JP2000033215A - ミスト発生装置 - Google Patents

ミスト発生装置

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JP2000033215A
JP2000033215A JP10200911A JP20091198A JP2000033215A JP 2000033215 A JP2000033215 A JP 2000033215A JP 10200911 A JP10200911 A JP 10200911A JP 20091198 A JP20091198 A JP 20091198A JP 2000033215 A JP2000033215 A JP 2000033215A
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water
air
gas
water tank
rotating body
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JP10200911A
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Yuichi Meguro
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NEC Corp
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NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的に簡単な構成によってメンテナンスなど
を容易化できるミスト発生装置を提供すること。 【解決手段】気液接触部Aと、液滴分離部Bと、気液接
触部Aに被浄化空間の空気を導入するファン1,22
と、水槽部Cと、水槽部Cに水を供給するタンクDと、
気液接触部Aに、回転平面が水槽部Cの水面に接触ない
し若干浸漬されるように配置した回転体21とを具備
し、前記回転体21の回転に基づいて水を微細化すると
共に、ファン1,22によって導入した空気と接触・混
合させ、この混合気を被浄化空間に放出するように構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はミスト発生装置に
関し、特に気液接触部と液滴分離部とを備え、液滴分離
部から放出される微細水滴(ミスト)を利用して空気な
どを清浄化する空気清浄機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種空気清浄機は、例えば図9
に示すように構成されている。同図において、1は被浄
化空間(室内)の空気を強制的に吸い込むためのファン
であって、空気の流動経路(例えばダクト)の任意部分
に配置されている。このダクトの一端には空気吸い込み
口が形成されており、この空気吸い込み口には比較的に
粒径の大きなゴミなどを除去するフィルタ2が配置され
ている。このダクトの他端には気液接触部3が結合され
ている。この気液接触部3は筒状に構成されており、そ
の軸中心部分にはパイプが立設されており、所定部分に
水を噴射させる複数の噴射ノズル4が放射状に配置され
ている。気液接触部3の隣接部分には連通口5を介して
液滴分離部6が配置されている。この液滴分離部6は筒
状に構成されており、上部に清浄化された空気,ミスト
の排出口7が形成されている。気液接触部3の軸中心部
分に立設されたパイプの下端には水噴射用のポンプ8が
接続されている。特に、気液接触部3及び液滴分離部6
の下方には給水タンク9から供給された水を貯える水槽
10が設けられており、この水槽10に貯えられた水は
ポンプ8によってパイプに配置された噴射ノズル4から
気液接触部3の筒状部内に噴射されるように構成されて
いる。
【0003】このように構成された空気清浄機は次のよ
うに動作する。図9の状態において、まず、ファン1を
回転・駆動させると、室内の空気がフィルタ2を介して
ダクト内に吸い込まれる。尚、この際に、空気と共に吸
い込まれた粒径の大きなゴミなどはフィルタ2によって
ダクト内への流動は阻止される。ダクトに吸い込まれた
空気は気液接触部3に送り込まれる。特に、この空気は
気液接触部3の筒状部の内周に沿うように導入されるた
めに、気液接触部3の内壁面に沿って旋回しながら下降
する。
【0004】一方、水槽10に貯えられた水はポンプ8
によってパイプ内を圧送され、噴射ノズル4から気液接
触部3の内壁面に向けて噴射される。噴射ノズル4から
噴射された微細な水滴は気液接触部3の内壁面に衝突す
ることによってより一層に微細化されると同時に、旋回
中の空気と接触・混合されて旋回しながら下降し、連通
口5から液滴分離部6に導入される。尚、噴射ノズル4
から噴射された微細な水滴が気液接触部3の内壁面に衝
突する際に、多量の負イオンが発生する。空気と微細な
水滴との接触により、空気に含まれる微細なゴミ,煙草
の煙などはすべてが水滴に付着される。ゴミなどの付着
した水滴はゴミなどの大きさに応じて種々の粒径とな
り、当初より大径化される。特に、粒径が大きな水滴は
空気と水滴との混合気に付与される旋回力によって旋回
できなくなり、落下したり、或いは気液接触部3の内壁
面に衝突して内壁面に伝って水槽10に流れ落ちる。
【0005】次いで、液滴分離部6に導入された空気と
微細な水滴(負イオン)との混合気には、液滴分離部6
の上部に排気口7が形成されていることもあって、有効
に旋回力が作用する。このために、混合気は液滴分離部
6の内壁面に沿って旋回しながら上昇する。この際に、
混合気には旋回による遠心力が作用するために、ゴミな
どが付着していないと思われる水のミストを含む混合気
だけが旋回・上昇し、例えば微細なゴミなどが付着した
り、或いはゴミなどが付着していないものの粒径が数十
μm以上の水滴は混合気から分離され、水槽10に落下
し回収される。尚、水槽10の水は長期間の使用によっ
て汚れるために、定期的に新しい水に交換される。そし
て、排気口7からは清浄化された空気及び水のミストが
室内に継続的に放出されることにより、室内の清浄化が
促進される。尚、排気口7から放出されるミストの粒度
分布はほぼ0.5μm以下のものの占める割合が主体的
になっている。
【0006】このように構成された空気清浄機によれ
ば、排気口7から清浄化された空気及び水のミストが室
内に継続的に放出されることによって、室内の清浄化が
促進されるのであるが、特に、ミストが室内を循環する
際に、空気中の微細なゴミ,煙草の煙や臭いなどを取り
込んで再び空気清浄機に吸い込まれるために、より品位
の高い清浄化が期待できるし、さらには、噴射ノズル4
から噴射された水が気液接触部3の内壁面に衝突して微
細化される際などに負イオンが多量に発生されるため
に、森や滝の近辺の自然環境に近い状態が実現可能とな
り、心身の爽快感が得られるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この空気清
浄機を室内で使用した場合には、上述のように、空気清
浄機から室内に放出されたミストが室内を循環する際
に、空気中の微細なゴミ,煙草の煙や臭いなどを取り込
んで再び空気清浄機に吸い込まれるために、より品位の
高い清浄化を達成することができる上に、負イオンの供
給により心身の爽快感が得られるものである。
【0008】特に、室内から空気,ミストと共に吸い込
まれた空気中の微細なゴミ,煙草の煙や臭いなどは気液
接触部3において噴射ノズル4から噴射された水と混合
されることによって水槽10に落下し回収されるため
に、長期間に亘って使用することにより、水槽10の水
は徐々に汚れる。このように水が汚れても、汚れた水は
ポンプ8によってパイプ内を圧送され、噴射ノズル4か
ら気液接触部3の内壁面に向けて噴射されることによっ
て、再び、室内から取り込まれた空気中の微細なゴミと
混合され、ゴミなどの付着した粒径の大きな水滴は除去
され、室内には液滴分離部6を介して清浄化された空
気,ミストなどが供給されるものである。
【0009】しかしながら、少々、水が汚れても空気の
清浄化機能は損なわれないものの、水の汚れがひどくな
ると、ポンプ8から圧送される水に含まれるゴミなどに
よって噴射ノズル4が詰まり易くなり、噴射ノズル4か
らの水の噴射量が減少してしまい、空気の清浄化機能が
損なわれるようになる。
【0010】又、ゴミの詰まった噴射ノズル4はパイプ
より取り外して清掃されるのであるが、噴射ノズル4の
ノズルが微細であるために清掃が面倒であるのみなら
ず、噴射ノズル4の取り外し,取り付けにも多大の時間
を要し、メンテナンスが面倒であるという問題を有して
いる。
【0011】さらには、噴射ノズル4,ポンプ8などの
ように空気清浄機を構成する部品点数が多く、小形化や
コストダウンが難しい上に、メンテナンスにも手間がか
かるという問題がある。
【0012】それ故に、本発明の目的は、比較的に簡単
な構成によってメンテナンスなどを容易化できるミスト
発生装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、上述
の目的を達成するために、気液接触部と、気液接触部に
被浄化空間の空気を導入するファンと、水槽部と、気液
接触部に、回転平面が水槽部の水面に接触ないし若干浸
漬されるように配置した回転体とを具備し、前記回転体
の回転に基づいて水を微細化すると共に、ファンによっ
て導入した空気と接触・混合させ、この混合気を被浄化
空間に放出するように構成したことを特徴とする。
【0014】又、本発明の第2の発明は、気液接触部
と、液滴分離部と、気液接触部に被浄化空間の空気を導
入するファンと、水槽部と、気液接触部に、回転平面が
水槽部の水面に接触ないし若干浸漬されるように配置し
た回転体とを具備し、前記回転体の回転に基づいて水を
微細化すると共に、ファンによって導入した空気と接触
・混合させ、この混合気を被浄化空間に放出するように
構成したことを特徴とする。
【0015】又、本発明の第3の発明は、気液接触部
と、液滴分離部と、気液接触部に被浄化空間の空気を導
入するファンと、水槽部と、水槽部に水を供給するタン
クと、気液接触部に、回転平面が水槽部の水面に接触な
いし若干浸漬されるように配置した回転体とを具備し、
前記回転体の回転に基づいて水を微細化すると共に、フ
ァンによって導入した空気と接触・混合させ、この混合
気を被浄化空間に放出するように構成したことを特徴と
する。
【0016】又、本発明の第4の発明は、前記回転体
は、少なくとも、駆動手段によって回転する回転板と、
回転板の一方の面に配置した複数の水掻部とからなり、
回転体の回転時に、水槽部の水を水掻部によって掻き揚
げて飛散可能に構成したことを特徴とし、第5の発明
は、前記回転体と駆動手段とを結合する回転軸にファン
を配置してなり、ファンの回転に基づき気液接触部に被
浄化空間の空気を導入することを特徴とし、第6の発明
は、前記回転体の水掻部を、メッシュ,パンチングメタ
ルなどの複数の孔を有する部材にて構成したことを特徴
とする。
【0017】さらには、本発明の第7の発明は、前記水
槽部に水位検出装置を配置し、回転体の回転平面と水面
との接触ないし若干の浸漬関係を保つように構成したこ
とを特徴とし、第8の発明は、前記気液接触部,水槽部
を含む空間部を、上下に分離可能な上部ユニット及び下
部ユニットにて構成し、下部ユニットを水槽部としたこ
とを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるミスト発生
装置の第1の実施例について図1〜図4を参照して説明
する。尚、図9に示す従来例と同一部分には同一参照符
号を付し、その詳細な説明は省略する。同図において、
Aは第1のファン1から吸い込まれた空気の流動経路に
配置された気液接触部であって、その隣接部分には液滴
分離部Bが配置されている。この気液接触部A,液滴分
離部Bの下方には水槽部Cが配置されており、水槽部C
には給水タンクDから水が供給される。この水槽部Cに
は水槽内の水位が設定水位Caより低くなったことを検
出するための水位検出装置Eが配置されている。又、給
水タンクDの載置位置に対向する水槽部Cには棒状の弁
開放部Fが配置されている。
【0019】上述の気液接触部Aは、例えば空気の流動
経路に連通する空間部20と、この空間部20に配置さ
れた回転体21と、回転体21の上方に同軸的に配置さ
れた第2のファン22と、回転体21及び第2のファン
22が同軸的に固定された回転軸23と、空間部20の
外部に配置され、回転軸23に結合されたモ−タなどの
駆動手段24と、液滴分離部Bを区画する隔壁25とか
ら構成されている。特に、回転体21は回転軸23に固
定された回転板21aと、回転板21aの一方の面(上
面)に放射状に配置した複数の水掻部21bと、回転板
21aに形成された複数の孔21cとから構成されてい
る。特に、回転体21は回転板21aの回転平面(回転
板21の下面ないし上面)が水槽部Cの水面に接触ない
し水掻部21bの根元部分(回転板との固定側)が若干
浸漬されるように配置されている。又、回転体21にお
ける水掻部21bは、例えばメッシュ,パンチングメタ
ルなどのように複数の孔を有する部材にて構成されてい
るが、回転板21aの上面に水を飛散させ得る凹凸や小
さな切り起こしなどを形成して水掻部21bに代えるこ
ともできる。
【0020】この気液接触部Aに隣接する部分に配置さ
れた液滴分離部Bは、例えば連通孔30を介して気液接
触部Aの空間部20に連通する空間部40と、空間部4
0のほぼ中心に配置された円筒状のミスト放出筒41と
から構成されている。このミスト放出筒41は空間部4
0に、ミスト放出筒41の外周面と壁面40a,隔壁2
5の壁面との間に空気,ミストなどが旋回可能な経路が
形成されると共に、それの下部開口部41aが水槽部C
の水面との間に空気,ミストなどの流動経路が形成さ
れ、かつ上部開口部41bが室内に開放されるように配
置されている。
【0021】この液滴分離部Bに隣接する部分(載置部
G)には、例えば給水タンクDが配置されているが、そ
の配置位置は適宜の位置に設定できる。この給水タンク
Dの下方部分には給水弁50及びスプリングが配置され
ており、載置部Gに載置しない状態では底部に給水弁5
0がスプリングによって押し付けられることによって給
水孔が閉止される。ところで、給水タンクDが載置部G
に載置されると、弁開放部Fによって給水弁50が、ス
プリングの押圧力に抗して押し上げられるために、給水
タンクDから水槽部Cに必要量の水が供給され、所望の
設定水位Caに保たれる。特に、給水タンクDの水がな
くなり、水槽部Cへの給水ができなくなって水位が設定
水位Caより低くなると、水位検出装置Eによって駆動
手段24の駆動が自動的に停止される。
【0022】この水位検出装置Eを含む電気回路は次の
ように構成されている。即ち、商用電源にスイッチSW
を介して第1のファン1が接続されると共に、水位検出
装置Eと駆動手段24との直列回路が接続されている。
スイッチSWを閉成すると、第1のファン1が回転する
と共に、水槽部Cの水位が設定水位Caにある場合には
水位検出装置Eがオン状態となり駆動手段24も駆動さ
れる。
【0023】次に、このミスト発生装置の動作について
図1〜図4を参照して説明する。まず、スイッチSWを
閉成すると、第1のファン1が回転し、室内の空気はフ
ィルタ2,ダクトを介して気液接触部Aに導入される。
一方、水槽部Cの水位が設定水位Caにある場合には水
位検出装置Eがオン状態となり駆動手段24も駆動され
る。この駆動手段24に回転軸23を介して結合された
回転体21,第2のファン22は、水槽部Cの水面に対
して平行状態を保ちながら、高速で回転し、この際に、
水槽部Cの水面に接触ないし若干浸漬している水掻部2
1bによって水が掻き揚げられ、メッシュ部分によって
分散・飛散される。分散・飛散された水はさらに回転方
向に飛散され、空間部20の壁面20a,隔壁25の壁
面に衝突して微細化され、これら一連の微細化に伴って
負イオンが発生し、気液接触部Aの内部は負イオンを含
む微細な水滴で充満される。これと同時に、第2のファ
ン22の回転によって被浄化空間からの空気の導入が、
第1のファン1の作動と相俟って効率的に行われる。こ
のように微細化された水滴は第1,第2のファン1,2
2によって強制的に導入された空気と混合される。この
際に、空気に含まれるゴミなどは微細な水滴に付着する
ことになり、粒径が大きな水滴は浮遊状態で流動できな
くなり、落下したり、或いは空間部20の壁面に衝突し
て壁面に伝って水槽部Cに流れ落ちる。
【0024】粒径の大きな水滴の除去された微細水滴
(ミスト),清浄化された空気,負イオンを含む混合気
は連通孔30を通って液滴分離部Bに導入され、液滴分
離部Bにおけるミスト放出筒41をガイドとして空間部
40の壁面40a及び隔壁25の壁面とミスト放出筒4
1との間に形成された空間を旋回しながら下降する。こ
の際に、例えば粒径が数十μm以上の水滴は混合気から
分離され、水槽部Cに落下し回収される。かかる混合気
はミスト放出筒41の内部に、それの下部開口部41a
から導入され、上部開口部41bから室内に放出され
る。室内に放出されたミストは空気中の微細なゴミ,煙
草の煙や臭いなどを捕捉して再びフィルタ2を介して気
液接触部Aに還流されるサイクルを繰り返すことによっ
て清浄化され、室内の環境が改善される。
【0025】又、長期間の使用によって給水タンクDの
水がなくなり、水槽部Cにおいて設定水位Caが維持で
きなくなると、水位検出装置Eが作動して図示しない接
点を開放することによって駆動手段24の回転が停止さ
れる。これによって、室内への清浄化された空気,ミス
ト,負イオンの供給も停止される。尚、水位検出装置E
が設定水位Caの低下を検出した際に、警報などを報知
するようにすれば、給水タンクDに水を適切に補給する
ことができ、ミスト発生装置の停止時間を最小限に止め
ることができる。
【0026】尚、長期間の使用によって水槽部Cの水が
汚れた場合、汚れた水は、例えば水槽部Cの底部などに
設けた排水弁(図示せず)などを利用して排水し、その
後、きれいな水が入れられた給水タンクDを所定の位置
に配置する。これによって、水槽部Cにはきれいな水が
設定水位Caになるように供給され、再び、水位検出装
置Eのオン動作により駆動手段24が駆動される。
【0027】この実施例によれば、気液接触部Aは主と
して回転体21,第2のファン22,駆動手段24によ
って構成されており、従来例において必須の構成要素と
されているポンプ,噴射ノズルを完全に省略できるため
に、シンプルな構成を実現できる。このために、汚水に
よる噴射ノズルの詰まりの清掃などが不要になり、メン
テナンスを容易に行うことができるのみならず、装置の
コストを有効に低減できる。
【0028】又、駆動手段24は、例えば3000rp
m程度で高速回転させられるために、回転体21によっ
て水が強く掻き揚げられ、水掻部21bのメッシュ部分
で分散・飛散される上に、分散・飛散された水がさらに
壁面20aなどに高速で衝突するようになるために、よ
り一層に水の微細化が可能になるのみならず、負イオン
の発生も増加させることができる。
【0029】さらには、第2のファン22は回転体21
と同時に高速で回転することになるために、被浄化空間
からの空気の導入が、第1のファン1による吸い込み動
作と相俟って効率的に行われる。従って、微細化された
水滴は第1,第2のファン1,22によって強制的に導
入された空気と混合される結果、液滴分離部Bにおい
て、強い旋回力が付与され、微細ミストのみを被浄化空
間に放出することができる。
【0030】図5は本発明にかかるミスト発生装置の第
2の実施例を示すものであって、基本的な構成は図1に
示す実施例と同じである。異なる点は、気液接触部A,
液滴分離部B,水槽部Cを含む空間部を、上下に分離可
能な上部ユニットQ及び下部ユニットWにて構成し、下
部ユニットWを水槽部Cとしたことと、液滴分離部Bに
おいて、混合気の旋回を促進する円筒状のミスト放出筒
を省略した簡略構造に構成したことである。尚、給水タ
ンクDは図示点線のカバ−体QAによって被覆すること
もできる。
【0031】特に、下部ユニットWの上端縁には外方に
突出する載置部Waが一体的に形成されており、上部ユ
ニットQの下端縁には下部ユニットWの載置部Waに係
止されるほぼL形の係止部Qaが一体的に形成されてお
り、その上、図示点線で示す給水タンクDの配置部分に
は給水タンクDを載置するための載置部Qbと、載置部
Qbの中央部分に給水弁を挿入する孔Qcとが形成され
ている。尚、係止部Waと載置部Qaとはネジなどの固
定手段によって固定することが推奨される。
【0032】この実施例によれば、上部ユニットQと下
部ユニットWとを容易に分離することができるために、
水槽部Cの清掃,水の交換,回転体の保守・点検を容易
に行うことができ、メンテナンス性を高めることができ
る。
【0033】又、液滴分離部Bは気液接触部Aの上方部
分に配置されているために、装置のコンパクト化が可能
となり、一般家庭における狭い部屋などへの設置が容易
になる。
【0034】図6は本発明にかかるミスト発生装置の第
3の実施例を示すものであって、基本的な構成は図5に
示す実施例と同じである。異なる点は、第1のファン1
及びフィルタ2を省略したことである。尚、この構成は
図1,図5に示す実施例にも適用できる。
【0035】この実施例によれば、第1のファン1及び
フィルタ2の省略によって装置の小形化,低コスト化が
可能になる。
【0036】図7は本発明にかかるミスト発生装置の第
4の実施例を示すものであって、基本的な構成は図6に
示す実施例と同じである。異なる点は、駆動手段24を
水槽部Cの底部外面側に配置したことである。尚、駆動
手段24に結合された回転軸23は水槽部Cの底部に対
して水密的に構成されている。
【0037】図8は本発明にかかるミスト発生装置の第
5の実施例を示すものであって、水槽部Cの底部外面側
には駆動手段24が配置され、それより延びる回転軸2
3の先端部分にはマグネット26が固定されている。一
方、回転体21の下面側には軸を介して磁性材よりなる
結合キャップ27が一体的に配置されている。そして、
回転軸23のマグネット26には回転体21の結合キャ
ップ27が装着され、磁気的に結合されている。尚、こ
の実施例の構成は第1〜第4の実施例にも適用できる。
【0038】この実施例によれば、上部ユニットQと下
部ユニットWとを分離した際に、回転体21と駆動手段
24とを結合部分(26,27)にて分離できるため
に、それぞれの構成部品の清掃を容易に行うことがで
き、メンテナンス性を高めることができる。
【0039】尚、本発明は何ら上記実施例にのみ制約さ
れることなく、例えば回転体は樹脂材にて一体的に成形
したり、或いは金属体によって構成することもできる。
又、回転体の回転方向はファンによって導入される空気
の方向と一致させることが望ましいが、逆方向に設定す
ることも可能である。又、フィルタは適用する被浄化空
間によっては省略することもできる。又、給水タンクは
水が水槽部に何らかの方法によって供給される場合には
省略できるし、給水タンクから水槽部への給水機構も適
宜に変更できる。さらには、液滴分離部を省略したり、
或いは気液接触部,液滴分離部を一体化して気液接触部
に液滴分離部の機能を包含させることもできる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、気液接触
部は主として回転体,駆動手段によって構成されてお
り、従来例において必須の構成要素とされているポン
プ,噴射ノズルを完全に省略できるために、シンプルな
構成を実現できる。このために、汚水による噴射ノズル
の詰まりの清掃などが不要になり、メンテナンスを容易
に行うことができるのみならず、装置のコストを有効に
低減できる。
【0041】又、回転体は比較的に高速で回転させられ
ることによって水が強く掻き揚げられ、水掻部の孔部分
で分散・飛散される上に、分散・飛散された水がさらに
壁面などに衝突するようになるために、より一層に水の
微細化が可能になるのみならず、負イオンの発生も増加
させることができる。
【0042】特に、第1のファンの他に、第2のファン
を回転体と同軸的に配置すれば、被浄化空間からの空気
の導入は、第1のファンによる吸い込み動作と相俟って
効率的に行われる。従って、微細化された水滴は第1,
第2のファンによって強制的に導入された空気と混合さ
れる結果、液滴分離部において、強い旋回力が付与さ
れ、より微細ミストを被浄化空間に放出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるミスト発生装置の第1の実施例
を示す断面図。
【図2】図1の回転体部分の平面図。
【図3】図1の給水タンクの給水弁部分の断面図。
【図4】図1に示す装置の電気回路図。
【図5】本発明にかかるミスト発生装置の第2の実施例
を示す断面図。
【図6】本発明にかかるミスト発生装置の第3の実施例
を示す断面図。
【図7】本発明にかかるミスト発生装置の第4の実施例
を示す要部断面図。
【図8】本発明にかかるミスト発生装置の第5の実施例
を示す要部断面図。
【図9】従来の空気清浄機の概略断面図。
【符号の説明】
A 気液接触部 B 液滴分離部 C 水槽部 D 給水タンク E 水位検出装置 F 弁開放部 Q 上部ユニット Qa 係止部 Qb 載置部 Qc 孔 W 下部ユニット Wa 載置部 1,22 ファン 2 フィルタ 20,40 空間部 20a,40a 壁面 21 回転体 21a 回転板 21b 水掻部 23 回転軸 24 駆動手段(モ−タ) 25 隔壁 26 マグネット 27 結合キャップ 30 連通孔 41 ミスト放出筒

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気液接触部と、気液接触部に被浄化空間
    の空気を導入するファンと、水槽部と、気液接触部に、
    回転平面が水槽部の水面に接触ないし若干浸漬されるよ
    うに配置した回転体とを具備し、前記回転体の回転に基
    づいて水を微細化すると共に、ファンによって導入した
    空気と接触・混合させ、この混合気を被浄化空間に放出
    するように構成したことを特徴とするミスト発生装置。
  2. 【請求項2】 気液接触部と、液滴分離部と、気液接触
    部に被浄化空間の空気を導入するファンと、水槽部と、
    気液接触部に、回転平面が水槽部の水面に接触ないし若
    干浸漬されるように配置した回転体とを具備し、前記回
    転体の回転に基づいて水を微細化すると共に、ファンに
    よって導入した空気と接触・混合させ、この混合気を被
    浄化空間に放出するように構成したことを特徴とするミ
    スト発生装置。
  3. 【請求項3】 気液接触部と、液滴分離部と、気液接触
    部に被浄化空間の空気を導入するファンと、水槽部と、
    水槽部に水を供給するタンクと、気液接触部に、回転平
    面が水槽部の水面に接触ないし若干浸漬されるように配
    置した回転体とを具備し、前記回転体の回転に基づいて
    水を微細化すると共に、ファンによって導入した空気と
    接触・混合させ、この混合気を被浄化空間に放出するよ
    うに構成したことを特徴とするミスト発生装置。
  4. 【請求項4】 前記回転体は、少なくとも、駆動手段に
    よって回転する回転板と、回転板の一方の面に配置した
    複数の水掻部とからなり、回転体の回転時に、水槽部の
    水を水掻部によって掻き揚げて飛散可能に構成したこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のミスト発
    生装置。
  5. 【請求項5】 前記回転体と駆動手段とを結合する回転
    軸にファンを配置してなり、ファンの回転に基づき気液
    接触部に被浄化空間の空気を導入することを特徴とする
    請求項4に記載のミスト発生装置。
  6. 【請求項6】 前記回転体の水掻部を、メッシュ,パン
    チングメタルなどの複数の孔を有する部材にて構成した
    ことを特徴とする請求項4に記載のミスト発生装置。
  7. 【請求項7】 前記水槽部に水位検出装置を配置し、回
    転体の回転平面と水面との接触ないし若干の浸漬関係を
    保つように構成したことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載のミスト発生装置。
  8. 【請求項8】 前記気液接触部,水槽部を含む空間部
    を、上下に分離可能な上部ユニット及び下部ユニットに
    て構成し、下部ユニットを水槽部としたことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載のミスト発生装置。
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