JPH0769544A - エレベータ制御装置 - Google Patents
エレベータ制御装置Info
- Publication number
- JPH0769544A JPH0769544A JP5221910A JP22191093A JPH0769544A JP H0769544 A JPH0769544 A JP H0769544A JP 5221910 A JP5221910 A JP 5221910A JP 22191093 A JP22191093 A JP 22191093A JP H0769544 A JPH0769544 A JP H0769544A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elevator
- car
- call
- call registration
- car call
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Elevator Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ビルの輸送力を落とさずに、ゾーン分割運転時
の身障者向けのエレベータのサービスを向上させること
ができるエレベータ制御装置を得ることにある。 【構成】複数の階床に対してサービスするエレベータを
複数台並設し、各エレベータに身障者向けのかご呼び及
び乗り場呼び登録手段10,13を備え、各エレベータ
のサービスゾーンを複数に分割してゾーン分割運転を行
い、発生した共通の乗り場呼びに応答させるのに最適な
エレベータを即時に選択して割り当てる群管理制御エレ
ベータにおいて、交通需要が増加することを検出する
と、ゾーン分割運転指令を出力する割当て制御部5と、
5からのゾーン分割運転指令によりゾーン分割運転を行
う運転制御部4と、13からの呼びが生じたとき5から
のゾーン分割運転指令を阻止し、10により全階のかご
呼びを登録を可能にするゾーン分割運転阻止手段を具備
したもの。
の身障者向けのエレベータのサービスを向上させること
ができるエレベータ制御装置を得ることにある。 【構成】複数の階床に対してサービスするエレベータを
複数台並設し、各エレベータに身障者向けのかご呼び及
び乗り場呼び登録手段10,13を備え、各エレベータ
のサービスゾーンを複数に分割してゾーン分割運転を行
い、発生した共通の乗り場呼びに応答させるのに最適な
エレベータを即時に選択して割り当てる群管理制御エレ
ベータにおいて、交通需要が増加することを検出する
と、ゾーン分割運転指令を出力する割当て制御部5と、
5からのゾーン分割運転指令によりゾーン分割運転を行
う運転制御部4と、13からの呼びが生じたとき5から
のゾーン分割運転指令を阻止し、10により全階のかご
呼びを登録を可能にするゾーン分割運転阻止手段を具備
したもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサービスゾーンを複数に
分割してゾーン分割運転を行い、発生した共通の乗り場
呼びに応答させるのに最適なエレベータを即時に選択し
て割り当てる群管理制御エレベータ制御装置に関する。
分割してゾーン分割運転を行い、発生した共通の乗り場
呼びに応答させるのに最適なエレベータを即時に選択し
て割り当てる群管理制御エレベータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】群管理制御と呼ばれる制御方式は、乗り
場呼びが発生すると、その乗り場呼びに対処するのに最
適なエレベータを直ちに選択して割当て、割り当てられ
たエレベータがその乗り場呼びの発生階に応答しサービ
スする。
場呼びが発生すると、その乗り場呼びに対処するのに最
適なエレベータを直ちに選択して割当て、割り当てられ
たエレベータがその乗り場呼びの発生階に応答しサービ
スする。
【0003】また、朝の出勤時間帯や夕方の退社時間
帯、昼食時間帯のような交通需要の増加時、更には夜間
や休日等のような交通減少時など、そのビル独得の交通
変化に合わせて予め設定した運転モードに切り換えなが
ら効率的な運用を図るべくエレベータを制御するもので
ある。
帯、昼食時間帯のような交通需要の増加時、更には夜間
や休日等のような交通減少時など、そのビル独得の交通
変化に合わせて予め設定した運転モードに切り換えなが
ら効率的な運用を図るべくエレベータを制御するもので
ある。
【0004】例えば、朝の出勤時間帯は基準階から上昇
方向への需要が多くなるので、この需要をさばくのに最
適な方法で制御される。つまり、輸送力を強化させるこ
とを目的として各エレベータのサービスできる階床を分
担し、ゾーン分割運転を行ってサービスをすることがあ
る。
方向への需要が多くなるので、この需要をさばくのに最
適な方法で制御される。つまり、輸送力を強化させるこ
とを目的として各エレベータのサービスできる階床を分
担し、ゾーン分割運転を行ってサービスをすることがあ
る。
【0005】一方、福祉設備の充実を求める要求が高ま
るにつれて、身障者向け専用呼び登録手段を乗り場やか
ご内に備えたエレベータが増えている。しかしながら、
身障者のエレベータの使い勝手を考慮すると、身障者用
として応答するエレベータが固定されている方がいいの
で、通常は、群管理制御されているエレベータの中の1
台または2台というように台数が限定されている。
るにつれて、身障者向け専用呼び登録手段を乗り場やか
ご内に備えたエレベータが増えている。しかしながら、
身障者のエレベータの使い勝手を考慮すると、身障者用
として応答するエレベータが固定されている方がいいの
で、通常は、群管理制御されているエレベータの中の1
台または2台というように台数が限定されている。
【0006】このような構成において、各エレベータの
応答分担をゾーンにわけるゾーン分割運転を行うと、身
障者が乗り場からエレベータを呼び寄せて乗車した場
合、その身障者かご呼び登録手段を備えたエレベータが
分担している階にしかいくことができず、不便を感じた
り、戸惑ったりすることになってしまう。またこの問題
を解決するために、身障者かご呼び登録手段を備えたエ
レベータのみ全階床サービスできる様にすることも考え
られる。
応答分担をゾーンにわけるゾーン分割運転を行うと、身
障者が乗り場からエレベータを呼び寄せて乗車した場
合、その身障者かご呼び登録手段を備えたエレベータが
分担している階にしかいくことができず、不便を感じた
り、戸惑ったりすることになってしまう。またこの問題
を解決するために、身障者かご呼び登録手段を備えたエ
レベータのみ全階床サービスできる様にすることも考え
られる。
【0007】しかし、こうすると輸送力強化のためのゾ
ーン分割の効果が落ちてしまい、サービスが低下してし
まう。別の案としては、分割運転を行っている時は身障
者呼びを不登録にして、輸送力低下の防止と、行ける階
と行けない階があることからくる身障者の戸惑いをなく
す方法もあるが、身障者に対するサービスが著しく低下
してしまう。
ーン分割の効果が落ちてしまい、サービスが低下してし
まう。別の案としては、分割運転を行っている時は身障
者呼びを不登録にして、輸送力低下の防止と、行ける階
と行けない階があることからくる身障者の戸惑いをなく
す方法もあるが、身障者に対するサービスが著しく低下
してしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた様に、身障
者呼び登録手段を備えたエレベータを含む群管理システ
ムでゾーン分割運転を行う場合、身障者呼び登録手段を
備えたエレベータの応答分担が、ビル全体の輸送力の効
率アップかあるいは身障者に対するサービスを向上させ
るのか、どちらか一方を重視したサービスでしか定める
ことができなかった。
者呼び登録手段を備えたエレベータを含む群管理システ
ムでゾーン分割運転を行う場合、身障者呼び登録手段を
備えたエレベータの応答分担が、ビル全体の輸送力の効
率アップかあるいは身障者に対するサービスを向上させ
るのか、どちらか一方を重視したサービスでしか定める
ことができなかった。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、ビルの輸送力
を落とさずに、ゾーン分割運転時の身障者向けのエレベ
ータのサービスを向上させることができるエレベータ制
御装置を提供することにある。
されたもので、その目的とするところは、ビルの輸送力
を落とさずに、ゾーン分割運転時の身障者向けのエレベ
ータのサービスを向上させることができるエレベータ制
御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に対応する発明は、複数の階床に対してサー
ビスするエレベータを複数台並設し、これら複数台のエ
レベータのうち身障者用に応答するエレベータを少なく
とも1つ設け、この身障者用エレベータに設けられる身
障者向けのかご呼び登録手段と、各階に設けられる身障
者向けの乗り場呼び登録手段とを備え、前記複数台のエ
レベータのサービスゾーンを複数に分割してゾーン分割
運転を行い、発生した共通の乗り場呼びに応答させるの
に最適なエレベータを即時に選択して割り当てる群管理
制御エレベータにおいて、交通需要が増加することを検
出すると、ゾーン分割運転指令を出力する割当て制御手
段と、この割当て制御手段からのゾーン分割運転指令に
よりゾーン分割運転を行う運転制御手段と、前記ゾーン
分割運転中に前記身障者向けの乗り場呼び登録手段から
の呼びにより身障者用エレベータが応答した際に、前記
身障者向けのかご呼び登録手段により全階のかご呼び登
録を可能にする手段と、、を具備したエレベータ制御装
置である。
に請求項1に対応する発明は、複数の階床に対してサー
ビスするエレベータを複数台並設し、これら複数台のエ
レベータのうち身障者用に応答するエレベータを少なく
とも1つ設け、この身障者用エレベータに設けられる身
障者向けのかご呼び登録手段と、各階に設けられる身障
者向けの乗り場呼び登録手段とを備え、前記複数台のエ
レベータのサービスゾーンを複数に分割してゾーン分割
運転を行い、発生した共通の乗り場呼びに応答させるの
に最適なエレベータを即時に選択して割り当てる群管理
制御エレベータにおいて、交通需要が増加することを検
出すると、ゾーン分割運転指令を出力する割当て制御手
段と、この割当て制御手段からのゾーン分割運転指令に
よりゾーン分割運転を行う運転制御手段と、前記ゾーン
分割運転中に前記身障者向けの乗り場呼び登録手段から
の呼びにより身障者用エレベータが応答した際に、前記
身障者向けのかご呼び登録手段により全階のかご呼び登
録を可能にする手段と、、を具備したエレベータ制御装
置である。
【0011】前記目的を達成するために請求項2に対応
する発明は、身障者向けの乗り場呼びによる応答かどう
かを、戸開指令の種類に応じて判定する判定手段を具備
した請求項1記載のエレベータ制御装置である。
する発明は、身障者向けの乗り場呼びによる応答かどう
かを、戸開指令の種類に応じて判定する判定手段を具備
した請求項1記載のエレベータ制御装置である。
【0012】前記目的を達成するために請求項3に対応
する発明は、複数の階床に対してサービスするエレベー
タを複数台並設し、これら複数台のエレベータのうち身
障者用に応答するエレベータを少なくとも1つ設け、こ
の身障者用エレベータに設けられる身障者向けのかご呼
び登録手段と、各階に設けられる身障者向けの乗り場呼
び登録手段とを備え、前記複数台のエレベータのサービ
スゾーンを複数に分割してゾーン分割運転を行い、発生
した共通の乗り場呼びに応答させるのに最適なエレベー
タを即時に選択して割り当てる群管理制御エレベータに
おいて、前記エレベータの戸開の種類を判定する判定手
段と、この判定手段により身障者呼びによる戸開である
と判定されたとき、前記身障者向けのかご呼び登録手段
を全階登録可能にし、戸閉完了後通常のゾーン分割運転
に戻す手段と、を具備したエレベータ制御装置である。
する発明は、複数の階床に対してサービスするエレベー
タを複数台並設し、これら複数台のエレベータのうち身
障者用に応答するエレベータを少なくとも1つ設け、こ
の身障者用エレベータに設けられる身障者向けのかご呼
び登録手段と、各階に設けられる身障者向けの乗り場呼
び登録手段とを備え、前記複数台のエレベータのサービ
スゾーンを複数に分割してゾーン分割運転を行い、発生
した共通の乗り場呼びに応答させるのに最適なエレベー
タを即時に選択して割り当てる群管理制御エレベータに
おいて、前記エレベータの戸開の種類を判定する判定手
段と、この判定手段により身障者呼びによる戸開である
と判定されたとき、前記身障者向けのかご呼び登録手段
を全階登録可能にし、戸閉完了後通常のゾーン分割運転
に戻す手段と、を具備したエレベータ制御装置である。
【0013】
【作用】請求項1〜3に対応する発明によれば、交通需
要が増加することが検出されると、ゾーン分割運転指令
が出力される。各エレベータはこの運転指令を受けて、
あらかじめ定められた分担にのみサービスを行うように
なる。しかし、乗り場に設置された身障者向け専用の乗
り場呼び登録手段により呼び寄せられ応答したときは身
障者向け専用かご呼び手段は全階登録できるようにな
る。従って、ビルの輸送力を落とさずに、ゾーン分割運
転時の身障者向けのエレベータのサービスを向上させる
ことができる。
要が増加することが検出されると、ゾーン分割運転指令
が出力される。各エレベータはこの運転指令を受けて、
あらかじめ定められた分担にのみサービスを行うように
なる。しかし、乗り場に設置された身障者向け専用の乗
り場呼び登録手段により呼び寄せられ応答したときは身
障者向け専用かご呼び手段は全階登録できるようにな
る。従って、ビルの輸送力を落とさずに、ゾーン分割運
転時の身障者向けのエレベータのサービスを向上させる
ことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。図1はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図
である。エレベータ制御装置1はエレベータの運行制御
を司る部分であり、モーター制御装置2を制御してかご
3の昇降動作、ドアの開閉動作を制御するようになって
いる。
る。図1はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図
である。エレベータ制御装置1はエレベータの運行制御
を司る部分であり、モーター制御装置2を制御してかご
3の昇降動作、ドアの開閉動作を制御するようになって
いる。
【0015】エレベータ制御装置1は、運転制御部4
と、割当て制御部5を備えており、運転制御部4は割当
て制御部5からの指令によりエレベータの運転制御を行
う。割当て制御部5は、乗り場呼びに対する予測到着時
間を演算し割当てを行うと共に、交通需要が増加する条
件が検出されると、サービスゾーンを分割して運転する
ゾーン分割運転指令を出力する。
と、割当て制御部5を備えており、運転制御部4は割当
て制御部5からの指令によりエレベータの運転制御を行
う。割当て制御部5は、乗り場呼びに対する予測到着時
間を演算し割当てを行うと共に、交通需要が増加する条
件が検出されると、サービスゾーンを分割して運転する
ゾーン分割運転指令を出力する。
【0016】かご3内には、かご呼び入出力制御部6
と、一般かご呼び登録装置9と身障者かご呼び登録装置
10を有し、かご呼び入出力制御部6は一般かご呼びお
よび身障者かご呼び登録装置9,10を制御している。
と、一般かご呼び登録装置9と身障者かご呼び登録装置
10を有し、かご呼び入出力制御部6は一般かご呼びお
よび身障者かご呼び登録装置9,10を制御している。
【0017】一般乗り場呼び登録装置7a〜7nは各階
に設置され、この乗り場呼び登録装置7a〜7nからの
乗り場呼び信号が乗り場呼び入出力制御部8a〜8nを
介してエレベータ制御装置1に入力され、またエレベー
タ制御装置1から乗り場呼び登録信号が出力されるよう
になっている。
に設置され、この乗り場呼び登録装置7a〜7nからの
乗り場呼び信号が乗り場呼び入出力制御部8a〜8nを
介してエレベータ制御装置1に入力され、またエレベー
タ制御装置1から乗り場呼び登録信号が出力されるよう
になっている。
【0018】なお、乗り場呼び登録装置7a〜7nは、
ひとつの階に複数個設置されているが、図1では一つで
あらわしている。同様に、身障者向け専用乗り場呼び登
録装置12a〜12nは、この各登録装置12から身障
者乗り場呼び信号が身障者向乗り場呼び入出力制御部1
3を介してエレベータ制御装置1に入力され、またエレ
ベータ制御装置1から身障者乗り場呼び登録信号が出力
される。
ひとつの階に複数個設置されているが、図1では一つで
あらわしている。同様に、身障者向け専用乗り場呼び登
録装置12a〜12nは、この各登録装置12から身障
者乗り場呼び信号が身障者向乗り場呼び入出力制御部1
3を介してエレベータ制御装置1に入力され、またエレ
ベータ制御装置1から身障者乗り場呼び登録信号が出力
される。
【0019】次に、以上のように構成された構成要素の
動作について説明する。まず、割当制御部5内で出勤時
時間帯であり交通需要が増加することが検出されると、
運転制御部4に対してゾーン分割運転指令が出力され各
エレベータはゾーン分割運転を行う。
動作について説明する。まず、割当制御部5内で出勤時
時間帯であり交通需要が増加することが検出されると、
運転制御部4に対してゾーン分割運転指令が出力され各
エレベータはゾーン分割運転を行う。
【0020】例えば、図2の様に、各エレベータによっ
てサービスできる階が分割される。図2はA号機からF
号機まで6台のエレベータで構成されたビルの、ゾーン
分割運転時のサービス分担例を表す図である。この図の
場合は、A号機からC号機が1Fから6Fをサービス
し、D号機からF号機が1Fと6Fから12Fをサービ
スする。
てサービスできる階が分割される。図2はA号機からF
号機まで6台のエレベータで構成されたビルの、ゾーン
分割運転時のサービス分担例を表す図である。この図の
場合は、A号機からC号機が1Fから6Fをサービス
し、D号機からF号機が1Fと6Fから12Fをサービ
スする。
【0021】1FはA号機からC号機までと、D号機か
らF号機までと共通の階であるため、1Fの上昇方向の
一般乗り場呼びは系統分離されている。つまり、通常は
A号機からC号機の乗り場呼びも、D号機からF号機の
呼びも連動してひとつの乗り場呼びとして扱われるが、
ゾーン分割運転中はそれぞれ別個の呼びとして扱われ
る。従って、A号機からC号機の一般乗り場呼びが登録
されたときはA号機からC号機の中から1台最適な号機
を選択して割当て、D号機からF号機側の一般乗り場呼
びが登録されたときは、D号機からF号機の中から1台
最適な号機を選択して割当てる。割当てられ応答したエ
レベータはそれぞれ決められた分担に従ってかご呼びを
登録許可にしサービスする。
らF号機までと共通の階であるため、1Fの上昇方向の
一般乗り場呼びは系統分離されている。つまり、通常は
A号機からC号機の乗り場呼びも、D号機からF号機の
呼びも連動してひとつの乗り場呼びとして扱われるが、
ゾーン分割運転中はそれぞれ別個の呼びとして扱われ
る。従って、A号機からC号機の一般乗り場呼びが登録
されたときはA号機からC号機の中から1台最適な号機
を選択して割当て、D号機からF号機側の一般乗り場呼
びが登録されたときは、D号機からF号機の中から1台
最適な号機を選択して割当てる。割当てられ応答したエ
レベータはそれぞれ決められた分担に従ってかご呼びを
登録許可にしサービスする。
【0022】図3はかご呼びマスクテーブル20,2
1,22の例である。各ビットが各階かご呼びに対応
し、登録できる階のビットがオンしており、このような
かご呼びマスクテーブルをかご呼び入出力制御部6に対
して出力することにより応答分担を変化させることがで
きる。
1,22の例である。各ビットが各階かご呼びに対応
し、登録できる階のビットがオンしており、このような
かご呼びマスクテーブルをかご呼び入出力制御部6に対
して出力することにより応答分担を変化させることがで
きる。
【0023】またA号機は身障者かご呼び登録手段10
を備えたエレベータである。次にA号機の動作について
図4のフローチャートを用いて説明する。まず、割当て
制御部5からの信号によりゾーン分割運転に切り替わる
と、図3の自号機のゾーン分割運転用かご呼び登録許可
マスクテーブル20を、一般かご呼びマスクテーブル2
1及び身障者かご呼びマスクテーブル22にセットする
(ステップS1,S2)。ゾーン分割用マスクデータは
あらかじめROMなどにセットされている。A号機が1
Fの割当に応答すると(S3)、戸開指令の種類を判定
する(S4)。
を備えたエレベータである。次にA号機の動作について
図4のフローチャートを用いて説明する。まず、割当て
制御部5からの信号によりゾーン分割運転に切り替わる
と、図3の自号機のゾーン分割運転用かご呼び登録許可
マスクテーブル20を、一般かご呼びマスクテーブル2
1及び身障者かご呼びマスクテーブル22にセットする
(ステップS1,S2)。ゾーン分割用マスクデータは
あらかじめROMなどにセットされている。A号機が1
Fの割当に応答すると(S3)、戸開指令の種類を判定
する(S4)。
【0024】この場合、エレベータ制御装置1からモー
タ制御装置2のドア(戸)の開閉動作側に与えられる戸
開指令によって、身障者に呼びによる戸開指令(通常よ
り戸開時間が長くなるように設定されている)か、これ
以外の通常の戸開指令呼びによる戸開指令かを判定す
る。
タ制御装置2のドア(戸)の開閉動作側に与えられる戸
開指令によって、身障者に呼びによる戸開指令(通常よ
り戸開時間が長くなるように設定されている)か、これ
以外の通常の戸開指令呼びによる戸開指令かを判定す
る。
【0025】このように、S4において判定した結果
が、身障者向け乗り場呼びによる戸開指令ならば、ゾー
ン分割運転用のかご呼び登録許可マスクを身障者かご呼
びマスクテーブルから解除する(S5)。次にドアの状
態を検出する(S6)。そうして戸閉が完了したことを
検出すると(S7)、再びゾーン分割かご呼び登録許可
マスクを身障者かご呼びマスクテーブルにセットする
(S8)。セットされた一般及び身障者かご呼びマスク
テーブル21,22は、かご呼び入出力制御部6に出力
する(S9)。
が、身障者向け乗り場呼びによる戸開指令ならば、ゾー
ン分割運転用のかご呼び登録許可マスクを身障者かご呼
びマスクテーブルから解除する(S5)。次にドアの状
態を検出する(S6)。そうして戸閉が完了したことを
検出すると(S7)、再びゾーン分割かご呼び登録許可
マスクを身障者かご呼びマスクテーブルにセットする
(S8)。セットされた一般及び身障者かご呼びマスク
テーブル21,22は、かご呼び入出力制御部6に出力
する(S9)。
【0026】このようにして本実施例では、身障者かご
呼び登録装置10を備えたエレベータが応答したとき、
応答した乗り場呼びが一般乗り場ならばゾーン分割運転
に従った階の身障者かご呼びしか登録できず、身障者乗
り場呼びに応答した時は全階の身障者かご呼びを登録で
きる。その結果、身障者のエレベータ利用者は戸惑うこ
となく行きたい階にエレベータを利用することができる
が、通常一般乗り場呼びに応答したときは分割されてい
るので、ビルの輸送力が低下することなく、サービスの
向上が図れる。
呼び登録装置10を備えたエレベータが応答したとき、
応答した乗り場呼びが一般乗り場ならばゾーン分割運転
に従った階の身障者かご呼びしか登録できず、身障者乗
り場呼びに応答した時は全階の身障者かご呼びを登録で
きる。その結果、身障者のエレベータ利用者は戸惑うこ
となく行きたい階にエレベータを利用することができる
が、通常一般乗り場呼びに応答したときは分割されてい
るので、ビルの輸送力が低下することなく、サービスの
向上が図れる。
【0027】尚、前記実施例では身障者乗り場呼びに応
答して戸閉したときにゾーン分割運転かご呼びマスクを
セットしたが、身障者の利用者の使い勝手を考慮して戸
閉後一定時間後にするなど、マスクのセットのタイミン
グを変更して実現することもできる。
答して戸閉したときにゾーン分割運転かご呼びマスクを
セットしたが、身障者の利用者の使い勝手を考慮して戸
閉後一定時間後にするなど、マスクのセットのタイミン
グを変更して実現することもできる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、ビルの輸送力を落とさ
ずに、ゾーン分割運転時の身障者向けのエレベータのサ
ービスを向上させることができるエレベータ制御装置を
提供できる。
ずに、ゾーン分割運転時の身障者向けのエレベータのサ
ービスを向上させることができるエレベータ制御装置を
提供できる。
【図1】本発明によるエレベータ制御装置の一実施例の
概略構成を示すブロック図。
概略構成を示すブロック図。
【図2】図1の実施例のゾーン分割運転時の応答分担例
を示す図。
を示す図。
【図3】図1の実施例で使用するかご呼びマスクテーブ
ルを示す図。
ルを示す図。
【図4】図1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャート図。
ャート図。
1…エレベータ制御装置、2…モーター制御装置、3…
かご、4…運転制御部、5…割り当て制御部、6…かご
呼び入出力制御部、7…一般乗り場呼び登録装置、8…
一般乗り場呼び入出力制御装置、9…一般かご呼び登録
装置、10…身障者かご呼び登録装置、12…身障者向
け乗り場呼び登録装置、13…身障者向け乗り場呼び入
出力制御部。
かご、4…運転制御部、5…割り当て制御部、6…かご
呼び入出力制御部、7…一般乗り場呼び登録装置、8…
一般乗り場呼び入出力制御装置、9…一般かご呼び登録
装置、10…身障者かご呼び登録装置、12…身障者向
け乗り場呼び登録装置、13…身障者向け乗り場呼び入
出力制御部。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の階床に対してサービスするエレベ
ータを複数台並設し、これら複数台のエレベータのうち
身障者用に応答するエレベータを少なくとも1つ設け、
この身障者用エレベータに設けられる身障者向けのかご
呼び登録手段と、各階に設けられる身障者向けの乗り場
呼び登録手段とを備え、前記複数台のエレベータのサー
ビスゾーンを複数に分割してゾーン分割運転を行い、発
生した共通の乗り場呼びに応答させるのに最適なエレベ
ータを即時に選択して割り当てる群管理制御エレベータ
において、 交通需要が増加することを検出すると、ゾーン分割運転
指令を出力する割当て制御手段と、 この割当て制御手段からのゾーン分割運転指令によりゾ
ーン分割運転を行う運転制御手段と、 前記ゾーン分割運転中に前記身障者向けの乗り場呼び登
録手段からの呼びにより身障者用エレベータが応答した
際に、前記身障者向けのかご呼び登録手段により全階の
かご呼び登録を可能にする手段と、 を具備したエレベータ制御装置。 - 【請求項2】 身障者向けの乗り場呼びによる応答かど
うかを、戸開指令の種類に応じて判定する判定手段を具
備した請求項1記載のエレベータ制御装置。 - 【請求項3】 複数の階床に対してサービスするエレベ
ータを複数台並設し、これら複数台のエレベータのうち
身障者用に応答するエレベータを少なくとも1つ設け、
この身障者用エレベータに設けられる身障者向けのかご
呼び登録手段と、各階に設けられる身障者向けの乗り場
呼び登録手段とを備え、前記複数台のエレベータのサー
ビスゾーンを複数に分割してゾーン分割運転を行い、発
生した共通の乗り場呼びに応答させるのに最適なエレベ
ータを即時に選択して割り当てる群管理制御エレベータ
において、 前記エレベータの戸開の種類を判定する判定手段と、 この判定手段により身障者呼びによる戸開であると判定
されたとき、前記身障者向けのかご呼び登録手段を全階
登録可能にし、戸閉完了後通常のゾーン分割運転に戻す
手段と、 を具備したエレベータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5221910A JPH0769544A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | エレベータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5221910A JPH0769544A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | エレベータ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0769544A true JPH0769544A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=16774079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5221910A Pending JPH0769544A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | エレベータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0769544A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001097643A (ja) * | 1999-08-30 | 2001-04-10 | Otis Elevator Co | エレベータ装置において視覚障害者に対応する方法及びエレベータ装置 |
WO2006120909A1 (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 身障者兼用エレベータ装置及びその運転方法 |
EP2018337A1 (en) * | 2006-05-12 | 2009-01-28 | Kone Corporation | Elevator system and method for controlling an elevator system |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP5221910A patent/JPH0769544A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001097643A (ja) * | 1999-08-30 | 2001-04-10 | Otis Elevator Co | エレベータ装置において視覚障害者に対応する方法及びエレベータ装置 |
WO2006120909A1 (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 身障者兼用エレベータ装置及びその運転方法 |
JP2006312526A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Mitsubishi Electric Corp | 身障者兼用エレベータ装置及びその運転方法 |
EP1880965A1 (en) * | 2005-05-09 | 2008-01-23 | Mitsubishi Electric Corporation | Elevator for both ordinary and disabled persons and its operating method |
EP1880965A4 (en) * | 2005-05-09 | 2013-01-30 | Mitsubishi Electric Corp | ELEVATOR BOTH FOR VALID PERSONS AND PERSONS WITH DISABILITIES AND METHOD OF OPERATION |
EP2018337A1 (en) * | 2006-05-12 | 2009-01-28 | Kone Corporation | Elevator system and method for controlling an elevator system |
EP2018337A4 (en) * | 2006-05-12 | 2011-10-19 | Kone Corp | LIFT SYSTEM AND METHOD FOR CONTROLLING AN LIFT SYSTEM |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5218556B2 (ja) | エレベータ群管理システム | |
EP0810176B1 (en) | Group-controlled elevator system | |
JPH0597335A (ja) | 到着エレベータ通知方法 | |
JPS6354628B2 (ja) | ||
JPH0769544A (ja) | エレベータ制御装置 | |
JP3413022B2 (ja) | エレベーターの制御装置 | |
JP4606570B2 (ja) | エレベーターの群管理制御装置 | |
JPH02127377A (ja) | エレベーターの呼び登録装置 | |
JPH0977392A (ja) | エレベーター制御装置 | |
JP3173880B2 (ja) | エレベーターの運行制御装置 | |
JPH08231140A (ja) | ダブルデッキエレベータの制御装置 | |
JPS6122668B2 (ja) | ||
JP2000016729A (ja) | 群管理エレベーター | |
JP2003252535A (ja) | ダブルデッキエレベータの運転装置および運転方法 | |
JP2001354365A (ja) | エレベータの制御装置 | |
JP3449289B2 (ja) | エレベータの制御装置 | |
JP2624816B2 (ja) | エレベータ制御装置 | |
JPH0640671A (ja) | エレベータ制御装置 | |
JPH11139698A (ja) | エレベーターの運転装置 | |
JPH0881144A (ja) | エレベーターの制御装置 | |
JP2002362839A (ja) | エレベータの運転装置 | |
JPH09328265A (ja) | エレベータ運行制御装置 | |
JPH0346973A (ja) | エレベータの制御装置 | |
JPH04179685A (ja) | エレベータの群管理制御装置 | |
JPH04191259A (ja) | エレベーターの群管理制御装置 |