JPH0768825B2 - 移動間仕切装置 - Google Patents

移動間仕切装置

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JPH0768825B2
JPH0768825B2 JP1190252A JP19025289A JPH0768825B2 JP H0768825 B2 JPH0768825 B2 JP H0768825B2 JP 1190252 A JP1190252 A JP 1190252A JP 19025289 A JP19025289 A JP 19025289A JP H0768825 B2 JPH0768825 B2 JP H0768825B2
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plate portion
surface side
moving
ceiling
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洋治 中道
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ホテルやオフィス等のフロアーを必要に応じ
て仕切る場合に使用される移動間仕切装置に関するもの
である。
[従来の技術] この種の移動間仕切装置は、底壁に連続的な開口部を有
してなる天井レールを建物の天井に固設し、この天井レ
ール内に複数の走行体を走行可能に配設するとともに、
これら各走行体の中間部分に懸吊杆を装着し、それら懸
吊杆の下端側を前記開口部を通過させて天井レールの下
方に垂下させている。そして、対をなす懸吊杆に移動壁
をそれぞれ懸吊支持させ、その移動壁を前記天井レール
に沿って移動させ得るようにしている。かかる移動壁に
よりフロアーを仕切る場合には、これら移動壁を天井レ
ールに沿って1列に並べ、幅方向両端を密に当接させ
る。さらに、移動時には必要であった移動壁の上縁と天
井面との隙間、及び、移動壁の下縁と床面との隙間を閉
塞するために、移動壁の上縁部及び下縁部から上、下密
接部材を突出させて、対応する天井面、及び、床面にそ
れぞれ密着させるようにしている。
ところで、従来の上、下密接部材aは、例えば、第8図
に示すように、移動壁の一面側に位置する遮蔽板部b
と、他面側に位置する遮蔽板部cとを中間水平板dによ
り一体化してなる横断面H形をなしており、その中間水
平板dを密接部材駆動機構の昇降シャフトeに保持させ
ている。その保持構造は、第8図のように、前記中間水
平板dを前記昇降シャフトeの先端に直結するものが一
般的であるが、密接部材aの左右両端が上下動し得るよ
うに枢着するようにしたものもある。
[発明が解決しようとする課題] ところが、従来のものはいずれも、移動壁の一面側に位
置する遮蔽板部と他面側に位置する遮蔽板部とは一体に
動作し、常時同じ高さ位置にある。そのため、天井面や
床面が移動壁の外面と直交する平面に対して傾斜してい
る場合には、密接部材が移動壁の一方の面側のみで天井
面や床面に当接することになり、遮音や遮光が不十分に
なるおそれがある。
本発明は、このような課題を解決することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段] 本発明は、以上のような目的を達成するために、次のよ
うな構成を採用したものである。
すなわち、本発明に係る移動間仕切装置は、天井レール
と、走行体と、懸吊杆と、移動壁と、上、下密接部材
と、密接部材駆動機構とを具備してなるものであって、
前記天井レールは、下面に連続した開口部を有してお
り、前記走行体は、前記天井レール内に走行可能に配設
されており、前記懸吊杆は、前記走行体に保持されて、
その下端側を前記天井レールの開口部から下方に垂下さ
せており、前記移動壁は、その懸吊杆及び走行体を介し
て天井レールに移動可能に懸吊支持されており、前記
上、下密接部材は、前記移動壁の上縁部及び下縁部に、
天井面及び床面に向けて突没し得るように配設され、前
記密接部材駆動機構は、昇降シャフトを介して前記上、
下密接部材を同時に突没させ得るように構成されてお
り、前記各密接部材は、移動壁の一面側に位置する遮蔽
板部と、この遮蔽板部とは別体に構成され他面側に位置
する遮蔽板部とをそれぞれ具備してなり、これら両遮蔽
板部を上下方向に差動偏位可能に対向させて前記昇降シ
ャフトに支持させていることを特徴とする。
前記両遮蔽板部を、簡単な構成により昇降ロッドに支持
させるには、一面側の遮蔽板部に設けたブラケットと、
他面側の遮蔽板部に設けたブラケットとを、昇降ロッド
に保持された付勢アームにピンを介して接合し、そのピ
ンの傾動により、前記両遮蔽板部の上下方向の差動偏位
を許容するようにするのがよい。
移動壁同士の当接部分における遮光や遮音効果をも高め
るには、密接部材の左右両端に設けるエンドスティック
を、一面側の遮蔽板部に固設される部材と、他面側の遮
蔽板部に固設される部材とを具備してなるものにするの
がよい。
密接部材のユニットとしてのまとまりを良好なものにす
るには、エンドスティックを構成する両部材を、アリ溝
係合部を介して上下方向に摺動可能に結合しておくのが
望ましい。
[作用] このような構成のものであれば、各密接部材を天井面あ
るいは床面に押し付ける際に、その天井面あるいは床面
が、移動壁の外面と直交する平面に対して傾斜している
ようなことがあっても、一面側の密接部材と、他面側の
密接部材とが上下方向に差動偏位して、その面に確実に
密接することになる。例えば、下密接部材が床面に向か
って降下する際に、先ず、一面側の遮蔽板部が床面に当
接すると、その遮蔽板部の降下が停止し、他面側の遮蔽
板部が密接部材の降下速度よりも高い速度で降下して床
面に達する。そして、さらに密接部材が下方に押圧され
ると、それら両遮蔽板部が均等な力で床面に押し付けら
れることになる。上密接部材の天井面に対する作用も、
これに準じたものとなり、一面側の遮蔽板部と、他面側
の遮蔽板部とが、均一に天井面に押し付けられて、遮光
及び遮音を行うことになる。特に、このものは一面側の
遮蔽板部と、他面側の遮蔽板部とを別体にしているた
め、これら遮蔽板部を傾けることなしに上下に差動進退
させることが可能となり、移動壁の厚みを不当に大きく
することなしに適切な遮光及び遮音効果を発揮させるこ
とができる。すなわち、一面側の遮蔽板部と他面側の遮
蔽板部とを一体に構成した状態で、天井面や床面に対応
させるための他の方策としては、これら一体の遮蔽板を
昇降シャフトに一定角度範囲内で傾動可能に保持させる
ことが考えられるが、このようにすると、移動壁内に両
遮蔽板部の傾動を許容するための空間が必要となり、移
動壁が不当に厚くなったり、傾動した遮蔽板部が他の部
材と摺接して突没動作の円滑性が損なわれるおそれがあ
る。そして、このようにすると遮蔽板部と移動壁との間
のシールが難しくなり、遮光性能や遮音性能が低下する
おそれも生じる。これに対して、本発明によれば、各遮
蔽板部を相互に独立させて昇降させることが可能になる
ため、各遮蔽板部を傾動させる必要がなくなる。そのた
め、上述のような不具合を無理なく解消することができ
る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を、第1図〜第6図を参照して
説明する。
この移動間仕切装置は、第1図に示すように、底壁に連
続適な開口部11を有してなる天井レール1を建物の天井
2に固設し、この天井レール1内に複数の走行体3を走
行可能に配設するとともに、これら各走行体3の中間部
分に懸吊杆4を回転自在に装着し、それら懸吊杆4の下
端部を前記開口部11を通過させて天井レール1の下方に
垂下させている。そして、対をなす懸吊杆4に移動壁5
をそれぞれ懸吊支持させている。第1図では、1枚の移
動壁5のみを図示している。
前記移動壁5は、対をなす端縁部材51を複数本の横桟52
a、52b、52c、52dにより結合して壁本体52を構成し、そ
の壁本体52の両面を化粧パネル53を装着してなるもの
で、その上縁部に上密接部材54を突没可能に収容すると
ともに、下縁部に下密接部材55を突没可能に設けてい
る。なお、第1図では化粧パネル53を省略して、移動壁
5の内部を示している。
上密接部材54は、第3図〜第5図に示すように、両化粧
パネル53の上縁間に形成される空間に収容されており、
天井面Cに向けて突没し得るようになっている。この上
密接部材54は、遮音及び遮光を行うための弾性材製のプ
ロフィル54b1、54b2、54c1、54c2を上、下縁に設けてな
る対をなす別体の遮蔽板部54a1、54a2と、これら各遮蔽
板部54a1、54a2の内側に設けたブラケット54d1、54d
2と、これら両遮蔽板部54a1、54a2のブラケット54d1、5
4d2間にスペーサ54e1、54e2を介して配設した付勢アー
ム54fと、前記両ブラケット54d1、54d2をこの付勢アー
ム54fの左右両端部に軸着するピン54gとを具備してな
る。なお、ピン54gと各ブラケット54d1、54d2との間及
びピン54gと付勢アーム54fとの間に、前記ピン54の傾動
を許容し得るクリアランスが設けてあり、一面側の遮蔽
板部54a1と他面側の遮蔽板部54b2とが、このピン54gの
傾動に伴って上下方向に差動偏位し得るようにしてあ
る。この場合、密接部材54の左右両端に装着するエンド
スティック56も、第3図及び第4図に示すように、一面
側の遮蔽板部54a1又は他面側の遮蔽板部54a2のいずれか
一方の固設された凹形部材56aと、他方に固設された凸
形部材56とに分断されており、これら両部材56a、56bを
アリ溝係合部56cを介して相互に上下動可能に接続して
いる。
下密接部材55は、第5図に示すように、両化粧パネル53
の下縁間に形成される空間に収容されており、床面Fに
向けて突没し得るようになっている。この下密接部材55
は、遮音及び遮光を行うための弾性材製のプロフィル55
b1、55b2、55c1、55c2を上、下縁に設けてなる対をなす
別体の遮蔽板部55a1、55a2と、これら各遮蔽板部55a1
55a2の内側に設けたブラケット55d1、55d2と、これら両
遮蔽板部55a1、55a2のブラケット55d1、55d2間にスペー
サ55e1、55e2を介して配設した付勢アーム55fと、前記
両ブラケット55d1、55d2をこの付勢アーム55fの左右両
端部に軸着するピン55gとを具備してなる。なお、この
ものも、ピン55gと各ブラケット55d1、55d2との間及び
ピン55gと付勢アーム55fとの間に該ピン55gの傾動を許
容するクリアランスが設けてあり、一面側の遮蔽板部55
a1と他面側の遮蔽板55b2とが、そのピン55gの傾動に伴
って上下方向に差動偏位し得るようにしてある。密接部
材55の左右両端に装着するエンドスティック57も、一面
側の遮蔽板部55a1又は他面側の遮蔽部材55a2の一方に固
設された凹形部材56aと、他方に固設された凸形部材57b
とに分断されており、これら両部材57a,57bをアリ溝係
合部57cを介して相互に上下動可能に接続してある。
移動壁5の内部には、遊動枠6が昇降可能に設けてあ
り、この遊動枠6に、前記上、下密接部材54、55を同時
に突没動作させるための密接部材駆動機構7を支持させ
ている。
遊動枠6は、第1図に示すように、左、右の側枠材61を
上、下枠材62、63により結合してなる長方形のもので、
側枠材61の外面には合成樹脂等により作られた平断面コ
字形の突起64が突設されており、壁本体52の横架材52
b、52c間に配設されいる。横架材52b、52cの両端近傍部
間には案内枠材58が固設してあり、第1図及び第2図に
示すように、これら案内枠材58の内面に、前記突起64を
上下摺動可能に案内するレール59を固設している。
密接部材駆動機構7は、相互に逆ねじとなる2種類のね
じ部71a、71bを有してなる水平な操作軸71と、この操作
軸71の各ねじ部71a、71bに螺合させた対をなすナット72
と、リンクメンバー73a〜73dを菱形に枢結してなり左、
右の枢結点73eを前記各ナット72に枢着した4点リンク7
3と、この4点リンク73の上、下の枢結点73f、73gと前
記上、下密接部材54、55とをそれぞれ接続する上、下の
昇降シャフト74、75とを具備してなり、前記操作軸71を
前記遊動枠6に支持させている。すなわち、操作軸71の
一端71cは、軸受76を介して一方の側枠材61に枢支させ
てあり、他端71d側はヘリカルギャ等を内蔵しギャボッ
クス77を介して他方の側枠材61に支持させている。操作
軸71の他端71dは、案内枠材58を貫通して端縁部材51内
に延出させてあり、この操作軸71の他端71dに図示しな
いハンドルを装着して手動により回動操作し得るように
なっている。しかして、前記案内枠材58及び端縁部材51
には、遊動枠6の上下遊動距離に対応する寸法の長孔が
それぞれ穿設してある。操作軸71は、ギャボックス77内
に配設したギャを介してモータ78にも接続されており、
このモータ78の回転力により該操作軸71を回転操作する
こともできるようにしてある。昇降シャフト74、75は、
パイプ状の基端管材74a、75aと、この基端部材74a、75a
の先端部内周に所定長さになるまで突出し得るように係
合させた先端軸材74b、75bと、この先端軸材74b、75bを
突出方向に付勢する押圧スプリング74c、75cとを具備し
てなるもので、その先端軸材74b、75bを前記付勢アーム
54f、55fの中央部に軸着している。
しかして、上、下の密接部材54、55及び密部材駆動機構
7にかかる重力は、遊動枠6に作用することになるが、
この遊動枠6は、遊動枠支持機構8により、その遊動範
囲の中間位置に弾性的に浮上支持されている。遊動枠支
持機構8は、横架材52cから突設したガイドピン81を前
記遊動枠6の下枠材63に摺動可能に貫通させておき、横
架材52cと遊動枠6との間に圧縮コイルスプリング82
を、そのガイドピン81に巻装して介設したものである。
このような構成のものであれば、操作軸71を、手動また
は電動により回転させて上、下密接部材54、55を突出さ
せる際に、遊動枠6が上、下に遊動して、上下密接部材
54、55の押付力を均等にすることになる。すなわち、例
えば、先に、上密接部材54が天井面Cの一部をなす天井
レール1の底面に当接した場合には、その反作用で遊動
枠7が遊動枠支持機構8の付勢力に抗して下方に移動す
る。逆に、先に、下密接部材55が床面Fに当接した場合
には、その反作用により遊動枠8が上方に移行する。
上、下密接部材54、56が天井面C及び床面Fにそれぞれ
当接した段階で、さらに、その操作を続行すると、上、
下密接部材54、55が天井面C及び床面Fに押付けられる
が、その際には、上側の昇降シャフト74から4点リンク
73に作用する下向きの反作用力と、下側の昇降シャフト
75から4点リンク73に作用する上向きの反作用力とが釣
り合う位置まで遊動枠6が移動して浮上支持される。そ
のため、上、下密接部材54、55の天井面C及び床面Fへ
の押付力が均一になると同時に、水平な操作軸71に曲応
力が作用することがなくなる。
しかも、前記各密接部材54、55は、その一面側の遮蔽板
部54a1、55a1と他面側の遮蔽板部54a2、55a2とが上下方
向に差動偏位可能に構成されているので、各密接部材5
4、55を天井面Cあるいは床面Fに押し付ける際に、そ
の天井面Cあるいは床面Fが、移動壁5の外面5aに直交
する平面Pに対して傾斜しているようなことがあって
も、一面側の密接部材54a1、55a2と他面側の密接材54
a2、55a2との上下方向に差動偏位により、これら両遮蔽
板部54a1(55a1)と54a1(55a2)とが均等な圧力で天井
面C及び床面Fに密着することになる。例えば、第6図
に誇張して示すような方向に床面Fが傾斜している場合
には、下密接部材55が床面Fに向かって降下する際に、
先ず、一面側の遮蔽板部55a1のプロフィル55b1が床面F
に当接すると、その遮蔽板部55a1の降下が停止し、他面
側の遮蔽板部55a2が密接部材55全体の降下速度よりも高
い速度で降下して床面Fに達する。そして、さらに密接
部材55が下方に押圧されると、一面側の遮蔽板部55a1
プロフィル55b1と、他面側の遮蔽板部55a2のプロフィル
55b2とが均等な力で床面Fに押し付けられることにな
る。上密接部材54の天井面Cに対する作用も、これに準
じたものとなり、一面側の遮蔽板部54a1のプロフィル54
b1と、他面側の遮蔽板部54a2のプロフィル54b2とが、均
一に天井面Cに押し付けられて、遮光及び遮音を効果的
に行うことになる。しかも、この移動間仕切装置におい
ては、一面側の遮蔽板部54a1と、他面側の遮蔽板部54a2
とを別体にしているため、これら遮蔽板部54a1、54a2
傾動させることなしに上下に差動進退させることが可能
となる。すなわち、遮蔽板部54a1、54a2を鉛直面に対し
て傾けることなしに、天井面Cや床面Fに押し付けるこ
とができる。したがって、移動壁5内に遮蔽板部54a1
54a2を傾動させるための隙間や空間を形成しておく必要
がなく、移動壁5を不当に厚くする必要が生じたり、移
動壁5の内面と遮蔽板部54a1、54a2との間のシールが難
しくなるというような不具合が発生しない。
なお、移動壁は、モータに駆動されて自走し得るように
したものであってもよい。
また、密接部材の左右両端に設けるエンドスチックの形
状も、前記実施例のものに限定されるものでなく、移動
壁の端縁部材の形状に対応させて種々変形が可能であ
る。第7図に示す密接部材では、一般的な形態をなすエ
ンドスティック156、157を、一面側の遮蔽板部154a1
固設した部材156a、157aと、他面側の遮蔽板部154a2
固設した部材156b、157bとに分断した場合を示してい
る。
[発明の効果] 本発明は、以上のような構成であるから、天井面や床面
が、移動壁の外面と直交する平面に対して傾斜している
ような場合でも、密接部材の一面側の遮蔽板部と他面側
の遮蔽板部とを均等な力で、それら天井面あるいは床面
に押し付けることができる。そのため、遮音や遮光性能
を有効に向上させることができる。しかも、本発明で
は、前記一面側の遮蔽板部と、他面側の遮蔽板部とを別
体のものにしているため、これらの遮蔽板部を鉛直面に
対して傾けることなしに、差動進退させることができ
る。そのため、移動壁の厚みが不当に増加したり、これ
ら遮蔽板部の進退動作の円滑さが損なわれたり、これら
遮蔽板部と移動壁との間のシールが難しくなるような不
具合を招くことなしに、これら遮蔽板部を天井面や床面
に均等に押し付けることができるものである。
一面側の遮蔽部材と、他面側の遮蔽部材とを前述のよう
にピンを介して昇降ロッドの付勢アームに支持させ、ク
リアランスの適当な設定によりピンを傾動させ得るよう
にしておけば、前記両遮蔽板部を上下方向の差動偏位を
構造の複雑化を招くことなしに実現することが可能とな
る。
また、密接部材の左右両端に設けるエンドスティック
を、一面側の遮蔽板部に固設される部材と、他面側の遮
蔽板部に固設される部材とを具備してなるものにしてお
けば、移動壁同士の当接部分における遮光や遮音効果を
も有効に高めることができる。この場合、エンドスティ
ックを構成する両部材を、アリ溝係合部を介して上下方
向に摺動可能に結合しておけば、密接部材のユニットと
してのまとまりを良好なものにすることができ、密接部
材を従来の一体形のものと同様に取り扱えることにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本発明の一実施例を示し、第1図は
一部省略した正面図、第2図は第1図におけるII−II線
断面図、第3図は密接部材を示す平面図、第4図は移動
壁の端縁部分を示す斜視図、第5図は密接部材を示す横
断面図、第6図は作用説明図である。第7図は本発明の
他の実施例を示す密接部材の概略平面図である。第8図
は従来例を示す密接部材の横断面図である。 1…天井レール、2…天井 3…走行体、4…懸吊杆 5…移動壁、5a…外面 6…遊動枠、7…密接部材駆動機構 11…開口部、54…上密接部材 54a1…一面側の遮蔽板部 54a2…他面側の遮蔽部材 54d1、54d2…ブラケット 54f…付勢アーム、54g…ピン 55…下密接部材 55a1…一面側の遮蔽板部 55a2…他面側の遮蔽部材 55d1、55d2…ブラケット 55f…付勢アーム、55g…ピン 56、57…エンドスティック 56a、57a、56b、57b…部材 56c、57c…アリ溝係合部 74、75…昇降シャフト 154a1…一面側の遮蔽板 154a2…他面側の遮蔽板 156、157…エンドスティック 156a、156b、157a、157b…エンドスティック、C…天井
面、F…床面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井レールと、走行体と、懸吊杆と、移動
    壁と、上、下密接部材と、密接部材駆動機構とを具備し
    てなる移動間仕切装置であって、 前記天井レールは、下面に連続した開口部を有してお
    り、 前記走行体は、前記天井レール内に走行可能に配設され
    ており、 前記懸吊杆は、前記走行体に保持されて、その下端側を
    前記天井レールの開口部から下方に垂下させており、 前記移動壁は、その懸吊杆及び走行体を介して天井レー
    ルに移動可能に懸吊支持されており、 前記上、下密接部材は、前記移動壁の上縁部及び下縁部
    に、天井面及び床面に向けて突没し得るように配設さ
    れ、 前記密接部材駆動機構は、昇降シャフトを介して前記
    上、下密接部材を同時に突没させ得るように構成されて
    おり、 前記各密接部材は、移動壁の一面側に位置する遮蔽板部
    と、この遮蔽板部とは別体に構成され他面側に位置する
    遮蔽板部とをそれぞれ具備してなり、これら両遮蔽板部
    を上下方向に差動偏位可能に対向させて前記昇降シャフ
    トに支持させていることを特徴とする移動間仕切装置。
  2. 【請求項2】一面側の遮蔽板部に設けたブラケットと、
    他面側の遮蔽板部に設けたブラケットとを、昇降シャフ
    トに保持された付勢アームにピンを介して接合し、その
    ピンの傾動により、前記両遮蔽板部の上下方向の差動偏
    位を許容するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の移動間仕切装置。
  3. 【請求項3】密接部材の左右両端に設けるエンドスティ
    ックを、一面側の遮蔽板部に固設される部材と、他面側
    の遮蔽板部に固設される部材とを具備してなるものにし
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の移動間仕
    切装置。
  4. 【請求項4】エンドスティックを構成する両部材を、ア
    リ溝係合部を介して上下方向に摺動可能に結合している
    ことを特徴とする請求項3記載の移動間仕切装置。
  5. 【請求項5】付勢アームを昇降シャフトに天秤状に枢着
    していることを特徴とする請求項2記載の移動間仕切装
    置。
JP1190252A 1989-07-22 1989-07-22 移動間仕切装置 Expired - Lifetime JPH0768825B2 (ja)

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