JPH0768895B2 - マフラ - Google Patents

マフラ

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JPH0768895B2
JPH0768895B2 JP2093910A JP9391090A JPH0768895B2 JP H0768895 B2 JPH0768895 B2 JP H0768895B2 JP 2093910 A JP2093910 A JP 2093910A JP 9391090 A JP9391090 A JP 9391090A JP H0768895 B2 JPH0768895 B2 JP H0768895B2
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exhaust pipe
flexible
sheet
sinter
muffler
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JP2093910A
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Inventor
浩之 長谷川
Original Assignee
株式会社エッチ・ケー・エス
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車用として好適なマフラに関する。
[従来の技術] 従来、自動車用マフラとして、排気通路を形成する排気
管の管壁に多数の孔を設け、該排気管の孔配設部まわり
を外箱にて覆い、該外箱と該排気管の該孔配設部との間
に拡張室を形成し、該排気管の該孔配設部外周部に吸音
材としてのセラミックス燒結体を配設して構成したもの
がある。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、従来技術において、吸音材として用いられ
ているセラミックス燒結体は、成形形状が固定的であ
り、任意形状の排気管外周部に自在に巻付け固定するこ
とができない。従って、吸音材をあらゆる形状の排気管
外周部に確実かつ容易に密着固定し、高い消音効果を確
保することに困難がある。
尚、従来のマフラとして、実開昭61−59819号公報に記
載のものにあっては、ステンレススチールウール等の金
属繊維でサイレンサー内部の排気管の外周を包んで配置
し、かつ、サイレンサー内にグラスウールを充填するこ
ととしている。ところが、この従来技術にあっては、下
記(a)〜(c)の問題点がある。
(a)ステンレススチールウール等の金属繊維自体で
は、消音機能を有さず、必ず、グラスウール等の吸音材
を組合わせ使用しなければ消音機能を得ることができな
い。
(b)金属繊維は排気管まわりに巻付けられた形態の自
己保持性に乏しく、背後のグラスウール等の吸音材によ
りバックアップ保持されなければならない。そして、グ
ラスウール等の吸音材が劣化して金属繊維をバックアッ
プ保持できなくなると、金属繊維は排気管まわりから容
易に脱落するものとなる。
(c)金属繊維とグラスウール等の吸音材を組合わせ使
用したとき、ステンレススチールウール等の繊維の隙間
は約1mm以上であって、グラスウール等の線径(例えば6
0μm)より非常に大きいため、グラスウール等の吸音
材繊維が金属繊維の隙間から排気管内の排気流に吸込ま
れて流出してしまう。
本発明は、吸音材をあらゆる形状の排気管外周部に確実
かつ容易に密着固定し、高い消音効果を長期的に安定確
保することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、排気通路を形成する排気管
の管壁に多数の孔を設け、該排気管の孔配設部まわりを
外箱にて覆い、該外箱と該排気管の該孔配設部との間に
拡張室を形成し、該排気管の該孔配設部外周部に吸音材
を配設して構成したマフラにおいて、上記吸音材として
可撓燒結シートを用い、該可撓燒結シートを上記排気管
の該孔配設部外周部に巻付け固定するようにしたもので
ある。
請求項2に記載の本発明は、前記拡張室にグラスウール
を充填するようにしたものである。
請求項3に記載の本発明は、前記可撓燒結シートがニッ
ケル系短繊維燒結体からなるようにしたものである。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば下記、の作用があ
る。
可撓燒結シートはそれ自体で消音機能を有する。従っ
て、グラスウール等の吸音材と必ずしも組合わせ使用す
ることなく、簡素な構成により一定の消音特性を得るこ
とができる。
可撓燒結シートは排気管まわりに巻付けられた形態の
自己保持性(成形維持性)に優れる。従って、可撓燒結
シート単体で任意形状の排気管外周部に自在に巻付けら
れ、かつその巻付けられた形態を自己保持でき、簡素な
構成により、その消音効果を長期的に安定確保できる。
請求項2に記載の本発明によれば下記の作用がある。
可撓燒結シートの背後にグラスウールを充填したと
き、可撓燒結シートの小孔は例えば6〜9μmの如くの
微細孔であって、グラスウールの線径(例えば60μm)
より小さいため、グラスウールの繊維が可撓燒結シート
の小孔から排気管内の排気流に吸込まれて流出してしま
うことがなく、簡素な構成により、その消音効果を長期
的に安定確保できる。
請求項3に記載の本発明によれば下記の作用がある。
可撓燒結シートがニッケル系短繊維燒結体からなるた
め、耐熱、耐食性が良好であり、曲げ加工性も極めて良
好である。
そして、このニッケル系短繊維燒結体からなる可撓燒結
シートの背後にグラスウールを充填してある場合には、
可撓燒結シートの耐熱性の故に、排気熱によるグラスウ
ールの劣化を防止し、長期的に高い消音効果を確保でき
る。
[実施例] 第1図は本発明の第1実施例を示す断面図、第2図は第
1図のII−II線に沿う断面図、第3図は本発明の第2実
施例を示す断面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う断
面図、第5図は本発明の第3実施例を示す断面図、第6
図は第5図のVI−VI線に沿う断面図、第7図は本発明の
第4実施例を示す断面図、第8図は第7図のVIII−VIII
線に沿う断面図、第9図はステンレス鋼短繊維燒結体の
吸音性能を示す線図である。
(第1実施例) マフラ10は、第1図、第2図に示す如く、排気管11、外
箱12、可撓燒結シート13、ステンレス鋼メッシュ14、グ
ラスウール15にて構成されている。
即ち、マフラ10は、排気通路16を形成する排気管11の管
壁に多数の孔17を設け、該排気管11の孔17配設部まわり
を外箱12にて覆い、該外箱12と該排気管11の該孔17配設
部との間に拡張室18を形成している。
そして、排気管11の孔17配設部外周部に、吸音材として
の可撓燒結シート13を巻付け固定している。この時、可
撓燒結シート13はステンレス鋼メッシュ14にて被包され
る状態で、排気管11の外周部に保持される。尚、可撓燒
結シート13とステンレス鋼メッシュ14は、排気管11の外
周部に巻付けられたそれらの両端重合縁部を互いにスポ
ット溶接されて固定される。
グラスウール15は、前記拡張室18に充填されている。こ
のグラスウール15は、ロックウール、フェルト等によっ
て代替できる。
可撓燒結シート13は、金属ビビリ切削短繊維(繊維の太
さ20〜100μm、長さ2〜30mm)の燒結体を用いること
が好適である。可撓燒結シート13の材質としては、鉄
系、銅系、ニッケル系等を多様に採用できる。本実施例
では、可撓燒結シート13の材質として、表1に示した組
成のニッケルステンレス鋼を採用した。
第9図はステンレス鋼からなる可撓燒結シート13の垂直
入射吸音率を示す線図であり、空隙率85%の燒結体は非
常に良好な吸音率を有する。この時、可撓燒結シート13
の見かけ密度は1.0g/cm3と小さく軽量である。
但し、本発明の実施において、可撓燒結シート13の空隙
率が80%未満では該シート13を貫通する排気通路16から
拡張室18への有効な排気の流れが生成されない。又、該
シート13の空隙率が96%越えでは、排気が有効な抵抗な
く該シート13を貫通する結果、期待する消音効果が得ら
れない。よって、本発明の実施において、可撓燒結シー
ト13の空隙率は80〜96%の範囲内にて設定されることが
好ましい。
次に、上記実施例の作用について説明する。
可撓燒結シート13はそれ自体で消音機能を有する。従
って、グラスウール等の吸音材と必ずしも組合わせ使用
することなく、簡素な構成により一定の消音特性を得る
ことができる。
可撓燒結シート13は排気管11まわりに巻付けられた形
態の自己保持性(成形維持性)に優れる。従って、可撓
燒結シート13単体で任意形状の排気管11外周部に自在に
巻付けられ、かつその巻付けられた形態を自己保持で
き、簡素な構成により、その消音効果を長期的に安定確
保できる。
可撓燒結シート13の背後にグラスウール15を充填した
とき、可撓燒結シート13の小孔は例えば6〜9μmの如
くの微細孔であって、グラスウール15の線径(例えば60
μm)より小さいため、グラスウール15の繊維が可撓燒
結シート13の小孔から排気管11内の排気流に吸込まれて
流出してしまうことがなく、簡素な構成により、その消
音効果を長期的に安定確保できる。
可撓燒結シート13がニッケル系短繊維燒結体からなる
ため、耐熱、耐食性が良好であり、曲げ加工性も極めて
良好である。
そして、このニッケル系短繊維燒結体からなる可撓燒結
シート13の背後にグラスウールを充填してある場合に
は、可撓燒結シート13の耐熱性の故に、排気熱によるグ
ラスウール15の劣化を防止し、長期的に高い消音効果を
確保できる。
(第2実施例) マフラ20がマフラ10と異なる点は第3図、第4図に示す
如く、マフラ10におけるステンレス鋼メッシュ14をステ
ンレス鋼ウール21にて構成したことのみにある。このマ
フラ20にあっても、可撓燒結シート13はステンレス鋼21
にて被包される状態で、排気管11の外周部に保持され
る。尚、可撓燒結シート13とステンレス鋼ウール21は、
排気管11の外周部に巻付けられたそれらの両端重合縁部
を互いにスポット溶接されて固定される。
(第3実施例) マフラ30がマフラ10と異なる点は、第5図、第6図に示
す如く、拡張室18からグラスウール15を撤去し、拡張室
18を空間としたことのみにある。
(第4実施例) マフラ40がマフラ10と異なる点は、第7図、第8図に示
す如く、可撓燒結シート13の外周部からステンレス鋼メ
ッシュ14を撤去し、かつ拡張室18からグラスウール15を
撤去し、拡張室18を空間としたことのみにある。この
時、可撓燒結シート13は排気管11の外周部に巻付けられ
た両端重合縁部を互いにスポット溶接されて固定され
る。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、吸音材をあらゆる形状の
排気管外周部に確実かつ容易に密着固定し、高い消音効
果を長期的に安定確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す断面図、第2図は第
1図のII−II線に沿う断面図、第3図は本発明の第2実
施例を示す断面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う断
面図、第5図は本発明の第3実施例を示す断面図、第6
図は第5図のVI−VI線に沿う断面図、第7図は本発明の
第4実施例を示す断面図、第8図は第7図のVIII−VIII
線に沿う断面図、第9図はステンレス鋼短繊維燒結体の
吸音性能を示す線図である。 10……マフラ、 11……排気管、 12……外箱、 13……可撓燒結シート、 14……ステンレス鋼メッシュ、 15……グラスウール、 16……排気通路、 17……孔、 18……拡張室、 20……マフラ、 21……ステンレス鋼ウール、 30……マフラ、 40……マフラ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気通路を形成する排気管の管壁に多数の
    孔を設け、該排気管の孔配設部まわりを外箱にて覆い、
    該外箱と該排気管の該孔配設部との間に拡張室を形成
    し、該排気管の該孔配設部外周部に吸音材を配設して構
    成したマフラにおいて、上記吸音材として可撓燒結シー
    トを用い、該可撓燒結シートを上記排気管の該孔配設部
    外周部に巻付け固定したことを特徴とするマフラ。
  2. 【請求項2】前記拡張室にグラスウールを充填した請求
    項1記載のマフラ。
  3. 【請求項3】前記可撓燒結シートがニッケル系短繊維燒
    結体からなる請求項1又は2記載のマフラ。
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