JPH0768703B2 - 鋼管矢板の切断方法 - Google Patents

鋼管矢板の切断方法

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JPH0768703B2
JPH0768703B2 JP62091792A JP9179287A JPH0768703B2 JP H0768703 B2 JPH0768703 B2 JP H0768703B2 JP 62091792 A JP62091792 A JP 62091792A JP 9179287 A JP9179287 A JP 9179287A JP H0768703 B2 JPH0768703 B2 JP H0768703B2
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英俊 井村
藤田  勉
公造 赤秀
正治 橋本
清治 佐藤
昭文 石川
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川崎製鉄株式会社
株式会社昭栄
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、岸壁水中構造物、橋脚立設工事、埋立工事等
において使用した鋼管矢板を、竣工後に切断する方法に
関するものである。
「従来の技術」 従来、例えば、岸壁水中構造物、橋脚立設工事、埋立工
事等において使用した鋼管矢板を、竣工後に切断する方
法としては、例えば押切り用ディスクカッタあるいは砥
石カッタを好適例とする回転カッタを単独にまたは組合
わせて使用される方法が知られている。
例えば、公転および自転駆動装置を備えた砥石カッタに
より鋼管矢板の鋼管本体(以下本体管部という)と継手
(以下継手管部という)の両方を切断可能とする切断装
置が、特公昭50−32139号公報に開示されているが、こ
の種の装置はカッタの刃自体が本体管部あるいは継手管
部内に差込まれており、切断が完了する直前には残留応
力あるいは管の自重によりカッタの刃がかみ込まれた状
態になるため、カッタが破損し易く、その結果切断コス
トと作業性が悪くなるという問題があった。
また、本体管部と継手管部をウオータージェットノズル
による高圧流体で切断する切断装置が、例えば特開昭61
−87020号公報に開示されているが、この装置は、継手
管部を本体管部の内面から高圧流体によって切断するの
で、継手管部の端部ではノズル口からの距離が大きくな
って切断能力が低下し完全な切断が困難になり、また切
断に著しく時間がかかり、切断コストの面で問題があっ
た。
これらの問題に対して、継手管部にはプレカッタと称し
て、あらかじめ継手管部に本体管部の切断位置を想定し
て何等かの事前切断加工を施す方法、あるいは、本体管
部と継手管部のそれぞれに適した切断手段を選んで組合
わせた方法が種々提案されており、例えば特公昭60−43
493号公報、特公昭61−33933号公報、特開昭61−86122
号公報等に開示されている。
「発明が解決しようとする問題点」 前記プレカットによる方法は、本体管部の切断位置が予
想に対してずれた場合は、プレカットの役割が失われ、
切断位置の上方の鋼管矢板を引き抜くことができなくな
ってしまう。
また、前記切断手段を組合わせた方法は、いずれも本体
管部と継手管部の切断線の高さが一致するような位置合
わせ装置あるいは作業が必要であり、前記切断線の不一
致による鋼管矢板の不完全切断を生じやすいという問題
点があった。
本発明は、かくの如き従来の問題点を解決して本体管部
と継手管部の切断線の高さを一致させることなく、それ
ぞれ切断して鋼管矢板の完全な切断を達成する方法を提
供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、砥石カッタにより切断された鋼管矢板の継手
管部の切断線に対して、切断線の高さが上部または下部
になるよう鋼管矢板の本体管部を周方向に全周、または
本体管部の切断線の端部と前記継手管部の切断線の端部
が鉛直方向に重なる位置よりも長くなるよう二か所を砥
石カッタもしくはウオータージェット、酸素アーク、火
焔ジェット等の非接触式切断手段により切断したのち、
前記本体管部および継手管部の切断線の間を前記非接触
式切断手段により鉛直方向に切断して、全切断線を連通
させることを特徴とする鋼管矢板の切断方法である。
「作用」 鋼管矢板の本体管部の切断と継手管部の切断をそれぞれ
前記切断手段を用い、かつ両切断線の高さを一致させる
手段または作業を用いることなく行ったのち、両切断線
間を鉛直方向に切断すれば簡単に全切断線を連通させる
ことができ、常に鋼管矢板の完全な切断が達成できる。
また、継手管部を切断する時は本体管部が、本体管部を
切断する時は継手管部がそれぞれ支持体となって砥石カ
ッタのかみ込みを解消することができる。
「実施例」 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は、本発明の一実施例を示す鋼管矢
板の切断説明図で、第1図は縦断面図、第2図は第1図
のX−X線断面図である。
図面において、1aは水中に立設された鋼管矢板1の本体
管部であり、1bはこれに外設された各継手管部である。
また、Aは継手管部1bを切断した時の切断線、Bは本体
管部1aを周方向に、継手管部1bの切断線Aの端部αの鉛
直線と交叉する位置βよりも長くなるように二か所を切
断した時の切断線、Cは前記各切断線A,Bの間を鉛直方
向に切断した時の各切断線をそれぞれ示している。
前記本体管部1aの切断線Bは、継手管部1bの切断線Aに
対して同じ高さにする必要はなく、継手管部1bの切断線
Aの高さ位置に対して上部または下部のどちらでもよ
い。
また、その切断長さは、本体管部1aの切断線Bの端部β
と継手管部1bの切断線Aの端部αが鉛直方向に重なる位
置よりも長ければよく、従って本体管部1aを周方向に全
周切断してもよい。
つぎに、本体管部1a内に砥石カッタとオウータージェッ
ト装置を有する切断装置を挿入した場合における本発明
の鋼管矢板の切断方法を具体的に説明する。
第3図は、本体管部1a内に砥石カッタとウオータージェ
ット装置を有する切断装置を挿入した縦断面図である。
本体管部1aの内腔に挿入される切断装置本体2のケーシ
ング3は、各保持手段4によって本体管部1a内壁に固定
される。
ケーシング3の下部には砥石カッタ部5とウオータージ
ェット装置6とが設けられている。
ケーシング3の上部には、砥石カッタ部5およびウオー
タージェット装置6の旋回駆動装置7が設けられてい
る。
上記構成において、前記切断装置本体2のケーシング3
は筒状に形成され、その上部には本体管部1a内に切断装
置本体2を吊下げあるいは吊上げるため適宜の吊手8が
設けられている。
ケーシング3内の中央には、シャフト受け(図示せず)
に旋回シャフト9が遊嵌されている。
前記砥石カッタ部5は、液圧シリンダ10の作動によって
進退可能なスライドボックス11内に配設されて砥石カッ
タ12と砥石カッタ12を駆動するモータ13とからなり前記
旋回シャフト9の下方に連設されている。
前記ウオータージェット装置6は、前記スライドボック
ス11の上部に配設され、液圧シリンダ14の作動によって
進退可能なウオータージェットノズル15からなり、ウオ
ータージャットノズル15には外部から高圧水と研磨材を
供給する2本のチューブ16が接続されている。
前記旋回駆動装置7は、モータ17、ピニオン18およびギ
ヤ19で構成され、旋回シャフト9を旋回させるようにな
っている。
また、前記旋回シャフト9は、ケーシング3内に設けた
液圧シリンダ20により昇降自在となっている。
つぎに、本発明の鋼管矢板1の切断方法を手順に従って
説明する。
まず、吊手8にワイヤ等をかけて吊上げた切断装置本体
2を、本体管部1aの上端から徐々に挿入し、切断予定位
置に砥石カッタ12が下降したとき、各保持手段4により
装置本体2は本体管部1a内壁に固定され切断作業が終る
までその状態を保持される。
つぎに、適宜の方法で旋回シャフト9の高さを調整して
固定し、砥石カッタ12を回転し、液圧シリンダ10の作動
によりスライドボックス11が本体管部1a内壁側に押出さ
れ、その先端の砥石カッタ12が本体管部1a内壁に近接
し、続いて本体管部1aが切断され、さらに、継手管部1b
が切断される。
一方の継手管部1bが切断されたならば、砥石カッタ12を
後退させたのち旋回シャフト9を180度回転させ、砥石
カッタ12を前進させて他方の継手管部1bを切断する。
スライドボックス11を戻し、砥石カッタ12の回転を止め
る。
前記のとおり継手管部1bと本体管部1aの一部を切断して
砥石カッタ12を後退させたのち、旋回駆動装置7の作動
により旋回シャフト9を任意の位置まで旋回させ、さら
に液圧シリンダ14の作動によりウオータージェット装置
6を本体管部1a内壁側に押出し、ウオータージェットノ
ズル15を本体管部1a内壁に近接させ、旋回シャフト9を
回転しながら各チューブ16を介して高圧水および研磨材
の混合された液体(以下、単に液体という)をウオータ
ージェットノズル15から本体管部1a内壁に向けて噴射さ
せて、本体管部1aの周方向の切断を行う。
なお、前記ウオータージェットノズル15での切断長さ
は、本体管部1aの全周、または前記砥石カッタ12により
切断された本体管部1aの切断線の端部(第1図および第
2図におけるα)が鉛直方向に重なる位置よりも長けれ
ばよく、後者の場合は本体管部1aの二か所を切断するこ
とになる。
本体管部1aの周方向の切断が完了すると、ウオータージ
ェットノズル15からの液体の噴射を止め、旋回シャフト
9の回転を止める。
つぎに、前記砥石カッタ12による切断線の端部と前記本
体管部1aの周方向の切断線の間を鉛直方向に切断して全
切断線を連通するために、ウオータージェット装置6を
液圧シリンダ20および旋回駆動装置7を作動させて所望
の位置に移動させたのち、ウオータージェットノズル15
から液体を噴射させながら液圧シリンダ20を作動させて
鉛直方向の切断を行う。
同様の操作を4か所について実施すれば全切断線が連通
し、鋼管矢板1の切断が完了する。
そこで、液体の供給を止め、ウオータージェット装置6
を元の位置に戻し、全ての作動を当初の状態に復帰させ
る。
なお、本実施例ではウオータージェットノズル15に供給
する液体として、高圧水と研磨材を用いたが、例えば高
圧材のみとしたり、任意の液体を用いることも可能であ
る。
また、本実施例では継手管部を切断してから本体管部の
周方向切断をするとして説明したがこの順序を逆にして
もよい。
さらに、本実施例では本体管部の周方向切断をウオータ
ージェット装置で切断するとしたが、これに限ることな
く砥石カッタ、酸素アーク、火焔ジェット、ディスクカ
ッタ等用いることができ、その取付け個数も継手管部を
切断する砥石カッタと同一方向、反対方向、直交方向に
複数個設けてもよい。
また、本実施例では本体管部の鉛直方向切断をウオータ
ージェット装置で切断するとしたが、これに限ることな
く、酸素アーク、火焔ジェット等も有効である。
「発明の効果」 以上述べた本発明の鋼管矢板の切断方法によれば、本体
管部と継手管部の切断線の高さを一致するための特別な
位置合わせ装置あるいは作業が不要となり、本体管部と
継手管部をそれぞれ任意の高さで能率よく、砥石カッタ
のかみ込みトラブルもなく切断できると共に、鋼管矢板
の全切断線を簡単な作業で連通させることができるの
で、不完全切断の発生を完全に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す鋼管矢板の縦断面説
明図、第2図は、第1図のX−X線断面説明図、第3図
は、本体管部内に挿入した切断装置の一例を示す縦断面
図である。 1……鋼管矢板、2……切断装置本体、3……ケーシン
グ、4……保持手段、5……砥石カッタ部、6……ウオ
ータージェット装置、7……旋回駆動装置、8……吊
手、9……旋回シャフト、10……液圧シリンダ、11……
スライドボックス、12……砥石カッタ、13……モータ、
14……液圧シリンダ、15……ウオータージェットノズ
ル、16……チューブ、17……モータ、18……ピニオン、
19……ギヤ、20……液圧シリンダ、A……継手管部切断
線、B……本体管部周方向切断線、C……本体管部鉛直
方向切断線、α……切断線Aの端部、β……切断線Bの
端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤秀 公造 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社東京本社内 (72)発明者 橋本 正治 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社東京本社内 (72)発明者 佐藤 清治 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社東京本社内 (72)発明者 石川 昭文 大阪府大阪市大淀区中津6丁目3−17 株 式会社昭栄内 (56)参考文献 特開 昭53−27182(JP,A) 特公 昭56−23494(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】砥石カッタにより切断された鋼管矢板の継
    手管部の切断線に対して、切断線の高さが上部または下
    部になるよう鋼管矢板の本体管部を周方向に全周、また
    は本体管部の切断線の端部と前記継手管部の切断線の端
    部が鉛直方向に重なる位置よりも長くなるよう二か所を
    砥石カッタもしくはウオータージェット、酸素アーク、
    火焔ジェット等の非接触式切断手段により切断したの
    ち、前記本体管部および継手管部の切断線の間を前記非
    接触式切断手段により鉛直方向に切断して、全切断線を
    連通させることを特徴とする鋼管矢板の切断方法。
JP62091792A 1987-04-14 1987-04-14 鋼管矢板の切断方法 Expired - Lifetime JPH0768703B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5327182A (en) * 1976-08-25 1978-03-14 Kawasaki Steel Corp Cutting method of joint portion of steel pipe piles
JPS5623494A (en) * 1979-08-01 1981-03-05 Hitachi Ltd Liquid feeder

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