JPH0770977A - 耐熱芳香族ポリアミドハニカム原紙の製造方法 - Google Patents

耐熱芳香族ポリアミドハニカム原紙の製造方法

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JPH0770977A
JPH0770977A JP22251393A JP22251393A JPH0770977A JP H0770977 A JPH0770977 A JP H0770977A JP 22251393 A JP22251393 A JP 22251393A JP 22251393 A JP22251393 A JP 22251393A JP H0770977 A JPH0770977 A JP H0770977A
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JP
Japan
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aromatic polyamide
heat
base paper
sheet
honeycomb base
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JP22251393A
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English (en)
Inventor
Takeshi Hibino
雄志 日比野
Takahiro Hoshi
孝弘 星
Tsunehisa Omotani
恒久 重谷
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フェノール含浸性を大幅に向上した、メタ系
芳香族ポリアミドハニカム原紙の製造方法を提供する。 【構成】 見掛けの幅が20μm以下でありかつ重量平
均長さ1.2〜1.8mmである30〜70重量%のメタ
系芳香族ポリアミドフィブリッドと70〜30重量%の
メタ系芳香族ポリアミド短繊維とを混合抄紙し、単位米
坪あたりの透気度が3秒(g/m2 )以下であるシート
を形成し、次いで加熱加圧処理することを特徴とする、
耐熱芳香族ポリアミドハニカム原紙の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱芳香族ポリアミド
ハニカム原紙の製造方法に関する。更に詳しく述べるな
らば、本発明は、フェノール含浸性が大幅に改善されか
つ加工性に優れた耐熱芳香族ポリアミドハニカム原紙の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリアミドのフィブリッドの短繊
維を混抄して耐熱性のシート状物とすること、又シート
からハニカム状構造物とすることは知られている。芳香
族ポリアミド製のハニカムは、ポリアミド系フィブリッ
ド及び短繊維からなるポリアミドシートの二次加工によ
り作られる。これらのハニカムは軽量で、優れた強度、
難燃性を有する。
【0003】このポリアミドシートの二次加工の際に、
その強度を向上させるためにシートのフェノール含浸を
行うことが一般に行われている。しかしながらこのポリ
アミドシートはフェノール含浸性が悪いため、適量のフ
ェノールを含浸させるために、含浸作業を数十回も繰り
返すことが必要である。例えば、従来の米坪40g/m
2 、透気度1000秒のシートを加熱加圧処理して作成
した耐熱芳香族ポリアミドハニカム原紙では、適量のフ
ェノールを含浸させるために上記フェノール含浸作業を
20回以上繰り返すことが必要である。
【0004】しかしながら、意図した強度向上効果を発
現させるために上述したフェノール含浸作業を数多く繰
り返すことにより、製造時間の遅延、製造コストの増加
が余儀なくされている。
【0005】このフェノール含浸作業回数を減らすため
に、乾燥したポリアミドシートの粉砕物を添加した後に
抄紙してシートを作成することによりシートに多孔性を
もたせて、それによってフェノール含浸性を向上する方
法が提案されている(特開平4−228696号)。し
かしながら、ポリアミドシートの粉砕物の添加により製
造コストの増加が余儀なくされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、フェノール含浸性が従来の耐熱芳香族ポリアミドハ
ニカム原紙に比べ改善された耐熱芳香族ポリアミドハニ
カム原紙の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる現状
に鑑み、耐熱芳香族ポリアミドハニカム原紙のフェノー
ル含浸性の向上に関して鋭意研究を重ね、その結果、耐
熱芳香族ポリアミドハニカム原紙のフェノール含浸性を
向上させるために、ハニカム原紙を構成するフィブリッ
ドの見掛けの幅を従来使用されているものよりも細くす
ることにより、ハニカム原紙の多孔性を増加させること
ができ、ハニカム原紙のフェノール含浸を容易にするこ
とができることを見出した。すなわち、フィブリッドの
見掛けの幅が20μm以下であり、長さが1.2〜1.
8mmである糸状に近いフィブリッドを用いることによ
り、従来の30〜500μmのリボン状の幅広のフィブ
リッドに比較して空隙が増加し、従来の耐熱芳香族ポリ
アミドハニカム原紙のフェノール含浸性を大幅に上回る
製品を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明の耐熱芳香族ポリアミド
ハニカム原紙の製造方法は、見掛けの幅が20μm以下
でありかつ重量平均長さが1.2〜1.8mmのであるメ
タ系芳香族ポリアミドフィブリッドを30〜70重量%
とメタ系芳香族ポリアミド短繊維を70〜30重量%と
を混合抄紙し、単位米坪あたりの透気度が3秒/(g/
2 )以下であるポリアミドシートを形成し、次いで加
熱加圧処理することを特徴とするものである。
【0009】以下に本発明を詳細に述べる。本発明にお
いて使用する芳香族ポリアミドは、アミド基が直接芳香
族に結合している実質的に線状の重合体である。この芳
香族ポリアミドの芳香族環に直接結合している水素の一
部はハロゲン、ニトロ基、スルフォン基あるいは低塩ア
ルキル基と置換されてもよいが、アミド基に結合してい
る水素は置換されていないことが望ましい。
【0010】かかる芳香族ポリアミドは、例えば芳香族
ジアミンと芳香族ジカルボン酸ジクロライドとの縮合反
応あるいはアミノベンゾイルハライド塩の縮合反応によ
り得られるが、芳香族ポリアミドを得るための望ましい
製造方法は、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリ
ドン等の低級アルキルアミド溶媒中における低温溶液重
合によるポリアミド化反応である。
【0011】芳香族ポリアミドの製造に適当な芳香族ジ
アミンとしては、例えば、m−フェニレンジアミン、4
−メチル−m−フェニレンジアミン、4−クロル−m−
フェニレンジアミンおよびその置換誘導体等があげら
れ、また適当な芳香族ジカルボン酸ジクロライドとして
は、例えば、イソフタロイルクロライド、4−メチル−
イソフタロイルクロライド、4−クロル−イソフタロイ
ルクロライドおよびその置換誘導体等があげられる。ま
た、適当なアミノベンゾイルハライド塩としては、例え
ばメタアミノベンゾイルクロライド塩酸塩等があげられ
る。
【0012】本発明において使用する芳香族ポリアミド
の好適なものとしては、例えば、ポリ(m−フェニレン
イソフタルアミド)、ポリ(m−フェニレンテレフタル
アミド)等があげられる。
【0013】芳香族ポリアミドから繊維成形物を製造す
るには、従来公知の方法や装置を採用することができ
る。例えば、ポリ(m−フェニレンイソフタルアミド)
の場合、m−フェニレンジアミンとイソフタロイルクロ
ライドとをN−メチルピロリドン中で低温溶液重合を行
なった後、水酸化カルシウムで中和することにより安定
な重合体溶液を得、その溶液をそのまま繊維成形用原液
として用いて、乾式紡糸法や湿式紡糸法により繊維が製
造される。さらに繊維を短く切断して短繊維が製造され
る。又、重合体溶液を剪断力の条件下に重合体の沈澱剤
に添加することによりフィブリッドが製造される。耐熱
芳香族ポリアミドハニカム原紙を構成するフィブリッド
の製造法として、重合体溶液、沈澱剤の供給口及び沈澱
生成したフィブリットスラリーの排出口を備えた室と該
室内に取り付けられたローターと、該室の内壁に固定さ
れたステーターからなる沈澱装置を用いて、前記ロータ
ーを高速回転させてフィブリル化する方法が用いられて
いるが(例えば特開昭63−312135号)、この方
法では見掛けの幅が広く薄膜リボン状態のフィブリッド
が製造され易く、本発明には好ましくない。本発明に好
ましいフィブリッド製造法は、スクリュー状の撹拌羽根
で高速撹拌されている沈澱剤に重合体溶液を添加する方
法であり、この方法により見掛けの幅が狭く、非リボン
状態で糸状に近いフィブリッドを製造することができ
る。有機溶媒系に溶解しにくい芳香族ポリアミドの場合
には濃硫酸に溶解して各種の成形物を製造することがで
きる。このような撹拌羽根には、いわゆるホモミキサ
ー、カウレス等の各種ミキサー、撹拌装置が使用でき
る。
【0014】この撹拌羽根を用いる方法において、その
回転数と液粘度を適切にすることにより本発明において
使用できる、見掛けの幅が20μm以下、長さ1.2〜
1.8mmのフィブリッドが製造できる。更にフィブリッ
ドの各断面において最大幅をL、最小幅をTとした際に
L/Tが10以下であるものが好ましい。見掛けの幅が
20μmを超えた糸状のフィブリッドは結着性が弱いた
めシート化が困難なため好ましくない。又、L/Tが1
0を超えるとリボン状になり隙間なく積層されるために
成膜性の高いシートができ易く、ハニカム原紙の多孔性
が劣ることがあるので好ましくない。長さは、1.2mm
未満では濾水性が悪くなるため、製紙機械でシートに転
化させる際に排水性が悪くなり、高い形成速度でのシー
トの作成が困難になり、製造コストの増加をもたらすた
め好ましくない。一方、長さが1.8mmを超えると濾水
が速すぎて、製紙機械でシートに転化させる際にシート
の形成が速すぎるため均一な地合を得ることが困難にな
り、強度の低下をもたらすため好ましくない。
【0015】フィブリッドの見掛けの幅は、0.01%
のフィブリッド分散液をピペットでスライドグラスにと
り20倍の光学顕微鏡にて任意の100本のフィブリッ
ドの幅を測定しその平均値を見掛けの幅とした。
【0016】フィブリッドの長さは、カヤーニ社より市
販されている繊維長分布測定装置FS−200を用いて
繊維重量加重平均繊維長を測定し、フィブリッドの長さ
とした。
【0017】本発明において使用する短繊維としては、
繊度1〜5デシテックス、好ましくは1〜3デシテック
ス、長さ3〜10mm、好ましくは4〜8mmであるものを
用いることが好ましい。必要に応じて他の短繊維、例え
ばガラス繊維等を混入してもよい。
【0018】ポリアミドシートの製造は、天然パルプの
抄紙と同様の抄紙機、例えば、長網式、円網式製紙機を
用いてフィブリッドと短繊維の混合水分散スラリーから
抄紙し、シートを形成する。その際、フィブリッド対短
繊維の量比は30〜70重量%/70〜30重量%であ
る。フィブリッドの量が30重量%未満では紙の均質性
が悪くなり、70重量%以上では多孔性が低くなりフェ
ノール含浸性が悪くなるため好ましくない。
【0019】この含浸性を改善したシートの王研式の透
気度を測定してみると、単位米坪当たり一定の数字以下
であることがわかった。即ち、シートの多孔性は王研式
の透気度の測定値で表されるが、米坪の増加により透気
性は低下しその透気度は増加し、透気度が小さい場合、
透気度の増加は米坪の増加にほぼ比例するので、単位米
粒あたりの透気度(秒/(g/m2 ))によりシートの
多孔性を評価することができ、この抄紙後のシートの単
位米坪あたりの透気度は3秒/(g/m2 )以下である
ことが好ましい。この単位米坪あたりの透気度が小さい
ほど透気性が高く多孔性のシートとなっており、毛細管
浸透によりフェノールが浸透しやすくなる。抄紙後のシ
ートの単位米坪あたりの透気度が3秒/(g/m2 )を
超えると多孔性が低くなり、フェノール含浸性が悪くな
るため好ましくない。次いで、上記のポリアミドシート
を熱ロール又は熱プレスを通して加熱加圧処理すること
により良質の耐熱芳香族ポリアミドハニカム原紙を得る
ことができる。
【0020】この単位米坪あたりの透気度の調整には、
パルプだけでなく短繊維が増えると透気度をあげること
ができ、これによってもある程度の調整が可能である。
但し、幅広のパルプを使用してこの量を減らし繊維を増
して含浸性をあげられるまでにするにはパルプ量を20
%以下にする必要があり、これではできあがった紙の引
張強度等が弱くなりハニカム用紙としての用をなさなく
なるため不可である。
【0021】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は勿論これらに限定されるものでは
ない。実施例及び比較例において%及び部は、それぞれ
重量%及び重量部を意味する。
【0022】実施例1 N−メチルピロリドン1000部にm−フェニレンジア
ミン108部を溶解した溶液を0℃に冷却した後、20
3部のイソフタル酸クロライドを添加し1時間反応させ
た。反応終了後、74部の水酸化カルシウムを添加して
重合によって生じた塩酸を中和し、透明で粘稠なA液を
得た。A液にはポリ(m−フェニレンイソフタルアミ
ド)が17.2重量%含まれていた。A液25gを回転
数1000r.p.m.で高速撹拌しているホモミキサー中の
グリセリン300gに導入し、濾別、水洗いしてフィブ
リッドを得た。一方、A液をグリセリン中に口金から押
出しグリセリン中で凝固させ続いて熱水中で湿熱延伸を
行ない1.5デシテックスの繊維を得、これを5mmにカ
ットし短繊維とした。
【0023】フィブリッドの1%スラリー30部と短繊
維の1%スラリー70部をディスインテグレーターを使
用して離解を行った後、混合撹拌したスラリーを公知の
手抄抄紙機により坪量40g/m2 のポリアミドシート
を作成した。
【0024】このシートを温度280℃、線圧400kg
/cmの条件で熱カレンダー処理を行い、耐熱芳香族ポリ
アミドハニカム原紙を作成した。
【0025】実施例2 実施例1において使用したフィブリッドの1%スラリー
の量が65部でありかつ短繊維の1%スラリーの量が3
5部であること以外は実施例1と同様にして耐熱芳香族
ポリアミドハニカム原紙を作成した。
【0026】実施例3 実施例1において使用したフィブリッドの1%スラリー
の量が40部でありかつ短繊維の1%スラリーの量が6
0部であり、そして坪量64g/m2 のポリアミドシー
トを作成したこと以外は実施例1と同様にして耐熱芳香
族ポリアミドハニカム原紙を作成した。
【0027】比較例1 フィブリッドを以下の方法で作成したこと以外は実施例
1と同様にして耐熱芳香族ポリアミドハニカム原紙を作
成した。N−メチルピロリドンに水を加えて水溶液(濃
度30重量%)を作成し沈澱剤とした。A液、沈澱剤の
供給口及び沈澱生成したフィブリットスラリーの排出口
を備えた室と該室内に取り付けられたローターと、該室
の内壁に固定されたステーターからなる沈澱装置を用い
て各供給口からA液を200g/min で供給し、沈澱剤
を2000g/min で供給し、前記ローターを1000
0r.p.m.で高速回転させてフィブリル化した後に濾別、
水洗いしてフィブリッドを得た。
【0028】比較例2 実施例1においてホモミキサー中のグリセリンに導入す
るA液の量を20gにすること以外は実施例1と同様に
して耐熱芳香族ポリアミドハニカム原紙を作成した。
【0029】比較例3 実施例1においてホモミキサー中のグリセリンに導入す
るA液の量を40gにすること以外は実施例1と同様に
してポリアミドシートを作成した。
【0030】比較例4 実施例1において使用したフィブリッドの1%スラリー
の量が20部でありかつ短繊維の1%スラリーの量が8
0部であること以外は実施例1と同様にして耐熱芳香族
ポリアミドハニカム原紙を作成した。
【0031】比較例5 実施例1において使用したフィブリッドの1%スラリー
の量が75部でありかつ短繊維の1%スラリーの量が2
5部であること以外は実施例1と同様にして耐熱芳香族
ポリアミドハニカム原紙を作成した。
【0032】比較例6 フィブリッドを以下の方法で作成したこと以外は実施例
1と同様にして耐熱芳香族ポリアミドハニカム原紙を作
成した。N−メチルピロリドンに水を加えて水溶液(濃
度30重量%)を作成し沈澱剤とした。A液、沈澱剤の
供給口及び沈澱生成したフィブリットスラリーの排出口
を備えた室と該室内に取り付けられたローターと、該室
の内壁に固定されたステーターからなる沈澱装置を用い
て各供給口からA液を200g/min で供給し、沈澱剤
を2000g/min で供給し、前記ローターを5000
r.p.m.で高速回転させてフィブリル化した後に濾別、水
洗いしてフィブリッドを得た。
【0033】比較例7 実施例3において使用したフィブリッドの1%スラリー
の量が40部でありかつ短繊維の1%スラリーの量が6
0部であること以外は実施例3と同様にして耐熱芳香族
ポリアミドハニカム原紙を作成した。
【0034】なお、実施例1〜3比較例1〜7で得られ
たシートの透気度、強度、フェノール含浸性、生産性評
価は以下の要領で行った。透気度はJIS−P−811
7に従って測定した。強度はJIS−P−8113に従
って裂断長を測定した。裂断長が大きいほど強度は高
い。
【0035】フェノール含浸性の評価は4段階評価と
し、適量のフェノールを含浸させるための含浸作業の回
数が10回以下のものを1、11〜15回のものを2、
16〜20回のものを3、20回以上のものを4と分類
評価した。含浸作業の回数が少ないほど良好である。
【0036】又、生産性の評価は抄紙時間より評価し、
4段階評価とした。抄紙時間が短いほど良好で、優秀な
ものを1、普通のものを2、不良のものを3、甚だしく
不良なものを4と分類評価した。
【0037】以上の結果を以下の表1に示す。
【表1】
【0038】表1から明らかなように、実施例で得られ
た耐熱芳香族ポリアミドハニカム原紙は強度、フェノー
ル含浸性、生産性のバランスのとれた優れたものであっ
た。
【0039】
【発明の効果】以上説明した本発明の方法によれば、見
掛けの幅が20μm以下でありかつ重量平均長さが1.
2〜1.8mmであるメタ系芳香族ポリアミドフィブリッ
ドを30〜70重量%とメタ系芳香族ポリアミド短繊維
を70〜30重量%とを混合抄紙し、単位米坪あたりの
透気度が3秒/(g/m2 )以下であるシートを形成
し、次いで加熱加圧処理することにより、フェノール含
浸性が大幅に改善されかつ加工性に優れた耐熱芳香族ポ
リアミドハニカム原紙を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 見掛けの幅が20μm以下でありかつ重
    量平均長さが1.2〜1.8mmであるメタ系芳香族ポリ
    アミドフィブリッドを30〜70重量%とメタ系芳香族
    ポリアミド短繊維を70〜30重量%とを混合抄紙し、
    単位米坪あたりの透気度が3秒/(g/m2 )以下であ
    るポリアミドシートを形成し、次いで加熱加圧処理する
    ことを特徴とする耐熱芳香族ポリアミドハニカム原紙の
    製造方法。
JP22251393A 1993-09-07 1993-09-07 耐熱芳香族ポリアミドハニカム原紙の製造方法 Pending JPH0770977A (ja)

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