JPH077394A - 波形整形回路 - Google Patents

波形整形回路

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Publication number
JPH077394A
JPH077394A JP14629193A JP14629193A JPH077394A JP H077394 A JPH077394 A JP H077394A JP 14629193 A JP14629193 A JP 14629193A JP 14629193 A JP14629193 A JP 14629193A JP H077394 A JPH077394 A JP H077394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter
output
pulse
clock pulse
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP14629193A
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English (en)
Inventor
Masashi Kiyose
雅司 清瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP14629193A priority Critical patent/JPH077394A/ja
Publication of JPH077394A publication Critical patent/JPH077394A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロックパルスのデューティ比を50%に保
つ。 【構成】 2組のPチャンネル型及びNチャンネル型の
MOSトランジスタ11〜14が直列接続されてインバ
ータ10を成し、トランジスタ11、13のゲートに発
振器からのクロックパルスφ0が入力される。インバー
タ10の出力するクロックパルスφ1及びその反転パル
ス*φ1は、フリップフロップ15を通してローパスフ
ィルタ19に入力され、各パルスφ1、*φ1に応じた電
圧V1、V2に変換される。そして、これらの電圧V1
2がコンパレータ24に入力されて比較され、その比
較出力DCが制御電圧VDに変換されてインバータ10
のMOSトランジスタ12、14のゲートに印加され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発振器の出力するクロ
ックパルスのデューティ比を制御する波形整形回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】一定周期の基準クロックに対して周波数
追尾を行う位相ロックループにおいては、制御電圧に応
じて発振周波数が変化する電圧制御発振器と、この発振
器の出力を基準クロックと位相比較する位相比較器と、
位相比較器の出力を制御電圧に変えて発振器に与えるロ
ーパスフィルタとによって閉ループが構成される。この
ような位相ロックループを集積化する際には、回路構成
の容易さから、複数のCMOSインバータが直列接続さ
れるリングオシレータにより電圧制御発振器が構成され
る。
【0003】図2は、リングオシレータを用いた電圧制
御発振器の回路図である。Pチャンネル型のMOSトラ
ンジスタ1とNチャンネル型のMOSトランジスタ2と
が直列に接続されたCMOSインバータ3は、奇数個が
直列に接続され、入力信号に対して一定期間遅れ、且つ
反転する出力信号を得るようにしている。この出力信号
は、入力側に帰還されることで、各CMOSインバータ
3の遅延時間の合計に対応した周期で発振するリングオ
シレータが構成される。一方、各CMOSインバータ3
の接地側には、制御電圧VCをゲートに受けるNチャン
ネル型のMOSトランジスタ4がそれぞれ直列に接続さ
れ、各CMOSインバータ3の遅延時間の制御を可能に
している。例えば、制御電圧VCに応じてMOSトラン
ジスタ4の抵抗値が高くなると、CMOSインバータ3
から接地側に流れる電流が制限されるため、出力の立ち
下がりが遅れて遅延時間は長くなる。従って、制御電圧
Cの設定によってリングオシレータの出力するクロッ
クパルスφ0の周波数を変更できるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クロックパ
ルスφ0の周波数は、制御電圧VCに応答する各CMOS
インバータ3の出力の立ち下がりタイミングの変更によ
って可変設定されることから、クロックパルスφ0のデ
ューティ比が50%かるずれる場合が生じる。デューテ
ィ比が50%からずれたクロックパルスφ0について
は、信号処理のシステムクロックとして用いる際、パル
スの立ち上がり及びは立ち下がりの両方のタイミングを
同時に利用することができず、高速での信号処理には対
応できない。これは、パルスの立ち上がりのタイミング
から次の立ち下がりのタイミングまでの時間と、立ち下
がりのタイミングから次の立ち上がりのタイミングまで
の時間が等しくならないためである。クロックパルスφ
0のデューティ比が50%であれば、立ち上がりのタイ
ミングと立ち下がりのタイミングとの間が常に一定の周
期となり、両タイミングを利用できるため、信号処理の
高速化が望める。
【0005】そこで本発明は、発振器が出力するクロッ
クパルスのデューティ比を50%に近付け、立ち上がり
及び立ち下がりの両タイミングを利用できるクロックパ
ルスを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、電源及び接地間に少なくとも2組のPチャンネル型
及びNチャンネル型のトランジスタが直列に接続され、
一方の組のトランジスタのゲートに与えられるクロック
パルスの立ち上がりあるいは立ち下がりのタイミングを
他方の組のトランジスタのゲートに与えられる制御電圧
に従って制御するインバータと、このインバータの出力
パルス及びその反転パルスから、それぞれのデューティ
比に応じた第1及び第2の電圧を得るローパスフィルタ
と、これら第1及び第2の電圧の互いの差に応答し、出
力を制御電圧として上記インバータの他方の組のトラン
ジスタのゲートに与えるコンパレータと、を備えること
にある。
【0007】
【作用】本発明によれば、クロックパルスのデューティ
比が50%から外れると、ローパスフィルタから得られ
る第1及び第2の直流電圧に差が生じてコンパレータの
出力が変化し、これに伴って制御電圧が変化するため、
クロックパルスのデューティ比を50%に近付けるよう
にインバータの出力の立ち上がり及び立ち下がりのタイ
ミングが変更される。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の波形整形回路の構成を示す
回路図である。発振器からのクロックパルスφ0を受け
るインバータ10は、電源側に直列に接続された2つの
Pチャンネル型のMOSトランジスタ11、12及び、
接地側に直列に接続された2つのNチャンネル型のMO
Sトランジスタ13、14により構成される。電源側及
び接地側に接続されるMOSトランジスタ11、13の
ゲートにはクロックパルスφ0が入力され、残るMOS
トランジスタ12、14のゲートには、後述するコンパ
レータ24の出力から得られる制御電圧VDが印加され
る。そして、MOSトランジスタ12とMOSトランジ
スタ14との接続点から、波形整形されたクロックパル
スφ1を出力する。このクロックパルスφ1を受けるフリ
ップフロップ15は、一対のNORゲート16、17か
らなり、NORゲート16側に入力されるクロックパル
スφ1と、インバータ18を介してNORゲート17側
に入力されるクロックパルスφ1の反転パルス*φ1との
立ち上がり及び立ち下がりのタイミングを一致させる。
即ち、反転パルス*φ1がインバータ18の遅延分だけ
クロックパルスφ1に対して遅れるため、フリップフロ
ップ15を通すことによって互いの立ち上がり及び立ち
下がりのタイミングを一致させるようにしている。この
フリップフロップ15の反転出力及び非反転出力を受け
るローパスフィルタ19は、それぞれの出力に対して抵
抗20、21が直列に接続されると共に、各抵抗20、
21の出力側にコンデンサ22、23が接続され、クロ
ックパルスφ1及び反転パルス*φ1に従う電圧V1、V2
を発生する。そして、コンパレータ24は、ローパスフ
ィルタ19から出力される2種類の電圧V1、V2を比較
し、その比較結果DCをコンデンサ25及び抵抗26に
より制御電圧VDに変えてインバータ10に帰還する。
【0009】以上の波形整形回路において、クロックパ
ルスφ1のデューティ比が50%より大きくなると、ク
ロックパルスφ1に従う電圧V1が反転パルス*φ1に従
う電圧V2より低くなり、コンパレータ24の出力DC
が立ち上がって制御電圧VDが上昇する。制御電圧VD
高くなると、インバータ10のMOSトランジスタ12
がオフする傾向となると同時に、MOSトランジスタ1
4がオンする傾向となるため、インバータ10の出力の
立ち上がりが遅くなると共に立ち下がりが早くなる。逆
に、クロックパルスφ1のデューティ比が50%より小
さくなると、電圧V1が電圧V2より高くなり、コンパレ
ータ24の出力DCが立ち下がって制御電圧VDが低下
する。制御電圧VDが低くなると、インバータ10のM
OSトランジスタ12がオンする傾向となると同時に、
MOSトランジスタ14がオフする傾向となり、インバ
ータ10の出力の立ち上がりが早くなると共に立ち下が
りが遅くなる。従って、クロックパルスφ1のデューテ
ィ比が50%からずれると、インバータ10は、そのず
れを補償するように出力の立ち上がり及び立ち下がりの
タイミングを変更し、インバータ10の出力であるクロ
ックパルスφ1のデューティ比を50%に近付けるよう
に働く。
【0010】尚、インバータ10から出力されるクロッ
クパルスφ1は、発振器側から入力されるクロックパル
スφ0に対して逆位相となるが、周知のCMOSインバ
ータを介してクロックパルスφ1を取り出すようにすれ
ば容易に同位相とすることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、電圧制御発振器から出
力されるクロックパルスのデューティ比を常に50%に
保つことができ、このクロックパルスを信号処理のシス
テムクロックとして用いる場合には、立ち上がり及び立
ち下がりのそれぞれのタイミングを利用することができ
る。従って、高速での信号処理に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の波形整形回路の回路図である。
【図2】電圧制御発振器の回路図である。
【符号の説明】
1、11、12 Pチャンネル型MOSトランジスタ 2、4、13、14 Nチャンネル型MOSトランジス
タ 3、10、18 インバータ 15 フリップフロップ 16、17 NORゲート 19 ローパスフィルタ 20、21、26 抵抗 22、23、25 コンデンサ 24 コンパレータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振器から出力されるクロックパルスの
    デューティ比を整える波形整形回路であって、電源及び
    接地間に少なくとも2組のPチャンネル型及びNチャン
    ネル型のトランジスタが直列に接続され、一方の組のト
    ランジスタのゲートに与えられる上記クロックパルスの
    立ち上がりあるいは立ち下がりのタイミングを他方の組
    のトランジスタのゲートに与えられる制御電圧に従って
    制御するインバータと、このインバータの出力パルス及
    びその反転パルスから、それぞれのデューティ比に応じ
    た第1及び第2の電圧を得るローパスフィルタと、これ
    ら第1及び第2の電圧の互いの差に応答し、出力を上記
    インバータの他方の組のトランジスタのゲートに与える
    コンパレータと、を備えることを特徴とする波形整形回
    路。
  2. 【請求項2】 上記インバータの出力パルスとその反転
    パルスとの立ち上がり及び立ち下がりのタイミングを一
    致させる手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    波形整形回路。
JP14629193A 1993-06-17 1993-06-17 波形整形回路 Pending JPH077394A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14629193A JPH077394A (ja) 1993-06-17 1993-06-17 波形整形回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14629193A JPH077394A (ja) 1993-06-17 1993-06-17 波形整形回路

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Publication Number Publication Date
JPH077394A true JPH077394A (ja) 1995-01-10

Family

ID=15404365

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JP14629193A Pending JPH077394A (ja) 1993-06-17 1993-06-17 波形整形回路

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JP (1) JPH077394A (ja)

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