JPH0772252A - 画像信号読出方法 - Google Patents

画像信号読出方法

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JPH0772252A
JPH0772252A JP5217302A JP21730293A JPH0772252A JP H0772252 A JPH0772252 A JP H0772252A JP 5217302 A JP5217302 A JP 5217302A JP 21730293 A JP21730293 A JP 21730293A JP H0772252 A JPH0772252 A JP H0772252A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射線検出器から画像信号を読み出す方法に
おいて、得られた画像信号のダイナミックレンジを確保
することができるようにする。 【構成】 照射された放射線を可視光に変換するシンチ
レータと、シンチレータにより変換された可視光をそれ
ぞれ検出して被写体の放射線画像を担持する画像信号に
変換する光電変換部18および蓄積された画像信号を読み
出すための転送部19からなる固体光検出素子23を2次元
状に多数配してなる固体光検出器2とからなる放射線検
出器から画像信号を読み出すための画像信号読出方法に
おいて、放射線検出器に放射線が照射されている間に、
走査パルス発生器21からパルスを送ることにより転送部
19より複数回の画像信号の読出しを行い、読み出された
複数の画像信号を各固体光検出素子23毎に加算して出力
する。これにより転送部19の蓄電容量を越えたダイナミ
ックレンジの画像信号を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像信号読出方法、とく
に詳細には画像情報を担持する放射線を検出して画像信
号に変換して出力する放射線検出器から画像信号を読み
出す方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、医療診断を目的とする放射線
撮影の医療用放射線撮影、物質の非破壊検査等を目的と
する工業用放射線撮影等の種々の分野における放射線撮
影において、増感紙と放射線写真フイルムとを組合せた
いわゆる放射線写真法が利用されている。この方法によ
れば、被写体を透過したX線等の放射線が増感紙に入射
すると,増感紙に含まれる蛍光体はこの放射線のエネル
ギーを吸収して蛍光(瞬時発光)を発する。この発光に
より、増感紙に密着させるように重ね合わされた放射線
写真フイルムが感光し、放射線写真フイルム上には放射
線画像が形成される。このようにして放射線画像は直接
に放射線フイルム上に可視化された画像として得ること
ができる。
【0003】一方、放射線写真フイルムに記録された放
射線画像を光電的に読み取って画像信号を得、この画像
信号に適切な画像処理を施した後、画像を再生記録する
ことが種々の分野で行われている。たとえば、後の画像
処理に適合するように設計されたガンマ値の低いフイル
ムを用いてX線画像を記録し、このX線画像が記録され
たフイルムからX線画像を読み取って電気信号に変換
し、この電気信号(画像信号)に画像処理を施した後コ
ピー写真等に可視像として再生することにより、コント
ラスト,シャープネス,粒状性等の画質性能の良好な再
生画像を得ることが行われている(特公昭61-5193 号公
報参照)。
【0004】また本願出願人により、放射線(X線,α
線,β線,γ線,電子線,紫外線等)を照射するとこの
放射線エネルギーの一部が蓄積され、その後可視光等の
励起光を照射すると蓄積されたエネルギーに応じて輝尽
発光を示す蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、
人体等の被写体の放射線画像情報を一旦シート状の蓄積
性蛍光体に記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザー
光等の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られ
た輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を得、この
画像データに基づき被写体の放射線画像を写真感光材料
等の記録材料、CRT等に可視像として出力させる放射
線画像記録再生システムがすでに提案されている(特開
昭55-12429号,同56-11395号,同55-163472 号,同56-1
04645 号,同55- 116340号等)。
【0005】このシステムは、従来の銀塩写真を用いる
放射線写真システムと比較して極めて広い放射線露出域
にわたって画像を記録しうるという実用的な利点を有し
ている。すなわち、蓄積性蛍光体においては、放射線露
光量に対して蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光
の光量が極めて広い範囲にわたって比例することが認め
られており、従って種々の撮影条件により放射線露光量
がかなり大幅に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放
射される輝尽発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設
定して光電変換手段により読み取って電気信号に変換
し、この電気信号を用いて写真感光材料等の記録材料、
CRT等の表示装置に放射線画像を可視像として出力さ
せることによって、放射線露光量の変動に影響されない
放射線画像を得ることができる。
【0006】しかしながら、このような放射線写真シス
テムにより放射線画像を得るためには、上述した放射線
画像を直接可視化する際に、撮影に用いる放射線写真フ
イルムと増感紙との感度領域を一致させて撮影を行う必
要がある。
【0007】また、上述した放射線写真フイルム、蓄積
性蛍光体シートを用いて光電的に放射線画像を読み取る
システムにおいては、上述したように放射線画像に画像
処理をおこなって目的に応じた濃度およびコントラスト
を有するように調整したり、放射線画像を一旦電気信号
に変換しなければならず、そのための画像読取装置を用
いて読取り走査を行う必要があり、放射線画像を得るた
めの操作が煩雑なものとなり、放射線画像を得るまでの
時間がかかるものとなっている。
【0008】そこで、従来のシステムにおける上記のよ
うな問題点を解決するために、放射線検出器が提案され
ている(例えば特開昭59-211263 号公報、特開平2-1640
67号公報、PCT国際公開番号WO92/06501号、Signa
l,noise,and read out considerations in the develop
ment of amorphous silicon photodiode arraysfor rad
iotherapy and diagnostic x-ray imaging ,L.E.Anton
uk et.al ,University of Michigan,R.A.Street Xero
x,PARC,SPIE Vol.1443 Medical Imaging V;Image Phy
sics(1991) ,p.108-119 )。
【0009】この放射線検出器は、例えば厚さ3mm の石
英ガラスからなる基板にアモルファス半導体膜を挟んで
透明導電膜と導電膜とからなるマトリクス状に配された
複数の固体光検出素子および互いに直交するようにマト
リクス状にパターン形成される複数の信号線と走査線と
から構成されている固体光検出器に放射線を可視光に変
換するシンチレータを積層することにより構成されてな
るものである。
【0010】この放射線検出器をシンチレータが放射線
入射側の面を向くように配置し、放射線検出器に被写体
を透過した放射線を照射することにより、放射線がシン
チレータに直接入射して可視光に変換され、この変換さ
れた可視光が各固体光検出素子の光電変換部により検出
されて放射線画像情報を担持する画像信号に光電変換さ
れる。この画像信号は、放射線検出器の各固体光検出素
子に設けられた転送部から所定の読み出し手段により読
み出され、所定の画像処理がなされた後にCRT等の再
生手段により再生される。このような放射線検出器を用
いることにより、被写体の放射線画像を煩雑な操作を行
うことなく直ちに再生することができ、直ちにリアルタ
イムで放射線画像を得ることができ、上述した放射線写
真システムの欠点を解消することができる。
【0011】一方、上述した放射線検出器において、シ
ンチレータを除去し、直接放射線を検出するタイプのも
のも提案されている。例えば、(i) 放射線の透過方向の
厚さが通常のものより10倍程度厚く設定された固体光検
出器(MATERIAL PARAMETERS IN THICK HYDROGENATED AM
ORPHOUS SILICON RADIATION DETECTORS,Lawrence Berke
ley Laboratory.University ofCalifornia,Berkeley.CA
94720 Xerox Parc.Palo Alto.CA 94304) 、あるいは、
(ii)放射線の透過方向に、金属板を介して2つ以上積層
された固体光検出器(Metal/Amorphous Silicon Multila
yer Radiation Detectors,IEE TRANSACTIONS ONNUCLEAR
SCIENCE.VOL.36.NO.2.APRIL 1989) 、あるいは、(iii)
CdTe等の半導体放射線検出器(特開平1-216290号
公報)等が提案されている。このような放射線検出器は
シンチレータを介すことなく直接に放射線を検出して電
気信号等に変換して出力するものであり、上述したシン
チレータを用いた放射線検出器と同様に上述した従来の
システムの欠点を解消することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した放射線検出器
から出力された画像信号を再生する際に高画質の画像を
得るためには、照射される放射線量をある程度大きくす
ることにより画像のダイナミックレンジを十分に確保す
る必要がある。しかしながら、上述した放射線検出器に
おいては、光電変換部の容量の飽和特性や読出回路の飽
和特性により、ある程度の線量の放射線を照射しても出
力される画像信号の最大値が制限され、得られる画像信
号のレンジが制限されてしまうものであった。したがっ
て、得られた画像信号のダイナミックレンジを十分に確
保することができなかった。
【0013】本発明は上記事情に鑑み、放射線検出器に
より得られる画像信号のダイナミックレンジを十分に確
保することができる放射線検出器からの画像信号の読出
方法を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の画像
信号読出方法は、画像情報を担持する放射線を検出して
全体として該画像情報を担持する画像信号に変換して蓄
積するとともに、該蓄積された画像信号を読み出すため
の転送部を備えた2次元状に配された多数の固体光検出
素子からなる放射線検出器から前記画像信号を読み出す
ための画像信号読出方法において、該放射線検出器によ
り前記放射線が検出されている間に、前記転送部より複
数回の前記画像信号の読出しを行い、該読み出された複
数の画像信号を前記各固体光検出素子毎に加算して出力
することを特徴とするものである。
【0015】ここで、放射線検出器とは前述したような
画像情報を担持する放射線を可視光に変換するシンチレ
ータとシンチレータの各部により変換された可視光を検
出して画像情報を担持する画像信号に光電変換して出力
する固体光検出器とを積層させたもの、およびシンチレ
ータを配することなく直接放射線を検出して画像信号を
出力するもののいずれをも含むものである。
【0016】また、固体光検出素子における「光」と
は、シンチレータにより変換された可視光のみならず、
素子に直接照射される放射線をも含むものである。
【0017】さらに、「放射線検出器により放射線が検
出されている」とあるが、放射線が検出されている状態
とは、「放射線検出器に放射線が照射されている」状態
をも含むものである。
【0018】また、本発明による第2の画像信号読出方
法は、本発明による第1の画像信号読出方法において、
前記画像信号を複数回読み出す読出し間隔を変化させ、
前記複数回読み出して得られた複数の画像信号のうち、
所定の読出し間隔で読み出した一つの画像信号と該所定
の読出し間隔に対して所定の比率の短い間隔で読み出し
た他の画像信号について、該各画像信号のうち前記一つ
の画像信号が飽和状態にある場合、前記他の画像信号に
対して前記所定の比率の逆数に対応する重み付けを行っ
て該重み付けを行った画像信号を出力することを特徴と
するものである。
【0019】ここで、画像信号が飽和するとは、光電変
換部の容量の飽和特性や画像信号の読出回路の飽和特性
によりある程度の線量の放射線を照射しても出力される
画像信号の最大値が制限され、得られる画像信号のレン
ジが制限されてしまうことをいう。
【0020】さらに、本発明による第3の画像信号読出
方法は、被写体を透過して照射された放射線を検出して
全体として前記被写体の放射線画像を担持する画像信号
に変換して蓄積するとともに、該蓄積された画像信号を
読み出すための転送部を備えた2次元状に配された多数
の固体光検出素子からなる放射線検出器から前記画像信
号を読み出すための画像信号読出方法において、前記被
写体に前記放射線を所定間隔で複数回照射し、該放射線
の照射に同期させて前記転送部より複数回の前記画像信
号の読出しを行い、該読み出された複数の画像信号を前
記各固体光検出素子毎に加算して出力することを特徴と
するものである。
【0021】
【作用】本発明による画像信号読出方法は、放射線検出
器に放射線が検出されている間に転送部より複数回の画
像信号の読み出しを行い、読み出された複数の画像信号
を加算して出力するようにしたものである。このため、
出力される画像信号の最大値が光電変換部の容量あるい
は画像信号の読出回路の飽和特性により制限されてしま
っても、画像信号を加算することにより飽和した画像信
号のレベル以上の画像信号を得ることができる。例え
ば、加算を2回行うことにより画像信号のレベルは2倍
(0.3 桁向上)となり、加算を10回行うことにより画像
信号のレベルは10倍(1桁向上)となる。したがって、
得られる画像信号のダイナミックレンジを十分に確保す
ることができる。
【0022】また、本発明による第2の画像信号読出方
法は、画像信号を複数回読み出す読出し間隔を変化さ
せ、得られた複数の画像信号のうち、所定の読出し間隔
で読み出した一つの画像信号と所定の読出し間隔に対し
て所定の比率の短い間隔で読み出した他の画像信号につ
いて、各画像信号のうち一つの画像信号において光電変
換部の容量が飽和状態にある場合、他の画像信号に対し
て所定の比率の逆数に対応する重み付けを行って、重み
付けを行った画像信号を出力するようにしたものであ
る。このため、一つの画像信号が飽和し、画像信号のレ
ベルの最大値が制限されている場合であっても、他の画
像信号について所定倍の重み付けをすることにより、光
電変換部あるいは読出回路の飽和特性を超えた画像信号
を得ることができる。したがって、得られる画像信号の
ダイナミックレンジを十分に確保することができる。
【0023】さらに、被写体に放射線を所定間隔で複数
回照射し、放射線の照射に同期させて転送部より複数回
の画像信号の読出しを行い、この複数の画像信号を各固
体光検出素子毎に加算して出力するようにすれば、本発
明による第1の画像信号読出方法と同様に十分なダイナ
ミックレンジの画像信号を得ることができる。
【0024】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例について
説明する。
【0025】図1は本発明による画像信号読出方法の第
1実施例を実施するための放射線検出器を用いた画像信
号読出システムを表す図である。図1に示すように、本
発明による画像信号読出方法を実施するためのシステム
は、照射された放射線を可視光に変換する図示しないシ
ンチレータと、このシンチレータにより変換された可視
光を検出し、この可視光を被写体の放射線画像を担持す
る画像信号に光電変換する光電変換部18およびこの光電
変換部18に蓄積された画像信号を読み出す転送部19から
なる固体光検出素子23を2次元状に複数配してなる固体
光検出器2とを積層させて放射線検出器を構成している
ものである。なお、各固体光検出素子23は図1に示す
ように走査線20a ,信号線20b により接続されてお
り、走査線20aは図1の水平方向に延在して走査パルス
発生器21および各固体光検出素子23の転送部19(トラン
ジスタ)のゲートと接続されている。一方、信号線20b
は図1の垂直方向に延在して転送レジスタ22および各転
送部19のドレインと接続されている。
【0026】ここで、固体光検出素子23の詳細について
説明する。図2は固体光検出素子23の詳細を表す図であ
る。図2に示すように固体光検出素子23は、樹脂シート
からなる基板11の上にパターン成形した導電膜からなる
信号線12A ,12B があり、アモルファスシリコン13と透
明電極14とからなる光電変換部18としてのフォトダイオ
ード15、アモルファスシリコン16およびアモルファスシ
リコン16内に設けられた転送電極16A(ゲート)からなる
転送部19としての薄膜トランジスタ17により構成されて
なるものである。ここで信号線12B はドレインであり、
前述した信号線20b と接続されており、転送電極16A は
走査線20a と接続されている。そしてこのように構成さ
れた固体光検出素子23を2次元状に複数配置することに
より固体光検出器2が構成され、この固体光検出器2を
Gd2 2 S,CsI等の蛍光体からなるシンチレータ
3と積層させることにより放射線検出器が構成されてい
るものである。
【0027】次いで本発明による画像信号読出システム
の動作について説明する。
【0028】図3は本発明による画像信号読出方法を実
施するためのシステムの動作を説明するための図であ
る。
【0029】図3に示すように、X線源4より発せられ
たX線5は被写体6に照射され、被写体6を透過する。
被写体6を透過したX線5は放射線検出器1に照射され
る。放射線検出器1に照射されたX線5はシンチレータ
3に照射され可視光に変換される。変換された可視光は
固体光検出器2を構成する各固体光検出素子23の光電変
換部18としてのフォトダイオード15により受光され、こ
のフォトダイオード15において信号電荷が発生する。
このようにして、各固体光検出素子23において可視光
の発光輝度、すなわち入射した放射線の強度に比例した
信号電荷が発生する。
【0030】次いで、走査パルス発生器21から最上列の
各固体光検出素子23に備えられた転送部19に転送パルス
が送られ、最上列の各固体光検出素子23の転送部19のス
イッチは「入」状態(固体光検出素子23の転送電極16A
に電圧がかかり、信号線12A,12B 間を電流が流れる状
態)となる。すなわち、フォトダイオード15で発生した
信号電荷は転送部19としての薄膜トランジスタ17を通じ
て転送される。これにより、最上列の各固体光検出素子
23の信号電荷は転送レジスタ22に同時に送られる。転送
レジスタ22の出力端子22a からは各固体光検出素子23毎
の電気信号(画像信号)Sが時系列的に取り出される。
【0031】このようにして、最上列から最下列へと順
次、各列に走査パルス発生器21から転送パルスが送ら
れ、各列の各固体光検出素子23からの画像信号Sが出力
端子22a から時系列的に出力される。
【0032】そしてこのような、走査パルス発生器21か
らパルスを送ることによる画像信号Sを出力させる処理
を、被写体6にX線5が照射されている間に複数回行
う。この複数回の画像信号Sを出力させる時間間隔は、
転送部19が飽和状態になるまでの時間とし、数msから数
十ms程度の間隔とするものである。
【0033】このようにして出力された画像信号Sは、
図3に示す画像処理手段7に入力され、各固体光検出素
子23毎に加算される。そしてこのように加算された画像
信号S′は再生手段8に入力され、可視像として再生さ
れる。
【0034】このように被写体6を透過したX線5が照
射されている間に複数回の画像信号Sの読出しを行い、
この画像信号Sを各固体光検出素子23毎に加算すること
により、固体光検出素子23の飽和レベルを越える画像信
号Sを得ることができ、加算された画像信号Sはダイナ
ミックレンジの広いものとなる。したがって、加算され
た画像信号Sを再生すれば、ダイナミックレンジが確保
された高画質の画像を得ることができる。
【0035】なお、再生手段8としては、CRT等の電
子的に表示するもの、CRT等に表示された放射線画像
をビデオプリンタ等に記録するものなど種々のものを採
用することができる。また、被写体6の放射線画像は磁
気テープ、光ディスク等に記録保存するようにしてもよ
い。
【0036】次いで本発明の第2実施例について説明す
る。
【0037】本発明による画像信号読出方法の第2実施
例は、上述した本発明による画像信号読出方法の第1実
施例における画像信号を読み出す間隔を変化させること
を特徴とするものである。すなわち、図1に示す走査パ
ルス発生器2からパルスを送る間隔を変化させるもので
ある。例えば、画像信号の読出し間隔を10msと1msの間
隔として、画像信号を2回読み出すこととし、10msの間
隔で読み出した画像信号が飽和状態にある場合は、この
画像信号を出力とするのではなく、1msの間隔で読み出
した画像信号を10倍し、これを出力とするものである。
【0038】このようにして画像信号を出力することに
より、照射された放射線量が大きいために画像信号レベ
ルが大きくなり、光電変換部あるいは読出回路の飽和特
性により画像信号レベルが制限されている場合であって
も、1msの間隔で読み出した画像信号を10倍することに
より、本来得られるべきレベルの画像信号を得ることが
できるため、画像信号の最大レベルを向上させてダイナ
ミックレンジを十分に確保することができる。
【0039】すなわち、図4に示すように、読出し間隔
を変化させることにより得られる蓄積間隔が10msと1ms
の画像信号S1,S2についてみると、画像信号S1の
領域Aの部分については、光電変換部の蓄電容量は飽和
していないため、この画像信号S1をそのまま出力す
る。ところが、領域Bの部分においては画像信号S1の
蓄電容量は飽和してしまっているので、画像信号S2を
10倍してかつA,B両領域の信号が直線性をもつように
重み付けして、出力するものである。このように画像信
号S2を10倍し、かつA,B両領域の信号が直線性をも
つように重み付けして出力することにより、たとえ画像
信号S2が飽和している場合であっても、図4に示すよ
うにダイナミックレンジを1桁向上させることができ
る。
【0040】次いで本発明の第3実施例について説明す
る。
【0041】図5は本発明による画像信号読出方法の第
3実施例を実施するための放射線検出器を用いた画像信
号読出しシステムを表す図である。なお図5においては
図1に示す画像信号読出しシステムと同一構成の部分に
ついては参照番号に「′」を付して示し、ここでは詳細
な説明は省略する。
【0042】図5に示すように、本発明による画像信号
読出方法の第3実施例は、被写体6′にX線5′を所定
間隔で複数回照射し、このX線5′の照射に同期させ
て、図1に示す固体光検出器2の転送部19から画像信号
Sの読出しを行う同期手段9を設けたものである。
【0043】すなわち、X線源4′からのX線5′を所
定間隔でパルス状に繰り返し出射し、このX線5′が照
射されている間は、放射線検出器1′を構成する固体光
検出器2′にある走査パルス発生器21からはパルスを発
生させず、これにより固体光検出素子23の転送部19に
は、入射X線量に対応した強度の画像信号が蓄電され
る。次いでX線5の照射が停止している間に同期手段9
より固体光検出器2′の走査パルス発生器21に信号を送
り、これにより各固体光検出素子23に走査パルス発生器
21からパルスが送られ、これにより各固体光検出素子23
に蓄電された画像信号Sが読み出される。そして読み出
された画像信号Sは、画像処理手段7′に入力され、各
固体光検出素子23毎に加算され、さらに加算された画像
信号S′は再生手段8に入力されて可視像として再生さ
れる。
【0044】このように被写体6′を透過したX線5′
に同期させて画像信号Sの読出しを行い、この画像信号
Sを各固体光検出素子23毎に加算することにより、固体
光検出素子23の転送部19の蓄電容量を超える量の画像信
号Sを得ることができ、加算された画像信号Sはダイナ
ミックレンジの広いものとなる。したがって、加算され
た画像信号Sを再生すれば、ダイナミックレンジが確保
された高画質の画像を得ることができる。
【0045】なお、本発明の第3実施例において使用さ
れるX線源としては、フラッシュX線源(’93春季応物
予稿31aZK −9,10参照)を用いることができる。
【0046】また、上述した実施例においては、シンチ
レータと固体光検出器との組み合わせからなる放射線検
出器を用いているが、とくにこれに限定されるものでは
なく、例えば、前述した特開平1-216290号公報等に開示
されているような、シンチレータを介することなく放射
線を直接検出して画像信号に光電変換して出力するタイ
プの放射線検出器を用いてもよいものである。
【0047】また、上述した実施例においては、固体光
検出器の基板として樹脂シートを用いているが、これに
限定されるものではなく、放射線画像を吸収しない数百
ミクロン程度の厚さであれば、石英ガラス等の無機材料
を用いるようにしてもよい。
【0048】さらに、上述した実施例においては、半導
体層としてアモルファスシリコン層を用いているが、こ
れに限定されるものではなく、いかなる半導体層を用い
るようにしてもよいものである。
【0049】また、上述した第1および第2実施例にお
いては、本発明による画像信号読出方法は、被写体を透
過して照射された放射線を検出することによって被写体
の放射線画像を得るために用いられているが、これに限
定されるものではなく、例えば、被検体自身から発せら
れる放射線を検出することにより被検体の放射線画像を
得るいわゆるオートラジオグラフィーにも適用できるも
のである。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る画像信号読出方法は、放射線検出器に画像情報を担持
する放射線が照射されている間に画像信号を複数回読み
出して加算する、あるいは読み出す間隔を変化させて読
み出す間隔が異なる一つの画像信号と他の画像信号とに
ついて、一つの画像信号が飽和している場合は、他の画
像信号について所定の比率の重み付けをして出力する、
さらには、被写体に放射線を所定間隔で照射してこの所
定間隔に同期させて画像信号の読み出しを行いこれらの
画像信号を加算するようにしたものである。このため、
固体光検出器の飽和特性を越えたダイナミックレンジを
有する画像信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像信号読出方法を実施するため
の放射線検出器の詳細を示す図
【図2】放射線検出器の詳細を表す断面図
【図3】本発明による画像信号読出方法の第1実施例を
実施するための放射線検出器を用いた画像信号読出しシ
ステムを示す図
【図4】本発明による画像信号読出方法の第2実施例に
より読み出される画像信号を表す図
【図5】本発明による画像信号読出方法の第3実施例を
実施するための放射線検出器を用いた画像信号読出しシ
ステムを示す図
【符号の説明】
1,1′ 放射線検出器 2,2′ 固体光検出器 3,3′ シンチレータ 4,4′ X線源 5,5′ X線 6,6′ 被写体 7,7′ 情報処理手段 8,8′ 再生手段 9 同期手段 11 基板 13 アモルファスシリコン層 18 光電変換部 19 転送部 23 固体光検出素子 S,S′ 画像信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/14 H04N 5/32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を担持する放射線を検出して全
    体として該画像情報を担持する画像信号に変換して蓄積
    するとともに、該蓄積された画像信号を読み出すための
    転送部を備えた2次元状に配された多数の固体光検出素
    子からなる放射線検出器から前記画像信号を読み出すた
    めの画像信号読出方法において、 該放射線検出器により前記放射線が検出されている間
    に、前記転送部より複数回の前記画像信号の読出しを行
    い、該読み出された複数の画像信号を前記各固体光検出
    素子毎に加算して出力することを特徴とする画像信号読
    出方法。
  2. 【請求項2】 前記画像信号を複数回読み出す読出し間
    隔を変化させ、前記複数回読み出して得られた複数の画
    像信号のうち、所定の読出し間隔で読み出した一つの画
    像信号と該所定の読出し間隔に対して所定の比率の短い
    間隔で読み出した他の画像信号について、該各画像信号
    のうち前記一つの画像信号が飽和状態にある場合、前記
    他の画像信号に対して前記所定の比率の逆数に対応する
    重み付けを行って該重み付けを行った画像信号を出力す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像信号読出方法。
  3. 【請求項3】 被写体を透過して照射された放射線を検
    出して全体として前記被写体の放射線画像を担持する画
    像信号に変換して蓄積するとともに、該蓄積された画像
    信号を読み出すための転送部を備えた2次元状に配され
    た多数の固体光検出素子からなる放射線検出器から前記
    画像信号を読み出すための画像信号読出方法において、 前記被写体に前記放射線を所定間隔で複数回照射し、該
    放射線の照射に同期させて前記転送部より複数回の前記
    画像信号の読出しを行い、該読み出された複数の画像信
    号を前記各固体光検出素子毎に加算して出力することを
    特徴とする画像信号読出方法。
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