JPH077063A - ノイズ検証方法 - Google Patents

ノイズ検証方法

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JPH077063A
JPH077063A JP5142348A JP14234893A JPH077063A JP H077063 A JPH077063 A JP H077063A JP 5142348 A JP5142348 A JP 5142348A JP 14234893 A JP14234893 A JP 14234893A JP H077063 A JPH077063 A JP H077063A
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JP
Japan
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noise
pad
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pin
time
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Application number
JP5142348A
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English (en)
Inventor
Shinichi Sawada
真一 澤田
Hisakatsu Nomura
尚功 野村
Takanori Suzuki
高徳 鈴木
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体チップ上に配置されたパッドのノイズに
対する精度の高い検証を行うことを目的とする。 【構成】論理回路データ入力装置11は論理回路データ
を検査対象パッド判定装置13に出力する。ライブラリ
入力装置14はライブラリデータを前記判定装置13に
出力する。パッド配置データ入力装置16はパッド配置
データを前記判定装置13に出力する。前記判定装置1
3は各データに基づいてノイズの嫌うパッドを求める。
配置検査装置18は求めたパッドについて予め定めた範
囲内にノイズを出すパッドが配置されているどうか検査
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はノイズ検証方法に係り、
詳しくは半導体集積回路装置のノイズ検証方法に関する
ものである。
【0002】近年、半導体集積回路装置はより大規模化
が進み、これに伴って入出力端子の増加してる。そのた
め、半導体チップ上の入出力パッドの配置は必然的によ
り近接した状態にレイアウトされる。その結果、隣接す
るパッド間において互いに流れる信号による影響はより
大きくなり、ノイズに強いパッドのレイアウトが要求さ
れ、そのためのノイズ検証が求められている。
【0003】同様に、半導体チップを搭載するパッケー
ジ上に形成される該半導体チップ上のパッドとボンディ
ングワイヤを介して接続される各内装パターンの配置や
パッケージのパッケージピンの配置においても大規模化
に伴ってそれぞれより近接した状態にレイアウトされ
る。その結果、隣接する内装パターン間及びパッケージ
ピン間において互いに流れる信号による影響はより大き
くなり、ノイズに強い内装パターンやパッケージピンの
レイアウトが要求され、そのためのノイズ検証が求めら
れている。
【0004】
【従来の技術】従来、半導体チップ上に形成されるパッ
ドの配置を検証する場合、該パッドがノイズを嫌うクロ
ック信号等が入力されるという認識のもとに、設計者に
指定してもらう。そして、該パッドについてのみ、該パ
ッドにノイズを与える出力パッド等が近くにないかどう
か手作業で検証していた。
【0005】また、半導体集積回路装置の高速化に伴い
瞬時に多数の出力バッファの信号変化(同時スイッチン
グ)する場合が多々生じる。この多数の出力バッファの
同時信号変化に基づいて過渡的な電流が多量に流れ、電
源線は電流が大きく変化することからノイズの発生源と
なるおそれがある。そこで、論理シミュレーションによ
って得た出力信号波形を見ながら同時スイッチングの起
こっていそうなポイントを目視により確認して同時スイ
ッチングの発生の有無の検証を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ノ
イズの影響を与える範囲内についてノイズを発生する出
力パッド等がないかどうか検証は、設計者の指定に基づ
いて行われため、指定に間違いが起こりやすく正しい検
証は行われないという問題があった。しかも、ノイズに
嫌うパッドはクロック信号の入力パッドだけでなく、フ
リップフロップセルのクロック端子、セット端子、リセ
ット端子及びクリア端子や、ラッチセルのケート端子等
に信号を送る源となる入力パッドの全てが対象となる。
その結果、従来の検証方法では不完全で精度の高い検証
は不可能であった。
【0007】さらに、半導体集積回路装置においては低
消費電力化が求められ、内部回路の低電圧化が進み、内
部と外部との電圧格差が大きくなっている。つまり、出
力バッファによりレベル変換され高電位の出力信号が出
力パッドから出力される。また、入力バッファは入力パ
ッドを介して高電位の信号を低電位の信号にレベル変換
して内部回路に出力することになる。従って、出力パッ
ドから出力さる高電位の出力信号によって、入力信号に
ノイズがのり入力バッファを誤動作させる問題がある。
その結果、出力パッドの近くにノイズに弱い信号を入力
するパッドを配置するのを避ける上でも入力パッドの配
置位置の検証はさらに重要となり、上記従来の検証方法
では不完全であった。
【0008】また、同時スイッチングの発生の有無の検
証においても、同時スイッチングの起こっていそうなポ
イントを単に目視により確認しているだけで、パッドの
配置位置等を考慮した精度の高い検証はできない。すな
わち、駆動能力が小さい出力バッファが複数同時に信号
変化したり、電源パッドに近い位置にある入出力パッド
同志が複数同時に信号変化しても、その同時スイッチン
グによるノイズで他のセルに対して悪影響を及ぼさない
場合がある。また、従来の同時スイッチングの検証にお
いて、ノイズを信号値のように定量的に表すことができ
ないため、論理シミュレータにおいて同時スイッチング
による精度の高いノイズの検出はできなかった。特に、
回路の大規模化に伴い出力端子数が増加し、テストパタ
ーン数が膨大となり、従来の目視によるチェックでは非
常に時間を要し、同時スイッチングを見逃すとうい問題
が多々生じていた。
【0009】また、回路の大規模化に基づいてその半導
体チップを搭載するパッケージにおいても、そのパッケ
ージに形成される各内装パターンやパッケージピンも互
いに近接配置される。従って、同様に内装パターンやパ
ッケージピンもチップ上のパッドと同様にノイズの影響
を非常に受けやすくなっている。しかしながら、従来で
は内装パターンやパッケージピンの配置の検証は行われ
ていなかった。その結果、パッケージに形成される各内
装パターンやパッケージピンの配置に基づく検証を行う
必要がある。
【0010】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、半導体チップ上に配置されるパッド
のノイズに対する精度の高い検証が短時間に自動的に行
うことができるノイズ検証方法を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、論理
回路データと、セル及び端子の属性を示すライブラリデ
ータからノイズを嫌うセルの入力端子を求め、その入力
端子から上流側のある各セルを順次検索して最終的に到
達する入力パッドを求め、その入力パッドを検査対象パ
ッドとし、パッド配置データから検査対象パッドと他の
入力パッド又は出力パッドのパッドの配置位置を求め、
その配置位置に基づいてノイズの影響の有無を判定する
ようにした。
【0012】なお、セル及び端子の属性を示すライブラ
リデータは、各セルの入力端子について入力信号がノイ
ズを嫌うかどうかを示す情報を付加してもよい。請求項
3の発明は、論理回路データとテストパターンデータと
で得たチップ上のパッドの信号変化の出力信号情報と、
その各パッドに対応して設けられたバッフア回路部の信
号変化に伴って生じるノイズ量の経時変化を予め時刻毎
に定義したノイズ定義情報と、各パッドについて供給電
源毎にパッドを区分した区分情報とを用意し、区分情報
に基づいて区分されたパッド毎に、出力信号情報に基づ
いてパッドの信号変化を経時的に順次読出し、その信号
変化が発生したパッドについてノイズ定義情報からその
対応するバッファのノイズ量の経時的変化をその発生し
た時刻とその前後の時刻毎に登録し、その登録した各時
刻におけるノイズ量と他のパッドに基づくノイズ量とを
加算し、その加算値と予め定めた制限値とを比較し同時
スイッチングノイズの判定を行うようにするようにし
た。
【0013】なお、区分情報には各供給電源毎に区分し
た区分内の各パッドについて、そのパッドの配置位置と
電源パッド配置位置との距離に基づくノイズ係数を定義
した係数情報をそなえてもよい。
【0014】請求項5の発明は、以下の〜の少なく
ともいずれか1を選択し、その選択した中の位置情報、
ノイズ係数情報に基づいて検査対象が他の各非検査対象
から受けるノイズ量を加算し、その加算値とその検査対
象のノイズ制限値情報とを比較し検査対象のノイズの判
定を行うようにした。,半導体チップ上に各パッドの
配置位置を設定した位置情報と、1つの検査対象のパッ
ドに対して他のパッドを非検査対象としその検査対象に
ついて各非検査対象によるノイズ影響度を指標するノイ
ズ係数を各パッド毎に設定したノイズ係数情報と、検査
対象のパッドのノイズ制限値を各パッド毎に設定したノ
イズ制限値情報。,半導体チップを搭載するパッケー
ジ上に形成され、該半導体チップ上のパッドとの間でワ
イヤを介して接続される各内装パターンの配置位置を設
定した位置情報と、1つの検査対象の内装パターンに対
して他の内装パターンを非検査対象としその検査対象に
ついて各非検査対象によるノイズ影響度を指標するノイ
ズ係数を各内装パターン毎に設定したノイズ係数情報、
検査対象の内装パターンのノイズ制限値を各内装パター
ン毎に設定したノイズ制限値情報。,半導体チップを
搭載するパッケージのパッケージピンの配置位置を設定
した位置情報と、1つの検査対象のパッケージピンに対
する他のパッケージピンを非検査対象としその検査対象
について各非検査対象によるノイズ影響度を指標するノ
イズ係数を各パッケージピン毎に設定したノイズ係数情
報、検査対象のパッケージピンのノイズ制限値を各パケ
ージピン毎に設定したノイズ制限値情報。
【0015】
【作用】請求項1の発明によれば、各入力パッドに対し
てノイズの影響を与える他の入力パッドの配置位置を考
慮してノイズの検証を行うようにしたので、ノイズに対
する精度の高い検証を行うことができる。しかも、論理
回路データ、セル及び端子の属性を示すライブラリデー
タ及びパッド配置データを使って行うので、自動的にか
つ短時間にノイズ検証ができる。
【0016】請求項3の発明によれば、区分情報に基づ
いて区分されたパッド毎に、出力信号情報に基づいてパ
ッドの信号変化を経時的に順次読出し、その信号変化が
発生したパッドについてノイズ定義情報からその対応す
るバッファのノイズ量の経時的変化をその発生した時刻
とその前後の時刻毎に登録し、その登録した各時刻にお
けるノイズ量と他のパッドに基づくノイズ量とを考慮し
てノイズの検証をしたので、ノイズに対する精度の高い
検証を行うことができる。しかも、論理回路データ、テ
ストパターンデータ、ノイズ定義情報及び区分情報を使
って行うので、自動的にかつ短時間にノイズ検証ができ
る。
【0017】請求項5の発明は、位置情報、ノイズ係数
情報に基づいて検査対象が他の各非検査対象から受ける
ノイズ量を加算し、その加算値とその検査対象のノイズ
制限値情報とを比較し検査対象のノイズの判定を行うよ
うにしたので、ノイズに対する精度の高い検証を行うこ
とができるとともに自動的にかつ短時間にノイズ検証が
できる。
【0018】
【実施例】(第一実施例)以下、本発明を具体化した一
実施例を図1〜図6に従って説明する。
【0019】図1は半導体チップ上に配置されるパッド
のノイズ検証装置のブロック図を示す。論理回路データ
入力装置11は図示しない論理回路データ作成装置で作
成した論理回路データを記憶した記憶装置12から該論
理回路データを読出して検査対象パッド判定装置13に
出力する。ライブラリ入力装置14は製造する各半導体
装置の品種毎に予め用意された各種セルとそのセルの端
子の属性が示されるデータがライブラリデータとして記
憶される記憶装置15から所望のデータを読出して検査
対象パッド判定装置13に出力する。
【0020】パッド配置データ入力装置16は製造する
各半導体装置の品種毎に予め用意された各種のパッド配
置データを記憶した記憶装置17から所定のパッド配置
データを読出して検査対象パッド判定装置13に出力す
る。
【0021】論理回路データはネットリストであって、
論理回路が図2に示される回路であるとき、図3に示す
ようにセルテーブル12aとピンテーブル12bにて登
録される。セルテーブル12aは図2で示す論理回路を
構成する入出力パッドを含む各セル(固有セル)の名
(固有セル名)が登録され、各固有セルに対して該固有
セルとして使用されるセル(ライブラリセル)が登録さ
れている。ライブラリセルは記憶装置15に記憶された
ライブラリデータ中の各ライブラリセルが使用されてい
る。ピンテーブル12bはセルテーブル12aに登録さ
れた固有セルに設けられる固有ピンの名と、その固有セ
ルに使用されるライブラリセルに対するライブラリピン
の名、そのピンが接続する所属ネット番号が登録されて
いる。そして、セルテーブル12aの各固有セルに対し
てピンテーブル12bの各固有ピンは図示しないポイン
タにて関係づけられている。
【0022】従って、各固有セルに対してどんなライブ
ラリセルが使用され、そのセルにはどんな端子が設けら
れかつそれぞれの端子はどのネットと接続されているか
がわかる。ちなみに、図2に示す固有セル名「A3」は
セルテーブル12aからライブラリセル名が「FF(特
定のフリップフロップの名)」であることがわかる。ま
た、ピンテーブル12bから三種類の入力ピンa,b,
cを有するとともに、二種類の出力ピンx,yを有する
ことがわかる。そして、入力ピンaはネット番号N9
に、入力ピンbはネット番号N10に、入力ピンcはネ
ット番号N8に接続され、出力ピンxはネット番号N1
1に、出力ピンyはネット番号N12にそれぞれ接続さ
れることがわかる。
【0023】ライブラリデータは図4に示すようにライ
ブラリセルテーブル15aとライブラリピンテーブル1
5bで表現される。ライブラリセルテーブル15aは実
際に半導体チップ上に形成される入出力パッドを含む各
種の各セル(ライブラリセル)の名(ライブラリセル
名)が予め登録されている。ピンテーブル15bは各ラ
イブラリセルに設けられるライブラリピンの名(ライブ
ラリピン名)と、そのピンの属性すなわち出力端子ピン
か入力端子ピンを示すフラグデータ、そのピンがノイズ
を嫌う(弱い)ピンかどうか示すノイズフラグが予め登
録されている。そして、ライブラリセルテーブル15a
の各ライブラリセルに対してライブラリピンテーブル1
5bの各ライブラリピンは図示しないポインタにて関係
づけられている。
【0024】従って、各ライブラリセルに対してどんな
端子ピンが備えられ、その端子ピンが入力端子ピンなの
か出力端子ピンなのかがわかるとともに、ノイズを嫌う
端子ピンかどうかがわかる。ちなみに、図4において、
ライブラリセル名がFF(前記特定のフリップフロッ
プ)の入力端子ピンa,bがノイズを嫌う入力端子ピン
であることががわかる。
【0025】パッド配置データは図5に示すようにパッ
ド配置テーブル17aに登録されている。パッド配置テ
ーブル17aは例えば図2に示す論理回路の入力パッド
及び出力パッドの半導体チップに配置する場合に図6に
示す位置に各パッドが配置されることを示すデータが予
め登録されている。そして、該テーブル17aにはその
論理回路に使われる入力パッド及び出力パッドの固有セ
ル名とその固有セル名の配置を示す配置データが記憶さ
れ、図6に示すように、半導体チップ19上のどの位置
に各入出力パッドがどこに配置されるかがわかることに
なる。
【0026】検査対象パッド判定装置13は論理回路デ
ータ入力装置11から論理回路データ、ライブラリ入力
装置14及びパッド配置データ入力装置16からその論
理回路データを使用する半導体装置の品種のライブラリ
データ及びパッド配置データを入力する。検査対象パッ
ド判定装置13は各データに基づいて半導体チップ上に
配置される各パッドの中で検査の対象とするパッド(検
査対象パッド)を判別処理を実行する。
【0027】検査対象パッド判定装置13は、論理回路
データのセルテーブル12aとライブラリデータのライ
ブラリセルテーブル15a及びライブラリピンテーブル
14bに基づいて論理回路データ中の各固有セルのライ
ブラリセルについてライブラリデータ中のライブラリセ
ルがノイズを嫌うセルかどうか検索する。すなわち、検
査対象パッド判定装置13はライブラリピンテーブル1
5bからノイズを嫌うピンかどうか示すノイズフラグを
検索し、ノイズを嫌うピンとそのピンライブラリセルを
求める。
【0028】検査対象パッド判定装置13は求めたノイ
ズを嫌うピンライブラリセルのピンから論理回路データ
のセルテーブル12a及びピンテーブル12bに基づい
て該ピンに信号を送る源となる入力パッドを求める。す
なわち、検査対象パッド判定装置13は求めたノイズを
嫌うライブラリセルのピンから上流側のある各セルを順
次検索(バックトレース)して最終的に到達する入力パ
ッドを求める。そして、検査対象パッド判定装置13は
求められた入力パッドを検査対象パッドとして配置検査
装置18に出力する。
【0029】配置検査装置18はこの検査対象パッドと
検査対象パッド判定装置13を介して入力されるパッド
配置データ入力装置16のパッド配置データに基づいて
検査対象パッドの配置位置が他のパッドが発生するノイ
ズの影響を受ける範囲にあるかどうかの検査を行う。す
なわち、本実施例では、配置検査装置18は検査対象パ
ッドの配置位置が出力パッドの配置位置が該出力パッド
がノイズを発生したら検査対象パッドが影響をうける範
囲にあるどうかを求める。尚、その範囲は予め配置検査
装置18に登録されている。配置検査装置18はこの範
囲とパッド配置データに基づいて検査対象パッドと他の
各出力パッドとの距離を求め、その距離が予め定めた範
囲内かどうか比較する。そして、配置検査装置18は範
囲内ならば当該検査対象パッドの配置はエラーとして登
録するとともに、ブザー等のエラーメッセージを行う。
また、配置検査装置18は範囲外ならば当該検査対象パ
ッドの配置は正しいとして登録するようになっている。
【0030】つぎに、上記のように構成した検証装置の
作用について説明する。尚、説明の便宜上図2に示す論
理回路に基づくパッドの配置におけるノイズ検証につい
て説明する。
【0031】今、検査対象パッド判定装置13が論理回
路データ、その論理回路データを使用する半導体装置の
品種のライブラリデータ及びパッド配置データを入力す
ると、同判定装置13は論理回路データのセルテーブル
12aに登録されている全ての固有セルを検索対象とし
て検索をする。判定装置13は図3に示すようにセルテ
ーブル12aに登録された固有セル名が「P1」〜「O
2」までの13個全ての固有セルを順番に読み出す。そ
して、読み出した固有セルに対するライブラリセルから
ライブラリセルテーブル15aのライブラリセルを介し
てライブラリピンテーブル15a中のそのライブラリセ
ルのピン名を検索する。そして、ライブラリセルのピン
名が検索されると、そのピン名に付加されたノイズフラ
グを読み出す。そして、ノイズフラグがノイズを嫌わな
い(強い)データであるとき、次の当該ライブラリセル
のピンについてノイズフラグの検査を行う。また、ピン
が他にない場合には、次の新たな固有セルについて上記
と同様にピンの検索を行う。
【0032】また、ノイズフラグがノイズを嫌う(弱
い)データであるとき、検査対象パッドの検索を行う。
この場合、ライブラリピンテーブ15bから明らかなよ
うに、固有セル名が「A3」、すなわちライブラリセル
名が「FF」の入力ピンaまではノイズを嫌うピンは検
索されない。
【0033】そして、ノイズフラグに基づいてライブラ
リセル名「FF」の入力ピンaがノイズを嫌うピンと判
定されると、その「FF」の入力ピンaを基準に上流側
のある各セルを順次検索(バックトレース)して最終的
に到達する入力パッドを求める。すなわち、ピンテーブ
ル12bの所属ネット番号からライブラリセル名「F
F」の入力ピンaがどのネットに所属するか(この場合
にはネットN9)を検索し、そのネットN9に属するセ
ルの出力ピンを同ピンテーブル12b上で検索する。
【0034】そして、同ピンテーブル12b及びセルテ
ーブル12aから明らかなように固有セル名「A1」
(ライブラリセル名「AND」)の出力ピンxであるこ
とがわかる。次に、その出力ピンxを持つライブラリセ
ル名「AND」の入力ピンaを求め、その入力ピンaに
おける所属ネット番号からネットN6を求める。そし
て、上記と同様な方法で、固有セル名「I1」(ライブ
ラリセル名「IBF」)を求め、そのライブラリセル名
「IBF」の入力ピンaから同様に固有セル名「P1」
(ライブラリセル名「IPD」)を求める。
【0035】固有セル名「P1」(ライブラリセル名
「IPD」)の入力パッドが求まると、そのパッドを検
査対象パッドとして登録した後、次のライブラリセル名
「FF」の入力ピンbについて同様な検索を行う。そし
て、同様にこの場合には検査対象パッドとしての固有セ
ル名「P3」(ライブラリセル名「IPD」)が登録さ
れる。
【0036】以後同様な検索がなされ全てのセルについ
て検索が行われると、検査対象パッド判定装置13によ
る判定を完了する。すなわち、判定装置13によって、
ノイズを嫌うピンライブラリセルのピンに信号を送る源
となるパッド(検査対象パッド)が求められる。
【0037】検査対象パッド(この場合「P1」「P
3」)が求まると、この検査対象パッドの配置の検証
を、配置検査装置18にて行う。まず、パッド配置テー
ブル17aから固有セル名「P1」の配置位置(図6に
おいて上側の左から2番目のパッド)を求め、該固有セ
ル名「P1」と出力パッドとの相対距離を求める。すな
わち、出力パッドは固有セル名「P4」「P5」である
ので、固有セル名「P1」と各固有セル名「P4」「P
5」との間で相対距離が求められ、その距離が予め定め
た範囲内にあるか比較される。この場合、固有セル名
「P1」に対して各固有セル名「P4」「P5」は範囲
外なので、固有セル名「P1」の検査対象パッドは各固
有セル名「P4」「P5」の出力パットが発生するノイ
ズに対して影響を受けないと判定する。すなわち、固有
セル名「P1」の検査対象パッドの配置は正しい位置に
あると判定する。
【0038】次に、固有セル名「P3」と各固有セル名
「P4」「P5」との間で相対距離が求められ、その距
離が予め定めた範囲内にあるか比較される。図6に示す
ように、固有セル名「P3」と固有セル名「P4」は予
め定めた範囲内にある隣接した配置になっている。従っ
て、固有セル名「P3」の検査対象パッドは各固有セル
名「P4」の出力パットが発生するノイズに対して影響
を受けると判定する。すなわち、固有セル名「P3」の
検査対象パッドの配置は正しい位置にないと判定し、そ
の旨のメッセージをブザーで報知するとともに登録す
る。
【0039】このように本実施例においては、各ライブ
ラリセルのピンについてノイズを嫌うピンかどうかをノ
イズフラグで識別できるようにした。そして、このノイ
ズフラグの内容に基づいてノイズを嫌うライブラリセル
のピンを求め、該ピンに信号を送る源となる入力パッド
を論理回路データを用いてバックトレースして求める。
そして、求めた入力パッド(検査対象パッド)の配置が
該出力パッドからのノイズの影響を受ける位置にあるど
うかを判定するようにした。
【0040】従って、設計者の指定によらないで、ノイ
ズフラグを識別するだけで自動的にかつ精度の高いノイ
ズに対する検証が短時間に行うことができる。なお、本
実施例では配置検査について予め定めた範囲と検査対象
パッドと出力パッドとの距離を比較したが、これを例え
ば出力パッドが隣に存在するか否かをの判断で行っても
よい。また、本実施例では検査対象パッドと出力パッド
とを比較したが、検査対象パッドと電源パッドも比較対
象にしてもよい。 (第二実施例)次に、多数の出力バッファの同時スイッ
チングに基づくノイズ発生の検証を行う同時スイッチン
グノイズ検証装置の実施例を図7〜図14に従って説明
する。図7は同時スイッチングノイズ検証装置の概念を
示すブロック図を示す。
【0041】論理シミュレーション部21はシミュレー
ションを行うためのテストパターンの信号データを記憶
する記憶装置21a、シミュレーションの対象となる論
理回路データを記憶する記憶装置21b及び論理シミュ
レータ22cとから構成されている。論理シミュレータ
22cは論理回路データと信号データを使用して作成し
た論理回路データの動作シミュレーションを行い、信号
データに対して各出力端子(出力パッド)の信号変化の
情報(信号変化情報)を作成するようになっている。
【0042】出力信号情報格納部22は記憶装置22a
からなり、記憶装置22aは前記論理シミュレータ22
cで作成された信号変化情報を出力信号データとして記
憶するようになっている。
【0043】区分情報定義部23は記憶装置からなり、
本実施例では半導体装置の品種、すなわち前記論理回路
データに基づいて製造される半導体チップに配置される
各パットの属するグループを定義した区分情報23aが
格納されている。すなわち、図8に示すように本実施例
では論理回路データに基づく回路が形成される半導体チ
ップ24に外周部に予めパッド配置データに基づいて定
義された位置に配置される多数の各入力及び出力パッド
が形成される。また、半導体チップ24に外周部の所定
の複数個所にそれぞれの電源線(本実施例ではクランド
線)に電源を供給するた電源パッドが設けられている。
そして、区分情報23aはその各パッドがどの電源(グ
ランド線)に属するか、即ち各パッドに接続される入出
力バッファの電源がどの電源に属するか分類したデータ
である。そして、本実施例では各パッドは8個の区分V
g1〜Vg8の中に分類され定義される。
【0044】尚、説明の便宜上、図8において、チップ
24には電源パッド位置に「Vss」を表示し、その隣
接位置のカッコ内の数値は配置位置を示す番号を示して
いる。従って、区分Vg1の電源グループには97〜6
のパッドが区分され、区分Vg2の電源グループには8
〜26のパッドが区分される。そして、図9に示すよう
に各区分Vg1〜Vg8に対してその属するパッドが定
義され区分情報23aとして格納されている。
【0045】また、区分情報定義部23には区分された
各パッドに対するノイズ係数が定義され係数情報23b
が登録されている。各パッドのノイズ係数を、例えば区
分Vg2の各パッドを例にして説明する。図10は区分
Vg2の各パッドに付与されるノイズ係数(図ではノイ
ズ変化量と記す)である。つまり、区分Vg2中の各パ
ッドのうち、区分Vg2の両側に配置される電源パッド
に遠いほど入出力バッファのスイッチン動作に基づく電
源線に与える影響は大きい。そのために、電源パッドに
近いほどノイズ係数を小さく遠いほど大きな値に設定さ
れいる。この値は予め試験等で求め定義したものであ
る。従って、図10から明らかなように区分Vg2中の
各パッドのうち、真ん中に配置されるパッドが最もノイ
ズ係数が大きく、両端のパッドが最もノイズ係数が小さ
くなる。同様に他の区分の各パッドについても同様な方
法でノイズ係数が定義されている。
【0046】同時変化ノイズ定義部25は記憶装置から
なり、各パッド(本実施例では出力パッドのみ)に対し
て接続されたバッファ回路(出力バッファ回路)につい
てそのバッファ回路が信号変化したときのノイズの経時
的変化をその時々のノイズ量で定義され格納されてい
る。図11はバッドに接続された出力バッファ回路が高
電位(Hレベル)から低電位(Lレベル)に信号変化し
たとき、その変化に基づくノイズ量の経時的変化を表し
た図である。ノイズ量の経時的変化は予め試験等によっ
て得られたものである。そして、図11に示すように、
ノイズ量は信号変化のレベルが同バッファ回路のスレシ
ッョルドレベル時点を最大にその時点から離れるほど
(安定したレベルに近づくほど)小さな値となる。そし
て、その変化量をスレシッョルドレベルの時点を基準に
前と後において予め定めた時間で時分割してその時分割
した時刻におけるノイズ量を求めている。そして、図1
2に示すように、各パッド毎に接続されるバッファ回路
に対する各時刻毎のノイズ量をそのバッファ回路名とと
もに格納する。同様に、LレベルからHレベルに信号変
化する場合についても同様な方法で各パッド毎に定義さ
れ格納されている。
【0047】同時スイッチング検出部26は、同時スイ
ッチングチェック部26aと判定結果処理部26bとか
ら構成されている。同時スイッチングチェック部26a
は前記出力信号情報格納部22の記憶装置22aに格納
された論理シミュレータ22cで作成された出力信号デ
ータを入力して各出力パッドに現れる信号変化をタイム
ホール上に記憶する。そして、そのタイムホイール上に
記憶した各出力パッドの信号変化の時刻を基準にそれぞ
れその出力パッドに対して同時変化ノイズ定義部25で
定義されている前後各時刻毎のノイズ量をタイムホイー
ルTH(図14参照)上に登録するようになっている。
従って、タイムホイール上は各パッドにおける信号変化
に基づく経時的に変化するノイズ量が登録される。その
結果、複数パッドのノイズが重合する時刻が存在するこ
とになる。
【0048】そして、時刻毎にその時々に発生している
各パッドのノイズ量の加算を行うようにしている。加算
の方法はまず、ノイズを発生しているパッドについて区
分情報定義部23の区分情報23aに基づいて同一区分
のパッド同志を集める。次に、同一区分のパッドについ
て付与される係数情報23bを読み出す。そして、同一
区分のパッド毎にその時刻におけるそのパッドのノイズ
量にそのパッドの係数情報23bを乗算する。そして、
パッド毎に乗算した値を加算する。そして、この加算し
た値をその時刻におけるノイズ総量Nする。そして、求
めたノイズ総量Nについて予め定めた制限値Mと比較
し、制限値Mよりノイズ総量Nが大きいとき、その区分
された出力パットのなかで同時スイッチングノイズが発
生したと判定する。また、制限値Mよりノイズ総量Nが
小さいとき、同時スイッチングノイズが発生していない
判定するようになっている。
【0049】判定結果処理部26bは同時スイッチング
チェック部26aで得た結果を記録するようになってい
る。次に、上記のように構成された同時スイッチングノ
イズ検証装置の作用を同時スイッチングチェック部26
aの動作を示す図13に示すフローチャートに従って説
明する。
【0050】今、同時スイッチングチェック部26aは
前記出力信号情報格納部22の記憶装置22aに格納さ
れた出力信号データを順次入力する。そして、出力信号
データに基づいて最初の信号変化のデータ、すなわち出
力端子(パッド)、変化時刻及び信号値(Hレベルから
Lレベル又はLレベルからHレベル)を得ると(ステッ
プ1、以下S1という)、S2にて該データがあったと
判断してステップ3に移る。S3において、該変化時刻
を基準にして以前に信号変化(イベント)がありその変
化時刻が予め定めた最大時間TNMAX 内にあるかどうか
をチェックする。この時点では最初の信号変化のデータ
なので、最大時間TNMAX 内にないのでS7に移る。
【0051】S7において、図14に示すようにタイム
ホイールTH上にその信号変化(イベント)に基づく変
化時刻を基準にその前後の各時刻のノイズ量を登録する
ようになっている。すなわち、この場合に時刻T+2に
区分Vg1中の一つのパッドP11に信号変化が発生し
た時、同時変化ノイズ定義情報に基づいて図14に示す
ようにタイムホイールTHには時刻T+2を基準にその
前後の時刻(この場合には時刻T〜T+4)にその信号
変化に起因したイベントEVa〜EVeを登録するととも
に、その各イベントEVa〜EVeにおけるノイズ量Na 〜
Ne を登録する。この各ノイズ量は時刻T+2のイベン
トEVaのノイズ量Na を基準にその時刻から遠ざかるほ
ど小さな値となる。
【0052】そして、時刻T+2における区分Vg1中
のパッドP11の信号変化に基づく登録が終了すると、
各時刻(この時点では時刻T〜T+4)におけるノイズ
総量Nの計算を行う。この時点ではまだパッドP11の
イベントEVa〜EVeしか登録されていないので、各時刻
のノイズ総量NT 〜NT+5 はパッドP11のイベントE
Va〜EVeのノイズ量Na 〜Ne とパッドP11のノイズ
係数に基づいて行われる。
【0053】そして、各時刻毎のノイズ総量NT 〜NT+
5 の計算が終了すると、S8に移る。S8では予め設定
された制限値Mと各時刻毎のノイズ総量NT 〜NT+5 が
それぞれ比較される。そして、各時刻のノイズ総量Nの
中で制限値Mを越えるものがあるとき、その時刻を記憶
した後、S1に戻り次の信号変化のデータを入力する。
【0054】すなわち、図14に示すように、時刻T+
3で区分Vg1中のパッドP12,P13が同時に信号
変化が発生し、各時刻(時刻T+1〜T+5)において
パッドP12についてはイベントEVf〜EVj及びそのノ
イズ量Nf 〜Nj が登録される。また、同様に、パッド
P13についてはイベントEVk〜EVo及びそのノイズ量
Nk 〜No が登録されることになる。
【0055】そして、新たなこの時点での各時刻( この
時点では6個の時刻T〜T6)のノイズ総量NT 〜NT+
6 が求められる。ちなみに、時刻T+2では同一区分V
g1のパッドP11のイベントEVa,パッドP12のイ
ベントEVg,パッドP13のイベントEVlが登録されて
いる。また、時刻T+3では同一区分Vg1のパッドP
11のイベントEVc,パッドP12のイベントEVf,パ
ッドP13のイベントEVkが登録されている。さらに、
時刻T+4では同一区分Vg1のパッドP11のイベン
トEVe,パッドP12のイベントEVh,パッドP13の
イベントEVmが登録されている。
【0056】つづいて、これら各時刻T〜T6において
同一区分Vg1のなかでノイズ総量NT 〜NT+6 が求め
られる。そして、例えば各パッドP11, P12, P1
3のノイズ係数がノイズ係数情報からそれぞれKP11 ,
KP12 ,KP13 とすると、時刻T+2のノイズ総量NT+
2 が下記のように求められる。
【0057】 NT+2 =KP11 ・Na +KP12 ・Ng +KP13 ・Nl また、時刻T+3のノイズ総量NT+3 が下記のように求
められる。 NT+3 =KP11 ・Nc +KP12 ・Nf +KP13 ・Nk さらに、時刻T+4のノイズ総量NT+4 が下記のように
求められる。
【0058】 NT+4 =KP11 ・Ne +KP12 ・Nh +KP13 ・Nm 上記のように求めた各時刻T〜T6のノイズ総量NT 〜
NT+6 はそれぞれ制限値Mと比較される。
【0059】そして、例えばノイズ総量NT 〜NT+6 の
うち時刻T+2,T+3のノイズ総量NT+2 ,NT+3 が
制限値Mを超える値のとき、同時スイッチングが時刻T
+2,T+3に発生したと判定しその時刻T+2,T+
3を記憶する。
【0060】また、図14において、時刻T+7と時刻
T+10にそれぞれ区分Vg2のパッドP21,P22
に信号変化が生じ、その信号変化に基づいてそれぞれイ
ベントEVp〜EVt, EVu〜EVy及びノイズ量Np 〜Nt,
Nu 〜Ny が登録される。
【0061】そして、この場合にも、その時々で区分V
g2のパッドP21,P22同志について前記と同様の
ノイズ総量を求めて制限値Mと比較され同時スイッチン
グノイズの判定が行われる。また、一つのパッドについ
て次の新たな信号変化が生じたとき、S3において、そ
の信号変化の時刻を基準に先の信号変化に基づく各イベ
ントであって、予め定めた最大時間TNmax以前のものが
登録されているかがチェックされる。そして、存在する
場合にはS4において最大時間TNmax以前のイベントに
基づいて得られたノイズ総量Nが制限値Mを超えるもの
があった時にはS5にその時刻について設計者に警告す
る。警告後、S6に移り、最大時間TNmax以前のイベン
トをタイムホイールTHから削除する。また、最大時間
TNmax以前のイベントに基づいて得られたノイズ総量N
が制限値Mを超えるものがなかった時には、直ちにS5
に移り最大時間TNmax以前のイベントを削除するように
なっている。
【0062】尚、前記ノイズ総量Nを求める場合、単純
に加算していたが、全てのパッドについて単純に加算さ
れるものではない。例えば、前記した区分Vg1のパッ
ドP11, P12, P13を例にして説明する。パッド
P12とパッドP13との関係が常に同時に変化し、そ
の変化が一方がLからHレベルに変化すると、他方が反
対のHからLレベルに変化するいわゆる相補的なパッド
である場合には、パッドP12とパッドP13が発生す
るノイズは一般的に相殺されるものである。これは出力
バッファ回路がECL回路(差動アンプ)等で構成さて
いて、一方の出力がパッドP12に、他方の出力がパッ
ドP13に接続される場合に生じる。この場合、いずれ
か一方のノイズ量を負の値とする。この正負は予め登録
されている。
【0063】そして、図14の時刻T+2を例にして掲
げると、ノイズ総量NT+2 は下記のように求められる。 NT+2 =KP11 ・Na +|KP12 ・Ng −KP13 ・Nl | このように本実施例では、出力信号データから得られる
各パッドの信号変化に基づくノイズについて、その変化
時刻の前後において生じる該ノイズに起因したノイズ量
も経時的に登録した。そして、同一区分Vg1のパッド
についてその登録されたノイズ量を各時刻ごとに加算し
ノイズ総量Nを求め、制限値Mで比較するようにした。
従って、その時々の各パッドについて同時スイッチング
が生じているかどうかが確実に判定することができる。
しかも、信号変化に基づくノイズに起因した、その変化
時刻の前後において生じるノイズ量も考慮にいれてノイ
ズ総量Nを求めたので、より現実でかつ精度の高い同時
スイッチングノイズの検証ができる。
【0064】しかも、ノイズ総量Nを求めるとき、各パ
ッドの配置位置に基づいてノイズ係数を付加したので、
さらに精度の高い同時スイッチングノイズの検証が行う
ことができる。
【0065】なお、本実施例では、各区分Vg1〜Vg
8毎にノイズ総量Nを求めたが、隣接した区分のパッド
のノイズ量を考慮して求めてもよい。この場合、より精
度の高い検証ができる。
【0066】さらに、本実施例では各パッドについてノ
イズ係数を付加し、ノイズ総量Nを求めたが、ノイズ係
数を使用しないで単にノイズ量だけ加算するようにして
もい。この場合、短時間にノイズ検証が可能となる。 (第三実施例)次に、ノイズ検証装置の第三の実施例に
ついて説明する。このノイズ検証装置は半導体チップ上
のパッド間、パッケージ内の内装パターン間及びパッケ
ージピン間で生じるノイズを検証するものである。
【0067】図15はノイズ検証装置のブロック図を示
す。ノイズ量積算処理部31は記憶装置32に格納した
各種ライブラリデータと記憶装置33に格納したノイズ
量データとに基づいて着目した半導体チップ上のパッ
ド、着目したパケージ内の内装パターン及び着目したパ
ッケージピンについて他のパッド等に対するノイズ量の
積算を行うようになっている。ノイズ検証部34はノイ
ズ量積算処理部31で積算したノイズ量に基づいてノイ
ズの検証を行うようになっている。
【0068】記憶装置32に格納されたライブラリには
半導体チップ上に配置される各パッドの位置情報として
のパッド配置データが登録されている。また、記憶装置
32には半導体チップを搭載するパッケージ上に形成さ
れる各内装パターンの位置情報としてのパターン配置デ
ータが登録されている。さらに、記憶装置32には前記
パッケージに設けられるパッケージピンの位置情報とし
てのピン配置データが登録されている。
【0069】パッド配置データは図17に示す半導体チ
ップ35上に配置される各パッドPDa〜PDlの配置
位置を記憶装置32に設けたパッド配置テーブル32a
に登録している。図16で示すようパッド配置テーブル
32aは各パッドPDa〜PDlの半導体チップ35上
の配置位置を本実施例ではXY座標で表しその座標デー
タがパッド名とともに登録されている。従って、このパ
ッド配置テーブル32aから所定のパッドが半導体チッ
プ35のどの位置に配置されるかがわかる。
【0070】パターン配置データは図19に示す半導体
チップ35を搭載するパッケージ36に形成され、ポン
デングワイヤ37を介して接続されたパッドPDとパケ
ージピン(図示せず)とを結ぶ各内装パターンIPa〜
IPdの配置位置を記憶装置32に設けたパターン配置
テーブル32bに登録している。図18で示すようパタ
ーン配置テーブル32bは各内装パターンIPa〜IP
dの出力側端部のパッケージ36上の配置位置を本実施
例ではXY座標で表しその座標データが内装パターン名
とともに登録されている。従って、このパターン配置テ
ーブル32bから所定の内装パターンがパッケージ36
のどの位置に配置されるかがわかる。
【0071】ピン配置データは図21に示すパッケージ
36に形成された各パケージピンOPa〜OPiの配置
位置を記憶装置32に設けたピン配置テーブル32cに
登録している。図20で示すようピン配置テーブル32
cは各パケージピンOPa〜OPiのパッケージ36上
の配置位置を本実施例ではXY座標で表しその座標デー
タがパッケージピン名とともに登録されている。従っ
て、このピン配置テーブル32cから所定のピンがパッ
ケージ36のどの位置に配置されるかがわかる。
【0072】また、記憶装置32には、着目したパッド
(検査対象パッド)に他のパッド(非検査対象パッド)
が与えるノイズ影響度を指標するノイズ係数情報がパッ
ド毎に登録されている。また、記憶装置32には着目し
た内装パターン(検査対象内装パターン)に他の内装パ
ターン(非検査対象内装パターン)が与えるノイズ影響
度を指標するノイズ係数情報がパターン毎に登録されて
いる。さらに、記憶装置32には着目したパッージピン
(検査対象パッケージピン)に他の各ピン(非検査対象
パッケージピン)が与えるノイズ影響度を指標するノイ
ズ係数情報がパッケージピン毎に登録されている。
【0073】上記した3種類のノイズ係数情報は基本的
に同じ考え方で求められ定義されるものであるので、説
明の便宜上パッケージピンのノイズ係数情報についての
み説明する。
【0074】いま、説明の便宜上、図Z8に示すように
パッケージ36には9個のパッケージピンOP1〜OP
9が配置されるものとする。そして、左下のパッケージ
ピンOP7を着目ピン(検査対象パケージピン)したと
き、他のパッケージピンOP1〜OP6,OP8,OP
9は非検査対象パッケージピンとなる。そして、着目ピ
ンOP7と他のパッケージピンOP1〜OP6,OP
8,OP9の間の距離をそれぞれ求め、その距離を要素
としてその距離に相対した値をパッケージピンが着目ピ
ンOP7に与えるノイズ影響度と定義してノイズ係数に
している。
【0075】従って、図22に示すように着目ピンOP
7に対してパッケージピンOP1はK0,2 、パッケージ
ピンOP2はK1,2 ,パッケージピンOP3はK2,2 、
パッケージピンOP4はK0,1 、パッケージピンOP5
はK1,1 ,パッケージピンOP6はK2,1 ,パッケージ
ピンOP8はK1,0 ,パッケージピンOP9はK2,1の
ノイズ係数が定義される。この時、着目ピンから遠いほ
どノイズ係数の値が小さくなる。
【0076】そして、着目ピンを他のピンに代えて同様
にその新たな着目ピンに対して他のピンのノイズ係数を
決定していく。従って、この場合のノイズ係数情報は9
個のパッケージピンOP1〜OP9をそれぞれ着目ピン
したときの他のピンのノイズ係数が定義されることにな
る。
【0077】なお、他のパッド及び内装パターンのノイ
ズ係数情報も同様に距離を要素に決定される。さらに、
記憶装置32には、着目したパッドに対するノイズ制限
値(ノイズ制限値情報)がパッド毎に登録されている。
この制限値はそれぞれパッドにあわられる信号の種類
(例えば、クロック信号、セット・リセット信号、デー
タ信号等)によってどの程度までノイズをそのパッドに
おいては許容できるかによってそれぞれその値が予め決
定されている。
【0078】同様に、記憶装置32には着目した内装パ
ターン及び着目したパッージピンに対するノイズ制限値
(ノイズ制限値情報)が内装パターン及びピン毎にそれ
ぞれ登録されている。
【0079】一方、記憶装置33に格納したノイズ量デ
ータはシミュレーショによって得られたパッドにおける
その時々の各パッドが発生するノイズ量のデータや、内
装パターンにおけるその時々の各内装パターンが発生す
るノイズ量のデータや、パッケージピンにおけるその時
々の各パッケージピンが発生するノイズ量のデータから
構成されている。
【0080】次に、このノイズ検証装置の作用を説明す
る。なお、説明の便宜上はパッケージピンについてのノ
イズ検証について説明する。今、図23に示すパッケー
ジピンOP1〜OP9の配置である場合、パッケージピ
ンOP7をパッケージピンとし、そのパッケージピンO
P7のノイズ制限値が「100」とする。
【0081】また、着目ピンOP7に対してパッケージ
ピンOP1のノイズ係数が「0.5」、パッケージピン
OP2のノイズ係数が「0.3」、パッケージピンOP
3のノイズ係数が「0.1」、パッケージピンOP4の
ノイズ係数が「1」、パッケージピンOP5のノイズ係
数が「0.7」、パッケージピンOP6のノイズ係数が
「0.3」、パッケージピンOP8のノイズ係数が
「1」、パッケージピンOP9のノイズ係数が「0.
5」と定義されているものとする。
【0082】このように定義された状態で、ノイズ量デ
ータに基づいてある時刻における各パッケージピンのノ
イズ量が図24に示す値が示されると、着目ピンOP7
を除く各ピンOP1〜OP6,OP8,OP9のノイズ
量にそれぞれのノイズ係数を乗算し、その乗算した各値
を全て加算しノイズ総量NOP1 を求める。
【0083】 NOP1 =(0.5・10)+(0.3・30)+(0.1・10) +(1・20)+(0.7・20)+(0.3・10) +(1・10)+(0.5・20) =72 そして、ノイズ総量NOP1 が72と求められると、次に
ノイズ制限値と比較される。この時、ノイズ制限値は
「100」、ノイズ総量NOP1 が「72」であって、ノ
イズ総量NOP1 は制限値を超えないので当該着目ピンO
P6はこの時刻に発生するノイズによって影響を受ける
ことはないと判定する。
【0084】また、ノイズ総量NOP1 がノイズ制限値を
超える場合にはノイズによって影響を受けると判定して
その結果を登録する。そして、他のピンについても同様
に着目ピンとしてその時刻におけるノイズ総量を求め検
証を行う。
【0085】このように本実施例では着目ピンに対して
ノイズの影響を与える他の全てのピンが発生しているノ
イズの量を加算してノイズ総量を求めた。この加算をす
るとき、その各ピンの持つ固有のノイズ係数とそのノイ
ズの量を乗算した値をそれぞれ加算するようにした。従
って、着目ピンが影響を受ける全てのノイズを考慮し、
しかもその配置位置(ノイズ係数)まで考慮したノイズ
検証を行ったことになり、精度の高いノイズ検証が可能
となる。
【0086】なお、本実施例では、パッケージピンにつ
いて詳細に説明したが、パッド及び内装パターンにおい
ても同様な方法でノイズ総量を求め制限値と比較するこ
とによってノイズ検証ができる。
【0087】また、本実施例ではパッド、内装パターン
及びパッケージピンのノイズ検証を可能にする検証装置
について説明したが、少なくともいずれか1のノイズ検
証ができる検証装置に応用してもよい。
【0088】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば半
導体チップ上に配置されるパッド等のノイズに対する精
度の高いノイズ検証を短時間にかつ自動的に行うことが
できる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例のノイズ検証装置のブロック図であ
る。
【図2】論理回路データに基づいて形成される論理回路
図である。
【図3】セルテーブルとピンテーブルを説明する図であ
る。
【図4】ライブラリセルテーブルとライブラリピンテー
ブルを説明する図である。
【図5】パッド配置テーブルを説明する図である。
【図6】半導体チップ上の各パッドの配置位置を説明す
るための図である。
【図7】第二実施例の同時スイッチングノイズ検証装置
の概念を説明するブロック図である。
【図8】半導体チップ上の各パッドの配置位置と区分を
説明するための図である。
【図9】区分情報を説明する図である。
【図10】ノイズ係数報を説明する図である。
【図11】ノイズ量の経時的変化を説明する図である。
【図12】同時変化ノイズ定義部に格納されたノイズ量
のデータを示す図である。
【図13】ノイズ検証装置の作用を説明するフローチャ
ート図である。
【図14】タイムホイールに登録された各イベントとノ
イズ量を説明する図である。
【図15】第三実施例のノイズ検証装置の概念を説明す
るブロック図である。
【図16】パッド配置テーブルを説明する図である。
【図17】半導体チップ上の各パッドの配置位置を説明
するための図である。
【図18】パターン配置テーブルを説明する図である。
【図19】内装パターンの配置位置を説明するための図
である。
【図20】ピン配置テーブルを説明する図である。
【図21】パッケージピンの配置位置を説明するための
図である。
【図22】着目ピンに対する他のピンのノイズ係数を説
明する図である。
【図23】着目ピンに対する他のピンのノイズ係数を説
明する図である。
【図24】着目ピンに対する他のピンのノイズ量を説明
する図である。
【符号の説明】
11 論理回路データ入力装置 13 検査パッド判定装置 14 ライブラリ入力装置 16 パッド配置データ入力装置 18 配置検査装置 22 出力信号情報格納部 23 区分情報定義部 26 同時スイッチング検出部 31 ノイズ量積算処理部 34 ノイズ検証部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 高徳 愛知県春日井市高蔵寺町2丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理回路データと、セル及び端子の属性
    を示すライブラリデータからノイズを嫌うセルの入力端
    子を求め、その入力端子から上流側のある各セルを順次
    検索して最終的に到達する入力パッドを求め、その入力
    パッドを検査対象パッドとし、パッド配置データから検
    査対象パッドと他の入力パッド又は出力パッドのパッド
    の配置位置を求め、その配置位置に基づいてノイズの影
    響の有無を判定するようにしたことを特徴としたノイズ
    検証方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のノイズ検証方法におい
    て、セル及び端子の属性を示すライブラリデータ中の各
    セルの入力端子について入力信号がノイズを嫌うかどう
    か示す情報を付加し、その情報に基づいてノイズを嫌う
    セルの入力端子を求め、その入力端子から上流側のある
    各セルを順次検索して最終的に到達する入力パッドを求
    め、その入力パッドを検査対象パッドとするようにした
    ことを特徴としたノイズ検証方法。
  3. 【請求項3】 論理回路データとテストパターンデータ
    とで得たチップ上のパッドの信号変化の出力信号情報
    と、 その各パッドに対応して設けられたバッフア回路部の信
    号変化に伴って生じるノイズ量の経時変化を予め時刻毎
    に定義したノイズ定義情報と、 各パッドについて供給電源毎にパッドを区分した区分情
    報とを用意し、 区分情報に基づいて区分されたパッド毎に、出力信号情
    報に基づいてパッドの信号変化を経時的に順次読出し、
    その信号変化が発生したパッドについてノイズ定義情報
    からその対応するバッファのノイズ量の経時的変化をそ
    の発生した時刻とその前後の時刻毎に登録し、その登録
    した各時刻におけるノイズ量と他のパッドに基づくノイ
    ズ量とを加算し、その加算値と予め定めた制限値とを比
    較し同時スイッチングノイズの判定を行うようにするよ
    うにしたことを特徴としたノイズ検証方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のノイズ検出方法におい
    て、区分情報には各供給電源毎に区分した区分内の各パ
    ッドについて、そのパッドの配置位置と供給電源パッド
    配置位置との距離に基づくノイズ係数を定義した係数情
    報を備え、 各時刻におけるノイズ量と他のパッドに基づくノイズ量
    とを加算する際、各ノイズ量についてその対応するパッ
    ドの持つノイズ係数を乗算した後に加算するようにした
    ことを特徴としたノイズ検証方法。
  5. 【請求項5】以下の〜の少なくともいずれか1を選
    択し、その選択した中の位置情報、ノイズ係数情報に基
    づいて検査対象が他の各非検査対象から受けるノイズ量
    を加算し、その加算値とその検査対象のノイズ制限値情
    報とを比較し検査対象のノイズの判定を行うようにした
    ノイズ検証方法。 ,半導体チップ上に各パッドの配置位置を設定した位
    置情報と、1つの検査対象のパッドに対して他のパッド
    を非検査対象としその検査対象について各非検査対象に
    よるノイズ影響度を指標するノイズ係数を各パッド毎に
    設定したノイズ係数情報と、検査対象のパッドのノイズ
    制限値を各パッド毎に設定したノイズ制限値情報。 ,半導体チップを搭載するパッケージ上に形成され、
    該半導体チップ上のパッドとの間でワイヤを介して接続
    される各内装パターンの配置位置を設定した位置情報
    と、1つの検査対象の内装パターンに対して他の内装パ
    ターンを非検査対象としその検査対象について各非検査
    対象によるノイズ影響度を指標するノイズ係数を各内装
    パターン毎に設定したノイズ係数情報、検査対象の内装
    パターンのノイズ制限値を各内装パターン毎に設定した
    ノイズ制限値情報。 ,半導体チップを搭載するパッケージのパッケージピ
    ンの配置位置を設定した位置情報と、1つの検査対象の
    パッケージピンに対する他のパッケージピンを非検査対
    象としその検査対象について各非検査対象によるノイズ
    影響度を指標するノイズ係数を各パッケージピン毎に設
    定したノイズ係数情報、検査対象のパッケージピンのノ
    イズ制限値を各パケージピン毎に設定したノイズ制限値
    情報。
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