JPH077456A - ダイレクトシーケンス広スペクトル信号差動送受信機用コンポーネント及び対応送受信機 - Google Patents

ダイレクトシーケンス広スペクトル信号差動送受信機用コンポーネント及び対応送受信機

Info

Publication number
JPH077456A
JPH077456A JP5324503A JP32450393A JPH077456A JP H077456 A JPH077456 A JP H077456A JP 5324503 A JP5324503 A JP 5324503A JP 32450393 A JP32450393 A JP 32450393A JP H077456 A JPH077456 A JP H077456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel
signal
amplifier
intermediate frequency
frequency signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5324503A
Other languages
English (en)
Inventor
Roy Alain Le
アラン・ル・ロイ
Louis Penavaire
ルイ・ペナベール
Charles Fort
シヤルル・フオール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Commissariat a lEnergie Atomique et aux Energies Alternatives CEA
Original Assignee
Commissariat a lEnergie Atomique CEA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from FR9215469A external-priority patent/FR2696298B1/fr
Application filed by Commissariat a lEnergie Atomique CEA filed Critical Commissariat a lEnergie Atomique CEA
Publication of JPH077456A publication Critical patent/JPH077456A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/70712Spread spectrum techniques using direct sequence modulation with demodulation by means of convolvers, e.g. of the SAW type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイレクトシーケンス広スペクトル信号差動
送受信用コンポーネントを提供する。 【構成】 このコンポーネントは情報エレメントから1
周期ないしサイクルだけ偏移される2つの相関器(TR
1、F1)、(TR2、F2)を必須的に備え、相関機
能と遅延機能の双方を達成する。前記コンポーネントは
更に、受信チャネルの相関器と同一のフィルタを具備し
た送信チャネルを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイレクトシーケンス
広スペクトル差動送受信器用コンポーネント及び、ダイ
レクトシーケンス広スペクトル送受信器に関する。
【0002】
【従来の技術】広スペクトル方式が軍の無線通信で長年
使用されているが、これは特に、離散リンクの確立が可
能であり、傍受が困難で妨害に耐えるためである。通常
2つの拡張法、即ち周波数飛越しとダイレクトシーケン
スによるスペクトル拡張とが使用されている。
【0003】周波数飛越し(周波数回避としても知られ
ている)によるスペクトル拡張は軍用に使用されている
方式である。それは、当事者である受信者のみに知られ
ている規則により、できるだけ多く(1秒当たり数百回
迄)無線搬送周波数を変えることを含む。この規則は1
以上の擬似乱数シーケンスで支配されており、リンクへ
のアクセスコードとなっている。この方式では、走査周
波数シンセサイザの使用が必要である。それ故、面倒で
あり、民間での利用はほとんどない。
【0004】他方式、即ちダイレクトシーケンス広スペ
クトル或いはDSSSは、そのスペクトル帯域がBS
ある送信すべき信号を、そのスペクトル帯域がはるかに
大きいBESである白色雑音の特性を持つ信号に変えるこ
とを含む。この拡張操作は、送信すべきメッセージに、
値+1または−1をとることのできるビットから形成さ
れる擬似乱数シーケンスを乗じることにより実行され
る。Tを送信すべき情報エレメントの周期即ちサイクル
とし、TC を擬似乱数シーケンスの2値エレメント(チ
ップとしても知られている)の持続時間とすると、スペ
クトルの拡張変調の基本特性、即ち処理利得Nは次の関
係式で定義できる。
【0005】N=(T/TC )=(BES/BS ) この処理利得は、個々の場合の関数として、10から数
万の間で変動し得るが、無線通信での通常値は決して1
000を越えることは決してない。
【0006】ふたたび情報を見い出すことができるため
には、受信機は、受信メッセージと、拡張操作を実行す
るために使用されたと同一の擬似乱数シーケンスとの間
の相関操作を実行できなければならない。それ故、受信
機は、伝えられたメッセージに対するアクセスコードを
構成しているこのシーケンスを知らなければならない。
同一周波数帯域と2つの直交シーケンス、即ち弱い相関
係数を持つ2つのシーケンスとを使用することで2つの
独立したメッセージを伝えることができる。
【0007】ダイレクトシーケンス広スペクトル方法の
最も重要な利点は以下の通りである。
【0008】同一周波数スペクトルを、狭帯域変調を使
用するシステムとスペクトル拡張を使用するシステムと
で共有でき、また、前者のシステムは周囲の無線雑音の
わずかな増加を記録するのみであり、これは拡張シーケ
ンスがノイズのスペクトル特性を持つからであり、一
方、後者のシステムは、相関操作の結果として狭帯域変
調の排除を実行する;直交疑似ランダム周波数の使用に
よりいくつかの広スペクトルリンクが同一周波数帯域を
共有できるが、但し、残念なことに、この方法(共分散
多重アクセス即ちCDMAとして知られている)は実行
が難しく、かつ、伝えられたパワーの制御を強いる;広
スペクトル送信は傍受が難しく、これは、正しくデータ
を復調できるためには受信者が拡張シーケンスを知って
いなければならないからであるが、実際には、多くの場
合に、シーケンスの部分的知識で十分である;広スペク
トル送信は妨害局および干渉に比較的に耐え、これはと
くに処理利得が増えるに従って当てはまる。しかし、こ
の利点は一定範囲に押えることが必要であり、それは、
狭帯域リンクと比較して、及び、混信のみに注意すれば
よく悪意の妨害局に注意しなくてよい民間適用の場合
に、帯域をN倍することで平均N倍強い混信に起因し、
Nに等しい処理利得により排除される雑音電力を傍受す
ることがあり得、前記混信への抵抗が通常の方法よりも
大きくないからである。
【0009】無線スペクトル制御が良い(この方法が特
定狭帯域送信と同一の周波数帯域を共有することを可能
にしている)点を別にすれば、ダイレクトシーケンス広
スペクトルが多くの利点を持つとは思われない。この方
法の絶対的な重要性は、多重経路存在下での無線チャネ
ルにおける前記変調の動作の分析に現れる。
【0010】ダイレクトシーケンス広スペクトル方法
は、路上輸送手段との無線送信、産業環境での無線デー
タ処理ローカルネットワーク、データ送信、そして特
に、建物内での全て無線送信に応用される。
【0011】この種の環境では、電波の伝播は、反射現
象(壁および仕切りで)、回折現象(縁で)および拡散
現象を含む多重経路で生ずる。更に、一般の場合には、
送信機と受信機との間に直通経路は存在しない。
【0012】この多重経路伝播は特定数の非励起効果を
誘発し、この効果は送信の品質を害し、時にはそれを使
用不可にもする。伝播中の無線信号の有意な減衰(仕切
りを通り抜けなければならないからである)に加え、他
の混乱効果は以下に記述する通りである。
【0013】a)チャネルのパルス応答の膨張。これは
すべての経路が種々の伝播時間を持つという事実に起因
するものであり、このため、チャネルでの情報の流れに
極限値が課せられる。合理的誤り率を得るためには、送
信記号の持続時間は、前記パルス応答幅よりはるかに大
きくなければならない。
【0014】b)受信アンテナでの信号の破壊的ベクト
ル加算によるフェージング。即ち、受信信号波レベル
が、受信アンテナの変位中の有意な変動に従属する。こ
れらの変動は、固定アンテナでも存在する。この場合、
それらは無線経路中の乗り物或いは人間の動きによって
生ずる。かかるフェージングは明らかに、送信品質の低
下を引き起こす。この品質の改良に通常使用される方法
がいわゆるダイバーシティー法であり、これにはいくつ
かの受信アンテナを使用することが含まれる。これら方
法の採用から生ずるコストの増加は、それらが軍システ
ムでのみ本質的に使用されていることを意味する。
【0015】c)ドップラーノイズ即ち非励起周波数変
調。データ速度が低くなるほど、この効果は一層有害と
なる。それは周波数偏移ではなく、実際は騒音であり、
これは、種々の無線経路の到着方向のランダム性に起因
する。無線周波数と乗り物速度とが高まるほど、この現
象は強くなる。
【0016】この種の無線チャネルでは、差分位相変調
を有するダイレクトシーケンス広スペクトル方法によ
り、良好な送信品質の確保が可能になるが、これは、変
調パラメータを定める数多くの規則が守られられること
を条件とする。
【0017】これらの送信方法は、多数の文献および論
文に記述されている。例えば、マーヴィン・ケー・サイ
モン(Marvin K. SIMON )等の「広帯域通信(Spread S
pectrum Communications)」と題する文献、コンピュー
タ・サイエンス・プレス(Computer Science Press)、
1983、第I巻および以下の論文を参照されたい。
【0018】エム.カヴェーラッド(M. KAVEHRAD )等
の「差分位相偏移キーイング変調を使用する、屋内無線
通信用ダイレクトシーケンス広スペクトル無線の設計お
よび実験結果(Design and experimental results for
a direct-sequence spread-spectrum radio using diff
erential phase shift keying modulationfor indoorwi
reless communications)」、アイ イー イー イー
ジャーナル・オン・サック(IEEE Journal on SAC
)、第SAC5巻、第5号、1987年6月、815
〜823頁に発表。
【0019】エフ.デー.ガーバー(F.D. GARBER )等
の、「差分コヒ―レントディジタル通信の周波数−選択
的フェーディングチャネルにおける性能(Performance
of differentially coherent digital communications
over frequency-selective fading channels)」、アイ
イー イー イー トランス オン コミューニケー
ションズ(IEEE Trans on Communications)、第36
巻、第1号、1988年1月、21〜31頁に発表。
【0020】エム.カヴェーラッド等の「屋内無線通信
用の、DPSK変調およびダイバーシティーを有するダ
イレクトシーケンス広スペクトル(Direct-sequence sp
readspectrum with DPSK modulation and diversity fo
r indoor wirelesscommunications)」、アイ イー
イー イー トランス オン コミューニケーションズ
(IEEE Trans on Communications)、第COM−35
巻、第2号、1987年2月、224〜236頁に発
表。
【0021】図1は、ダイレクトシーケンス広スペクト
ルを有する信号を処理可能の既知の受信機を示す。この
受信機は、まず無線周波段E(RF)、次いで中間周波
段E(FI)、最後に基底帯域段E(BB)を備える。
【0022】無線周波段E(RF)は、受信アンテナ1
0、帯域がBESに等しいかそれ以上のフィルタ12、増
幅器14、周波数FOLを供給する局部発振器(16)お
よびミキサ18を備える。後者は、入射周波数と局部発
振器16の周波数とのミキシングで生じる中間周波信号
FIを供給する。
【0023】中間信号処理装置は、帯域がやはりBES
等しいかそれより大きいフィルタ20と、その出力24
が、出力端子での中間周波数信号のパワーが一定となる
ように増幅器14、22の利得を自動調整するために利
得制御回路26に接続されている増幅器22とを備えて
いる。
【0024】出力24によって供給された信号は、次い
で、相関器30に向けられ、それは、受信信号と送信に
使用される拡張シーケンスとの相関から生ずる出力信号
S1をその出力側に供給する。
【0025】この相関信号は遅延即ちラグライン32に
も加えられ、同ラインは、S1と同一だが、送信すべき
情報エレメントの周期に等しい時間だけ偏移された信号
S2を供給する。この2つの信号S1、S2は次いで、
2個の増幅器34、36に加えられる。利得制御回路4
0は、増幅器34、36の利得を制御する。
【0026】使用変調が差分位相変調であるので、信号
S1とS2の間の位相差で情報が運ばれる。この情報
は、乗算器38により取り出される。回路出力における
信号が正ならば、S1とS2は同調しており、一方、負
であるならば、位相が逆である。
【0027】基底帯域段は、その機能が混合信号の高調
波の排除である低域ろ波フィルタ42と積分器44とを
備える。この積分器の機能は、多重経路による伝播の場
合は不可欠である。この場合、各経路にS1、S2中の
相関ピークが対応し、それ故、各経路が情報を供給す
る。積分器44が、これら経路で運ばれた情報の全てを
加算する。それ故、それは経路ダイバーシティによって
処理操作を実行する。
【0028】次いで、積分器44の出力側信号は、クロ
ックリカバリのための回路46と、2つの比較器48、
50に供給される。データリカバリ回路52が、最終的
にデータDを供給する。大部分のデータ送信受信機と同
様に、最後に送信誤差の検出、補正のためのモジュール
54が存在する。最後に回路は一方の出力信号56にデ
ータDを供給し、他の出力58にクロックパルスHを供
給する。
【0029】相関器30および遅延線32は共に、表面
弾性波即ちSAW装置の形とすることができる。これは
例えば、前記したモーセン・カヴェーラッド等の論文
(図4、817頁)に記載されている。実際には、その
相関器は整合フィルタである。それは表面弾性波装置の
形をしており、また、増幅器が続いており、その出力は
2つのチャネルに分けられ、1つは表面弾性波デバイス
の形をした遅延線に接続し、他は乗算器に直接接続し、
更に、遅延信号を受け取る。
【0030】多数の論文が表面弾性波デバイスについて
記述しており、特に、メルヴィン・ジー・ホランド(M
elvin G. HOLLAND)等により、プロシ
ーディングス・オブ・ジ・アイイーイーイー(Proceedi
ngs of the IEEE )の第62巻、第5号、1974年5
月、582〜611頁に発表された「実用的表面弾性波
デバイス(Practical Surface Acoustic Wave Devices
)」と題する論文に記述されている。広スペクトル通
信への応用は、ディー・ティー・ベル(D.T.BEL
L)等がアイイーイーイー・トランス・オン・エムティ
ーティー(IEEE Trans on MTT )、第MTT21巻、第
4号、1973年4月、263〜271頁に発表した
「広スペクトル通信への弾性表面波技術の応用(Applic
ation of acoustic surface-wave technology to sprea
d spectrumcommunications)」と題する論文に記載され
ている。
【0031】整合フィルタ即ち相関器は相関操作を実行
するものであり、全ての表面弾性波フィルタと同様に、
圧電材上に置かれた2個の表面弾性波変換器から形成さ
れており、同材は、位相変調された信号の場合には、コ
ンポーネントの特性に対する耐熱性という理由により、
一般に、石英から作られている(特に中心周波数におい
て)。かかるデバイスのパルス応答が、2つの変換器の
パルス応答の重畳積であることは知られている。理想的
には、フィルタが整合されねばならない信号の時間の逆
数に等しい。変換器は「スプリットフィンガ」タイプで
あり、その電極即ち指は、一定であるか、それらの位置
の関数としての変数である長さを持たなければならな
い。アルミニウム(数百〜数線オングストロームの厚
さ)を使用基板に沈着させて、それらは生成される。
【0032】そのようなコンポーネントは、様々な表面
波コンポーネント供給者のカタログに記述され、提案さ
れている。例えば、前記受信システムの様な、位相コー
ド化信号に整合されたフィルタの場合には、必要な関連
通過帯域が広すぎて、一般に知られており、双方向であ
るもの以外の変換器の使用は不可能である。
【0033】2個の変換器の間を伝播するもの以外の表
面弾性波は、各変換器とそれに最も近い基板縁との間に
位置するゾーンに、一般に接着剤やにかわの形の適当な
物質を置くことによって減衰される。これにより、基板
の縁での反射に起因する、管理されない位相、振幅の信
号が防止される。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】理想的には、生成線変
換関数は、整合フィルタの出力側で得られる信号のシス
テムで占められる周波数帯域に少なくとも等しい周波数
帯域で一定の振幅かつ直線位相(即ち一定の遅延)にあ
らねばならず、これは、後者の特性の低下を招来しない
ようにするためである。さらに、遅延はかなりの正確度
を持って得られなければならず、また、2つの連続した
相関ピークの間の位相比較が有効となるように、温度安
定性であることが確保されねばならない。
【0035】この遅延の正確度および温度安定性の故
に、圧電基板として一般に石英の使用が必要とされる。
残念なことに、前記遅延線の通過スペクトルは、たいそ
う大きくなければならないので(261.12MHzの
中心周波数に対して、この場合は130MHz)、前記
応用に対して充分に小さな位相歪をもつ遅延線の延長を
想定することは実質的に不可能である。
【0036】EP−A−409538に記載の解決策
は、相関機能、遅延機能の双方を満たせる手段を使用す
ることを含み、同手段は2個のアナログ表面弾性波相関
器を使用しており、第2のものは、受信される2進情報
記号の持続時間に対応している周期だけ第1のものに対
して偏移している。
【0037】本発明は、受信時のみならず、送信時も働
くことができ、ダイレクトシーケンス広スペクトル方法
を使用している送受信機即ちトランシーバーの構造を有
意に単純化するコンポーネントを提案することによっ
て、これらの受信方法を越えるものである。
【0038】
【課題を解決するための手段】より特定すると、本発明
は、以下を備えることを特徴とする、ダイレクトシーケ
ンス広スペクトル信号差動送発信器用コンポーネントに
関する。
【0039】a)擬似乱数シーケンスであるパルス応答
を持つフィルタを備える送信チャネル、及びb)入力側
に加えられる信号と送信チャネルで使用されるのと同一
の擬似乱数シーケンスとの間の相関を達成できる第1の
相関器と、前記第1相関器とは、受信される2値情報記
号の持続時間に対応する周期だけ出力側信号が遅れてい
る事実のみで異なる第2の相関器とから構成されてお
り、前記第1及び第2の相関器はそのパルス応答が送信
チャネルで使用される擬似乱数シーケンスであるが時間
的に逆転しているフィルタである受信チャネル。
【0040】送信チャネルのフィルタは、入力変換器お
よび出力変換器を持つ表面弾性波デバイスによって構成
できる。
【0041】送信チャネルの出力変換器は、弾性波がそ
れを通過するのに要する時間が、送受信される2値情報
記号の持続時間に対応する期間に等しくなる長さを持つ
スプリットフィンガー変換器の形として生成できる。
【0042】送信チャネルの表面弾性波デバイスと、受
信チャネルの第1の相関器の表面弾性波デバイスとは、
同一の圧電基板上に生成できる。それらは、頭尾にわた
る配置を相互に対称的に配置できる。
【0043】本発明はまた、広スペクトル差動送受信に
も関する。このトランシーバは、それが前記設定通りの
トランシーバコンポーネントを備え、このコンポーネン
トが、広スペクトル中間周波信号を発生させるために送
信チャネル中に使用され、同コンポーネントが更に、送
信で使用される擬似乱数シーケンスとの相関を達成でき
る中間周波信号の処理デバイスとしても使用されること
を特徴とする。このトランシーバは更に、中間周波信号
を無線周波信号に変換するための送信チャネルの手段
が、無線周波信号を中間周波信号に変換するための受信
チャネルの手段と同一であることを特徴とする。
【0044】
【実施例】図2の図は、受信機、より詳細には、中間周
波段中の、本発明のコンポーネントの受信部により占め
られる空間を示す。この段の構成要素は既に図1に示さ
れており、それ故、同一の参照番号を持つ。フィルタ2
0の上流に増幅器28と利得制御回路26とを、その下
流に2つの増幅器34、36、ミキサ38、利得制御回
路40を備える。
【0045】本発明のコンポーネントは参照番号60を
有し、増幅器22と増幅器34、36との間に挿入され
ている。それは、1つの入力eと2つの出力s1,s2
とを有する3dBカプラ62と、更には表面弾性波デバ
イス64をも備える。図示通り、同デバイスは、信号S
1を供給する、出力変換器TR1と第1相関器C1とを
備える第1チャネルと、信号S2を供給する、変換器T
R2と第2相関器C2とを備える第2チャネルとを備え
る。第2相関器は、第1相関器に対して偏移しており、
このためにS2がS1より遅延する。
【0046】このコンポーネントの機能は次の通りであ
る。中間周波信号Eを、カプラ62により2つに分け
る。それ故、2つの同一の信号E1、E2が誘発信号の
半分に等しいパワーレベルを有して創生される。前記フ
イルタの2つの出力S1,S2は遅延即ちタイムラグ内
で同一であり、後者の値は、送信された2値記号の持続
時間Tに等しい。即ち、次の関係式が得られる。
【0047】S2(t)=S1(t−T) このフィルタは更に、入力信号とスペクトルを拡張する
のに使用される擬似乱数シーケンスとの間の相関操作を
実行する。従って、チャネル1に対しては、 S1(t)=E1(t)*I(t) となる。ここで、記号*は重畳操作を表しており、I
(t)は、フィルタの第1チャネルのパルス応答を表し
ている。このベースバントパルス応答は、S1がE1と
擬似乱数シーケンスとの間の相関積となるように、時間
反転擬似乱数シーケンスである。
【0048】入力変換器は、充分に広い通過帯域を持つ
ように、電極数の少ないスプリットフィンガ変換器とす
ることができる。表面弾性波(即ちRAYLEIGI
波)は、約3150m/秒の速度で左電材表面の同変換
器から伝播する。次いでそれは、長さが2値情報エレメ
ントの持続時間に対応している相関器C1の電極の下を
通過する。256kb/秒のデータ速度のシステムに対
しては出力電極の長さは、 L=3150/256・103 即ち、L=12.3mmである。
【0049】各出力変換器を、255のエレメントを持
つスプリットフィンガ変換器で構成できる、各エレメン
トは、擬似乱数シーケンスのチップの1つに対応する数
個の相補形電極で構成される。これらのエレメントは、
対応チップの値により分極されており、明らかに、シー
ケンスの最終チップは前記入力変換器に最も近いエレメ
ントに対応する。擬似乱数シーケンスで変調される弾性
信号が全エレメントと同期している時に出力信号は最大
である。即ち、前記フィルタの出力において、中間高幅
が3.9μs(情報ビットの持続時間)毎に15ns
(チップの持続時間)であるパルスが存在する。
【0050】表面弾性波コンポーネントの第2チャネル
は、出力変換器の位置だけ第1のものとは異なる。2つ
のチャネルの入力、出力電極は同一だが、関係式S2
(t)=S1(t−T)が得られるように、第2相関器
の出力変換器は、S1に比較して、1情報ビットに対応
する時間Tだけ信号S2が遅延する距離だけ入力変換器
から離れて配置される。この遅延は高正確度で得られな
ければならず、特に同正確度は、広スペクトル変調に使
用される周波数帯域を通じて適用されねばならない。今
考慮されている態様において、第2チャネルの出力変換
器は、考慮されている周波数帯域を通じて関係式S
2 (t)=S1 (t−T)が証明されるように、基盤上
の弾性波の伝播により発生する減衰と歪みとを考慮にい
れて最適化されている。即ち、完全遅延がこのバイアス
により得ることができる。
【0051】その上、同遅延に対する正確度は極めて大
でなければならない。即ち、2つの信号S1、S2は、
考慮されている態様において261.12MHz即ちチ
ップ周波数の4倍である受信機の中間周波数に等しい中
央周波数を持つ。ついで、信号S1とS2の位相を比較
するという問題になり、これは、情報がこれら2つの信
号の位相差により搬送されるからである。同比較を有効
なものとするためには、それ故、遅延誤差が、261.
12MHzの周波数で約10°を越える位相段階におけ
る誤差につながらないようにすることが必要である。こ
れは、3.9マイクロ秒の遅延に対して約100ピコ秒
の最大遅延誤差に対応する。
【0052】コンポーネントは50°を越えて変動し得
る操作温度範囲を持つので、この範囲内で遅延が100
ピコ秒を越えてゆらがないことが必要である。
【0053】図3は、表面弾性波デバイスの一態様を示
す。このデバイスは、そのエレメントがそれぞれ下付き
数字1、2を有する参照番号により示される2つの同様
なチャネルを備える。従って、これらのうちの1つにつ
いてのみ記述する必要がある。第1チャネルは、圧電基
板として役立つ細片701 を備える。この細片は、セク
ションSTを有する石英製であることが好ましい。入力
変換器TR1 はアース端子711 と入力端子721 に接
続される。弾性即ち音響アブソーバ731 を変換器の左
手側に配置する。従って、右側への弾性波伝播のみが使
用される。変換器の電極の1つF1が出力端子741
接続され、他はアースエレメント751に接続される。
音響アブソーバ761 は出力変換器の後部に配置され
る。
【0054】第2チャネルは第1チャネルに類似してお
り、但し、第2出力変換器はその圧電細片上で下流側に
偏移しており、これは既に述べた通りであり、また、伝
播歪みを考慮に入れて最適化されている。
【0055】図4は、単一入力Eに接続されている単一
入力変換器TRを備える本発明のコンポーネントのパー
ツの別の態様を示す。2つの表面波がこの変換器から発
し、1つは出力変換器F1に向かって右方向へ、他は出
力変換器F2に向かって左方向へ進み、第2は第1より
もTRから離れている。
【0056】図5は、本発明のトランシーバ用コンポー
ネント80の一態様を示す。このコンポーネント80の
受信チャネルは、図3に例示した受信機用コンポーネン
トの態様に対応する。図3を考慮すれば、送信で使用さ
れる第3の表面弾性波フィルタを提供するために圧電細
片701 上に残された自由空間(図3の右上)を使うこ
とが特に簡単であり、また、このフィルタは受信チャネ
ルのものと同一であってもよいことが明白である。
【0057】例示された場合において、送信フィルタ
は、第1受信チャネルを支える圧電細片701 上に、ア
ース端子713 と入力端子723 とに接続された入力変
換器TR3、変換器の右に配置された音響アブソーバ7
3 、その電極のうちの1つが出力端子743 に接続さ
れ、他がアースエレメント753 に接続されている出力
変換器F3、そして最後に、出力変換器の後部に接続さ
れた音響アブソーバ763 を有する。この音響アブソー
バ763 は、第1受信チャネルの変換器F1の音響アブ
ソーバ761 と一致する。
【0058】図5のコンポーネント80は、広いスペク
トル差動送受信機で使用できる。その完全対称性の結果
として、送信チャネルで使用される一定数の回路が受信
チャネルの一定回路と共有できるように、コンポーネン
トは非常に類似した信号を送受信する。これは図6に示
されており、この図は本発明の差動トランシーバを、少
なくともコンポーネント80に至る迄の上流部を示して
おり、下流部は図1と同じである(出力S1、S2、増
幅器38、基底帯域段)。
【0059】図5に示されたトランシーバは、一般的
に、いずれのトランシーバにも見いだされる一定数の手
段、即ち、A)情報Dを、一定の持続時間Tを持つ2値
記号にコード化する手段130;2値情報記号の持続時
間Tに等しい持続時間の偽似乱数シーケンスであるパル
ス応答を有するフィルタ;中間周波信号を無線周波信号
に変換するための手段であり、局部発振器110とミキ
サ112とを備える手段;及び、無線周波増幅器102
2 、帯域ろ波フィルタ104及び送信アンテナ;を備え
る送信チャネル;及び、B)受信アンテナ100と無線
周波数増幅器1021 ;無線周波信号を中間周波信号に
変換する手段;中間周波信号と送信で使用される偽似乱
数シーケンスとの間の相関を実行することが可能な手段
を備える、中間周波信号処理デバイス;及び、復調し、
かつ復調信号を処理するための(図1参照。図6には図
示されていない)、送信で使用された情報Dを復元する
ための段のための手段;を備える受信チャネル;を備え
る。
【0060】図6の差動トランシーバは、それが前述通
りのトランシーバコンポーネント80を備え;同コンポ
ーネント80が、広スペクトル中間周波信号を発生する
ための送信チャネルTR3、F3で使用され、かつ、送
信で使用される偽似乱数シーケンスとの相関を実行でき
る中間周波信号用の処理デバイスとして使用できる;こ
とを特徴とする。
【0061】更に、図6のトランシーバは、中間周波信
号を無線周波信号に変換するための送信チャネルの手段
110、112が、無線周波信号を中間周波信号に変換
するための受信チャネルの手段と同じであることを特徴
とする。
【0062】送信チャネルのアンテナ100に関して
は、それは受信チャネルのアンテナと共通であり、この
共通のアンテナは、並行接続された受信増幅器1021
と送信増幅器1022 とにより、共通の変換手段11
0、112に接続されている。第1のスイッチI1、共
通アンテナ100を受信増幅器1021 か送信増幅器1
022 のいずれかに接続している。第2のスイッチI2
も、第1と同期して、受信増幅器1021 か送信増幅器
1022 のいずれかを共通の信号変換手段110、11
2に接続するために提供される。増幅器1022 の直後
に帯域ろ波フィルタ104を提供できる。
【0063】例示された態様で、トランシーバは更に、
中間周波数増幅器114;中間周波数帯域ろ波フィルタ
116;前記増幅器114の入力を共通の周波数変換手
段110、112か、コンポーネント80の送信チャネ
ルTR3、F3のいずれかに接続する第3のスイッチI
3;及び、第3スイッチと同期して、帯域ろ波フィルタ
116の出力を受信チャネルTR1、F1、TR2、F
2か、共通の周波数変換手段110、112のいずれか
に接続するための第4のスイッチI4;を備える。
【0064】受信信号に基づいて増幅器114の利得を
制御するための自動利得制御回路118も存在する。
【0065】図6の構造は、送信、受信の際のいくつか
のサブアセンブリの使用を明らかに示している。送信モ
ードから受信モードへの切替えは、スイッチI1〜I5
により行う。これらスイッチは、モード間の切替えが、
す早く起きるようにダイオードスイッチとすることがで
きる。図6で、スイッチは全て受信位置Rにある。
【0066】受信モードで、アンテナで提供される信号
は1021 で増幅され、その帯域がBesに等しいかそ
れ以上の106でろ波される。送信モードでは、ミキサ
112の出力側の信号は、アンテナ100で送信される
前に106でろ波され、1022 で増幅され、104で
再度増幅される。フィルタ104は、増幅器1022
の非線形により発生し得る何らかの小さなローブを防止
するために必要である。
【0067】ミキサ112は受信モードでダウンコンバ
ータとして機能し、即ち、入力側で存在する信号は局部
発振信号とミキシングされ、中間周波数に供給される信
号の周波数は、局部発振器の周波数と無線周波数との周
波数差であり、中間周波数は局部発振周波数より低く、
無線周波数である周波数FIは周波数OL、RFより低
い。
【0068】それは送信モードでは、アップコンバータ
として機能し、入口側に存在する信号は局部発振信号と
ミキシングされて、その周波数が中間周波数を越える無
線周波信号が発生する。
【0069】中間周波段は受信モードで次の通りに機能
する。出力112側の中間周波信号は、コンポーネント
80の入力に投入される前に、114で増幅され、その
帯域がBesを越えない116でろ波される。
【0070】この操作は前述通りである。利得制御回路
118は、ろ波された成分の受信入力の時の中間周波数
信号のパワーが一定である様に利得114を自動調整す
る。この信号はコンポーネント80の2つの入力電極T
R1、TR2に加えられる。2つのフィルタ出力S1,
S2は遅延を除けば同一であり、この遅延の値はTであ
り、これは、前述通り、送信された2値信号の持続時間
である。
【0071】送信モードでは、スイッチI1〜I5は位
置Eにある。送信信号を発生するためには、コンポーネ
ント80の送信チャネルを使う。このチャネルは使用さ
れる第1コンポーネントの第1受信チャネルと厳密に同
一であり、但し、送信時のチャネルのパルス応答は偽似
乱数シーケンス自体であり、時間反転偽似乱数シーケン
スではない。
【0072】IE (t)がパルス応答であるならば、 IE (t)=I1 (T−t) と記載できる。
【0073】このエミッションフィルタがその入力でD
IRACパルスδ(t)ならば、フィルタ出力は SE (t)=δ(t)* E (t)=IE (t) である。
【0074】このように、非常に持続時間の短いパルス
をその入力側に投入するならば、偽似乱数シーケンスで
変調された中間周波信号を直接発生させることが可能と
なる。送信すべき2値データによる変調は、前記パルス
の極性を逆転させることで得られる。
【0075】それ故、その入力側で、フィルタF3は送
信すべきデータDの極性の関数として正または負のパル
スを有する。これらのパルスは2値記号の持続時間に等
しい時間Tだけへだたっている。明らかにこの持続時間
はフィルタF3のパルス応答の持続時間にも等しい。
【0076】送信モードでは、増幅器114の利得は電
位差計で固定し、事前調節される。増幅器114のこの
利得制御入力を、較正電位か、入力指示がアンテナによ
り送信される信号のパワーである自動利得制御ループに
より送信パワーの調節のために使用できる。
【0077】
【発明の効果】本発明は以上に述べた特徴を持つので、
受信時のみならず、送信時も働くことができ、ダイレク
トシーケンス広スペクトル方法を採用している送受信機
の構造を有意に単純化したコンポーネント及びそれを備
える送受信機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の広スペクトル受信機の例示である。
【図2】本発明の一態様のコンポーネントを示す。
【図3】図2に示したコンポーネントの別の態様を示
す。
【図4】本発明の別の態様によるコンポーネントを示
す。
【図5】差動トランシーバ用コンポーネントの一態様を
示す。
【図6】本発明の差動トランシーバを示す。
【符号の説明】
10、100 アンテナ 12、20、116 フィルタ 14、22、34、36、1021 、1022 、114
増幅器 18、112 ミキサ 16 局部発振器 26、40、118 利得制御回路 30、48、50 相関器 32 遅延線 38 乗算器 42 帯域ろ波フィルタ 44 積分器 46 クロックリカバリ回路 52 データリカバリ回路 54 送信誤差検出・補正モジュール 60、80 コンポーネント 62 カプラ 64 表面弾性波デバイス 731 、761 、733 、763 音響アブソーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シヤルル・フオール フランス国、38470・バテイリユー、リ ユ・デイ・“シヤラマン”(番地なし)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)擬似乱数シーケンスであるパルス応答
    を持つフィルタ(F3)を備える送信チャネル、及び b)入力側に加えられる信号と送信チャネルで使用され
    るのと同一の擬似乱数シーケンスとの間に相関を達成で
    きる第1の相関器(TR1,F1)と、前記第1相関器
    とは受信される2値情報記号の持続時間に対応する周期
    だけ出力信号が遅れている事実のみで異なる第2の相関
    器(TR2,F2)とから構成されており、前記第1及
    び第2の相関器(TR1,F1)(TR2,F2)はそ
    のパルス応答が送信チャネルで使用される擬似乱数シー
    ケンスであるが時間的に逆転しているフィルタである受
    信チャネルを備えることを特徴とするダイレクトシーケ
    ンス広スペクトル信号差動送受信機用コンポーネント。
  2. 【請求項2】 送信チャネルのフィルタが入力変換器
    (TR3)と出力変換器(F3)とを備える表面弾性波
    デバイスで構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の差動送受信機用コンポーネント。
  3. 【請求項3】 送信チャネルの出力変換器(F3)が、
    それを弾性波が通過するのに要する時間が、送受信され
    る2値情報記号の持続時間(T)に対応している周期
    (T)と等しいものとなる長さを有するスプリットフィ
    ンガー変換器の形で接続されていることを特徴とする請
    求項2に記載の差動送受信機用コンポーネント。
  4. 【請求項4】 送信チャネルの表面弾性波デバイス(T
    R3、F3)と、受信チャネルの第1の相関器の表面弾
    性波デバイス(TR1、F2)とが同一の圧電基板(7
    1 )上に生成されていることを特徴とする請求項3に
    記載の差動送受信機用コンポーネント。
  5. 【請求項5】 送信チャネルの表面弾性波デバイス(T
    R3、F3)と、受信チャネルの第1の相関器の表面弾
    性波デバイス(TR1、F1)とが同一の圧電基板(7
    1 )上に相互に実質上対称的に配置されていることを
    特徴とする請求項4に記載の差動送受信機用コンポーネ
    ント。
  6. 【請求項6】 A)一定の持続時間(T)を持つ2値記
    号に情報(D)をコード化する手段(130)と、 2値情報記号の持続時間(T)に等しい持続時間の擬似
    乱数シーケンスであるパルス応答を持つフィルタと、 中間周波数信号を無線周波数信号に変換する手段(11
    0、112)と、 送信アンテナ(100)とを備える送信チャネル、並び
    にB)受信アンテナ(100)及び無線周波増幅器(1
    022 )と、 無線周波数信号を中間周波数信号に変換
    する手段(110、112)と、 中間周波数信号を処理するための、中間周波数信号と送
    信に使用される擬似乱数シーケンスとの間に相関を達成
    できる手段(TR1、F1、TR2、F2)を備えるデ
    バイスと、 復調し、かつ復調信号(42、44、46、52)を処
    理するための、送信で使用された情報(D)を復元する
    ための段のための手段(38)とを備える受信チャネル
    を備えるダイレクトシーケンス広帯域差動送受信機であ
    って、 前記差動送受信機は、請求項1から5のいずれか一項に
    記載の送受信機用コンポーネント(80)を備え、前記
    コンポーネント(80)は、広スペクトル中間周波数信
    号を発生するためのその送信チャネル(TR3、F3)
    で使用され、前記コンポーネント(80)は更に、送信
    で使用される擬似乱数シーケンスとの相関を達成できる
    中間周波数信号の処理デバイスとして受信チャネル(T
    R1、F1)(TR2、F2)でも使用されることを特
    徴とし、 前記送受信機は更に、中間周波数信号を無線周波数信号
    に変換するための送信チャネルの手段(110、11
    2)が、無線周波数信号を中間周波数信号に変換するた
    めの受信チャネルの手段(110、112)と同一であ
    ることを特徴とする差動送受信機。
  7. 【請求項7】 送信チャネルのアンテナ(100)が受
    信チャネルのアンテナ(100)と共通であり、前記共
    通アンテナ(100)が、並列接続されている受信増幅
    器(1021 )と送信増幅器(1022 )とにより共通
    の周波数変換手段(110、112)に接続されてお
    り、第1のスイッチ(I1)が、受信増幅器(10
    1 )か送信増幅器(1022 )のいずれかに共通アン
    テナ(100)を接続するために備えられており、第2
    のスイッチ(I2)が、第1スイッチと同期して、受信
    増幅器(1021 )か送信増幅器(1022 )のいずれ
    かを共通の周波数変換手段(110、112)に接続す
    るために備えられていることを特徴とする請求項6記載
    の差動送受信機。
  8. 【請求項8】 中間周波増幅器(114)と、 中間周波数帯域フィルタ(116)と、 前記増幅器(114)の入力を共通周波数変換手段(1
    10,112)かコンポーネント(80)の送信チャネ
    ル(TR3、F3)のいずれかに接続するための第3の
    スイッチ(I3)と、 第3のスイッチ(I3)と同期して、帯域フィルタ(1
    16)の出力を受信チャネル(TR1、F1)(TR
    2、F2)か共通の周波数変換手段(110、112)
    のいずれかに接続するための第4のスイッチ(I4)を
    更に備える請求項6に記載の差動送受信機。
JP5324503A 1992-12-22 1993-12-22 ダイレクトシーケンス広スペクトル信号差動送受信機用コンポーネント及び対応送受信機 Pending JPH077456A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9215469 1992-12-22
FR9215469A FR2696298B1 (fr) 1992-07-15 1992-12-22 Composant pour récepteur ou pour émetteur-récepteur différentiel de signaux à étalement de spectre par séquence directe et émetteur-récepteur correspondant.

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH077456A true JPH077456A (ja) 1995-01-10

Family

ID=9436905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5324503A Pending JPH077456A (ja) 1992-12-22 1993-12-22 ダイレクトシーケンス広スペクトル信号差動送受信機用コンポーネント及び対応送受信機

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5434893A (ja)
EP (1) EP0604294B1 (ja)
JP (1) JPH077456A (ja)
DE (1) DE69326995T2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5553081A (en) * 1994-04-08 1996-09-03 Echelon Corporation Apparatus and method for detecting a signal in a communications system
JP3250401B2 (ja) 1995-02-07 2002-01-28 株式会社日立製作所 受信機
US5563610A (en) * 1995-06-08 1996-10-08 Metawave Communications Corporation Narrow beam antenna systems with angular diversity
GB2303265B (en) 1995-07-10 1998-07-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd Spread spectrum communication apparatus,and demodulator,surface acoustic wave element and surface acoustic wave parts for spread spectrum communication
CA2186793C (en) * 1995-11-13 2000-12-19 Vijitha Weerackody Method and apparatus to implement antenna diversity for direct sequence spread spectrum receivers
JP3340635B2 (ja) * 1996-11-29 2002-11-05 株式会社日立製作所 スペクトル拡散通信用弾性表面波信号処理装置
US6683515B1 (en) * 1999-09-22 2004-01-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Surface-acoustic-wave filter providing outputs with different delay times and communications unit
US6535545B1 (en) 1999-10-15 2003-03-18 Rf Waves Ltd. RF modem utilizing saw resonator and correlator and communications transceiver constructed therefrom
JP4371830B2 (ja) * 2004-01-27 2009-11-25 富士通株式会社 歪補償増幅装置および基地局
US7777625B1 (en) * 2005-08-25 2010-08-17 University Of Central Florida Research Foundation, Inc. Weighted saw reflector gratings for orthogonal frequency coded SAW ID tags and sensors
US7952482B2 (en) * 2005-08-25 2011-05-31 University Of Central Florida Research Foundation, Inc. Surface acoustic wave coding for orthogonal frequency coded devices

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2312881A1 (fr) * 1975-05-29 1976-12-24 Goff Jeannine Le Demodulateurs differentiels a dispositifs a ondes elastiques de surface
US4506239A (en) * 1982-10-25 1985-03-19 Motorola, Inc. Compound surface acoustic wave matched filters
NO163800C (no) * 1987-10-19 1990-07-18 Forsvarets Forsknings Fremgangsmaate for demodulering av data.
GB8916623D0 (en) * 1989-07-20 1989-09-06 Ncr Co Spread spectrum signal demodulator
GB9019487D0 (en) * 1990-09-06 1990-10-24 Ncr Co Carrier detection for a wireless local area network
US5243622A (en) * 1991-08-02 1993-09-07 General Dynamics Corporation, Electronics Division Direct-sequence spread-spectrum communication system with asynchronous despreading
US5276703A (en) * 1992-01-13 1994-01-04 Windata, Inc. Wireless local area network communications system
US5289499A (en) * 1992-12-29 1994-02-22 At&T Bell Laboratories Diversity for direct-sequence spread spectrum systems
US5345472A (en) * 1993-08-02 1994-09-06 Motorola, Inc. Method and apparatus for receiving and decoding communication signals in a CDMA receiver

Also Published As

Publication number Publication date
DE69326995D1 (de) 1999-12-16
US5434893A (en) 1995-07-18
EP0604294A1 (fr) 1994-06-29
EP0604294B1 (fr) 1999-11-10
DE69326995T2 (de) 2000-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5048052A (en) Spread spectrum communication device
US6535545B1 (en) RF modem utilizing saw resonator and correlator and communications transceiver constructed therefrom
JP2605615B2 (ja) スペクトラム拡散受信機
US4280222A (en) Receiver and correlator switching method
Grob et al. Microcellular direct-sequence spread-spectrum radio system using N-path RAKE receiver
US6625202B1 (en) Mobile station for spread spectrum communication
US5099495A (en) Spread spectrum communication device
JPH077456A (ja) ダイレクトシーケンス広スペクトル信号差動送受信機用コンポーネント及び対応送受信機
EP0817396B1 (en) Spread spectrum communications system with transmitted reference
JP2001069041A (ja) デジタル無線リンクを提供する装置、通信システム、動作させる方法、受信機及びサーチャー。
US20220239332A1 (en) Impulse radio ultra-wide band transceiver using radio pulses with multi frequency carriers
JPH04185130A (ja) スペクトラム拡散通信用ダイバーシチ受信装置
Tsubouchi et al. Full duplex transmission operation of a 2.45-GHz asynchronous spread spectrum using a SAN convolver
Pinkney et al. A robust high speed indoor wireless communications system using chirp spread spectrum
JP3025457B2 (ja) スペクトル拡散多重化通信機
JPH0787057A (ja) スペクトラム拡散通信用ダイバーシチ受信機
JP2966810B2 (ja) スペクトル拡散多重化通信機
JP3545885B2 (ja) スペクトル拡散通信装置及びスペクトル拡散通信システム
Haartsen A differential-delay SAW correlator for combined DSSS despreading and DPSK demodulation
Grant The potential application of analogue matched and adaptive filters in spread-spectrum communications
JPS58197934A (ja) スプレツドスペクトラム送受信機
JP2783992B2 (ja) 情報送受信方法
JPH04234238A (ja) スペクトラム拡散通信用ダイバーシチ装置
JPH0669907A (ja) スペクトラム拡散通信用受信機
Kato et al. Testing of the 2.4 GHz band spread spectrum sound transceiver unit using an elastic type SAW convolver