JPH07741A - 空気清浄装置 - Google Patents
空気清浄装置Info
- Publication number
- JPH07741A JPH07741A JP4278833A JP27883392A JPH07741A JP H07741 A JPH07741 A JP H07741A JP 4278833 A JP4278833 A JP 4278833A JP 27883392 A JP27883392 A JP 27883392A JP H07741 A JPH07741 A JP H07741A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tower
- injection
- nozzle
- air
- cyclone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
- Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】液体、特に水を利用する方式であっても一般家
庭や事務所等で簡単に使用できるような小型化にでき、
しかも高価なノズルを用いないため、きわめて安価な空
気清浄装置を提供する。 【構成】水槽1には上方に立設された噴射塔2とサイク
ロン塔3とが並列配置されている。この噴射塔2とサイ
クロン塔3の下部はともに開口されており、水槽1の所
定水位領域の下限となる位置まで達している。噴射塔2
とサイクロン塔3は水槽の水面よりやゝ上方に設けられ
た通気部としての導管6を介して連通されている。
庭や事務所等で簡単に使用できるような小型化にでき、
しかも高価なノズルを用いないため、きわめて安価な空
気清浄装置を提供する。 【構成】水槽1には上方に立設された噴射塔2とサイク
ロン塔3とが並列配置されている。この噴射塔2とサイ
クロン塔3の下部はともに開口されており、水槽1の所
定水位領域の下限となる位置まで達している。噴射塔2
とサイクロン塔3は水槽の水面よりやゝ上方に設けられ
た通気部としての導管6を介して連通されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内のごみ、ちり、タ
バコの煙等を液体によって除去することにより、空気の
浄化、除菌、脱臭を行う空気清浄装置に関する。
バコの煙等を液体によって除去することにより、空気の
浄化、除菌、脱臭を行う空気清浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気清浄装置は、汚れた空気がフ
ィルターを通過するように吸引して浄化する、所謂フィ
ルター式のものが知られている。しかし、フィルター方
式の空気清浄装置はフィルターを頻繁に清掃しなけれ
ば、即座に効果が薄れてしまう。さらに、脱臭も同時に
行うには脱臭剤を用いなければならなかった。さらに、
フィルター式空気清浄装置は健康に悪いとされるプラス
イオンが発生してしまうという問題もあった。
ィルターを通過するように吸引して浄化する、所謂フィ
ルター式のものが知られている。しかし、フィルター方
式の空気清浄装置はフィルターを頻繁に清掃しなけれ
ば、即座に効果が薄れてしまう。さらに、脱臭も同時に
行うには脱臭剤を用いなければならなかった。さらに、
フィルター式空気清浄装置は健康に悪いとされるプラス
イオンが発生してしまうという問題もあった。
【0003】かかる問題がまったく生じない空気清浄装
置の一例が特公昭60−34026号に開示されてい
る。この空気清浄装置は、水を利用して汚れた空気を清
浄するため、ごみ、ちり、タバコの煙等を除去や除菌効
果が経時に渡って得られ、脱臭剤を使用せずとも強力な
脱臭力も得られる。しかも、近年において、この空気清
浄装置から健康に良いとされるマイナスイオンを大量に
生ずることが判明した。なお、このマイナスイオンはコ
ロナ放電によっても発生できるが、コロナ放電の場合有
害なオゾンも発生してしまう。
置の一例が特公昭60−34026号に開示されてい
る。この空気清浄装置は、水を利用して汚れた空気を清
浄するため、ごみ、ちり、タバコの煙等を除去や除菌効
果が経時に渡って得られ、脱臭剤を使用せずとも強力な
脱臭力も得られる。しかも、近年において、この空気清
浄装置から健康に良いとされるマイナスイオンを大量に
生ずることが判明した。なお、このマイナスイオンはコ
ロナ放電によっても発生できるが、コロナ放電の場合有
害なオゾンも発生してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た水を利用する従来の空気清浄装置は工場の無菌ルーム
の如き、室全体を浄化するためのものであり、工場等の
空調設備として設置されていた。従って、設備が大がか
りになり過ぎ、しかも非常に高価であるため、健康に良
いとされるマイナスイオンを発生するものとして注目さ
れていても、一般家庭や事務所等でまったく使用されて
いないのが現状であった。
た水を利用する従来の空気清浄装置は工場の無菌ルーム
の如き、室全体を浄化するためのものであり、工場等の
空調設備として設置されていた。従って、設備が大がか
りになり過ぎ、しかも非常に高価であるため、健康に良
いとされるマイナスイオンを発生するものとして注目さ
れていても、一般家庭や事務所等でまったく使用されて
いないのが現状であった。
【0005】さらに、上記した水を利用する従来の空気
清浄装置は吸引した空気を満遍なく接触させるため、水
を均一に噴霧する金属性の特殊ノズルを多数個用いなけ
ればならない。しかし、特殊ノズルは非常に高価であ
り、しかも万一目詰まりしたとき、それを解消できない
という問題もあった。
清浄装置は吸引した空気を満遍なく接触させるため、水
を均一に噴霧する金属性の特殊ノズルを多数個用いなけ
ればならない。しかし、特殊ノズルは非常に高価であ
り、しかも万一目詰まりしたとき、それを解消できない
という問題もあった。
【0006】本発明は、上記した従来の問題を解消し、
液体、特に水を利用する方式であっても一般家庭や事務
所等で簡単に使用できるような小型化にでき、しかも高
価なノズルを用いないため、きわめて安価な空気清浄装
置を提供することを目的としている。
液体、特に水を利用する方式であっても一般家庭や事務
所等で簡単に使用できるような小型化にでき、しかも高
価なノズルを用いないため、きわめて安価な空気清浄装
置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、次の如くである。 (1)貯液槽と、該貯液槽の上方に立設された噴射塔
と、前記貯液槽の液面より上方に設けられた通気部を介
して該噴射塔に連通されたサイクロン塔と、前記貯液槽
の液体を前記噴射塔内で噴射する噴射手段と、空気を前
記噴射塔の上方より螺旋状に降下するように送り込む手
段と、前記サイクロン塔に通気部を介して送り込まれた
空気を螺旋状に上昇させて前記サイクロン塔から排出さ
せる手段とを有することを特徴とする空気清浄装置。
明の構成は、次の如くである。 (1)貯液槽と、該貯液槽の上方に立設された噴射塔
と、前記貯液槽の液面より上方に設けられた通気部を介
して該噴射塔に連通されたサイクロン塔と、前記貯液槽
の液体を前記噴射塔内で噴射する噴射手段と、空気を前
記噴射塔の上方より螺旋状に降下するように送り込む手
段と、前記サイクロン塔に通気部を介して送り込まれた
空気を螺旋状に上昇させて前記サイクロン塔から排出さ
せる手段とを有することを特徴とする空気清浄装置。
【0008】(2)貯液槽と、該貯液槽の上方に立設さ
れた噴射塔と、前記貯液槽の液面より上方に設けられた
通気部を介して該噴射塔に連通されたサイクロン塔と、
前記貯液槽の液体を前記噴射塔内で噴射する噴射手段
と、空気を前記噴射塔の上方より螺旋状に降下するよう
に送り込む手段と、前記サイクロン塔に通気部を介して
送り込まれた空気を螺旋状に上昇させて前記サイクロン
塔から排出させる手段とを有し、前記噴射手段が、前記
噴射塔内で液体を噴射するノズルと、該ノズルへ貯液槽
の液体を汲み上げるポンプと、前記ノズルの噴射方向に
対向して配置された飛散部材とを具備することを特徴と
する空気清浄装置。
れた噴射塔と、前記貯液槽の液面より上方に設けられた
通気部を介して該噴射塔に連通されたサイクロン塔と、
前記貯液槽の液体を前記噴射塔内で噴射する噴射手段
と、空気を前記噴射塔の上方より螺旋状に降下するよう
に送り込む手段と、前記サイクロン塔に通気部を介して
送り込まれた空気を螺旋状に上昇させて前記サイクロン
塔から排出させる手段とを有し、前記噴射手段が、前記
噴射塔内で液体を噴射するノズルと、該ノズルへ貯液槽
の液体を汲み上げるポンプと、前記ノズルの噴射方向に
対向して配置された飛散部材とを具備することを特徴と
する空気清浄装置。
【0009】(3)前記ノズルと該ノズルの噴射方向に
対向して配置された飛散部材とが組をなし、この組をな
すノズルと飛散部材が前記噴射塔内に複数組設けられて
いることを特徴とする上記(2)に記載の空気清浄装
置。
対向して配置された飛散部材とが組をなし、この組をな
すノズルと飛散部材が前記噴射塔内に複数組設けられて
いることを特徴とする上記(2)に記載の空気清浄装
置。
【0010】(4)前記ノズルと該ノズルの噴射方向に
対向して配置された飛散部材とが組をなし、前記ノズル
は組をなす飛散部材より上方に配置されていることを特
徴とする上記(2)または(3)に記載の空気清浄装
置。
対向して配置された飛散部材とが組をなし、前記ノズル
は組をなす飛散部材より上方に配置されていることを特
徴とする上記(2)または(3)に記載の空気清浄装
置。
【0011】
【作用】上記構成によれば、貯液槽の上方に噴射塔とサ
イクロン塔と設けたので、両塔で汚れ等の粒子に付着し
た液体を貯液槽で受けられるため、液体を使用する空気
清浄装置を小型化できる。
イクロン塔と設けたので、両塔で汚れ等の粒子に付着し
た液体を貯液槽で受けられるため、液体を使用する空気
清浄装置を小型化できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は、本発明に係る空気清浄装置の一実施例
を示す概略図である。図1において、空気清浄装置はほ
ぼ直方体に形成された貯液槽として水を貯えている水槽
1を有し、該水槽1には上方に立設された噴射塔2とサ
イクロン塔3とが並列配置されている。この噴射塔2と
サイクロン塔3は、図2に示すように、円筒状に形成さ
れ、噴射塔2の上部には吸気筒4が設けられ、サイクロ
ン塔3の上部には排気筒5が設けられている。噴射塔2
とサイクロン塔3の下部はともに開口されており、水槽
1の所定水位領域の下限となる位置まで達している。ま
た、噴射塔2とサイクロン塔3は水槽の水面よりやゝ上
方に設けられた通気部としての導管6を介して連通され
ている。
明する。図1は、本発明に係る空気清浄装置の一実施例
を示す概略図である。図1において、空気清浄装置はほ
ぼ直方体に形成された貯液槽として水を貯えている水槽
1を有し、該水槽1には上方に立設された噴射塔2とサ
イクロン塔3とが並列配置されている。この噴射塔2と
サイクロン塔3は、図2に示すように、円筒状に形成さ
れ、噴射塔2の上部には吸気筒4が設けられ、サイクロ
ン塔3の上部には排気筒5が設けられている。噴射塔2
とサイクロン塔3の下部はともに開口されており、水槽
1の所定水位領域の下限となる位置まで達している。ま
た、噴射塔2とサイクロン塔3は水槽の水面よりやゝ上
方に設けられた通気部としての導管6を介して連通され
ている。
【0013】噴射塔2内には、噴射手段としての水槽1
の水を汲み上げるポンプ7、水を下方へ噴射するノズル
8及び該ノズル8の噴射方向に対向して配置された飛散
部材としての飛散板9が設けられ、ノズル8と下方に対
向配置された飛散板9は組をなし、本実施例では2組の
ノズル8と飛散板9を備えている。また、サイクロン塔
3内には水槽1に支持されたサイクロン案内筒10が挿
入され、サイクロン案内筒10の上端は上記導管6の位
置よりもやゝ上方の位置まで達している。
の水を汲み上げるポンプ7、水を下方へ噴射するノズル
8及び該ノズル8の噴射方向に対向して配置された飛散
部材としての飛散板9が設けられ、ノズル8と下方に対
向配置された飛散板9は組をなし、本実施例では2組の
ノズル8と飛散板9を備えている。また、サイクロン塔
3内には水槽1に支持されたサイクロン案内筒10が挿
入され、サイクロン案内筒10の上端は上記導管6の位
置よりもやゝ上方の位置まで達している。
【0014】上記吸気筒4は、噴射塔2の接線方向に接
続され、吸気筒4には空気を送り込む送風機11が連結
されている。従って、吸気筒4と送風機11とで空気を
噴射塔2の上方より螺旋状に降下するように送り込む手
段を構成している。また、導管6もサイクロン塔3の接
線方向に接続され、さらにサイクロン案内筒10を設け
ているため噴射塔2から導管6を介してサイクロン塔3
に送り込まれた空気は螺旋状に上昇する。従って、導管
6、サイクロン案内筒10及び排気筒5がサイクロン塔
3に送り込まれた空気を螺旋状に上昇させてサイクロン
塔3から排出させる手段を構成している。
続され、吸気筒4には空気を送り込む送風機11が連結
されている。従って、吸気筒4と送風機11とで空気を
噴射塔2の上方より螺旋状に降下するように送り込む手
段を構成している。また、導管6もサイクロン塔3の接
線方向に接続され、さらにサイクロン案内筒10を設け
ているため噴射塔2から導管6を介してサイクロン塔3
に送り込まれた空気は螺旋状に上昇する。従って、導管
6、サイクロン案内筒10及び排気筒5がサイクロン塔
3に送り込まれた空気を螺旋状に上昇させてサイクロン
塔3から排出させる手段を構成している。
【0015】かく構成の空気清浄装置の作動について説
明する。水槽1には、噴射塔2とサイクロン塔3の下部
よりも上方で、導管6の所定水位まで水を貯え、ここで
ポンプ7と送風機11を作動する。ポンプ7が作動され
ると、水槽1の水が汲み上げられ、噴射塔2内の2つの
ノズル8から噴射される。噴射された水は、飛散板9に
当って四方八方に飛び散り、さらに噴射塔2内の壁面に
当たって砕ける。従って、噴射塔2内では非常に細かい
無数に砕けた水で充満された状態になる。また、送風機
11が作動されると、室内のごみ、ちり、タバコの煙等
を含んだ汚れた空気が吸気筒4を介して噴射塔2内に送
り込まれる。このとき、汚れた空気は上記の如く噴射塔
2内で螺旋状に降下するため、無数に砕けた水に確実に
接触することとなり、ごみ、ちり、タバコの煙中の粒子
中大きいものは水の付着で水槽1に落下する。また、粒
子の小さいものは水の付着しても軽いため、導管6を介
してサイクロン塔3に送り込まれる。サイクロン塔3に
送り込まれ空気も螺旋状に上昇し、このときの遠心力に
よって水が付着した粒子の小さい汚れがサイクロン塔3
の内壁に付着、または水槽1に落下する。このとき、超
微粒子だけが排気筒5から排出される。なお、経時使用
すると、水は超微粒子として排気筒5から排出されてい
るので、少なくなるため、センサ等で噴射塔2とサイク
ロン塔3の下端手前で検知する。そして、このときに水
を替えれば、汚れた水が処理される。また、排気筒5か
ら排出される超微粒子は送風機11の送風力によって調
整でき、排出する超微粒子を0.3ミクロン以下になる
に調整設定すれば、空気の浄化、除菌、脱臭に良好に行
い得る。
明する。水槽1には、噴射塔2とサイクロン塔3の下部
よりも上方で、導管6の所定水位まで水を貯え、ここで
ポンプ7と送風機11を作動する。ポンプ7が作動され
ると、水槽1の水が汲み上げられ、噴射塔2内の2つの
ノズル8から噴射される。噴射された水は、飛散板9に
当って四方八方に飛び散り、さらに噴射塔2内の壁面に
当たって砕ける。従って、噴射塔2内では非常に細かい
無数に砕けた水で充満された状態になる。また、送風機
11が作動されると、室内のごみ、ちり、タバコの煙等
を含んだ汚れた空気が吸気筒4を介して噴射塔2内に送
り込まれる。このとき、汚れた空気は上記の如く噴射塔
2内で螺旋状に降下するため、無数に砕けた水に確実に
接触することとなり、ごみ、ちり、タバコの煙中の粒子
中大きいものは水の付着で水槽1に落下する。また、粒
子の小さいものは水の付着しても軽いため、導管6を介
してサイクロン塔3に送り込まれる。サイクロン塔3に
送り込まれ空気も螺旋状に上昇し、このときの遠心力に
よって水が付着した粒子の小さい汚れがサイクロン塔3
の内壁に付着、または水槽1に落下する。このとき、超
微粒子だけが排気筒5から排出される。なお、経時使用
すると、水は超微粒子として排気筒5から排出されてい
るので、少なくなるため、センサ等で噴射塔2とサイク
ロン塔3の下端手前で検知する。そして、このときに水
を替えれば、汚れた水が処理される。また、排気筒5か
ら排出される超微粒子は送風機11の送風力によって調
整でき、排出する超微粒子を0.3ミクロン以下になる
に調整設定すれば、空気の浄化、除菌、脱臭に良好に行
い得る。
【0016】かくして、空気清浄装置は導管6で連結さ
れた噴射塔2とサイクロン塔3を水槽1の上方に並列配
置する簡単な構造であるため、この小型化が可能とな
る。
れた噴射塔2とサイクロン塔3を水槽1の上方に並列配
置する簡単な構造であるため、この小型化が可能とな
る。
【0017】ところで、空気の浄化は汚れた空気を非常
に細かくなった水に接触させることである。このため、
従来の空気清浄装置は水を均一に噴霧し、目詰まりのし
にくいノズルを多数用いて、噴射塔2内の壁面に当て非
常に細かい水が四方八方に行き渡るようにしていた。し
かし、このようなノズルは高価であり、しかも万一目詰
まりしてしまうと、修理が難しいという問題があること
は先に説明した。
に細かくなった水に接触させることである。このため、
従来の空気清浄装置は水を均一に噴霧し、目詰まりのし
にくいノズルを多数用いて、噴射塔2内の壁面に当て非
常に細かい水が四方八方に行き渡るようにしていた。し
かし、このようなノズルは高価であり、しかも万一目詰
まりしてしまうと、修理が難しいという問題があること
は先に説明した。
【0018】また、空気清浄装置は健康に良いとされる
マイナスイオンを大量に発生することが利点がある。こ
のマイナスイオンは、所謂レナード現象と称して滝壺や
海岸の波打ち際に多量に発生することが判明しており、
マイナスイオンを発生させるには水を飛散させて0.1
ミクロン以下にすることが大きな要素となっている。
マイナスイオンを大量に発生することが利点がある。こ
のマイナスイオンは、所謂レナード現象と称して滝壺や
海岸の波打ち際に多量に発生することが判明しており、
マイナスイオンを発生させるには水を飛散させて0.1
ミクロン以下にすることが大きな要素となっている。
【0019】そこで、本実施例の噴射手段はノズル8と
飛散板9を備えている。このノズル8は、図2に示すよ
うに、ポンプ7からの給水管12に適当数の切欠きが形
成された円板13がネジ部15の螺合によって取り付け
られ、円板13には縁付き円板14が接着等により固定
されている。この円板13の切欠きがノズル孔16とな
る。なお、下段のノズル8の縁付き円板14には給水管
12が貫通する孔が形成されている。
飛散板9を備えている。このノズル8は、図2に示すよ
うに、ポンプ7からの給水管12に適当数の切欠きが形
成された円板13がネジ部15の螺合によって取り付け
られ、円板13には縁付き円板14が接着等により固定
されている。この円板13の切欠きがノズル孔16とな
る。なお、下段のノズル8の縁付き円板14には給水管
12が貫通する孔が形成されている。
【0020】かく構成のノズル8は、径の大きいノズル
孔16から水を噴射するが、その水を飛散板9に当て、
さらに飛散板9を跳ねた水が噴射塔2内の壁面に当るこ
とにより、非常に細かく砕けた水が無数に発生すること
ができる。従って、レナード現象が促進され、従来の空
気清浄装置よりも大量のマイナスイオンが生ずる。しか
も、ノズル8は円板13と縁付き円板14からなる簡単
な構造であるため、樹脂で大量に作ることができ、極め
て安価になる。さらに、そのメンテナンスも容易であ
る。
孔16から水を噴射するが、その水を飛散板9に当て、
さらに飛散板9を跳ねた水が噴射塔2内の壁面に当るこ
とにより、非常に細かく砕けた水が無数に発生すること
ができる。従って、レナード現象が促進され、従来の空
気清浄装置よりも大量のマイナスイオンが生ずる。しか
も、ノズル8は円板13と縁付き円板14からなる簡単
な構造であるため、樹脂で大量に作ることができ、極め
て安価になる。さらに、そのメンテナンスも容易であ
る。
【0021】図3及び図4は、ノズル8の変形例であっ
て、本例では縁付き円板14と給水管12よりなり、縁
付き円板14の内側と給水管12の外側に切欠きを形成
してノズル孔16を構成している。従って、円板13を
省くことができる。また、ノズル孔16とが外側に向く
ように傾斜して形成されている。このため、ノズル孔1
6から噴射した水が飛散板9に角度を持って当たり、飛
散板9を跳ね返る水の殆どが噴射塔2内の壁面に当るの
で、レナード現象がより促進される。なお、図2のノズ
ル8において、飛散板9に外周側が下方となる傾斜を付
ければ、本例とほぼ同様にレナード現象がより促進され
る。
て、本例では縁付き円板14と給水管12よりなり、縁
付き円板14の内側と給水管12の外側に切欠きを形成
してノズル孔16を構成している。従って、円板13を
省くことができる。また、ノズル孔16とが外側に向く
ように傾斜して形成されている。このため、ノズル孔1
6から噴射した水が飛散板9に角度を持って当たり、飛
散板9を跳ね返る水の殆どが噴射塔2内の壁面に当るの
で、レナード現象がより促進される。なお、図2のノズ
ル8において、飛散板9に外周側が下方となる傾斜を付
ければ、本例とほぼ同様にレナード現象がより促進され
る。
【0022】図5は、本発明の別の実施例を示す概略図
であって、本実施例では水槽1が密閉されており、その
蓋部1aに噴射塔2とサイクロン塔3が支持されてい
る。噴射塔2とサイクロン塔3の下端は、水面よりも上
方に位置している。また、サイクロン塔3の下部には塔
内面とサイクロン案内筒10に螺旋状の案内板17によ
って螺旋風洞が形成されている。案内板17が空気を螺
旋状に上昇させてサイクロン塔3から排出させる手段の
一部を構成している。なお、他の構成は図1の実施例と
同様であり、同一部材には同一符号を付している。
であって、本実施例では水槽1が密閉されており、その
蓋部1aに噴射塔2とサイクロン塔3が支持されてい
る。噴射塔2とサイクロン塔3の下端は、水面よりも上
方に位置している。また、サイクロン塔3の下部には塔
内面とサイクロン案内筒10に螺旋状の案内板17によ
って螺旋風洞が形成されている。案内板17が空気を螺
旋状に上昇させてサイクロン塔3から排出させる手段の
一部を構成している。なお、他の構成は図1の実施例と
同様であり、同一部材には同一符号を付している。
【0023】この空気清浄装置は、図1の実施例と同様
の効果が得られ、さらに水槽1の上部空間が噴射塔2か
らサイクロン塔3への通気部として構成されているの
で、導管6が不要となる。但し、サイクロン塔3でサイ
クロンを形成するため、螺旋状の案内板17を要す。
の効果が得られ、さらに水槽1の上部空間が噴射塔2か
らサイクロン塔3への通気部として構成されているの
で、導管6が不要となる。但し、サイクロン塔3でサイ
クロンを形成するため、螺旋状の案内板17を要す。
【0024】図6は、本発明のさらに別の実施例を示す
概略図であって、本実施例では給水管12が水槽1の外
側から噴射塔2の上部に達してその塔内に入り込んでい
る。そして、その給水管12の先端には下方に向けて水
を噴射するノズル8が取り付けられている。また、噴射
塔2内にはノズル8の下方に飛散板9が設けられ、飛散
板9は水槽1に設けられた支持軸18に支持されてい
る。他の構成は図1の実施例と同様であり、同一部材に
は同一符号を付している。かく構成した空気清浄装置
も、図1の実施例と同様の効果が得られる。なお、本発
明は水以外の液体、例えば薬液を用いてもよい。
概略図であって、本実施例では給水管12が水槽1の外
側から噴射塔2の上部に達してその塔内に入り込んでい
る。そして、その給水管12の先端には下方に向けて水
を噴射するノズル8が取り付けられている。また、噴射
塔2内にはノズル8の下方に飛散板9が設けられ、飛散
板9は水槽1に設けられた支持軸18に支持されてい
る。他の構成は図1の実施例と同様であり、同一部材に
は同一符号を付している。かく構成した空気清浄装置
も、図1の実施例と同様の効果が得られる。なお、本発
明は水以外の液体、例えば薬液を用いてもよい。
【0025】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、貯液槽の上方
に噴射塔とサイクロン塔と設けたので、両塔で汚れ等の
粒子に付着した液体を同じ貯液槽で受けるため、液体を
使用する空気清浄装置を小型化でき、一般家庭や事務所
等で使用が可能となる。
に噴射塔とサイクロン塔と設けたので、両塔で汚れ等の
粒子に付着した液体を同じ貯液槽で受けるため、液体を
使用する空気清浄装置を小型化でき、一般家庭や事務所
等で使用が可能となる。
【0026】請求項2の構成によれば、噴射塔内で噴射
する噴射手段が、噴射塔内で噴射するノズルと、該ノズ
ルへ貯液槽の液体を汲み上げるポンプと、前記ノズルの
噴射方向に対向して配置された飛散部材とを具備するの
で、高価なノズルを使用せずとも非常に細かい無数に砕
けた液体が得られる。
する噴射手段が、噴射塔内で噴射するノズルと、該ノズ
ルへ貯液槽の液体を汲み上げるポンプと、前記ノズルの
噴射方向に対向して配置された飛散部材とを具備するの
で、高価なノズルを使用せずとも非常に細かい無数に砕
けた液体が得られる。
【0027】請求項3の構成によれば、ノズルと該ノズ
ルの噴射方向に対向して配置された飛散部材とが組をな
し、ノズルと飛散部材とが複数組設けられているので、
装置の大きさに応じた非常に細かい無数に砕けた液体が
得られる。。
ルの噴射方向に対向して配置された飛散部材とが組をな
し、ノズルと飛散部材とが複数組設けられているので、
装置の大きさに応じた非常に細かい無数に砕けた液体が
得られる。。
【0028】請求項4の構成によれば、ノズルが上方よ
り下方に向けて液体を噴射し、前記飛散部材がノズルの
下方に配置されているので、ノズルの噴射力に重力が加
わり、ポンプの小型化が可能となる。
り下方に向けて液体を噴射し、前記飛散部材がノズルの
下方に配置されているので、ノズルの噴射力に重力が加
わり、ポンプの小型化が可能となる。
【図1】本発明に係る空気清浄装置の一実施例を示す概
略図である。
略図である。
【図2】その平面説明図である。
【図3】ノズル部分の断面図である。
【図4】ノズル部分の変形例を示す断面図である。
【図5】その斜視図である。
【図6】本発明に係る空気清浄装置の別の実施例を示す
概略図である。
概略図である。
【図7】本発明に係る空気清浄装置のさらに別の実施例
を示す概略図である。
を示す概略図である。
1 水槽 2 噴射塔 3 サイクロン塔 6 導管 7 ポンプ 8 ノズル 9 飛散板 11 送風機
Claims (4)
- 【請求項1】 貯液槽と、該貯液槽の上方に立設された
噴射塔と、前記貯液槽の液面より上方に設けられた通気
部を介して該噴射塔に連通されたサイクロン塔と、前記
貯液槽の液体を前記噴射塔内で噴射する噴射手段と、空
気を前記噴射塔の上方より螺旋状に降下するように送り
込む手段と、前記サイクロン塔に通気部を介して送り込
まれた空気を螺旋状に上昇させて前記サイクロン塔から
排出させる手段とを有することを特徴とする空気清浄装
置。 - 【請求項2】 貯液槽と、該貯液槽の上方に立設された
噴射塔と、前記貯液槽の液面より上方に設けられた通気
部を介して該噴射塔に連通されたサイクロン塔と、前記
貯液槽の液体を前記噴射塔内で噴射する噴射手段と、空
気を前記噴射塔の上方より螺旋状に降下するように送り
込む手段と、前記サイクロン塔に通気部を介して送り込
まれた空気を螺旋状に上昇させて前記サイクロン塔から
排出させる手段とを有し、前記噴射手段が、前記噴射塔
内で液体を噴射するノズルと、該ノズルへ貯液槽の液体
を汲み上げるポンプと、前記ノズルの噴射方向に対向し
て配置された飛散部材とを具備することを特徴とする空
気清浄装置。 - 【請求項3】 前記ノズルと該ノズルの噴射方向に対向
して配置された飛散部材とが組をなし、この組をなすノ
ズルと飛散部材が前記噴射塔内に複数組設けられている
ことを特徴とする請求項2に記載の空気清浄装置。 - 【請求項4】 前記ノズルと該ノズルの噴射方向に対向
して配置された飛散部材とが組をなし、前記ノズルは組
をなす飛散部材より上方に配置されていることを特徴と
する請求項2または3に記載の空気清浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4278833A JPH07741A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 空気清浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4278833A JPH07741A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 空気清浄装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9300853A Division JPH10113526A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 空気清浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07741A true JPH07741A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=17602794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4278833A Pending JPH07741A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 空気清浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07741A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07114971A (ja) * | 1993-10-19 | 1995-05-02 | Jiokuto:Kk | 負イオン発生方法とその装置 |
JPH08276018A (ja) * | 1995-04-05 | 1996-10-22 | Geochto:Kk | 負イオン発生装置 |
WO2001089664A1 (en) * | 2000-05-23 | 2001-11-29 | Kwon Taic Sam | Air cleaner |
JP2003117328A (ja) * | 2001-10-09 | 2003-04-22 | Kawata Mfg Co Ltd | 湿式集塵装置 |
JP2012070972A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Iwao Hishida | 空気清浄方法及び装置 |
JP2018143707A (ja) * | 2017-03-09 | 2018-09-20 | 株式会社アクト | 空間消毒装置 |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP4278833A patent/JPH07741A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07114971A (ja) * | 1993-10-19 | 1995-05-02 | Jiokuto:Kk | 負イオン発生方法とその装置 |
JPH08276018A (ja) * | 1995-04-05 | 1996-10-22 | Geochto:Kk | 負イオン発生装置 |
WO2001089664A1 (en) * | 2000-05-23 | 2001-11-29 | Kwon Taic Sam | Air cleaner |
JP2003117328A (ja) * | 2001-10-09 | 2003-04-22 | Kawata Mfg Co Ltd | 湿式集塵装置 |
JP2012070972A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Iwao Hishida | 空気清浄方法及び装置 |
JP2018143707A (ja) * | 2017-03-09 | 2018-09-20 | 株式会社アクト | 空間消毒装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101918549B1 (ko) | 정전분무와 선회류를 이용한 습식 집진 장치 | |
CN101443970B (zh) | 放电装置及空气净化装置 | |
KR100540920B1 (ko) | 공기청정기 | |
CN102015064A (zh) | 空气净化器 | |
JP6638021B2 (ja) | 煙霧フィルター方式の空気清浄装置 | |
JP2008518776A (ja) | 湿式空気清浄機 | |
JP2008518777A (ja) | 湿式空気清浄機 | |
JP2008518775A (ja) | 湿式空気清浄機 | |
KR101595218B1 (ko) | 공기정화장치 | |
JPH07741A (ja) | 空気清浄装置 | |
JP2000329382A (ja) | 空気清浄方法および空気清浄装置、並びに空気清浄装置における自動給水装置 | |
JPH08309248A (ja) | 液体霧化装置 | |
JP2003130404A (ja) | 陰イオン発生装置 | |
JP2000093726A (ja) | ミスト発生装置 | |
JP2000033216A (ja) | ミスト発生装置 | |
CN215951645U (zh) | 一种出雾口抗聚水的加湿器 | |
JP2007283281A (ja) | 超音波霧化装置 | |
JP2000033215A (ja) | ミスト発生装置 | |
JP2000325479A (ja) | 負イオン発生方法および負イオン発生装置 | |
KR102239749B1 (ko) | 공기 정화에 이용되는 물 분산장치 | |
JPH10113526A (ja) | 空気清浄装置 | |
KR102063853B1 (ko) | 악취 및 미세먼지 저감용 덕트받이 용기 | |
KR20060108350A (ko) | 진동자를 이용한 습식 공기청정기 | |
JP3650695B2 (ja) | 空気清浄装置 | |
JP3844384B2 (ja) | 気体処理装置 |