JPH077392Y2 - 地下構造物用蓋体起立装置 - Google Patents

地下構造物用蓋体起立装置

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JPH077392Y2
JPH077392Y2 JP1989059521U JP5952189U JPH077392Y2 JP H077392 Y2 JPH077392 Y2 JP H077392Y2 JP 1989059521 U JP1989059521 U JP 1989059521U JP 5952189 U JP5952189 U JP 5952189U JP H077392 Y2 JPH077392 Y2 JP H077392Y2
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博高 長島
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は地下構造物の蓋体を開放時に起立させておく装
置に関するものである。
(従来技術) 地下構造物の蓋体は重量物であり、開放のためには一旦
持ち上げてずらすか、ヒンジ式の場合は反転乃至旋回さ
せるなどの重労働を伴う。また開蓋により開口は開かれ
たままとなるのでそこへ人や物が落ち込む危険がある。
そのため最近蓋体を枠体の縁に起立乃至自立状態にして
おく技術が開発された。
(技術的課題) 前記の起立装置は枠体に設けた支え部材により、蓋体を
起立状態で受ける構造であり、起立状態が不安定で、ま
た起立操作を別の作業者が行なう必要上1人では開閉操
作が困難であった。そこで蓋体に起立支持部材を取付
け、枠体側の嵌合孔に抜き差しする構造が考案された
が、支持部材が自重で嵌合したりずれ動いて操作しにく
くなる問題を生じた。
本考案の目的は前記の点を解決し、安定した起立状態が
得られ、1人で開閉できると同時に、起立状態から閉蓋
操作に移るときに支持部材がほぼ一定の部位にとどまっ
ており、ずれ動かないため操作性に優れている地下構造
物用蓋体起立装置を提供することにある。
(技術的手段) 前記目的を達成するため本考案は、地下構造物の蓋体1
の中心部から周縁部と交叉する方向へ向いた平行な一対
のアーム部3、3を有する略門型の支持枠2を配置する
ために、一対の保持金具4、4を蓋体裏面に一定の間隔
で設け、該保持金具4、4に前記のアーム部3、3を嵌
挿することにより蓋体1の前記方向へ摺動可能に支持枠
2を取付け、蓋体1を周縁部で受け支える枠体5の内周
縁に、蓋体起立状態で前記アーム部3、3を着脱可能に
嵌合させる嵌合部6が設けられた一対の取付部7、7を
内方へ向けて突設し、起立状態で蓋体1の周縁部を受け
支える台部27を枠体5の内周に設け、少なくとも一方の
前記アーム部3に抵抗部材8を嵌合するとともに、上面
4uとそれに非平行な下面4w及び両面の交叉部側に位置し
て抵抗部材8を揺動可能にする中心となる端部4xからな
る保持金具4の空所4cに組み込んだものである。
(実施例) 以下図面を参照して説明すると、実施例は円形のマンホ
ール鉄蓋を有するもので、蓋体1はその周縁部で枠体2
の内周縁に受け支えられる。その枠体5の内周縁には、
蓋体1を起立させるために支持枠2を起立させる嵌合部
6を有する取付部7が、左右一対、内方へ向けて平行に
突設されている。例示の取付部7は昇降用の手掛け9と
先端部で一体化して略L字形をなしているので構造的に
合理化される。
支持枠2は、一対の嵌合部6、6の間隔に等しい間隔で
平行に並んだ一対のアーム部3、3と、それらを上端部
で結合一体化したビーム部10とから成る正面略門型を有
し、ビーム部10には略コ字型のハンドル11が設けられて
いる。支持枠2を蓋体1の裏面に取付けるための保持金
具4、4は、一対のアーム部3、3と等しい間隔で、蓋
体1の裏面に突設された補強リブ12にボルト止めされて
いる。13はその取付ボルトを示す(第3図、第6図)。
例示の保持金具4は、アーム部3を挿通させる先端部を
アーム摺動方向に並列させた2個の保持片4a、4bに分か
れており、両片間に空所4cが設けられ、そこが抵抗部材
8の取付スペースになっている。このような構造は一対
の保持金具の双方に設けても良く(第3図)、また片方
のみにとどめても良い(第6図)。14は保持金具4の孔
部を示す。第3図乃至第5図の空所4cはアーム部3の挿
通方向と直交する2つの平行な上下面4u、4vによって形
成され、そこに配置される抵抗部材8はアーム部3に嵌
合しているので、アーム部上を摺動、停止させるとその
位置にとどまる。第6図乃至第8図の空所4cは上面4uと
それに非平行な下面4wによって形成され、かつ奥に弧状
の端部4xを有していてそこに位置する抵抗部材8の弧状
の端部8xを中心に抵抗部材8が上下に揺れ動くように、
アーム部3に遊嵌されている。各抵抗部材8はゴム等弾
力性を有する材料によってリング状に形成されている。
8y、8zは各部材8の挿通孔を示す。
而して取付部7、7には、支持枠2の下端を嵌合させる
縦孔よりなる嵌合部6が上下に貫通しており、また閉蓋
時に支持枠アーム部3の下端15が上にのる横溝16が支持
枠先端の上面に嵌合部6に続いて形成されている。支持
枠2はアーム部3、3の下端15が縦孔状嵌合部6へ差込
まれると起立状態になる(第10図参照)。17は抜け止め
で、保持金具4と取付部7間のアーム3の少なくとも1
方に取付けられる。
蓋体1は枠体5にヒンジ機構19により連結されている。
該機構19は支持枠取付部7、7の間に設けられ、枠体内
周縁と支持枠2の前記軸支点の間で、しかも取付部7よ
りやや上位に位置する金具受け20と、それを上下に貫通
した嵌合口21に取付けられた蝶番金具22とからなり、蝶
番金具22は下方から金具受け20に遊嵌され、上端部で蓋
体1の裏面に取付けられている。23は金具下部の抜止突
起、24は蓋体裏面に設けられた金具取付部、25は蝶番金
具上端部を金具取付部24に取付けるための止具とピンよ
りなる蝶番取付具、26はヒンジ軸を示す。金具受け20
は、上面に、内側より外側が高まった傾斜の台部27を有
し、起立状態の蓋体1の周縁部を受け支えるようになっ
ている。28は蓋体周縁部の下端がはまる周溝、29は握
り、30はロック機構を示す。
以上の如く構成された蓋体起立装置に於て、蓋体1を起
立させるには、開蓋工具を蓋体周縁の手鍵口に挿し込
み、蓋体1をこじ上げ、梃子を利用して、ヒンジ機構19
を中心に蓋体1を起す。
蓋体1がヒンジ機構19の枠体側部材上に起立する状態に
なると、支持枠2が取付部7の嵌合部6上にくるので、
支持枠2を押し下げるとその押下げ度合に応じて下端が
嵌合部6に嵌合し、またヒンジ機構19の蝶番金具22は嵌
合口21の外方に押しつけられる状態となって起立する
(第10図)。
(作用) 起立状態で蓋体1は、支持枠2の左右のアーム部3、3
に支えられて、枠体5の台部27に立ち、前後左右方向の
動きが規制されているので非常に安定しており、手を掛
けてもぐらつくことがない。故にマンホールへの出入り
に蓋体1の周縁を握ったり、ハンドル11などをつかんだ
りすることができ、手掛け9に足をのせ、マンホール内
のステップを確認しながら降りられるので安全性も高
い。
起立状態から支持枠2を引上げ、嵌合部6との嵌合を外
して蓋体1を枠外へ倒すと180度反転状態になり、開口
は完全に開く(第11図)。このとき支持枠2は引かれた
位置で抵抗部材8により停止しているので、ずれ動かな
いから操作中押えていなくても良い。
蓋体1を閉じるには、起立状態のときはハンドル15を引
いて支持枠2を持ち上げ、下端15を嵌合部より引き抜
き、また反転状態のときは支持枠2はそのままで、蓋体
1を閉じ方向へ倒し、枠体5の開口へ嵌合させる。この
際も、支持枠2は抵抗部材8がアーム部3とそれを保持
させた保持金具4の間に介在しているため、支持枠2は
引けば引いただけ、押せば押しただけ動いてその位置に
とどまり、自重で落下したり、ずれ動いたりすることが
ないので、蓋体1を閉じるときに枠体5などにつかえた
りせず操作性が良い。
(効果) 従って本考案は、地下構造物の蓋体1の中心部から周縁
部と交叉する方向へ向いた平行な一対のアーム部3、3
を有する略門型の支持枠2を配置するために、一対の保
持金具4、4を蓋体裏面に一定の間隔で設け、該保持金
具4、4に前記のアーム部3、3を嵌挿することにより
蓋体1の前記方向へ摺動可能に支持枠2を取付け、蓋体
1を周縁部で受け支える枠体5の内周縁に、蓋体起立状
態で前記アーム部3、3を着脱可能に嵌合させる嵌合部
6が設けられた一対の取付部7、7を内方へ向けて突設
し、起立状態で蓋体1の周縁部を受け支える台部27を枠
体5の内周に設け、少なくとも一方の前記アーム部3に
抵抗部材8を嵌合するとともに、上面4uとそれに非平行
な下面4w及び両面の交叉部側に位置して抵抗部材8を揺
動可能にする中心となる端部4xからなる保持金具4の空
所4cに組み込んだ構成により、蓋体1は左右及び前後の
いずれの方向にも動き難く、極めて安定した状態で起立
し、かつ起立状態に保つ支持枠2は蓋体1の裏面に抵抗
部材8を介して取付けられ、任意の位置で止められるの
で、蓋体1の姿勢などによって勝手にずれ動くことがな
く、蓋体の開閉操作、特に閉じる際の操作が非常に円滑
に行なえるという効果を奏する。また起立した蓋体は一
目で開蓋中であることを表示し、安定に起立した蓋体1
はマンホール内への出入りに利用することができ、かつ
1人で楽に開閉作業が行なえるなど優れた特徴がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る地下構造物用蓋体起立装置の実施例
を示すもので第1図は開蓋状態の斜視図、第2図は要部
正面図、第3図は保持金具と抵抗部材の一つの形態を示
す斜視図、第4図は同じく断面図、第5図は第4図V−
V線断面図、第6図は保持金具と抵抗部材の他の一つの
形態を示す斜視図、第7図は同じく断面図、第8図は第
7図VIII−VIII線断面図、第9図は開蓋状態の断面図、
第10図は蓋体を起立させた状態の断面図、第11図は蓋体
を反転させた状態の断面図である。 1……蓋体、2……支持枠、3……アーム部、4……保
持金具、5……枠体、6……嵌合部、7……取付部、8
……抵抗部材。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地下構造物の蓋体1の中心部から周縁部と
    交叉する方向へ向いた平行な一対のアーム部3、3を有
    する略門型の支持枠2を配置するために、一対の保持金
    具4、4を蓋体裏面に一定の間隔で設け、該保持金具
    4、4に前記のアーム部3、3を嵌挿することにより蓋
    体1の前記方向へ摺動可能に支持枠2を取付け、蓋体1
    を周縁部で受け支える枠体5の内周縁に、蓋体起立状態
    で前記アーム部3、3を着脱可能に嵌合させる嵌合部6
    が設けられた一対の取付部7、7を内方へ向けて突設
    し、起立状態で蓋体1の周縁部を受け支える台部27を枠
    体5の内周に設け、少なくとも一方の前記アーム部3に
    抵抗部材8を嵌合するとともに、上面4uとそれに非平行
    な下面4w及び両面の交叉部側に位置して抵抗部材8を揺
    動可能にする中心となる端部4xからなる保持金具4の空
    所4cに組み込んだことを特徴とする地下構造物用蓋体起
    立装置。
  2. 【請求項2】抵抗部材8はゴム等よりなる弾力性のある
    リングで、アーム部3に対し相対摺動可能に嵌合されて
    いる請求項第1項記載の地下構造物用蓋体起立装置。
  3. 【請求項3】保持金具4はアーム部3の摺動方向に並列
    した2枚の保持片4a、4bよりなり、両片間に、抵抗部材
    8が配置される空所4cが設けられている請求項第1項記
    載の地下構造物用蓋体起立装置。
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JPS53139365A (en) * 1977-05-12 1978-12-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd Pump drive unit for dish washing machine

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