JPH0769110A - 乗客用シート - Google Patents

乗客用シート

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JPH0769110A
JPH0769110A JP2731691A JP2731691A JPH0769110A JP H0769110 A JPH0769110 A JP H0769110A JP 2731691 A JP2731691 A JP 2731691A JP 2731691 A JP2731691 A JP 2731691A JP H0769110 A JPH0769110 A JP H0769110A
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JP
Japan
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belt
passenger seat
passenger
frame
seat according
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Pending
Application number
JP2731691A
Other languages
English (en)
Inventor
Ignaz Vogel
フォーゲル イグナーツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Igunaatsu Fuoogeru & Co K GmbH
Igunaatsu Fuoogeru & Co KG Fuaarutsuoigujitsushie GmbH
Vogel GmbH and Co KG Immobilien und Baugesellschaft
Original Assignee
Igunaatsu Fuoogeru & Co K GmbH
Igunaatsu Fuoogeru & Co KG Fuaarutsuoigujitsushie GmbH
Ignaz Vogel GmbH and Co KG Fahrzeugsitze
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Filing date
Publication date
Application filed by Igunaatsu Fuoogeru & Co K GmbH, Igunaatsu Fuoogeru & Co KG Fuaarutsuoigujitsushie GmbH, Ignaz Vogel GmbH and Co KG Fahrzeugsitze filed Critical Igunaatsu Fuoogeru & Co K GmbH
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 事故の際に、乗客にけがを負わせないように
するための乗客用シートを提供する。 【構成】 背もたれ3の、座部分4から背部分1への移
行部を切欠く。そして、この切欠き部に、狭い範囲内で
伸長可能なベルト5,6,7を取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人を輸送する車両内の
連続した座席のための乗客用シートであって、座部分と
これに固定的に又は旋回可能に結合された背部分とから
形成されており、この背部分が、フレームと、フレーム
によって取囲まれてフレーム内に接合された背もたれと
から構成されている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】非常に数多い上記形式の乗客用シート
が、航空機、陸上車及び船舶における座席のために必要
とされる。この場合、乗客用シートによって乗客の快適
性が得られるだけでなく、特に航空機及び陸上車におい
ては、乗客用シートが安全設備として役立っている。従
って、安全設備としての乗客用シートは、事故の連続を
最小限に抑えられるように構成されていなければならな
い。故に、乗客用シートは、適当に安定して確実に固定
されているだけではいけない。乗客用シートは、エネル
ギ変換のために跳び上がってしまう乗客の体を抑え込ん
で、乗客にほとんどけがを負わせないようにも、しなけ
ればならない。そのため、通常は、比較的剛性の乗客用
シートが、その背面に表面積の大きいブラインドを有し
ている。そして、このブラインドの形状は、衝突してき
た乗客の体を、乗客にけがを負わせることなく受け止め
るのに適している。しかし、適当な実験から明らかなよ
うに、乗客用シートの、表面積の大きな背カバーには以
下の欠点がある。即ち、相前後して配置された複数の乗
客用シートのそれぞれに座った乗客は全員、事故の際
に、前方へ向かって自分の前にある乗客用シートの背カ
バーへと運動する。その場合、各乗客の膝が、各乗客の
前方シートの背カバーに衝突し、それによって、各乗客
の上体がさらに運動する。その結果、乗客は上方へ向か
って自分の座った乗客用シートの背もたれを越えて投げ
出される。このような前方及び上方へ向かう運動によ
り、乗客の膝と軟部とが事故の際に大きな傷を負ってし
まい、しかも、ヘッドレストの配置が不適切な場合に
は、乗客の顔が傷をつけられて、乗客の身体も投げ出さ
れた際に外傷を負うこととなる。ところが、身体が前方
へ向かってしか運動せず、さらには、前方のシートの背
カバーによって大きな表面積を抑え込まれるならば、乗
客は上述されたようなけがを負うことがない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、事故
の際に乗客にけがを負わせないようにするための乗客用
シートを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
れば初めに述べた形式の乗客用シートにおいて、座部分
から背部分への移行部で背もたれの切欠き内に、ベルト
が接合されており、このベルトがフレームを張設してお
り、かつ接合状態では剛性でありながら狭い範囲内で伸
長可能であることによって解決されている。
【0005】
【発明の効果】本発明の構成によれば、乗客用シートに
座っている乗客の膝は、その乗客の前方にあるシートの
背面カバーにやはり衝突するが、このカバーを突破し
て、狭い範囲内で伸長可能なベルトへ当接し、前方のシ
ートの座部分上へ前進する。従って、乗客の上体がさら
に前方へ運動することはなくなり、その運動によって乗
客が上方へ向かって運動することも、阻止される;言い
換えれば、乗客の上体は座ったままの高さに維持される
ので、身体の全表面で背カバーに衝突するのである。そ
の結果、乗客は極めて小さな比圧で背もたれの背面カバ
ーに衝突し、けがを負わずにこのカバーによって抑え込
まれる。さらに、狭い範囲内で伸長可能なベルトが、膝
の衝突エネルギを既に変換させているので、このベルト
においては、前方のシートに衝突した身体の衝突エネル
ギの一部が、既に吸収されている。
【0006】上記の、“狭い範囲内で伸長可能なベル
ト”は、種々異なる材料から製作することができる。し
かし、乗客用シートの外側形状を維持するために、この
ベルトは通常は剛性でなければならない。つまり、通常
の負荷によっては変形不可能でなければならない。ま
た、本発明によれば、ベルトの前方に成形部材が配置さ
れており、この成形部材は、背部分の背面を規定できる
程剛性でありながら可撓性を有していてもよい。このよ
うな“剛性でありながら可撓性を有している成形部材”
は、例えば熱可塑性樹脂から製作することができる。熱
可塑性樹脂とは、通常の負荷を受けても湾曲しないが、
前方へ向かって投げ出された身体の膝によって衝突され
ると変形して、上記の、“狭い範囲内で伸長可能なベル
ト”への経路を開放する。さらに、本発明によれば、や
はり狭い範囲内でのみ非可逆的に伸長可能な公知の安全
ベルトのように、上記ベルトは織成ベルトとして形成さ
れていてもよい。
【0007】上記ベルトを製作するための材料として
は、可撓性を備えて非可逆的に変形可能なプラスチック
が挙げられる。このようなプラスチックは、複数の層か
ら形成されていてもよいが、織成物から成る挿入体を備
えていてもよい。また、上記ベルトは金属製のベルトと
して形成されていてもよい。金属製のベルトは、波形湾
曲部又は先の鋭い凸部を備えていることによって、初期
の必要性を満たすことができる。金属製のベルトが波形
湾曲部と先の鋭い凸部とのどちらを備えていようとも、
これら変形部は膝との衝突によって引き伸ばされる。そ
れにより、金属製のベルトは所定の長さまで変化するこ
とができる。金属製のベルトにおける別の構成によれ
ば、ベルトが、露出した巻掛け部によってフレームに巻
掛けられている。この場合、巻掛け部が膝との衝突によ
って引き伸ばされるので、巻掛け部を備えた上記ベルト
は、膝により及ぼされた圧力によってたわめられ、膝の
衝突エネルギを変換させる。ところで、上記課題を解決
するために、孔を付けられた金属製のベルトも使用され
る。しかしこの場合には、変形時のベルトに裂け目がで
きないように、さらにはそれによって乗客がけがを負わ
ないように、考慮しなければならない。
【0008】
【実施例】次に図示の実施例につき本発明を説明する。
【0009】乗客用シートの背部分1は、フレーム2
と、フレーム2によって取囲まれてフレーム2内に接合
された背もたれ3とから構成されている。また、この背
部分1の前方に配置された座部分4の高さが、図面では
破線によって示されている。さらに、上記フレーム2を
成す2つのフレーム部材の間には、座部分4から背部分
1への移行範囲から始まる、狭い範囲内で伸長可能なベ
ルト5,6,7が接合されている。この場合、ベルト
5,6,7が乗客から見えないように通常の背カバーよ
り後方に取付けられているので、背部分1の背面側の形
状はそのままに維持される。また、上記ベルトは、可撓
性を備えて非可逆的に変形可能な材料、例えばプラスチ
ックから製作されていてもよい。このようなベルト5
は、図2に示されている。さらに、上記ベルトとして金
属製のベルトが使用される場合には、この金属製のベル
ト5は、図3及び図4に示されたように波形湾曲部8又
は凸部9を備えていてもよい。波形湾曲部8及び凸部9
は、適当な負荷によって引き伸ばされるので、波形湾曲
部8及び凸部9を備えた金属製のベルト5は、必要に応
じて狭い範囲内で伸長できる。さらにまた、金属製のベ
ルトにおける別の構成が、図5に示されている。図5に
よる金属製のベルト5は、端部10によってフレーム2
に巻掛けられているので、適当な負荷によって変形させ
られる。最後に図6に示されたベルト5は、フレーム2
の間で緊締されており、かつ剛性でありながらも可撓性
を備えた成形部材11によって、被覆されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乗客用シートの背面を示す図であ
る。
【図2】図1による乗客用シートに設けられたベルトの
第1実施例を示す図である。
【図3】図1による乗客用シートに設けられたベルトの
第2実施例を示す図である。
【図4】図1による乗客用シートに設けられたベルトの
第3実施例を示す図である。
【図5】図1による乗客用シートに設けられたベルトの
第4実施例を示す図である。
【図6】図1による乗客用シートに設けられたベルトの
第5実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 背部分 2 フレーム 3 背もたれ 4 座部分 5,6,7 ベルト 8 波形湾曲部 9 凸部 10 端部 11 成形部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人を輸送する車両内の連続した座席のた
    めの乗客用シートであって、座部分とこれに固定的に又
    は旋回可能に結合された背部分とから形成されており、
    この背部分が、フレームと、フレームによって取囲まれ
    てフレーム内に接合された背もたれとから構成されてい
    る形式のものにおいて、座部分(4)から背部分(3)
    への移行部で背もたれの切欠き内に、ベルト(5,6,
    7)が接合されており、このベルト(5,6,7)がフ
    レーム(2)を張設しており、かつ接合状態では剛性で
    ありながら狭い範囲内で伸長可能であることを特徴とす
    る乗客用シート。
  2. 【請求項2】 ベルト(5,6,7)が、可撓性を備え
    て非可逆性に変形可能なプラスチックから製作されてい
    る、請求項1記載の乗客用シート。
  3. 【請求項3】 ベルト(5,6,7)が複数の層から形
    成されている、請求項2記載の乗客用シート。
  4. 【請求項4】 ベルト(5,6,7)が、織成物から成
    る挿入体を有している、請求項2又は3記載の乗客用シ
    ート。
  5. 【請求項5】 ベルト(5,6,7)が、少なくとも部
    分的に波形湾曲部(8)を備えた金属製のベルトとして
    形成されている、請求項1記載の乗客用シート。
  6. 【請求項6】 ベルト(5,6,7)が、先の鋭い凸部
    (9)を備えた金属製のベルトとして形成されている、
    請求項1記載の乗客用シート。
  7. 【請求項7】 ベルト(5,6,7)が、フレーム
    (2)に巻掛けられる露出した巻掛け部(10)を備え
    た金属製のベルトとして形成されている、請求項1から
    5までのいずれか1項記載の乗客用シート。
  8. 【請求項8】 波形湾曲部(8)を備えた金属製のベル
    ト及び先の鋭い凸部(9)を備えた金属製のベルトが、
    深絞り加工によって製作された薄板から形成されてい
    る、請求項5から7までのいずれか1項記載の乗客用シ
    ート。
  9. 【請求項9】 波形湾曲部(8)を備えた金属製のベル
    ト及び先の鋭い凸部(9)を備えた金属製のベルトが、
    軽金属から製作されている、請求項5から7までのいず
    れか1項記載の乗客用シート。
  10. 【請求項10】 ベルト(5,6,7)の前方に成形部
    材(11)が配置されており、この成形部材(11)
    が、背部分(1)の背面を規定しており、かつ剛性であ
    りながら可撓性を有している、請求項1から9までのい
    ずれか1項記載の乗客用シート。
  11. 【請求項11】 ベルト(5,6,7)が、互いに重な
    り合うようにフレーム(2)内に接合された複数のスト
    リップから形成されている、請求項1から10までのい
    ずれか1項記載の乗客用シート。
  12. 【請求項12】 ベルト(5,6,7)の高さが、背部分
    (1)の高さのほぼ半分に相当する、請求項1から11
    までのいずれか1項記載の乗客用シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009161010A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Car Mate Mfg Co Ltd チャイルドシート
JP2014500818A (ja) * 2010-09-14 2014-01-16 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 車両用のエネルギ吸収シート
JP2014510668A (ja) * 2011-03-30 2014-05-01 エクスプリシート 衝撃を吸収するための補強ストリップを備える航空機用シート

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