JPH0769787B2 - 逆数演算装置 - Google Patents

逆数演算装置

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JPH0769787B2 JP63094787A JP9478788A JPH0769787B2 JP H0769787 B2 JPH0769787 B2 JP H0769787B2 JP 63094787 A JP63094787 A JP 63094787A JP 9478788 A JP9478788 A JP 9478788A JP H0769787 B2 JPH0769787 B2 JP H0769787B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、計算機において除算等を行う際に必要となる
逆数を短時間で演算することができる逆数演算装置に関
する。
[従来の技術] 逆数の演算は、除算器を持たない計算機において、除算
を実現するために是非とも備える必要がある機能の一つ
である。
従来、一般的に除算は引離し法又は引戻し法等によって
行われている。しかし、この方式は、n桁の商を得るた
めに演算をn回繰り返す必要があるため、演算時間が長
くなるという欠点がある。
このため、高速の乗算器を備えた計算機では、Newton法
を使用した逐次近似によって除数の逆数を求め、これを
被除数と乗算する方式で除算を行うことが多い。以下
に、Newton法を使用して逐次近似で除数aの逆数1/aを
算出する手法について説明する。
1/aは関数f(x)=1/x−a=0の解であるから、出発
値x0を与えて順次改良された近似解x1,x2,……を求めて
ゆき、第m近似解xmが求まったとき、第(m+1)近似
解xm+1は次式で表される。
xm+1=xm−f(xm)/f′(xm) =xm+(1/xm−a) ×{1/(xm)} =xm×(2−a×xm) ……(1) ここで、aは浮動小数点方式で表された数値の仮数部で
あり、1≦a<2と正規化されているものとする。
第m近似解xmは1/aの近似値であるが、Newton法の2乗
収束の性質より、第(m+1)近似解xm+1で2n桁の精度
を期待するならば、n桁の精度のxmを用意すればよいこ
とが知られている。このため、予め計算された1/aのデ
ータが記憶されているテーブルROMを用意し、以下の手
順でaからxmを求めればよい。
先ず、2nビットの入力データaを上位nビットのデータ
Hと下位nビットのデータLとに分離し(a=H+
L)、次に、データHをアドレスとしてテーブルROMを
引き、2nビットのxmを求める。次いで、このxmとaとを
乗算し、定数2からこの乗算値を減算し、更に、この減
算値にxmを乗じることによって、(1)式のxm+1を求め
る。
なお、xm+1に2n桁の精度を保証するには、(1)式にお
ける乗算と減算には2n桁の精度が必要とされる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来技術においては、以下に述
べるような欠点がある。
先ず、演算時間が長いという問題点がある。
即ち、逆数1/aと実質的に等しいxm+1を求めるための
(1)式の演算において、テーブルROMの検索が1回、
乗算が2回及び減算が1回必要である。しかも、テーブ
ルROMの検索、乗算及び減算は並列に演算できないの
で、逐次的に演算する必要がある。このために、演算時
間が長くなる。
次に、ハードウエアが大規模になるという問題点があ
る。
即ち、(1)式において、2n桁の精度を保証するために
は、2回の乗算を2n桁の精度で行う必要がある。換言す
れば、この場合、2n×2nビットの容量を有する乗算器が
必要となる。更に、(1)式を1ステップで演算しよう
とすれば、2n×2nビットの容量を有する乗算器が2組必
要となる。このような要求を満たそうとすれば、LSI化
する上で必然的に素子面積の増大を招き、且つ、ハード
ウエアが大規模となる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
小規模のハードウエアを使用しても高精度で、且つ、短
時間で演算を行うことができる逆数演算装置を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る逆数演算装置は、Nビットの入力データa
(Nは2以上の自然数)から上位Mビット(Mは自然
数)の第1の分割データH及び下位(N-M)ビットの第
2の分割データLを分割して夫々出力する分割手段と、
逆数及び逆数の2乗に関するデータが予め記憶されてい
て前記第1の分割データHを入力するとその対応する逆
数1/Hに関するデータ及び逆数の2乗1/H2に関するデー
タを夫々出力するメモリ手段と、前記第2の分割データ
L及び前記逆数の2乗データ1/H2を乗算してその乗算値
L/H2に関するデータを出力する乗算手段と、前記逆数1/
Hと前記乗算値L/H2との間で加算又は減算して前記入力
データaの逆数を形成する加減算手段とを備えたことを
特徴とする。
[作用] 先ず、数式を用いて、本発明に係る逆数演算装置の演算
原理について説明する。
簡単のために、入力データaのビット数を偶数2n(nは
自然数)とし、2nビットの2進数で表現された入力デー
タaからその2nビットの逆数1/aを以下のようにして求
める。
先ず、入力データaを、例えば、上位nビットのデータ
Hと下位nビットのデータLとにnビットずつ分割する
(n=M=N/2)。この場合a、H及びLの関係は次式
のように表される。
但し、 ak={1,0} (k=0,1,2,…,2n−1) 1≦a<2 ここで、逆数1/aは(1)式から次式のように変形され
る。
1/a=(1/H)×{2−a×(1/H)} =(1/H) ×{2−(H+L)×(1/H)} =(1/H)−L×(1×H2) ……(5) この(5)式から明らかなように、データHを入力と
し、1/H及び1/H2の各データを出力するテーブルROMを用
意すれば、乗算と減算を1回ずつ行うことにより逆数1/
aを得ることができる。
本発明は、前記(5)式に基いたこのような演算原理に
着目したものであって、先ず、分割手段により、Nビッ
トの入力データaを、上位Mビットからなる第1の分割
データH及び下位(N-M)ビットからなる第2の分割デ
ータLとに分割する(但し、a=H+L)。メモリ手段
は逆数データ及び逆数の2乗データを予め記憶してお
り、第1の分割データHを入力すると、その対応する逆
数データ1/H及び逆数の2乗データ1/H2を出力する。そ
して、乗算手段は第2の分割データLと逆数の2乗デー
タ1/H2との乗算を行ってその乗算データ(L/H2)を出力
する。更に、加減算手段は逆数データ1/Hから乗算デー
タL/H2を減算して、減算値(1/H−L/H2)を求め、入力
データaの逆数1/a[第(5)式参照]を形成する。
このように、本発明によれば、メモリ手段における逆数
データ及び逆数の2乗データの検索を合計2回(同時検
索の時は1回)、乗算を1回、また減算を1回実行する
ことにより逆数を算出することができる。従って、従来
方式に比して演算時間を短縮することができる。
また、前記(3)式及び(4)式を参照すれば、H<
2、L<2-(n+1)が成立するので、(5)式の第2項の
演算精度はn桁でよいことがわかる。このために、逆数
1/aにおいて2n桁の精度を実現するためには、メモリ手
段は、所要データ数2n個に対して2n×2nビットの容量を
有する逆数データ用のテーブルROM及び所要データ数2n
個に対しn×2nビットの容量を有する逆数の2乗データ
用のテーブルROMで構成すればよい。また、乗算手段は
n×nビットの容量を有する乗算器で、加減算手段は2n
ビットの容量を有する減算器で夫々構成すればよい。
従来方式では、逆数1/aにおいて2n桁という高い精度を
短時間の演算で得ようとすれば、前述のように、乗算器
は2n×2nビットのものが2組必要であるが、本発明では
上述のようにn×nビットの乗算器で済む。
なお、本発明では逆数データ用のテーブルROMに加え
て、逆数の2乗データ用のテーブルROMを必要とする
が、LSI化を考慮すると、乗算器よりもテーブルROMの方
が小素子面積でしかも容易に設計することができる。従
って、本発明によれば、同程度の高い演算精度を維持す
る場合、従来方式に比して装置のハードウエアを小規模
にすることができる。
なお、前記メモリ手段は、逆数の2乗1/H2に関するデー
タを記憶しているが、このデータを(−1/H2)として記
憶させておくことより、乗算手段は乗算値(−L/H2)を
出力するから、加減算手段を(1/H)と(−L/H2)との
加算を行う加算器で構成することもできる。
[実施例] 以下、添付の図面を参照して、本発明の実施例について
具体的に説明する。
第1図は本発明の第1の実施例に係る逆数演算装置を示
すブロック図である。
第1のレジスタ11は2nビットの容量を有するレジスタ
で、2nビットの入力データa1に関する入力信号10を入力
してこれを保持すると共に、入力データa1を上位nビッ
トからなるデータH1と下位nビットからなるデータL1
に分割する。データH1に関する信号12は第1のレジスタ
11からテーブルROM14に出力される。テーブルROM14は2n
×2n+1ビットの容量を有するROMであり、このテーブルR
OM14には複数種類のデータHについての逆数データ1/H
及び2乗データ1/H2が予め記憶されている。
そして、テーブルROM14は、第1のレジスタ11から出力
されたnビットのデータH1に関する信号12を入力する
と、1/H1又は1/H1 2の出力を指定するための1ビットの
制御信号15によって、入力データH1に対応する2nビット
のデータ1/H1又は1/H1 2を第2のレジスタ16に出力す
る。
第2のレジスタ16は2nビットの容量を有するレジスタで
あり、テーブルROM14から出力される1/H1又は1/H1 2のデ
ータ保持すると共に、データ1/H1 2の上位nビットのデ
ータに関する信号17を乗算器18に出力し、更に、データ
1/H1に関する信号22を減算器21に出力する。
また、乗算器18はn×nビットの容量を有する乗算器
で、第1のレジスタ11から出力されるnビットのデータ
L1に関する信号13と第2のレジスタ16から出力されるデ
ータ1/H1 2の上位nビットのデータに関する信号17との
乗算を行い、2nビットの乗算データL1/H1 2を第3のレジ
スタ19に出力する。そして、第3のレジスタ19はnビッ
トの容量を有するレジスタで、乗算器18から出力される
2nビットのデータのうち上位nビットを保持すると共
に、桁合せを行うために、この保持したnビットのデー
タを下位nビットとし、また、残りの上位nビットを全
て零とする2nビットのデータ(L1/H1 2)を形成し、この
データに関する信号20を減算器21に出力する。
減算器21は2nビットの容量を有する減算器であり、第2
のレジスタ16から出力される2nビットのデータ1/H1に関
する信号22と第3のレジスタ19から出力される2nビット
のデータ(L1/H1 2)に関する信号20とを入力し、前者の
データから後者のデータを減算する。この2nビットの減
算データを入力データa1の逆数である2nビットのデータ
1/a1として、第4のレジスタ24に出力する。第4のレジ
スタ24は2nビットの容量を有するレジスタで、減算器21
から出力される2nビットのデータ1/a1に関する信号23を
受けてこれを保持する。
なお、第1、第2及び第4のレジスタ11,16,24では、最
上位ビットMSBの下位に少数点を置く固定少数点方式で
表された数値を扱う。この場合、第1のレジスタ11上の
入力データa1は正規化されており、1≦a1<2の条件を
満たしている。
第2図は第1の実施例装置による逆数の演算手順を示す
フローチャート図であり、このフローチャート図を参照
して、本実施例の動作について具体的に説明する。な
お、P1乃至P8はフローチャート図の各ステップを示して
いる。
先ず、ステップP2において、第1のレジスタ11に2nビッ
トの入力データa1(=H1+L1)を入力してこれを保持さ
せる。
次に、ステップP3において、1/H1 2出力を指定する制御
信号15を入力した状態で、入力データa1の上位nビット
のデータH1をアドレスとして、テーブルROM14から対応
する2nビットのデータ1/H1 2を取り出し、これを第2の
レジスタ16に保持させる。
そして、ステップP4において乗算器18により第1のレジ
スタ11から出力される入力データa1の下位nビットのデ
ータL1と、第2のレジスタ16から出力されるデータ1/H1
2の上位nビットのデータとの乗算を行う。続いて、乗
算器18の2nビットの出力データのうち上位nビットを第
3のレジスタ19に入力して保持させ、更に、桁合わせを
行うために、このnビットのデータを下位nビットとす
ると共に、残り上位nビットを全て零とする2nビットの
データ(=L1×1/H1 2)を形成させ、このデータを減算
器21に出力する。
また、このステップP4と並行して、ステップP5におい
て、1/H1出力を指定する制御信号15を入力した状態で、
入力データa1の上位nビットのデータH1をアドレスとし
て、テーブルROM14から対応する2nビットのデータ1/H1
を取り出し、これを第2のレジスタ16に保持させる。
そして、減算器21により、第2のレジスタ16から出力さ
れた2nビットのデータ1/H1と第3のレジスタ19から出力
された2nビットのデータ(L1/H1 2)との間で減算処理を
行い、これにより、入力データa1の逆数である2nビット
のデータ1/a1を得る(ステップP6)。更に、ステップP7
でデータ1/a1を第4のレジスタ24に出力してこれを保持
させる。
ここにおいて、ステップP3、ステップP4,P5、及びステ
ップP6,P7の各演算ステップは、1個のクロックパルス
に同期して実行される。従って、本実施例装置による演
算ステップは、実質的に3個のクロックパルスに夫々対
応する演算ブロック(I)乃至(III)で構成され、こ
のために、短い演算時間で逆数の演算を行うことができ
る。
第3図は本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
り、同図を参照して、第2の実施例の構成について説明
する。本実施例の装置では、データ1/H用及びデータ1/H
2用のテーブルROMを独立に備え、これにより逆数1/aを
演算する。
第1のレジスタ31は2nビットの容量を有するレジスタ
で、2nビットの入力データa2信号30を入力してこれを保
持すると共に、入力データa2を上位nビットのデータH2
信号32と下位nビットのデータL2信号33とに分けて個別
に出力する。
第1のテーブルROM34は2n×2nビットの容量を有するROM
で構成され、複数種類のデータHの逆数データ1/Hを予
め記憶している。そして、この第1のデータROM34は、
第1のレジスタ31から出力されるデータH2信号32を出力
してこれに対応する2nビットのデータ1/H2に関する信号
36を出力する。また、第2のテーブルROM35はn×2nビ
ットの容量を有するROMで構成され、複数種類のデータ
Hに対応する逆数の2乗データ1/H2を予め記憶してい
る。そして、この第2のテーブルROM35は第1のレジス
タ31から出力されるデータH2信号32を受けてこれと対応
するnビットのデータ1/H2 2信号37を出力する。
乗算器38はn×nビットの容量を有する乗算器で、第1
のレジスタ31から出力されるnビットのデータL2信号33
と、第2のテーブルROM35から出力されるnビットのデ
ータ1/H2 2信号37とを乗算する。更に、桁合わせを行う
ために、2nビットの乗算データのうち上位nビットを下
位nビットとし、また、残りの上位nビットを全て零と
する2nビットのデータ(=L2×1/H2 2)を形成し、この
データに関する信号39を減算器40に出力する。
そして、減算器40は2nビットの容量を有する減算器であ
り、第1のテーブルROM34から出力される2nビットのデ
ータ1/H2信号36から上記2nビットのデータ信号39を減算
し、入力データa2の逆数として2nビットの減算データ1/
a2に関する信号を出力する。更に、第2のレジスタ24は
2nビットの容量を有するレジスタで、減算器21から出力
される2nビットのデータ1/a2に関する信号41を受けてこ
れ保持する。
なお、上述した本実施例装置では、第1及び第2のレジ
スタ31,42、第1及び第2のテーブルROM34,35並びに減
算器40では、最上位ビットMSBの下位に少数点を置く固
定少数点方式で表された数値が扱われている。また、こ
の場合、第1のレジスタ31上の入力データa2は正規化さ
れて、1≦a2<2を満たしている。
ここで、第2のテーブルROM35にnビットのデータ(−1
/H2)を記憶させておけば、乗算器38に負の数値を乗算
することができるものを使用することにより、減算器42
を加算器で代替させることができる。
更に、第1及び第2のテーブルROM34,35は、上述したよ
うに、同一のnビットのアドレス信号32(入力データa2
の上位nビットのデータH2に関する信号)でアクセスさ
れるので、これらを一体化して、3n×2nビットの容量を
有するテーブルROMで構成することもできる。
第4図は、第2の実施例装置による逆数の演算手順を示
すフローチャート図であり、同図を参照して、逆数の演
算手順を具体的に説明する。なお、Q1乃至Q8はフローチ
ャート図の各ステップを示している。
先ず、ステップQ2において、第1のレジスタ31に2nビッ
トの入力データa2(=H2+L2)を入力してこれを保持さ
せると共に、上位nビットのデータH2と下位nビットの
データL2とを個別に出力させる。
次に、ステップQ3において、入力データa2の上位nビッ
トのデータH2をアドレスとして第1のテーブルROM34か
ら対応する2nビットのデータ1/H2を取り出し、これを減
算器40に入力する。
また、ステップQ3のステップと同時に、ステップQ4にお
いて、nビットのデータH2をアドレスとして、第2のテ
ーブルROM35から対応するnビットのデータ1/H2 2を取り
出し、これを乗算器38に入力する。
次いで、ステップQ5において、乗算器38により第1のレ
ジスタ31から出力されたnビットのデータL2と第2のテ
ーブルROM35から出力されたnビットのデータ1/H2 2との
乗算を行う。そして、桁合わせを行うために、2nビット
の乗算データのうち上位nビットを下位nビットとする
と共に、残り上位nビットを全て零とする2nビットのデ
ータ(=L2/H2 2)を形成して、これを減算器40に出力す
る。
更に、減算器40により第1のテーブルROM34から出力さ
れた2nビットのデータ1/H2を上記2nビットのデータで減
算し、これにより、入力データa2の逆数である2nビット
のデータ1/a2を得る(ステップQ6)。更にまた、ステッ
プQ7で、データ1/a2を第2のレジスタ42に入力してこれ
を保持させる。
以上述べたように、本実施例装置による演算処理におい
ては、Q2乃至Q7のステップを1個のクロックパルス(第
1の実施例装置の演算処理におけるクロックパルスより
もパルス幅は長い)に同期させて実行させることができ
る。このため、演算ステップは実質的に1つの演算ブロ
ックで構成されるので、第1の実施例装置による演算処
理に比して、一層短時間で逆数の演算を行うことができ
る。この場合、第1及び第2のテーブルROM34,35の読出
しを同時に行っているので、テーブル検索に要する時間
は実質的に1回分の時間で済む。従って、演算時間はテ
ーブル検索1回、乗算1回及び減算1回に要する時間の
和となる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、分割手段から入
力データに関する上位ビットデータ及び下位ビットデー
タが夫々出力された後は、メモリ手段における入力デー
タに対応する逆数データ及び逆数の2乗データの検索を
2回(同時検索も可能)、乗算を1回及び加算又は減算
を1回実行することにより、逆数を演算することができ
るので、演算時間を短縮することができる。この場合
に、2回の検索を同時に行う場合は、更に一層演算時間
を短縮することができる。
また、装置構成も、逆数データ及び逆数の2乗データを
検索するためのメモリ手段の他に、1組の乗算手段及び
加算又は減算を行う加減算手段を備えるだけでよいの
で、従来のように大面積を必要とする乗算手段を2組設
ける場合に比して、小面積のLSI化が可能であり、ハー
ドウエアを小規模にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例装置を示すブロック図、
第2図は第1図に示した第1の実施例装置による演算処
理を示すフローチャート図、第3図は本発明の第2の実
施例装置を示すブロック図、第4図は第3図に示した第
2の実施例装置による演算処理を示すフローチャート図
である。 10,30;入力データ信号、11,16,19,24,31,42;レジスタ、
12,32;上位ビットデータ信号、13,33;下位ビットデータ
信号、14,34,35;テーブルROM、18,38;乗算器、21,41;減
算器、23,41;逆数データ信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Nビットの入力データa(Nは2以上の自
    然数)から上位Mビット(Mは自然数)の第1の分割デ
    ータH及び下位(N-M)ビットの第2の分割データLを
    分割して夫々出力する分割手段と、逆数及び逆数の2乗
    に関するデータが予め記憶されていて前記第1の分割デ
    ータHを入力するとその対応する逆数1/Hに関するデー
    タ及び逆数の2乗1/H2に関するデータを夫々出力するメ
    モリ手段と、前記第2の分割データL及び前記逆数の2
    乗データ1/H2を乗算してその乗算値L/H2に関するデータ
    を出力する乗算手段と、前記逆数1/Hと前記乗算値L/H2
    との間で加算又は減算して前記入力データaの逆数を形
    成する加減算手段とを備えたことを特徴とする逆数演算
    装置。
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