JPH052054B2 - - Google Patents

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JPH052054B2
JPH052054B2 JP20906487A JP20906487A JPH052054B2 JP H052054 B2 JPH052054 B2 JP H052054B2 JP 20906487 A JP20906487 A JP 20906487A JP 20906487 A JP20906487 A JP 20906487A JP H052054 B2 JPH052054 B2 JP H052054B2
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JP
Japan
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cutting
main body
steel pipe
cutter
pipe sheet
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JP20906487A
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Hidetoshi Imura
Tsutomu Fujita
Kozo Akahide
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JFE Steel Corp
Shoei Co Ltd
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Shoei Co Ltd
Kawasaki Steel Corp
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、岸壁水中構造物、橋脚立設工事、埋
立工事等において使用した鋼管矢板を、竣工後に
切断する装置および方法に関するものである。
「従来の技術」 従来、例えば、岸壁水中構造物、橋脚立設工
事、埋立工事等において使用した鋼管矢板を、竣
工後に切断する装置としては、例えば押切り用デ
イスクカツタあるいは砥石カツタを好適例とする
回転カツタを単独にまたは組合わせて使用される
ものが知られている。
例えば、公転および自転駆動装置を備えた砥石
カツタにより鋼管矢板の鋼管本体(以下本体管部
という)と継手(以下継手管部という)の両方を
切断可能とする切断装置が、特公昭50−32139号
公報に開示されている。
また、本体管部をデイスクカツタで切断したの
ち継手管部を砥石カツタで切断するようにデイス
クカツタと砥石カツタを組込んだ切断装置が、例
えば特公昭61−33933号公報に開示されている。
さらに、本体管部と継手管部をウオータージエ
ツトノズルによる高圧流体で切断する切断装置
が、例えば特開昭61−87020号公報に開示されて
いる。
なおまた、本体管部を円板状カツタで切断した
のち継手管部をウオータージエツトノズルによる
高圧流体で切断する切断装置が、例えば特開昭61
−86122号公報に開示されている。
「発明が解決しようとする問題点」 砥石カツタで本体管部あるいは継手管部を切断
する前記特公昭50−32139号公報および特公昭61
−33933号公報の技術は、カツタの刃自体が本体
管部あるいは継手管部内に差込まれており、切断
が完了する直前には残留応力あるいは管の自重に
よりカツタの刃がかみ込まれた状態になるため、
カツタが破損し易く、その結果切断コストと作業
性が悪くなるという問題があつた。
また、前記特開昭61−87020号公報および特開
昭61−86122号公報の技術は、継手管部を本体管
部の内面から高圧流体によつて切断するので、継
手管部の端部ではノズル口からの距離が大きくな
つて切断能力が低下し完全な切断が困難になり、
また切断に著しく時間がかかり、切断コストの面
で問題があつた。
本発明はかくの如き従来の問題を解決すること
を目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、旋回シヤフトの下端に、前記旋回シ
ヤフトの軸に直交する方向へ進退制御可能に、か
つ前記旋回シヤフトの円周方向へ旋回制御可能に
砥石カツタ部を設け、前記旋回シヤフトの軸方向
へ昇降制御可能に、前記旋回シヤフトの軸に直交
する方向へ進退制御可能に、かつ前記旋回シヤフ
トの円周方向へ旋回制御可能に非接触式切断手
段、例えばウオータージエツト装置、プラズマア
ーク切断装置等を設け、前記旋回シヤフトを筒状
のケーシング内に回転自在に遊嵌し、前記ケーシ
ングの外周部にケーシングを鋼管矢板の本体管部
内壁に固定しうる保持手段を設けたことを特徴と
するものである。
「作用」 本発明の切断装置の使用方法として二つに大別
することができる。
その一つは、砥石カツタにより鋼管矢板の継手
管部を切断したのち、非接触式切断手段によつて
鋼管矢板の本体管部を切断線の高さが一致するよ
うに、切断する方法である。
この場合、継手管部を本体管部の内壁側から非
接触式切断手段で切断するのには著しく時間がか
かるが、本体管部がまだつながつている間に継手
管部を砥石カツタで切断すればこの段階では鋼管
矢板は剛性で保たれており、管自重や残留応力の
解放による砥石カツタのかみ込みの危険性もなく
短時間で切断でき、また、継手管部の切断完了時
にも被切断材が落込んだり、倒れ込むことがな
く、従つて砥石カツタも破損しない。
砥石カツタで継手管部を切断してから、非接触
式切断手段で本体管部を切断すれば当然かみ込み
トラブルなく能率のよい切断が一つの装置ででき
る。
なお、本体管部を切断するのにデイスクカツタ
を用いれば短時間で切断できるが、本発明の装置
では本体管部の切断時にはすでに継手管部が切断
されているため、残された本体管部の剛性が低く
デイスクカツタでは適切な切断ができない。
これに対して、非接触式切断手段を用いれば本
体管部の切断が問題なくスムーズにできるのであ
る。
また、別の使用方法は、砥石カツタにより切断
された鋼管矢板の継手管部の切断線に対して、切
断線の高さが上部または下部になるよう非接触式
切断手段によつて鋼管矢板の本体管部を周方向に
全周、または前記継手管部切断時における本体管
部の切断線と鉛直方向に重ならない部分から両端
において鉛直方向に重なる部分までの二か所を切
断したのち、前記本体管部および継手管部の切断
線の間を非接触式切断手段で鉛直方向に切断する
ことにより全切断線を連通する鋼管矢板の切断方
法である。
この場合、鋼管矢板の本体管部の切断と継手管
部の切断を、両切断線の高さを一致させる手段ま
たは作業を用いることなく行つたのち、両切断線
間を鉛直方向に切断して簡単に全切断線を連通す
ることができ、常に鋼管矢板の完全な切断が達成
できる。
また、継手管部を切断する時は本体管部が、本
体管部を切断する時は継手管部がそれぞれ支持体
となつてカツタのかみ込みを解消することができ
る。
「実施例」 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図において、本発明の切断装置Aは、ケー
シング1、前記ケーシング1を鋼管矢板の本体管
部B内壁に保持固定すべき保持手段2、前記ケー
シング1内に回転自在に遊嵌された旋回シヤフト
3、前記旋回シヤフト3の軸方向へ昇降制御可能
に、前記旋回シヤフト3の軸に直交する方向へ進
退制御可能に、かつ前記旋回シヤフト3の円周方
向へ旋回制御可能に保持された砥石カツタ部4お
よび非接触式切断手段であるウオータージエツト
装置5から構成されている。
前記ケーシング1は、筒状に形成された上部ケ
ーシング1aおよび下部ケーシング1bからな
り、上部ケーシング1aの上部に適宜の吊手6が
設けられている。
前記保持手段2は、前記ケーシング1の軸に直
角方向に進退可能な当接部材7を、前記上部ケー
シング1aの外周方向複数か所の上下に有してい
る。
本実施例では、各当接部材7は各当接用液圧シ
リンダ8により駆動されるようになつており、上
下段各三か所に配置されている。
前記旋回シヤフト3は、前記上部ケーシング1
a内の中央、縦方向に配設された昇降用軸受9お
よび旋回用軸受10に遊嵌され、上部ケーシング
1a内に配設された旋回シヤフト昇降用液圧シリ
ンダ11(第2図に示す如く反対側にも設けられ
る)、スライドガイド12および旋回駆動装置1
3ならびに各制御装置(図示せず)により昇降お
よび旋回制御可能に保持され、旋回シヤフト3の
下端は下部ケーシング1bに嵌合された円形プレ
ート1cに連設されている。
なお、前記旋回駆動装置13は、モータ14、
ピニオン15およびギヤ16で構成されている。
前記砥石カツタ部4は、第1図および第3図に
示す如く砥石カツタ進退用液圧シリンダ17およ
び制御装置(図示せず)の作動によつて進退制御
可能にスライドボツクス18内に配設された砥石
カツタ19と、砥石カツタ19を回転駆動するモ
ータ20とからなり、前記下部ケーシング1b内
に配設されている。
前記ウオータージエツト装置5は、ノズル進退
用液圧シリンダ21および制御装置(図示せず)
の作動によつて進退制御可能に前記スライドボツ
クス18上に載置され、その先端にウオータージ
エツトノズル22を有し、後方には外部から高圧
水と研磨材を供給する2本のチユーブ23が接続
されている。
前記高圧水と研磨材は、地上に設けられた増圧
器(図示せず)により各チユーブ23を介してウ
オータージエツト装置5に圧送される。
つぎに、本発明の鋼管矢板の切断装置について
代表的な使用例を説明する。
まず、吊手6にワイヤ等をかけて吊上げた切断
装置Aを、本体管部Bの上端から徐々に挿入し、
切断予定位置に砥石カツタ19が下降したとき、
保持手段2を構成する各当接部材7が各当接用液
圧シリンダ8により押出されて、本体管部Bの内
壁に圧接され、これによつて切断装置Aは本体管
部B内壁に固定され切断作業が終るまでその状態
を保持される。
つぎに、一方の継手管部Cを切断するために砥
石カツタ部4を所定位置に固定したのち、砥石カ
ツタ19を回転し、砥石カツタ進退用液圧シリン
ダ17の作動によりスライドボツクス18を本体
管部B内壁側に押出し、砥石カツタ19を本体管
部B内壁に近接させ、続いて本体管部Bを切断
し、さらに、継手管部Cを切断する。
なお、切断作業を正確に行うため旋回用位置検
出器(図示せず)を用いて旋回シヤフト3を調整
するとよい。
一方の継手管部Cが切断されたならば、砥石カ
ツタ19を後退させたのち旋回シヤフト3を180
度回転させ、続いて砥石カツタ19を前進させて
他方の本体管部Bおよび継手管部Cを切断する。
つぎに、スライドボツクス18を元の位置に戻
し、砥石カツタ19の回転を止める。
砥石カツタ19は、ウオータージエツト装置5
にくらべて切断コストおよび作業能率がすぐれて
いるので、前記継手管部Cの切断において、継手
管部Cを切断後さらに旋回シヤフト3を90度回転
させ、砥石カツタ19で本体管部Bの一部を切断
してから他方の継手管部Cを切断し、さらにそこ
から旋回シヤフト3を前記と同じ回転方向に90度
回転させ、砥石カツタ19で本体管部Bの他の一
部を切断すると有利である。
前記のとおり継手管部Cと本体管部Bの一部を
切断して砥石カツタ19を後退させたのち、旋回
シヤフト昇降用液圧シリンダ11を作動させ旋回
シヤフト3の高さをウオータージエツトノズル2
2と砥石カツタ19の高さの差だけ調整して、ウ
オータージエツトノズル22の高さを継手管部C
の切断線の高さに一致させ、つぎにノズル進退用
液圧シリンダ21の作動によりウオータージエツ
ト装置5を本体管部B内壁側に押出し、ウオータ
ージエツトノズル22を本体管部B内壁に近接さ
せたのち、旋回シヤフト3を回転させながら各チ
ユーブ23を介してウオータージエツト装置5に
高圧水および研磨材を供給し、これらの混合され
た高圧流体(以下、単に高圧流体という)をウオ
ータージエツトノズル22から本体管部B内壁に
向け噴射させて、砥石カツタ19で切断されなか
つた本体管部Bの周方向の切断を行う。
なお、ウオータージエツト装置5での切断開始
位置は、通常超音波等によるセンサー、または砥
石カツタ19による切断条件および砥石径によつ
て決定される。
また、本使用例では本体管部の周方向の切断を
ウオータージエツト装置で切断するとしたが、砥
石カツタを用いてもよい。
本体管部Bの切断が完了すると、高圧流体の供
給を止め、ウオータージエツト装置5を元の位置
に戻し、全ての作動を当初の状態に復帰させる。
なお、前記ウオータージエツト装置5に供給す
る高圧流体として、高圧水と研磨材を用いたが、
例えば高圧水のみとしたり、任意の流体を用いる
ことも可能である。
つぎに、本発明の鋼管矢板の切断装置について
代表的な他の使用例を説明する。
なお、上記使用例と重複する部分の説明は省略
する。
まず、切断装置Aを、本体管部B内壁の所定の
位置に固定し、砥石カツタ19を用いて両継手管
部Cを切断する。
スライドボツクス18を元の位置に戻し、砥石
カツタ19の回転を止める。
つぎに、ウオータージエツト装置5の高さを調
整することなく、ウオータージエツト装置5を本
体管部B内壁側に押出し、ウオータージエツトノ
ズル22から高圧流体を噴射させ、旋回シヤフト
3を回転しながら本体管部Bの周方向の切断を行
う。
なお、前記周方向の切断は、本体管部Bの全
周、または前記継手管部C切断時における本体管
部Bの切断線aと鉛直方向に重ならない部分から
両端において切断線aの端部(第4図および第5
図におけるα)と鉛直方向に重なる部分(第4図
および第5図におけるβ)までの二か所bであ
る。
本体管部Bの周方向の切断が完了すると、ウオ
ータージエツトノズル22からの高圧流体の噴射
を止め、旋回シヤフト3の回転を止める。
つぎに、前記砥石カツタ19による切断線aの
端部αと前記本体管部Bの周方向の切断線bの間
を鉛直方向に切断して全切断線を連通するため
に、ウオータージエツト装置5を旋回シヤフト昇
降用液圧シリンダ11および旋回駆動装置13を
作動させて所望の位置に移動させたのち、ウオー
タージエツトノズル22から高圧流体を噴射させ
ながら旋回シヤフト昇降用液圧シリンダ11を作
動させて本体管部Bを鉛直方向に切断する(第4
図におけるd)。
同様の操作を四か所について実施すれば全切断
線が連通し、鋼管矢板の切断が完了する。
そこで、高圧流体の供給を止め、ウオータージ
エツト装置5を元の位置に戻し、全ての作動を当
初の状態に復帰させる。
なお、上記各使用例では継手管部を切断してか
ら本体管部の周方向の切断をするとして説明した
がこの順序を逆にしてもよい。
つぎに、本発明の鋼管矢板の切断装置の第2実
施例を図面に基づいて説明する。
第6図は、切断装置Aを本体管部Bにセツトし
た状態における砥石カツタ部4およびウオーター
ジエツト装置5の縦断面図である。
図面において24は、下部ケーシング1bの底
部のプレート1d上に配設されノズル進退用液圧
シリンダ21の作動によつて進退制御可能に取付
けられたスライドプレートである。
前記スライドプレート24の先端にはノズル昇
降用液圧シリンダ25を介してウオータージエツ
ト装置5を載置している。
なお、砥石カツタ部4その他上記以外の部分
は、既述した実施例と同じであるので説明を省略
する。
また、本装置では第1図に示した旋回シヤフト
昇降用液圧シリンダ11、昇降用軸受9およびス
ライドガイド12は省略できる。
つぎに、上記切断装置の使用例について説明す
る。
まず、切断装置Aを、本体管部Bの上端から挿
入し、切断予定位置に砥石カツタ19が下降した
とき、切断装置Aを本体管部Bの内壁に固定す
る。
つぎに、砥石カツタ19で両継手管部Cを切断
したのち、スライドボツクス18を戻し、砥石カ
ツタ19の回転を止める。
つぎに、ノズル進退用液圧シリンダ21を作動
させてスライドプレート24を本体管部B内壁側
に押出し、ウオータージエツト装置5を本体管部
B内壁に近接させたのち、ノズル昇降用液圧シリ
ンダ25を作動させてウオータージエツトノズル
22の高さを前記砥石カツタ19による継手管部
Cの切断線と同じ高さに調整したのち、旋回シヤ
フト3を回転させながら高圧流体をウオータージ
エツトノズル22から噴射させて、砥石カツタ1
9で切断されなかつた本体管部Bの周方向の切断
を行う。
なお、本体管部Bと継手管部Cの切断線の高さ
を変えて切断したのち、両切断線の間を鉛直方向
にウオータージエツト装置5で切断して全切断線
を連通する切断方法に用いることもできる。
また、上記各実施例において切断装置Aを本体
管部B内に挿入する時、研磨材供給用の各チユー
ブ23には図示してない研磨材供給装置を介して
圧縮空気を送給し、ウオータージエツトノズル2
2から水が浸入してウオータージエツト装置5の
内部等が湿気を帯びるのを防止する機構となつて
いる。
さらに、ウオータージエツト装置5内の湿気を
防ぐためウオータージエツトノズル22を耐水性
のカバーで覆つておき、高圧流体の噴射によつて
開口することも有効な方法である。
つぎに、本発明の鋼管矢板の切断装置の第3実
施例を図面に基づいて説明する。
第7図は、切断装置Aを本体管部Bにセツトし
た状態における砥石カツタ部4および非接触式切
断手段であるプラズマアーク切断装置26の縦断
面図である。また、第8図は砥石カツタ部の平面
図である。
第7図および第8図に示す如く、下部ケーシン
グ1bの内壁に配設された支軸27に一端を回転
自在に取付けた台座28の他端側に、砥石カツタ
19を回転駆動させるモータ20が載置され、前
記台座28の他端側下方に砥石カツタ19が抑え
金具29を介しカツタ回転軸が垂直になるように
垂設されている。
前記砥石カツタ19は、一端を下部ケーシング
1bの内壁に固定した砥石カツタ進退用液圧シリ
ンダ17の作動により台座28を介して支軸29
を中心に旋回制御可能となつている。
前記プラズマアーク切断装置26は、第7図に
示す如く、下部ケーシング1bの底部プレート1
d上に配設されたノズル進退用液圧シリンダ21
の作動によつて、進退制御可能に取付けられたス
ライドプレート24の先端に載置されている。な
お、前記プラズマアーク切断装置26は、プラズ
マトーチ30の先端にノズル31を有し、後方に
は外部から電気、プラズマガス、冷却水を供給す
るためのケーブル32が接続されている。また、
前記プラズマトーチ30の先端部分は、第9図に
示す如く、電極33、プラズマガス通路34、水
冷部35からなり、プラズマガス通路34はノズ
ル孔36に連通している。
つぎに、上記切断装置の使用例について説明す
る。なお、砥石カツタ部4による継手管部Cの切
断は既述の各使用例の場合と大差がないので省略
するが、第3実施例の砥石カツタ19の進退は直
線的でなく円弧状である点に特徴がある。
継手管部Cを切断したのち、砥石カツタ19を
下部ケーシング1b内へ戻し、前記旋回シヤフト
昇降用液圧シリンダ11を作動させて、前記プラ
ズマトーチ30のノズル31の高さを継手管部C
の切断線の高さに一致させたのち、ノズル進退用
液圧シリンダ21の作動によりプラズマアーク切
断装置26を本体管部B内壁側に押出し、ノズル
31を本体管部B内壁に近接させたのち、旋回シ
ヤフト3を回転させながらプラズマアークをノズ
ル孔36から本体管部B内壁に向け噴射させて、
砥石カツタ19で切断されなかつた本体管部Bの
周方向の切断を行う。
なお、本体管部Bと継手管部Cの切断線の高さ
を変えて切断したのち、両切断線の間を鉛直方向
にプラズマアーク切断装置26で切断して全切断
線を連通する切断方法に用いることもできる。
また、プラズマアーク切断装置26での切断開
始位置は、切断位置検知器(図示せず)で検出す
ることができる。
なお、上記各実施例における旋回シヤフト昇降
用液圧シリンダ11、旋回駆動装置13、砥石カ
ツタ進退用液圧シリンダ17、ノズル進退用液圧
シリンダ21等は、すべて公知の制御手段によつ
て各作動を制御することができる。
また、上記各実施例では、砥石カツタ部4を旋
回シヤフト3の軸方向へ昇降制御可能に保持する
として説明したが、軸方向へ昇降制御されないも
のであつてもよいことは言うまでもない。
さらに、例えば第6図および第7図に示す如
く、非接触式切断手段の取付けプレート37の先
端等にローラ38を設けておけば、本体管部の周
方向の変形、凹凸を吸収でき具合がよいが、この
方法に限るものではない。
ノズル進退用液圧シリンダ21のピストンに間
隙測定器(図示せず)等を取付けておくのは好ま
しい方法である。
なお、この実施例では、いわゆるプラズマアー
ク式の切断手段で説明したが、非移行式であるプ
ラズマジエツト方式を用いてもよいことは、いう
までもない。
また、上記各実施例では、非接触式切断手段の
取付け個数を1個として説明したが、これに限る
ことなく砥石カツタ19の前進方向に対してあら
ゆる方向に複数個設けることができる。非接触式
切断手段の取付け位置も、上記各実施例に固定さ
れるものではなく、適宜砥石カツタ部4の上下あ
るいは同じ高さとすることができる。
また、各砥石カツタ部と各非接触式切断手段は
適宜組合わせて構成することができる。
「発明の効果」 以上述べた如く、本発明の鋼管矢板の切断装置
により本体管部と継手管部をそれぞれまたは並行
して能率よく切断することができ、かみ込みトラ
ブルや非能率的な継手管部の切断を解消すること
ができる。
また、砥石カツタのかみ込みを防ぐために同一
装置内に複数の異なる切断手段を有する切断装置
では、必ず一方の切断手段を昇降させて精密な位
置合わせ作業をする必要があつたが、本発明の装
置では、厳密な位置合わせをすることなく本体管
部と継手管部の切断線高さを変えて切断したの
ち、両切断線の間を鉛直方向に切断して全切断線
を連通させ、極めて能率よく簡単な作業で円滑に
切断ができ、切断線の不一致による不完全切断の
発生を完全に防止できる。
さらに、本発明装置は、本体管部の内径に近い
大径の水平砥石カツタを搭載できるので、継手管
部を本体管部内壁側から切断することによるカツ
タの磨耗があつても切断作業には全く支障を与え
ることはない。
なおまた、本発明装置は、砥石カツタと非接触
式切断手段を旋回シヤフトの下端に設けているた
め、装置を小型、軽量化できる。また、内径の小
さい本体管部内にも支障なく固定し能率よく鋼管
矢板を切断することができる。
特に、プラズマアーク切断装置は運転が容易で
あり、かつ切断速度が早いため切断コストを大幅
に低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す切断装置の
縦断面図、第2図は、第1図におけるX−X線断
面図、第3図は砥石カツタ部の正面図、第4図
は、鋼管矢板切断時における各切断線説明図、第
5図は、第4図におけるY−Y線断面説明図、第
6図は、第2実施例を示す切断装置の一部省略縦
断面図、第7図は、第3実施例を示す切断装置の
一部省略縦断面図、第8図は、同砥石カツタ部の
平面図、第9図は、プラズマアーク切断装置のプ
ラズマトーチの先端断面図である。 1……ケーシング、2……保持手段、3……旋
回シヤフト、4……砥石カツタ部、5……ウオー
タージエツト装置、7……当接部材、8……当接
用液圧シリンダ、11……旋回シヤフト昇降用液
圧シリンダ、13……旋回駆動装置、17……砥
石カツタ進退用液圧シリンダ、18……スライド
ボツクス、19……砥石カツタ、20……モー
タ、21……ノズル進退用液圧シリンダ、22…
…ウオータージエツトノズル、23……チユー
ブ、24……スライドプレート、25……ノズル
昇降用液圧シリンダ、26……プラズマアーク切
断装置、30……プラズマトーチ、31……ノズ
ル、32……ケーブル、A……切断装置、B……
本体管部、C……継手管部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 旋回シヤフトの下端に、前記旋回シヤフトの
    軸に直交する方向へ進退制御可能に、かつ前記旋
    回シヤフトの円周方向へ旋回制御可能に砥石カツ
    タ部を設け、前記旋回シヤフトの軸方向へ昇降制
    御可能に、前記旋回シヤフトの軸に直交する方向
    へ進退制御可能に、かつ前記旋回シヤフトの円周
    方向へ旋回制御可能に非接触式切断手段を設け、
    前記旋回シヤフトを筒状のケーシング内に回転自
    在に遊嵌し、前記ケーシングの外周部にケーシン
    グを鋼管矢板の本体管部内壁に固定しうる保持手
    段を設けたことを特徴とする鋼管矢板の切断装
    置。 2 非接触式切断手段が、ウオータージエツトで
    ある特許請求の範囲第1項記載の鋼管矢板の切断
    装置。 3 非接触式切断手段が、プラズマアークである
    特許請求の範囲第1項記載の鋼管矢板の切断装
    置。 4 切断すべき鋼管矢板の本体管部内に挿入され
    た砥石カツタにより、鋼管矢板の各継手管部を切
    断し、しかる後に、前記砥石カツタの上部または
    下部に設けられた非接触式切断手段により、鋼管
    矢板の本体管部を切断することを特徴とする鋼管
    矢板の切断方法。 5 非接触式切断手段が、ウオータージエツトで
    ある特許請求の範囲第4項記載の鋼管矢板の切断
    方法。 6 非接触式切断手段が、プラズマアークである
    特許請求の範囲第4項記載の鋼管矢板の切断方
    法。
JP20906487A 1987-05-15 1987-08-21 Cutter for sheet pile of steel pipe Granted JPS6490317A (en)

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