗算
するミクサ(17)の変換出力(fTR)を受信系の直交復調器
(9) に入力し、該受信系の直交復調器(9)が、前記送受
信兼用の搬送波(13, fTR)と其の移相器(19,φ) を通し
た出力により送信系(100)の送信出力(fTR± f0)の歪補
償のフィードバック系の直交復調器(6) として動作し、
該スイッチ(18,SWT 2)が受信入力(R) 側に接続された時
は、該受信系(200) の直交復調器(9) が受信信号(fTR±
f0)の直交復調器(9) として動作することを特徴とした
請求項１の非線形歪補償送受信回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21465093A JPH0774790A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 非線形歪補償送受信回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21465093A JPH0774790A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 非線形歪補償送受信回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0774790A true JPH0774790A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=16659283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21465093A Withdrawn JPH0774790A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 非線形歪補償送受信回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0774790A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997023051A3 (en) * | 1995-12-18 | 1997-08-21 | Philips Electronics Nv | Radio apparatus |
| JP2003517246A (ja) * | 1999-12-14 | 2003-05-20 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 時分割デュプレックストランシーバ中の送信器イメージの抑制 |
| JP2007019703A (ja) * | 2005-07-06 | 2007-01-25 | Mitsubishi Electric Corp | 送受信装置 |
| JP2012074940A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Kyocera Corp | 通信装置および歪補償方法 |
| JP2014534704A (ja) * | 2011-10-14 | 2014-12-18 | クゥアルコム・インコーポレイテッドＱｕａｌｃｏｍｍ Ｉｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄ | フィードバックのために既存の受信機を再使用する適応型送信機プリディストーション |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP21465093A patent/JPH0774790A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997023051A3 (en) * | 1995-12-18 | 1997-08-21 | Philips Electronics Nv | Radio apparatus |
| JP2003517246A (ja) * | 1999-12-14 | 2003-05-20 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 時分割デュプレックストランシーバ中の送信器イメージの抑制 |
| JP2007019703A (ja) * | 2005-07-06 | 2007-01-25 | Mitsubishi Electric Corp | 送受信装置 |
| JP2012074940A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Kyocera Corp | 通信装置および歪補償方法 |
| JP2014534704A (ja) * | 2011-10-14 | 2014-12-18 | クゥアルコム・インコーポレイテッドＱｕａｌｃｏｍｍ Ｉｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄ | フィードバックのために既存の受信機を再使用する適応型送信機プリディストーション |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |