JPH0769173A - 車両の盗難防止装置 - Google Patents
車両の盗難防止装置Info
- Publication number
- JPH0769173A JPH0769173A JP24371893A JP24371893A JPH0769173A JP H0769173 A JPH0769173 A JP H0769173A JP 24371893 A JP24371893 A JP 24371893A JP 24371893 A JP24371893 A JP 24371893A JP H0769173 A JPH0769173 A JP H0769173A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- start permission
- vehicle
- code
- engine
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キーにIDコードを保持し、その一致時にエ
ンジン始動を許可状態とする車両の盗難防止装置におい
て、車両のバッテリーの消耗を少なくすること。 【構成】 キー1のキーシリンダへの挿入時に、キーに
保持されているメモリ12のIDコードを読出し、車両
側のメモリ24のIDコードと比較する。そしてその一
致を判別し、一致時にはエンジン始動許可状態とする。
そしてキーが時計方向、即ちスタータ方向に回転したと
きに一定時間のみ許可信号を出力する。こうすれば車両
のバッテリーの消耗を大幅に低減することができる。
ンジン始動を許可状態とする車両の盗難防止装置におい
て、車両のバッテリーの消耗を少なくすること。 【構成】 キー1のキーシリンダへの挿入時に、キーに
保持されているメモリ12のIDコードを読出し、車両
側のメモリ24のIDコードと比較する。そしてその一
致を判別し、一致時にはエンジン始動許可状態とする。
そしてキーが時計方向、即ちスタータ方向に回転したと
きに一定時間のみ許可信号を出力する。こうすれば車両
のバッテリーの消耗を大幅に低減することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の盗難を防止するた
めの装置に関し、特にエンジンの始動を禁止することに
より盗難を防止するようにした車両の盗難防止装置に関
するものである。
めの装置に関し、特にエンジンの始動を禁止することに
より盗難を防止するようにした車両の盗難防止装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来車両の盗難を防止するための装置と
して特開昭63-93649号に示されているように、エンジン
キー内に複数の周波数に同調するLC共振回路やコード
発生回路を設け、キーシリンダ側と磁気結合させること
によって所定の共振周波数又はコード信号に一致する場
合にのみ車両のエンジン始動許可信号を出力するように
した盗難防止装置が提案されている。
して特開昭63-93649号に示されているように、エンジン
キー内に複数の周波数に同調するLC共振回路やコード
発生回路を設け、キーシリンダ側と磁気結合させること
によって所定の共振周波数又はコード信号に一致する場
合にのみ車両のエンジン始動許可信号を出力するように
した盗難防止装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の車両の盗難防止装置によれば、キーがキーシリ
ンダに装着されているときには常にエンジンの始動許可
信号を出力している。このため車両のバッテリーの消耗
が速くなるだけでなく、始動許可信号を発生するための
電磁結合周波数としてラジオの周波数を使用した場合に
は、特定の周波数で受信障害が発生し易く、使用者に不
快感を与えることがあるという欠点があった。
な従来の車両の盗難防止装置によれば、キーがキーシリ
ンダに装着されているときには常にエンジンの始動許可
信号を出力している。このため車両のバッテリーの消耗
が速くなるだけでなく、始動許可信号を発生するための
電磁結合周波数としてラジオの周波数を使用した場合に
は、特定の周波数で受信障害が発生し易く、使用者に不
快感を与えることがあるという欠点があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、車両のバッテリーの消耗がな
く、又長時間ラジオの周波数に影響を与えない盗難防止
装置を提供することを目的とする。
なされたものであって、車両のバッテリーの消耗がな
く、又長時間ラジオの周波数に影響を与えない盗難防止
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はキー及び該キー
が挿入されるキーシリンダを含む車両側装置を有する車
両の盗難防止装置であって、キーは、IDコードを記憶
する第1のメモリと、キーの挿入時によってデータを伝
送するデータ伝送手段と、キーの挿入時に第1のメモリ
からIDコードを読出しデータ伝送手段に出力するメモ
リ制御部とを有するものであり、車両側装置は、キーシ
リンダへのキーの着脱及びその回転位置を検出するキー
位置検出部と、IDコードを記憶する第2のメモリと、
キーの装着時にキーのデータ伝送手段よりIDコードを
読出すと共に、その一致を判別する判別手段と、判別手
段によりIDコードの一致が判別されたときにエンジン
始動許可状態遷移信号を出力すると共に、キーのスター
タ方向への回動に基づいて所定時間始動許可信号を出力
する始動許可制御手段と、始動許可制御手段から得られ
るエンジン始動許可状態遷移信号に基づいてエンジン始
動始動許可状態に遷移すると共に、キー位置検出部によ
りキーがスタータ位置に達したときにスタータ信号を出
力するエンジン始動許可状態保持部と、を具備すること
を特徴とするものである。
が挿入されるキーシリンダを含む車両側装置を有する車
両の盗難防止装置であって、キーは、IDコードを記憶
する第1のメモリと、キーの挿入時によってデータを伝
送するデータ伝送手段と、キーの挿入時に第1のメモリ
からIDコードを読出しデータ伝送手段に出力するメモ
リ制御部とを有するものであり、車両側装置は、キーシ
リンダへのキーの着脱及びその回転位置を検出するキー
位置検出部と、IDコードを記憶する第2のメモリと、
キーの装着時にキーのデータ伝送手段よりIDコードを
読出すと共に、その一致を判別する判別手段と、判別手
段によりIDコードの一致が判別されたときにエンジン
始動許可状態遷移信号を出力すると共に、キーのスター
タ方向への回動に基づいて所定時間始動許可信号を出力
する始動許可制御手段と、始動許可制御手段から得られ
るエンジン始動許可状態遷移信号に基づいてエンジン始
動始動許可状態に遷移すると共に、キー位置検出部によ
りキーがスタータ位置に達したときにスタータ信号を出
力するエンジン始動許可状態保持部と、を具備すること
を特徴とするものである。
【0006】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、キー
をキーシリンダに挿入すると判別手段によってキー側の
メモリのデータが読出され、車両側装置の第2のメモリ
に保持されているIDコードとの一致を判別している。
IDコードの一致が判別されたときにはエンジン始動許
可状態保持部に許可状態への遷移信号を出力する。そし
てキーがスタータ方向に回動した場合には、所定時間の
み始動許可信号を出力している。そしてエンジンがスタ
ータ状態に達すればエンジンを始動している。
をキーシリンダに挿入すると判別手段によってキー側の
メモリのデータが読出され、車両側装置の第2のメモリ
に保持されているIDコードとの一致を判別している。
IDコードの一致が判別されたときにはエンジン始動許
可状態保持部に許可状態への遷移信号を出力する。そし
てキーがスタータ方向に回動した場合には、所定時間の
み始動許可信号を出力している。そしてエンジンがスタ
ータ状態に達すればエンジンを始動している。
【0007】
【実施例】図2は本発明の一実施例による車両盗難防止
装置に用いられるキー1及びキーシリンダの構造を示す
概略図である。本図に示すように車両のキー1はキー溝
1aに加えてケース内にコイルL1と後述するIDコー
ドを出力するための電子回路部2が接続されている。又
キーシリンダ3にはキー溝1aの挿入口4を有してお
り、更にキー溝1aの挿入口部分にはコイルL2が設け
られる。コイルL2はキー1がキー溝に挿入されたとき
キーの電子回路部2に電源を供給すると共に、キーから
の信号を受信するものである。
装置に用いられるキー1及びキーシリンダの構造を示す
概略図である。本図に示すように車両のキー1はキー溝
1aに加えてケース内にコイルL1と後述するIDコー
ドを出力するための電子回路部2が接続されている。又
キーシリンダ3にはキー溝1aの挿入口4を有してお
り、更にキー溝1aの挿入口部分にはコイルL2が設け
られる。コイルL2はキー1がキー溝に挿入されたとき
キーの電子回路部2に電源を供給すると共に、キーから
の信号を受信するものである。
【0008】次に本実施例のキー及びキーシリンダ側の
回路構成について図1を参照しつつ説明する。まずキー
1にはコイルL1にコンデンサC1が並列に接続され、
LC共振回路を構成している。このLC共振回路には図
示のように整流回路11が接続され、キー1内の電子回
路部2の各部に電源を供給している。又電子回路部2内
には各キーに固有のIDコードを記憶する第1のメモリ
12と、このメモリ12からデータを読出すためのメモ
リ制御部13が設けられる。メモリ制御部13は整流回
路11より電源が供給されたときにメモリ12のIDコ
ードを読出して直列信号として駆動回路14に出力する
ものである。駆動回路14はLC共振回路に接続されて
おり、このIDコードに基づいて受信信号のQを変化さ
せ、又は発振周波数を変化させることによってキーシリ
ンダ側に信号を伝送するデータ伝送手段を構成してい
る。
回路構成について図1を参照しつつ説明する。まずキー
1にはコイルL1にコンデンサC1が並列に接続され、
LC共振回路を構成している。このLC共振回路には図
示のように整流回路11が接続され、キー1内の電子回
路部2の各部に電源を供給している。又電子回路部2内
には各キーに固有のIDコードを記憶する第1のメモリ
12と、このメモリ12からデータを読出すためのメモ
リ制御部13が設けられる。メモリ制御部13は整流回
路11より電源が供給されたときにメモリ12のIDコ
ードを読出して直列信号として駆動回路14に出力する
ものである。駆動回路14はLC共振回路に接続されて
おり、このIDコードに基づいて受信信号のQを変化さ
せ、又は発振周波数を変化させることによってキーシリ
ンダ側に信号を伝送するデータ伝送手段を構成してい
る。
【0009】一方キーシリンダ3を含む車両側装置に
は、コイルL2に図示のようにコンデンサC2が接続さ
れ、キー側と同様にLC共振回路が構成されている。こ
のLC共振回路には発振部21が接続され、一定の周波
数でLC共振回路を駆動する。又LC共振回路には受信
部22が接続される。受信部22はキー1側から出力さ
れる信号を復調するものであって、その出力は信号処理
部23に与えられる。信号処理部23はマイクロコンピ
ュータによって構成され、後述するように発振部21の
動作を制御すると共に受信信号を処理するものであっ
て、キーと同一のIDコードを記憶する第2のメモリ2
4が接続されている。信号処理部はこのIDコードと一
致するかどうかを判別すると共に、一致が判別されたと
きにはキーの位置に基づいて始動許可信号を制御するも
のである。又キーシリンダ3にはイグニッションキー1
の挿入と回転位置を検出するキー位置検出部25及びエ
ンジン始動許可状態保持部26が設けられている。キー
位置検出部25の出力はエンジン始動許可状態保持部2
6に入力される。エンジン始動許可状態保持部26はエ
ンジン始動許可信号が保持されている場合には、スター
タ位置となったときにエンジンスタータ27側にスター
ト信号を出力するものである。
は、コイルL2に図示のようにコンデンサC2が接続さ
れ、キー側と同様にLC共振回路が構成されている。こ
のLC共振回路には発振部21が接続され、一定の周波
数でLC共振回路を駆動する。又LC共振回路には受信
部22が接続される。受信部22はキー1側から出力さ
れる信号を復調するものであって、その出力は信号処理
部23に与えられる。信号処理部23はマイクロコンピ
ュータによって構成され、後述するように発振部21の
動作を制御すると共に受信信号を処理するものであっ
て、キーと同一のIDコードを記憶する第2のメモリ2
4が接続されている。信号処理部はこのIDコードと一
致するかどうかを判別すると共に、一致が判別されたと
きにはキーの位置に基づいて始動許可信号を制御するも
のである。又キーシリンダ3にはイグニッションキー1
の挿入と回転位置を検出するキー位置検出部25及びエ
ンジン始動許可状態保持部26が設けられている。キー
位置検出部25の出力はエンジン始動許可状態保持部2
6に入力される。エンジン始動許可状態保持部26はエ
ンジン始動許可信号が保持されている場合には、スター
タ位置となったときにエンジンスタータ27側にスター
ト信号を出力するものである。
【0010】次に本実施例の動作についてフローチャー
ト及びタイムチャートを参照しつつ説明する。まず図
3,図4に示すフローチャートにおいて始動開始処理を
行うと、ステップ31において始動禁止信号をエンジン
始動許可状態保持部26に出力する。そしてステップ3
2に進んでキー1がキーシリンダ3に挿入されたかどう
かをチェックする。ステップ32ではこのような変化を
待受けており、このような変化があればステップ33に
進んで発振部21を所定時間駆動する。そうすればキー
シリンダ3側のLC共振回路から一定周波数の信号がキ
ー1側に送信される。キー1では整流回路11によって
受信した信号を整流して各部に電源とすると共に、メモ
リ制御部13よりメモリ12のIDコードを読出す。読
出されたIDコードは駆動回路14を介してLC共振回
路のQを変化させることによってキーシリンダ3側に信
号が送信される。
ト及びタイムチャートを参照しつつ説明する。まず図
3,図4に示すフローチャートにおいて始動開始処理を
行うと、ステップ31において始動禁止信号をエンジン
始動許可状態保持部26に出力する。そしてステップ3
2に進んでキー1がキーシリンダ3に挿入されたかどう
かをチェックする。ステップ32ではこのような変化を
待受けており、このような変化があればステップ33に
進んで発振部21を所定時間駆動する。そうすればキー
シリンダ3側のLC共振回路から一定周波数の信号がキ
ー1側に送信される。キー1では整流回路11によって
受信した信号を整流して各部に電源とすると共に、メモ
リ制御部13よりメモリ12のIDコードを読出す。読
出されたIDコードは駆動回路14を介してLC共振回
路のQを変化させることによってキーシリンダ3側に信
号が送信される。
【0011】一方キーシリンダ3では、この信号を受信
部22によって受信し、信号処理部23に出力する。信
号処理部23はステップ34においてこのIDコードを
受信すると、ステップ35に進みメモリ24内に保持さ
れているキーシリンダ3のIDコードと一致するかどう
かを判別する。一致しない場合にはステップ31に戻っ
て同様の処理を繰り返し、一致する場合にはステップ3
6に進んで始動許可状態遷移信号を始動許可状態保持部
26に出力する。ここで信号処理部23は発振部21,
受信部22及びLC共振回路と共にステップ32〜35
においてキーが挿入されたときに発振部を駆動し、キー
1からIDコードを読出して一致を判別する判別手段2
3aの機能を達成している。そして図4に示すステップ
37〜39において、キー位置検出部25によりキー1
がオフからアクセサリー(Acc)への変化が検知され
たとき、アクセサリー(Acc)からイグニッション
(IG)へ、又はイグニッション(IG)からスタータ
への変化、が検知されたとき、即ちキーが時計方向(C
W方向)に回転したか、キーがオフとなったか、及びキ
ーが抜取られたかどうかをチェックする。キーが時計方
向に回転した場合にはステップ37からステップ40に
進んで始動許可状態保持部26に始動許可状態への遷移
信号を出力する。そしてステップ41においてエンジン
始動許可信号を出力する。エンジン始動許可状態保持部
26ではキー位置がスタータ位置であるときにエンジン
スタータ27に始動信号を出力する。又ステップ42に
おいてタイマT1の動作を開始する。こうすればスター
タ位置に変化したときにエンジンの始動が開始されるこ
ととなる。そしてステップ43においてタイマがタイム
アップしたかどうかを待受け、タイムアップすればステ
ップ44に進んでエンジン始動許可信号をオフとし、ス
テップ37〜39のループに戻る。
部22によって受信し、信号処理部23に出力する。信
号処理部23はステップ34においてこのIDコードを
受信すると、ステップ35に進みメモリ24内に保持さ
れているキーシリンダ3のIDコードと一致するかどう
かを判別する。一致しない場合にはステップ31に戻っ
て同様の処理を繰り返し、一致する場合にはステップ3
6に進んで始動許可状態遷移信号を始動許可状態保持部
26に出力する。ここで信号処理部23は発振部21,
受信部22及びLC共振回路と共にステップ32〜35
においてキーが挿入されたときに発振部を駆動し、キー
1からIDコードを読出して一致を判別する判別手段2
3aの機能を達成している。そして図4に示すステップ
37〜39において、キー位置検出部25によりキー1
がオフからアクセサリー(Acc)への変化が検知され
たとき、アクセサリー(Acc)からイグニッション
(IG)へ、又はイグニッション(IG)からスタータ
への変化、が検知されたとき、即ちキーが時計方向(C
W方向)に回転したか、キーがオフとなったか、及びキ
ーが抜取られたかどうかをチェックする。キーが時計方
向に回転した場合にはステップ37からステップ40に
進んで始動許可状態保持部26に始動許可状態への遷移
信号を出力する。そしてステップ41においてエンジン
始動許可信号を出力する。エンジン始動許可状態保持部
26ではキー位置がスタータ位置であるときにエンジン
スタータ27に始動信号を出力する。又ステップ42に
おいてタイマT1の動作を開始する。こうすればスター
タ位置に変化したときにエンジンの始動が開始されるこ
ととなる。そしてステップ43においてタイマがタイム
アップしたかどうかを待受け、タイムアップすればステ
ップ44に進んでエンジン始動許可信号をオフとし、ス
テップ37〜39のループに戻る。
【0012】一方ステップ38においてキー1がアクセ
サリー(Acc)からオフとなった場合には、ステップ
45に進んで始動禁止状態に遷移して処理を終える。こ
うすれば図5にタイムチャートを示すように、始動許可
出力が出力されるのはキーが挿入されている間の一部の
キーがスタータ方向に回転したときのみであるため、消
費電力を大幅に低減することができる。又信号処理部2
3はステップ36〜45において一致が判別されたとき
にエンジン始動許可状態への遷移信号を出力すると共
に、キーがスタータ方向に変化したときに所定時間始動
許可信号を出力する始動許可制御手段23bの機能を達
成している。
サリー(Acc)からオフとなった場合には、ステップ
45に進んで始動禁止状態に遷移して処理を終える。こ
うすれば図5にタイムチャートを示すように、始動許可
出力が出力されるのはキーが挿入されている間の一部の
キーがスタータ方向に回転したときのみであるため、消
費電力を大幅に低減することができる。又信号処理部2
3はステップ36〜45において一致が判別されたとき
にエンジン始動許可状態への遷移信号を出力すると共
に、キーがスタータ方向に変化したときに所定時間始動
許可信号を出力する始動許可制御手段23bの機能を達
成している。
【0013】次に本発明の第2実施例について説明す
る。本実施例はエンジンを停止した後一定時間後にエン
ジンが始動されなければ、始動可能状態から始動禁止状
態にするものである。本実施例においては図1に示すブ
ロック図は同一であるので、詳細な説明を省略する。本
実施例の動作を示す図6のフローチャートにおいて、ス
テップ31〜45については第1実施例と同様である。
本実施例ではステップ37〜39のループにステップ5
1,52を加えている。ステップ51では第2タイマT
2がタイムアップしたかどうかをチェックしており、ス
テップ52はキー1がイグニッションからアクセサリー
(Acc)に変化し、エンジンを停止させたかどうかを
チェックする。エンジンが停止されればステップ52よ
りステップ53に進んでタイマT2の動作を開始してス
テップ37〜39,51,52のループに戻る。こうす
ればエンジン停止後所定時間後にはステップ51を介し
てこのループを抜け出し、ステップ45に進んで始動禁
止状態とする。こうすれば始動許可状態はエンジン停止
後Accとなった後所定時間後には終了するため、バッ
テリーの消耗を更に少なくすることができる。そして再
びキーからオフからAccに、又はAccからイグニッ
ションIGに変化したときには、ステップ37,40〜
43に進んで始動許可状態に遷移すると共にエンジン始
動許可信号が出力される。従ってエンジンを再始動する
ことが可能となる。
る。本実施例はエンジンを停止した後一定時間後にエン
ジンが始動されなければ、始動可能状態から始動禁止状
態にするものである。本実施例においては図1に示すブ
ロック図は同一であるので、詳細な説明を省略する。本
実施例の動作を示す図6のフローチャートにおいて、ス
テップ31〜45については第1実施例と同様である。
本実施例ではステップ37〜39のループにステップ5
1,52を加えている。ステップ51では第2タイマT
2がタイムアップしたかどうかをチェックしており、ス
テップ52はキー1がイグニッションからアクセサリー
(Acc)に変化し、エンジンを停止させたかどうかを
チェックする。エンジンが停止されればステップ52よ
りステップ53に進んでタイマT2の動作を開始してス
テップ37〜39,51,52のループに戻る。こうす
ればエンジン停止後所定時間後にはステップ51を介し
てこのループを抜け出し、ステップ45に進んで始動禁
止状態とする。こうすれば始動許可状態はエンジン停止
後Accとなった後所定時間後には終了するため、バッ
テリーの消耗を更に少なくすることができる。そして再
びキーからオフからAccに、又はAccからイグニッ
ションIGに変化したときには、ステップ37,40〜
43に進んで始動許可状態に遷移すると共にエンジン始
動許可信号が出力される。従ってエンジンを再始動する
ことが可能となる。
【0014】尚本実施例ではキーの回転を検知する際に
キーが時計方向へ変化したときにはエンジン始動許可信
号を一定時間出力するようにしているが、キーがスター
タ状態に達したときにのみを始動許可信号を出力するよ
うにしてもよいことはいうまでもない。
キーが時計方向へ変化したときにはエンジン始動許可信
号を一定時間出力するようにしているが、キーがスター
タ状態に達したときにのみを始動許可信号を出力するよ
うにしてもよいことはいうまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1の発明によれば、エンジン始動許可信号はキーが時計
方向変化したときにのみ短時間出力するようにしてい
る。このため車両のバッテリーの消耗を極めて少なくす
ることが可能となる。又請求項2の発明では、エンジン
停止後一定時間経過すればエンジン始動可能状態から禁
止状態としているため、バッテリーの消耗を更に少なく
することができるという効果が得られる。又キーの挿入
直後にのみ発振部が駆動されIDコードが一致している
かどうかを判別しているため、この発振周波数がラジオ
等の周波数に一致していたとしても極めて短時間でこの
判別処理が終了するため、ほとんどノイズを与えること
はない。
1の発明によれば、エンジン始動許可信号はキーが時計
方向変化したときにのみ短時間出力するようにしてい
る。このため車両のバッテリーの消耗を極めて少なくす
ることが可能となる。又請求項2の発明では、エンジン
停止後一定時間経過すればエンジン始動可能状態から禁
止状態としているため、バッテリーの消耗を更に少なく
することができるという効果が得られる。又キーの挿入
直後にのみ発振部が駆動されIDコードが一致している
かどうかを判別しているため、この発振周波数がラジオ
等の周波数に一致していたとしても極めて短時間でこの
判別処理が終了するため、ほとんどノイズを与えること
はない。
【図1】本発明の第1,第2実施例による盗難防止装置
の全体構成を示すブロック図である。
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のキー及びキーシリンダ側の構成を示
す概略図である。
す概略図である。
【図3】本発明の第1実施例による盗難防止装置のキー
シリンダ側の信号処理部の動作を示すフローチャート
(その1)である。
シリンダ側の信号処理部の動作を示すフローチャート
(その1)である。
【図4】本発明の第1実施例による盗難防止装置のキー
シリンダ側の信号処理部の動作を示すフローチャート
(その2)である。
シリンダ側の信号処理部の動作を示すフローチャート
(その2)である。
【図5】本実施例の動作を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の第2実施例による盗難防止装置の信号
処理部の動作を示すフローチャートである。
処理部の動作を示すフローチャートである。
1 キー 1a キー溝 2 電子回路部 3 キーシリンダ 11 整流回路 12,24 メモリ 13 メモリ制御部 14 駆動回路 21 発振部 22 受信部 23 信号処理部 23a 判別手段 23b 始動許可制御手段 25 キー位置検出部 26 エンジン始動許可状態保持部 27 エンジンスタータ
Claims (2)
- 【請求項1】 キー及び該キーが挿入されるキーシリン
ダを含む車両側装置を有する車両の盗難防止装置であっ
て、 前記キーは、 IDコードを記憶する第1のメモリと、 キーの挿入時によってデータを伝送するデータ伝送手段
と、 キーの挿入時に前記第1のメモリからIDコードを読出
し前記データ伝送手段に出力するメモリ制御部とを有す
るものであり、 前記車両側装置は、 キーシリンダへの前記キーの着脱及びその回転位置を検
出するキー位置検出部と、 IDコードを記憶する第2のメモリと、 キーの装着時に前記キーのデータ伝送手段よりIDコー
ドを読出すと共に、その一致を判別する判別手段と、 前記判別手段によりIDコードの一致が判別されたとき
にエンジン始動許可状態遷移信号を出力すると共に、前
記キーのスタータ方向への回動に基づいて所定時間始動
許可信号を出力する始動許可制御手段と、 前記始動許可制御手段から得られるエンジン始動許可状
態遷移信号に基づいてエンジン始動始動許可状態に遷移
すると共に、前記キー位置検出部によりキーがスタータ
位置に達したときにスタータ信号を出力するエンジン始
動許可状態保持部と、を具備することを特徴とする車両
の盗難防止装置。 - 【請求項2】 前記始動許可制御手段は、エンジンの停
止時に所定時間後にエンジン始動許可状態から禁止状態
への遷移信号を出力するものであることを特徴とする請
求項1記載の車両の盗難防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24371893A JPH0769173A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 車両の盗難防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24371893A JPH0769173A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 車両の盗難防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0769173A true JPH0769173A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=17107959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24371893A Pending JPH0769173A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 車両の盗難防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0769173A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0765983A2 (en) * | 1995-09-30 | 1997-04-02 | Suzuki Motor Corporation | Vehicle theft-prevention device |
US6965295B2 (en) | 2002-05-31 | 2005-11-15 | Denso Corporation | Electronic key system operable with charge capacitor power |
-
1993
- 1993-09-03 JP JP24371893A patent/JPH0769173A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0765983A2 (en) * | 1995-09-30 | 1997-04-02 | Suzuki Motor Corporation | Vehicle theft-prevention device |
US5796179A (en) * | 1995-09-30 | 1998-08-18 | Suzuki Motor Corporation | Vehicle anti-theft device with low voltage compensation and a rolling code |
EP0765983A3 (en) * | 1995-09-30 | 2000-10-25 | Suzuki Motor Corporation | Vehicle theft-prevention device |
US6965295B2 (en) | 2002-05-31 | 2005-11-15 | Denso Corporation | Electronic key system operable with charge capacitor power |
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