JPH0773345B2 - 接合電界効果型固体撮像装置とその駆動方法 - Google Patents

接合電界効果型固体撮像装置とその駆動方法

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JPH0773345B2
JPH0773345B2 JP5050256A JP5025693A JPH0773345B2 JP H0773345 B2 JPH0773345 B2 JP H0773345B2 JP 5050256 A JP5050256 A JP 5050256A JP 5025693 A JP5025693 A JP 5025693A JP H0773345 B2 JPH0773345 B2 JP H0773345B2
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conductivity type
layer
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広光 白木
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接合電界効果型固体撮
像装置およびその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の固体撮像装置は、大きく分けてM
OS型固体撮像装置とCCD型固体撮像装置がある。図
5はMOS型固体撮像装置の回路図である。この装置は
垂直シフトレジスタ101、水平シフトレジスタ10
2、光ダイオードPD、各光ダイオードの垂直,水平両
走査用に設けられた2個のMOSトランジスタスイッチ
Tv(垂直),TH (水平)、さらに各水平信号線10
3には、各水平素子読み取り直前に水平信号線103を
ビデオバイアスVR にリセットするトランジスタTR
トランジスタTR をオンにするためのリセット信号線R
P さらに各水平映像信号の映像増幅器104への入力,
非入力をコントロールするためのスイッチSvよりな
る。
【0003】次に、この固体撮像装置の動作について述
べる。まず最上段の垂直走査線105に垂直シフトレジ
スタ101からパルス電圧を与え、最上段のトランジス
タTvをすべてオン状態にする。次に、トランジスタT
R をリセット信号RP によってオン状態にすることによ
って、水平信号線103の電位をビデオバイアスVR
セットする。次にトランジスタTR をオフした後、水平
シフトレジスタ102からの出力によって左端のMOS
トランジスタTH を働かせて映像信号を読み出す。ここ
で再びトランジスタTR をオン,オフして、水平信号線
103の電位をビデオバイアスVR にセットする。次に
第1段の左から2個目の画素のトランジスタTH を働か
せて映像信号を読み出す。このような操作を右端まで行
い、1段目の映像出力を映像増幅器104から得る。次
に垂直シフトレジスタ101の出力を第2段目に移し、
第1段と同様の操作を行い、第2段目の出力を得る。こ
のような操作を最下段まで行い、垂直ブランキング期間
後、第1段から全く同じようにして出力信号の読み出し
を行う。以上の操作によって、光ダイオードPDへの光
入射によって発生した電子は、映像増幅器104に送ら
れ映像信号となる。しかし光によって発生した電子は、
光ダイオード映像増幅器104まで、全く増幅されるこ
となく送られる。
【0004】CCD型固体撮像装置においては光電変換
された信号電荷が垂直CCDレジスタへ送られ、水平レ
ジスタへ転送され映像増幅器へ送られるが、画素に増幅
機能を有していないことはMOS型固体撮像装置と同様
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のMOS型固体撮像装置においては、画素自体に増
幅機能を有していないので、入力光量が小さい低照度の
撮像では、MOSトランジスタよりなる読み出し回路が
発生する雑音による画質の劣化が著しいという欠点があ
る。
【0006】本発明の目的は、低照度において良好な画
像の得られる接合電界効果型固体撮像装置を提供するこ
とにある。
【0007】本発明の他の目的は、このような接合電界
効果型固体撮像装置の駆動方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による接合電界効
果型固体撮像装置は、N+ 型半導体基板の表面に設けた
厚さ数μmのP型半導体層と、この半導体層を貫通して
前記N+ 型半導体基板に届くように水平方向に設けた複
数個の0.5〜1μmの幅N+ 領域と、このN+ 領域に
よって分離されたP型半導体層の上に設けたN型層と、
このN型層上の任意の数の等間隔の点を中心として設け
られたN+ 層(ソース)と、このN+ 層を囲みかつ一定
間隔を有するN+ 層(ドレイン)と、前記一定間隔の部
分に設けたP型層と、このP型層上に設けたドレインと
接続したN+ 層により、このN+層の表面から前記P型
層の下端までソースに接触して設けられた絶縁膜により
電界効果型トランジスタを形成し、前記N+ 型半導体基
板に設けられた複数個の0.5〜1μm幅のN+ 領域と
ドレインが接続され、かつ垂直方向に配置された電界効
果トランジスタのソースが垂直信号線によって結合さ
れ、さらに各垂直信号線がスイッチを介して抵抗と結ば
れている。
【0009】また本発明による接合電界効果型固体撮像
装置の一つの駆動方法は、前記構造の固体撮像装置にお
いて、任意の複数個の点を中心として設けたN+ 層(ソ
ース)に0電圧を与え、かつこのN+ 層を囲みかつ一定
間隔を有するN+ 層(ドレイン)にプラス(例えば約5
ボルト)の電位を与え、かつN+ 型半導体基板の表面に
設けた水平方向に長い一つのP型半導体層に負の大きな
電圧(例えば約−5ボルト)を与えて、この領域に一定
間隔の部分に設けたP型層から正孔を完全に抜き取って
完全空乏化させると共に、P型半導体層上に設けたN型
層から前記ソースあるいはドレインに電子を完全に抜き
取って空乏化させ、次いでP型半導体層に前記大きな負
の電圧よりも小さな負の電圧(例えば約−4ボルト)を
与え、次の一定期間、前記の一定間隔の部分に設けたP
型層に、入射光によって該P型層および前記P型半導体
層上に設けたN型層で発生した正孔を蓄積し、次の読み
出し期間においては前記P型半導体層に印加されている
電圧を負の小さな電圧(約−2.5ボルト)として、前
記P型半導体層上に設けたN型層中の最大電位を0ボル
トあるいはそれより少し高くして、ソース−ドレイン間
の前記一定間隔の部分に蓄積された正孔の数に比例した
チャネル電位をソースから読み出す。
【0010】また本発明による接合電界効果型固体撮像
装置の他の駆動方法は、前記構造の固体撮像装置におい
て、等間隔の複数個の点を中心として設けたN+ 層(ソ
ース)にゼロ電位を与え、かつこのN+ 層を囲みかつ一
定間隔を有するN+ 層(ドレイン)に例えば約5ボルト
の電位を与え、かつN型半導体基板の表面に設けかつ水
平方向に伸びた少なくとも一つのP型半導体層に負の大
きな電圧(例えば約−5ボルト)を与えて、この領域に
一定間隔の部分に設けたP型層から正孔を完全に抜き取
って、完全に空乏化させると同時にP型半導体層上に設
けたN型層からソースあるいはドレインに電子を完全に
抜き取って空乏化させ、次いでP型半導体層に前記の負
の大きな電圧より絶対値のやや小さい(例えば約−4ボ
ルト)電圧を与え、次に水平方向に伸びたP型半導体層
のうち前記の半導体層とは異なった少なくとも一つのP
型半導体層に負の大きな電圧(例えば約−5ボルト)を
与えて前記と同様に一定間隔の部分に設けたP型層から
正孔を、P型半導体層上に設けたN型層から電子を抜き
取って空乏化させ、次にこのP型層に前記の負の大きな
電圧より絶対値のやや小さい(例えば約−4ボルト)電
圧を与え、更に水平方向に伸びたP型半導体層のうちこ
れまでのP型半導体層とは異なった少なくとも一つのP
型半導体層に負の大きな電圧(例えば約−5ボルト)を
与えて、前記および前々記と同様に正孔と電子を抜き取
る操作を行った後、このP型半導体層に前記の負の大き
な電圧よりも絶対値のやや小さい電圧を与え、次いでこ
のような操作を未だ行っていない任意のP型半導体層に
ついても順次このような操作を行い、このような操作が
終了したP型半導体層上の接合電界効果型トランジスタ
のソース・ドレイン間に形成されたP型層から順次、こ
のP型層およびP型半導体層上に形成されたN型層で発
生した正孔を蓄積し、次にこの正孔の蓄積が開始された
順にP型半導体層に印加されている電圧を負の小さい電
圧(例えば約−2.5ボルト)として、前記P型半導体
層上に設けたN型層の電位を0ボルトあるいはそれより
も少し高くして、接合電界効果型トランジスタのソー
ス、ドレイン間に設けられたP型層に蓄積された正孔の
数に比例したチャネル電位を、前記水平方向に伸びたP
型半導体層上に形成されている少なくとも一つ以上の接
合電界効果型トランジスタのソースから、垂直信号線を
介して抵抗から読み出す。
【0011】なお以上において、基板と各半導体層の導
電型を逆にしてもよく、その場合は印加電圧も逆極性と
なる。
【0012】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本実施例におけるセンサの構造を示す
上面図、図2,図3はそれぞれ図1のA−A′線断面
図、B−B′線断面図である。図4は、このセンサから
映像信号を読み出すための回路を示している。
【0013】まずセンサアレイの画素について説明す
る。
【0014】N+ 半導体基板201の表面には厚さ数ミ
クロンのP型半導体層202が設けられている。この領
域は接合電界効果型トランジスタ(Junction
Field Effect Transistor,以
後JFETと呼ぶ)のゲートの役割をする。以後、この
P型半導体層202を裏面ゲートと呼ぶ。この裏面ゲー
トには、これを垂直方向に分離するために、N+ 領域2
03が設けられている。このN+ 領域203は、裏面ゲ
ートを貫通してN+ 型半導体基板201に達している。
この結果、裏面ゲートは六角形が水平方向(AA′方
向)に長くつながったものが複数個垂直方向(BB′方
向)に並んだ形となる。隣接する長いゲートの間は、N
+ 領域203で分離されている。裏面ゲート202の上
にはN型層212が形成されていて、その一部がJFE
Tのチャネル204となる。またJFETのソースとな
るN+ 層205がN型層204の中央を貫通して設けら
れており、このN+ 層205から所定間隔を置いて、こ
れを囲むようにJFETのドレインとなるN+ 層206
が設けられている。なお、これらのソース205および
ドレイン206はAA′方向に長い裏面ゲート202の
上に等間隔に設けられており、ドレイン206は隣り合
うJFET間で共通となっている。またJFETのドレ
イン206は、裏面ゲート202を垂直方向に分離する
+ 領域203と結合している。
【0015】またソース205とドレイン206の間の
チャネル204上には、P領域207が形成されてい
る。この領域はJFETのゲートとして働く一方、光電
変換蓄積の役目も果たす。このゲート207を、表面ゲ
ートと呼ぶことにする。
【0016】また表面ゲート207の上にはN領域21
0が設けられており、ドレイン206と結合している。
またソース205に隣接して、SiO2 等の幅の狭い絶
縁体層211が、薄いN領域210の表面から表面ゲー
ト207の上端まで設けられている。この絶縁体層21
1は、薄いN層210とドレイン206との接触を防止
している。
【0017】なお、幅の狭い絶縁体層211の厚さは、
表面ゲート207とチャネル204の境界まで延長して
もよい。
【0018】ここまでは、垂直方向に分離された一つの
裏面ゲート上に形成された、チャネル領域204、ソー
ス205、ドレイン206、薄い領域210、幅の狭い
絶縁体層211、および表面ゲート207の位置関係に
ついて説明してきたが、今まで説明してきた裏面ゲート
の上下にも複数の裏面ゲートがあり、それらの上にもチ
ャネル領域204、ソース205、ドレイン206、薄
いN領域210、幅の狭い絶縁膜211、および表面ゲ
ート207が形成されている。この構造においてドレイ
ン領域206は垂直方向のJFET間で結合されてい
る。またN領域210および幅の狭い絶縁体膜211の
上面には、SiO2 膜208が形成されている。またド
レイン206に形成されたSiO2 膜上には垂直信号線
209が形成されており、ソース205上に形成された
コンタクトホールを介してソース205に接続されてい
る。この例においてはJFETは六角形状をしており、
その配列は最稠密六方構造をしているが、これは一例で
あり、本発明はこの構成に限定されないことはいうまで
もない。
【0019】また前記の各垂直信号線209は、それぞ
れスイッチ301を介して共通の抵抗302につながっ
ている(図4参照)。またこの抵抗は、接地されてソー
スと同電位になっている。
【0020】次にこの電界効果型固体撮像装置の動作を
説明する。まず単一のセルの動作を説明し、次いでセル
の集合体としての固体撮像装置としての動作を説明す
る。
【0021】まず単一のセルの動作を説明する。
【0022】今、たとえばソースに接地電位の0ボル
ト、ドレインに+5ボルトを与える。次いで裏面ゲート
202に絶対値の大きな負電圧(−5ボルト程度)を与
える。このとき表面ゲート207に存在するすべての正
孔は、チャネル部分204を通って裏面ゲート202に
吸収される。またこのときチャネル204中に存在する
全ての電子は、ソース205あるいはドレイン206に
吸収される。またこのとき表面ゲート207およびチャ
ネル部分204の電位はマイナスになるので、ソース2
05,ドレイン206間で電流は流れない。次に裏面ゲ
ート202の電位を少し高くする(−4ボルト程度)。
この電位は、表面ゲートが正孔の蓄積によって中性にな
っても、ソース,ドレイン間を電流が流れないような電
位である。この電位を、中間電位と呼ぶ。
【0023】次に、この装置の表面から光をあてると、
薄いN領域210の表面ゲートに近い部分、表面ゲート
207の全体およびチャネルの表面ゲート207に近い
部分で発生した電子正孔対のうち、正孔はすべて表面ゲ
ート207に蓄積され、電子はすべてソース205また
はドレイン206に吸収される。このような光の照射に
よる表面ゲート207への電荷の蓄積を終了した後、裏
面ゲートに印加されている電圧を負の小さな電圧(−
2.5ボルト程度)にする。このとき、表面ゲート20
7の下部に存在するチャネル部分の最大電位(以下、チ
ャネル電位と呼ぶ)は、表面ゲートに蓄積されている電
荷(正孔)の量に大体比例して変化する。チャネル電位
は、蓄積されている電荷量が多くなる程正電位になる。
従って図の垂直信号線209と抵抗302の間、すなわ
ち304からこの電位が取り出され映像信号出力とな
る。
【0024】次に、セルの集合体である固体撮像装置の
動作を説明する。先に画素の構造についての説明の中
で、本発明による接合電界効果型固体撮像装置において
は、水平方向に(図1のAA′方向)に長い裏面ゲート
が垂直方向(図1のBB′方向)に複数個配列している
ことを述べた。まずこれらの裏面ゲートのうち最上段
(第1段)のものに大きな負電位(−5ボルト程度)を
印加する。(なおこの場合、接合電界効果型固体撮像装
置のすべてのソースは基準電位として0ボルトに設定さ
れ、ドレインは+5ボルトに設定されているとする。)
このとき最上段の裏面ゲート202上に存在する全ての
JFETの表面ゲート207から裏面ゲート202へ、
表面ゲート中に存在する正孔が流出する。それと同時
に、この表面ゲート202上に存在する全てのJFET
のチャネル領域204に存在する電子は、すべてソース
205あるいはドレイン206に流出する。
【0025】次に裏面ゲートの電位を、中間電位(−4
ボルト程度)にする。このとき、この最上段の裏面ゲー
ト上にあるすべてのJFETの表面ゲート領域は光電変
換によって発生した正孔を蓄積する。正孔蓄積のメカニ
ズムは、単一セルの場合と同様である。次に第2段目の
裏面ゲートに負の大きな電圧(−5ボルト程度)を印加
したのち、中間電位(−4ボルト程度)を与え第1段と
同じように光電変換蓄積を行う。以下、最下段まで次々
と裏面ゲートに最初に大きな負電圧(−5ボルト程度)
を与え、次に中間電位(−4ボルト程度)を与えて光電
変換蓄積を開始する。
【0026】垂直ブランキング期間の後、最上段裏面ゲ
ート上に存在するJFETから信号の読み出しを行う。
その手段は裏面ゲート202を、負の小さな電圧(−
2.5ボルト程度)にすることである。
【0027】このとき、最上段の裏面ゲート上に存在す
るすべてのJFETのチャネル電位は、表面ゲートに蓄
積された正孔に比例した電位になる。この電位は単一セ
ルの動作の中で説明した電位と同じである。これらの電
位はそれぞれの垂直信号読み出し線209を通って外部
回路に出て映像信号となる。このとき、垂直信号線20
9と抵抗302の間を順次スイッチ301によって切換
えれば、1水平ライン分の映像信号が得られる。なおこ
の読み出しの期間には最上段以外の裏面ゲート上にある
JFETからは全く信号が読み出されない。その理由
は、これらの裏面ゲート202の電位は中間電位(−4
ボルト程度)に設定されているので、チャネルの全ての
領域の電位が負となり、ソース205からもドレイン2
06からもチャネルに電子が流入することは不可能であ
るからである。すなわち、抵抗302の上端から得られ
る映像信号のレベルは、中間電位にあるセルのチャネル
電位の影響を全く受けない。この読み出しに許される時
間は、大体一水平走査時間から垂直ブランキング時間を
引いた時間である。読み出しが終了したら再び裏面ゲー
ト202に大きな負電位(−5ボルト程度)を与えて、
表面ゲート207およびチャネル領域を空乏化し、次に
中間電位(−4ボルト程度)を表面ゲート207に与え
て、光電変換によって発生した正孔の蓄積を開始する。
これと全く同じ操作を、最下段の裏面ゲート上にあるJ
FETまで行うことによって、一画面分の映像信号を得
ることができる。
【0028】以上述べてきた操作を繰り返し最上段から
行うことによって、一画面分の映像信号を繰り返し得る
ことができる。ここでは通常のテレビジョン信号を得る
場合について説明してきたが、駆動方法はこれに限定さ
れない。例えば光電変換蓄積を行うために複数個の裏面
ゲートにまず大きな負電位を与え、次いで中間電位を与
えることによって、これら裏面ゲート上に存在するJF
ETに光電変換蓄積を開始させ、またこれらの裏面ゲー
トの電位を同時に高くすることによって複数個の裏面ゲ
ート上にあるJFETから同時に信号読み出しを行うこ
とができる。また全ての裏面ゲート上にあるJFETを
使うのではなく、限定された裏面ゲート上にあるJFE
Tのみを使用し、水平方向にも垂直信号線から出てくる
全ての信号を使うのではなく、限定された垂直信号線の
みを使うことによってズーミングを行うことも可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればn
チャネルJFETのチャネル電位をその下部に設けた裏
面ゲートと、光電変換によって生じた正孔を蓄える表面
ゲートによって変化させ、そのチャネル電位を垂直信号
線と基準電位の間に設けた抵抗より検出する接合電界効
果型固体撮像装置を実現できる。
【0030】また本発明によれば、最上段から最下段へ
かけて、まず裏面ゲートの電位を小さな負電位にしてチ
ャネル電位信号として読み出し、次に裏面ゲートに大き
な負電位を与えて表面ゲートおよびチャネル部を空乏化
し、次いで中間電位を与えて表面ゲートに光によって発
生した正孔を蓄積するという操作を繰り返すことによっ
て、接合電界効果型固体撮像装置の駆動方法を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による接合電界効果型固体撮像装置の平
面図である。
【図2】図1のA−A′線断面図である。
【図3】図1のB−B′線断面図である。
【図4】接合電界効果型固体撮像装置の回路図である。
【図5】従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
201 N型基板 202 P型裏面ゲート 203 N層(裏面ゲート分離領域) 204 チャネル 205 ソース 206 ドレイン 207 表面ゲート 208 SiO2 絶縁膜 209 垂直信号線 210 薄いN領域 211 幅の狭い絶縁膜 212 N型層 301 スイッチ 302 抵抗 304 映像出力端

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型高濃度半導体基板の表面に設け
    た第2導電型半導体層と、この半導体層を貫通して前記
    半導体基板に届くように水平方向に設けた複数個の第1
    導電型高濃度領域と、この領域によって分離された第2
    導電型半導体層の上に設けた第1導電型層と、この第1
    導電型層上の任意の数の等間隔の点を中心として設けら
    れた第1導電型高濃度層(ソース)と、ソースを囲む第
    1導電型高濃度層(ドレイン)と、ソース,ドレインの
    間に設けた第2導電型層と、この第2導電型層上に設け
    た、ドレインと接合した第1導電型高濃度層と、この高
    濃度層中にソースに隣接して設けた絶縁膜とにより電界
    効果型トランジスタを形成し、前記半導体基板に設けら
    れた前記複数個の第1導電型高濃度領域とドレインが接
    続され、かつ垂直方向に配置された電界効果トランジス
    タのソースが垂直信号線によって接合され、かつ各垂直
    信号線がスイッチを介して抵抗と結ばれていることを特
    徴とする接合電界効果型固体撮像装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の固体撮像装置の駆動方法で
    あって、ソース,ドレインがN型の場合、ドレインをソ
    ースより少し高い電圧にし、P型の場合、ドレインをソ
    ースより少し低い電圧にし、かつ半導体基板の表面に設
    けた水平方向に長い一つの第2導電型半導体層にそれが
    P型の場合は負、N型の場合は正の大きな電圧を与え、
    この領域に一定間隔の部分に設けた第2導電型層からキ
    ャリアを抜き取って空乏化させると共に、第2導電型半
    導体層上に設けた第1導電型層から前記ソースあるいは
    ドレインにキャリアを抜き取って空乏化させ、次いで第
    2導電型半導体層に前記大きな電圧よりも絶対値が小さ
    く同極性の電圧を与えて次の一定期間、前記の一定間隔
    の部分に設けた第2導電型層に、入射光によってこの第
    2導電型層および前記第2導電型半導体層上に設けた第
    1導電型層で発生したキャリアを蓄積し、次の読み出し
    期間においては前記第2導電型半導体層に印加されてい
    る電圧を前記小さな電圧と同極性でより小さな電圧とし
    て、前記第2導電型半導体層上に設けた第1導電型層中
    の最大電位を、この層がN型の場合は0ボルトあるいは
    それより少し高く、P型の場合は0ボルトあるいはそれ
    より少し低くして、ソース−ドレイン間の前記一定間隔
    の部分に蓄積されたキャリアの数に比例したチャネル電
    位をソースより読み出すことを特徴とする接合電界効果
    型固体撮像装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の固体撮像装置の駆動方法で
    あって、ソース,ドレインがN型の場合、ドレインをソ
    ースより少し高い電圧にし、P型の場合ドレインをソー
    スより少し低い電圧にし、かつ半導体基板の表面に設け
    た、かつ水平方向に伸びた少なくとも一つの第2導電型
    半導体層に、それがP型の場合は負、N型の場合は正の
    大きな電圧を与え、この領域に一定間隔の部分に設けた
    第2導電型層からキャリアを抜き取って、空乏化させる
    と共に、第2導電型半導体層上に設けた第1導電型層か
    らソースあるいはドレインにキャリアを抜き取って空乏
    化させ、次いで第2導電型半導体層に前記の大きな電圧
    と同極性で絶対値のやや小さい電圧を与え、次に水平方
    向に伸びた第2導電型半導体層のうち、前記の半導体層
    とは異なった少なくとも一つの半導体層に前記の大きな
    電圧を与えて、一定間隔の部分に設けた第2導電型層か
    らキャリアを、第2導電型半導体層上に設けた第1導電
    型層からもキャリアを抜き取って空乏化させ、次にこの
    第2導電型層に前記の大きな電圧と同極性で絶対値のや
    や小さい電圧を与え、更に水平方向に伸びた第2導電半
    導体層のうち、これまでの第2導電型半導体層とは異な
    った少なくとも一つの第2導電型半導体層に前記の大き
    な電圧を与えて、正孔と電子を抜き取る操作を行った
    後、この第2導電型半導体層に前記の大きな電圧と同極
    性で絶対値のやや小さい電圧を与え、次いでこのような
    操作を未だ行っていない任意の第2導電型半導体層につ
    いても順次このような操作を行い、このような操作を終
    了した第2導電型半導体層上の接合電界効果型トランジ
    スタのソース,ドレイン間に形成された第2導電型層か
    ら順次、この第2導電型層および第2導電型半導体層上
    に形成された第1導電型層で発生したキャリアを蓄積
    し、次にこのキャリアの蓄積が開始された順に第2導電
    半導体層に印加されている電圧を前記やや小さい電圧と
    同極性の小さい電圧として、前記第2導電型半導体層上
    に設けた第1導電型層の電位を、この層がN型の場合
    は、0ボルトあるいはそれよりも少し高く、P型の場合
    は、0ボルトあるいはそれより少し低くして、接合電界
    効果型トランジスタのソース,ドレイン間に設けられた
    第2導電型層に蓄積されたキャリアの数に比例したチャ
    ネル電位を、前記水平方向に伸びた第2導電型半導体層
    上に形成されている少なくとも一つ以上の接合電界効果
    型トランジスタのソースから、垂直信号線を介して抵抗
    から読み出すことを特徴とする接合電界効果型固体撮像
    装置の駆動方法。
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