JP3760848B2 - 寝台における側柵のロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床部の左右両側から外側に突出するサイドホルダーに形成の係止孔に側柵(サイドレール)の脚部を上方から差し込んで固定する解除自在な寝台における側柵のロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記側柵のロック装置にて側柵をサイドホルダーに固定することにより、サイドホルダーから側柵が容易に抜けることがないようにしながらも、寝台への乗り降り時等においては、前記ロック装置をロック解除した後、側柵を取り外すことによって、寝台への乗り降りを側柵が邪魔することなく、スムーズに行えるようにしている。
そして、前記寝台における側柵のロック装置としては、例えば特開平9−266831号公報に示されるものがある。これは、寝台のサイドフレームに形成の係止孔に嵌入する脚部を備えた内部中空の支柱の2本とこれら脚部の上側に形成される柵部とから側柵を構成し、前記一方の支柱の内部に挿入され、かつ、該支柱の上端開口部に取り付けた基枠部材を貫通して上方に突出する軸部材の上端に、軸部材の長手方向に移動させるための操作レバーを水平軸芯周りで揺動自在に枢支連結している。前記軸部材の下端を前記支柱の下端開口部に内嵌させた下端側ほど先細りとなる円錐形状のスリーブに貫通突出させた後、その突出部を円筒状の押圧子に内挿し、前記軸部材の下端に形成の下端側ほど拡がり形状となる拡開端部の一部を前記押圧子から下方へ突出させている。従って、操作レバーを垂直姿勢から水平姿勢に揺動操作することにより、軸部材を上方に押し上げる。このとき、軸部材の拡開端部により押圧子が押し広げられ、係止孔の内壁面に押圧子を圧接することで側柵が上方側へ移動されることを阻止することができるようにしている。尚、前記操作レバーを水平姿勢から垂直姿勢に切り換えることによりロック装置をロック解除操作することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成によれば、支柱の内部に軸部材を入れたり、押圧子等を取り付ける関係上、支柱の構造が複雑になり、組み付け作業に多くの時間を要するだけでなく、前記余分な部材の他、側柵の支柱の直径を大きくしなければならないことから、側柵の重量が増大し、取扱難いものになっていた。
又、操作レバーが支柱の上端に位置しているため、寝台にいる方が寝返り等により手が不測に操作レバーに当たることにより、ロック解除操作されることがあり、信頼性において低いものであった。
【0004】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、取扱面において不利になること及び組み付け作業時間が多くかかることを解消することができる寝台における側柵のロック装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、床部の左右両側から外側に突出するサイドホルダーに形成の係止孔に側柵の脚部を上方から差し込んで固定する解除自在な寝台における側柵のロック装置において、前記側柵の脚部の下側周面に位置する部位に該脚部をそれと直交する方向から押圧して該脚部の上方への移動を阻止するための押圧部材を前記サイドホルダーに備えさせ、前記押圧部材が上方側の水平軸芯周りで揺動自在に前記サイドホルダーに形成の凹部内に取り付けられ、該押圧部材を該サイドホルダーの凹部内に入り込んだロック姿勢と該凹部から外方側へ移動したロック解除姿勢とに前記押圧部材を姿勢変更自在に構成し、前記押圧部材にて前記脚部を押圧する部位が前記揺動軸芯よりも下方に位置させたことを特徴としている。
従って、サイドホルダーに備えさせた外部に露呈された押圧部材を押圧操作するだけで、押圧部材が側柵の脚部をそれと直交する方向から押圧して、脚部がサイドホルダーの特定部位に押し付けられた状態になり、側柵が上方に移動されることが阻止される。そして、前記側柵の脚部の下側周面に位置する部位とほぼ同一高さのサイドホルダーの部位に備えられた寝台よりも下方に位置する押圧部材であるから、寝台上にいる方が寝返り等により手が押圧部材に当たることがなく、押圧部材が不測に操作されることがない。前記押圧部材は、水平軸芯周りで揺動自在に設ける他、スライド移動自在に設けてもよい。尚、側柵が不要時には、脚部に対する押圧部材の押圧を解除することによって、側柵をサイドホルダーの係止孔から抜いて所定場所に置いておくことになる。
又、上記のように押圧部材を揺動操作することにより、押圧部材にて脚部を押圧するロック姿勢に切り換えたり、脚部から離間させて脚部の押圧を解除するロック解除姿勢にすることができる。そして、前記ロック姿勢の場合には、押圧部材にて脚部を押圧する部位が揺動軸芯よりも下方に位置させることによって、脚部の上方側への移動に伴って押圧部材が脚部に食い込む側へ揺動され、一層抜けにくくすることができる。
【0006】
前記押圧部材が前後端面を有する形状に構成され、前記押圧部材の前後端面を接当案内するために前記凹部を構成する前後一対のガイド面を前記サイドホルダーに備えさせ、前記ガイド面に前記押圧部材の前後端面に前後方向にそれぞれ突出形成した突出部が該押圧部材のロック姿勢において係止保持するための係止孔を形成することによって、押圧部材をガイド面によるガイド作用によりスムーズに係止側へ移動させて係止孔にて確実にそのロック姿勢を保持させることができる。
【0007】
前記押圧部材を、それの外形がほぼ長方形で側面視においてほぼT字形状に形成され、内部に多数の凹部を形成し、該押圧部材の左右方向外方に位置する面に水平方向の突起を形成し、前記サイドホルダーの内部に奥まった外面と該押圧部材との間に下方から指を突っ込むことができる隙間を形成してもよい。
【0008】
前記係止孔が左右方向に長い長孔に構成することによって、製作誤差等を吸収することができる。
【0009】
前記サイドホルダーが、前記床部を構成する床のうちの前方側に位置し、かつ、後方側の水平軸芯周りで起伏揺動自在な背部床に取り付けられている。
上記のように構成することによって、背部床を起立姿勢に揺動している最中、又は起立姿勢にした状態でも側柵にて身体が左右から寝台の外部へ移動することを阻止することができる。
【0010】
前記サイドホルダーが、前記床部を構成する床のうちの後方側に位置し、かつ、前方側の水平軸芯周りで起伏揺動自在な膝部床の後端部に枢支連結された脚部床に取り付けられている。
上記のように構成することによって、膝部床を起立姿勢に揺動している最中、又は起立姿勢にした状態において姿勢が変更される脚部床に載せている身体の脚が左右から寝台の外部へ移動することを阻止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜図3に、寝台が示されており、この寝台は、前後端にそれぞれキャスター2を備えた左右一対の前後フレーム1,1とこれら前後フレームの前後2箇所の内面同士を左右方向で連結する左右フレーム3,3とからなる固定フレーム4と、この固定フレーム4に対して前後一対のリンク機構5,5及び伸縮式の電動モータ(図示せず)を介して昇降自在に支持された左右一対の支持フレーム6,6と、これら支持フレーム6,6の前後端に溶接された前後一対の連結フレーム7,7(前側の連結フレームのみ図示している)と、前記前側の連結フレーム7に取り付けられたヘッドボード8と、前記支持フレーム6,6の上面側に支持された床部9と、前記後側の連結フレーム(図示せず)に取り付けられたフットボード10とを備えている。
【0012】
前記床部9は、前後方向前側(ヘッドボード8側)から背部床11、座部床12、膝部床13、脚部床14の順に配置されている。前記3つの背部床11、膝部床13、脚部床14は、後述するように可動式に構成し、前記座部床12のみ固定式にしている。前記背部床11及び前記脚部床14の左右両側のそれぞれには、側柵(サイドレールとも言う)15を差し込んで保持するための保持部材としてのサイドホルダー16を取り付けてあり、背部床11及び脚部床14の可動に伴って側柵15も一体的に可動させることによって、身体が左右に移動して寝台から落ちないようにガイドするようになっている。前記側柵15を膝部床13にも取り付けて実施することもできる。又、ここでは、3つの背部床11、膝部床13、脚部床14が可動式の場合を示しているが、固定式のものであってもよい。
【0013】
図2及び図3に示すように、前記背部床11を起伏揺動操作することにより背部床11を起立させた起立姿勢と水平姿勢に復帰させた使用姿勢とに切り換えるための背部床用駆動装置17を設けている。
前記背部床用駆動装置17は、前記背部床11を揺動操作するために該背部床11の裏面(下面)に一端が固定された背部床用操作アーム18と、この操作アーム18の他端に一端が取り付けられたロッド19Aを備えた伸縮式の背部床用電動モータ19とから構成されている。
従って、電動モータ19のロッド19Aを伸長作動させることにより、背部床11の後端を前記座部床12の左右両端に取り付けられた案内レール20を介して前方側へ移動させながら背部床11を起立姿勢(図3の2点鎖線では最大約80度に設定しているが、何度に設定してもよい)に姿勢変更させて、身体の腰椎や腹部に背部床11の起立姿勢への姿勢変更による屈曲圧が加わることを回避することができるようにしている。又、電動モータ19のロッド19Aを短縮作動させることにより、背部床11の後端を案内レール20を介して後方側へ移動させながら背部床11を使用姿勢に姿勢変更することができるようにしている。
【0014】
前記膝部床13も、前記背部床11と同様に、起立させた起立姿勢と水平姿勢に復帰させた使用姿勢とに切り換えるための膝部床用駆動装置(図示せず)を設けてあり、図2に示すように膝部床13を起立姿勢(最大角度は何度に設定してもよい)にすることにより脚部床14を持ち上げることにより、両床13,14がほぼへの字状に姿勢変更することができるようにしている。
【0015】
前記側柵15は、図1及び図2に示すように、金属製のパイプ部材で構成する他、木やほぼ同一の強度を有するものであれば合成樹脂やその他のものであってもよい。又、前記側柵15を、図4〜図7に示すように、多数のパイプ15Pから構成してもよい。詳述すれば、外形がほぼ平行四辺形に形成された本体部15Aと、この本体部15Aの内部を上下方向でほぼ半分に仕切るための水平方向の仕切部15Bと、この仕切部15Bの下面のうちの前後2箇所から下方向に突出する前後一対の脚部15C,15Dとから側柵15を構成しているが、他の構成であってもよい。尚、図6及び図7に示す29は、前記脚部15C,15Dにそれの下方から外嵌された樹脂キャップであり、金属製の脚部15C,15Dをサイドホルダー16に差し込む時に衝撃音が発生することを阻止することができる利点があるが、樹脂キャップ29を省略して実施してもよい。前記樹脂キャップ29の上端には、後述のスリーブ26の上端に接当してサイドホルダー16に対する脚部15C,15Dの差し込み位置を規制するためのリング状(環状)の突出部29Aを一体形成している。
【0016】
前記サイドホルダー16は、図5及び図9に示すように、合成樹脂製で内側が開放されると共に内部中空型に構成された断面形状がほぼコの字状に形成され、左右方向から見た側面視において、細長いホルダー本体16Eと、このホルダー本体16Eの長手方向両端下面それぞれに一体化されたほぼV字状の下側ホルダー16F,16Fとからなり、ホルダー本体16Eの上側壁部に、前記脚部15C,15Dを差し込むことができる前後一対の貫通孔16A,16B(図9では後側の貫通孔しか示していない)が形成されている。
又、前記サイドホルダー16は、図5及び図6に示すように、前記背部床11(図5では脚部床14)の下面に固定された前後一対のブラケット21,21に固定されたサイドバンパーユニット22に固定されている。前記サイドバンパーユニット22は、前記ブラケット21,21の対向内面側に当て付けられた状態でボルトにより固定され、かつ、背部床の左右端よりも外方に設定長さ分のみ突出する角筒状の前後一対の横フレーム部23,23と、これら横フレーム部23,23の左右方向内方側端部同士を連結する角筒状の補強部材24と、前記横フレーム部23,23の左右方向外方側端部同士を連結すると共に前記サイドホルダー16の内部空間内に入り込んで該サイドホルダー16を固定可能な内方側が開放されたサイドバンパー25とからなり、図9に示すように、前記サイドホルダー16に差し込まれた脚部15C,15Dを差し込んで支持するための上下一対の貫通孔25A,25Bをサイドバンパー25の前後に形成している。図9に示す26は、前記脚部15Dを前記貫通孔25Aに隙間のない状態で内挿するために前記サイドパンパー25の上から挿入して固定されたスリーブである。
【0017】
図9に示すように、前記脚部15Dの下側周面のうちの左右方向外方側に位置する部位を押圧して、該脚部15Dの上方への移動を阻止するためのアルミ製(容易に変形しないものであれば合成樹脂等であってもよい)の押圧部材27をサイドホルダー16に外部に露呈した状態で備えさせている。具体的には、前記押圧部材27を、サイドホルダー16に形成の凹部16C内に入り込んだロック姿勢と凹部16Cから外方側へ移動したロック解除姿勢とに姿勢変更自在に備えている。
前記押圧部材27は、図9及び図10(a),(b)に示すように、外形がほぼ長方形で側面視においてほぼT字形状に形成され、内部には多数の凹部27A,27B,27C,27D,27E,27Fが形成されている。そして、上部にピン28を貫通させるための貫通孔27Kを備えさせて、図9に示すように押圧部材27をそれの下端を持って上方側の前後方向の水平軸芯X周りで揺動させることにより、図8(a)に示すロック解除姿勢と図8(b)に示すロック姿勢とに切り換えることができるようにしている。そして、前記押圧部材27の姿勢変更時には、前記凹部16Cを構成する前後の縦壁の壁面16D,16Dが、前記押圧部材27の前後端面27G,27Gを接当案内する前後一対のガイド面を構成している。又、前記押圧部材27の左右方向外方に位置する面(外面)には、押圧部材27の下端を指で掴んだときに滑り難くするための水平方向の突起27Sの5つ(何個でもよい)を所定間隔置きに形成している。従って、図9に示すように、サイドホルダー16の内部に奥まった外面16Gと押圧部材27との隙間から前記凹部27Fに特定の指を突っ込むと共に突起27Sに他の指を当てて押圧部材27を挟持してそれの下端を上方に確実に揺動操作することができるようにしている。又、前記押圧部材27の前後の側面それぞれの下部に、円形の突出部27Tが形成され、前記押圧部材27のロック姿勢において前記突出部27Tを係止保持するための係止孔としての左右方向に長い長孔16Hを、前記前後の壁面16D,16Dにそれぞれ形成して、押圧部材27をロック姿勢に確実に維持することができるようにしている。
【0018】
前記押圧部材27にて前記脚部15Dを固定する状態と固定解除する状態とを説明すれば、まず、図9の2点鎖線で示す姿勢から押圧部材27が凹部16C内に入り込むことにより、押圧部材27の上部に形成の前後一対の延出板部27H,27H間に脚部15Dが入り込んだ状態になり、脚部15Dの前後方向での移動を不能にすると同時に、前記凹部27Cが脚部15Dを押圧することにより、脚部15Dをスリーブ26の内面又はサイドバンパー25の貫通孔25Bに押し付けて、脚部15Dが上方に移動しようとしても、凹部27Cの押圧力により発生するスリーブ26の内面又はサイドバンパー25の貫通孔25Bとの摩擦力により、脚部15Dの上方側への移動を阻止する状態になる(脚部15Dを固定する状態)。このとき、押圧部材27の突出部27T,27Tが長孔16H,16Hに係止していることから、押圧部材27がロック解除姿勢に容易に切り換えられることがない。尚、前記ロック解除姿勢に押圧部材27を切り換える場合には、前述したように押圧部材27の下端部を掴んで上方の水平軸芯X周りに揺動させて、図8(a)及び図9の2点鎖線で示す姿勢に姿勢変更することになる。前記のように、押圧部材27の上方の水平軸芯Xに対して押圧部、つまり凹部27Cを下方に位置させることによって、図11に示すように、脚部15Dが上方に持ち上げられる場合に、押圧部材27が水平軸芯Xを中心として脚部15Dに食い込む側に揺動されることになり、脚部15Dをサイドホルダー16からより一層抜けにくくすることができるが、押圧部材27を下方の水平軸芯周りで揺動自在に設けたものであってもよい。又、押圧部材27を揺動式に構成する他、水平方向で移動自在なスライド式に構成して実施することもできる。又、前記押圧部材27を左右両側から容易に操作することができるように左右方向外方に露呈するように配置したが、押圧部材27を前後方向外方に露呈するように配置して実施してもよい。又、一方の脚部15Dの上方への移動を阻止する構成であるが、他方の脚部15Cにも上方への移動を阻止する構成を付加して実施することもできる。
【0019】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、サイドホルダーに備えさせた外部に露呈された押圧部材を側柵の脚部に押圧操作可能に設けるだけの簡素な構成で、側柵が上方に移動することを阻止することができ、取扱面及び組み付け面の両方において有利にすることができる寝台における側柵のロック装置を提供することができる。そして、前記側柵の脚部の下側周面とほぼ同一高さのサイドホルダーの部位に備えられた押圧部材であるから、寝台上にいる方が寝返り等により手が押圧部材に当たることがなく、押圧部材が不測に操作されることがなく、信頼性の向上を図ることができる。
又、押圧部材を揺動操作してロック姿勢に切り換えた場合に、脚部の上方側への移動に伴って押圧部材が脚部に食い込む側へ揺動される構成となるため、一層抜けにくくすることができ、不測にロック解除状態になることがなく、信頼性の高い寝台における側柵のロック装置を提供することができる。
【0020】
請求項2の発明によれば、押圧部材をガイド面によるガイド作用によりスムーズに押圧側へ移動させて、係止孔にて確実に押圧部材をロック姿勢に保持させることができ、操作性及び信頼性のいずれにおいても有利な側柵のロック装置にすることができる。
【0022】
請求項4の発明によれば、係止孔が左右方向に長い長孔に構成することによって、製作誤差等を吸収することができ、製作面において有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】寝台の斜視図である。
【図2】背部床を少し持ち上げると共に膝部床及び脚部床をへの字状に姿勢変更した寝台の斜視図である。
【図3】寝台の一部切欠き縦断側面図である。
【図4】側柵の斜視図である。
【図5】側柵のサイドホルダーの取り付け構造を示す斜視図である。
【図6】側柵のサイドホルダーの取り付け構造を示す縦断背面図である。
【図7】側柵のサイドホルダーの取り付け構造を示す側面図である。
【図8】側柵のサイドホルダーの取り付け構造の一部切欠き縦断背面図を示し、(a)は押圧部材をロック姿勢にした状態を示し、(b)は押圧部材をロック解除姿勢に切り換えた状態を示している。
【図9】側柵のサイドホルダーの縦断背面図である。
【図10】押圧部材を示し、(a)はそれの正面図、(b)は(a)を右から見た右側面図である。
【図11】押圧部材にて脚部を押圧している状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 前後フレーム 2 キャスター
3 左右フレーム 4 固定フレーム
5 リンク機構 6 電動モータ
7 連結フレーム 8 ヘッドボード
9 床部 10 フットボード
11 背部床 12 座部床
13 膝部床 14 脚部床
15 側柵 15A 本体部
15B 仕切部 15C,15D 脚部
15P パイプ 16 サイドホルダー
16A,16B 貫通孔 16D 壁面(ガイド面)
16G 外面 16H 長孔(係止孔)
17 背部床用駆動装置 18 背部床用操作アーム
19 背部床用電動モータ
19A ロッド
20 案内レール 21 ブラケット
22 サイドバンパーユニット
23 横フレーム部 24 補強部材
25 サイドバンパー 25A,25B 貫通孔
26 スリーブ 27 押圧部材
27A〜27F 凹部 27H 延出板部
27L 縦リブ 27S 突起
27T 突出部 28 ピン
29 樹脂キャップ 29A 突出部

Claims (6)

  1. 床部の左右両側から外側に突出するサイドホルダーに形成の係止孔に側柵の脚部を上方から差し込んで固定する解除自在な寝台における側柵のロック装置において、前記側柵の脚部の下側周面に位置する部位に該脚部をそれと直交する方向から押圧して該脚部の上方への移動を阻止するための押圧部材を前記サイドホルダーに備えさせ、前記押圧部材が上方側の水平軸芯周りで揺動自在に前記サイドホルダーに形成の凹部内に取り付けられ、該押圧部材を該サイドホルダーの凹部内に入り込んだロック姿勢と該凹部から外方側へ移動したロック解除姿勢とに前記押圧部材を姿勢変更自在に構成し、前記押圧部材にて前記脚部を押圧する部位が前記揺動軸芯よりも下方に位置させたことを特徴とする寝台における側柵のロック装置。
  2. 前記押圧部材が前後端面を有する形状に構成され、前記押圧部材の前後端面を接当案内するために前記凹部を構成する前後一対のガイド面を前記サイドホルダーに備えさせ、前記ガイド面に前記押圧部材の前後端面に前後方向にそれぞれ突出形成した突出部が該押圧部材のロック姿勢において係止保持するための係止孔を形成してなる請求項1記載の寝台における側柵のロック装置。
  3. 前記押圧部材を、それの外形がほぼ長方形で側面視においてほぼT字形状に形成され、内部に多数の凹部を形成し、該押圧部材の左右方向外方に位置する面に水平方向の突起を形成し、前記サイドホルダーの内部に奥まった外面と該押圧部材との間に下方から指を突っ込むことができる隙間を形成してなる請求項1又は2記載の寝台における側柵のロック装置。
  4. 前記係止孔が左右方向に長い長孔である請求項記載の寝台における側柵のロック装置。
  5. 前記サイドホルダーが、前記床部を構成する床のうちの前方側に位置し、かつ、後方側の水平軸芯周りで起伏揺動自在な背部床に取り付けられている請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の寝台における側柵のロック装置。
  6. 前記サイドホルダーが、前記床部を構成する床のうちの後方側に位置し、かつ、前方側の水平軸芯周りで起伏揺動自在な膝部床の後端部に枢支連結された脚部床に取り付けられている請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の寝台における側柵のロック装置。
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