JPH0772561B2

JPH0772561B2 - アクチュエータ群の制御装置

Info

Publication number: JPH0772561B2
Application number: JP59073683A
Authority: JP
Inventors: 和成今里
Original assignee: 三輪精機株式会社
Priority date: 1984-04-12
Filing date: 1984-04-12
Publication date: 1995-08-02
Anticipated expiration: 2010-08-02
Also published as: JPS60220246A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、アクチュエータ群の制御装置に関し、特に、
平行軸型自動変速機におけるシリンダ装置群の制御に使
用して有効なものに関する。

〔従来の技術〕

平行軸型自動変速機においては、複数本のフォークロッ
ドを複数の複動型シリンダ装置によりそれぞれ操作する
ことにより、複数段の変速が行われる。

そして、複数の複動型シリンダ装置を制御するのに電磁
切換弁を使用することが、一般に考えられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、このような場合に電磁切換弁を使用すると、高
価な電磁切換弁が複動型シリンダ装置の数の倍数必要に
なるため、自動変速機がコスト高になるという問題点が
ある。

本発明の目的は、複動アクチュエータ群の制御に当たっ
て使用する電磁切換弁の台数を低減することができるア
クチュエータ群の制御装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係るアクチュエータ群の制御装置は、一対２組
の複動アクチュエータ（１）、（２）と（３）、（４）
の各ポートに圧力を供給する回路中に、第１シフト用電
磁切換弁（９）および第２シフト用電磁切換弁（10）
と、第１組セレクト用パイロット切換弁（11）および第
２組セレクト用パイロット切換弁（12）と、第１個別用
パイロット切換弁（13）および第２個別用パイロット切
換弁（14）とが介設されているとともに、第１組セレク
ト用パイロット切換弁（11）および第２組セレクト用パ
イロット切換弁（12）を切り換える第２セレクト用電磁
切換弁（８）と、第１個別用パイロット切換弁（13）お
よび第２個別用パイロット切換弁（14）を切り換える第
１セレクト用電磁切換弁（７）が設けられており、第１セレクト用電磁切換弁（７）、第２セレクト用電磁
切換弁（８）、第１シフト用電磁切換弁（９）および第
２シフト用電磁切換弁（10）は所定の指令信号により切
り換えられる３ポート２位置電磁切換弁によって構成さ
れているとともに、流体圧源（５）に互いに並列に接続
されており、第１組セレクト用パイロット切換弁（11）および第２組
セレクト用パイロット切換弁（12）は第２セレクト用電
磁切換弁（８）の第１位置から第２位置への切り換えに
よるパイロット圧の印加によって同時に切り換えられる
４ポート２位置切換弁によって構成されており、第１組
セレクト用パイロット切換弁（11）の一方の入力ポート
（11a）が第１シフト用電磁切換弁（９）の負荷ポート
（Ａ）に、また、他方の入力ポート（11b）が第２シフ
ト用電磁切換弁（10）の負荷ポート（Ｂ）に接続されて
いるとともに、第２組セレクト用パイロット切換弁（1
2）の一方の入力ポート（12a）が第１シフト用電磁切換
弁（９）の負荷ポート（Ａ）に、また、他方の入力ポー
ト（12b）が第２シフト用電磁切換弁（10）の負荷ポー
ト（Ｂ）に接続されており、第１個別用パイロット切換弁（13）および第２個別用パ
イロット切換弁（14）は第１セレクト用電磁切換弁
（７）の第１位置から第２位置への切り換えによるパイ
ロット圧の印加によって同時に切り換えられる６ポート
２位置切換弁によって構成されており、第１個別用パイ
ロット切換弁（13）は一対の入力ポート（13a）、（13
b）が第１組セレクト用パイロット切換弁（11）の一対
の出力ポートに接続されているとともに、４箇所の出力
ポート（A1）、（A2）（B1）、（B2）が一対の複動アク
チュエータ（１）、（２）の各ポート（1a）、（2a）、
（1b）、（2b）にそれぞれ接続されており、また、第２
個別用パイロット切換弁（14）は一対の入力ポート（14
a）、（14b）が第２組セレクト用パイロット切換弁（1
2）の一対の出力ポートにそれぞれ接続されているとと
もに、４箇所の出力ポート（A3）、（A4）、（B3）、
（B4）が一対の複動アクチュエータ（３）、（４）の各
ポート（3a）、（4a）、（3b）、（4b）にそれぞれ接続
されており、さらに、第１シフト用電磁切換弁（９）は、第１位置の
状態において負荷ポート（Ａ）が流体圧源（５）から遮
断されるように、かつ、第２位置の状態において負荷ポ
ート（Ａ）が流体圧源（５）に接続されるように構成さ
れており、第２シフト用電磁切換弁（10）は、第１位置の状態にお
いて負荷ポート（Ｂ）が流体圧源（５）から遮断される
ように、かつ、第２位置の状態において負荷ポート
（Ｂ）が流体圧源（５）に接続されるように構成されて
おり、第１組セレクト用パイロット切換弁（11）は、第１位置
の状態において両方の入力ポート（11a）、（11b）が第
１個別用パイロット切換弁（13）の両方の入力ポート
（13a）、（13b）に接続されるように、かつ、第２位置
の状態において両方の入力ポート（11a）、（11b）が第
１個別用パイロット切換弁（13）の両方の入力ポート
（13a）、（13b）から遮断されるように構成されてお
り、第２組セレクト用パイロット切換弁（12）は、第１位置
の状態において両方の入力ポート（12a）、（12b）が第
２個別用パイロット切換弁（14）の両方の入力ポート
（14a）、（14b）から遮断されるように、かつ、第２位
置の状態において両方の入力ポート（12a）、（12b）が
第２個別用パイロット切換弁（14）の両方の入力ポート
（14a）、（14b）に接続されるように構成されており、第１個別用パイロット切換弁（13）は、第１位置の状態
において両方の入力ポート（13a）、（13b）が第１アク
チュエータ（１）にそれぞれ接続された一対の出力ポー
ト（A1）、（B1）に接続されるように、かつ、第２位置
の状態において両方の入力ポート（13a）、（13b）が第
１組の第２アクチュエータ（２）にそれぞれ接続された
一対の出力ポート（A2）、（B2）に接続されるように構
成されており、第２個別用パイロット切換弁（14）は、第１位置の状態
において両方の入力ポート（14a）、（14b）が第２組の
第１アクチュエータ（３）にそれぞれ接続された一対の
出力ポート（A3）、（B3）に接続されるように、かつ、
第２位置の状態において両方の入力ポート（14a）、（1
4b）が第２組の第２アクチュエータ（４）にそれぞれ接
続された一対の出力ポート（A4）、（B4）に接続される
ように構成されていることを特徴とする。

〔作用〕

前記した手段によれば、一対の組セレクト用パイロット
切換弁（11）、（12）と、一対の個別用パイロット切換
弁（13）、（14）とが設けられていることにより、一対
２組の複動アクチュエータ（１）、（２）、（３）、
（４）のうち作動させるべき所望の複動アクチュエータ
をセレクトして、これを所望の方向へシフト（複動の一
方向への作動）させるための電磁切換弁の系統が、これ
ら組セレクト用パイロット切換弁（11）、（12）および
個別用パイロット切換弁（13）、（14）をセレクトする
ためのセレクト用電磁切換弁（７）、（８）の系統と、
セレクトした複動アクチュエータを実際にシフトさせる
ためのシフト用電磁切換弁（９）、（10）との２系統に
分けて機能を受け持たせることができるため４台（一対
２組）の複動アクチュエータ（１）、（２）と（３）、
（４）を複動させるのに使用する電磁切換弁（７）、
（８）（９）、（10）の使用台数は４台で良いというこ
とになる。したがって、複動アクチュエータ群の制御に
当たって、電磁切換弁の使用台数を必要最小限度にまで
低減させることができる。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示す実施例にしたがって説明す
る。

第１図は本発明の一実施例であるアクチュエータ群の制
御装置を示す回路図、第２図、第３図、第４図、第５図
は作用を説明するための各回路図である。

本実施例において、このアクチュエータ群の制御装置
は、自動変速機におけるシフト用アクチュエータとして
の空圧シリンダ装置1,2,3,4を切り換え制御するように
構成されている。第１〜第３シリンダ装置１〜３は中立
位置を有するテレスコープ型の複動シリンダ装置からな
り、それぞれ、リバースと１速、２速と３速、４速と５
速の切り換えを行うように、セレクタフォークロッド
（図示せず）に連結されている。第４シリンダ装置４は
中立位置を有しない複動シリンダ装置からなり、副変速
機構における高速と低速との切り換えを行うようにセレ
クタフォークロッドに連結されている。

これら第１〜第４シリンダ装置１〜４と空圧源５とを結
んで各ポートに空圧を供給する回路中には、第１シフト
用電磁切換弁９および第２シフト用電磁切換弁10と、第
１組セレクト用パイロット切換弁11および第２組セレク
ト用パイロット切換弁12と、第１個別用パイロット切換
弁13および第２個別用パイロット切換弁14とが介設され
ているとともに、第１組セレクト用パイロット切換弁11
および第２組セレクト用パイロット切換弁12を切り換え
る第２セレクト用電磁切換弁８と、第１個別用パイロッ
ト切換弁13および第２個別用パイロット切換弁14を切り
換える第１セレクト用電磁切換弁７が設けられている。

第1,第２セレクト用電磁切換弁7,8および第1,第２シフ
ト用電磁切換弁9,10は電磁操作方式の３ポート２位置切
換弁により構成されて互いに並列に配されており、コン
トロール６からの所定の指令信号によりそれぞれ切り換
え作動するように構成されている。

第1,第２組セレクト用パイロット切換弁11,12は外部パ
イロット操作方式の４ポート２位置切換弁からそれぞれ
構成されている。第1,第２組セレクト用パイロット切換
弁11,12は同時に切り換えられるように機械的に連結さ
れており、第１組セレクト用パイロット切換弁11に配さ
れたパイロット操作部に第２セレクト用電磁切換弁８か
らの出力空圧を印加されることにより切り換えられるよ
うに構成されている。両組セレクト用パイロット切換弁
11,12における第1,第２入力ポート11a,11bおよび12a,12
bは、第1,第２シフト用電磁切換弁9,10における各負荷
ポートＡおよびＢに並列にそれぞれ接続されている。

第1,第２個別用パイロット切換弁13,14は外部パイロッ
ト操作方式の６ポート２位置切換弁からそれぞれ構成さ
れている。第1,第２個別用パイロット切換弁13,14は同
時に切り換えられるように機械的に連結されており、第
１個別用パイロット切換弁13に配されたパイロット操作
部に第１セレクト用電磁切換弁７からの出力空圧を印加
されることにより切り換えられるように構成されてい
る。第１個別用パイロット切換弁13における第1,第２入
力ポート13aおよび13bは、第１組セレクト用パイロット
切換弁11の２つの出力ポートにそれぞれ接続されてお
り、第２個別用パイロット切換弁14における第1,第２入
力ポート14a,14bは、第２組セレクト用パイロット切換
弁12の２つの出力ポートにそれぞれ接続されている。第
１個別用パイロット切換弁13における４つの出力ポート
A1,B1およびA2,B2は、第1,第２シリンダ装置1,2におけ
る両方の圧力室ポート1a,1bおよび2a,2bにそれぞれ接続
されており、第２個別用パイロット切換弁14における４
つの出力ポートA3,B3およびA4,B4は、第3,第４シリンダ
装置3,4における両方の圧力室ポート3a,3bおよび4a,4b
にそれぞれ接続されている。

次に作用を説明する。

ニュートラル第１図にはキースイッチがOFFである場合等における状
態が示されており、第1,第２セレクト用電磁切換弁7,8
および第1,第２シフト用電磁切換弁9,10のいずれかのソ
レノイドにも通電されていない。この状態において、第
1,第2,第３シリンダ装置１、2,3は中立位置を、第４シ
リンダ装置４は低速位置をそれぞれ維持している。

第１図に示された状態において、キースイッチが投入さ
れると、コントローラ６によりソレノイドに通電される
ため、第1,第２シフト用電磁切換弁9,10が切り換わり、
その負荷ポートA,Bから空圧源５の空圧が同時に出力さ
れる。この空圧は、第１シリンダ装置１における両方の
圧力ポート1a,1bが第1,第２シフト用電磁切換弁9,10の
負荷ポートA,Bに第１組セレクト用パイロット切換弁11
および第１個別用パイロット切換弁13を経由してそれぞ
れ連通しているため、第１シリンダ装置１における両方
の圧力室1A,1Bに同時に加わることになる。そして、左
圧力室1Aの圧力により大径ピストンが右限に、右圧力室
1Bの圧力により小径ピストンが左限にそれぞれ位置決め
されるため、第１シリンダ装置１はニュートラル状態を
強制的に維持することになる。

このとき、その他のシリンダ装置2,3,4の各ポートが組
セレクト用パイロット切換弁または個別用パイロット切
換弁において遮断されてそれぞれの両側圧力室に圧力が
封じ込められることにより、第２〜第４シリンダ装置2,
3,4がニュートラル状態を強制的に維持することになる
ように、組セレクト用パイロット切換弁および個別用パ
イロット切換弁は構成されるとともに、所定の初期位置
を維持している。

ニュートラル→リバース前記のニュートラル状態において、第２図に示されて
いるように、コントローラ６により第１シフト用電磁切
換弁９のソレノイドへの通電が切られ、第２シフト用電
磁切換弁10のソレノイドへの通電が維持されると、第２
シフト用電磁切換弁10の負荷ポートＢからのみ空圧源５
の空圧が出力されることになる。この空圧は、第１組セ
レクト用パイロット切換弁11の第２入力ポート11b→第
１個別用パイロット切換弁13の第２出力ポートB1→圧力
室ポート1bを経由して、第１シリンダ装置１における一
方の圧力室1Bに供給される。このとき、第１シリンダ装
置１の他方の圧力室1Aは、圧力室ポート1a→第１個別用
パイロット切換弁13の第１出力ポートA1→第１組セレク
ト用パイロット切換弁11の第１入力ポート11a→第１シ
フト用電磁切換弁９の負荷ポートＡを経由して大気に連
通している。したがって、第１シリンダ装置１において
ピストンが左に移動し、フォークロッドを介して変速機
をリバースに設定することになる。

リバース→ニュートラル第２図の状態において、コントローラ６によりソレノイ
ドに通電されて第１シフト用電磁切換弁９が切り換えら
れると、その負荷ポートＡから空圧源５の空圧が出力さ
れる。この空圧は、第１組セレクト用パイロット切換弁
11の第１入力ポート11a→第１個別用パイロット切換弁1
3の第１出力ポートA1→圧力室ポート1aを経由して、第
１シリンダ装置１における一方の圧力室1Aに供給され
る。このとき、コントローラ６によりソレノイドへの通
電が維持され第２シフト用電磁切換弁10が切り換わって
いるため、第１シリンダ装置１の他方の圧力室1Bにも等
しい空圧が、負荷ポートＢ→第１組セレクト用パイロッ
ト切換弁11の第２入力ポート11b→第１個別用パイロッ
ト切換弁13の第２出力ポートB1→圧力室ポート1bを経由
して、供給されている。

ここで、ピストンの左右の面積差により、左圧力室1Aに
より大径ピストンに作用する力が右圧力室1Bによる力よ
りも勝るため、大径ピストンは右圧力室1Bの圧力により
小径ピストンを押し付けられた状態で右に移動すること
になる。したがって、第１シリンダ装置１においてピス
トンが右に移動して元の中立位置に戻り、フォークロッ
ドを介して変速機をニュートラルに戻すことになる。

ニュートラル→第１速前記ニュートラル状態において、コントローラ６により
第２シフト用電磁切換弁10のソレノイドへの通電が切ら
れ、第１シフト用電磁切換弁９のソレノイドへの通電が
維持されると、第１シフト用電磁切換弁９の負荷ポート
Ａからのみ空圧源５の空圧が出力されることになる。こ
の空圧は、第１組セレクト用パイロット切換弁11の第１
入力ポート11a→第１個別用パイロット切換弁13の第１
出力ポートA1→圧力室ポート1aを経由して、第１シリン
ダ装置１における一方の圧力室1Aに供給される。このと
き、第１シリンダ装置１の他方の圧力室1Bは、圧力室ポ
ート1b→第１個別用パイロット切換弁13の第２出力ポー
トB1→第１組セレクト用パイロット切換弁11の第２入力
ポート11b→第２シフト用電磁切換弁10の負荷ポートＢ
を経由して大気に連通している。したがって、第１シリ
ンダ装置１において小径ピストンが右に移動し、フォー
クロッドを介して変速機を第１速に設定することにな
る。

第１速→ニュートラル前記の第１速の状態において、コントローラ６により
ソレノイドに通電されて第２シフト用電磁切換弁10が切
り換えられると、その負荷ポートＢから空圧源５の空圧
が出力される。この空圧は、第１組セレクト用パイロッ
ト切換弁11の第２入力ポート11b→第１個別用パイロッ
ト切換弁13の第２出力ポートB1→圧力室ポート1bを経由
して、第１シリンダ装置１における一方の圧力室1Bに供
給される。このとき、コントローラ６によりソレノイド
への通電が維持されることにより第１シフト用電磁切換
弁９が切り換わっているため、第１シリンダ装置１の他
方の圧力室1Aにも等しい空圧が、負荷ポートＡ→第１組
セレクト用パイロット切換弁11の第１入力ポート11a→
第１個別用パイロット切換弁13の第１出力ポートA1→圧
力室ポート1aを経由して、供給されている。

ここで、ピストンの左右の面積差により、右圧力室1Bの
圧力により小径ピストンに作用する力が左圧力室1Aにお
ける力よりも勝るため、小径ピストンは左圧力室1Aの圧
力により右限に位置決めされた大径ピストンの内部を左
に移動することになる。したがって、第１シリンダ装置
１において小径ピストンが左に移動して元の中立位置に
戻り、フォークロッドを介して変速機をニュートラルに
戻すことになる。

第２速へのシフト第３図に示されているように、コントローラ６によりソ
レノイドに通電されて第１セレクト用電磁切換弁７が切
り換えられると、空圧源５の空圧がパイロット操作部に
印加されるため、個別用パイロット切換弁13、14は切り
換えられる。

第１セレクト用電磁切換弁７が切り換えられると、コン
トローラ６によりソレノイドに通電されるため、第1,第
２シフト用電磁切換弁9,10が切り換わり、その負荷ポー
トA,Bから空圧源５の空圧が同時に出力される。この空
圧は、第２シリンダ装置２における両方の圧力室ポート
2a,2bが第1,第２シフト用電磁切換弁9,10の負荷ポート
A,Bに第１組セレクト用パイロット切換弁11および第１
個別用パイロット切換弁13を経由してそれぞれ連通して
いるため、第２シリンダ装置２における両方の圧力室2
A,2Bに同時に加わることになる。そして、左圧力室2Aの
圧力により大径ピストンが右限に、右圧力室2Bの圧力に
より小径ピストンが左限にそれぞれ位置決めされるた
め、第２シリンダ装置２はニュートラル状態を強制的に
維持することになる。

このとき、その他のシリンダ装置1,3,4の各ポートが組
セレクト用パイロット切換弁または個別用パイロット切
換弁により遮断されて両側圧力室に圧力が封じ込められ
ることにより、第1,第3,第４シリンダ装置1,3,4がニュ
ートラル状態を強制的に維持することになるように、組
セレクト用パイロット切換弁および個別用パイロット切
換弁は構成されるとともに、所定の初期位置を維持して
いる。

この状態において、第３図に示されているように、コン
トローラ６により第１シフト用電磁切換弁９のソレノイ
ドへの通電が切られ、第２シフト用電磁切換弁10のソレ
ノイドへの通電が維持されると、第２シフト用電磁切換
弁10の負荷ポートＢからのみ空圧源５の空圧が出力され
ることになる。この空圧は、第１組セレクト用パイロッ
ト切換弁11の第２入力ポート11b→第１個別用パイロッ
ト切換弁13の第４出力ポートB2→圧力室ポート2bを経由
して、第２シリンダ装置２における一方の圧力室2Bに供
給される。このとき、第２シリンダ装置２の他方の圧力
室2Aは、圧力室ポート2a→第１個別用パイロット切換弁
13の第３出力ポートA2→第１組セレクト用パイロット切
換弁11の第１入力ポート11a→第１シフト用電磁切換弁
９の負荷ポートＡを経由して大気に連通している。した
がって、第２シリンダ装置２においてピストンが左に移
動し、フォークロッドを介して変速機を第２速に設定す
ることになる。

第２速→ニュートラル第３図の状態において、コントローラ６によりソレノイ
ドに通電されて第１シフト用電磁切換弁９が切り換えら
れると、その負荷ポートＡから空圧源５の空圧が出力さ
れる。この空圧は第２シリンダ装置２における一方の圧
力室2Aに供給される。このとき、コントローラ６により
ソレノイドへの通電が維持され第２シフト用電磁切換弁
10が切り換わっているため、第２シリンダ装置２の他方
の圧力室2Bにも等しい空圧が供給されている。

したがって、前記の作動と同様にして、第２シリンダ
装置２においてピストンが右に移動して元の中立位置に
戻り、フォークロッドを介して変速機をニュートラルに
戻すことになる。

第３速へのシフト前記またはのニュートラル状態において、コントロ
ーラ６により第２シフト用電磁切換弁10のソレノイドへ
の通電が切られ、第１シフト用電磁切換弁９のソレノイ
ドへの通電が維持されると、第１シフト用電磁切換弁９
の負荷ポートＡからのみ空圧源５の空圧が出力されるこ
とになる。この空圧は、第１組セレクト用パイロット切
換弁11の第１入力ポート11a→第１個別用パイロット切
換弁13の第３出力ポートA2→圧力室ポート2aを経由し
て、第２シリンダ装置２における一方の圧力室2Aに供給
される。このとき、第２シリンダ装置２の他方の圧力室
2Bは、圧力室ポート2b→第１個別用パイロット切換弁13
の第４出力ポートB2→第１組セレクト用パイロット切換
弁11の第２入力ポート11b→第２シフト用電磁切換弁10
の負荷ポートＢを経由して大気に連通している。したが
って、第２シリンダ装置２において小径ピストンが右に
移動し、フォークロッドを介して変速機を第３速に設定
することになる。

第３速→ニュートラル前記の第３速の状態において、コントローラ６により
ソレノイドに通電されて第２シフト用電磁切換弁10が切
り換えられると、その負荷ポートＢから空圧源５の空圧
が出力される。この空圧は第２シリンダ装置２における
一方の圧力室2Bに供給される。このとき、コントローラ
６によりソレノイドへの通電が維持されることにより第
１シフト用電磁切換弁９が切り換わっているため、第２
シリンダ装置２の他方の圧力室2Aにも等しい空圧が供給
されている。

したがって、前記の作動と同様にして、第２シリンダ
装置２において小径ピストンが左に移動して元の中立位
置に戻り、フォークロッドを介して変速機をニュートラ
ルに戻すことになる。

第４速へのシフト第４図に示されているように、コントローラ６によりソ
レノイドに通電されて第２セレクト用電磁切換弁８が切
り換えられると、空圧源５の空圧がパイロット操作部に
印加されるため、組セレクト用パイロット切換弁11,12
は切り換えられる。

第２セレクト用電磁切換弁８が切り換えられると、コン
トローラ６によりソレノイドに通電されるため、第1,第
２シフト用電磁切換弁9,10が切り換わり、その負荷ポー
トA,Bから空圧源５の空圧が同時に出力される。この空
圧は第２組セレクト用パイロット切換弁12および第２個
別用パイロット切換弁14を経由して第３シリンダ装置３
における両方の圧力室3A,3Bに同時に加わる。そして、
左圧力室3Aの圧力により大径ピストンが右限に、右圧力
室3Bの圧力により小径ピストンが左限にそれぞれ位置決
めされるため、第３シリンダ装置３はニュートラル状態
を強制的に維持することになる。

このとき、その他のシリンダ装置1,2,4は各ポートが組
セレクト用パイロット切換弁または個別用パイロット切
換弁において遮断されてそれぞれの両側圧力室に圧力が
封じ込められることにより、ニュートラル状態を強制的
に維持されている。

この状態において、第４図に示されているように、コン
トローラ６により第１シフト用電磁切換弁９のソレノイ
ドへの通電が切られ、第２シフト用電磁切換弁10のソレ
ノイドへの通電が維持されると、第２シフト用電磁切換
弁10の負荷ポートＢからのみ空圧源５の空圧が出力され
ることになる。この空圧は、第２組セレクト用パイロッ
ト切換弁12の第２入力ポート12b→第２個別用パイロッ
ト切換弁14の第２出力ポートB3→圧力室ポート3bを経由
して、第３シリンダ装置３における一方の圧力室3Bに供
給される。このとき、第３シリンダ装置３の他方の圧力
室3Aは、圧力室ポート3a→第２個別用パイロット切換弁
14の第１出力ポートA3→第２組セレクト用パイロット切
換弁12の第１入力ポート12a→第１シフト用電磁切換弁
９の負荷ポートＡを経由して大気に連通している。した
がって、第３シリンダ装置３においてピストンが左に移
動し、フォークロッドを介して変速機を第４速に設定す
ることになる。

第４速→ニュートラル第４図の状態において、コントローラ６によりソレノイ
ドに通電されて第１シフト用電磁切換弁９が切り換えら
れると、その負荷ポートＡから空圧源５の空圧が出力さ
れる。この空圧は第３シリンダ装置３における一方の圧
力室3Aに供給される。このとき、コントローラ６により
ソレノイドへの通電が維持され第２シフト用電磁切換弁
10が切り換わっているため、第３シリンダ装置３の他方
の圧力室3Bにも等しい空圧が供給されている。

したがって、前記の作動と同様にして、第３シリンダ
装置３においてピストンが右に移動して元の中立位置に
戻り、フォークロッドを介して変速機をニュートラルに
戻すことになる。

第５速へのシフト第４図に示されている組セレクト用パイロット切換弁1
1,12の切り換え状態において、コントローラ６によりソ
レノイドに通電されて第１シフト用電磁切換弁９が切り
換えられると、その負荷ポートＡから空圧源５の空圧が
出力される。この空圧は、第２組セレクト用パイロット
切換弁12の第１入力ポート12a→第２個別用パイロット
切換弁14の第１出力ポートA3→圧力室ポート3aを経由し
て、第３シリンダ装置３における一方の圧力室3Aに供給
されることになる。このとき、第３シリンダ装置３の他
方の圧力室3Bは、圧力室ポート3b→第２個別用パイロッ
ト切換弁14の第２出力ポートB3→第２組セレクト用パイ
ロット切換弁12の第２入力ポート12b→第１シフト用電
磁切換弁９の負荷ポートＢを経由して大気に連通してい
る。したがって、第３シリンダ装置３においてピストン
が右に移動し、フォークロッドを介して変速機を第５速
に設定することになる。

第５速→ニュートラル前記の第５速の状態において、コントローラ６により
ソレノイドに通電されて第２シフト用電磁切換弁10が切
り換えられると、その負荷ポートＢから空圧源５の空圧
が出力される。この空圧は第３シリンダ装置３における
一方の圧力室3Bに供給される。このとき、コントローラ
６によりソレノイドへの通電が維持されることにより第
１シフト用電磁切換弁９が切り換わっているため、第３
シリンダ装置３の他方の圧力室3Aにも等しい空圧が供給
されている。

したがって、前記の作動と同様にして、第３シリンダ
装置３において小径ピストンが左に移動して元の中立位
置に戻り、フォークロッドを介して変速機をニュートラ
ルに戻すことになる。

低速→高速第５図に示されているように、コントローラ６によりソ
レノイドに通電されて第１セレクト用電磁切換弁７およ
び第２セレクト用電磁切換弁８のいずれもが切り換えら
れると、空圧源５の空圧がパイロット操作部に印加され
るため、個別用パイロット切換弁13,14および組セレク
ト用パイロット切換弁11,12は切り換えられる。

この状態において、第５図に示されているように、コン
トローラ６によりソレノイドに通電されて第２シフト用
電磁切換弁10が切り換えられると、その出力ポートＢか
ら空圧源５の空圧が負荷される。この空圧は、第２組セ
レクト用パイロット切換弁12の第２入力ポート12b→第
２個別用パイロット切換弁14の第４出力ポートB4→圧力
室ポート4bを経由して、第４シリンダ装置４における一
方の圧力室4Bに供給される。このとき、第４シリンダ装
置４の他方の圧力室4Aは、圧力室ポート4a→第２個別用
パイロット切換弁14の第３出力ポートA4→第２組セレク
ト用パイロット切換弁12の第１入力ポート12a→第１シ
フト用電磁切換弁９の負荷ポートＡを経由して大気に連
通している。したがって、第４シリンダ装置４において
ピストンが左に移動し、フォークロッドを介して副変速
機を高速側に設定することになる。

第４シリンダ装置４が高速側へ切り換えられた状態のま
ま、コントローラ６により、第1,第２のセレクト用電磁
切換弁７または８のいずれかが元の位置に戻されると、
第４シリンダ装置４は高速側への切り換え状態を維持す
ることになる。したがって、この高速状態において、前
記した各変速作動が行われると、各段の変速状態は以前
よりも高速に傾向化されることになる。

高速→低速第５図の状態において、第１シフト用電磁切換弁９に通
電され、第２シフト用電磁切換弁10の通電が切られる
と、第４シリンダ装置４の左圧力室4Aに圧力が供給さ
れ、右圧力室4Bが大気に連通するため、第４シリンダ装
置４のピストンは右に移動して低速側に切り換えられ
る。

以上の作動をまとめると、この「発明の詳細な説明」の
欄の末尾に掲載されている第１表および第２表のように
なる。第１表はセレクト用電磁切換弁7,8、そのポート
A,B、パイロット切換弁11〜14、シリンダ装置１〜４の
圧力室1A,1B〜4A,4Bの組合せを、第２表はシフト用電磁
切換弁9,10と変速との関係をそれぞれ示している。

本実施例によれば、４基のシリンダ装置のうちからシフ
ト作動させるべき所望のシリンダ装置経路を準備するよ
うに選択する組セレクト用パイロット切換弁と個別用パ
イロット切換弁とを設けることにより、電磁切換弁の系
統を、これら切換弁をパイロット操作するためのセレク
ト用電磁切換弁系統と、選択したシリンダ装置を実際に
シフトさせるためのシフト用電磁切換弁系統との２系統
に別けることができるため、４系統のフォークロッドを
備えた自動変速機において４基の複動シリンダ装置をシ
フト操作するために使用する電磁切換弁の基数を４基に
低減することができ、自動変速機のコストを減少させる
ことができる。

全体的に空圧回路および機器を使用することにより、構
造および維持管理等を簡略化することができるため、製
造コストおよびランニングコストの低減効果を一層向上
させることができる。

なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であ
ることはいうまでもない。

例えば、空圧は正圧に限らず、負圧を使用してもよい。

制御対象であるアクチュエータはシリンダ装置に限ら
ず、流体圧モータ等であってもよい。

前記実施例では、自動変速機におけるシフト用シリンダ
装置群の制御につき説明したが、これに限定されるもの
ではなく、各種分野におけるアクチュエータ群の制御装
置として適用することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、複数のアクチュ
エータのうちからシフト作動させるべき所望のアクチュ
エータを予備的に選択する組セレクト用パイロット切換
弁と個別用パイロット切換弁とを設けることにより、電
磁切換弁の系統を、これら切換弁をパイロット操作する
ためのセレクト用電磁切換弁系統と、選択したアクチュ
エータを実際にシフトさせるためのシフト用電磁切換系
統との２系統に別けて機能を受け持たせることができる
ため、複数の複動アクチュエータをシフト操作するため
に使用する電磁切換弁の基数を半減させることができ、
コストを低減させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回路図、第２図、第３
図、第４図および第５図は作用を説明するための各回路
図である。 1,2,3,4……シリンダ装置（アクチュエータ）、５……
空圧源、６……コントローラ、7,8……セレクト用電磁
切換弁、9,10……シフト用電磁切換弁、11,12……組セ
レクト用パイロット切換弁、13,14……個別用パイロッ
ト切換弁。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】一対２組の複動アクチュエータ（１）、
（２）と（３）、（４）の各ポートに圧力を供給する回
路中に、第１シフト用電磁切換弁（９）および第２シフ
ト用電磁切換弁（10）と、第１組セレクト用パイロット
切換弁（11）および第２組セレクト用パイロット切換弁
（12）と、第１個別用パイロット切換弁（13）および第
２個別用パイロット切換弁（14）とが介設されていると
ともに、第１組セレクト用パイロット切換弁（11）およ
び第２組セレクト用パイロット切換弁（12）を切り換え
る第２セレクト用電磁切換弁（８）と、第１個別用パイ
ロット切換弁（13）および第２個別用パイロット切換弁
（14）を切り換える第１セレクト用電磁切換弁（７）が
設けられており、第１セレクト用電磁切換弁（７）、第２セレクト用電磁
切換弁（８）、第１シフト用電磁切換弁（９）および第
２シフト用電磁切換弁（10）は所定の指令信号により切
り換えられる３ポート２位置電磁切換弁によって構成さ
れているとともに、流体圧源（５）に互いに並列に接続
されており、第１組セレクト用パイロット切換弁（11）および第２組
セレクト用パイロット切換弁（12）は第２セレクト用電
磁切換弁（８）の第１位置から第２位置への切り換えに
よるパイロット圧の印加によって同時に切り換えられる
４ポート２位置切換弁によって構成されており、第１組
セレクト用パイロット切換弁（11）の一方の入力ポート
（11a）が第１シフト用電磁切換弁（９）の負荷ポート
（Ａ）に、また、他方の入力ポート（11b）が第２シフ
ト用電磁切換弁（10）の負荷ポート（Ｂ）に接続されて
いるとともに、第２組セレクト用パイロット切換弁（1
2）の一方の入力ポート（12a）が第１シフト用電磁切換
弁（９）の負荷ポート（Ａ）に、また、他方の入力ポー
ト（12b）が第２シフト用電磁切換弁（10）の負荷ポー
ト（Ｂ）に接続されており、第１個別用パイロット切換弁（13）および第２個別用パ
イロット切換弁（14）は第１セレクト用電磁切換弁
（７）の第１位置から第２位置への切り換えによるパイ
ロット圧の印加によって同時に切り換えられる６ポート
２位置切換弁によって構成されており、第１個別用パイ
ロット切換弁（13）は一対の入力ポート（13a）、（13
b）が第１組セレクト用パイロット切換弁（11）の一対
の出力ポートに接続されているとともに、４箇所の出力
ポート（A1）、（A2）（B1）、（B2）が一対の複動アク
チュエータ（１）、（２）の各ポート（1a）、（2a）、
（1b）、（2b）にそれぞれ接続されており、また、第２
個別用パイロット切換弁（14）は一対の入力ポート（14
a）、（14b）が第２組セレクト用パイロット切換弁（1
2）の一対の出力ポートにそれぞれ接続されているとと
もに、４箇所の出力ポート（A3）、（A4）、（B3）、
（B4）が一対の複動アクチュエータ（３）、（４）の各
ポート（3a）、（4a）、（3b）、（4b）にそれぞれ接続
されており、さらに、第１シフト用電磁切換弁（９）は、第１位置の
状態において負荷ポート（Ａ）が流体圧源（５）から遮
断されるように、かつ、第２位置の状態において負荷ポ
ート（Ａ）が流体圧源（５）に接続されるように構成さ
れており、第２シフト用電磁切換弁（10）は、第１位置の状態にお
いて負荷ポート（Ｂ）が流体圧源（５）から遮断される
ように、かつ、第２位置の状態において負荷ポート
（Ｂ）が流体圧源（５）に接続されるように構成されて
おり、第１組セレクト用パイロット切換弁（11）は、第１位置
の状態において両方の入力ポート（11a）、（11b）が第
１個別用パイロット切換弁（13）の両方の入力ポート
（13a）、（13b）に接続されるように、かつ、第２位置
の状態において両方の入力ポート（11a）、（11b）が第
１個別用パイロット切換弁（13）の両方の入力ポート
（13a）、（13b）から遮断されるように構成されてお
り、第２組セレクト用パイロット切換弁（12）は、第１位置
の状態において両方の入力ポート（12a）、（12b）が第
２個別用パイロット切換弁（14）の両方の入力ポート
（14a）、（14b）から遮断されるように、かつ、第２位
置の状態において両方の入力ポート（12a）、（12b）が
第２個別用パイロット切換弁（14）の両方の入力ポート
（14a）、（14b）に接続されるように構成されており、第１個別用パイロット切換弁（13）は、第１位置の状態
において両方の入力ポート（13a）、（13b）が第１アク
チュエータ（１）にそれぞれ接続された一対の出力ポー
ト（A1）、（B1）に接続されるように、かつ、第２位置
の状態において両方の入力ポート（13a）、（13b）が第
１組の第２アクチュエータ（２）にそれぞれ接続された
一対の出力ポート（A2）、（B2）に接続されるように構
成されており、第２個別用パイロット切換弁（14）は、第１位置の状態
において両方の入力ポート（14a）、（14b）が第２組の
第１アクチュエータ（３）にそれぞれ接続された一対の
出力ポート（A3）、（B3）に接続されるように、かつ、
第２位置の状態において両方の入力ポート（14a）、（1
4b）が第２組の第２アクチュエータ（４）にそれぞれ接
続された一対の出力ポート（A4）、（B4）に接続される
ように構成されていることを特徴とするアクチュエータ
群の制御装置。
【請求項２】第１組セレクト用パイロット切換弁（11）
と第２組セレクト用パイロット切換弁（12）とが機械的
に連結されているとともに、一方の組セレクト用パイロ
ット切換弁（11）が第２セレクト用電磁切換弁（８）に
よって切り換えられるパイロット切換弁によって構成さ
れており、また、第１個別用パイロット切換弁（13）と第２個別用
パイロット切換弁（14）とが機械的に連結されていると
ともに、一方の組セレクト用パイロット切換弁（13）が
第１セレクト用電磁切換弁（７）によって切り換えられ
るパイロット切換弁によって構成されていることを特徴
とする特許請求の範囲第１項に記載のアクチュエータ群
の制御装置。