JPH076974Y2 - ストリップスクラップ巻取装置 - Google Patents

ストリップスクラップ巻取装置

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JPH076974Y2
JPH076974Y2 JP8693291U JP8693291U JPH076974Y2 JP H076974 Y2 JPH076974 Y2 JP H076974Y2 JP 8693291 U JP8693291 U JP 8693291U JP 8693291 U JP8693291 U JP 8693291U JP H076974 Y2 JPH076974 Y2 JP H076974Y2
Authority
JP
Japan
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scrap
strip
winding
frame
winding device
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Expired - Lifetime
Application number
JP8693291U
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English (en)
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JPH0533905U (ja
Inventor
武彦 樋本
豊 高瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ROZAI KOGYO KAISHA, LTD.
Original Assignee
ROZAI KOGYO KAISHA, LTD.
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  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は金属ストリップコイルの
連続処理ラインの出側におけるストリップスクラップの
巻取装置に関するもので、詳しくは、先行ストリップと
後行ストリップの接続部または連続塗装ラインでの未塗
装部の長尺不要部スクラップを巻取る装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】金属ストリップコイルの連続処理ライン
においては、処理ラインを停止させることなく、入側巻
戻し先行コイル終端と後行コイル先端を重ね合せ溶接で
接続して連続的に送り出す必要がある。この接続部は一
般に成形加工しても製品にならないので、巻取機に巻取
る前に取り除く必要がある。
【0003】また、塗装ラインの場合でも、未塗装部分
などは製品として使用することができないため、不要に
なることから取り除かなければならなかった。この取り
除く方法として、従来はシャーで細切れに連続切断する
か、テンションリール(巻取り機)で巻取っていた。
【0004】シャーで連続切断すると、刃物の消耗がひ
どくて短期間のうちに取換えなければならず、また、そ
の連続切断する場合のストリップ速度は約30m/分で送
り切断を繰り返すので時間がかかりすぎた。
【0005】テンションリールで巻取ると、リールの着
脱や搬出処理に時間がかかりすぎると同時に作業が面倒
になるという問題があった。
【0006】このような取り除き作業はできる限り短時
間で完了しなければいけないが、近年、ライン処理速度
が150〜250m/分と速くなっているので、短時間
(120〜150秒)で巻取り機から製品コイルを取り
外してスクラップ処理をしなければならなかった。
【0007】その為、シャー機械の上流部に作業時間分
のストリップを貯めるアキュムレータまたはルーパー設
備が必要となっている。すなわち、作業時間が長くなれ
ばなるほど又処理速度が速くなればなるほどアキュムレ
ータの容量が増大化され、ライン設置面積が大型化し設
備費が高くなる等の問題点があった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこのような問
題点を解消したもので、長尺ストリップスクラップを連
続的に円筒渦巻状に高速成形して短時間で処理できると
共に、処理ラインで多大なスペースを占めるアキュムレ
ータ容量を削減できるストリップスクラップ巻取装置を
提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案のストリップスクラップ巻取装置は、出側シ
ャー1の後部に、後部下方に向かって傾斜自在となる案
内テーブル2を設け、その後方にスクラップ6を挟着し
て屈曲するベンデイングロール5を配置し、その下部に
スクラップ6を巻取り案内する多数のガイドローラ8,
8,8・・・・・を付設した馬蹄形フレーム7を設け、
該フレーム7は左右フレーム7a,7bに分割されてい
て開閉自在としたものである。
【0010】
【作用】本考案のスクラップ巻取装置を実施した場合、
60m/分のストリップ速度で巻取りができ、1回当り5
0m のストリップ巻取りができ、50m のストリップス
クラップ処理時間は、従来は50m ÷30m/分=1.66
分≒100sec 、本巻取装置では50m ÷60m/分=0.
83分≒50sec で従来の1/2 の作業時間で済む。
【0011】また、製品巻取機(テンションリール)か
ら製品を取外し、新ストリップを巻取り作業開始迄の時
間も、従来より30秒程作業短縮ができ、出側アキュム
レータの容量120〜150秒のものが、90〜120
秒の貯え容量でよくなった。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を示す図面について説
明すると、1は金属ストリップコイルの処理装置の出側
に設けたストリップを切断するシャー、2はそのシャー
1の後方に設置した案内テーブルで、通常は水平状態に
なっているが、スクラップ導入時には、案内テーブル2
の下面に取付けた油圧シリンダー3の作動で後部下方に
向かって傾斜できるようになっている。
【0013】4は案内テーブル2の先に設けたガイド
板、5はストリップスクラップ6を挟圧して屈曲させる
ベンディングロールで、スクラップ6が案内テーブル
2、ガイド板4を経て導入しやすいように案内テーブル
2、ガイド板4の傾斜延長線上に配置されている。
【0014】このベンディングロール5は、適宜間隔を
存して平行に配した2個の上部駆動ロール5a,5a
と、その上部駆動ロール5a,5a間の中央部下方に位
置する上下動自在のフリーロール5bとで構成されてい
る。
【0015】7はスクラップ6を巻取り案内する左右に
分割された馬蹄形のフレームであり、左右フレーム7
a、7bの円弧状に沿ってガイドローラ8,8,8・・
・・が多数配されてある。そして、一方の左フレーム7
aの一側面に油圧シリンダー9が取付けられていて、上
部の枢軸10を支点として開閉自在となっている。他方
の右フレーム7bは上下部を軸着固定してある。11は
巻取られたスクラップ6aを排出するスクラップ台車箱
である。
【0016】図5に示すのは、フレーム7の変形例を示
すもので、鋼製ストリップを巻取る場合は重量が重くな
ることから、左フレーム7aの最下部のガイドローラ8
a,8bの下部に、該ガイドローラ8a、8bより大径
の駆動ローラ8cを設けることにより、スクラップの荷
重を受けることができると共に回転の助勢をして巻取り
を一層スムースに行えるものである。
【0017】このように構成した本考案の作動状態を説
明すると、図1に示すように、出側アキュムレータ1
2、テンションブライドル13,13を経て、シャー1
にスクラップ6の先端が到達すると切断される。それと
同時に水平状態であった案内テーブル2が油圧シリンダ
ー3の作動で後部下方に向かって傾斜する。
【0018】案内テーブル2が傾斜するとスクラップ6
は案内テーブル2上を滑り、図3に示すようにガイド板
4を経てベンディングロール5の上部駆動ロール5a,
5aとフリーロール5b間に導入される。導入されると
フリーロール5bがシリンダー(図示せず)駆動で上動
され、上部駆動ロール5a,5aとで挟圧する。
【0019】その後、上部駆動ロール5a,5aを駆動
させると該駆動ロール5a,5aは同一方向に回動す
る。それに伴って圧接しているフリーロール5bが従動
してスクラップ6を連続的に屈曲させ巻取り部へ送る。
【0020】屈曲されたスクラップ6の先端は、フレー
ム7に設けたガイドローラ8,8,8・・・・・の案内
で円筒状に巻回されていき、スクラップ6aの先端がフ
レーム7を一回巻回すると円筒状に巻回されるものであ
る。
【0021】円筒渦巻き状に巻回されたスクラップ6a
は、左フレーム7aに取付けた油圧シリンダー9を作動
させて開き、その下部で待機しているスクラップ台車箱
11に落下されるものである。
【0022】案内テーブル2は、ストリップスクラップ
6aの終端がベンディングロール5に完全に巻込んだ時
点で通常の水平状態に復帰させる。また、スクラップ6
aの放出終了で両フレーム7a,7bを閉鎖し、フリー
ロール5bを下方に移動して次回のスクラップ巻取りに
備える。
【0023】ストリップとストリップの接続部のみや短
いスクラップ処理の場合は、図3に示すように、案内テ
ーブル2をさらに下方に下げた位置2aから直接スクラ
ップ台車箱11に滑り落すことも可能である。
【0024】なお、前期の実施例においては、左フレー
ム7a側にのみ油圧シリンダー9を取付けて開放する場
合を示したが、ストリップが厚い場合は、フレーム7の
内径も大きくする必要があり、巻込まれた円筒渦巻外径
も大きくなることから、右フレーム7b側にもシリンダ
ーを取付け、両フレーム7a,7bを共に開放して落下
させることもある。
【0025】
【考案の効果】本考案のストリップスクラップ巻取装置
によれば、スクラップ処理の時間が従来の1/2 の作業時
間で済ませられる。また、製品巻取機から製品を取り外
し、新ストリップを巻取り作業開始迄の時間も、従来よ
り30秒程作業短縮でき、出側アキュムレータの容量を
少なくすることができ、高価な設備費が軽減されると共
に設備長も短くなり生産能率が向上する。
【0026】さらに、本装置はベンディングロール5と
巻取り案内するガイドローラ付きの馬蹄形フレーム7を
設けただけの簡単な構造であるから、故障発生がなく、
作動が確実となって長期間に亘って使用できもるのであ
る。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のストリップコイルの処理装置の出側の
簡略説明図
【図2】案内テーブルを傾斜した状態の簡略側面図
【図3】ストリップスクラップがベンディングロールに
導入された簡略側面図
【図4】ストリップスクラップが巻回されている状態の
簡略側面図
【図5】フレームの変形例を示す簡略側面図
【0028】
【符号の説明】
1 出側シャー 2 案内テーブル 5 ベンディングロール 6 スクラップ 7 馬蹄形フレーム 7a 左フレーム 7b 右フレーム 8 ガイドローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出側シャー1の後部に、後部下方に向か
    って傾斜自在となる案内テーブル2を設け、その後方に
    スクラップ6を挟着して屈曲するベンディングロール5
    を配置し、その下部にスクラップ6を巻取り案内する多
    数のガイドローラ8,8,8・・・・・を付設した馬蹄
    形フレームを設け、該フレーム7は左右フレーム7a,
    7bに分割されていて開閉自在となるように構成したこ
    とを特徴とするストリップスクラップ巻取装置。
JP8693291U 1991-09-27 1991-09-27 ストリップスクラップ巻取装置 Expired - Lifetime JPH076974Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8693291U JPH076974Y2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 ストリップスクラップ巻取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8693291U JPH076974Y2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 ストリップスクラップ巻取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0533905U JPH0533905U (ja) 1993-05-07
JPH076974Y2 true JPH076974Y2 (ja) 1995-02-22

Family

ID=13900643

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8693291U Expired - Lifetime JPH076974Y2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 ストリップスクラップ巻取装置

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JPH0533905U (ja) 1993-05-07

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