JPH0772395B2 - 発光床材 - Google Patents
発光床材Info
- Publication number
- JPH0772395B2 JPH0772395B2 JP1053726A JP5372689A JPH0772395B2 JP H0772395 B2 JPH0772395 B2 JP H0772395B2 JP 1053726 A JP1053726 A JP 1053726A JP 5372689 A JP5372689 A JP 5372689A JP H0772395 B2 JPH0772395 B2 JP H0772395B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flooring
- sheet
- weight
- flooring material
- transparent resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Floor Finish (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は蛍燐光を発するシート状床材に関する。
[従来の技術] 従来のシート状床材には通常充填材として炭酸カルシウ
ムが用いられている。このためシート状床材は不透明で
ある。また床材自体に蛍燐光を発するものは無かった。
ムが用いられている。このためシート状床材は不透明で
ある。また床材自体に蛍燐光を発するものは無かった。
[発明が解決しようとする課題] 従来のシート状床材には夜間災害発生の際停電となった
場合に蛍燐光を発し非常口を示すような安全面の配慮は
されていない。本発明は停電時の暗闇の中で蛍燐光を発
し非常口を示すなどの安全面を配慮したシート状床材を
提供しようとするものである。
場合に蛍燐光を発し非常口を示すような安全面の配慮は
されていない。本発明は停電時の暗闇の中で蛍燐光を発
し非常口を示すなどの安全面を配慮したシート状床材を
提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 前記課題は本発明による全組成成分中に透明樹脂10〜40
重量%,透明樹脂と近似の屈折率を持つ無機フィラー40
〜87重量%、発光顔料30〜20重量%、を含有するシート
状床材により解決される。本発明のシート状床材には通
常のシート状床材の製造方法が利用される。例えば前記
組成成分の材料をバンバリー・ミキサーで加圧混練しつ
いでミキシング・ロールで加熱混練しカレンダー・ロー
ルでシート状にし裁断し製造する。本発明の床材はその
まま使用することは勿論であるが砕いて細片化しこの細
片を従来の塩ビなどの熱可塑性の床材の細片と混合し加
熱してシート化しついでカレンダー・ロールで圧延し、
カッターで切断してスルーチップ系床材として使用する
こともできる。次に本発明に用いられる組成成分につい
て説明する。
重量%,透明樹脂と近似の屈折率を持つ無機フィラー40
〜87重量%、発光顔料30〜20重量%、を含有するシート
状床材により解決される。本発明のシート状床材には通
常のシート状床材の製造方法が利用される。例えば前記
組成成分の材料をバンバリー・ミキサーで加圧混練しつ
いでミキシング・ロールで加熱混練しカレンダー・ロー
ルでシート状にし裁断し製造する。本発明の床材はその
まま使用することは勿論であるが砕いて細片化しこの細
片を従来の塩ビなどの熱可塑性の床材の細片と混合し加
熱してシート化しついでカレンダー・ロールで圧延し、
カッターで切断してスルーチップ系床材として使用する
こともできる。次に本発明に用いられる組成成分につい
て説明する。
透明樹脂としてはポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニル・酢
酸ビニル共重合体,ポリスチレン,ポリメタクリル酸メ
チル,ポリ酢酸ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリビニ
ルアルコールなどが使用できる。そしてこれら樹脂の屈
折率は1.45〜1.63である。とくに好ましい樹脂としては
ポリ塩化ビニル,ポリメタクリル酸メチルを挙ることが
できる。使用量は全組成成分の10〜40%が適し10%未満
ではシート状床材として強度が不足し、40%を越えると
通常用いられるロール圧延方式による加工ではシート状
床材の表面を平滑にすることが困難となる。
酸ビニル共重合体,ポリスチレン,ポリメタクリル酸メ
チル,ポリ酢酸ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリビニ
ルアルコールなどが使用できる。そしてこれら樹脂の屈
折率は1.45〜1.63である。とくに好ましい樹脂としては
ポリ塩化ビニル,ポリメタクリル酸メチルを挙ることが
できる。使用量は全組成成分の10〜40%が適し10%未満
ではシート状床材として強度が不足し、40%を越えると
通常用いられるロール圧延方式による加工ではシート状
床材の表面を平滑にすることが困難となる。
透明樹脂と近似の屈折率をもつ無機フィラー;としては
ネフェリンサイナイト,けい藻土,カオリン,ハロイサ
イト,タルク,白雲母,焼成クレー、ゼオライトなどが
使用できる。これらフィラーの屈折率は1.49〜1.64であ
る。これらフィラーと前記透明樹脂の組み合わせは任意
であるがとくに好ましい組み合わせとしてはポリ塩化ビ
ニルとネフェリンサイナイト,ポリ塩化ビニルとけい藻
土,ポリ塩化ビニルとハロイサイト,ポリメタクリル酸
メチルとゼオライト,を挙げることができる。使用量は
全組成成分中40〜87%が透明樹脂および発光顔料との関
係から適する。
ネフェリンサイナイト,けい藻土,カオリン,ハロイサ
イト,タルク,白雲母,焼成クレー、ゼオライトなどが
使用できる。これらフィラーの屈折率は1.49〜1.64であ
る。これらフィラーと前記透明樹脂の組み合わせは任意
であるがとくに好ましい組み合わせとしてはポリ塩化ビ
ニルとネフェリンサイナイト,ポリ塩化ビニルとけい藻
土,ポリ塩化ビニルとハロイサイト,ポリメタクリル酸
メチルとゼオライト,を挙げることができる。使用量は
全組成成分中40〜87%が透明樹脂および発光顔料との関
係から適する。
発光顔料としては本発明では夜間の突然の暗闇において
発光すれば良いことから蛍光顔料例えばジアミノスチル
ベン、ウラニン、ローダミンB;蓄光顔料例えばCas/Bi,C
aSrS/Bi系,ZnCdS/Cu系;燐光顔料例えば蓄光顔料にプロ
メチウム等の放射性同位体を添加した物を使用すること
ができる。使用量は全固形分の3〜20%で3%未満では
十分な発光が期待できないし20%を越えるとコストの面
から不経済となる。
発光すれば良いことから蛍光顔料例えばジアミノスチル
ベン、ウラニン、ローダミンB;蓄光顔料例えばCas/Bi,C
aSrS/Bi系,ZnCdS/Cu系;燐光顔料例えば蓄光顔料にプロ
メチウム等の放射性同位体を添加した物を使用すること
ができる。使用量は全固形分の3〜20%で3%未満では
十分な発光が期待できないし20%を越えるとコストの面
から不経済となる。
[作用] 本発明のシート状床材において透明樹脂と透明樹脂と近
似の屈折率をもつ無機フィラーは均一に混練成型される
と屈折率が近似するため優れた透明感を有し同時に均一
に分散されている発光樹脂の発光を阻害することがな
い。また発光顔料は3%以上均一に混入されているので
夜間緊急な停電時の暗闇の中でも十分な明るさをしめ
す。
似の屈折率をもつ無機フィラーは均一に混練成型される
と屈折率が近似するため優れた透明感を有し同時に均一
に分散されている発光樹脂の発光を阻害することがな
い。また発光顔料は3%以上均一に混入されているので
夜間緊急な停電時の暗闇の中でも十分な明るさをしめ
す。
[実施例] 実施例1 塩化ビニル樹脂(鐘化社製)22.5重量%、可塑剤(DOP
協和発酵社製)5.5重量%、無機フィラー(ネフェリン
サイナイト白石工業社製)57.5重量%、加工助剤および
安定剤5.5重量%、発光顔料(蓄光タイプLC−GIA(株)
シンロイヒ製)前記材料をバンバリー・ミキサーで加圧
混練し、ミキシング・ロールで加熱混練し、カレンダー
・ロールで厚さ2mm巾350mmの連続シートに圧延しカッタ
ーで304.8mm×304.8mmの発光床材を得た。
協和発酵社製)5.5重量%、無機フィラー(ネフェリン
サイナイト白石工業社製)57.5重量%、加工助剤および
安定剤5.5重量%、発光顔料(蓄光タイプLC−GIA(株)
シンロイヒ製)前記材料をバンバリー・ミキサーで加圧
混練し、ミキシング・ロールで加熱混練し、カレンダー
・ロールで厚さ2mm巾350mmの連続シートに圧延しカッタ
ーで304.8mm×304.8mmの発光床材を得た。
実施例2 実施例1で得た発光床材材をクラッシャーで約5mm×5mm
の細片に砕いた。一方従来の塩ビ系床材を同様に約5mm
×5mmの細片に砕いた。蛍光床材の細片と従来の塩ビ系
床材の細片を1:9の割合で混ぜ160℃に加熱してシーティ
ングロールでシート化しカレンダーロールで2mmの厚さ
に圧延し、カッターで裁断し304.8mm×304.8mmのスルー
・チップ系床材を得た。実施例1および2で得た発光床
材はいずれも暗闇の中で十分に発光した。
の細片に砕いた。一方従来の塩ビ系床材を同様に約5mm
×5mmの細片に砕いた。蛍光床材の細片と従来の塩ビ系
床材の細片を1:9の割合で混ぜ160℃に加熱してシーティ
ングロールでシート化しカレンダーロールで2mmの厚さ
に圧延し、カッターで裁断し304.8mm×304.8mmのスルー
・チップ系床材を得た。実施例1および2で得た発光床
材はいずれも暗闇の中で十分に発光した。
[発明の効果] 本発明による床材は夜間の災害時に停電し突然の暗闇と
なっても発光するため予め非常口に向かって敷設してお
けば暗闇でも安全に非常口に到達することができる。
なっても発光するため予め非常口に向かって敷設してお
けば暗闇でも安全に非常口に到達することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−23847(JP,A) 特開 昭50−139871(JP,A) 特開 昭52−77154(JP,A) 特開 昭61−2960(JP,A) 特開 昭61−296054(JP,A) 実開 昭62−91834(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】全組成成分中に透明樹脂10〜40重量%,透
明樹脂と近似の屈折率を持つ無機フィラー40〜87重量
%、発光顔料3〜20重量%、を含有するシート状床材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1053726A JPH0772395B2 (ja) | 1989-03-08 | 1989-03-08 | 発光床材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1053726A JPH0772395B2 (ja) | 1989-03-08 | 1989-03-08 | 発光床材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02234984A JPH02234984A (ja) | 1990-09-18 |
JPH0772395B2 true JPH0772395B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=12950835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1053726A Expired - Fee Related JPH0772395B2 (ja) | 1989-03-08 | 1989-03-08 | 発光床材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0772395B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH086937Y2 (ja) * | 1991-02-19 | 1996-02-28 | 浩文 森山 | 外壁用発光性シート部材 |
US5374377A (en) * | 1993-01-19 | 1994-12-20 | Achilles Corporation | Phosphorescent polyvinyl chloride films |
CA2691830C (en) * | 2007-07-09 | 2014-07-29 | Unimin Corporation | Nepheline syenite powder with controlled particle size and novel method of making same |
US10421259B2 (en) | 2015-08-19 | 2019-09-24 | Achilles Usa, Inc. | Perforated polyolefin films |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4923847A (ja) * | 1972-06-28 | 1974-03-02 | ||
JPS5643850B2 (ja) * | 1974-04-30 | 1981-10-15 | ||
JPS5277154A (en) * | 1975-12-24 | 1977-06-29 | Seiko Epson Corp | Transparent palstic molded articles |
JPS61296054A (ja) * | 1985-06-25 | 1986-12-26 | Somar Corp | 透明な硬化物の製造用エポキシ樹脂組成物 |
JPS6291834U (ja) * | 1985-11-29 | 1987-06-12 |
-
1989
- 1989-03-08 JP JP1053726A patent/JPH0772395B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02234984A (ja) | 1990-09-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3720354B2 (ja) | 床仕上材 | |
KR930009285B1 (ko) | 불꽃 저지성 방화직물 및 방화직물에 불꽃 저지성을 부여하는 방법 | |
JPH0772395B2 (ja) | 発光床材 | |
JP4882144B2 (ja) | 壁紙の製造方法 | |
EP1439953B1 (en) | Electrically conductive covering material | |
JP4319741B2 (ja) | 壁装用シート | |
JP4190580B2 (ja) | 床おおいとそれに使用するフィルム | |
ATE470751T1 (de) | Lose bodenfliese mit rutschfestem trägermaterial auf pvc-basis | |
KR200360252Y1 (ko) | 친환경 방염 인테리어시트 | |
JPH08118577A (ja) | 立体模様を有する内装材 | |
MX2007008853A (es) | Panel permeable uv translucido que muestra propiedades para el reflejo de rayos infrarrojos. | |
JPS606429B2 (ja) | 内装材 | |
EP0447445B1 (en) | Plastic covering for floors | |
JPH0256295B2 (ja) | ||
JP2002069859A (ja) | 化粧シート | |
JP2004216773A (ja) | 化粧板及びその製造方法 | |
JP2000129855A (ja) | 屋外用シート | |
JP4780358B2 (ja) | 化粧シート | |
JP3546320B2 (ja) | 発光性床材 | |
CN210526001U (zh) | 一种蓄光膜 | |
JP2003246018A (ja) | 陶磁器調の熱可塑性樹脂製積層シート | |
JP2003286668A (ja) | 床用表層材及び床材 | |
EP1597071B1 (en) | Flame retardant surface coverings | |
KR100723364B1 (ko) | 새집 증후군을 감소시키기 위한 축광성 벽지 | |
JP2008119884A (ja) | 散布用蓄光チップの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |