JP2001069041A - デジタル無線リンクを提供する装置、通信システム、動作させる方法、受信機及びサーチャー。 - Google Patents

デジタル無線リンクを提供する装置、通信システム、動作させる方法、受信機及びサーチャー。

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JP2001069041A
JP2001069041A JP2000218403A JP2000218403A JP2001069041A JP 2001069041 A JP2001069041 A JP 2001069041A JP 2000218403 A JP2000218403 A JP 2000218403A JP 2000218403 A JP2000218403 A JP 2000218403A JP 2001069041 A JP2001069041 A JP 2001069041A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在のCDMA基地局受信機のサイズとコストを
減らすことができるCDMAシステムを提供することを目的
とする。 【解決手段】 CDMA通信システムにおいて多重レイク・
フィンガーを2重アンテナシステムに用いるようにし、
それぞれのアンテナの相関器について単一の符号ジェネ
レータを設ける。さらに、相関器と符号ジェネレータと
の間に遅延回路を設ける。この遅延回路は、送信に際し
て生ずる遅延と、アンテナの間隔により生ずる遅延を補
償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概略的には遠距離
通信設備に関し、特に、符号分割多重アクセス(CDMA)
方式の遠距離通信システムに用いられるデジタル無線リ
ンクを提供する装置、通信システム、動作させる方法、
受信機及びサーチャーに関する。
【0002】
【従来の技術】符号分割多重アクセス(CDMA)による通
信方式は、無線産業の近年の成長によって急速に普及さ
れつつある。CDMAは、スペクトラム拡散(spread spect
rum)技術であり、データ信号は、送信前に、拡散コー
ド(spreading code)として知られている疑似ランダム
(pseudo-random)信号によって変調される。データ信
号を変調することによって、その信号のスペクトラムが
拡散され、それらは通常の受信機にとってはノイズのよ
うに見える。しかし、CDMA受信機において送信されたデ
ータ信号を復調(収束:despread)するために、その同
じ疑似ランダム信号を用いると、データ信号は容易に復
元することができる。
【0003】CDMAのさらなる利点は、多数のユーザから
のデータ信号を同じ周波数帯において同時に送ることが
できることである。ユーザは、CDMA受信機においては、
拡散コードによって互いに区別される。CDMAシステムの
受信機に設けられる相関器(correlators)は、各々の
異なる拡散コードを認識し、本来のデータ信号に戻す
(収束する:despread)。
【0004】これらの相関器は、通常は、「レイク(ra
ke)」または「レイク・フィンガー(rake fingers)」
と呼ばるユニットに配置され、これらの機能は、受信し
たマルチパス伝搬信号要素(multipath propagated sig
nal component)のひとつを集めて復調することであ
る。レイク・フィンガーのそれぞれは、通常は、一つ以
上の相関器と、それぞれの相関器に対応した一つ以上の
疑似ランダム符号ジェネレータとを有し、疑似ランダム
符号ジェネレータのそれぞれは、いずれかひとつの相関
器と関連している。多重レイク・フィンガー(multiple
rake fingers)は、以下に説明するように、最も強い
マルチパス構成要素(multipath components)を検出す
るために用いられる。各々の相関器は、送信された本来
のデータ信号が時間的にシフトされたもの(time shift
ed version)を検出する。
【0005】CDMAおよび他の類似した通信方式が解決し
なければならないひとつ課題は、多重路伝搬(multipat
h propagation)である。多重路伝搬は、送信された信
号に対して、多くの異なるバージョン(マルチパス構成
要素と呼ばれる)が生じて受信機に伝搬する現象であ
る。マルチパス構成要素が生成されるのは、送信アンテ
ナが多くの方向に(全方向に:omnidirectionally)デ
ータ信号を放射し、その結果として、複数の構成要素を
つくるからである。
【0006】これらの異なるマルチパス構成要素のそれ
ぞれは、それぞれの送信パスにおける障害によって形成
される時間遅延のため、異なる時刻に受信機に到達す
る。換言すると、データ信号は送信機と受信機との間を
空間を介して送信されるので、送信された信号は周囲の
環境(例えば、それらは送信パスにある建物および他の
建築物を離れてはねる)のために、遅延を生ずる。その
結果として、同一のデータ信号が異なる時刻に受信機
(複数の場合もある)に到達する。周期環境に応じて、
これら複数のマルチパス構成要素は、互いに建設的(co
nstructively)または破壊的(destructively)に組み
合わされる。破壊的な組合せは、マルチパス構成要素の
それぞれを結果として相殺させる。従って、マルチパス
構成要素が破壊的にお互いと結合する場合、データ信号
の一部または全部が消失する場合がある。
【0007】このような多重路伝搬の問題に対処するた
めに、CDMAシステムは、信号を受信するための多重アン
テナと、多重レイク・フィンガー(multiple rake fing
ers)とを備える。多重受信アンテナを有する受信機
は、しばしばダイバーシテイ(diversity)受信機と称
される。通常は、両方のアンテナが同時にマルチパス構
成要素の破壊的な組合せに遭遇することはない、そし
て、各々のレイク・フィンガーは時間遅延を克服するた
めにひとつのアンテナからのひとつのマルチパス構成要
素を取り扱うことができる。
【0008】例えば、CDMA受信機は、3つのレイク・フ
ィンガーを有し、単一のユーザからの送信に対して、3
の異なるマルチパス構成要素を受け入れることかでき
る。レイク・フィンガーのそれぞれは、送信された信号
の多重路部分のうちのそれぞれ異なる部分を、受信アン
テナのうちのいずれかから受信する。そして、各々の部
分は、異なる時間遅延を有している。CDMA受信機は、そ
れぞれの時間遅延を認識し、複数のマルチパス信号を順
序づけて、これらのマルチパス構成要素から本来のデー
タ信号を取り出すことができるように作られている。
【0009】図1は、この種のCDMAアーキテクチャおよ
び通信方式を利用している無線システムの実施の形態を
示す。同図には、基地局(base station)100及び、
複数のユーザ局(user station)110、120(例え
ば、無線電話)が表されている。ユーザ局110、12
0のそれぞれは、基地局100に信号を送信するための
送信機140、150を有する。基地局100は、2つ
の受信アンテナAおよびBを有し、これらのアンテナは、
複数のユーザ局110、120から信号を受信するため
の受信機130に接続されている。前述したように、複
数の受信アンテナ(すなわちAおよびB)を有するこの種
の受信機は、しばしばダイバーシティ受信機と称され
る。
【0010】ユーザ送信機140、150には、それぞ
れ送信アンテナC、Dが接続されている。ユーザ局11
0、120のそれぞれは、それぞれの送信アンテナC、D
から受信アンテナA、Bを介して受信機130にそれぞれ
データ信号(すなわちメッセージ)を送信する。基地局
100は、送信されたデータ信号を受信し、そのシステ
ムの他のユーザにデータ(例えばメッセージ)をリレー
する。
【0011】前述したように、各々のデータ信号は、基
地局受信機130に対して異なるパスをたどる場合があ
る。例えば、これらのパスは、ユーザ局110からのも
のとしてパスP1AおよびP2A、ユーザ局120からのもの
としてパスP1BおよびP2Bとして図示されている。ここ
で、各々のユーザ局について2つのマルチパス構成要素
のみが図示されているが、送信されたそれぞれデータ信
号については、いかなる数のマルチパス構成要素も存在
しうる。ただし、ほとんどの場合には、ほんの2〜3の
マルチパス構成要素だけが支配的な点に留意する必要が
ある。すなわち、他の非主要的な種々の構成要素はその
信号強度が弱いため、ほんの少しのマルチパス構成要素
のみを考慮すれば十分である。
【0012】また、同図においては、ユーザ局110、
120から基地局100に対する送信についてのみ、マ
ルチパスが図示されているが、同様のマルチパス構成要
素は、基地局100からユーザ局110、120に対し
てデータ送信する際などにも存在することに留意しなけ
ればならない。すなわち、ユーザ局110、120に設
けられている受信機も、マルチパス構成要素を処理する
ためのレイク・フィンガーを有する必要がある。
【0013】上述の通り、現在のCDMA受信機において
は、レイク・フィンガーのそれぞれは、少なくとも1つ
の相関器と、それぞれの相関器のための別々の疑似ラン
ダム符号ジェネレータと、を設ける必要がある。図1に
おけるアンテナA、Bのように、基地局に多重受信アンテ
ナが設けられたシステムにおいては、レイク・フィンガ
ーを多重化することにより、非常に多数の符号ジェネレ
ータが必要となる(すなわち、各々のアンテナの各々の
相関器についてひとつずつ必要とされる)という問題が
ある。
【0014】図3は、2重アンテナ方式のダイバーシテ
ィ受信機のための従来のレイク・フィンガー200を示
す。図示したように、レイク・フィンガー200は、第
1及び第2の符号ジェネレータ210、220と、第1
及び第2の相関器230、240を有する。マルチプレ
クサ250、260は、2本のアンテナ(例えばAおよ
びB)を各々の相関器230、240に接続する。アン
テナを選ぶ制御信号235、245によって、マルチプ
レクサ250、260は制御される。
【0015】そして、この制御信号は、レイク・フィン
ガーが現在データ信号を受信しているセルのセクターも
選ぶ。マルチプレクサ250、260によって、相関器
230、240がいずれのアンテナからも信号を受け取
ることができるが、ここでは、本論の目的のために限
り、相関器230はアンテナAだけからデータ信号を受
け取り、相関器240はアンテナBだけから信号を受け
取るものと仮定する。それによって、レイク・フィンガ
ー200は、両方のアンテナにおけるひとつのマルチパ
ス信号を受け入れるための単一のレイク・フィンガーユ
ニットを構成する。図1に示される基地局受信機130
は、多重レイク・フィンガー200を含む。
【0016】図3に示される装置は単一のレイク・フィ
ンガーと上述したが、これはまた、2つの別々のレイク
・フィンガーを有するものでも良い。この場合、ひとつ
のフィンガーは符号ジェネレータ210、相関器230
およびマルチプレクサ250のためのものであり、もう
ひとつのフィンガーは、符号ジェネレータ220、相関
器240およびマルチプレクサ260のためのものであ
る。
【0017】図6及び図7は、従来の他のレイク・フィ
ンガー400を示す。レイク・フィンガー400は、2
重アンテナ・システムでなく4重(quad)アンテナ・シ
ステム(すなわち4本のアンテナ)として構成されるこ
とを除けば、図3に示されるフィンガー200と多くの
点で類似している。レイク・フィンガー400も、アン
テナ範囲をセクターに分割するためのビーム形成(beam
forming)入力401−404を有する。ビーム形成入
力401−404は、単一のアンテナ(例えばアンテナ
A)および単一のセクター(例えばセクター2)のそれ
らに、相関器430−445から出る信号出力を制限す
る。
【0018】レイク・フィンガー400は、図2に示し
た受信機130’と4本のアンテナA-Dを含む通信方式
において用いることができるように構成されている。送
信システムの他の部分は、図1に関して前述したシステ
ムと本質的に同じものである。ここで、同様の要素には
同様の参照番号を付した。
【0019】レイク・フィンガー400は、第1乃至第
4の符号ジェネレータ410−425と、第1乃至第4
の相関器430−445とを有する。マルチプレクサ4
50−465は、各々のアンテナ(例えばA-D)を各々
のそれぞれの相関器430−445に接続する。アンテ
ナを選ぶ制御信号470−485によって、マルチプレ
クサ450−465は制御される。この制御信号は、レ
イク・フィンガーが現在データ信号を受信しているセル
のセクターも選択する。ここで、マルチプレクサ450
−465は、相関器430−445がいずれのアンテナ
からでも信号を受け取るようにすることができる。
【0020】しかし、本論の目的のために限り、相関器
430はアンテナAからのみデータ信号を受け取り、相
関器435はアンテナBだけから信号を受け取り、相関
器440はアンテナCだけから信号を受け取り、そし
て、相関器445はアンテナDだけから信号を受け取る
ものとする。こうすることにより、レイク・フィンガー
400は、4本のアンテナの全てにおけるひとつのマル
チパス信号を受け取るための単一の装置を形成すること
となる。図3に関して前述したように、図1に示した基
地局の受信機130は、通常は、多重レイク・フィンガ
ー400を含む。
【0021】図6及び図7に示される装置は単一のレイ
ク・フィンガーとして上記したが、これはまたは、4つ
の別々のレイク・フィンガー(各々のフィンガーは、ア
ンテナA-Dのそれぞれのためのものである)を有するも
のとしてもよい。この装置が4つの別々のレイク・フィ
ンガーを有する場合は、各々のレイク・フィンガーは符
号ジェネレータと相関器とマルチプレクサとを含む。
【0022】受信機130のレイク・フィンガー200
(または400)の数は、そのシステムのユーザの数
や、アンテナの数や、送信された信号を復調するために
用いるマルチパス構成要素の数に依存する。例えば、2
重アンテナ(または4重アンテナ)システムにおいて、
5人のユーザがいて、それぞれのユーザが自分のマルチ
パス構成要素のための1つのレイク・フィンガー200
(または400)を有する場合には、受信機は5つのレ
イク・フィンガー200(400)、したがって10個
の(20個の)符号ジェネレータを必要とするだろう。
しかしながら、大部分のCDMA受信機においては、各ユー
ザは、自分に割り当てられた少なくとも3つのレイク・
フィンガーを有し、従って、合計で15のレイク・フィ
ンガーと30個の(60個の)符号ジェネレータが必要
とされる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】このように、受信機ご
とにレイク・フィンガーおよび符号ジェネレータが多数
必要になることにより、それぞれのCDMA受信機のコスト
がかなり高くなる。加えて、サイズ、消費電力、さらに
受信機の複雑さも必然的に増大する。それゆえに、複数
のアンテナを受け入れることができ、しかし、同様にサ
イズ、コストおよび受信機回路の複雑さを増大させない
基地局用受信機の構造が、現在必要とされている。
【0024】以上詳述した問題点に鑑み、さらに、他の
理由のために、本発明は、単一の符号ジェネレータを一
組のアンテナのために利用し、複数のアンテナ受信機に
存在する遅延に適応することによって、現在のCDMA基地
局受信機のサイズとコストを減らすことができるCDMAシ
ステムを提供せんとするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のひとつの目的は、少なくとも一つの固定さ
れた装置(fixed unit)と少なくとも一つの移動装置
(mobile unit)間のデジタル無線リンクを提供するた
めの装置を提供することである。ここで、固定された装
置は、その固定された装置に設けられた少なくとも2本
のアンテナを有する。受信機は、これら2本のアンテナ
に接続され、少なくとも一つの多重レイク・フィンガー
(multiple rake finger)を有する。この多重レイク・
フィンガーは、符号ジェネレータおよび2本のアンテナ
に対応する少なくとも2つの相関器を有する。そこにお
いて、符号ジェネレータは両方の相関器に疑似ランダム
信号を出力する。
【0026】本発明の別の目的は、少なくとも2の異な
るアンテナ上の信号を受信するステップと、少なくとも
2つの相関器(異なるアンテナに対応する各々の相関
器)に、信号を送るステップと、疑似ランダム符号を2
つの相関器に送っているデジタル送信システムを作動す
る方法を提供することである。そこにおいて、符号は単
一の符号ジェネレータによって、発生する。
【0027】本発明のさらに別の目的は、符号ジェネレ
ータと少なくとも2つの相関器を有する少なくとも1つ
の多重レイク・フィンガーを有する多重アクセス・デジ
タル受信機を提供することにある。ここで、符号ジェネ
レータは、両方の相関器に疑似ランダム信号を出力す
る。
【0028】本発明のさらに別の目的は、少なくとも一
つの多重レイク・フィンガーを有する多重アクセス・デ
ジタル通信システムにおいて用いるための、サーチャー
(searcher)を提供することである。ここで、多重レイ
ク・フィンガーは、符号ジェネレータと少なくとも2つ
の相関器とを有し、そこにおいて、符号ジェネレータは
両方の相関器に疑似ランダム信号を出力する。
【0029】上記目的を達成するために、一組の相関器
(それぞれの相関器は、それぞれのアンテナに対応す
る)のための単一の符号ジェネレータを備えた多重レイ
ク・フィンガーが開示される。この多重レイク・フィン
ガーは、受け取られる信号と符号信号を調整するための
遅延回路を、符号ジェネレータと相関器との間に有す
る。この遅延回路はまた、アンテナ間の時間遅延も補償
する。
【0030】本発明の上記したおよび他の効果と特徴
は、添付の図面および請求項と関連して提供される本発
明の以下の好ましい実施の形態の詳細な説明により、さ
らに明瞭に理解されるはずである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。図面において、同
様の要素には同様の符号を付した。
【0032】図4は、本発明の第1の実施の形態のレイ
ク・フィンガー構造10を示す。本発明の第1の実施の
形態の送信構造は、図1に示されるそれと同じものであ
る。但し、受信機130は、(図3に示されるレイク・
フィンガー200よりもむしろ)レイク・フィンガー1
0を含むように変型されている。ここで、図4に示され
るレイク・フィンガー10は、基地局受信機130のご
く一部分を占めるに過ぎない点に留意する必要がある。
実際は、受信機130には、複数のレイク・フィンガー
が、多様な他の要素(例えば復調器、フィルタ、その
他)とともに含まれる。図4に示されるレイク・フィン
ガーは、以下に「多重(multiple)」レイク・フィンガ
ーと称する。というのは、各々の相関器230、240
のための別々の符号ジェネレータ210、220を含ん
だ従来のレイク・フィンガー(例えば、図3の200)
とは異なり、図4のレイク・フィンガー10は1つの符
号ジェネレータ40のために一対の相関器20、30を
有するからである。
【0033】本発明の第1の実施の形態の多重レイク・
フィンガー10を用いる基地局受信機は、好ましくは、
図1に示すように、システムの多数のユーザから信号を
受け取るための2本のアンテナを有する。この2重アン
テナ(ダイバーシティ)システムによれば、1本でなく
2本の受信アンテナを設けることにより、多重路伝搬に
関する問題を抑制することができる。前述したように、
信号が送信機から送られるときには、それは複数のマル
チパス構成要素として多くの方向に放射される。これら
のアンテナは、小さい距離(例えば3メートル)だけ離
される。その結果、各々のアンテナは、各々の送信機
(例えば110、120)からの異なるマルチパス構成
要素のセットを受け取ることができる。
【0034】送信機(例えば140)からもっとも遠い
アンテナ(例えばアンテナB)は、もっとも近い一番目
のアンテナ(例えばアンテナA)で受け取られるマルチ
パス構成要素と比べて時間的に遅延したマルチパス構成
要素を受信する。その理由は、マルチパス構成要素がよ
り遠いアンテナに到達するには、より長い時間が必要だ
からである。したがって、送信機のうちの1台からのマ
ルチパス構成要素が1本のアンテナで破壊的に結合する
(すなわち、反対の位相で同時に到着することによっ
て、お互いを相殺する)場合でも、アンテナ間で時間遅
延が生ずるために、これらの構成要素が他のアンテナに
おいて破壊的に結合することは少ない。したがって、2
本のアンテナのうちのいずれかは、ほぼすべてのマルチ
パスの経路状況において、入って来る送信を受信するこ
とができる。
【0035】システムのユーザによって送られる各々の
データ信号は、図1に関して前述したようにいくつかの
マルチパス構成要素から成る。各々のマルチパス構成要
素は、従来から知られているように、イン(I)位相
(実数)要素と、このI要素に対して位相が90゜ずれ
ている直交(Q)位相(虚数)要素とを含む。マルチパ
ス構成要素のこれらのIおよびQ要素は、基地局100
にある2本の受信アンテナAおよびBによって受け取ら
れ、図4に表したようにマルチプレクサ80、90を介
して適切な相関器20、30に供給される(すなわち、
アンテナAによって受信された信号は、このアンテナAに
ついての相関器に供給される)。マルチプレクサ80、
90は、単一の制御信号85によって、各々のアンテナ
の異なるセクターの間で切替えられる。両方のアンテナ
が常に同じセクターをモニターしているので、図3に表
したマルチプレクサ250、260の例のように、2つ
の別々の制御信号の必要がない。
【0036】各々の相関器20、30は、復調(収束:
despreading)符号を供給する疑似ランダム符号ジェネ
レータ40に接続されている。送信された拡散スペクト
ラム信号からユーザが送ったデータ信号を回復できるよ
うに、受信機における復調符号は、送信機(すなわちユ
ーザ局)における変調符号と整合したものとされてい
る。符号ジェネレータ40は、相関器20、30のそれ
ぞれに異なる遅延を有するように接続されている。
【0037】符号ジェネレータ40と各相関器20、3
0との間の遅延は、直列に接続された一連のフリップフ
ロップ50によって形成され、これらのフリップフロッ
プは、クロックジェネレータ70によってクロック制御
される。相関器20は、所定の組み合わせ数のフリップ
フロップ50によって遅延された符号信号を受け取り、
一方、相関器30は可変数のフリップフロップ50によ
って遅延された符号信号を受け取る。
【0038】ここで、フリップフロップ50の数はマル
チプレクサ60によって選択される。マルチプレクサ6
0の制御は、異なる遅延状態(すなわちフリップフロッ
プ50の異なる数)の間でマルチプレクサ60を切り替
える第1の制御信号65により行われる。符号ジェネレ
ータ40は、また、第2の制御信号45によって時間的
に遅延される。したがって、第1の制御信号65および
第2の制御信号45を利用することによって、2種類の
異なる遅延レベルを提供できる。換言すれば、両方の相
関器20、30に入力される疑似ランダム符号が遅延さ
れなければならない場合は制御信号45が使われるが、
相関器のいずれか(20または30)が他の相関器に対
して遅延される必要がある場合には制御信号65も使わ
れる必要がある。
【0039】マルチプレクサ60は5種類の遅延状態を
有し、これらは図4において1〜5と表示されている。
これらの遅延状態の内訳は、遅延なしの状態(状態1)
から、4つのフリップフロップによる遅延(状態5)ま
でである。相関器20、30に対して提供される時間遅
延の実際の量は、クロックジェネレータ70から供給さ
れるクロック信号の周期に依存する。例えば、フリップ
フロップのそれぞれが1マイクロ秒の遅延を生じ、相関
器20を5マイクロ秒だけ遅延させ、相関器30を3マ
イクロ秒だけ遅延させる必要がある場合には、3マイク
ロ秒の遅延が制御信号45により提供され(すなわち、
最初の2つフリップフロップ50によって相関器20に
対して5マイクロ秒の遅延を与える)、マルチプレクサ
は制御信号65によって状態1に設定されて相関器30
に3マイクロ秒の遅延を与える。
【0040】次に、本発明によって実施される通信方式
の動作について説明する。無線ユーザが、例えばワイヤ
レス電話でメッセージを話すことによって信号を送る
と、その信号は電話アンテナからデータ信号が全方位に
放射され、そのユーザが属している特定のセルに対応す
る基地局に送信される。
【0041】データ信号は全方位に放射されるので、あ
る特定の部分(マルチパス構成要素)は基地局のアンテ
ナに真っ直ぐに進行するが、その他の部分(別のマルチ
パス構成要素)は障害物により反射されたり障害物の周
囲で屈折する。その結果として、送信された信号の異な
るバージョンが、それぞれの送信経路に応じて異なる時
刻に基地局の受信機に到達する。当然、反射されるよう
な障害物がたくさんある場合には、その信号の部分が基
地局に到達するために、より長い時間が必要である。
【0042】例えば、送信された信号のある一部が、反
射または屈折なしで基地局アンテナに直接進行する場合
に、それは第1の時間遅延D1を有するとする。これに
対して、同じデータ信号の他の一部が建物により反射さ
れ、しかる後に基地局アンテナに向かうとすると、これ
は、D2>D1なる第2の時間遅延D2を有する。これ
らの時間遅延は、受信機において、各々のマルチパス構
成要素に対応する疑似ランダム符号を同様に時間遅延さ
せることにより補償することができる。
【0043】本発明における受信機は、好ましくは、図
4に例示したように、マルチパス構成要素を受信するた
めの多重レイク・フィンガー10を含む。上述の通り、
これらの多重レイク・フィンガー10のうちの少なくと
も1つは、そのシステムのそれぞれのユーザのために用
いられるものである。特定のユーザに割り当てられる多
重レイク・フィンガー10の数は、そのユーザから送信
される信号を復調するために用いるマルチパス構成要素
の数に対応する。たとえば、受信機が各ユーザのデータ
信号を復調するために3つのマルチパス構成要素を使用
する場合(これは最も普通のケースである)、3つの多
重レイク・フィンガー10と、その結果としての3つの
符号ジェネレータとがそれぞれのユーザのために必要と
なる。従来のシステムにおいては、このような通信方式
を実現するためには、少なくとも2倍の数の符号ジェネ
レータ(すなわち6つ)が必要であった。これに対し
て、本発明の多重レイク・フィンガー10は、受信機に
おける符号生成のために必要な回路の数を約50パーセ
ントに減らすことができる。
【0044】次に、図4を参照しつつ、多重レイク・フ
ィンガー10の動作について説明する。多重レイク・フ
ィンガー10がマルチパス構成要素(すなわち前述した
IおよびQデータ)を受信すると、図4に表したよう
に、その構成要素はマルチプレクサ80及び90によっ
て2つの相関器20および30のそれぞれに供給され
る。相関器20、30は、多様な時間遅延をともなう疑
似ランダム符号を符号ジェネレータ40から供給され
る。符号ジェネレータの時間遅延は、マルチパス構成要
素の時間遅延と一致するようにセットされなければなら
ず、そうでないと、送信された信号を受信することがで
きない。符号ジェネレータ40が制御信号45によって
時間遅延され、そして、相関器は、制御信号65によっ
てさらに時間遅延されるようにしてもよい。
【0045】疑似ランダム符号の時間遅延をマルチパス
構成要素の時間遅延と一致させるために、受信機130
(図1参照)において、早遅ゲート相関器(Early-Late
Gate Correlator)(図示されていないが、後に説明す
る)が、符号ジェネレータ40とマルチプレクサ60に
制御信号45、65(これらは、しばしば「バンプ・コ
マンド(bump commands)」と呼ばれる)を出す。例え
ば、図1のマルチパス構成要素P1Aが2つのフリップフ
ロップに等しい時間遅延でアンテナAに到達した場合に
は、符号ジェネレータ40は「バンプ」されない、とい
うのは、アンテナAについて、符号ジェネレータ40と
相関器20との間にはフリップフロップ2つ分の遅延が
すでに生じているからである。
【0046】しかし、もし同じマルチパス構成要素がア
ンテナBに達する前に他のフリップフロップに相当する
遅延を有する場合には、マルチプレクサ60は「バン
プ」され(すなわち時間遅延され)て、状態4(すなわ
ち相関器30に対してフリップフロップ3つ分の遅延に
対応する)におかれる。疑似ランダム符号の時間遅延を
制御することによって、アンテナAおよびBで受信した
信号から、データ信号をうまく復調することができる。
【0047】相関器20、30の出力は、送信されたデ
ータ信号を表すシンボルである。これらのシンボルは、
実際のデータ信号を得るために、その受信機によってさ
らに処理される必要がある。この動作は、特定のユーザ
のためのレイク・フィンガー10のそれぞれにおけるマ
ルチパス構成要素のそれぞれについて、データ信号がち
ゃんと復元されるまで実施される。
【0048】早遅相関(Early-Late correlation)と
は、CDMA信号に追従するための技術において知られ
たプロセスである。この早遅相関は、図5に表された早
遅ゲート相関器400によって実行される。通常は、相
関器400は受信した信号402を受け取り、それを疑
似ランダム符号のバージョン404、406と相関させ
る。ここで、これらのバージョンは、ローカルな標準疑
似ランダム符号(localreference pseudo-ramdom cod
e)に対してわずかに時間遅延されたものである。この
相関処理(correlation process)は、乗算(multiplic
ation)と積分(integration)とを含む。乗算は、乗算
器410、420により実行され、積分は、積分器43
0、440によって実行される。信号は、相関処理され
た後、比較回路450において比較され、タイミング誤
差信号(timing error signal)が決定される。
【0049】次に、早遅相関処理について説明する。疑
似ランダム符号のひとつのバージョン404には、ロー
カル符号(符号ジェネレータ40により生成される)に
対して「早い」と称される第1の遅延が与えられ、一
方、他のバージョン406には、むローカル符号に対し
て「遅い」と称される第2の遅延が与えられる。
【0050】「早い」バージョン404と「遅い」バー
ジョン406は、マルチプライア410および420に
おいて受信した信号とマルチプライされる。そして、こ
のマルチプライされた信号は、積分器430、440に
よって積分され、「早い」相関408と「遅い」相関4
09とをそれぞれ生成する。相関処理の後、相関器40
0は、比較回路450において、「早い」相関信号40
8と「遅い」相関信号409との差を調べる。比較回路
450が「早い」相関信号408と「遅い」相関信号4
09との差を検出しない場合、ローカル符号は早くもな
く遅れもしないと決定され、つまり、タイミングエラー
がないものとされる。
【0051】しかし、もし「早い」相関と「遅い」相関
と間に差がある場合には、これはタイミングエラーを意
味し、ローカル符号ジェネレータのタイミングは、「早
い」相関または「遅い」相関のうちの大きいほうに調節
され(「バンプされ」)なければならない。タイミング
エラーが検出されると、早遅ゲート相関器400は、特
定のレイク・フィンガーのための符号ジェネレータに
「バンプコマンド」(すなわち時間遅延命令)を出し
て、ローカル疑似ランダムコードの時間遅延を、受信し
た信号の時間遅延と一致させる。その結果として、受信
した信号を正確に復調することができる。
【0052】図4を再び戻ると、相関器30と符号ジェ
ネレータ40との間に設けられるフリップフロップ50
の数は、いくつかの要因に依存して決定される。いかな
る数のフリップフロップは相関器30の間で配置される
ことができる。図4に例示した回路においては、4つの
フリップフロップが表されているが、相関器30と符号
ジェネレータ40との間に設けるフリップフロップの数
は、いくつであってもよい。
【0053】フリップフロップの数を決定するひとつの
要因はクロックレート(clock rate)である。図4にお
いて、クロックジェネレータ70は、クロックレートと
して知られる特定の周波数のクロック信号をフリップフ
ロップ50に与える。クロックレートは「チップ」の速
度に依存し、それは疑似ランダム符号信号の周波数の基
準となる。米国における標準の「チップ」速度は、1.
2288*106チップ/秒(IS−95)である。こ
のクロックレートは、通常は、「チップ」速度の4倍か
ら8倍のサンプリングレートに設定される。すなわち、
殆どのシステムにおいて、クロックレートは、4.91
52*106サンプル/秒(これは、しばしば1/4チ
ップ速度と称される)、または9.8304*106
ンプル/秒(これは、しばしば1/8チップ速度と称さ
れる)のいずれかに設定される。
【0054】そして、どれくらいの遅延が必要かに応じ
て、フリップフロップの数は必然的に決定される。たと
えば、1/4チップ速度で、600ナノ秒の正方向また
は負方向への遅延を必要とする場合には、全部で6つの
フリップフロップが必要だろう(すなわち、3つは正方
向の遅延のためであり、あとの3つは負方向への遅延の
ためである)。もちろん、より高いチップ速度、例えば
米国の国外における使用で提案されているもの(4.0
96*106チップ/秒など)の場合には、より多くの
フリップフロップが必要となる。
【0055】図4においては、4つのフリップフロップ
50が設けられているので、多重レイク・フィンガー1
0は、クロック速度に応じて、1/4チップ(フリップ
フロップあたり1/8チップ*4フリップフロップ)ま
たは1/2(フリップフロップあたり1/4チップ*4
フリップフロップ)のいずれかによって、ひとつのアン
テナに早くまたは送れて到達するマルチパス構成要素を
受信することができる。
【0056】1/4チップの例においては、それぞれの
フリップフロップは203.45ナノ秒の遅延を与える
ことができ、従って、システムは、ひとつのアンテナが
受信した信号を他の信号に対して最大406.9ナノ秒
まで正方向または負方向に遅延させることができる。1
/8チップクロックの場合には、フリップフロップの各
ペアは、203.44ナノ秒の遅延を与えることができ
る。
【0057】フリップフロップ50の数を決定する他の
要因は、アンテナの間隔である。アンテナの間隔の最大
値が、必要とされるフリップフロップ50の数を決定す
る。すなわち、アンテナの間隔が大きくなるほど、アン
テナ間の遅延を補償するためにより多くのフリップフロ
ップが必要とされる。アンテナ間隔の最小値は、送信周
波数の関数である。例えば、送信周波数が2GHzであ
る場合、アンテナの間隔の最小値は7.5cmである
(1/2*(3*108m/s/2*109l/s)。実
際問題として、大部分のアンテナ間隔は7.5cmをか
なり超えるので、この最小値を下回るという問題は生じ
ない。
【0058】当然のことながら、送信周波数が下がるに
つれて、アンテナ間隔は広げなければならない。しか
し、殆どの無線送信周波数センチメートル程度の最小限
のアンテナ間隔を必要とするので、この問題はそれ自身
では決して現れない。フリップフロップが疑似ランダム
符号信号における可変の制御可能な遅延を与えるために
作用する。ただし、遅延を与えるためにフリップフロッ
プを用いることは、本発明のおいては一例に過ぎず、本
発明においては、可変で制御可能な遅延を生じさせるた
めの他のあらゆる手段を同様に用いることができる。
【0059】図1及び図3に関して前述したシステムに
おいて、アンテナの典型的な間隔は約3メートルであろ
う。これは、アンテナ間でおおよそ10ナノ秒の遅延に
相当する(3m/3*108m/s)。1/4チップク
ロックレート(4.9152*106チップ/秒)また
は1/8チップクロックレートのいずれにおいても、ア
ンテナ間の遅延を補償するための付加的なフリップフロ
ップは必要ない、というのは、これらクロック信号の周
期(それぞれ、203.45ナノ秒、101.72ナノ
秒である)が十分に長く、10ナノ秒の遅延は無視しう
るからである。
【0060】一方、もしアンテナの間隔がもう少し広
く、例えば30メートルであるような場合には、フリッ
プフロップを追加する必要がある。すなわち、アンテナ
間で100ナノ秒の遅延がある場合、この遅延はもはや
無視できず、1/8チップ周期が採用されている場合に
は2つのフリップフロップを追加して、疑似ランダム信
号を正方向または方向に101.72ナノ秒だけ遅延さ
せる必要がある。
【0061】図8は、本発明の第2の実施の形態とし
て、4重アンテナシステムに用いるレイク・フィンガー
500を表す。レイク・フィンガー500は、追加され
た2本のアンテナについて補償するためにより多くの要
素を含む点を除けば、レイク・フィンガー10と実質的
には同様に動作するので、その詳細な説明はここでは省
略する。図6及び図7に例示したような従来の4重アン
テナシステムにおいては、アンテナA−Dのそれぞれに
ついてのレイク・フィンガー400に4つの符号ジェネ
レータ410−425が含まれているが、本発明によれ
ば符号ジェネレータの数を減らすことができる。すなわ
ち、本発明の第2実施形態のレイク・フィンガー500
は、これら4つの符号ジェネレータ410−425をま
とめて単一の符号ジェネレータ505としている。符号
ジェネレータをまとめる、このプロセスは、従来のレイ
ク・フィンガー200(図3)において示される2つの
符号ジェネレータ210、220から、第1実施形態に
おいて符号ジェネレータ40(図4)を形成する時にも
同様に実施することができる。
【0062】ここで、レイク・フィンガー10が「多
重」レイク・フィンガーと称されるのは、符号ジェネレ
ータ40のそれぞれについて一対の相関器20、30を
含むからである。同様に、レイク・フィンガー500も
多重レイク・フィンガーであり、但し、この場合は符号
ジェネレータ505のそれぞれについて4つの相関器5
35−545を含んでいる。
【0063】これまでの説明では、符号ジェネレータの
それぞれについて2つあるいは4つの相関器を有する場
合を挙げたが、本発明はこれには限定されず、相関器の
数はいくつでもよい。例えば、符号ジェネレータのそれ
ぞれについて、3つ、5つあるいは6つの相関器を用い
ることもできる。
【0064】前述したように、レイク・フィンガー50
0は、2本の追加のアンテナについて補償するためによ
り多くの要素を含む点以外は、レイク・フィンガー10
の多くの点で類似する。レイク・フィンガー500は、
符号ジェネレータ505に加えて、第1乃至第4のマル
チプレクサ510−525、第1乃至第4の相関器53
0−545、及び第1乃至第4のビーム形成入力(beam
forming imputs)531−534を有する。前述したよ
うに、ビーム形成入力は、アンテナがカバーする領域を
分割するための役割を有する。
【0065】図4のレイク・フィンガー10と同様に、
フリップフロップ550とマルチプレクサ555−56
5からなる遅延回路が、符号ジェネレータ505とそれ
ぞれの相関器530−545との間に設けられている。
この遅延回路は、フリップフロップ550のそれぞれに
接続されたクロック570により制御される。マルチプ
レクサ555−565のそれぞれは、各相関器に与えら
れる時間遅延の量を表す制御コマンド575−577を
それぞれ受け取る。符号ジェネレータ505はまた、そ
の符号ジェネレータによって生成される信号の時間遅延
を制御するためのコマンド580も受け取る。レイク・
フィンガー10と同様に、レイク・フィンガー500
は、早遅ゲート相関器から制御(及びバンプ)コマンド
575−577及び580を受け取り、これらのコマン
ドに応じてマルチプレクサ555−565及び符号ジェ
ネレータ505に所定の時間遅延を与えることにより、
入ってくる信号の明瞭な受信を確保する。
【0066】図9は、本発明の第3の実施の形態を表す
ブロック図であり、ここでは多重レイク・フィンガー
(例えば、レイク・フィンガー10)がサーチャー30
0として用いられている。サーチャーはCDMA受信機
の一部分、すなわち通常はレイク・フィンガーのひと
つ、であり、このCDMA受信機は、マルチパス構成要
素を探し、これらの構成要素間でどの時点に最も強い相
関が生ずるかを検知しようとする。
【0067】換言すると、サーチャーはある時点でいく
つかのマルチパス信号を収集し、それから別の時点まで
「バンプ(bump)」し、さらにマルチパス信号を収集す
る。このプロセスは、所定回数の時間インターバルだけ
続けられる。時間インターバルの回数は、そのユーザが
基地局からどのくらい離れているかに関連している(す
なわち、ユーザが離れているほど、より多くりの時間イ
ンターバルが必要とされる)。次に、サーチャーは信号
のセットのそれぞれを互いに比較して、どの時間インタ
ーバルにおいて最も強い相関が生じているかを調べる。
【0068】このプロセスは、多重アンテナシステムに
おいてはある程度の時間を要する、というのは、上述の
プロセスはそれぞれのアンテナについて独立して行われ
る必要があるからである。しかし、本発明の望ましい実
施形態に係るレイク・フィンガーの変形例300を用い
ることにより、両方のアンテナについてのサーチを同時
に実行することができるようになり、その結果として、
サーチの時間を50パーセントに低減することができ
る。
【0069】サーチャー300は、その機能を実行する
ために、余計な遅延回路(すなわち、図4に表したフリ
ップフロップ50とマルチプレクサ60)を必要としな
い。サーチャー300は、単に符号ジェネレータ340
と相関器320、330とマルチプレクサ310、31
5を必要とするのみである。サーチャー300は、サー
チャーコントローラ(図示せず)から制御信号345を
介してその「バンプ」(時間遅延)コマンドを受け取
る。この制御信号345は、望ましいサーチのパターン
に応じて符号ジェネレータ340のタイミングを変化さ
せる。
【0070】通常のパターンは、タイミング信号を含
み、この信号は、サーチされるべき遅延のうちで最も小
さい遅延から最も大きい遅延に渡って順次増加される。
もっと複雑なサーチパターンも可能であるが、特定のパ
ターンは本発明の作用に関しては本質的ではない。すな
わち、相関器320、330は両方とも同じ量だけ時間
遅延され、サーチャー300は上述した機能を実行する
ことができる。
【0071】ここで、図4の回路においてマルチプレク
サ60がそのセンタ状態にロックされれば、図9に表し
たものと同様の電気的な接続を実現できる。このように
すれば、図9の場合と同様に、相関器320、330の
両方に対して同様の遅延を与えることができる。そし
て、図4の回路はサーチと復調の両方に用いることがで
きるようになる。さらに、図8のレイク・フィンガー5
00においても、その遅延回路(すなわち、フリップフ
ロップ550とマルチプレクサ555−565)を省略
するか、または3つのマルチプレクサ555−565の
全てを上述の如くそのセンタ状態にロックすることによ
って、サーチャーとして用いることができる。
【0072】これまでの説明では、本発明をCDMA通
信システムに適用する場合を例に挙げたが、本発明は相
関器と符号ジェネレータを利用する他の同様の通信シス
テムにおいても同様に適用することができる。さらに、
上述の説明では、早遅相関プロセスを用いる場合を例に
挙げたが、当業者において知られた他のいかなる追従方
式も同様に用いることができる。また、上述の説明で
は、基地局受信機について適用する場合を例に挙げた
が、本発明はユーザ受信機についてもアンテナ間隔を最
小限に維持しつつ適用することができる。
【0073】以上、本発明に関して、現状で望ましいと
考えられる実施の形態について説明したが、本発明はこ
れらの形態に限定されるものではない。むしろ、本発明
は、これまでの説明でふれていないが、本発明の精神と
範囲に適合する、あらゆる数の変形、交換、置換、均等
的構成を含むものである。つまり、本発明は、これまで
の説明に限定されるものではなく、本願の請求項の範囲
によってのみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】基本的な2重アンテナCDMA通信システムを例示
するブロック略図である。
【図2】基本的な4重アンテナCDMA通信システムを例示
するブロック略図である。
【図3】第1の従来技術のレイク・フィンガー装置を例
示するブロック略図である。
【図4】本発明のレイク・フィンガーの第1の実施の形
態を例示するブロック略図である。
【図5】早遅相関プロセスを例示するブロック図であ
る。
【図6】第2の従来技術のレイク・フィンガー装置を例
示するブロック略図である。
【図7】第2の従来技術のレイク・フィンガー装置を例
示するブロック略図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態のレイク・フィンガ
ーを例示するブロック略図である。
【図9】図4のレイク・フィンガーがサーチャーとして
使われる本発明の第3の実施の形態を例示する概念図で
ある。
【符号の説明】
10、200、400、500 レイク・フィンガー 20、30、230、240、530−545 相関器 40、210、220、505 符号ジェネレータ 45 第2の制御信号 50 フリップフロップ 65 第1の制御信号 60、80、90、250、260 マルチプレクサ 70 クロックジェネレータ 100 基地局 110、120 ユーザ局 130 受信機 140、150 送信機 300 サーチャー 310、315 マルチプレクサ 320、330 相関器 340 符号ジェネレータ 410、420 乗算器 430、440 積分器 450 比較回路 510−525、555−565 マルチプレクサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A.

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル無線リンクを提供する装置であっ
    て、 固定されたユニットに設けられた少なくとも2つのアン
    テナと、 少なくとも1つのレイク・フィンガーを有し前記少なく
    とも2つのアンテナに接続された受信機と、 を備え、 前記レイク・フィンガーは、符号ジェネレータと、前記
    少なくとも2つのアンテナに接続された少なくとも2つ
    の相関器と、を有し、 前記符号ジェネレータは、前記少なくとも2つの相関器
    に疑似ランダム信号を供給することを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】前記多重レイク・フィンガーは、前記符号
    ジェネレータと前記少なくとも2つの相関器との間に接
    続された第1の遅延回路をさらに有し、 前記遅延回路は、前記少なくとも2つの相関器に時間遅
    延された疑似ランダム信号を供給することを特徴とする
    請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】前記第1の遅延回路は、第1の遅延要素と
    第2の遅延要素とを有し、 前記第1の遅延要素は、前記少なくとも2つの相関器の
    いずれか1つに第1の時間遅延された疑似ランダム信号
    を供給し、 前記第2の遅延要素は、前記少なくとも2つの相関器の
    他のいずれかに第2の時間遅延された疑似ランダム信号
    を供給することを特徴とする請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】前記少なくと2つの相関器の前記いずれか
    1つと前記第1の遅延回路との間に接続されたマルチプ
    レクサをさらに備え、 前記マルチプレクサは、前記第1の時間遅延された疑似
    ランダム信号に関する遅延量を選択するために動作する
    ことを特徴とする請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】前記第1の時間遅延された疑似ランダム信
    号が前記第2の時間遅延された疑似ランダム信号と同一
    の時間遅延を有するように、前記マルチプレクサが特定
    の状態にロックされたことを特徴とする請求項4記載の
    装置。
  6. 【請求項6】前記第1及び第2の遅延要素のそれぞれ
    が、少なくとも1つのフリップフロップを有することを
    特徴とする請求項3記載の装置。
  7. 【請求項7】前記多重レイク・フィンガーは、前記符号
    ジェネレータの入力に接続された第2の遅延回路をさら
    に有し、 前記第2の遅延回路は、前記符号ジェネレータから出さ
    れる前記疑似ランダム信号を遅延させるために動作する
    ことを特徴とする請求項2記載の装置。
  8. 【請求項8】少なくとも2つのアンテナと、 前記少なくとも2つのアンテナに接続され、少なくとも
    1つの多重レイク・フィンガーを有する受信機と、 を備え、 前記多重レイク・フィンガーは、 符号ジェネレータと、 前記少なくとも2つのアンテナに対応する少なくとも2
    つの相関器であって、これら少なくとも2つの相関器は
    前記符号ジェネレータから前疑似ランダム信号を受け取
    る、相関器と、 前記符号ジェネレータと前記少なくとも2つの相関器と
    の間に接続され、前記少なくとも2つの相関器に時間遅
    延された疑似ランダム信号を供給する、遅延回路と、 を有することを特徴とする多重アクセス・デジタル通信
    システム。
  9. 【請求項9】前記第1の遅延回路は、第1の遅延要素と
    第2の遅延要素とを有し、 前記第1の遅延要素は、前記少なくとも2つの相関器の
    いずれか1つに第1の時間遅延された疑似ランダム信号
    を供給し、 前記第2の遅延要素は、前記少なくとも2つの相関器の
    他のいずれかに第2の時間遅延された疑似ランダム信号
    を供給することを特徴とする請求項8記載のシステム。
  10. 【請求項10】前記少なくと2つの相関器の前記いずれ
    か1つと前記第1の遅延回路との間に接続されたマルチ
    プレクサをさらに備え、 前記マルチプレクサは、前記第1の時間遅延された疑似
    ランダム信号に関する遅延量を選択するために動作する
    ことを特徴とする請求項9記載のシステム。
  11. 【請求項11】前記第1の時間遅延された疑似ランダム
    信号が前記第2の時間遅延された疑似ランダム信号と同
    一の時間遅延を有するように、前記マルチプレクサが特
    定の状態にロックされたことを特徴とする請求項10記
    載のシステム。
  12. 【請求項12】前記第1及び第2の遅延要素のそれぞれ
    が、少なくとも1つのフリップフロップを有することを
    特徴とする請求項9記載のシステム。
  13. 【請求項13】前記多重レイク・フィンガーは、前記符
    号ジェネレータの入力に接続された第2の遅延回路をさ
    らに有し、 前記第2の遅延回路は、前記符号ジェネレータから出さ
    れる前記疑似ランダム信号を遅延させるために動作する
    ことを特徴とする請求項8記載のシステム。
  14. 【請求項14】デジタル通信システムを動作させる方法
    であって、 少なくとも2つの別々のアンテナで信号を受信するステ
    ップと、 それぞれの相関器がそれぞれのアンテナに対応する、少
    なくとも2つの相関器に、受信した信号を送るステップ
    と、 単一の符号ジェネレータによって生成された疑似ランダ
    ム符号を前記少なくとも2つの相関器に送るステップ
    と、 を備えたことを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】前記疑似ランダム符号は、前記少なくと
    も2つの相関器に送られる前に時間遅延されることを特
    徴とする請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】前記疑似ランダム符号は、前記少なくと
    も2つの相関器のいずれか1つに送られる前に第1の量
    だけ時間遅延され、 前記疑似ランダム符号は、前記少なくとも2つの相関器
    の他のいずれかに送られる前に第2の量だけ時間遅延さ
    れることを特徴とする請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】少なくとも1つの多重レイク・フィンガ
    ーを備え、 前記多重レイク・フィンガーは、符号ジェネレータと少
    なくとも2つの相関器とを有し、 前記符号ジェネレータは、前記少なくとも2つの相関器
    に疑似ランダム信号を供給することを特徴とする多重ア
    クセス・デジタル受信機。
  18. 【請求項18】前記多重レイク・フィンガーは、前記符
    号ジェネレータと前記少なくとも2つの相関器との間に
    接続された第1の遅延回路をさらに有し、 前記遅延回路は、前記少なくとも2つの相関器に時間遅
    延された疑似ランダム信号を供給することを特徴とする
    請求項17記載の受信機。
  19. 【請求項19】前記第1の遅延回路は、第1の遅延要素
    と第2の遅延要素とを有し、 前記第1の遅延要素は、前記少なくとも2つの相関器の
    いずれか1つに第1の時間遅延された疑似ランダム信号
    を供給し、 前記第2の遅延要素は、前記少なくとも2つの相関器の
    他のいずれかに第2の時間遅延された疑似ランダム信号
    を供給することを特徴とする請求項18記載の受信機。
  20. 【請求項20】前記少なくと2つの相関器の前記いずれ
    か1つと前記第1の遅延回路との間に接続されたマルチ
    プレクサをさらに備え、 前記マルチプレクサは、前記第1の時間遅延された疑似
    ランダム信号に関する遅延量を選択するために動作する
    ことを特徴とする請求項19記載の受信機。
  21. 【請求項21】前記第1の時間遅延された疑似ランダム
    信号が前記第2の時間遅延された疑似ランダム信号と同
    一の時間遅延を有するように、前記マルチプレクサが特
    定の状態にロックされたことを特徴とする請求項20記
    載の受信機。
  22. 【請求項22】前記第1及び第2の遅延要素のそれぞれ
    が、少なくとも1つのフリップフロップを有することを
    特徴とする請求項19記載の受信機。
  23. 【請求項23】前記多重レイク・フィンガーは、前記符
    号ジェネレータの入力に接続された第2の遅延回路をさ
    らに有し、 前記第2の遅延回路は、前記符号ジェネレータから出さ
    れる前記疑似ランダム信号を遅延させるために動作する
    ことを特徴とする請求項18記載の受信機。
  24. 【請求項24】多重アクセス・デジタル通信システムに
    用いるサーチャーであって、 少なくとも1つの多重レイク・フィンガーを備え、 前記少なくとも1つの多重レイク・フィンガーは、符号
    ジェネレータと少なくとも2つの相関器とを有し、 前記符号ジェネレータは、前記少なくとも2つの相関器
    に疑似ランダム信号を供給することを特徴とする多重ア
    クセス・デジタル受信機。
  25. 【請求項25】前記疑似ランダム信号は、前記少なくと
    も2つの相関器に供給される前に時間遅延されることを
    特徴とする請求項24記載のサーチャー。
  26. 【請求項26】前記時間遅延は、前記符号ジェネレータ
    の入力に接続された遅延回路により与えられることを特
    徴とする請求項25記載のサーチャー。
  27. 【請求項27】前記遅延回路は、前記時間遅延を周期的
    に変化させ、前記少なくとも2つの相関器に対して、前
    記遅延回路が前記遅延を周期的に変化させる度に異なる
    時間遅延量を有する疑似ランダム符号が供給されるよう
    にしたことを特徴とする請求項26記載のサーチャー。
  28. 【請求項28】前記少なくとも2つの相関器が受け取る
    前記疑似ランダム符号は同一量だけ時間遅延されること
    を特徴とする請求項27記載のサーチャー。
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