JPH0770496B2 - 半導体装置の製造法 - Google Patents
半導体装置の製造法Info
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- JPH0770496B2 JPH0770496B2 JP4337587A JP4337587A JPH0770496B2 JP H0770496 B2 JPH0770496 B2 JP H0770496B2 JP 4337587 A JP4337587 A JP 4337587A JP 4337587 A JP4337587 A JP 4337587A JP H0770496 B2 JPH0770496 B2 JP H0770496B2
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- JP
- Japan
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- wafer
- boron
- semiconductor device
- gas
- device manufacturing
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は半導体装置にボロンをデポッションする方法に
関するものである。
関するものである。
従来の所謂BNウェハは粉末の六方晶窒化ホウ素をホット
プレス形成したものを用いているので、不純物の含有量
が、たとえば、Feが40ppmと大きく、又気孔も多い。し
たがって、水分を吸着しやすいので、デポジッション後
のボロン層の層抵抗がバラツキやすい。
プレス形成したものを用いているので、不純物の含有量
が、たとえば、Feが40ppmと大きく、又気孔も多い。し
たがって、水分を吸着しやすいので、デポジッション後
のボロン層の層抵抗がバラツキやすい。
又、不活性雰囲気中で加熱して保管しなければならない
などの問題がある。
などの問題がある。
本発明は、従来のBNウェハを用いる代わりに、ウェハ状
の熱分解窒化ホウ素(以下P−BN)を用いることによ
り、上記の問題を解決しようとするものである。
の熱分解窒化ホウ素(以下P−BN)を用いることによ
り、上記の問題を解決しようとするものである。
P−BNの特徴として、金属不純物量10ppm以下の高純度
であること、ほぼ100%の緻密性、化学的にきわめて安
定であること、さらに面方向に熱伝導率が高いというこ
となどが上げられる。このような特徴の為に一般にP−
BNは化合物半導体用のるつぼ材料に用いられていた。本
発明はこのP−BNをSiウェハのボロンデポジッションの
不純物源として用いると同時にSiウェハの支持台として
利用しようとするものである。P−BNは熱的・化学的安
定性にすぐれているので、このままでは、シリコン基体
にボロンを拡散することはできない。
であること、ほぼ100%の緻密性、化学的にきわめて安
定であること、さらに面方向に熱伝導率が高いというこ
となどが上げられる。このような特徴の為に一般にP−
BNは化合物半導体用のるつぼ材料に用いられていた。本
発明はこのP−BNをSiウェハのボロンデポジッションの
不純物源として用いると同時にSiウェハの支持台として
利用しようとするものである。P−BNは熱的・化学的安
定性にすぐれているので、このままでは、シリコン基体
にボロンを拡散することはできない。
本発明によれば、P−BNを炉内で酸素ガス、不活性ガ
ス、塩素化剤(HCl,Cl2,CCl4,C2HCl3等)の混合ガス中
で加熱してP−BNを分解して三塩化ボロンを発生させ
る。
ス、塩素化剤(HCl,Cl2,CCl4,C2HCl3等)の混合ガス中
で加熱してP−BNを分解して三塩化ボロンを発生させ
る。
(2BN+3Cl2→2BCl3+N2)しかし、ここで発生する三塩
化ボロン(BCl3と称す)は多量ではないのでSiウェハと
P−BNウェハの距離が離れていると、Siウェハ上にBCl3
が均一に、必要な量が付着しないのでボロンのデポジッ
ションができない。しかし、Siウェハのボロンデポジッ
ションしたい面とP−BNウェハ面同士を接触させること
により有効にSiウェハ上にボロンがデポジッションされ
るようになる。
化ボロン(BCl3と称す)は多量ではないのでSiウェハと
P−BNウェハの距離が離れていると、Siウェハ上にBCl3
が均一に、必要な量が付着しないのでボロンのデポジッ
ションができない。しかし、Siウェハのボロンデポジッ
ションしたい面とP−BNウェハ面同士を接触させること
により有効にSiウェハ上にボロンがデポジッションされ
るようになる。
第1図(a)、(b)、(c)は本発明実施例の説明図
で(a)、(b)図はSiウェハ1とP−BNウェハ2同志
を交互に接触させる場合の一例であり、P−BNウェハ2
は凹状のサグリ2′を入れ、ウェハが固定されるように
してある。
で(a)、(b)図はSiウェハ1とP−BNウェハ2同志
を交互に接触させる場合の一例であり、P−BNウェハ2
は凹状のサグリ2′を入れ、ウェハが固定されるように
してある。
P−BNを使用したボロンのデポジッション工程の実施例
(c)図により説明する。
(c)図により説明する。
先ずSiウェハは酸化膜形成3とフォトエッチング工程
を経て、ボロンデポジッションすべき箇所を窓開けして
おく。
を経て、ボロンデポジッションすべき箇所を窓開けして
おく。
Siウェハ1のボロンデポジッションしたい面とP−BN
ウェハ面同士を接触させて700℃〜1000℃炉内に投入す
る。ガスは不活性ガスのみか、不活性ガスと酸素ガスの
混合ガスとする。次に不活性ガス:酸素ガス:塩化水
素ガス=5:5:1(流量比)の混合ガスを10分間流す。
不活性ガスのみにて30分間以上同一炉にてSiウェハを加
熱する。
ウェハ面同士を接触させて700℃〜1000℃炉内に投入す
る。ガスは不活性ガスのみか、不活性ガスと酸素ガスの
混合ガスとする。次に不活性ガス:酸素ガス:塩化水
素ガス=5:5:1(流量比)の混合ガスを10分間流す。
不活性ガスのみにて30分間以上同一炉にてSiウェハを加
熱する。
ガスの組み合わせや温度スケジュールは上記に限定され
るものではないことは明らかである。以上の説明から明
らかなように本発明により高純度不純物源でボロンデポ
ジッションができるので拡散での欠陥が大幅に低下する
ことができ、又、P−BNの保管が特に注意する必要がな
く、P−BNの前処理もウェット洗浄が可能になり常にク
リーンな状態にできるようになる等実用上の効果は大き
い。
るものではないことは明らかである。以上の説明から明
らかなように本発明により高純度不純物源でボロンデポ
ジッションができるので拡散での欠陥が大幅に低下する
ことができ、又、P−BNの保管が特に注意する必要がな
く、P−BNの前処理もウェット洗浄が可能になり常にク
リーンな状態にできるようになる等実用上の効果は大き
い。
第1図は本発明の実施例の説明図である。 図において、1はシリコン基体(ウェハ)、2は熱分解
窒化ホウ素(P−BN)である。
窒化ホウ素(P−BN)である。
Claims (1)
- 【請求項1】ウェハ状の熱分解窒化ホウ素(以下P−BN
と称す)を不純物源とし、炉内に前記P−BNウェハとシ
リコンウェハを接触させて配置すると共に、前記炉内
を、酸素ガス、不活性ガス及び塩素化剤(HCl,Cl2,Cc
l4,C2HCl3等)の混合ガス雰囲気で、加熱処理すること
によりシリコンウェハ上にボロンをデポジッションする
ことを特徴とする半導体装置の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4337587A JPH0770496B2 (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | 半導体装置の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4337587A JPH0770496B2 (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | 半導体装置の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63211618A JPS63211618A (ja) | 1988-09-02 |
JPH0770496B2 true JPH0770496B2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=12662086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4337587A Expired - Fee Related JPH0770496B2 (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | 半導体装置の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0770496B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2583681B2 (ja) * | 1991-03-20 | 1997-02-19 | 信越半導体株式会社 | 半導体ウェーハへの硼素拡散方法 |
JPH0945670A (ja) * | 1995-07-29 | 1997-02-14 | Hewlett Packard Co <Hp> | Iii族−n系結晶の気相エッチング方法および再成長方法 |
-
1987
- 1987-02-26 JP JP4337587A patent/JPH0770496B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63211618A (ja) | 1988-09-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |