JP2002198505A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2002198505A
JP2002198505A JP2000397845A JP2000397845A JP2002198505A JP 2002198505 A JP2002198505 A JP 2002198505A JP 2000397845 A JP2000397845 A JP 2000397845A JP 2000397845 A JP2000397845 A JP 2000397845A JP 2002198505 A JP2002198505 A JP 2002198505A
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oblique light
imaging device
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JP2000397845A
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Satoshi Suzuki
智 鈴木
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スミアの発生や感度の低下などの、斜めに入
射する光に伴う不都合を低減する。 【解決手段】 固体撮像装置は、複数の画素を備える。
各画素に対して2つのフォトダイオード1,40が形成
される。遮光膜24には、フォトダイオード1,40に
対応して、2つの光入射用の開口部24a,24bが形
成される。開口部24a,24bの全周の一部に沿っ
て、フォトダイオード1,40と斜光反射膜24との間
の高さ位置において、開口部24a,24bから斜めに
入射する光の一部を反射する斜光反射部60〜62が形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば電子カメラの画像入力
素子として、CCD、CMOSイメージセンサ、増幅型
イメージセンサ等の固体撮像装置が提供されている。
【0003】このような従来の種々の固体撮像装置で
は、複数の画素を備え、前記各画素に対して1つ以上の
受光部が形成され、前記1つ以上の受光部に対する光入
射用の開口部を持つ遮光膜を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
固体撮像装置では、前記遮光膜の開口部から斜めに入射
する光である斜光について配慮した構造を有しておら
ず、斜光の一部が受光部の周囲の部分にも到達してしま
うことによって、種々の不都合が生じていた。これらの
不都合の例として、スミアの発生や感度の低下などを挙
げることができる。また、前記不都合の他の例について
説明すると、例えば、特開平11−204769号公報
などに開示されている固体撮像装置のように、映像信号
を得るために本来的な入射光を受光する撮像用の受光部
の他に、入射光量モニタ用の受光部も備えている固体撮
像装置では、撮像用の受光部に対応する開口部から入射
した斜光の一部によって生ずる光発生電荷が、入射光量
モニタ用の受光部から本来的に得られるべき光発生電荷
に対して混入してしまい、入射光量を精度良くモニタす
ることができなくなる場合があった。以上説明した不都
合は、画素の集積度を高めたり1つの画素に対して複数
の受光部を設けたりすることによって、受光部の密度が
高まるにつれ、著しくなる。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、入射する斜光に伴う不都合を低減することが
できる固体撮像装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による固体撮像装置は、複数の
画素を備え、前記各画素に対して1つ以上の受光部が形
成され、前記1つ以上の受光部に対する光入射用の開口
部を持つ遮光膜を有する固体撮像装置において、前記複
数の画素のうちの全部又は一部の画素の各々について、
当該画素に対応する前記1つ以上の受光部のうちの少な
くとも1つの受光部に対応する前記開口部の全周の少な
くとも一部に沿って(全周の30%以上沿うことが好ま
しく、全周の50%以上沿うことがより好ましく、全周
の70%以上沿うことがより一層好ましい。)、当該少
なくとも1つの受光部と前記遮光膜との間の高さ位置に
おいて、当該開口部から斜めに入射する光である斜光の
一部を反射する斜光反射部が形成されたものである。
【0007】この第1の態様によれば、斜光反射部が形
成されているので、斜光の一部が斜光反射部で反射され
て受光部へ入射する。したがって、受光部の周囲の部分
へ入射する斜光の量が低減されるとともに、受光部に入
射する光量が増えて感度が高まる。その結果、入射する
斜光に伴う不都合が低減される。例えば、スミアが低減
され、感度が高まり、場合によっては、入射光量のモニ
タ精度が高まる。
【0008】なお、前記第1の態様では、複数の画素に
ついて斜光反射部を形成してもよいが、例えば、前記複
数の画素が分布している領域の周辺側の画素についての
み斜光反射部を形成してもよい。これは、例えば、当該
固体撮像装置を電子カメラに搭載する場合、結像レンズ
の光軸は前記領域の中心付近に設定されるので、前記領
域の中心付近の画素にはほとんど傾きのない光が入射す
る一方、周辺側の画素では、前記レンズの光軸からの距
離が大きくなるので、入射する光の傾きが大きくなるた
めである。
【0009】本発明の第2の態様による固体撮像装置
は、前記第1の態様において、前記斜光反射部が、前記
全周の実質的に全体に沿って形成されたものである。
【0010】この第2の態様では、前記全周の実質的に
全体に沿って斜光反射部が形成されているので、斜光の
向きにかかわらずに、受光部の周囲の部分へ入射する斜
光の量を一層低減することができるとともに、受光部に
入射する光量がより増えて一層感度が高まり、好まし
い。
【0011】本発明の第3の態様による固体撮像装置
は、前記第1又は第2の態様において、前記斜光反射部
は、前記遮光膜に対して下方の高さ位置に位置する電極
層又は配線層と同じ材料で構成された反射層を含み、前
記反射層の側面が前記斜光の一部を反射するものであ
る。
【0012】この第3の態様によれば、斜光反射部の少
なくとも一部を構成する反射層の材料が前記電極層又は
配線層と同じ材料(例えば、アルミニウムを主成分とす
る材料)で構成されているので、当該固体撮像装置の製
造に際し、前記配線層を前記電極層又は配線層と同一の
製造工程で形成することができる。このため、斜光反射
部を容易に形成することができ、コストダウンを図るこ
とができる。
【0013】本発明の第4の態様による固体撮像装置
は、前記第1乃至第3のいずれかの態様において、前記
斜光反射部の少なくとも一部は、前記遮光膜に対して下
方の高さ位置に位置する電極層又は配線層と兼用された
ものである。
【0014】この第4の態様によれば、斜光反射部の少
なくとも一部が前記電極層又は配線層と兼用されている
ので、構造が簡単となりコストダウンを図ることができ
る。
【0015】本発明の第5の態様による固体撮像装置
は、前記第1乃至第3のいずれかの態様において、前記
斜光反射部は、前記遮光膜に対して下方の高さ位置に位
置する電極層又は配線層と分離して形成されたものであ
る。
【0016】前記第1乃至第3の態様では、前記第4の
態様のように、斜光反射部の少なくとも一部が前記電極
層又は配線層と兼用されてもよいが、前記第5の態様の
ように、斜光反射部が前記電極層又は配線層と分離され
ていてもよい。
【0017】本発明の第6の態様による固体撮像装置
は、前記第1乃至第5のいずれかの態様において、前記
斜光反射部の少なくとも一部は、スルーホール構造を形
成するものである。ここで、スルーホール構造は、スル
ーホールと同様の構造を意味するが、電気的接続の機能
の有無はいずれでもよい。
【0018】この第6の態様によれば、スルーホール構
造が採用されているので、斜光反射部における有効な反
射面の面積を増大させて斜光に対する反射量を増大させ
ることができ、受光部の周囲の部分へ入射する斜光の量
を一層低減することができるとともに、受光部に入射す
る光量がより増えて一層感度が高まり、好ましい。ま
た、当該固体撮像装置の製造に際し、遮光膜に対して下
方の高さ位置に位置する電極層又は配線層に関するスル
ーホールと同一の製造工程で、斜光反射部のスルーホー
ル構造も形成することができる。このため、斜光反射部
を容易に形成することができ、コストダウンを図ること
ができる。
【0019】本発明の第7の態様による固体撮像装置
は、前記第1乃至第6のいずれかの態様において、前記
斜光反射部は、当該斜光反射部に対応する前記開口部の
中心位置を中心として略々点対称となるように配置され
たものである。
【0020】画素の位置に応じて開口部に入射する斜光
の向きが異なるが、前記第7の態様のように斜光反射部
を略々点対称となるように配置しておけば、画素の位置
による斜光反射部の反射特性(斜光反射部の反射量)の
ばらつきを低減することができ、好ましい。しかも、前
記第7の態様によれば、斜光反射部の開口部に対する配
置をいずれの画素についても同じにすることが可能とな
るため、パターン設計等が容易となる。
【0021】本発明の第8の態様による固体撮像装置
は、前記第1乃至第6のいずれかの態様において、
(a)前記斜光反射部は、当該斜光反射部に対応する画
素の位置に応じて、当該斜光反射部に対応する前記開口
部に対する当該斜光反射部の配置が定められ、(b)前
記複数の画素のうちの少なくとも1つの画素に対応する
前記斜光反射部に対応する前記開口部に対する当該斜光
反射部の配置と、前記複数の画素のうちの他の少なくと
も1つ画素に対応する前記斜光反射部に対応する前記開
口部に対する当該斜光反射部の配置とが、異なるもので
ある。
【0022】この第8の態様によっても、前記第7の態
様と同様に、画素の位置による斜光反射部の反射特性
(斜光反射部の反射量)のばらつきを低減することがで
き、好ましい。
【0023】本発明の第9の態様による固体撮像装置
は、前記第1乃至第8のいずれかの態様において、2次
元状に配列された複数の光電変換部であって、各々が入
射光に応じた信号電荷を生成して蓄積する複数の光電変
換部と、前記複数の光電変換部に対応して設けられた複
数の増幅部であって、各々が、制御領域を有し該制御領
域の電荷に応じた信号出力を生ずる複数の増幅部と、前
記複数の光電変換部に対応して設けられた複数の転送部
であって、前記複数の光電変換部でそれぞれ生成されて
蓄積された信号電荷を前記複数の増幅部の前記制御領域
にそれぞれ転送する複数の転送部と、各々が前記複数の
光電変換部の行毎に設けられた複数の配線と、前記複数
の増幅部に対応して設けられた複数の半導体領域と、前
記複数の光電変換部の行毎に設けられ、当該行に対応す
る前記複数の半導体領域と当該行に対応する前記複数の
増幅部の前記制御領域との間の電気的な接続及び遮断を
制御する複数のスイッチング素子であって、各々が、当
該行に対応する前記複数の半導体領域のいずれかと当該
行に対応する前記複数の増幅部のいずれかの前記制御領
域とをそれぞれ主電極領域とする複数のスイッチング素
子と、を備え、(a)前記複数の半導体領域の全体のう
ちの少なくとも1つの半導体領域は、入射光に応じた信
号電荷を生成するように形成され、(b)前記複数の光
電変換部の行毎に、当該行に対応する前記複数のスイッ
チング素子が導通状態にある場合には、当該行に対応す
る前記複数の増幅部の前記制御領域が当該行に対応する
前記配線に対して電気的に接続された状態となるととも
に、当該行に対応する前記複数のスイッチング素子が遮
断状態にある場合には、当該行に対応する前記複数の増
幅部の前記制御領域が当該行に対応する前記配線に対し
て電気的に遮断された状態となり、(c)前記複数の光
電変換部の行のうち前記少なくとも1つの半導体領域が
関連する各行については、当該行に対応する前記複数の
スイッチング素子が導通状態にある場合には、前記少な
くとも1つの半導体領域が当該行に対応する前記配線に
対して電気的に接続された状態となり、(d)前記光電
変換部が、前記画素に対して形成された前記1つ以上の
受光部のうちの1つの受光部を構成し、(e)前記入射
光に応じた信号電荷を生成するように形成された前記少
なくとも1つの半導体領域が、前記画素に対して形成さ
れた前記前記1つ以上の受光部のうちの他の1つの受光
部を構成するものである。
【0024】この第9の態様は、前記第1乃至第8の態
様を、特開平11−204769号に開示されたよう
な、撮像のために本来的な入射光を受光する撮像用の受
光部(前記光電変換部)の他に、入射光量モニタ用の受
光部(前記半導体領域)も備えている固体撮像装置に、
適用した例である。この第9の態様によれば、例えば、
入射光量を精度良くモニタすることができるなどの効果
を得ることも、可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明による固体撮像装置
について、図面を参照して説明する。
【0026】[第1の実施の形態]
【0027】図1は、本発明の第1の実施の形態による
固体撮像装置の単位画素を模式的に示す概略平面図であ
る。図2は、図1中のX1−X2線に沿った概略断面図
である。図3は、図1中のY1−Y2線に沿った概略断
面図である。図4は、図1中のY3−Y4線に沿った概
略断面図である。図5は、この単位画素の等価回路を示
す回路図である。
【0028】本実施の形態による固体撮像装置は、図1
乃至図5に示す単位画素が2次元マトリクス(m×n)
に配列された構成を有している。この単位画素は、図1
乃至図5に示すように、入射光に応じた信号電荷を生成
して蓄積する光電変換部としてのフォトダイオード1
と、制御領域としてのゲート領域15の電荷に応じた信
号出力(増幅出力)を生ずる増幅部としての接合型電界
効果トランジスタ(以下、「JFET」という)2と、
フォトダイオード1で生成されて蓄積された信号電荷を
JFET2のゲート領域15に転送する転送部としての
ポリシリコンからなる転送ゲート3と、JFET2のゲ
ート領域15の電荷を排出させるとともに当該ゲート領
域15の電位を制御するための駆動信号φRSDが供給
される配線としてのリセットドレイン配線24と、JF
ET2に対応して設けられたP型拡散層(P型半導体領
域)としてのリセットドレイン4と、該リセットドレイ
ン4とJFET2のゲート領域15との間の電気的な接
続及び遮断を制御するスイッチング素子としての絶縁ゲ
ート型トランジスタであるPチャネルMOSFET9で
あって、当該画素のリセットドレイン4と当該画素のJ
FET2のゲート領域15とをそれぞれ主電極領域とす
るとともにリセットゲート5を制御電極とするPチャネ
ルMOSFET9と、を備えている。
【0029】前記フォトダイオード1、JFET2及び
リセットドレイン4は、N型高濃度シリコン基板10の
主表面側上部に形成された低濃度N型エピタキシャル層
11中に形成され、転送ゲート3及びリセットゲート5
はN型エピタキシャル層11上に絶縁膜33を介して形
成されている。
【0030】フォトダイオード1は、図3及び図4に示
すように、N型エピタキシャル層11中に形成されたP
型電荷蓄積領域12と、P型電荷蓄積領域12上部の半
導体表面近傍に形成された高濃度のN型半導体領域13
と、N型エピタキシャル層11とから構成され、埋込型
のフォトダイオードとなっている。
【0031】JFET2は、図2及び図3に示すよう
に、N型エピタキシャル層11中に形成された、P型拡
散層からなるゲート領域15と、このP型ゲート領域1
5中に形成された高濃度のN型ソース領域14及びN型
チャネル領域17と、チャネル領域17を挟んでソース
領域14と向き合う位置の、N型エピタキシャル層11
の部分からなるドレイン領域とから構成され、フォトダ
イオード1の電荷をゲート領域15で受け取り、これを
増幅して出力する。
【0032】図1、図3及び図4に示すように、画素の
周囲領域には、互いに隣接する画素間の分離領域となる
高濃度のN型拡散層16が、フォトダイオード1を構成
するN型ソース領域14及びN型エピタキシャル層11
と連続して形成されている。したがって、フォトダイオ
ード1を構成するPN接合のN型領域(11、13)
と、JFETのN型ドレイン領域(N型エピタキシャル
層11の一部)とは、電気的に接続されている。
【0033】JFET2のP型ゲート領域15はN型チ
ャネル領域17を上下から挟むように形成されており、
基板バイアス効果を抑えて、ソースフォロワ動作のゲイ
ンを高めると同時にゲインばらつきを抑圧する構造とな
っている。
【0034】転送ゲート3は、図3に示すように、フォ
トダイオード1のP型電荷蓄積領域12とJFET2の
P型ゲート領域15との境界領域上に絶縁膜33を介し
て形成されたゲート電極より構成され、フォトダイオー
ド1のP型電荷蓄積領域12で蓄積された電荷をJFE
T2のP型ゲート領域15に転送する。
【0035】すなわち、フォトダイオード1を構成する
PN接合のP型領域(P型電荷蓄積領域12)と、転送
ゲート3と、JFET2のP型ゲート領域15とで、P
チャネルMOSFETが構成されている。
【0036】リセットドレイン4は、図2及び図4に示
すように、N型エピタキシャル層11中に形成された、
P型半導体領域より構成され、フォトダイオード1で生
成蓄積されJFET2のP型ゲート領域15に転送され
た電荷を排出し、また、リセットゲート5を介して(す
なわち、リセットゲート5を有するPチャネルMOSF
ET9により)、JFET2のP型ゲート領域15の電
位を制御する。
【0037】リセットゲート5は、図2に示すように、
JFET2のP型ゲート領域15とP型半導体領域であ
るリセットドレイン4との境界領域上に絶縁膜33を介
して形成されたゲート電極より構成され、JFET2の
P型ゲート領域15とリセットドレイン4との電気的な
接続状態を制御する。すなわち、前述したように、JF
ET2のP型ゲート領域15と、リセットゲート5と、
リセットドレイン4とで、PチャネルMOSFET9が
構成されている。なお、このMOSFET9は、当該画
素のリセットドレイン4と当該画素のJFET2のゲー
ト領域15とをそれぞれ主電極領域とするとともに、リ
セットゲート5を制御電極としている。
【0038】また、当該画素のJFET2のP型ゲート
領域15と行方向の一方側の隣接画素のリセットドレイ
ン4との境界領域上には、ゲート電極(図1及び図2中
の左側のゲート電極)5aが、絶縁膜33を介して形成
されている。また、当該画素のリセットドレイン4と行
方向の他方側の隣接画素のJFET2のP型ゲート領域
15との境界領域上には、ゲート電極(図1及び図2中
の右側のゲート電極)5aが、絶縁膜33を介して形成
されている。すなわち、当該画素のJFET2のP型ゲ
ート領域15と行方向の一方側の隣接画素のリセットド
レイン4とをそれぞれ主電極領域とするとともに図1中
の左側のゲート電極5aを制御電極とする画素間のスイ
ッチング素子としての図1及び図2中の左側のPチャネ
ルMOSFET9a、及び、当該画素のリセットドレイ
ン4と行方向の他方側の隣接画素のJFET2のP型ゲ
ート領域15とをそれぞれ主電極領域とするとともに図
1中の右側のゲート電極5aを制御電極とする画素間の
スイッチング素子としての図1及び図2中の右側のPチ
ャネルMOSFET9aが、形成されている。ゲート電
極5a,5aは、リセットゲート5と同じく、リセット
ゲート配線21と連続してポリシリコンにより形成され
ており、当該リセットゲート配線21によりゲート電極
5a,5a及びリセットゲート5が共通して接続されて
いる。
【0039】さらに、フォトダイオード1で過剰に生成
された電荷をリセットドレイン4に導くオーバーフロー
制御領域6が形成されている。オーバーフロー制御領域
6は、フォトダイオード1のP型電荷蓄積領域12と、
リセットドレイン4との境界領域のN型エピタキシャル
層11内部に形成されたP型半導体領域からなり、フォ
トダイオード1で過剰に生成された電荷をリセットドレ
イン4に導くオーバーフロー動作を制御する。また、オ
ーバーフロー制御領域6上部の半導体表面近傍には、前
述した高濃度のN型半導体領域16が形成されている。
すなわち、フォトダイオード1のP型電荷蓄積領域1
2、P型オーバーフロー制御領域6、リセットドレイン
4を、それぞれ、ソース領域、チャネル領域、ドレイン
領域とし、高濃度のN型半導体領域16及びN型エピタ
キシャル層11をゲート領域とした、PチャネルJFE
Tが形成されている。このPチャネルJFETは、フォ
トダイオード1が標準的な動作をしている場合はカット
オフ(遮断)状態にあり、フォトダイオード1に強い光
が入射して、P型電荷蓄積領域12にある一定量以上の
電荷(この場合はホールによる正電荷)が蓄積される
と、つまり、P型電荷蓄積領域12の電位があるレベル
以上に上昇すると、導通(オン)状態となるように形成
されている。したがって、フォトダイオード1で過剰に
生成された電荷は、オーバーフロー制御領域6を経由し
て、リセットドレイン4に流出する。この過剰電荷は所
定の経路を経由してリセットドレイン配線24から排出
される。オーバーフロー制御領域6上部の半導体表面近
傍に形成された高濃度のN型半導体領域16は、フォト
ダイオード1の表面近傍に形成された、高濃度のN型半
導体領域13と連続して形成されている。したがって、
フォトダイオード1のP型電荷蓄積領域12の半導体表
面近傍は、周囲領域も含めて、高濃度のN型半導体領域
(13及び16)で覆われた構造となり、フォトダイオ
ード1は埋め込みフォトダイオードとなっている。な
お、フォトダイオード1の転送ゲート3側の端部及び転
送ゲート3下部には、構造上、高濃度のN型半導体領域
(13及び16)が形成されていないが、埋め込みフォ
トダイオードの性能(半導体表面の非空乏化による低暗
電流特性)は保持される。これは、フォトダイオード1
が光電変換によって信号電荷の蓄積動作を行っている期
間中は、転送ゲート3は遮断(オフ)状態で、ハイレベ
ルのパルス電圧が印加されており、結果として、この領
域の半導体表面近傍に電子が誘起され、高濃度のN型半
導体領域とされるためである。このように、フォトダイ
オード1は、JFET型の横型オーバーフロードレイン
構造を備えた、埋め込み型のフォトダイオードとなって
おり、オーバーフロー構造によって、ブルーミング、ス
ミア等のにじみの現象を抑圧することができるととも
に、埋め込みフォトダイオードによって、PN接合部に
生じる空乏層が半導体表面に達しないため、暗電流が抑
圧される。また、電荷が転送された後にフォトダイオー
ドに電荷が残らない(完全転送、または完全空乏化によ
る)ため、残像、リセットノイズを抑えた理想的な特性
が得られる。
【0040】その他、ポリシリコンからなる転送ゲート
配線20、ポリシリコンからなるリセットゲート配線2
1、第2層Al膜からなる前述したリセットドレイン配
線24、第1層Al膜による垂直信号線(JFET2の
ソース配線)22も、図に示すように形成されている。
すなわち、各JFET2のN型ソース領域14は、垂直
信号線22により、垂直走査方向(列方向)に各列毎に
共通に接続されている。また、転送ゲート3は転送ゲー
ト配線20により、リセットゲート5はリセットゲート
配線21により、それぞれ水平走査方向(行方向)に各
行毎共通に接続されている。
【0041】本実施の形態では、リセットドレイン配線
24は、遮光膜として兼用されている。リセットドレイ
ン配線24には、フォトダイオード1に対応する領域に
光入射用の開口部24aが形成されるとともに、リセッ
トドレイン4に対応する領域に光入射用の開口部24b
が形成されている。遮光膜としてのリセットドレイン配
線24は、フォトダイオード1及びリセットドレイン4
を除く領域を覆い、この領域を遮光している。なお、リ
セットドレイン配線24は、図面には示していないが、
各行毎に、水平方向のいずれか1つ以上の画素のリセッ
トドレイン4に電気的に接続されている。
【0042】リセットドレイン4は前述したようにP型
半導体領域であり、この下にN型半導体領域(N型エピ
タキシャル層)11が配置され、リセットドレイン4と
N型半導体領域11とは常時逆バイアスされるため(V
DD>φRSD)、リセットドレイン4は、光電変換部
としてのフォトダイオード1とは別の、フォトダイオー
ド40として働く。このフォトダイオード40には、開
口部24bに入射した光に応じて発生した信号電荷(本
例では、ホール)による光電流が発生する。すなわち、
本実施の形態では、半導体領域としてのリセットドレイ
ン4が、入射光に応じた信号電荷を生成するように形成
されている。このように、本実施の形態では、1つの画
素に対して、映像信号を得るために本来的な入射光を受
光する撮像用の受光部としてのフォトダイオード1の他
に、入射光量モニタ用の受光部としてのフォトダイオー
ド40も形成されている。
【0043】そして、本実施の形態では、図1及び図4
に示すように、フォトダイオード1とフォトダイオード
40との間において、フォトダイオード1,40と遮光
膜(リセットドレイン配線)24との間の高さ位置にお
いて、第1層Al膜からなる斜光反射膜60が形成され
ている。斜光反射膜60の両側面は、遮光膜24の配線
24の開口部24a(フォトダイオード1に対応)の全
周の一部及び開口部24b(フォトダイオード40に対
応)の全周の一部にそれぞれ沿っており、それぞれ斜光
反射面を形成している。また、斜光反射膜60と遮光膜
24との間には、開口部24aの全周の一部に沿ってタ
ングステンが充填された溝状のスルーホール61が形成
されるとともに、開口部24bの全周の一部に沿って溝
状のタングステンが充填された溝状のスルーホール62
が形成されている。本実施の形態では、斜光反射膜60
及びスルーホール61が、開口部24aの全周の一部に
沿って形成された斜光反射部を構成している。また、斜
光反射膜60及びスルーホール62が、開口部24bの
全周の一部に沿って形成された斜光反射部を構成してい
る。
【0044】これらの斜光反射部の作用については、後
に詳述する。
【0045】図6は、図1乃至図5に示す単位画素を2
次元マトリックス(m×n)に配列した本実施の形態に
よる固体撮像装置を示す回路図である。
【0046】前述した構造に関する説明からもわかるよ
うに、単位画素となる各画素は、JFET2、転送ゲー
ト3、リセットドレイン4、1画素内に1個存在するリ
セットゲート5、隣接画素に半分ずつ跨る2個のPチャ
ネルMOSFET9a、映像信号を得るために本来的な
入射光を受光する撮像用の受光部としてのフォトダイオ
ード1、及び、入射光量モニタ用の受光部としてのフォ
トダイオード40から構成されている。さらに、リセッ
トドレイン4とJFET2のゲート領域15との間の電
気的な接続及び遮断を制御するスイッチング素子とし
て、JFET2のゲート領域15、リセットゲート5及
びリセットドレイン4で構成されるPチャネルMOSト
ランジスタ9が、1画素内に1個存在している。これら
は、図5に示すように、電気的に接続されている。
【0047】各JFET2のソース領域(S)14は、
マトリクス配置の各列毎に垂直信号線22−1〜22−
n(図5中の垂直信号線22に相当)によってそれぞれ
共通に接続されている。
【0048】各JFET2のドレイン領域(D)は、N
型エピタキシャル層11により全画素共通にドレイン電
源VDDに接続されている。
【0049】転送ゲート3は、マトリクス配置の各行毎
に、転送ゲート配線20−1〜20−m(図5中の転送
ゲート配線20に相当)によって水平走査方向に共通に
接続され、垂直走査回路7に接続されている。そして、
垂直走査回路7から送出される駆動パルスφTG1〜φ
TGmによって、各行毎に動作するようになっている。
【0050】マトリクス配置の各行において、リセット
ドレイン4とJFET2のゲート領域15とが行方向
(水平走査方向)に交互に配置され、各画素間には全て
ゲート電極5aが配置されて前記PチャネルMOSFE
T9aが形成されている。なお、マトリクス配置の各行
において、当該行の画素内の全てのリセットゲート5及
び当該行の画素間のゲート電極5aは、全て各行毎にリ
セットゲート配線21により行方向に共通に接続され、
垂直走査回路7から送出される駆動パルスφRSG1〜
φRSGmによって各行毎に動作し、当該行のスイッチ
ング素子としてのPチャネルMOSFET9,9aは全
て同時にオン・オフすることとなる。
【0051】このため、各行毎に水平方向のいずれか1
つ以上の画素のリセットドレイン4にリセットドレイン
配線24が電気的に接続されていることから、図6から
もわかるように、各行毎に、当該行の全てのMOSFE
T9,9aがオン(導通状態にある)している場合に
は、当該行の全ての画素のJFET2のゲート領域15
及びリセットドレイン4が当該行のリセットドレイン配
線24に対して電気的に接続された状態となり、画素間
のPチャネルMOSFET9aによって当該行の全ての
JFET2のゲート領域15及びリセットドレイン4が
電気的に接続される。したがって、リセットドレイン4
がリセットドレイン配線24に直接的に接続されていな
い画素のJFET2のゲート領域15についても、当該
行のリセットドレイン配線24に対して電気的に接続さ
れた状態となる。また、各行毎に、当該行の全てのMO
SFET9,9aがオフしている(遮断状態にある)場
合には、当該行の全ての画素のJFET2のゲート領域
15が当該行のリセットドレイン配線24に対して電気
的に遮断された状態となる。
【0052】したがって、各行毎に、当該行のリセット
ドレイン配線24に、JFET2のゲート領域15の電
荷を排出させるとともに当該ゲート領域15の電位を制
御するための駆動信号φRSDを与えることにより、こ
の信号を当該行の全ての画素のJFET2のゲート領域
15に与えることができる。
【0053】また、各行について、当該行の全てのPチ
ャネルMOSFET9,9aがオンしている場合には、
画素間のPチャネルMOSFET9aによって当該行の
全てのJFET2のゲート領域15及びリセットドレイ
ン4が電気的に接続されるので、当該行のリセットドレ
イン4は、当該行のPチャネルMOSFET9a及びリ
セットドレイン4を経由して、当該行のリセットドレイ
ン配線24に対して電気的に接続された状態となる。し
たがって、前記開口24bから入射した光に応じて発生
した信号電荷(本実施形態ではホール)による光電流
を、当該行のリセットドレイン配線24から出力させる
ことができる。
【0054】各行について、当該各行のリセットドレイ
ン配線24は、それぞれMOSFET等からなるスイッ
チQAを介して垂直走査回路7の当該行の各駆動パルス
φRSDの出力部にそれぞれ接続され、更に、当該各行
のリセットドレイン24と光量モニタ信号出力端子50
との間にそれぞれスイッチQBが接続されている。各ス
イッチQAのゲート電極には駆動パルスφPDが印加さ
れ、各スイッチQBのゲート電極には駆動パルスφPD
をノットゲート51で反転したパルスが印加されるよう
になっている。本実施の形態では、前記各スイッチQA
及び各スイッチQBが、各行のリセットドレイン配線2
4に、当該行の各画素のJFET2のゲート領域15の
電荷を排出させるとともに当該ゲート領域15の電位を
制御するための駆動信号φRSDが供給される状態と、
当該行のリセットドレイン配線24から当該配線24に
現れた信号を出力させる状態とを、切り替える切替部を
構成している。したがって、本実施の形態では、各画素
のリセットドレイン4で発生した光電流Ipはスイッチ
QBを介して端子50から素子外部へ出力することがで
きる。
【0055】垂直信号線22−1〜22−nは一方にお
いて定電流源26−1〜26−nに接続され、これによ
り定電流源26−1〜26−nから定電流が流れ、JF
ET4と定電流源26−1〜26−nとでソースフォロ
ワ回路を構成している。このソースフォロワ回路の出力
側には、それぞれ読み出し回路としての差分処理回路2
7−1〜27−nに接続されている。差分処理回路27
−1〜27−nは、容量28−1〜28−nとMOSF
ET等のスイッチ29−1〜29−nとから構成されて
いる。スイッチ29−1〜29−nのゲートは共通接続
されて、パルスφNにより動作するようになっている。
差分処理回路27−1〜27−nの出力部は、水平選択
スイッチ39−1〜39−nを介して信号出力線34に
接続されている。水平選択スイッチ39−1〜39−n
は、水平走査回路8から送出されるパルスφH1〜φH
nによって順次動作し、差分処理回路27−1〜27−
nの出力を順次信号出力線34へ出力させる。この出力
は、信号出力線34に接続された出力アンプ35を介し
て外部に出力される。なお、出力信号線34はスイッチ
36を介して接地されている。このスイッチ36は、パ
ルスφRHによって動作するようになっている。
【0056】次に、本実施の形態による固体撮像装置を
搭載した一眼レフデジタルスチルカメラ等を用いて静止
画を撮像する場合の、固体撮像装置と当該カメラのシャ
ッタの駆動タイミングチャートを図7に示す。
【0057】期間T1内の前半の期間T1aで、全画素
の転送ゲート3がオンオフされ、全画素のフォトダイオ
ード1の電荷がJFET2のゲート領域15に転送さ
れ、フォトダイオード1がリセットされる。この時、各
駆動パルスφRSDが電圧VGHとなっており、各駆動
パルスφRSGがローレベルとなってPチャネルMOS
FET9,9aが全てオンになっていることから、JF
ET2のゲート領域15は電圧VGHに設定されてい
る。
【0058】次に、期間T1内の後半の期間T1bで、
各駆動パルスφRSDがハイレベルとされ、この時もP
チャネルMOSFET9,9aが全てオンになっている
ことから、全画素のJFET2のゲート領域15が電圧
VGL(JFET4をオフさせる電位)に設定され、画
素の初期化が終了し、露光状態に入る準備が完了する。
【0059】期間T2では、シャッタ101が開いて露
光状態となる。この時、光量をモニタする機能を有する
前記第1の画素を含む行のPチャネルMOSFET9,
9aが全てオンになっており、かつ、パルスφPDがロ
ーレベルであるためにスイッチQBがオンしてスイッチ
ングQAがオフしているのでリセットドレイン配線24
が出力端子50に接続された状態に切り替わっている。
その結果、各画素で発生した光電流Ipがシャッタ制御
回路の光電流積分回路(図示せず)に流れ、その出力電
圧Vipは、図7に示すように変化する。電圧Vipの
傾きが、固体撮像装置15への入射光強度に比例するの
で電圧Vipをモニタすることにより所望の露光量を露
光中にリアルタイムで求めることができる。すなわち、
図7で光電流積分回路の出力電圧Vipが参照電圧Vc
を越えた時点で、シャッタ制御回路から制御信号を送り
シャッタを閉じる。その後、順次各行を読み出してい
く。
【0060】期間T3で、スイッチQBがオフしてスイ
ッチングQAがオンしているのでリセットドレイン配線
24が垂直走査回路7側に切り替わっている。この時、
PチャネルMOSFET9,9aが全てオンになってい
るので、当該行の駆動パルスφRSDにより、JFET
2のゲート領域15は、電圧VGHに設定され、その
後、PチャネルMOSFET9,9aがオフしてフロー
ティング状態にされる。
【0061】期間T4で、ソースフォロワモードでJF
ET2のソース領域14から信号が読み出され、基準信
号(暗出力)Vrefとして差分処理回路27の容量2
8に保持される。そして、パルスφNがローになってス
イッチ29がオフすると、容量28の出力側(29側)
がフローティングになる。
【0062】期間T5で、フォトダイオード1に蓄積さ
れた光信号電荷が、転送ゲート3を介してJFET2の
ゲート領域15に転送される。この時、容量28の出力
側はフローティングになっているので、JFET2のソ
ース領域14(S)から読み出された光信号(明出力)
Vsと基準信号(暗出力)Vrefの差信号Vs−Vr
efが現れる。
【0063】期間T6で、水平走査回路8により水平選
択スイッチ39が順次オンし、当該行の各画素の差信号
Vs−Vrefが画像信号として容量28−iから読み
出され、出力アンプ35を介して出力端子OUTから出
力される。
【0064】前記期間T3〜T6は各行について順次繰
り返される。
【0065】このように、本実施の形態による固体撮像
装置は、露出中に固体撮像装置へ直接入射する光量をリ
アルタイムでモニタできるため、当該固体撮像装置を用
いたデジタルスチルカメラ等では、入射光量が変化して
も常に最適な露出時間で撮像することができる。なお、
ストロボを使用する場合についても、同様に、TTL調
光して最適な露出時間で撮像することができる。
【0066】ここで、前述した斜光反射部(斜光反射膜
60、スルーホール61,62)の技術的意義につい
て、図8乃至図11に示す比較例としての固体撮像装置
を比較して、説明する。
【0067】図8乃至図11は、図1乃至図4にそれぞ
れ対応している。図8乃至図11において、図1乃至図
4中の要素と同一又は対応する要素には、同一符号を付
し、その重複する説明は省略する。図8乃至図11に示
す固体撮像装置が、本実施の形態による固体撮像装置と
異なる所は、斜光反射部(斜光反射膜60、スルーホー
ル61,62)が形成されていない点のみである。
【0068】この比較例では、図9に示すように、斜め
に入射した入射光100の光量をモニタしている間に、
開口部23を通過した入射光100のうち、斜め入射光
成分の一部は、ポリシリコンからなるリセットゲート5
を通過してJFET2へと光発生電荷を誤混入させるこ
とになり、光量モニタとして入射光量を正確に把握でき
なくなってしまう。
【0069】また、この比較例では、図10に示すよう
に、光量をモニタしている間及び本撮影時の間の双方の
時においても、ポリシリコンからなる転送ゲート3を通
過した入射光により発生した電荷が、JFET2へと誤
混入してしまう。そのため、モニタ精度が低下するとと
もに、本撮影中における感度低下をもたらしてしまう。
【0070】さらに、この比較例では、図11に示すよ
うに、前述した図9の場合と同様に、光量をモニタする
に際し、開口部24aを通過して本来リセットドレイン
4へ入射しようとした光のうち、斜め入射光成分の一部
は、ポリシリコンからなるリセットゲート配線21を通
過して、その発生電荷がP型ラテラルオーバーフロード
レイン拡散層6を介して隣接画素のフォトダイオード1
のP型電荷蓄積領域12(図11中の左端に現れた領域
12)へと誤混入してしまい、光量モニタとして入射光
量を正確に把握できなくなってしまう。これに加えて、
開口部24bを通過してフォトダイオード1に斜め入射
した入射光100のうち、転送ゲート配線20を通過し
て侵入した光により発生した電荷が、フォトダイオード
40を構成するリセットドレイン4へと誤混入してしま
い、光量モニタとしての出力を不正確にさせてしまうと
ともに、本撮影中における感度低下をもたらしてしま
う。
【0071】これに対し、本実施の形態によれば、図2
及び図3の状況は比較例の図9及び図10の状況と同じ
であるが、前述した斜光反射部が形成されていることに
よって、図4に示す状況は比較例の図11の状況と大き
く異なる。
【0072】すなわち、本実施の形態によれば、図4に
示すように、開口部24bを通過して本来リセットドレ
イン4へ入射しようとした光のうち、ポリシリコンから
なるリセットゲート配線21を通過して、図11の場合
にはその発生電荷がP型ラテラルオーバーフロードレイ
ン拡散層6を介して隣接画素のフォトダイオード1のP
型電荷蓄積領域12(図11中の左端に現れた領域1
2)へと誤混入する斜め入射光成分が、1層目のAl膜
からなる斜光反射膜60の側面及びタングステンにて充
填されたスルーホール62の側面にて反射されて、本来
落ちるべきP型リセットドレイン拡散層4へと入射す
る。その結果、隣接画素のフォトダイオード1のP型電
荷蓄積領域12への誤混入を抑制でき、モニタ感度及び
モニタ精度を向上させることができる。
【0073】また、本実施の形態によれば、図4に示す
ように、フォトダイオード1の部分においても同様に、
図11の場合には開口部24aを通過しポリシリコン転
送ゲート配線20を通過してP型リセットドレイン拡散
4へと光発生電荷を誤混入させた斜め入射光成分は、1
層目のAl膜にて形成された斜光反射膜60の側面及び
タングステンにて充填されたスルーホール61の側面に
て反射されて、本来落ちるべきP型フォトダイオード拡
散12へと入射する。その結果、光量モニタ時にリセッ
トドレイン4へ電荷が誤混入してその光量モニタ精度を
低下させることもなく、また本撮影時には感度を向上さ
せることができる。
【0074】斜光反射膜60の材質については、入射光
に対する反射率が高いものが好適であり金属が好ましい
が、プロセス工程の整合性からも、本実施の形態のよう
に、第1層の配線層と同じく、Alを主成分とする第1
層Al膜とすることが好ましい。斜光反射膜60は、本
実施の形態のように電極層又は配線層と分離しておいて
もよいし、電極層又は配線層と兼用してもよい。
【0075】また、第2層のAl膜である遮光膜24と
第1層のAl膜である斜光反射膜60との間の隙間につ
いては、斜め入射光の誤混入の要因となるため、本実施
の形態のように、タングステンで充填したスルーホール
61,62を設けて接続し、その隙間に光が入射するこ
とを抑制することが、好ましい。
【0076】斜光反射部(斜光反射膜50,スルーホー
ル61,62)の配置パターンについては、本実施の形
態のように、光量をモニタするリセットドレイン4の周
辺を取り囲むように近接させて配置することが、斜め入
射光成分を効果的に本来入射すべき位置へと反射させる
上で、好ましい。
【0077】斜光反射部(斜光反射膜50,スルーホー
ル61,62)の配置がリセットドレイン4の中心(す
なわち、開口部24b)に対して非対称性(点対称に関
する非対称性)を顕著に持つと、全ての画素においてリ
セットドレイン4に対する配置パターンを同じにする場
合、光量モニタの感度特性に固体撮像装置の受光領域に
おける各画素の位置に対する依存性が生じてしまい(つ
まり、斜光反射部で反射して本来リセットドレイン4に
落ちる光量が、画素の位置に応じて異なることによっ
て、光量モニタの感度特性が異なってしまい)、好まし
くない。
【0078】すなわち、カメラ等の結像レンズの光軸
は、画素が分布している領域(イメージエリア)の中心
付近に設定されることから、各画素に対する入射光の傾
く向きは前記中心に対して対称性を保ちながら(例え
ば、イメージ領域の中心に対して右側の画素と左側の画
素とでは、入射光の傾く方向が逆になる)、その傾きの
程度が中心から外側へ向かって大きくなっていく(つま
り、周辺部の画素ほどこれに入射する光の傾きは大きく
なっていく)。このため、全ての画素においてリセット
ドレイン4に対する配置パターンを同じにする場合、素
子側で感度特性に非対称性があると、斜光反射部による
斜め入射光の反射効果に非対称性と位置の関係が影響を
及ぼし、固体撮像装置の撮像面内各位置における入射光
量を正確に予測することが困難となっていくからであ
る。
【0079】したがって、各画素における斜光反射部の
配置パターンを同一にする場合、本実施の形態のよう
に、各画素において、開口部24bの中心に対して斜光
反射部を点対称に配置することが、好ましい。各画素に
おける斜光反射部の配置パターンを同一にすると、パタ
ーン設計等が容易になる。
【0080】もっとも、イメージエリアの中心(結像レ
ンズの光軸)に対する画素の位置に応じて、開口部24
bの中心に対する斜光反射部の配置パターン変えれば、
前述したように点対称の配置を採用しなくても、画素間
の感度のばらつきを低減することができる。その一例を
図12に模式的に示す。図12において、碁盤目状のマ
スは、各画素を模式的に示している。また、図12にお
いて、Oは紙面手前にある結像レンズ(図示せず)の光
軸(イメージエリアの中心)を示し、矢印は画素に対す
る入射光線の方向を平面に写像して示している。そし
て、代表として、周辺部の4つの画素についてのみ、リ
セットドレイン4及び開口部24bとこれに対する斜光
反射面60の配置を示している。この例では、開口部2
4bの一辺にのみ斜光反射面60を配置している。
【0081】ところで、以上の説明からわかるように、
中心O付近の画素については、入射光はほとんど傾かな
い。したがって、中心O付近の画素については、必ずし
も斜光反射部を形成する必要はない。
【0082】[第2の実施の形態]
【0083】図13は、本発明の第2の実施の形態によ
る固体撮像装置の単位画素を模式的に示す概略平面図で
ある。図14は、図13中のX9−X10線に沿った概
略断面図である。図15は、図13中のY9−Y10線
に沿った概略断面図である。図16は、図13中のY1
1−Y12線に沿った概略断面図である。これらの図1
3乃至図16は、前記第1の実施の形態を示す図1乃至
図4にそれぞれ対応するとともに、前記比較例を示す図
8乃至図11にそれぞれ対応している。
【0084】図13乃至図16において、図1乃至図4
中の要素と同一又は対応する要素には、同一符号を付
し、その重複する説明は省略する。
【0085】本実施の形態が前記第1の実施の形態と異
なる所は、各画素において、斜光反射膜50,スルーホ
ール61,62が取り除かれ、その代わりに、図13、
図14及び図16に示すように、第1層のAl膜からな
る信号読み出しライン(垂直信号線)22と一体に連続
した斜光反射膜70が、光量をモニタするためのリセッ
トドレイン4の全周(すなわち、開口部24aの全周)
の全体を囲むように、斜光反射部としてリセットドレイ
ン4周辺に形成されている点である。したがって、斜光
反射膜70が、配線層であるライン22と兼用されてい
る。
【0086】本実施の形態によれば、図15の状況は比
較例の図10の状況と同じであるが、前述した斜光反射
膜70が形成されていることによって、図14及び図1
6に示す状況は前述した比較例の図9及び図11の状況
と大きく異なる。
【0087】すなわち、本実施の形態によれば、図14
に示すように、開口部24aを通過した入射光のうちの
斜め入射光成分は、図9の場合と異なり、ポリシリコン
リセットゲート5を通過してJFET2へと光発生電荷
を誤混入させること無く、1層目のAl膜にて形成され
た斜光反射膜70の側面にて反射されて、本来落ちるべ
きリセットドレイン領域4へと入射する。その結果、光
量モニタとしての感度及び精度を向上させることができ
る。
【0088】また、本実施の形態によれば、図16に示
すように、開口部24bを通過して本来リセットドレイ
ン4へ入射しようとする光のうち、ポリシリコンからな
るリセットゲート配線21を通過して、図11の場合に
はその発生電荷がP型ラテラルオーバーフロードレイン
拡散層6を介して隣接画素のフォトダイオード1のP型
電荷蓄積領域12(図11中の左端に現れた領域12)
へと誤混入する斜め入射光成分が、1層目のAl膜から
なる斜光反射膜70の側面にて反射されて、本来落ちる
べきP型リセットドレイン拡散層4へと入射する。その
結果、隣接画素のフォトダイオード1のP型電荷蓄積領
域12への誤混入を抑制でき、モニタ感度及びモニタ精
度を向上させることができる。
【0089】さらに、本実施の形態によれば、図16に
示すように、フォトダイオード1の部分においても同様
に、図11の場合には開口部24aと通過しポリシリコ
ン転送ゲート配線20を通過してP型リセットドレイン
拡散4へと光発生電荷を誤混入させた斜め入射光成分
は、1層目のAl膜にて形成された斜光反射膜70の側
面にて反射されて、本来落ちるべきP型フォトダイオー
ド拡散12へと入射する。その結果、光量モニタ時にリ
セットドレインへ電荷が誤混入してその光量モニタ精度
を低下させることもなく、また本撮影時には感度を向上
させることができる。
【0090】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0091】例えば、本発明は、CCD、CMOSイメ
ージセンサ、他の増幅型イメージセンサなどの種々の固
体撮像装置に適用することもできる。また、本発明は、
各画素に対して単一の受光部を有する固体撮像装置に適
用することもできる。
【0092】本発明による固体撮像装置においては、受
光部を全体的に又は部分的に取り囲んだ斜光反射部が受
光部開口部と半導体基板との間に形成されているので、
開口部から斜めに入射した光を受光部へと反射させるこ
とができ、従ってスミアが防止され感度が増加された固
体撮像装置を提供することができる。
【0093】また、被写体像を撮像するための第1のフ
ォトダイオード(第1の受光部)の他に光量モニタとし
て第2のフォトダイオード(第2の受光部)を単位画素
内に設けた場合には、同様に開口部から斜めに入射した
光を本来落ちるべきフォトダイオードへと反射させるこ
とができ、該2画素間のクロストークを抑制することが
できる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入射する斜光に伴う不都合を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による固体撮像装置
の単位画素を模式的に示す概略平面図である。
【図2】図1中のX1−X2線に沿った概略断面図であ
る。
【図3】図1中のY1−Y2線に沿った概略断面図であ
る。
【図4】図1中のY3−Y4線に沿った概略断面図であ
る。
【図5】図1乃至図4に示す単位画素の等価回路を示す
回路図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態による固体撮像装置
を示す回路図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態による固体撮像装置
とシャッタの駆動タイミングチャートである。
【図8】比較例による固体撮像装置の単位画素を模式的
に示す概略平面図である。
【図9】図8中のX5−X6線に沿った概略断面図であ
る。
【図10】図8中のY5−Y6線に沿った概略断面図で
ある。
【図11】図8中のY7−Y8線に沿った概略断面図で
ある。
【図12】斜光反射部の配置パターンの例を模式的に示
す図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態による固体撮像装
置の単位画素を模式的に示す概略平面図である。
【図14】図13中のX9−X10線に沿った概略断面
図である。
【図15】図13中のY9−Y10線に沿った概略断面
図である。
【図16】図13中のY11−Y12線に沿った概略断
面図である。
【符号の説明】
1,40 フォトダイオード(受光部) 2 JFET 3 転送ゲート 4 リセットドレイン 5 リセットゲート 6 P型のラテラルオーバーフロードレイン拡散層 7 垂直走査回路 8 水平走査回路 9 PチャネルMOSFET 10 高濃度N型シリコン基板 11 低濃度N型エピタキシャル層 12 P型フォトダイオード拡散層 13 N型表面空乏化素子拡散層 14 JFETのN型ソース拡散層 15 JFETのP型ゲート拡散層 16 N型素子分離拡散層 17 JFETのN型チャネル拡散層 18 P型のリセットドレイン拡散層 20 ポリシリコンからなる転送ゲート配線 21 ポリシリコンによるリセットゲート配線 22 1層目Alによる信号読み出し配線 24 2層目ALによる遮光膜を兼用したリセットドレ
イン配線 24a,24b 開口部 60,70 斜光反射膜 61,62 スルーホール 100 入射光

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素を備え、前記各画素に対して
    1つ以上の受光部が形成され、前記1つ以上の受光部に
    対する光入射用の開口部を持つ遮光膜を有する固体撮像
    装置において、 前記複数の画素のうちの全部又は一部の画素の各々につ
    いて、当該画素に対応する前記1つ以上の受光部のうち
    の少なくとも1つの受光部に対応する前記開口部の全周
    の少なくとも一部に沿って、当該少なくとも1つの受光
    部と前記遮光膜との間の高さ位置において、当該開口部
    から斜めに入射する光である斜光の一部を反射する斜光
    反射部が形成されたことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記斜光反射部は、前記全周の実質的に
    全体に沿って形成されたことを特徴とする請求項1記載
    の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記斜光反射部は、前記遮光膜に対して
    下方の高さ位置に位置する電極層又は配線層と同じ材料
    で構成された反射層を含み、前記反射層の側面が前記斜
    光の一部を反射することを特徴とする請求項1又は2記
    載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記斜光反射部の少なくとも一部は、前
    記遮光膜に対して下方の高さ位置に位置する電極層又は
    配線層と兼用されたことを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記斜光反射部は、前記遮光膜に対して
    下方の高さ位置に位置する電極層又は配線層と分離して
    形成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記斜光反射部の少なくとも一部は、ス
    ルーホール構造を形成することを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれかに記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記斜光反射部は、当該斜光反射部に対
    応する前記開口部の中心位置を中心として略々点対称と
    なるように配置されたことを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれかに記載の固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記斜光反射部は、当該斜光反射部に対
    応する画素の位置に応じて、当該斜光反射部に対応する
    前記開口部に対する当該斜光反射部の配置が定められ、 前記複数の画素のうちの少なくとも1つの画素に対応す
    る前記斜光反射部に対応する前記開口部に対する当該斜
    光反射部の配置と、前記複数の画素のうちの他の少なく
    とも1つ画素に対応する前記斜光反射部に対応する前記
    開口部に対する当該斜光反射部の配置とが、異なること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の固体撮
    像装置。
  9. 【請求項9】 2次元状に配列された複数の光電変換部
    であって、各々が入射光に応じた信号電荷を生成して蓄
    積する複数の光電変換部と、 前記複数の光電変換部に対応して設けられた複数の増幅
    部であって、各々が、制御領域を有し該制御領域の電荷
    に応じた信号出力を生ずる複数の増幅部と、 前記複数の光電変換部に対応して設けられた複数の転送
    部であって、前記複数の光電変換部でそれぞれ生成され
    て蓄積された信号電荷を前記複数の増幅部の前記制御領
    域にそれぞれ転送する複数の転送部と、 各々が前記複数の光電変換部の行毎に設けられた複数の
    配線と、 前記複数の増幅部に対応して設けられた複数の半導体領
    域と、 前記複数の光電変換部の行毎に設けられ、当該行に対応
    する前記複数の半導体領域と当該行に対応する前記複数
    の増幅部の前記制御領域との間の電気的な接続及び遮断
    を制御する複数のスイッチング素子であって、各々が、
    当該行に対応する前記複数の半導体領域のいずれかと当
    該行に対応する前記複数の増幅部のいずれかの前記制御
    領域とをそれぞれ主電極領域とする複数のスイッチング
    素子と、 を備え、 前記複数の半導体領域の全体のうちの少なくとも1つの
    半導体領域は、入射光に応じた信号電荷を生成するよう
    に形成され、 前記複数の光電変換部の行毎に、当該行に対応する前記
    複数のスイッチング素子が導通状態にある場合には、当
    該行に対応する前記複数の増幅部の前記制御領域が当該
    行に対応する前記配線に対して電気的に接続された状態
    となるとともに、当該行に対応する前記複数のスイッチ
    ング素子が遮断状態にある場合には、当該行に対応する
    前記複数の増幅部の前記制御領域が当該行に対応する前
    記配線に対して電気的に遮断された状態となり、 前記複数の光電変換部の行のうち前記少なくとも1つの
    半導体領域が関連する各行については、当該行に対応す
    る前記複数のスイッチング素子が導通状態にある場合に
    は、前記少なくとも1つの半導体領域が当該行に対応す
    る前記配線に対して電気的に接続された状態となり、 前記光電変換部が、前記画素に対して形成された前記1
    つ以上の受光部のうちの1つの受光部を構成し、 前記入射光に応じた信号電荷を生成するように形成され
    た前記少なくとも1つの半導体領域が、前記画素に対し
    て形成された前記前記1つ以上の受光部のうちの他の1
    つの受光部を構成する、 ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の固
    体撮像装置。
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