JPH0769181A - 連続洗車装置における車両移送装置 - Google Patents
連続洗車装置における車両移送装置Info
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- JPH0769181A JPH0769181A JP21649793A JP21649793A JPH0769181A JP H0769181 A JPH0769181 A JP H0769181A JP 21649793 A JP21649793 A JP 21649793A JP 21649793 A JP21649793 A JP 21649793A JP H0769181 A JPH0769181 A JP H0769181A
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- car wash
- continuous car
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- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は地上に固定、設置される洗車機器に
対して車両を強制移送させることにより、その車両の連
続洗車を行なうようにした連続洗車装置における車両移
送装置において、その移送装置の車輪転動面の横幅を幅
狭にして、その小型化を図るとともにその車輪のタイヤ
に擦り傷が付かないようにする。 【構成】 連続洗車装置ＷＣに対して車両Ｖを移送する
にあたり、その車両Ｖの車輪が転動する転動板５は、略
平坦な転動面５Ｂと、この転動面５Ｂの左右両側から斜
め上方に傾斜する左、右傾斜面５Ｃ，５Ｃとを有して横
断面逆台形状に形成される。
対して車両を強制移送させることにより、その車両の連
続洗車を行なうようにした連続洗車装置における車両移
送装置において、その移送装置の車輪転動面の横幅を幅
狭にして、その小型化を図るとともにその車輪のタイヤ
に擦り傷が付かないようにする。 【構成】 連続洗車装置ＷＣに対して車両Ｖを移送する
にあたり、その車両Ｖの車輪が転動する転動板５は、略
平坦な転動面５Ｂと、この転動面５Ｂの左右両側から斜
め上方に傾斜する左、右傾斜面５Ｃ，５Ｃとを有して横
断面逆台形状に形成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、地上に固定設置される
連続洗車装置に対して洗浄すべき車両を移送手段により
移送させることにより、該車両を連続洗車できるように
した、連続洗車装置における車両移送装置に関するもの
である。
連続洗車装置に対して洗浄すべき車両を移送手段により
移送させることにより、該車両を連続洗車できるように
した、連続洗車装置における車両移送装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来固定式の洗車機器の設置される地上
に、その洗車機器下を縦走するように移送手段を設け、
この移送手段に取付けた回転ローラにより洗浄すべき車
両の片輪を押圧することにより該片輪を転動面上に転動
させて該車両を強制移送させ、前記洗車機器により連続
的に洗車を行なうようにした、連続洗車装置における車
両の移送装置は公知である（実公昭４５−８５７４号公
報参照）。
に、その洗車機器下を縦走するように移送手段を設け、
この移送手段に取付けた回転ローラにより洗浄すべき車
両の片輪を押圧することにより該片輪を転動面上に転動
させて該車両を強制移送させ、前記洗車機器により連続
的に洗車を行なうようにした、連続洗車装置における車
両の移送装置は公知である（実公昭４５−８５７４号公
報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の前記移
送装置では、ピット内に設けられるフレームに、自動車
の片輪を押圧する回転ローラを有する移送手段と、該片
輪の転動を案内する一対のタイヤガイドを有するタイヤ
転動面を備えているが、この従来のものでは、 ．車輪の片輪が平坦な転動面からの逸脱するのを防止
するため、該転動面の全長にわたりその左右にタイヤガ
イドを設ける必要があり、部品点数を多くしてコスト高
になる。
送装置では、ピット内に設けられるフレームに、自動車
の片輪を押圧する回転ローラを有する移送手段と、該片
輪の転動を案内する一対のタイヤガイドを有するタイヤ
転動面を備えているが、この従来のものでは、 ．車輪の片輪が平坦な転動面からの逸脱するのを防止
するため、該転動面の全長にわたりその左右にタイヤガ
イドを設ける必要があり、部品点数を多くしてコスト高
になる。
【０００４】．自動車の移送中に、前記片輪が平坦な
転動面を回転ローラに押されて転動していくため、該片
輪が左右に蛇行してそのタイヤの側面がタイヤガイドに
強く接触してタイヤの側面に擦り傷が付くことがある。
転動面を回転ローラに押されて転動していくため、該片
輪が左右に蛇行してそのタイヤの側面がタイヤガイドに
強く接触してタイヤの側面に擦り傷が付くことがある。
【０００５】．前記擦り傷が付きにくくするには転動
面の左右幅を拡げる必要があり、装置全体が大型にな
る。
面の左右幅を拡げる必要があり、装置全体が大型にな
る。
【０００６】．平坦な転動面は、水捌けが悪く、該転
動面に水が滞留して車両の円滑な移送を妨げるはがりで
なく発錆の原因になる。
動面に水が滞留して車両の円滑な移送を妨げるはがりで
なく発錆の原因になる。
【０００７】という課題がある。
【０００８】本発明はかかる実情に鑑みてなされたもの
で、前記〜４の課題をすべて解決した、新規な連続洗
車装置における車両移送装置を提供することを目的とす
るものである。
で、前記〜４の課題をすべて解決した、新規な連続洗
車装置における車両移送装置を提供することを目的とす
るものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本請求項１記載の発明によれば、地上に固定設置さ
れる連続洗車装置下に、該装置を縦走する転動板を設
け、洗浄すべき車両の左、右の何れか一方の車輪を前記
転動板上を転動させつつ、該車両を移送手段により前記
連続洗車装置の入口から出口に向かって移送することに
より連続洗車できるようにした連続洗車装置における車
両の移送装置において、前記転動板は前記一方の車輪が
転動する平坦な転動面と、該転動面の左、右両側より斜
め上方に傾斜する左、右傾斜面とを有して横断面逆台形
状に形成され、また前記移送手段はその移送部に設けら
れて前記一方の車輪の背面下部を押圧する押圧ローラを
備えていることを特徴としている。
め、本請求項１記載の発明によれば、地上に固定設置さ
れる連続洗車装置下に、該装置を縦走する転動板を設
け、洗浄すべき車両の左、右の何れか一方の車輪を前記
転動板上を転動させつつ、該車両を移送手段により前記
連続洗車装置の入口から出口に向かって移送することに
より連続洗車できるようにした連続洗車装置における車
両の移送装置において、前記転動板は前記一方の車輪が
転動する平坦な転動面と、該転動面の左、右両側より斜
め上方に傾斜する左、右傾斜面とを有して横断面逆台形
状に形成され、また前記移送手段はその移送部に設けら
れて前記一方の車輪の背面下部を押圧する押圧ローラを
備えていることを特徴としている。
【００１０】また本請求項２記載の発明によれば、前記
請求項１記載の発明において、前記転動板の転動面に
は、その長手方向に沿うドレン孔が開口されることを特
徴としている。
請求項１記載の発明において、前記転動板の転動面に
は、その長手方向に沿うドレン孔が開口されることを特
徴としている。
【００１１】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
明する。
【００１２】先ず図１〜４を参照して本発明の第一実施
例について説明する。
例について説明する。
【００１３】図１は、本発明車両移送装置を備えた連続
洗車装置の全体概略平面図、図２は、図１の２−２線に
沿う連続洗車装置の全体概略側面図、図３は、図２の３
−３線に沿う拡大縦断面図、図４は、図３の４−４線に
沿う縦断面図である。
洗車装置の全体概略平面図、図２は、図１の２−２線に
沿う連続洗車装置の全体概略側面図、図３は、図２の３
−３線に沿う拡大縦断面図、図４は、図３の４−４線に
沿う縦断面図である。
【００１４】図１，２において、地上Ｌには連続洗車装
置ＷＣが固定、設置される。この連続洗車装置ＷＣは、
地上に固定される門型の固定フレームＦには通常のよう
に洗車すべき車両Ｖの車体面をブラシングあるいはポリ
シングするためのトップブラシＢｔおよびサイドブラシ
Ｂｂ、前記車両Ｖの車体面を乾燥するトップノズルＮｔ
およびサイドノズルＮｓ等が装備され、さらに図示しな
いが、洗浄水、リンス水および水性ワックス等を車両の
車体面に向けて噴射する洗浄水噴射装置、リンス水噴射
装置および水性ワックス噴射装置等が装備されている。
置ＷＣが固定、設置される。この連続洗車装置ＷＣは、
地上に固定される門型の固定フレームＦには通常のよう
に洗車すべき車両Ｖの車体面をブラシングあるいはポリ
シングするためのトップブラシＢｔおよびサイドブラシ
Ｂｂ、前記車両Ｖの車体面を乾燥するトップノズルＮｔ
およびサイドノズルＮｓ等が装備され、さらに図示しな
いが、洗浄水、リンス水および水性ワックス等を車両の
車体面に向けて噴射する洗浄水噴射装置、リンス水噴射
装置および水性ワックス噴射装置等が装備されている。
【００１５】而して前記連続洗車装置ＷＣは従来公知の
ものが使用されるので、その詳細な説明を省略する。
ものが使用されるので、その詳細な説明を省略する。
【００１６】前記連続洗車装置ＷＣの左右方向一側に片
寄らせて、地上Ｌには該連続洗車装置ＷＣをその入口Ｉ
Ｎから出口ＯＵに向かって縦走するようにピットＰＩが
凹設される。このピットＰＩ内には、前記連続洗車装置
ＷＣ下を縦走する細長い移送枠１が設けられる。この移
送枠１は図３に明瞭に示すように間隔を存して対設され
る左右一対の横断面コ字状をなす一対の側面フレーム
２，２と、これらの側面フレーム２，２の上下中間部を
一体に結合する複数の桁材３…と、前記一対の側面フレ
ーム２，２の下面を一体に結合する台材４，４と、前記
側面フレーム２の内面と前記桁枠３…の上面に固着され
て移送フレーム１の開口上面を塞ぐように配設される転
動板５とより構成される。
寄らせて、地上Ｌには該連続洗車装置ＷＣをその入口Ｉ
Ｎから出口ＯＵに向かって縦走するようにピットＰＩが
凹設される。このピットＰＩ内には、前記連続洗車装置
ＷＣ下を縦走する細長い移送枠１が設けられる。この移
送枠１は図３に明瞭に示すように間隔を存して対設され
る左右一対の横断面コ字状をなす一対の側面フレーム
２，２と、これらの側面フレーム２，２の上下中間部を
一体に結合する複数の桁材３…と、前記一対の側面フレ
ーム２，２の下面を一体に結合する台材４，４と、前記
側面フレーム２の内面と前記桁枠３…の上面に固着され
て移送フレーム１の開口上面を塞ぐように配設される転
動板５とより構成される。
【００１７】前記一対の側面フレーム２，２の上縁の、
内側に略直角に内側に折り曲げられる内向きフランジ部
２Ａ，２Ａは、移送枠１内に装備される、後述のチエン
６に洗浄水や雨水、車両Ｖに付着していた泥土等がかか
るのを防止すべく庇としての機能を有する。また前記転
動板５は左右一対の転動板半体５1 ，５1 により略逆台
形状に形成されている。転動板５は、中央の略平坦な転
動面５Ｂと、この転動面５Ｂの外側より外側に向かって
上方に傾斜する左、右傾斜面５Ｃ，５Ｃと、これらの傾
斜面５Ｃ，５Ｃの外側から略水平にのびる左、右軌道面
５Ａ，５Ａとより構成されている。また左、右転動板半
体５1 ，５1 の各内縁には下向きに略直角に折り曲げら
れて下方に垂下する補強部５Ｄ，５Ｄが形成され、これ
らの補強部５Ｄ，５Ｄ間には、転動板５の略全長にわた
ってドレン孔７が開口され、転動板５上に滞留する水や
泥土等はこのドレン孔７を通って排水されるようになっ
ている。
内側に略直角に内側に折り曲げられる内向きフランジ部
２Ａ，２Ａは、移送枠１内に装備される、後述のチエン
６に洗浄水や雨水、車両Ｖに付着していた泥土等がかか
るのを防止すべく庇としての機能を有する。また前記転
動板５は左右一対の転動板半体５1 ，５1 により略逆台
形状に形成されている。転動板５は、中央の略平坦な転
動面５Ｂと、この転動面５Ｂの外側より外側に向かって
上方に傾斜する左、右傾斜面５Ｃ，５Ｃと、これらの傾
斜面５Ｃ，５Ｃの外側から略水平にのびる左、右軌道面
５Ａ，５Ａとより構成されている。また左、右転動板半
体５1 ，５1 の各内縁には下向きに略直角に折り曲げら
れて下方に垂下する補強部５Ｄ，５Ｄが形成され、これ
らの補強部５Ｄ，５Ｄ間には、転動板５の略全長にわた
ってドレン孔７が開口され、転動板５上に滞留する水や
泥土等はこのドレン孔７を通って排水されるようになっ
ている。
【００１８】移動枠１内には、車両Ｖを、連続洗車装置
ＷＣの入口ＩＮから出口ＯＵに向かって移送するための
移送手段Ｔが設けられる。次にこの移送手段Ｔの構成に
ついて説明する。
ＷＣの入口ＩＮから出口ＯＵに向かって移送するための
移送手段Ｔが設けられる。次にこの移送手段Ｔの構成に
ついて説明する。
【００１９】図１，２に示すように連続洗車装置ＷＣの
出口ＯＵ側の、移送枠１の端部には、駆動軸８が回転自
在に横架され、この駆動軸８は減速機付モータ１０によ
り伝動機構を介して回転駆動される。この駆動軸８には
一対の駆動スプロケット９，９が固着される。また連続
洗車装置ＷＣの入口ＩＮ側の、移送枠１の端部には従動
軸１１が回転自在に横架され、この従動軸１１には一対
の従動スプロケット１２，１２が固着されている。前記
駆動スプロケット９と、従動スプロケット１２間にはそ
れぞれ無端状のチエン６が懸回されており、左右一対の
チエン６，６の上半部は側面フレーム２，２と転動板５
の軌道面５Ａ，５Ａとで囲まれる空間内に収容される。
出口ＯＵ側の、移送枠１の端部には、駆動軸８が回転自
在に横架され、この駆動軸８は減速機付モータ１０によ
り伝動機構を介して回転駆動される。この駆動軸８には
一対の駆動スプロケット９，９が固着される。また連続
洗車装置ＷＣの入口ＩＮ側の、移送枠１の端部には従動
軸１１が回転自在に横架され、この従動軸１１には一対
の従動スプロケット１２，１２が固着されている。前記
駆動スプロケット９と、従動スプロケット１２間にはそ
れぞれ無端状のチエン６が懸回されており、左右一対の
チエン６，６の上半部は側面フレーム２，２と転動板５
の軌道面５Ａ，５Ａとで囲まれる空間内に収容される。
【００２０】図３，４に明瞭に示すように一対の無端状
チエン６，６間には，その移動方向の間隔をあけて複数
のリンク軸１３…が設けられ、各リンク軸１３には、そ
の中央部に中空円筒状の押圧ローラ１４が回転自在に支
持されるとともにその押圧ローラ１４を挟んでその両側
に一対のローラ受け輪１５，１５が回転自在に支持され
ており、それらのローラ受け輪１５，１５はそれぞれ転
動板５の左右の軌道面５Ａ，５Ａ上を転動可能である。
チエン６，６間には，その移動方向の間隔をあけて複数
のリンク軸１３…が設けられ、各リンク軸１３には、そ
の中央部に中空円筒状の押圧ローラ１４が回転自在に支
持されるとともにその押圧ローラ１４を挟んでその両側
に一対のローラ受け輪１５，１５が回転自在に支持され
ており、それらのローラ受け輪１５，１５はそれぞれ転
動板５の左右の軌道面５Ａ，５Ａ上を転動可能である。
【００２１】前記モータ１０の駆動によれば、一対の無
端状チエン６，６を備えた移送手段Ｔは図１〜４に矢印
ａに示すように走行駆動され、ローラ受け輪１５，１５
は軌道面５Ａ，５Ａ上を転動し、押圧ローラ１４は転動
板５上を、連続洗車装置ＷＣの入口ＩＮ側から出口ＯＵ
側へと移動することができる。
端状チエン６，６を備えた移送手段Ｔは図１〜４に矢印
ａに示すように走行駆動され、ローラ受け輪１５，１５
は軌道面５Ａ，５Ａ上を転動し、押圧ローラ１４は転動
板５上を、連続洗車装置ＷＣの入口ＩＮ側から出口ＯＵ
側へと移動することができる。
【００２２】移送手段Ｔの搬出側において、転動板５に
は、押圧ローラ１４が転動面５Ｂを上から下へ通過する
のを許容する開口１６が開口され、また移送手段Ｔの搬
入端において、転動板５には押圧ローラ１４が転動面５
Ｂを下から上に通過するのを許容する開口１７が開口さ
れ、この開口１７は、押圧ローラ１４の通過後自重によ
り下向きに回動して前記開口１７を塞ぐ可動板１７1 が
設けられている。
は、押圧ローラ１４が転動面５Ｂを上から下へ通過する
のを許容する開口１６が開口され、また移送手段Ｔの搬
入端において、転動板５には押圧ローラ１４が転動面５
Ｂを下から上に通過するのを許容する開口１７が開口さ
れ、この開口１７は、押圧ローラ１４の通過後自重によ
り下向きに回動して前記開口１７を塞ぐ可動板１７1 が
設けられている。
【００２３】前記移送手段Ｔの搬入端に隣接して車両Ｖ
の左右一方の前、後車輪（右側前、後車輪）ＷＲｆ，Ｗ
Ｒｒを転動板５に案内誘導する車両案内誘導装置Ｇが設
けられる。この装置ＧはピットＰＩの一端に設けた誘導
フレーム１９上に転動板５に向かって先細りに傾斜する
ハ字状の車輪ガイド２０を配設して構成され、洗浄すべ
き車両Ｖの一方の前、後車輪ＷＲｆ，ＷＲｒは、車輪ガ
イド２０に案内されて転動板５へと導かれる。また車両
Ｖの他方の前、後車輪（左側前、後車輪）ＷＬｆ，ＷＬ
ｒは、該車両Ｖが連続洗車装置ＷＣに向けて移送される
際には、地上Ｌ上を転動する。
の左右一方の前、後車輪（右側前、後車輪）ＷＲｆ，Ｗ
Ｒｒを転動板５に案内誘導する車両案内誘導装置Ｇが設
けられる。この装置ＧはピットＰＩの一端に設けた誘導
フレーム１９上に転動板５に向かって先細りに傾斜する
ハ字状の車輪ガイド２０を配設して構成され、洗浄すべ
き車両Ｖの一方の前、後車輪ＷＲｆ，ＷＲｒは、車輪ガ
イド２０に案内されて転動板５へと導かれる。また車両
Ｖの他方の前、後車輪（左側前、後車輪）ＷＬｆ，ＷＬ
ｒは、該車両Ｖが連続洗車装置ＷＣに向けて移送される
際には、地上Ｌ上を転動する。
【００２４】なお、車両案内誘導装置Ｇは従来公知のも
の（実公昭５１−２３２７０号公報参照）が使用され
る。
の（実公昭５１−２３２７０号公報参照）が使用され
る。
【００２５】次に第一実施例の作用について説明する。
【００２６】連続洗車装置ＷＣの各洗車機器を作動した
のち、モータ１０の駆動により前記移送手段Ｔを作動す
る。これにより一対のチエン６，６が図１，２矢印ａ方
向に走行駆動され、これに設けられる押圧ローラ１４も
同方向に移送される。
のち、モータ１０の駆動により前記移送手段Ｔを作動す
る。これにより一対のチエン６，６が図１，２矢印ａ方
向に走行駆動され、これに設けられる押圧ローラ１４も
同方向に移送される。
【００２７】次に洗浄すべき車両Ｖを該洗車装置ＷＣに
向けて走行して、図１，２鎖線に示すように該洗車装置
ＷＣの入口ＩＮに乗り入れて停車させる。このとき、車
両Ｖの右側の前車輪ＷＲｆは車両誘導装置Ｇに案内され
て転動板５に導かれる。次に車両の変速装置をニュート
ラルとして押しかけ移動が可能な状態にして待機させ
る。前記移送手段Ｔの作動継続により複数の押圧ローラ
１４…のうちの一つが転動面５上を移動して右側の前車
輪ＷＲｆの後面下部のトレッド面に衝接するに至り、該
車輪ＷＲｆを前方に押圧する。これにより車両Ｖの右側
の前、後車輪ＷＲｆ，ＷＲｒが転動面５Ｂ上を転動し、
またその左側の前、後車輪ＷＬｆ，ＷＬｒは地上Ｌ上を
転動し、車両Ｖは連続洗車装置ＷＣの固定フレームＦ内
をその入口ＩＮから出口ＯＵへと移送されて前記洗車機
器群により所定の洗車を行なうことができる。
向けて走行して、図１，２鎖線に示すように該洗車装置
ＷＣの入口ＩＮに乗り入れて停車させる。このとき、車
両Ｖの右側の前車輪ＷＲｆは車両誘導装置Ｇに案内され
て転動板５に導かれる。次に車両の変速装置をニュート
ラルとして押しかけ移動が可能な状態にして待機させ
る。前記移送手段Ｔの作動継続により複数の押圧ローラ
１４…のうちの一つが転動面５上を移動して右側の前車
輪ＷＲｆの後面下部のトレッド面に衝接するに至り、該
車輪ＷＲｆを前方に押圧する。これにより車両Ｖの右側
の前、後車輪ＷＲｆ，ＷＲｒが転動面５Ｂ上を転動し、
またその左側の前、後車輪ＷＬｆ，ＷＬｒは地上Ｌ上を
転動し、車両Ｖは連続洗車装置ＷＣの固定フレームＦ内
をその入口ＩＮから出口ＯＵへと移送されて前記洗車機
器群により所定の洗車を行なうことができる。
【００２８】ところで右側の前、後車輪ＷＲｆ，ＷＲｒ
が転動面５上を転動するとき、それらの車輪は多少の蛇
行転動により該転動面５上を左側あるいは右側に片寄る
傾向になるが、左右の傾斜面５Ｃ，５Ｃはその片寄りを
抑えて、常に平坦な転動面５Ｄを転動するように誘導さ
せることができる。また前記車輪ＷＲｆ，ＷＲｒのタイ
ヤの踏面は、転動面５をその長手方向に形成されるドレ
ン孔７のエッジに食い込む傾向となり、これにより車輪
ＷＲｆ，ＷＲｒが平坦な転動面５Ｂ上を転動する際の案
内を助成する。
が転動面５上を転動するとき、それらの車輪は多少の蛇
行転動により該転動面５上を左側あるいは右側に片寄る
傾向になるが、左右の傾斜面５Ｃ，５Ｃはその片寄りを
抑えて、常に平坦な転動面５Ｄを転動するように誘導さ
せることができる。また前記車輪ＷＲｆ，ＷＲｒのタイ
ヤの踏面は、転動面５をその長手方向に形成されるドレ
ン孔７のエッジに食い込む傾向となり、これにより車輪
ＷＲｆ，ＷＲｒが平坦な転動面５Ｂ上を転動する際の案
内を助成する。
【００２９】以上により右側の前、後車輪ＷＲｆ，ＷＲ
ｒのタイヤ側面が転動板５に接触するのを防止すること
ができ、該側面に擦り傷がつく虞はない。
ｒのタイヤ側面が転動板５に接触するのを防止すること
ができ、該側面に擦り傷がつく虞はない。
【００３０】また転動板５上に落ちた洗車の際の洗浄水
や雨水は素早く左、右傾斜面５Ｃ，５Ｃに誘導されてド
レン孔７を通して排水することができ、転動板５上に水
が滞留することがなく、車輪の転動を円滑にするととも
に水の滞留による発錆を防止することができる。
や雨水は素早く左、右傾斜面５Ｃ，５Ｃに誘導されてド
レン孔７を通して排水することができ、転動板５上に水
が滞留することがなく、車輪の転動を円滑にするととも
に水の滞留による発錆を防止することができる。
【００３１】図５，６には本発明の第二実施例が示さ
れ、図５は、本発明移送装置を備えた連続洗車装置の全
体概略平面図、図６は、図５の６−６線に沿う拡大横断
面図である。
れ、図５は、本発明移送装置を備えた連続洗車装置の全
体概略平面図、図６は、図５の６−６線に沿う拡大横断
面図である。
【００３２】この第二実施例は移送手段Ｔを構成するチ
エンが略水平面内を走行して車両を移送できるようにし
たもので、前記第一実施例と同一部材には同一符号が付
される。
エンが略水平面内を走行して車両を移送できるようにし
たもので、前記第一実施例と同一部材には同一符号が付
される。
【００３３】連続洗車装置ＷＣの据え付けられる地上Ｌ
には、該装置ＷＣの左右方向一側に片寄らせてその下を
縦走するように転動板５′が敷設されている。この転動
板５′は略平坦な転動面５′Ｂの左右両側に外側に向か
って上方に傾斜する左右一対の傾斜面５′Ｃ，５′Ｃと
より横断面逆台形状に形成される。そして一方の傾斜面
５′Ｃの下部にはその長手方向に沿って多数のドレン孔
４０…が開口される。連続洗車装置ＷＣの出口ＯＵ側に
は前記転動板５′の一側に沿わせて駆動スプロケット
９′が駆動軸８′を介して鉛直軸回りに回転自在に支承
され、またその入口ＩＮ側にも同じく前記転動板５′に
沿わせて従動スプロケット１２′が従動軸１１′を介し
て鉛直軸線回りに回転自在に支承され、前記駆動スプロ
ケット９′はモータ１０′により回転駆動される。駆動
および従動スプロケット９′，１２′間には連続洗車装
置ＷＣ下を縦走する無端状のチエン６′が懸回されて、
このチエン６′は前記転動板５′の一側に配設される。
前記駆動スプロケット８′、従動スプロケット９′およ
びチエン６′等は連続洗車装置ＷＣの固定フレームＦ下
のカバー３７およびその前、後のカバー３８，３９によ
り被覆される。
には、該装置ＷＣの左右方向一側に片寄らせてその下を
縦走するように転動板５′が敷設されている。この転動
板５′は略平坦な転動面５′Ｂの左右両側に外側に向か
って上方に傾斜する左右一対の傾斜面５′Ｃ，５′Ｃと
より横断面逆台形状に形成される。そして一方の傾斜面
５′Ｃの下部にはその長手方向に沿って多数のドレン孔
４０…が開口される。連続洗車装置ＷＣの出口ＯＵ側に
は前記転動板５′の一側に沿わせて駆動スプロケット
９′が駆動軸８′を介して鉛直軸回りに回転自在に支承
され、またその入口ＩＮ側にも同じく前記転動板５′に
沿わせて従動スプロケット１２′が従動軸１１′を介し
て鉛直軸線回りに回転自在に支承され、前記駆動スプロ
ケット９′はモータ１０′により回転駆動される。駆動
および従動スプロケット９′，１２′間には連続洗車装
置ＷＣ下を縦走する無端状のチエン６′が懸回されて、
このチエン６′は前記転動板５′の一側に配設される。
前記駆動スプロケット８′、従動スプロケット９′およ
びチエン６′等は連続洗車装置ＷＣの固定フレームＦ下
のカバー３７およびその前、後のカバー３８，３９によ
り被覆される。
【００３４】前記チエン６′の外リンク６′Ａには複数
の摺動材３０…が固着されており、これらの摺動材３０
…は転動板５′に固着され、スペーサ３６を介して並設
されるチエンガイド３２，３２に沿って摺動可能であ
る。またチエン６′の外リンク６′Ａには複数のローラ
枠３１…が間隔を存して固着されている。各ローラ枠３
１は外側に向けて略水平に延びており、そのローラ枠３
１にはローラ軸３３を介して押圧ローラ１４′が回転自
在に嵌合支持されている。ローラ枠３１…の自由端には
外ローラ３４および受けローラ３５がそれぞれ回転自在
に軸支されており、外ローラ３４は傾斜面５′Ｃ上を、
また受けローラ３５は転動面５′Ｂ上をそれぞれ転動し
てローラ枠３１の円滑な移動を保障している。チエン
６′の走行駆動によれば、図５に矢印ａに示すようにロ
ーラ枠３１…は転動板５′上をその入口側から出口側へ
と移動することができ、またそのリターン側では、前記
カバー３７および前、後カバー３８，３９内を移動走行
する。
の摺動材３０…が固着されており、これらの摺動材３０
…は転動板５′に固着され、スペーサ３６を介して並設
されるチエンガイド３２，３２に沿って摺動可能であ
る。またチエン６′の外リンク６′Ａには複数のローラ
枠３１…が間隔を存して固着されている。各ローラ枠３
１は外側に向けて略水平に延びており、そのローラ枠３
１にはローラ軸３３を介して押圧ローラ１４′が回転自
在に嵌合支持されている。ローラ枠３１…の自由端には
外ローラ３４および受けローラ３５がそれぞれ回転自在
に軸支されており、外ローラ３４は傾斜面５′Ｃ上を、
また受けローラ３５は転動面５′Ｂ上をそれぞれ転動し
てローラ枠３１の円滑な移動を保障している。チエン
６′の走行駆動によれば、図５に矢印ａに示すようにロ
ーラ枠３１…は転動板５′上をその入口側から出口側へ
と移動することができ、またそのリターン側では、前記
カバー３７および前、後カバー３８，３９内を移動走行
する。
【００３５】この第二実施例も図５鎖線に示すように連
続洗車装置ＷＣに乗り入れた車両Ｖは、押圧ローラ１
４′によりその右側前車輪ＷＲｆが押圧されて、右側
前、後車輪ＷＲｆ，ＷＲｒが転動板５′上をその入口か
ら出口へと転動し、またその左側前、後車輪ＷＬｆ，Ｗ
Ｌｒが地上Ｌ上を転動して車両Ｖを連続洗車装置ＷＣ内
をその入口ＩＮから出口ＯＵへと移送することができ、
該装置ＷＣに設けた洗車機器により該車両Ｖを連続的に
洗車することができる。そして車両Ｖの右側前、後車輪
ＷＲｆ，ＷＲｒは前記第一実施例と同じく転動板５′の
左右傾斜面５′Ｃ，５′Ｃにより中央すなわち転動面
５′Ｂに寄せられその平坦な転動面５′Ｂ上を円滑に転
動することができる。
続洗車装置ＷＣに乗り入れた車両Ｖは、押圧ローラ１
４′によりその右側前車輪ＷＲｆが押圧されて、右側
前、後車輪ＷＲｆ，ＷＲｒが転動板５′上をその入口か
ら出口へと転動し、またその左側前、後車輪ＷＬｆ，Ｗ
Ｌｒが地上Ｌ上を転動して車両Ｖを連続洗車装置ＷＣ内
をその入口ＩＮから出口ＯＵへと移送することができ、
該装置ＷＣに設けた洗車機器により該車両Ｖを連続的に
洗車することができる。そして車両Ｖの右側前、後車輪
ＷＲｆ，ＷＲｒは前記第一実施例と同じく転動板５′の
左右傾斜面５′Ｃ，５′Ｃにより中央すなわち転動面
５′Ｂに寄せられその平坦な転動面５′Ｂ上を円滑に転
動することができる。
【００３６】また転動面５′上に落ちた洗浄水や雨水は
ドレン孔４０…を通って外部に能率よく排出される。
ドレン孔４０…を通って外部に能率よく排出される。
【００３７】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば移送手
段はチエン移送に代えてベルト移送等他の公知のものに
置き換えてもよい。
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば移送手
段はチエン移送に代えてベルト移送等他の公知のものに
置き換えてもよい。
【００３８】
【発明の効果】以上のように本請求項１記載の発明によ
れば、地上に固定設置される連続洗車装置下に、該装置
を縦走する転動板を設け、洗浄すべき車両の左、右の何
れか一方の車輪を前記転動板上を転動させつつ、該車両
を移送手段により前記連続洗車装置の入口から出口に向
かって移送することにより連続洗車できるようにした連
続洗車装置における車両移送装置において、前記転動板
は前記一方の車輪が転動する平坦な転動面と、該転動面
の左、右両側より斜め上方に傾斜する左、右傾斜面とを
有して横断面逆台形状に形成され、また前記移送手段は
その移送部に設けられて前記一方の車輪の背面下部を押
圧する押圧ローラを備えるので、転動板上を転動する車
輪はそのタイヤ側面に擦り傷が付くおそれがなく、しか
も転動板はその横幅を従来のものに比べて幅狭に形成す
ることが可能となり、その結果車両移送装置全体のコン
パクト化を図ることができ、狭隘な場所での据え付けが
可能になる。また転動板の傾斜面は、転動面上の水を素
早くドレン孔に導いて該転動面の水はけを良好にして車
輪の転動を円滑にするとともに水の滞留による発錆が低
減される。
れば、地上に固定設置される連続洗車装置下に、該装置
を縦走する転動板を設け、洗浄すべき車両の左、右の何
れか一方の車輪を前記転動板上を転動させつつ、該車両
を移送手段により前記連続洗車装置の入口から出口に向
かって移送することにより連続洗車できるようにした連
続洗車装置における車両移送装置において、前記転動板
は前記一方の車輪が転動する平坦な転動面と、該転動面
の左、右両側より斜め上方に傾斜する左、右傾斜面とを
有して横断面逆台形状に形成され、また前記移送手段は
その移送部に設けられて前記一方の車輪の背面下部を押
圧する押圧ローラを備えるので、転動板上を転動する車
輪はそのタイヤ側面に擦り傷が付くおそれがなく、しか
も転動板はその横幅を従来のものに比べて幅狭に形成す
ることが可能となり、その結果車両移送装置全体のコン
パクト化を図ることができ、狭隘な場所での据え付けが
可能になる。また転動板の傾斜面は、転動面上の水を素
早くドレン孔に導いて該転動面の水はけを良好にして車
輪の転動を円滑にするとともに水の滞留による発錆が低
減される。
【００３９】また本請求項２記載の発明によれば、前記
転動板の転動面には、その長手方向に沿うドレン孔が開
口されるので、このドレン孔のエッジ部により車輪の転
動面への案内誘導を助成することができる。
転動板の転動面には、その長手方向に沿うドレン孔が開
口されるので、このドレン孔のエッジ部により車輪の転
動面への案内誘導を助成することができる。
【図１】本発明車両移送装置を備えた連続洗車装置の全
体概略平面図
体概略平面図
【図２】図１の２−２線に沿う拡大縦断面図
【図３】図２の３−３線に沿う拡大縦断面図
【図４】図３の４−４線に沿う縦断面図
【図５】車両移送装置を備えた連続洗車装置の全体概略
平面図
平面図
【図６】図５の６−６線に沿う拡大横断面図
５ 転動板 ５′ 転動板 ５Ｂ 転動板の転動面 ５′Ｂ 転動板の転動面 ５Ｃ 転動板の傾斜面 ５′Ｃ 転動板の傾斜面 ７ ドレン孔 １４ 押圧ローラ １４′ 押圧ローラ Ｌ 地上 Ｔ 移送手段 Ｖ 車両 ＷＣ 連続洗車装置 ＩＮ 連続洗車装置の入口 ＯＵ 連続洗車装置の出口
Claims (2)
- 【請求項１】 地上（Ｌ）に固定設置される連続洗車装
置（ＷＣ）下に、該装置（ＷＣ）を縦走する転動板
（５，５′）を設け、洗浄すべき車両（Ｖ）の左、右の
何れか一方の車輪を前記転動板（５，５1 ）上を転動さ
せつつ、該車両（Ｖ）を移送手段（Ｔ）により前記連続
洗車装置（ＷＣ）の入口（ＩＮ）から出口（ＯＵ）に向
かって移送することにより連続洗車できるようにした連
続洗車装置における車両移送装置において、 前記転動板（５，５1 ）は前記一方の車輪が転動する平
坦な転動面（５Ｂ，５′Ｂ）と、該転動面（５Ｂ，５′
Ｂ）の左、右両側より斜め上方に傾斜する左、右傾斜面
（５Ｃ，５′Ｃ）とを有して横断面逆台形状に形成さ
れ、また前記移送手段（Ｔ）はその移送部に設けられて
前記一方の車輪の背面下部を押圧する押圧ローラ（１
４，１４′）を備えていることを特徴とする、連続洗車
装置における車両移送装置。 - 【請求項２】 前記転動板（５，５′）の転動面（５
Ｂ，５′Ｂ）には、その長手方向に沿うドレン孔（７）
が開口されることを特徴とする、前記請求項１記載の連
続洗車装置における車両移送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21649793A JPH0769181A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 連続洗車装置における車両移送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21649793A JPH0769181A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 連続洗車装置における車両移送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0769181A true JPH0769181A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=16689362
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21649793A Pending JPH0769181A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 連続洗車装置における車両移送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0769181A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016034784A (ja) * | 2014-08-01 | 2016-03-17 | 株式会社ダイフク | 洗車機 |
| CN113954790A (zh) * | 2021-11-05 | 2022-01-21 | 河南艾泰科技发展有限公司 | 一种洗车机用安全防撞型车辆送入设备 |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP21649793A patent/JPH0769181A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016034784A (ja) * | 2014-08-01 | 2016-03-17 | 株式会社ダイフク | 洗車機 |
| CN113954790A (zh) * | 2021-11-05 | 2022-01-21 | 河南艾泰科技发展有限公司 | 一种洗车机用安全防撞型车辆送入设备 |
| CN113954790B (zh) * | 2021-11-05 | 2024-05-03 | 河南艾泰科技发展有限公司 | 一种洗车机用安全防撞型车辆送入设备 |
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