JPH0771722B2 - 薄板製造装置 - Google Patents

薄板製造装置

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JPH0771722B2
JPH0771722B2 JP62323270A JP32327087A JPH0771722B2 JP H0771722 B2 JPH0771722 B2 JP H0771722B2 JP 62323270 A JP62323270 A JP 62323270A JP 32327087 A JP32327087 A JP 32327087A JP H0771722 B2 JPH0771722 B2 JP H0771722B2
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JP
Japan
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molten metal
pouring
thin plate
thickness
cooling body
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JP62323270A
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Inventor
真司 小林
徹 佐藤
延行 森戸
苞 三宅
Original Assignee
川崎製鉄株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本発明は、薄板製造装置に係り、特に、単ロール法等の
ように、高速で移動する冷却体に、注湯ノズルから溶融
金属(溶湯)を連続的に供給して凝固させ、直接的に板
を製造する薄板連続鋳造設備に用いるのに好適な、平均
板厚の測定を行い、板厚を目標値になるように制御する
ことができる薄板製造装置に関する。
【従来の技術】
薄板の連続鋳造、例えば冷却ロール等の連続的に移動す
る冷却体に溶融金属を注いで凝固させ、直接的に板を製
造する急冷薄帯プロセス等において、板厚を目標値にな
るように制御することが非常に重要である。 しかしながら、例えば単ロール法を用いたアモルフアス
合金の製造の場合のように、薄板の厚みが極めて小さ
く、又、製造速度が30m/s程度と高速になる場合には、
特に正確な板厚の測定は困難である。 特公昭59−49105には、アモルフアス合金製造につい
て、冷却ロールに薄板が付着した状態において、距離セ
ンサを用いてロール表面までの距離と薄板表面までの距
離を検出し、両者の差によつて薄板の厚みを測定する方
法が提案されている。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、この方法では、高速で薄板及び冷却ロー
ルが移動していることと、冷却ロールや薄板の表面を傷
めないために非接触型の距離センサを用いなければなら
ないため、高い測定精度を得ることができない。又、幅
方向の板厚分布について迅速で正確な情報を得るために
は、距離センサを多数使用する必要があり、設備上の大
きな制約となる。更に、高速で極めて薄い板を製造する
場合には、例えば製造ラインに光学式の反射型距離計や
X線やβ線を用いる透過型の板厚計を入れても、高速度
で板厚を測定することは極めて困難である等の問題点を
有していた。 従つて従来は、薄板の平均板厚を高い精度で測定し、目
標板厚との偏差を解消するための手段にフイードバツク
する必要がありながら、適切な板厚測定手段がなく、鋳
造方向に板厚偏差が生じていた。
【発明の目的】
本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされたも
ので、簡単な方法で板厚を正確に把握することが可能で
あり、従つて、板厚の制御を容易、且つ正確に行うこと
ができる薄板製造装置を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
本発明は、高速で移動する冷却体と、該冷却体に溶融金
属を供給する注湯ノズルと、該注湯ノズルからの出湯量
を制御するためのストツパ棒とを備え、前記冷却体表面
上で溶融金属を急冷凝固させて薄板を連続鋳造する薄板
製造装置において、溶融金属の重量をオンラインで測定
する手段と、該重量の時間変化から注湯速度を求める手
段と、該注湯速度から、鋳造された板の平均厚みを求め
る手段と、求められた平均厚みの目標値からの偏差に基
づいて、前記ストツパ棒の開度及び冷却体表面と注湯ノ
ズルの間隙を調整し、目標とする厚みに制御する手段と
を含むことにより、前記目的を達成したものである。
【作用】
溶解炉等の溶湯保持装置に注湯ノズルを取付けて冷却体
に直接注湯するか、もしくは下方のタンデイツシユに溶
湯を供給し、タンデイツシユに取付けた注湯ノズルより
冷却体に注湯する等の注湯方式が考えられているが、製
造した板の幅方向の板厚偏差があまり大きくない場合に
は、注湯速度を正確に把握することによつて平均板厚を
求めることができる。 例えば、単ロール法によるアモルフアス薄板製造の場合
には、ロールとノズルの間隔が極めて小さく、幅方向に
は均等な注湯が可能であるため、特に注湯速度より平均
板厚を求める方法が有効である。 従つて、溶湯の重量を、例えば溶湯保持装置及び、もし
タンデイツシユを使用していればタンデイツシユの重量
と共にロードセルを用いて測定し、溶湯の重量又は注湯
系全体の重量の時間変化より注湯速度を知ることができ
るので、板幅と密度より板厚を求めることができる。 以下、非晶質合金の製造等に用いる単ロール法に本発明
を適用した場合を例にとつて、本発明の具体的構成を説
明する。 第1図は、前記単ロール法の例を模式的に示したもの
で、溶湯保持装置(例えば溶解炉)12よりタンデイツシ
ユ14に溶湯10を供給し、注湯ノズル15から冷却ロール16
に注いで薄板18を製造し、巻取機20で巻き取る。 この際、本発明により、例えば注湯系、即ち溶湯保持装
置12及びタインデイツシユ14の重量をそれぞれロードセ
ル22、24で測定して制御装置26に送り、全体の重量の時
間変化を求めることにより注湯速度を得、溶湯保持装置
12のストツパ棒28の開度を、ストツパ棒駆動装置30によ
り調整して注湯量を変化させ、且つ、タンデイツシユ14
を上下させてロール・ノズル間隙を変化させて、板厚を
目標値に保持することができる。 なお、前記の説明では、溶湯保持装置12及びタンデイツ
シユ14内の溶融金属量をロードセル22、24によつて測定
していたが、溶融金属量の測定方法はこれに限定され
ず、ロードセル以外の荷重計を用いたり、あるいは、湯
面レベルを光学的に測定するレーザ液面計等を用いるこ
ともできる。 又、前記の説明では、溶解炉12とタンデイツシユ14を備
えた注湯設備を例にとつて本発明を説明していたが、本
発明の適用対象は、これに限定されず、第2図に示す他
の例の如く、溶解炉12から直接冷却ロール16に注湯する
設備にも、本発明が同様に適用できることは明らかであ
る。
【実施例】
第1図に示したように、溶湯保持装置として溶解炉12を
用い、ストツパ棒28の位置を調整することにより、溶解
炉12下部のノズルから、注湯ノズル15を取り付けたタン
デイツシユ14に溶湯10を供給し、且つ、タンデイツシユ
14の位置(高さ)を調整することにより、冷却ロール16
表面と注湯ノズル15の間隙を調整する装置に本発明を適
用した。 即ち、Fe−Si−B系合金の溶湯10を1350℃に保持し、平
均約0.8kg/sの速度で注湯した。 溶解炉12及びタンデイツシユ14に取付けたロードセル2
2、24からの重量信号を、制御装置26のマイクロプロセ
ツサに送り、予め書き込んだプログラムに従つて、板厚
が目標値になるようにストツパ棒28及びタンデイツシユ
14の位置を制御した。 従来行われてきた、ストツパ棒28を経験的に決めたある
値に保持したままの注湯方法で行つた場合との板厚との
比較結果を下記第1表に示す。 第1表は、目標板厚を25μmとした場合について、巻取
機20で巻き取つたリボンの4箇所についてマイクロメー
タを用いて平均板厚を測定した結果を示したものであ
る。ストツパ棒28を固定した従来の場合は、溶解炉12の
溶湯面の高さが減少するに伴つて、徐々に板厚が減少す
るが、本発明の場合には、測定精度の範囲で目標値と一
致していることがわかる。 なお、前記実施例においては、本発明が単一の冷却ロー
ルを備えた連続薄板製造設備に適用されていたが、本発
明の適用範囲はこれに限定されない。
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、薄板連続注湯設備
において、溶湯重量の時間変化の測定という比較的簡便
な方法で板厚を正確に把握することが可能になる。従つ
て、板厚の制御が容易、且つ正確になるという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明が採用された薄板製造装置の一例の構
成を示す断面図、第2図は、同じく他の例の構成を示す
断面図である。 10……溶湯、 12……溶湯保持装置(溶解炉)、 14……タンデイツシユ、 16……冷却ロール、 18……薄板、 22、24……ロードセル、 26……制御装置、 28……ストツパ棒、 30……ストツパ棒駆動装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 苞 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社技術研究本部内 (56)参考文献 特開 平1−118342(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高速で移動する冷却体と、該冷却体に溶融
    金属を供給する注湯ノズルと、該注湯ノズルからの出湯
    量を制御するためのストツパ棒とを備え、前記冷却体表
    面上で溶融金属を急冷凝固させて薄板を連続鋳造する薄
    板製造装置において、 溶融金属の重量をオンラインで測定する手段と、 該重量の時間変化から注湯速度を求める手段と、 該注湯速度から、鋳造された板の平均厚みを求める手段
    と、 求められた平均厚みの目標値からの偏差に基づいて、前
    記ストツパ棒の開度及び冷却体表面と注湯ノズルの間隙
    を調整し、目標とする厚みに制御する手段と、 を含むことを特徴とする薄板製造装置。
JP62323270A 1987-12-21 1987-12-21 薄板製造装置 Expired - Lifetime JPH0771722B2 (ja)

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JPH01166867A JPH01166867A (ja) 1989-06-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03138050A (ja) * 1989-10-23 1991-06-12 Kawasaki Steel Corp 急冷金属薄帯の製造における操業診断方法
JPH03285746A (ja) * 1990-04-03 1991-12-16 Nkk Corp プラズマ加熱装置を備えたタンディッシュ
JP2502830B2 (ja) * 1991-03-27 1996-05-29 日本鋼管株式会社 タンディッシュに設置したプラズマト−チの昇降制御方法
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